【名探偵コナン】灰原哀の人気の理由は？女性としての魅力や大人の姿も紹介

『名探偵コナン』のサブヒロインとして登場する灰原哀。そんな灰原哀とは一体どのような
キャラクターなのでしょうか？また、灰原哀の登場する『名探偵コナン』とは…？まずは、『名探偵コナン』の作品情報と、灰原哀のプロフィールについてチェックしてみましょう！

『名探偵コナン』は『週刊少年サンデー』にて1994年5号から連載が開始され、現在も連載中の青山剛昌原作の推理漫画作品です。2019年現在、約25年という長期間にわたって連載されている『名探偵コナン』は『週刊少年サンデー』の歴代史上最長の連載期間とされています。2019年5月現在の単行本数は96巻となっており、『名探偵コナン特別編』は2018年5月現在43巻の既刊となっています。

1996年からはテレビアニメの放映も開始され、高視聴率を誇りつつも放送を途絶えさせることなく、2016年に『名探偵コナン』は20周年を迎えました。また、『名探偵コナン』は1997年から毎年4月になると劇場版映画が公開され、2018年現在では最高興収が90億円を超えるほどの人気を集めています。

大人顔負けの推理力と洞察力を持ち、高校生探偵として活躍していた工藤新一は「日本警察の救世主」とまで言われるほどの活躍をしていました。しかしある日、幼馴染の毛利蘭と遊園地に遊びに行った際に怪しい組織の取り引き現場を目撃します。その際、組織のもう1人の仲間に背後から殴り倒され、口封じのために毒薬を飲まされたことで小学1年生の体になってしまいました。

体が小さくなってしまった事実を話した阿笠博士には、工藤新一が生きていることを組織に知られたら再び命を狙われてしまうことや、周囲の人間も巻き添えにしてしまう可能性があると助言され、「江戸川コナン」と名乗って生きていくようになります。そしてコナンは阿笠博士の開発するアイテムを駆使しつつ、謎の組織の陰謀を探っていきます。

灰原哀は黒の組織の元メンバーであり、「シェリー」として活動していた科学者です。しかし、ある出来事があり、工藤新一と同じ毒薬『APTX4869』を飲んで幼児化して以来、灰原哀として活動しています。阿笠博士に助けられて以来、阿笠博士の自宅で居候しています

灰原哀の本名は宮野志保です。コナンを少年の姿にした毒薬「APTX4869」の開発に携わっていた科学者であり、黒の組織に所属している際のコードネームは「シェリー」でした。コナンと同様、正体の露見を防ぐために本名の宮野志保とは異なる『灰原哀』という名前で生活することになりました。

現在はコナンと同じく小学一年生として生活していますが、実年齢は18歳です。コナンの元の姿である工藤新一は高校二年生の17歳であるため、灰原哀の元の姿・宮野志保の方が1つ年上ということになります。コナンも大人っぽいですが、それ以上に大人っぽい灰原哀ですから、灰原哀の方がもともと年上だということにも納得です。

2015年に行われたキャラクター人気投票では人気ランキング1位に輝いた灰原哀。そんな灰原哀が主人公の江戸川コナンやメインヒロインの毛利蘭を抜いて1番人気のキャラクターとなっているのは一体どのような理由が隠されているのでしょうか？お次は、『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気理由や女性としての魅力をチェックしてみましょう。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由1つ目は、『大人の姿』です。コナンと同様、元々は18歳という大人の女性であった灰原哀。そんな灰原哀は度々大人の姿になってピンチを脱することがありました。小学生姿の灰原哀ももちろんかわいいのですが、大人姿の灰原哀はセクシーで知的な雰囲気漂う大人女性で、こちらも人気の理由となっているようです。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由2つ目は、『ミステリアスで影のあるヒロイン』です。元々19歳という灰原哀が子供の姿になっています。そんな背景もあってか、灰原哀は他の小学生たちと比べて落ち着いた雰囲気です。

それもどこかミステリアスで影のある雰囲気が特徴的です。小学一年生といえば無邪気な姿がかわいい年頃ですが、灰原哀自身は元々19歳という大人女性という秘密も隠されているため、ミステリアスな雰囲気があります。また、辛い過去を背負っているため、どこか影がある所も灰原哀の魅力であり、読者からの人気を集めている理由となっています。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由3つ目は、『時折見せるデレがかわいい』です。基本的にミステリアスで影のある雰囲気が特徴的な灰原哀。そんな灰原哀の魅力をより輝かせる人気の理由が時折見せる『デレ』の部分です。他の少年探偵団たちと比べても大人っぽい灰原哀は、性格的にもツンツンしていることが多いようです。

登場当初では大人も尻込みしてしまうほどの毒舌っぷりを披露しているような、少し取っつきにくい子供でした。そんな灰原哀だからこそ、時に見せる『デレ』の部分が異常にかわいいと感じられるようです。『名探偵コナン』のメインヒロインといえば、毛利蘭です。そんな毛利蘭は、灰原哀とは正反対な性格で、みんなに優しくて明るくて誰からも好かれるような性格のキャラクターです。

どんなときも笑顔で、周囲に気を配っていますし、どちらかというと自分の感情よりも周囲の感情や空気を重視してしまうようなタイプです。しかし、灰原哀は人によく思われようと思っていません。基本的にツンツンしており、ツンツンすることで周囲に嫌われてしまうのでは…などと周囲の反応を伺うことはしません。

一見すると毛利蘭は万人ウケして灰原哀は好みが分かれそうですが、灰原哀はそんな毛利蘭よりも人気キャラクターランキングでは人気を集めています。これは、毛利蘭のように普段から人懐っこい性格ではなく、普段はツンツンしている灰原哀だからこそたまに見せるデレのギャプがかわいいと人気を集めているようです。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由4つ目は、『信じた相手には心を開く』です。前述したように、灰原哀は毛利蘭のような人懐っこさはありませんし、基本的にはツンツンしているため、大人もびっくりするほどの毒舌だったりします。これは灰原哀自身の過去も関係しているでしょう。

辛い過去があったり、自分の正体を隠しながら生活しなければならないというわけありな生活ですから、どうしても他者と距離をおきがちです。そのため、灰原哀は自分から積極的に他者とコミュニケーションを取ろうとするようなタイプではありません。登場当初は毛利蘭に話しかけられてもずっと無視し続けていたほどです。

しかし、一度信じた相手には心を開く様子が後々現れてきています。元々、少年探偵団たちに対しても冷めた目で見ていたりコナンに対しても冷たい対応をしていました。しかし、少しずつ少年探偵団たちとも接するようになり、それぞれのことを理解して見守るようになりました。

コナンに対しても、徐々に心の距離を詰めていき、好意的に思うようになり、今では特別な感情を抱いているようです。灰原哀は誰にでも愛嬌良く接することはしません。しかし、一度信じた相手には心を開くタイプなので裏切ったりするようなこともしないでしょうし、誰にでも良い顔をする人よりもずっと信用できます。そんな灰原哀の性格が人気を集めている一つの理由とも言えるでしょう。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由5つ目は、『芯の強い女性』です。灰原哀は非常に芯の強い女性です。自分なりの考えを持ち、それを貫こうとする強さも持っています。自分が危険な身に遭いそうな時も、大切な人たちを巻き込まないように自分一人でなんとかしようとしてしまいます。

これに関しては灰原哀自身が人に頼ることに慣れていないとも言えますが、自立している芯の強いだからとも言えます。そんな灰原哀の強さがコナンたちを助けてくることも何度とありました。誰かに依存したりすることなく、自分なりの強さを持ち続けている灰原哀だからこそ、魅力的だと評価するファンも多いようです。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由6つ目は、『姉・宮野明美との関係』です。宮野明美は、生後間もなく事故で両親を亡くしてしまった灰原哀にとって唯一の肉親でした。そんな唯一の大切な存在だった宮野明美のことを灰原哀はとても慕っていました。そんな中で宮野明美が黒の組織によって殺害されてしまい、理由を追求しようとした結果灰原哀自身も組織に消されそうになってしまいます。

殺されるくらいならば…と、隠し持っていたAPTX4869を服用して自殺に踏み切ったところ、運良く工藤新一と同じく身体が幼児化したことで脱出でき、宮野志保ではなく灰原哀として生きていく人生を手に入れました。慕っていた宮野明美の死によって『灰原哀』という人物が生まれたともいえるでしょう。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由7つ目は、『赤井秀一との関係』です。灰原哀と赤井秀一の関係は、灰原哀の姉・宮野明美の元恋人という関係のようでした。灰原哀の姉・宮野明美は5年前、諸星大に車へ当たり屋をされた事をきっかけに、3年間恋人として付き合っていました。

ちなみに赤井秀一は潜入捜査のために『諸星大』と名乗って宮野明美に近づいているため、灰原哀自身も赤井秀一のことは諸星大として認識しているようです。そんな赤井秀一と宮野明美は交際をしていたものの、アンドレ・キャメルのミスによって諸星大がFBI捜査官・赤井秀一であることが組織に発覚したため、付き合い続けることができなくなったようでした。

『名探偵コナン』の中でもかわいいと人気を集めている灰原哀。そんな灰原哀が人気なのは、かわいいからという理由だけではなく、素敵な名言を残していることも関係しているようです。では、一体どのような名言が人気なのでしょうか？お次は、灰原哀の名言を厳選紹介します！

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の名言1つ目は、『バッカじゃないの…』です。ツンデレな灰原哀はよく「バカね」や、「バッカじゃないの」などと言った言葉を使います。コナンや少年探偵団たちが無茶振りをしようとした際には口癖のように言うのですが、見下したような言い方ではなく愛のある言葉なので、気分を害するようなものではなく、むしろかわいいと感じる方も多いようです。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の名言2つ目は、『所詮裏切り者には…』です。「所詮裏切り者には居場所なんてないんだから」と言う台詞は、灰原哀がファンである比護選手ノワール東京からビッグ大阪に移籍しブーイングを受けてしまった際、その姿を自分の現状と重ね合わせるように呟いた台詞です。辛い過去を持つ灰原哀だからこそ、このようなセリフが出てしまったのでしょう。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の名言3つ目は、『別に…食べられるものなら…』です。「別に…、食べられるものならなんでもいいわ…。」と言う台詞は、大人らしいマナーを極めた言葉で、いじらしさも感じられる言葉です。壮絶な過去を経験している灰原哀だからこそ、贅沢を言ったりしない点も魅力的だと言われています。

知れば知るほど魅力が盛り沢山な『名探偵コナン』の人気ヒロイン・灰原哀。そんな灰原哀の声優を務めたのは一体どのような声優なのでしょうか？お次は、灰原哀の声優を務めた方のプロフィールと主な出演作品をチェックしてみましょう。

• 出生地：東京都
• 生年月日：1967年3月30日（53歳）
• 血液型：O型
• 身長：156cm
• 職業：声優、歌手、ラジオパーソナリティ、作詞家、エッセイスト
• 事務所：ウッドパークオフィス

灰原哀の声優を務めた林原めぐみは、小学生の時に映画『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』を鑑賞し多際、キャラクターを演じる『声優』の存在を初めて意識し、それ以来声優という職業に関心を持つようになったそうです。アーツビジョン付属日本ナレーション演技研究所の第1期生に特待生の1人として合格し、1986年には声優養成所在籍中に『めぞん一刻』第1話の幼稚園児B・近所の女役でアニメデビューを果たしました。

『名探偵コナン』では灰原哀の声優を演じた林原めぐみの主な出演作品は、『新世紀エヴァンゲリオン』で綾波レイや『ポケットモンスター』でロケット団のムサシ、『らんま1/2』の女らんまなどが挙げられます。幅広いジャンルで活躍している林原めぐみは、第3次声優ブームの源流かつ最も代表的な人物とされています。

声優として活躍している林原めぐみですが、歌手としても活躍しています。自身初のシングルCD『約束だよ』が1989年5月に発売しました。元々声優を目指していたため、歌手志望ではなかったことや声優の歌手活動自体が稀だったことから歌手活動には消極的だったようですが、シングルでは「Give a reason」で声優ソロとして史上初の週間TOP10入りを果たしています。

APTX4869を服用したことで幼児化してしまったという共通点がある灰原哀と江戸川コナン。そんな灰原哀とコナンの関係は、大きな秘密を抱えるもの同士の大切な存在となっていますが、一体どのような関係となっているのでしょうか？中には灰原哀が江戸川コナンに恋心を抱いているとの声もありますが…？お次は、灰原哀と江戸川コナンの関係について迫ってみましょう。

灰原哀と江戸川コナンの関係1つめは、『いつからコナンのことを意識している？』です。灰原哀がコナンに対して意識しだしたきっかけとして考えられているのが、単行本29巻に収録されている、バスジャックに巻き込まれてしまった際のエピソードです。

バスジャックに巻き込まれてしまった灰原哀たちでしたが、灰原哀は自分が生きていることで周囲の人間に迷惑がかかると思い、爆発寸前のバスの中に1人で残って死のうとします。爆発する瞬間を一人で待っていたのですが、そんな時にコナンが命がけで自分を助けに来てくれました。絶望の中自殺を選ぼうとした際、命がけで助けてくれた人のことを意識せずにはいられないのではないでしょうか。

灰原哀と江戸川コナンの関係2つめは、『コナンのことが好きだとわかるセリフ』です。灰原哀がコナンを好きだとわかるセリフはたくさんあります。単行本31巻に収録されているエピソードでは、少年探偵団たちと海水浴に来ていた灰原哀が熱中症になってしまった際、「何でパラソルに来なかったんだよ？」とコナンに問われました。その時、灰原哀は「逃げるみたいで癪だったから」と答えます。

この言葉に理解できなかったコナンが「サメなんかいねーよ」と答えるのですが、灰原哀は「サメじゃないわ。相手はイルカ…そう…海の人気物。暗く冷たい海の底から逃げてきた意地の悪いサメなんかじゃとても歯が立たないでしょうね」と答えました。『イルカ』は毛利蘭を指し、『サメ』を自分自身のことを指しているのではないかと考えられます。
 

暗い過去を持つ灰原哀は、純粋無垢な毛利蘭に惹かれているコナンと自分を比べてしまっているのでしょう。また、単行本94巻に収録されているエピソードでは、コナンが工藤新一に戻って高校の修学旅行に行く際に『APTX4869』の解毒剤を灰原哀からもらおうとしていました。

その際、灰原哀は4つの要点を説明するのですが、3つの要点は、『APTX4869』の解毒剤についてや工藤新一・江戸川コナンとしてのあり方についてだったのですが、4つ目の要点では「あんまりイチャイチャしないこと」と述べていました。恐らく、コナンが毛利蘭とイチャイチャすることに対してヤキモチを焼いてしまっているのではないかと考えられているのですが、そんなヤキモチ焼きなところもかわいいと読者に人気でした。

『名探偵コナン』の人気キャラクターランキングでは1位に輝いている灰原哀。そんな灰原哀に対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、灰原哀に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

こちらの方は灰原哀に対して、「子供の演技する灰原哀かわいい」とツイートしています。元々は19歳という大人女性である灰原哀ですが、子供らしい演技をする時はとても可愛らしい声と仕草をするので、そのギャップがかわいいと人気を集めているようです。

こちらの方は灰原哀に対して、「まーーーじ灰原哀可愛い大好き一生ついてくわ」とツイートしています。灰原哀のかわいさに魅了され、一生ついて行くと心に決めてしまうほどの熱狂的ファンも少なくないようでした。

こちらの方は灰原哀に対して、「名探偵コナンが好きなんやけど、特に灰原哀が好きなんよね。あのコナン君に対してとことん献身的な性格よきよき笑」とツイートしています。灰原哀がコナンに対して献身的な性格であるのは、コナンのことが好きだからなのでしょうが、そんな健気なところもかわいいと読者をキュンキュンさせているようです。

『名探偵コナン』に登場する灰原哀の人気の理由まとめについてはいかがでしたか？灰原哀は、主人公の江戸川コナンやメインヒロインの毛利蘭を差し押さえて人気ランキング1位に輝く魅力的キャラクターです。そんな灰原哀の魅力といえば、ツンデレなところや少しミステリアスで影のある雰囲気などが挙げられます。

また、『新世紀エヴァンゲリオン』で綾波レイなどの声優を務める林原めぐみが声優を担当していることも灰原哀の魅力の一つと言えるでしょう。とっても可愛くて読者人気も高い灰原哀が登場する『名探偵コナン』、ぜひチェックしてみてくださいね。