【名探偵コナン】灰原哀が大人に戻った回一覧！アニメや原作漫画の話数・エピソード集

名探偵コナンは原作者・青山剛昌によって1994年から週刊少年サンデーで連載されている漫画で、この漫画を原作として日本テレビ系列で放送されているテレビアニメ作品です。名探偵コナンのコミックは98巻まで発売中で、日本のみならず世界各国で累計2億3000万部超という発行部数を記録し、世界40ヵ国でアニメ放送されています。漫画・名探偵コナンは2001年に「小学館漫画賞・少年部門」を受賞しました。

名探偵コナンは、毒薬を飲まされて体が小さくなった少年探偵が、謎に満ちた黒の組織を追いながら、街で起きる様々な難事件を天才的な推理で解決する推理・アクション作品です。アニメ化にあたり、原作のエピソードだけでなく、アニメだけのオリジナルストーリーも製作されています。アニメの劇場版シリーズは2019年の「紺青の拳（フィスト）」で23作品となり、2021年には最新作「緋色の弾丸」が公開予定となっています。

高校生の工藤新一は難事件を次々と解決する名探偵として有名人です。ある日、新一は黒ずくめの男たちの不審な取引を見ていたところを見つかり、毒薬を飲まされたことで体が小さくなってしまいました。小学1年生の江戸川コナンとして小学校に通う新一は、毛利蘭の家に居候させてもらい、阿笠博士発明による様々な道具を駆使して黒の組織に立ち向かいます。

灰原哀の本名は宮野志保、黒の組織の元科学者でコードネームはシェリー、年齢は18歳とされています。父は宮野厚司、母は宮野エレーナで共に組織で研究をしていましたが火事で死亡。両親の研究を受け継ぎ、「APTX4869」の開発に取り組んでいました。しかし、姉の宮野明美が死亡したことで組織を抜け出そうとして捕まり、監禁場所で自分が開発した「APTX4869」を飲んで自殺を試みますが、体が幼児化しました。

小さくなったことで監禁場所から脱出することができたシェリー（灰原哀）は、道端で倒れているのを阿笠博士に助けられ、博士の家に住むことになりました。身元を隠すためシェリーは灰原哀という名前に変えて、コナンや少年探偵団と同じ帝丹小学校の1年生として通っています。

名探偵コナンの灰原哀はプロフィールで紹介した通り「APTX4869」で小学1年生の体になってしまいましたが、作品の中で大人に戻る時があります。ここからは、灰原哀が大人に戻る回とシーンを一覧で紹介していきます。

灰原哀が大人に戻るシーンが登場する「黒の組織との再会」は、原作漫画は24巻、アニメでは176話～178話です。学校からの帰宅途中、コナンと灰原哀は駐車中のジンの車・ポルシェ356Aを発見します。盗聴器を仕掛け、阿笠博士の車で尾行を開始したコナンは、ジンとウォッカの会話から、杯戸シティホテルでピスコが誰かを殺害することを知り、ホテルに潜入します。

ところが、殺害が行われ混雑するホテル内で灰原哀がピスコに誘拐されてしまいます。ピスコは幼児の頃の灰原哀を知っているため、彼女の正体に気づいたのでした。灰原哀から連絡を受けたコナンは、そこに酒があることを聞き、一時的に大人に戻ることができる中国の酒「パイカル」を飲むようにと指示します。大人に戻った灰原哀は煙突から脱出しますが、屋上でジンとウォッカが待ち伏せしており、灰原哀は絶体絶命の危機に陥ります。

灰原哀が大人に戻るシーンが登場する「灰原の秘密に迫る影」は、原作漫画は77巻、アニメでは699話～700話です。灰原哀はコナンと少年探偵団、阿笠博士とキャンプにやって来ました。灰原哀と歩美、光彦、元太は山の中で死体を埋めている男に出くわします。逃げ出した灰原哀たちは途中で見つけた山小屋に隠れますが、犯行を見られた男は山小屋に火を放ちました。

コナンの助けを待つ灰原哀と子どもたちですが、その間にも小屋は炎に包まれ、歩美が倒れてしまいます。元太や光彦の体力も限界が近づき、灰原哀は緊急時に備えて常備していた「APTX4869」の解毒剤を飲みました。大人に戻ることができた灰原哀は、子どもたちを救うために奮闘し、駆けつけたコナンに文句を言いました。

灰原哀が大人に戻るシーンが登場する「10年後の異邦人（ストレンジャー）」は、週刊少年サンデーのプレゼントDVDに収録されていたアニメ作品です。内容を見ていくと、「APTX4869」の解毒剤の試作品を作った灰原哀はコナンに連絡をしました。風邪をひいて寝込んでいたコナンですが、試作品を飲んでみたコナンは工藤新一に戻ることができました。

元に戻れた新一が嬉しくなって帝丹高校へ行き、元のクラスに行ってみると、毛利蘭の姿はなく知らない生徒ばかりでした。「探偵クラブ」と書かれた部屋に入ってみるとそこには高校生の歩美、光彦、元太と、灰原哀がいました。新一は事情を聴くために灰原哀を外に連れ出します。新一に問い詰められた灰原哀が語った事実とは？この後、新一は灰原哀から驚きの事実を聞かされることになります。

灰原哀が大人に戻るシーンが登場する「漆黒の特急（ミステリートレイン）」は、原作漫画は78巻、アニメでは701話～704話です。灰原哀がミステリートレインに乗車することを知った安室透（バーボン）はベルモットと共に列車に乗り込みます。列車にはコナンや少年探偵団、毛利小五郎、蘭、世良真純らも乗車しており、列車内で行われる推理ゲームを楽しんでいましたが、実際に殺人事件が起こりました。

コナンたちは事件の調査に乗り出しますが、灰原哀は列車内で感じる黒の組織の気配に怯えていました。覚悟を決めた灰原哀は、この姿で殺されれば少年探偵団の皆が騒ぎ、組織に目を付けられると考え、大人に戻ろうとして皆の前から姿を消します。この後、大人の灰原哀は安室透（バーボン）に追い詰められるのですが、ベルモット、工藤有希子、怪盗キッドが登場し、灰原哀を巡る攻防戦となっていきます。

ここまで、アニメや原作漫画で灰原哀が大人に戻るシーンが登場するアニメ・原作漫画のシーンを紹介してきました。ここからは、灰原哀のおすすめシーンが登場する回、エピソードを一覧で紹介していきます。

灰原哀のおすすめ登場回「探偵団に注目取材」は、原作漫画は50巻、アニメでは435話～436話です。少年探偵団に取材の申し込みがあり、喜んで出かけた担任の小林先生と少年探偵団が殺人事件に巻き込まれるというストーリーです。灰原哀のおすすめシーンは、いつもの様に謎解きを始めるコナンに、小林先生の前では子どもらしくしなさいと忠告するシーンです。

このシーンでの灰原哀は、コナンがわざと子どもっぽくする時に発する「あれれー」や「おっかしいぞー」という言葉に加えて、子どもらしい表情を作ってみせるのでした。

灰原哀のおすすめシーンが登場する回「右から左へ招き猫」は、灰原哀がコナンの肩に乗って猫を助けるシーンがあります。このシーンはアニメの486話で描かれたアニメだけのオリジナルシーンです。灰原哀は木の上から降りられなくなった仔猫を助けようと、コナンに肩車をしてもらいます。しかし、コナンの視線が気になった灰原哀は「上を見ないで、見たら抹殺よ」ときつい言葉を投げかけるのでした。

灰原哀のおすすめシーンが登場する回「闇に消えた麒麟の角」は、原作漫画は68巻、アニメでは586話～587話です。怪盗キッドが鈴木次郎吉コレクションのビッグジュエル「麒麟の角」を盗み出すと予告状を送ってきました。鈴木次郎吉は、変装が上手い怪盗キッドでも体格差のある子どもには変装できないはずだと考え、少年探偵団に協力を依頼しました。

灰原哀のおすすめシーンは、怪盗キッドに襲われて気絶してしまったコナンの側に灰原哀がしゃがんだ時、コナンに下着の色を言い当てられます。その時の灰原哀は冷静な口調で対応しますが、少し頬を赤く染めています。

灰原哀のおすすめシーンが登場する回「湯煙密室のシナリオ・前後編」は、原作漫画は69巻、アニメでは597話～598話です。灰原哀はコナンや少年探偵団と共に温泉旅館にやって来ました。歩美と一緒にお風呂にやって来た灰原哀は、そこで死体を見つけました。二人が思わず悲鳴を上げたので、女風呂にも関わらずコナンが飛び込んできました。

お風呂に入るために裸だった灰原哀と歩美にまったく配慮しないコナン。灰原哀はそんなコナンに対して苛立っていきます。そして、謎解きをするコナンのデリカシーのない発言に、灰原哀はとうとう怒りを爆発させます。コナンに「子どもの裸なんて、見てもノープロブレムなんでしょ？」と、冷たく言い放つ灰原哀なのでした。

灰原哀のおすすめシーンが登場する回「緊急事態252」は、原作漫画は72巻、アニメでは622話～623話です。灰原哀とコナン、少年探偵団は取り壊しが決まっている廃ビルでかくれんぼをすることになりました。コナンが鬼になり、子どもたちを順番に見つけていきますが、ビルのどこかから2回、5回、2回という周期の音が繰り返し聞こえてきました。コナンはその音が「要救助者あり」を伝えるコード「252」だと気づきました。

誰かが助けを求めていると知ったコナンたちはビルの中を探し始めますが、二人組の男に出会います。二人は誘拐犯で、人質がビルに閉じ込められているのでした。灰原哀は自ら囮になって誘拐犯を誘い出すのですが、その際、子どもっぽい言葉と表情で子どもらしく振舞います。日頃の大人っぽさとのギャップが面白いと言われています。

灰原哀のおすすめシーンが登場する回「未配達の荷物」は、原作漫画は80巻、アニメでは722話～723話で「甘く冷たい宅配便・前後編」というタイトルです。喫茶アポロの梓さんが可愛がっている野良猫が宅配便の荷台に飛び乗ってしまったため、その様子を目撃したコナンと灰原哀、少年探偵団が猫を助けるために荷台に乗り込んだのですが、そこへ宅配便の従業員が戻ってきてコナンたちに気づかないまま扉を閉めてしまいました。

トラックが発車すると、灰原哀が着ているセーターがどんどんほどけていき、とうとう下着姿になってしまいました。灰原哀が着ていた毛糸のセーターが、木に引っ掛かっていたらしく、知らずにトラックに乗り込んだためセーターがほどけていったのでした。トラックは冷蔵車なので、灰原哀は寒さに震えています。そんな灰原哀に光彦が自分の上着を着せてあげるのでした。

灰原哀のおすすめシーンが登場する回「容疑者は熱愛カップル」は、原作漫画は87巻、アニメでは822話～823話です。灰原哀はビッグ大阪の比護選手の大ファンですが、その比護選手と沖野ヨーコが二人でショッピングをしていたというニュースが報道されました。灰原哀は毛利小五郎に比護選手と沖野ヨーコの熱愛が本当かどうか調査を依頼します。

小五郎は沖野ヨーコの大ファンで、灰原哀と同じ様にショックを受けています。いつもクールな表情を崩さず大抵のことには動じない灰原哀が、比護選手が熱愛などという報道を見た瞬間、これまでに見せたことのない様な表情を見せ、そのギャップが面白いと言われています。

ここまで、名探偵コナンのアニメ・原作漫画に登場する灰原哀のおすすめシーンを紹介してきました。ここからは、灰原哀とコナンの関係について見ていきます。灰原哀とコナンは共に黒の組織を倒すために戦う同志の様な間柄ですが、実はコナンのことが好きなのかもしれないと言われています。ここでは、灰原哀がコナンに好意を寄せていると思われる理由と、そのシーンを紹介します。

原作漫画の26巻「命がけの復活」で、帝丹高校の学園祭に新一として登場して毛利蘭を喜ばせたコナン。そんなコナンに灰原哀は軽率な言動は慎みなさいと冷たく言い放ちます。しかし、有頂天になっている新一は、蘭を展望レストランに誘い、そこで告白しようとします。ところが、殺人事件が起こったため駆けつけた新一は、解決して戻ってくる間にコナンに戻ってしまいました。

結局、コナンは蘭に告白することができませんでした。そのことを知った灰原哀は嬉しそうな表情を見せています。その様子は歩美や光彦、元太にも気づかれており、「ごきげんですね…」などと声を掛けられています。このように、日頃はコナンといてもクールな表情を崩さない灰原哀が周りにも分かるほど明るい表情を見せたことが、コナンのことを好きだと言われる理由です。

灰原哀はその能力の高さから、事件を推理するコナンにとって相棒の様な存在だと言われています。コナンの要望に対して文句を言いながらもしっかりと応える灰原哀。二人はまるで夫婦のような関係に見えるということです。時折、そんな二人がくっついているシーンが登場します。この画像のように顔を寄せるシーンや、映画館で眠ってしまった灰原哀がコナンの肩に寄りかかるシーンなどがあります。

ここまで、灰原哀がコナンのことを好きだと思われる理由やシーンを紹介してきました。ここからは、灰原哀とジンの関係と、ジンとベルモットの関係について見ていきます。

灰原哀は黒の組織の元メンバーでシェリーと呼ばれていました。組織から逃亡したシェリーを追っているのがジンですが、組織にいた当時のシェリー（灰原哀）とジンが恋人同士だったという説があります。その理由は、ジンが灰原哀の一本の髪の毛を見ただけで、それが灰原哀のものだと気づくシーンがありました。また、ジンがシェリーのことを考える時は、服を着ていないシェリーを思い浮かべています。

しかし、灰原哀はジンのことを考えるだけで緊張し、ジンの気配を感じようものなら異常に怯えた表情を見せます。このことから、灰原哀にとってジンは恋人などではなく、恐怖心を抱く存在だと考えられるということです。

ジンとベルモットの関係について見ていくと、黒の組織でも幹部クラスのジンとベルモットの関係が何となく想像できるシーンがあります。それは、原作漫画29巻「見えない恐怖」で登場するのですが、ベルモットがジンとの関係を匂わすような怪しいセリフを言うシーンがあります。しかし、低年齢の視聴者への配慮もあり、アニメではカットされています。

林原めぐみは1967年3月30日生まれ、声優で歌手、「MEGUMI」という作詞家でもあります。声優事務所の「アーツビジョン」を経て、林原めぐみの個人事務所「ウッドパークオフィス」所属です。1990年代に始まった声優ブームの中心人物として活躍し、また、歌手としてもオリコンのトップ10に入るなど人気を博し、歌う声優の先駆者となりました。

林原めぐみの主な出演作を紹介します。1988年「おそ松くん」トド松、「魔神英雄伝ワタル」忍部ヒミコ、1989年「らんま1/2」早乙女らんま、1991年「魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて」ミンキーモモ、1993年「幽☆遊☆白書」幻海の若い頃、1994年「BLUE SEED」藤宮紅葉、1995年「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ、「NINKU -忍空-」里穂子、1997年「ポケットモンスター」ムサシ。

1999年「魔術士オーフェン Revenge」エスペランサ・ニールセン、2000年「Di Gi Charat シリーズ」ピョコラ＝アナローグIII世、2002年「朝霧の巫女」稗田倉子、2001年「シャーマンキング（第1作）」恐山アンナ、2016年「昭和元禄落語心中」みよ吉、2017年「龍の歯医者」夏目柴名、「境界のRINNE」六道乙女 ・ 苺、2018年「からくりサーカス」才賀しろがね（エレオノール）。

灰原哀が大人に戻る回「黒の組織との再会」を読んでの感想です。黒の組織との戦いが終わり、大人に戻ることができれば、毛利蘭や鈴木園子ら同年代の女の子同士、楽しく過ごして欲しいという感想です。

灰原哀が大人に戻る回「漆黒の特急（ミステリートレイン）」で、黒の組織が乗車していることに気づいた灰原哀は、このままの姿で死亡すれば、幼児化が組織に知られてしまい、コナンが新一であることまでばれてしまうと考えました。また、少年探偵団が悲しむだろうと考え、大人に戻ることを決意します。灰原哀の探偵団の子どもたちへの想いがとても良いという感想です。

灰原哀が大人に戻る回「灰原の秘密に迫る影」では、命の危機が迫る少年探偵団を助けるため、自ら薬を飲んで大人に戻る灰原哀が描かれています。子どもたちを救った後、灰原哀は駆けつけたコナンに大人の姿で文句を言います。子どものコナンと大人の灰原哀という構図が好きだという感想です。

いかがでしたか？名探偵コナンの灰原哀が大人に戻る回、シーンを紹介し、また、アニメや原作漫画での灰原哀のおすすめシーンも紹介してきました。また、灰原哀とコナンの関係について、コナン（新一）が蘭に告白できなかったことを喜ぶような表情が描かれており、このシーンによって灰原哀はコナンのことが好きだと分かるということでした。

さらに、大人に戻る回の感想を紹介しました。「灰原の秘密に迫る影」では少年探偵団を救うために大人に戻り、「漆黒の特急」では少年探偵団を悲しませたくないという想いから大人に戻ろうと決意するなど、日頃はクールな灰原哀ですが、子どもたちへの愛情を感じさせる良いシーンだという感想が寄せられていました。毛利蘭と並んでもう一人のヒロインとも言われる灰原哀にこれからも注目して名探偵コナンをお楽しみください。