2020年11月10日公開
2020年11月10日更新
【エヴァンゲリオン】ネルフ(NERV)とはなに?所属メンバーや計画・目的を解説
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のNERV/ネルフを紹介!使徒と呼ばれる謎の生命体との戦いが描かれている新世紀エヴァンゲリオン。そんな新世紀エヴァンゲリオンに登場したNERV/ネルフとはどのような組織なのか、計画・目的などを考察していきます。またNERV/ネルフとはどんな名前の略なのかや、所属しているキャラクターのプロフィールや行動なども一覧化して紹介していきます。
ネルフ(NERV)とは?
本記事ではNERV/ネルフの計画・目的や略称について紹介していきます!またNERV/ネルフを模したツイッターのアカウントがあるという情報や、エヴァンゲリオンファンの感想なども一覧化して載せていきます。
新世紀エヴァンゲリオンの作品情報
新世紀エヴァンゲリオンの概要
NERV/ネルフの計画・目的・略語を知る前に、まずは「新世紀エヴァンゲリオン」の基本情報を紹介していきます!新世紀エヴァンゲリオンは1995年から1996年まで放送されていたアニメで、2007年からは設定が変更された「新劇場版」が公開されています。放送時の視聴率はとても低かったようですが、斬新な設定がアニメブームを引き起こす要因になったと言われています。
新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ
西暦2000年に発生した「セカンドインパクト」で人類は人口の半分を失っており、それから15年後の世界が物語の舞台になっています。主人公の碇シンジは平凡な学生生活を送っていましたが、父親の碇ゲンドウに呼び出された事で「エヴァンゲリオン」のパイロットになっており、使徒と呼ばれる謎の生命体との戦いを強いられています。
ネルフは謎の組織
NERV/ネルフは「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した組織で、国連直轄の非公開組織「ゲヒルン」が前身と言われています。人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を保有しており、使徒の調査・研究・殲滅という目的を持っています。また使徒の襲来によって「サードインパクト」が発生すると言われているため、NERV/ネルフは日本軍から戦闘に関する全てを委任されるほどの特権を持っているようです。
NERV/ネルフの本部は「第3新東京市」の地下で、世界各国に支部がある事が分かっています。また各支部が本部と同様の特権を持っているため、新劇場版では対立に近い関係性が描かれているようです。新劇場版ではかなり設定が変更されているため、メンバーが反NERV組織「ヴィレ」に所属しているという謎の構図が出来上がっています。
ネルフの元になった言葉は?何の略?
NERV/ネルフとは「国際連合直属非公開組織特務機関NERV」の略です。更には「NERV」にも意味があり、「NEO EATH OF RETAR NVER ERASION TEAM」という言葉の略だという事が分かっています。直訳すると「崇敬を回帰する組織による新しい地球」と意味がありますが、アニメではこの設定が描かれていないようです。
NERVは前述した通りに略語ですが、正式な英語が使用されていないため、意味不明な組織名になっているようです。またNERVという言葉直接訳すと「神経」という言葉になると言われているため、「繋がり」に何らかの意味があるという考察がなされているようです。なんにせよ普通に略す事ができないのがエヴァンゲリオンらしいと言われているようです。
ネルフのロゴは?
意味不明な略語が使われているNERVですが、ロゴマークにも意味があると言われています。NERVのロゴマークには「イチジクの葉」が描かれており、イチジクの葉は「人類の始祖であるアダムとイブが恥部を隠した葉」と言われています。第1使徒の名前もアダムと言われているため、エヴァンゲリオンは人類をテーマにした作品のようです。
NERVのロゴマークである「イチジクの葉」は片方が欠けた状態になっています。そのため「知恵の実」「生命の実」のどちらかが欠けた状態になっているという考察がなされているようです。また背景には「上下が逆さまのリンゴ」が描かれているため、これもアダムとイブが食べたリンゴを表しているという考察がなされているようです。
ネルフの所属メンバー一覧
エヴァンゲリオンのあらすじや略称について知った後は、NERV/ネルフに所属しているキャラクターを一覧化して紹介していきます!キャラクターのプロフィールだけでなく、作中の行動なども載せていきます。
総司令官の碇ゲンドウ
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した碇ゲンドウです。碇ゲンドウはNERV/ネルフの最高司令官を務めているキャラクターで、主人公・碇シンジの父親です。普段は寡黙で手段を選ばない非情な性格をしており、顔の前で手を組む特徴的な姿が描かれています。1990年代は京都で生活しており、傷害事件を起こした時に冬月コウゾウが身元引受人になっていたようです。
碇ゲンドウは2000年に碇ユイと結婚しており、息子の碇シンジが誕生しています。碇ユイはゼーレを後ろ盾に持つ人物だったため、結婚当初は「ゼーレに近づくために碇ユイに接触した」という噂が浮上していましたが、2人は相思相愛の関係だった事が分かっています。その後、アダムの調査を行っていましたが、セカンドインパクトが発生する前に南極から引き上げていたようです。
副司令官の冬月コウゾウ
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した冬月コウゾウです。冬月コウゾウはNERV/ネルフの副司令官を務めているキャラクターで、元々は京都の大学で生物学の教授をしていました。その時に生徒だった碇ゲンドウや碇ユイと知り合っており、セカンドインパクトが発生した後には非合法な医者をしていたようです。また碇ユイに対して恋心を抱いていましたが、その想いを伝える事はないまま彼女は命を落としているようです。
冬月コウゾウは潔癖症な性格をしており、碇ゲンドウを嫌っていたため、「セカンドインパクトの真実」を公表しようとしていましたが、エヴァンゲリオンを見た事で考えが変わってNERV/ネルフに所属する事になったようです。新劇場版では碇シンジを将棋に誘っているため、プライベートでは将棋を趣味にしている事が分かっています。
葛城ミサト
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した葛城ミサトです。葛城ミサトは碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーの保護者兼上司で、NERV/ネルフの課長を務めているキャラクターです。普段は子供のように明るく振舞っていますが、南極調査中に発生したセカンドインパクトでただ1人生き残った人物のため、セカンドインパクトの体験で心に傷を負っているようです。
碇シンジの保護者になっている葛城ミサトですが、プライベートではズボラでまったく家事ができない人物のため、家事全般は碇シンジに任せているようです。また碇シンジに対して基本的には姉のように振舞っていますが、時折恋人のような顔も見せています。加持リョウジとは一時期恋人関係でしたが、加持リョウジに父親の姿を重ねていた事に気付いて別れたようです。
赤木リツコ
出典: https://festy.jp
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した赤木リツコです。赤木リツコはNERVの開発局に所属しているキャラクターで、エヴァンゲリオン開発の総責任者を務めています。スーパーコンピューター「MAGI」を開発した赤木ナオコの娘で、自身も母親譲りの頭脳を持っています。また母親は碇ゲンドウの愛人だったようですが、最終的には碇ゲンドウに捨てられているため、そのような愛憎劇に複雑な想いを抱いているようです。
赤木リツコはNERVの本当の目的を知るメンバーの1人のため、冬月コウゾウと共に碇ゲンドウを支えているようです。またアニメ版や旧劇場では碇ゲンドウの部下を全うしていましたが、新劇場版ではNERVから離反する動きを見せていました。アニメ版では碇ゲンドウを愛しており、愛ゆえに殺そうとしていましたが、逆に射殺されて命を落としています。
伊吹マヤ
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した伊吹マヤです。伊吹マヤはNERV/ネルフ技術局所属のキャラクターで、戦闘ではオペレーターを務めています。真面目で潔癖症な性格をしており、初号機が暴走した時には残虐性を見て気分を悪くしていました。また赤木リツコに憧れを抱いており、部下・上司の関係を超えた姿が描かれています。
日向マコト
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した日向マコトです。日向マコトはNERV/ネルフ作戦局に所属しているキャラクターで、戦闘ではオペレーターを務めています。上司である葛城ミサトに対して恋心を抱いており、作中ではさりげなく想いを伝えていました。
青葉シゲル
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した青葉シゲルです。青葉シゲルはNERV/ネルフ情報局に所属しているキャラクターで、戦闘ではオペレーターを務めています。プライベートではギターを好んでおり、新劇場版ではヴィレの艦橋要員になっています。
加持リョウジ
画像は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した加持リョウジです。加持リョウジはNERV/ネルフ監査部所属のスパイで、ドイツ支部にいた頃はアスカの保護者を務めていました。女性好きでプレイボーイな性格をしていますが、好意を持たれているアスカからのアプローチは何度も断っています。セカンドインパクトの真実を知りたいという想いを持っており、ゼーレが碇ゲンドウを監視するために送り込んだ事が明らかになっています。
ネルフの計画・目的やプロジェクト
メンバーのプロフィールや略称について知った後は、NERV/ネルフの目的や計画を考察していきます。NERV/ネルフは「人類補完計画」という計画を掲げていますが、理解できない部分がとても多いと言われているようです。
ネルフの目的
前述したように人類は「セカンドインパクト」で人口の半分を失っているため、滅亡のきっかけになる「サードインパクト」を防ごうとしています。そのためNERV/ネルフの大きな目的の1つは「サードインパクトを防ぐ事」で、サードインパクトを引き起こす原因となる使徒を殲滅しようとしています。ですがそれは表向きの目的で、裏では別の目的・計画が動いている事が分かっています。
NERV/ネルフは裏で「第1の使徒・アダム」を復活させるという「E計画」を進行しています。アダムは「セカンドインパクト」を引き起こした使徒で、第3から第17までの使徒を生み出したと言われている「生命の源」です。E計画はNERV/ネルフが初めに着手した計画と言われており、その過程で人型決戦兵器・エヴァンゲリオンが作られています。
ネルフのプロジェクト
NERV/ネルフは裏で「アダム計画」という計画も進行させています。アダム計画は「セカンドインパクトで消失した第1の使徒・アダムを復元させる計画」で、人類補完計画と同時にスタートしたと言われています。また碇ゲンドウは他の使徒が目覚める前にアダムにロンギヌスの槍を使って卵まで返そうとしていましたが、それが引き金になってセカンドインパクトが発生したと言われています。
新世紀エヴァンゲリオンの作中では、「アダムの調査中にセカンドインパクトが発生した」という報告がされていますが、それは嘘で実際には人類が引き起こした破壊だという事が明らかになっています。また胎児状のアダムは復元を果たしており、魂はゼーレが用意した肉体に入った事で渚カヲルという使徒が誕生しています。
NERV/ネルフは「人類補完計画」という計画を進めています。人類補完計画の全貌はほとんど明かされていませんが、劇場版のパンフレットには「知恵の実しか持たず出来損ないの群体として生き詰まった人類を、生命の実と知恵の実の二つの実を持つ完全な単体生物へと人工進化させる計画」と書かれているため、この言葉が計画を表しているという考察がなされているようです。
NERV/ネルフとゼーレは共に「人類補完計画」を進めていましたが、最終的に考え方が違う碇ゲンドウとゼーレは決裂してしまったようです。ゼーレはリリス・アダム・ロンギヌスの槍・エヴァンゲリオンが計画に必要なマテリアルと言っていましたが、アダム・レイ・リリスの融合を経て人類の魂を初号機のもとに導き合一させるという考えを持っていたようです。
ネルフのツイッターアカウントが存在する?
計画・目的や略称について知った後は、NERV/ネルフを模したツイッターのアカウントがあるという情報を紹介していきます!アカウントを運営している会社の情報や、エヴァンゲリオンとの関係性などを解説していきます。
特務機関NERV防災とは?
特務機関NERV防災とは「株式会社ゲヒルン」が運営・配信しているアプリです。地震・火災・洪水などの防災気象情報を配信しており、ツイッター上ではアカウントが作成されているようです。株式会社ゲヒルンは2010年に設立された企業で、現在はさくらインターネットの完全子会社になっているようです。社員は十数名と言われており、ほとんどが平成生まれの若年層だという事も分かっています。
特務機関NERV防災は非公式で公認のアカウント?
特務機関NERV防災は「新世紀エヴァンゲリオン」の非公式のアカウントですが、版権元から許可を貰っているため、非公式で公認のアカウントになっているようです。株式会社ゲヒルンの代表である石森大貴は「新世紀エヴァンゲリオン」の大ファンで、ツイッターで防災情報を自動ツイートするシステムを開発したようです。
2011年には東日本大震災が発生しており、「特務機関NERV防災」は「ヤシマ作戦」という節電の呼びかけを行った事で一気に知名度を上げたようです。また2020年10月時点でツイッターのフォロワーは100万人を突破しているようです。
ネルフの新劇場版での活躍
計画・目的や略称について知った後は、NERV/ネルフの新劇場版の活躍を紹介していきます!アニメ版と新劇場版ではキャラクターたちの設定が変化しているため、それに伴ってNERV/ネルフの行動・活躍も変化しているようです。
ネルフの活躍①新劇場版
2007年からは「新世紀エヴァンゲリオン」の設定を変えた新劇場版が公開されています。NERV/ネルフはアニメ版・旧劇場版の時よりも各国支部の権力が強くなっており、国家間がほとんど対立状態にあるようです。また赤木リツコは「E計画」の責任者を務めていますが、EVA4号機の情報が開示されていないなどの描写がなされているようです。
EVA弐号機は惣流・アスカ・ラングレーが搭乗している機体ですが、活動地は日本でありながらユーロに保有されている状態のようです。またアニメ版・旧劇場版のNERV/ネルフのロゴマークは「イチジクの葉」だけでしたが、新劇場版から背景に「上下逆さまのリンゴ」が追加されているようです。
ネルフの活躍②新劇場版:Q
エヴァンゲリオンの「新劇場版:Q」では反NERV組織「ヴィレ」が結成されており、碇ゲンドウと冬月コウゾウ以外のメンバーがヴィレに移籍した事が分かっています。またNERVの本部は第10使徒の攻撃で壊滅的な被害を受けており、量産型エヴァンゲリオンのパーツを使った無人の稼働施設になっているようです。
新劇場版:Qではエヴァンゲリオンのパイロットもヴィレに所属しているため、NERV/ネルフは無人の量産型エヴァンゲリオンを使ってヴィレと戦っているようです。また前作からは14年の月日が経っており、その間には「ニアサードインパクト」が発生していたようです。ヴィレのメンバーは「AAAヴンダー」という戦艦に搭乗しており、艦長は元NERVの葛城ミサトが務めています。
ネルフに関する感想や評価
作中の行動・活躍や略称について知った後は、NERV/ネルフに関する視聴者の感想を紹介していきます!エヴァンゲリオンは社会現象を起こしているほどのヒット作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。また総司令官・碇ゲンドウに関する感想なども載せていきます。
感想:NERV/ネルフの真の目的が気になる!
ネルフの目的は!?なんでゼーレと対立してるの!?辺りが、一番の気になる気になる
— みずぴょん (@mizupyon) November 30, 2011
本記事で紹介したようにNERV/ネルフは裏で「E計画」「アダム計画」「人類補完計画」を進めていますが、アニメ版では最後まで本当の目的が分かりませんでした。そのため本当の目的を知りたいという感想が多く挙がっているようです。新劇場版ではアニメ版と違う設定が描かれているため、今度こそハッキリさせて欲しいという感想も挙がっているようです。
感想:人類補完計画の意味が分からない
アニメだからかな…人類補完計画って何なのw 一つ一つの用語が意味不明www
— らぎ (@_xRagi8) July 26, 2020
エヴァンゲリオンはとにかく設定が細かく難しい作品です。NERV/ネルフは「人類補完計画」という計画を掲げていますが、その全貌と意味がまったく分からないという感想が挙がっているようです。また前述したようにNERVは意味不明な英語が略語になっていますが、その時点から難しいという感想も挙がっているようです。
碇シンジ、開始12分でエヴァに乗せられそうになってて笑う 鬼すぎだろ
— 飲まない (@anisdn2804) April 22, 2020
NERV/ネルフの総司令官である碇ゲンドウは息子の碇シンジに厳しい態度を見せており、死ぬ可能性があると分かりながらエヴァンゲリオンに載せています。そのため碇ゲンドウが鬼過ぎるという感想が挙がっているようです。また漫画では妻に対する愛情を息子への妬みに変えているため、親子関係が歪み過ぎているという感想も挙がっているようです。
感想:新劇場版のラストが楽しみ!
シン•エヴァンゲリオンのタイトル最後何て読むんだっけ( ◜q◝ )それはさておき楽しみーーーッ、観るまで死ねないネ。
— 社畜の矢風太郎 (@SCKnoYT) October 16, 2020
アニメ版の「新世紀エヴァンゲリオン」は人類補完計画の全貌が明かされないまま終了しているため、放送終了後に賛否両論が起こっています。新劇場版はそんなラストを変える名目で制作されているため、新しいラストが気になるという感想が挙がっているようです。また新劇場版は何度も延期されているため、きっちり2021年に放映して欲しいという声も挙がっているようです。
ネルフまとめ
本記事ではNERV/ネルフの計画・目的・略称を紹介していきましたがいかがだったでしょうか?NERV/ネルフは「人類を完全な単体としての生物へ人工進化させる」という計画を掲げていますが、その全貌は明らかになっていないようです。そんなNERV/ネルフが描かれているエヴァンゲリオンを見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい!