2021年07月22日公開
2021年07月22日更新
【薬屋のひとりごと】登場人物・キャラの相関図!主要キャラの年齢など一覧で紹介
シリーズ累計発行部数が1200万部を突破した「小説家になろう」発の人気漫画『薬屋のひとりごと』。本作は中華風ミステリーの他にもラブコメ要素を交えた作品となっており、「天女の微笑み」と形容されるほどの美男子・壬氏から依頼される謎の事件解決を、主人公・猫猫が薬師としての知識で解決していく姿が描かれています。そこで当記事では『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの相関図をまとめます。また、登場人物・キャラの名前・年齢などを一覧で紹介していくので相関図の参考にしてください。
目次
薬屋のひとりごととは?
『薬屋のひとりごと』はシリーズ累計発行部数が1200万部を突破した人気作品です。しかし、舞台が中国史のようなものであるため登場人物・キャラの名前になじみがなく混乱するかもしれません。そこでここからは『薬屋のひとりごと』の作品情報をまとめつつ、登場人物・キャラの相関図を紹介します。また、登場人物の名前・年齢を一覧で紹介していくので是非ご覧ください。
薬屋のひとりごとの概要
『薬屋のひとりごと』とは、王宮内に巻き起こる謎の事件を主人公が薬学の知識で解決していくサスペンス漫画です。2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始され、その後人気を博したことでライトノベルレーベル「ヒーロー文庫」から単行本として発行されることになりました。そして2017年からは『月刊サンデーGX』と『月刊ビッグガンガン』にてコミカライズ版が連載されています。
薬屋のひとりごとのあらすじ
ここでは『薬屋のひとりごと』のあらすじを簡単にまとめていきます。主人公は薬師として花街で働く少女・猫猫です。ある日、猫猫が人攫いによって後宮に下女として売られたことで物語が始まります。
猫猫は後宮内で目立たないように勤めるつもりでしたが、結局薬屋としての好奇心に負けてしまい、化粧品が原因で起きた皇子の衰弱事件を解決したことで宦官である壬氏の目に留まります。こうして壬氏の頼みを断ることができずにさまざまな事件に関わっていくのですが、それがやがて国家転覆計画にまで広がっていきます。
薬屋のひとりごとの登場人物相関図・キャラ同士の関係を紹介
それでは早速『薬屋のひとりごと』の登場人物の相関図をまとめていきます。また、キャラ同士の関係を「猫猫の周囲の関係」「皇帝と皇妃や後宮内の関係」「猫猫出生の秘密」の3つに分けてまとめていきます。まず初めに猫猫の周囲の関係からご覧ください。
ネタバレ解説①猫猫の周囲の関係
後宮で働くことになった『薬屋のひとりごと』の主人公・猫猫は、薬学知識によって皇子を救ったことで下女から上級妃・玉葉妃の侍女に出世しています。そして玉葉妃に猫猫を紹介したのが、男性でありながら美しい風貌として有名な宦官・壬氏でした。壬氏は宦官という立場にあるキャラクターですが、そもそも宦官とは生殖機能を失った者のみがなれる高官です。
そして後宮は皇帝と女性しか立ち入りが出来ない環境となっているのですが、宦官の場合は生殖機能を失っているという理由で立ち入りが許可されています。壬氏は普段、美しい容貌と優れた知性を持っているため、後宮にいる女性たちの憧れの的となっていました。しかし、目立ちたがらない猫猫だけは別で、壬氏のことを嫌悪しています。
一方、壬氏はナメクジを見たような目で見る猫猫に好意を寄せているようです。上記の相関図には記載されていませんが、壬氏以外にもう1人、花街で薬屋を営んでいる猫猫の義父の存在もあります。後宮で働いている猫猫に向かって「因果なものだな」と言っていることから分かる通り、義父も後宮で医官を勤めていたことがありました。義父の存在は猫猫の過去を知る上で欠かせないピースの1つです。
そのほか深く関わっているわけではありませんが、相関図を見ると武官の李白(リハク)や軍師・羅漢が関係しているのが分かります。李白は猫猫が里帰りをする際に協力してくれた人物です。軍師・羅漢については『薬屋のひとりごと』の物語中盤からしきりに猫猫や壬氏に絡んでいくのですが、実は後に猫猫の出生の秘密と関係のある人物であることが明らかになります。それでは、ここから相関図に示された妃たちをまとめていきます。
ネタバレ解説②皇帝と皇妃や後宮内の関係
『薬屋のひとりごと』の舞台となっている後宮の頂点に立っているのが皇帝です。そして皇帝の次に偉い立場にいるのが4人の上級妃で、最も格式が高い宝石の名を冠した翡翠宮・水晶宮・金剛宮・柘榴宮といった四か所の宮に各々の妃が住んでいます。
翡翠宮が玉葉妃、水晶宮が梨花妃、金剛宮が里樹妃、物語開始当時の柘榴宮に住んでいたのが阿多妃です。そして『薬屋のひとりごと』の物語途中から阿多妃が後宮を出たことで、楼蘭妃が入れ替わりで柘榴宮に入っています。4人の妃の内、猫猫と一番関わりがあるのが玉葉妃で、普段は彼女の元で侍女として毒見役をしています。
ネタバレ解説③猫猫出生の秘密
相関図を元に猫猫の周囲の関係をまとめた際は、軍師・羅漢について触れていました。羅漢は『薬屋のひとりごと』で初登場した時から怪しい雰囲気が満載でしたが、そんな彼は作中内でも唯一猫猫が本気で嫌悪する相手です。そして猫猫が羅漢を見る時の表情から、彼女が後宮で働く前に花街で暮らしていた時から面識があったと考えられます。
猫猫は花街にある緑青館で過ごしていた過去があり、そこにいる三大美姫の梅梅・白鈴・女華たちとは姉妹のような関係でした。そしてそんな彼女たちと関わりがあるのが猫猫の母親・鳳仙です。ここで猫猫出生の秘密と羅漢の関係に繋がりがでてきます。実は鳳仙に子供を産ませたのが当時花街に通っていた羅漢です。そしてその子供が猫猫で、まとめると猫猫の母親が鳳仙、父親が羅漢となります。
薬屋のひとりごとの登場人物・キャラの名前や年齢一覧~主要キャラ~
ここまで『薬屋のひとりごと』の登場人物相関図・キャラ同士の関係を紹介してきました。そこで、ここからは『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの名前や年齢を主要キャラである猫猫と、壬氏で一覧化していきます。
猫猫
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の1人目に紹介するのは、薬屋のひとりごとの主人公・猫猫(マオマオ)です。年齢は17歳→20歳。花街では襲われる危険性があるという理由で、普段から化粧でシミやそばかすを書いて特徴のない顔に仕立て上げています。後宮ではその必要はありませんが、戻すタイミングと恥ずかしいということでそのままにしていました。
花街で薬屋を勤めていたため薬と毒に対する造詣が深く、さらに毒薬を自分で試し続けていた経験によってさまざまな毒に免疫を持っています。好奇心・研究心が旺盛な性格をしているのですが、人付き合いはあまり得意ではありません。
人攫いによって後宮に下女として売り飛ばされた後は目立たずに行動していましたが、薬屋として勤めていた経験から皇子の病気の原因を見抜き、匿名で訴えたことで壬氏に能力を知られて玉葉妃付きの侍女に抜擢されてしまいます。
壬氏
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の2人目に紹介するのは、薬屋のひとりごとにおけるもう1人の主人公と言える壬氏(ジンシ)です。年齢は公称で24歳。後宮の管理を担当する宦官で、「天女の微笑み」「花の顔(かんばせ)」などの形容詞で語られるほどの美しい顔立ちをしています。
作中では、顔を見た下女が顔を上下させたり、下級妃や男性の武官から夜の誘いの声がかかったりしていました。当初は猫猫の有能さや自らの外観に全く惑わされないことから彼女に興味を抱いていましたが、次第にその興味が好意に変わっていきます。しかし一方で、好意を寄せている猫猫からは「無駄に美形」という印象を持たれ、粘着質な性格をしているからか声をかければナメクジを見るような目で見られてしまっていました。
薬屋のひとりごとの登場人物・キャラの名前や年齢一覧~上級妃~
ここからは『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの名前と年齢を上級妃を中心に一覧化してまとめていきます。上級妃とは、後宮内でも最も格式が高い四ヵ所の都に住む皇帝の妃です。国内有力者の緑者や友好国の王族から嫁いできた人物が妃の出自となっており、最も早く男子が生まれた妃は皇帝の正妃(正妻)を示す称号「皇后」になることをおさえておきましょう。
玉葉妃
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の1人目に紹介するのは、赤い髪と翡翠の目が特徴的な玉葉(ギョクヨウ)妃です。年齢は19歳→22歳。翡翠宮に住んでいる妃で、13人兄弟の末っ子。身分の低い踊り子で実母が西方の出身であるため、エキゾチックと呼べる魅力的な外見をしています。
性格が明るく穏やかであるものの、長男やその家族とは非常に不仲だったようです。後宮では猫猫を含めて5人の侍女がおり、猫猫には高級白粉に含まれる毒によって皇子の容体が危うくなった時に命を助けられたという恩がありました。
梨花妃
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の2人目に紹介するのは、帝の妃にふさわしい気品と「メロン」と形容される胸が特徴的な梨花(リファ)妃です。年齢は23歳。水晶宮に住む妃で、位は賢妃です。猫猫が玉葉妃の次に信頼しているのが梨花妃で、感情的な一面があるものの、賢妃の名に相応しい寛大かつ懐が深い性格に好意を抱いています。
猫猫と関わりを持つきっかけとなったのは、猫猫の忠告を聞かずに高級白粉に含まれる毒で息子を亡くし、その息子の後を追うように自分も同じ病を患っていたことです。そして皇帝の命で派遣された猫猫の的確な看護によって健康を取り戻し、命を救われたことで猫猫に恩を感じています。
里樹妃
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の3人目に紹介するのは、まだまだ幼さが残った少女・里樹(リーシュ)妃です。年齢は14歳→17歳。元々先帝の妃として9歳の頃に後宮に入っていました。しかし先帝が崩御したことで出家し、改めて現帝の妃として後宮に入り金剛宮に住むことになっています。
先帝時代に上級妃の阿多妃とは姑と嫁という関係だったことと、幼さから妃としての役割を果たしていなかったことが原因で侍女たちから何度か命を狙われていました。その後、猫猫の尽力によって命は助かりますが、騒ぎを起こした責任を取らされて上級妃から退くことになっています。
阿多妃
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の4人目に紹介するのは、かつて柘榴宮に住んでいた阿多(アードゥオ)妃です。年齢は35歳。元上級妃であり、東宮(皇太子)時代に妃となっています。皇帝の乳姉弟にして幼馴染ですが、それもあって35歳と妃の中で一番年を取っていました。
華や愛らしさはないものの中性的な顔立ちと凛々しさ、そして美しさを持ち合わせているため侍女・下女たちからの羨望を集めています。しかし、かつて難産を経験し子宮を失ってしまったことと、息子を幼年期に亡くしたことが原因で後宮にいることができなくなり、離宮に移り住むことになっています。
楼蘭妃
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の5人目に紹介するのは、阿多妃と入れ替わりで柘榴宮に入った楼蘭(ロウラン)妃です。年齢は17歳。楼蘭妃の父親・子昌は上級官僚であり、地方の豪族でもあります。母親は先帝の上級妃でしたが、後に家臣である子昌に下賜されたようです。
顔立ちは北寄り出身に見えますが、南国調の服や簪を身に付けていました。そしてその派手な化粧やさまざまな服で着飾ることで素性を分かりづらくしているため、皇帝も会う度に別人の印象を受けています。
薬屋のひとりごとの登場人物・キャラの名前や年齢一覧~後宮~
ここからは『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの名前と年齢を、後宮に住む人物を中心に一覧化してまとめていきます。皇帝や妃が住まう場所を後宮といい、火事など緊急時以外の男子の出入りは厳しく制限されているため、皇帝以外は生殖機能を失った宦官しか立ち入りが許可されていないようです。
皇帝
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の1人目に紹介するのは、立派な髭を蓄えた皇帝です。年齢は34歳。猫猫からは梨花妃や梨花妃といった豊満な胸の女性を選んでいることから「好色親父」と思われていますが、彼自身の本質は意外と純潔です。東宮時代に迎えた妃が阿多のみであったことがその理由。また情に厚い人物でもあり、里樹妃のことを「母親が幼馴染」という理由で娘のように思っています。
高順
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の2人目に紹介するのは、壬氏付の武官である高順(ガオシュン)です。年齢は36歳。代々皇族を守護する一族の1人であるため、現皇帝とは後宮内で共に遊んでいた幼馴染にあたります。見た目は武官を思わせる精悍な顔で体つきも逞しいのですが、猫猫のことを初っ端「小娘(シャオマオ)」と呼ぶようなお茶目な一面があったり、壬氏に振り回されるなど苦労人ポジションとなっていました。
水蓮
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の3人目に紹介するのは、壬氏付の初老の侍女・水蓮(スイレン)です。作中では現皇帝を身籠った皇太后を守り抜いたことで「伝説の侍女」と言われています。元は壬氏の乳母をやっていたことがあるため、壬氏の正体を知る数少ない存在です。そのため壬氏からはまるで母親のように頼られており、親戚のおばあちゃんのような雰囲気を出すこともあります。
紅娘
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の4人目に紹介するのは、玉葉妃の侍女頭である紅娘(ホンニャン)です。年齢は30歳。無能を装っていた猫猫の事情を聞いてわざと花瓶を割って送金を帳消しにするなど、相手を理解しようと努める侍女の鑑といえる人物で、アメの使い方がうまいです。
一時は高順との結婚を狙っていた節がありますが、彼が既婚者と知って諦めています。また結婚願望はあるようですが、有能さゆえか男を惹きつけない性質があり男運がありません。
風明
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の5人目に紹介するのは、阿多妃の侍頭である風明(フォンミン)です。東宮妃時代からの古株ですが、体調が良くない阿多妃に代わって赤子の世話をしていた時に、実家から手に入れた蜂蜜を滋養に良いという理由で与え、その結果赤子を死なせてしまっています。
風明は抵抗力が弱い赤子には蜂蜜が致命的な毒になると知らずに与えていたため故意ではありませんでしたが、それ以降阿多妃に負い目を感じています。作中では里樹妃の毒殺を企てていた犯人が風明であることが明らかになっています。なぜ毒殺しようとしたのかというと、それは里樹妃から聞いた「赤子の頃に蜂蜜を食べて命の危機に陥ったことがある」という話によって、阿多妃の子供が亡くなった原因に気付かれることを恐れたからです。
小蘭
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の6人目に紹介するのは、猫猫と同じ時期に後宮にやってきた下級女官・小蘭(シャオラン)です。年齢は14歳。猫猫とは友人関係にあり、猫猫が侍女になってからもたまに会って後宮で流れている噂を猫猫に教えています。
明るい性格でお喋りですが、貧困農家だった実家から後宮に送られた暗い過去を持っていました。2年間の年季が明けて後宮を去っていますが、下級女官を勤めていた際に気に入られた下級妃のおかげで妃の実家での就職が決まっています。その後も猫猫の元に手紙を送っているのですが、勤務先の住所が記載されていないため返事を返されていません。
虞淵
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の7人目に紹介するのは、後宮の医官を務めている虞淵(グエン)です。どじょうひげを生やした小太りの宦官で、その見た目と薬学知識の無さによって猫猫からひそかに「やぶ医者」と呼ばれています。医官でありながら死体を怖がるなど医師としての技能は低いです。宦官になってから医官の筆記試験に合格しているものの、家畜解体の実技試験においては試験中に気絶するため免除されています。
当初は後宮の薬師を務めることになった猫猫のことを警戒していましたが、基本的に気の良い性格をした彼女に仕事を任せた方が楽できると気付いたため、それ以降はお菓子や茶を出してくれる貴重な登場人物となりました。
翠苓
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の8人目に紹介するのは、猫猫より頭一つ大きい女性・翠苓(スイレイ)です。年齢は19歳。猫猫によると骨格と素材が後宮の花になれるほどの一級品とのことですが、独特の苦みを帯びた薬の匂いと化粧が地味でイマイチと言われています。
その正体は子翠の異母姉で、宮中にある小高い丘に好きなものを植えさせてもらいながらも子一族のスパイ活動をしていました。事故を装った壬氏の暗殺を猫猫に見抜かれたことで姿を消し、再び後宮に舞い戻って暗躍します。そして壬氏討伐後は阿多妃の元で暮らしていました。
薬屋のひとりごとの登場人物・キャラの名前や年齢一覧~その他~
出典: https://note.com
ここからは『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの名前と年齢を、後宮以外で活躍するキャラを中心に一覧化してまとめていきます。まとめるキャラの一覧では、最高級妓楼「緑青館」の三姫や武官をご覧ください。
梅梅
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の1人目に紹介するのは、最高級妓楼「緑青館」でトップ3を務める三姫の1人・梅梅(メイメイ)です。緑青館は一晩の酌で一月の銀が飛ぶと言われるほどの人気があり、市民からも憧憬を集めています。
そんな場所の三姫の1人に相応しく、碁や将棋が得意で知性的な雰囲気を纏っています。また鳳仙の妹分であり、面倒見がよく姉御肌です。年齢は三十路前で妓女としては引退を考える頃ですが、得意の碁や将棋で客を楽しませることで人気を保っています。
白鈴
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の2人目に紹介するのは、緑青館三姫の一人で最年長の白鈴(パイリン)です。自由恋愛主義者で「白馬の王子様」を心の隅で待ちわびている節がありますが、色欲が強いため客が少ない時は禿であっても手を出す所があります。
また、舞踏を得意としており、筋肉フェチです。作中では猫猫の紹介で李白の相手をしているのですが、李白が「現在の給料10年分」の見受け料を払うために本気で出世しようと考えさせるほどのテクニックを発揮していました。一方、白鈴は李白のことをどのように思っているのか不明ですが、それなりに親しくなっているようです。ちなみに猫猫は白鈴と李白の関係を少し応援していました。
女華
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の3人目に紹介するのは、緑青館三姫の中で最年少の女華(ジョカ)です。白鈴とは違って大の男嫌いで、猫猫の性格が自分に近いと感じています。そして彼女との会話についていければ科挙に合格すると言われるほどの才女で、猫猫の壬氏に対する態度や感情に女華なりのアドバイスをしていました。
やり手婆
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の4人目に紹介するのは、高級妓館「緑青館」をしきるやり手婆です。昔は売れっ子妓女だったようですが、衰えてからは儲けにならなければいい顔をしない、金にがめついだけの女性になっています。作中では猫猫に妓女を勧めるシーンがたびたびあるのですが、彼女を妓女にするために芸事を仕込もうとしていたことがあるようです。
漢羅門
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の5人目に紹介するのは、花街の医者である漢羅門(カン・ルォメン)です。猫猫の養父であり、薬師の師匠でもあります。元々、後宮医官の宦官だったためか仕草が女性的で「老婆のよう」と形容されており、見た目も丸い体つきと温和な人相が特徴的です。かつて皇子を死なせたことで後宮を追放されています。
西方の国への留学経験もあり、現皇帝が誕生した際は帝王切開で出産させるなど医師としての腕は確かです。しかし、猫猫の包帯のせいで虐待を疑われるなど苦労人ポジションとなっていました。ただ、後に逆子の疑いがあった玉葉妃の出産に立ち会い、その腕を惜しまれる形で再び医官として宮中に戻っています。
鳳仙
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の6人目に紹介するのは、緑青館の元妓女で猫猫の母親・鳳仙(フォンシェン)です。猫猫を産んだ鳳仙は妓女としての価値が下がった末に、梅毒にかかったため廃人同様になって離れに隔離されていました。
元々、その妊娠は彼女の狙い通りで、それには猫猫の父親である羅漢が関係しています。当時、人気絶頂だった鳳仙は価値が高かったため、羅漢と3カ月に1回の頻度でしか会えませんでした。そこで彼と会える頻度を上げる、もしくは身請けしてもらいやすくするために自ら自分の価値を下げたのです。最終的には猫猫の画策で羅漢に身請けされていますが、翌年の春に亡くなってしまいます。
李白
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の7人目に紹介するのは、鍛え上げられた肉体を持つ武官・李白(リハク)です。脳筋タイプで、園遊会の際は猫猫だけでなく手あたり次第に簪を配っていました。
武官としての能力は高いもののお人好しな性格をしているため、猫猫からは「駄犬」と呼ばれています。子氏討伐に参戦したことで、子氏の正体と猫猫の素性を知ることになりました。しかし、その後も以前と変わりない態度を取るため子氏が心を許す数少ない存在となっています。
馬閃
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の8人目に紹介するのは、高順の息子であり壬氏の乳兄弟でもある馬閃(バセン)です。年齢は19→21歳。王宮の武官で、父親・高順と同様に壬氏から振り回される苦労人です。どうやら幼少期から痛覚が鈍いため、自分自身の怪我にも気付かずに行動する所があるようです。また痛覚が鈍いせいか精神的にも鈍感。しかしその反面、常人ではない身体能力を有しています。
作中では猫猫と普通に接しているのですが、実は幼少期から「女性らしい女性」を苦手としています。里樹妃とは事件がきっかけで縁ができ、それ以来彼女のことを意識するようになっています。そして里樹妃が上級妃から追放された際に一緒にいた所で、偶然孵化した家鴨に懐かれ、その家鴨を「舒鳧(ジョフ)」と名付けて彼女との思い出を共有していました。
漢羅漢
登場人物・キャラの名前や年齢一覧の9人目に紹介するのは、狐目に片眼鏡を付けた軍師・漢羅漢(カン・ラカン)です。位は将軍。奇異な言動を繰り返すため「変人軍師」と呼ばれ、猫猫からは「あのおっさん」と呼ばれています。漢羅漢は脳障害による失認の一種・相貌失認のため、他人の顔が識別できません。
しかし、この障害を逆に「人間の持つ役割が将棋の駒として認識する」という状態で戦に活かしており、戦争の際には将棋に倣った人員配置をおこなうことで適切に軍を運用しています。そして漢羅漢は羅門の甥であり、緑青館の妓女である鳳仙に猫猫を産ませた張本人でもあります。漢羅漢本人は猫猫と鳳仙のことを愛しているようですが、愛情表現がことごとく裏目に出てしまい、猫猫からドン引きされています。
薬屋のひとりごとに関する感想や評価
前に『薬屋のひとりごと』を読んだ時に相関図を作っていた自分を褒めたい。
— よよよ (@tam66457911) June 27, 2021
こちらでは『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの相関図に関する感想をまとめています。どうやらこの方は以前『薬屋のひとりごと』を読んだ際に登場人物・キャラの相関図を作っていたようです。
他の感想では登場人物が多いことから、誰の子供か、兄弟なのかなど人間関係が複雑になってきたため相関図を作ることを断念したという声もあります。また、『薬屋のひとりごと』のもう1人の主人公と言える壬氏あたりがとんでもないことになるという声もあることから、壬氏が他のキャラと繋がりが多いことが分かります。
薬屋のひとりごと
— 八重 (@roku6_8hachi) July 15, 2021
原作ライトノベル11巻までで相関図つくってみた
なるべくシンプルにしたつもりだけど
こういう図つくるセンスないかも・・・
相関図といいながら
個々人の情報もほとんど書いてない
阿多の離宮に匿われてる人たちとか
養子とか立場の変化とか
それこそ恋愛感情まで書き出すと大変 pic.twitter.com/PHwkTcMjmC
こちらでは『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラが相関図でまとめられています。相関図では阿多の離宮に匿われてる人たちや、養子とか立場の変化に関する情報を交えてまとめているようです。当記事とはまた違った相関図となっているので、この相関図を参考にしつつ『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの関係性を理解していくのも良いでしょう。
薬屋のひとりごと、仮にRPするならインファちゃんか玉葉妃の2択 pic.twitter.com/f68PXFn02d
— 🍚ぐぁーみー🍚 (@gamigamiBB) June 24, 2020
こちらでは『薬屋のひとりごと』の登場人物の玉葉妃と梨花妃に関する感想をまとめています。この方は「仮にPRするなら玉葉妃か梨花妃の2択」と言っているのですが、満面の笑みを浮かべる2人の画像と共に感想が述べられていることから高く評価されているのが分かります。当初は言い争っていた2人ですが、猫猫が事件を解決しっていたことで言い争うことが無くなっていました。
薬屋のひとりごとという小説にやぶ医者と言うニックネームの運だけで生き残ってるキャラクターがいるのですが
— Tucker & Uno (@tks_Uno) July 22, 2021
私としては今のところそんな感じで生きてきているので今後もそうしていきたい
こちらでは『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラのやぶ医者こと虞淵に関する感想をまとめています。どうやらこの方は虞淵のことを運だけで生き残っているキャラクターと認識しているようです。
確かに虞淵に関してはその通りで、死体を見るのが怖かったり解体が出来なかったりする医者というのは運が無ければ務まらないはずです。また容姿に恵まれたキャラが登場していく中で、虞淵のような小太りなキャラは他にいないので逆に印象に残りやすいのかもしれません。
薬屋のひとりごとの登場人物相関図とキャラまとめ
『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラの相関図や主要キャラの年齢など一覧でまとめてきましたが、いかがでしたか?『薬屋のひとりごと』の登場人物・キャラ一覧と相関図をまとめましたが、それを見ると後宮にいる彼女たちがまさしく薬にもなれば毒にもなる存在であることが分かります。
また『薬屋のひとりごと』は主人公・猫猫の父親が軍師である漢羅漢であったり、もう1人の主人公・壬氏が阿多妃の息子であったりと代表的な登場人物以外にも人間関係が複雑な人物が多く描かれていました。今後、残念な美男子になりつつある壬氏が、好意を寄せる猫猫にどのようなアプローチを取っていくのか、また医官手伝いになった猫猫はどのような活躍を見せていくのか?今後の『薬屋のひとりごと』にも注目しておきましょう。