2020年11月09日公開
2020年11月09日更新
【エヴァンゲリオン】コアとは?パイロットが必要な理由と各機体に入っている魂を考察
2020年11月現在も劇場版アニメが制作されるなど非常に高い人気を博すアニメエヴァンゲリオン。そんなアニメエヴァンゲリオンでストーリーの重要な要素となっているロボット・エヴァンゲリオンの機体にはコアと呼ばれる部位が必要となっています。コアとは女性やパイロットの母親である女性の魂が必要であり、それが無いと機体が動かないとされています。本記事ではエヴァンゲリオンの各機体に付けられたコアとは何なのかについて入っている母親・女性の魂やコア化などを交えながらご紹介していきます。
新世紀エヴァンリオンとは?
アニメエヴァンゲリオンの作中で非常に重要な要素となっている機体のコア。使徒と戦うエヴァンゲリオンに付けられたコアとはパイロットが機体を動かすのに必要不可欠な部位であり、母親となる女性の魂が入っているとされています。ではこのエヴァンゲリオンの各機体に付けられているコアとはいったいなんなのでしょうか。本記事ではエヴァンゲリオンに登場するコアについて母親となる女性の魂やコア化などをご紹介していきます。
新世紀エヴァンリオンの概要
ではエヴァンゲリオンのコアについて各機体に入っている母親となる女性の魂やコア化などをご紹介する前に、アニメエヴァンゲリオンの作品情報について簡単にご紹介していきます。コアが登場するエヴァンゲリオンとは1995年に制作された大人気オリジナルアニメ作品です。アニメエヴァンゲリオンは神を模して作られたロボット・エヴァンゲリオンに乗る少年少女達と使徒との戦いを描いた非常に壮大なSFバトルアクション作品です。
1995年に放送が開始されたアニメエヴァンゲリオンは斬新なストーリーから一躍非常に高い人気を博し、アニメ界の一時代を築き上げました。そのため近年のアニメはアニメエヴァンゲリオンを参考にした作品が数多く存在します。そんなアニメエヴァンゲリオンは放送から10年が経った2006年に全く別の作品として合計4作もの劇場版アニメの制作を発表し、2020年11月現在2021年に公開が予定されている第4作に注目が集まってます。
新世紀エヴァンリオンのあらすじ
時は西暦2000年の9月13日、人類はセカンドインパクトと呼ばれる大災害によって半分以上の魂が失われてしまいました。その後15年の時が経ち、平凡な日々を送る主人公の碇シンジはネルフと呼ばれる国連所属の組織で総司令官を務める父・碇ゲンドウに呼び出されます。そして碇シンジは碇ゲンドウからエヴァンゲリオン初号機のパイロットを命じられ、理不尽にも人類を脅かす謎の敵・使徒と戦うことになってしまうのでした。
エヴァのコアとは?パイロットや魂が必要な理由は?
エヴァンリオンとコアとは?
ではここからは本記事でエヴァンゲリオンの身体に入っている母親となる女性の魂などをご紹介するコアとは何なのかについてご紹介していきます。まずエヴァンゲリオンとは上述でご紹介した通り、人類を脅かす謎の敵である使徒と戦うために作られた凡庸人型決戦兵器です。エヴァンゲリオンは使徒と戦うロボットであるものの、その見た目や動きが非常に禍々しく、まるで生命を宿しているのかと勘違いしてしまう存在となっています。
実はロボットのエヴァンゲリオンは旧約聖書に登場する「アダム」及び「リリス」という「生命の起源」をコピーして作られたロボットなのです。そのためエヴァンゲリオンは疑似的な神であり、「人造人間」と称されています。この神をコピーして作られたエヴァンゲリオンに搭乗するパイロットは「シンクロ率」が無ければ操縦することが出来ず、機体が受けるダメージをそのままパイロットに受けてしまうため、選ばれた者しか操縦出来ません。
基本的に絶対的な防御力を誇る「ATフィールド」で使徒と戦うのがエヴァンゲリオンなのですが、あくまで生きた存在ですので、下手をすると暴走常態になって全てを焼き尽くすという大きな欠点が存在しています。そんなエヴァンゲリオンにはコアと呼ばれる部位を絶対に使用しなくてはなりません。コアとはパイロットの母親となる女性の魂が入っている部位となっており、コアが無ければエヴァンゲリオンを動かすことが出来ません。
コアにパイロットや魂が必要な理由
上述でご紹介した通り、エヴァンゲリオンはコアが無ければ動かすことが出来ません。それはコアにパイロットの母親となる女性などの魂が入っているからです。ではなぜコアに魂が入っていなければ、エヴァンゲリオンを動かすことが出来ないのでしょうか。その理由はエヴァンゲリオンの機体そのものにあります。使徒と戦うために作られたロボットのエヴァンゲリオンは「リリス」及び「アダム」をコピーした神の人造人間となっています。
なので人造人間であるエヴァンゲリオンには魂が無ければ、人間と同様動かすことが全く出来ないのです。またエヴァンゲリオンには操縦するパイロットとコアのシンクロも大きな必要要素となっています。エヴァンゲリオンは「A10神経」と呼ばれる人間の神経を介したコントロールシステムが備え付けられています。「A10神経」とは愛情を抱く時に人間が使う神経の1つであり、パイロットとコア(魂)のシンクロがどうしても必要なのです。
パイロットはエヴァンゲリオンの動力源である魂とシンクロした状態を維持しなければならないので、機体がダメージを受けるとパイロットにもダメージが届く仕組みとなっています。もしパイロットとコアのシンクロ率が低ければ、エヴァンゲリオンを一切動かせません。そのため、パイロットが「A10神経」を活発化してシンクロ率を上げやすい人間の魂がコアの中に入れられています。
エヴァの各機体のコアに入っている女性や母親の魂
初号機に入っている魂
ではここからはエヴァンゲリオンの各機体のコアに入っている女性や母親の魂についてまとめてご紹介していきます。まず最初にご紹介するエヴァンゲリオン初号機とはアニメエヴァンゲリオンの主人公である碇シンジが搭乗する機体です。エヴァンゲリオン初号機は「リリス」から作られた唯一無二の機体であり、非常に暴走し易い欠点を持っています。そんなエヴァンゲリオン初号機のコアには碇ユイという女性の魂が入れられています。
この碇ユイという女性とはアニメエヴァンゲリオンシリーズの主人公である碇シンジの母親にあたるキャラクターであり、新劇場版アニメの作中でダイレクトエントリー実験のミスにより、魂の他に肉体そのものがコアに入っています。母親となる女性であることから碇ユイのコアは碇シンジと強いシンクロ率と反応率を記録しています。そのためエヴァンゲリオン初号機は碇シンジの肉体や精神に強く左右され易い機体となっています。
零号機に入っている魂
エヴァンゲリオン零号機とはその名の通りエヴァンゲリオンの中で一番最初に作られたプロトタイプの機体であり、ストーリーを通してメインキャラクターとなる綾波レイが搭乗しています。エヴァンゲリオン零号機はプロトタイプであることから実践投入が予定されておらず、使徒と戦える装備をほとんど搭載されていません。そのためかエヴァンゲリオン零号機は「ヤシマ作戦」とアルミサエル戦で2度大破し、無くなってしまいました。
モデルとなった神様ははっきりと分かっていないものの、作中でのセリフなどから「アダム」説が濃厚となっています。そんなエヴァンゲリオン零号機のコアには何の魂も入っていません。残念ながらなぜコアに魂が無いのに綾波レイが操縦出来ているか判明していません。しかし「アダム」の魂を持った渚カヲルの存在や綾波レイが「リリス」なのではといった考察により、零号機は綾波レイの存在だけで動いているとファンに思われています。
弐号機に入っている魂
エヴァンゲリオン弐号機とは「アダム」により作られたことから「本物のエヴァンゲリオン」とあだ名されている機体であり、アニメエヴァンゲリオンシリーズのメインキャラクターの1人である惣流・アスカ・ラングレーが搭乗しています。エヴァンゲリオン弐号機は真っ赤な外装が特徴となっており、非常に優れた戦闘能力が秘められています。そんなエヴァンゲリオン弐号機に搭載されたコアの魂はメイン機体であるものの判明していません。
しかし1995年のアニメ版や旧劇場版の作中でアスカがエヴァンゲリオン弐号機内に母親となる惣流・キョウコ・ツェッペリンの魂が入っているような発言を残しています。しかし新劇場版でアスカの名前は式波・アスカ・ラングレーに変更されたこととコアに複数の魂が入れられるような描写から母親説が薄れました。また他にもエヴァンゲリオン弐号機は「アダム」の肉体そのものなので、操縦出来るといった考察も浮上しています。
参号機に入っている魂
エヴァンゲリオン参号機とはエヴァンゲリオン弐号機と同じく「アダム」より作られた機体であり、テレビアニメ版で鈴原トウジが搭乗していました。また新劇場版のエヴァンゲリオンでは式波・アスカ・ラングレーがパイロットを務めています。エヴァンゲリオン参号機はエヴァンゲリオンの中で最も悲惨な最期を遂げたエヴァンゲリオンとして有名であり、テレビアニメ版と新劇場版同じく暴走した挙げ句に大破してしまいました。
そんな悲惨な最期を遂げたエヴァンゲリオン参号機のコアは誰の魂が入っていたか公式で一切公表されていません。アニメエヴァンゲリオンのストーリーの流れからすると、エヴァンゲリオン参号機にはパイロットを務めた鈴原トウジの母親となる女性の魂がコアに入っていたと考えるのが妥当です。しかし鈴原トウジにはサクラという名前の妹がおり、アニメエヴァンゲリオンファンの間ではサクラの魂なのではといった考察もあります。
量産機に入っている魂
エヴァンゲリオン量産機とはその名の通り量産されたエヴァンゲリオンであり、旧劇場版である「新世紀エヴァンゲリオン:新劇場版Airまごころを、君に」で初登場を飾りました。旧劇場版で初登場を飾ったエヴァンゲリオン量産機は目が無いウナギのような見た目をした機体となっており、合計9体作られています。エヴァンゲリオン量産機のパイロットは人間では無く、渚カヲルをベースにしたダミープラグによって稼働する仕組みです。
そのためエヴァンゲリオン量産機は特に活動時間の限界が無く、ほぼ無限に戦うことが可能となっています。しかしエヴァンゲリオン量産機は所詮量産型であるため、一体一体の戦闘能力はそこまで高くありません。そんなエヴァンゲリオン量産機はダミープラグで稼働しているので、特にコアの魂について説明がされていません。おそらくカヲルをベースにしたダミープラグなので、「アダム」の魂を利用して稼働しているのでしょう。
エヴァのコア化とはなに?
コア化の意味
ではここからはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する用語の1つ・コア化についてご紹介していきます。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場するコア化とはコアのように真っ赤な色で染まる現象です。またコア化に触れたものは同じく真っ赤の色となり、コア化してしまいます。一番分かりやすいのがセカンドインパクト後の世界であり、地表から海まで全てがコア色になり、人間はおろか生物全てが住めなくなっています。
コア化すると消滅する?
出典: https://note.com
上述でご紹介した通り、アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場するコア化は使徒のコアのように、真っ赤な色に染まってしまう現象を指す言葉となっています。ではコア化してしまったものはどうなってしまうのでしょうか。元々コア化とはなぜ起こるのかはっきりと分かっておらず、「ガフの扉」を開いたエヴァンゲリオンに触ったり、セカンドインパクトで出現したアダムスに触れたことでコア化するといった様々な考察が浮上しています。
ただコア化したものは最終的に爆発し、消滅してしまうということが判明しています。それを証拠に新劇場版である「エヴァンゲリオンQ」の作中でエヴァンゲリオン改2号機はヴンダーのエヴァンゲリオン初号機に触れてコア化し、腕が爆発して消滅してしまいました。どうやらコア化された場所はアスカ曰く「L結界密度」という汚染物資が強いらしく、「リリン」と呼ばれる人間は近づくことすら出来ないようです。
エヴァのコアに関する感想や評価
初号機以外に弐号機もやで
— Ниceё (@NightFalse_ANK) April 22, 2020
TV版では二号機のコアにはアスカの母親たる「惣流・キョウコ・ツェッペリン」が入ってるから新劇場版でもワンチャンある
アニメエヴァンゲリオンに登場するコアに関する感想ではエヴァンゲリオン弐号機のコアの魂が気になるといった感想が多く寄せられていました。アスカが搭乗するエヴァンゲリオン弐号機のコアに入っている魂ははっきりと明言されていません。しかしテレビアニメで少しだけアスカの母親の魂が入っているかのような描写が存在しています。もしこれが本当なら、新劇場版でアスカの母親が登場することになるでしょう。
新劇ほぼ全部忘れてるから微妙なんだけどそもそもコアに母親入ってる設定って生きてるのかな。弐号機なんかは特に入ってなさそう。
— 瑠璃宮 (@lily666__) September 18, 2020
アニメエヴァンゲリオンに登場するコアに関する感想では母親の魂が入っているという設定は無くなっているのではといった感想も多く寄せられていました。テレビアニメ版ではコアはパイロットの母親の魂が入った部位となっています。しかしシリーズが続くにつれてその設定が曖昧となっており、ほとんどのコアの魂の情報が判明していません。そのためコアの魂についての話は今後出てこない可能性も存在します。
アダムとエヴァ
— 惣流@シンエヴァはよ (@pakus002) February 23, 2014
アダムとエバ(またはアダムとイブ)は、旧約聖書『創世記』に最初の人間と記される人物である。天地創造の終わりにヤハウェ(エホバ)によって創造されたとされる。
アダムは「赤い土」という意味をもつ。
コア化した大地? pic.twitter.com/KPDGUbxJRY
アニメエヴァンゲリオンに登場するコアに関する感想では大地のコア化はアダムを意味しているのではといった感想も見受けられました。本記事でご紹介した通り、アニメエヴァンゲリオンの世界はコアによって真っ赤に染まっています。実は上記の感想にもある通り、エヴァンゲリオンの基となっている「アダム」には「赤い土」という意味があります。もしかするとコア化とはその意味の通り「アダム」と一体化した存在なのやもしれません。
エヴァのコアまとめ
本記事ではアニメエヴァンゲリオンに登場する用語・コアについて入っている母親及び女性の魂やコア化などをまとめて考察紹介しました。2020年11月現在エヴァンゲリオンに搭載されたコアのほとんどは入っている魂が判明しておらず、非常に多くの謎に包まれていました。もしかすると、2011年に公開予定となっている「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でその全容が明らかになるやもしれません。