【キングダム】王賁がかっこいい!史実で実在した?率いる玉鳳隊のメンバーも紹介

キングダムでは貴族の雰囲気が漂っているイケメンの王賁(おうほん)がかっこいいと評判になっています。王家出身の彼はエリート志向が強く、プライドも高かったために身分が低い部隊や歩兵をバカにする傾向がありました。しかし、下僕上がりでありながら自分の地位を脅かすような驚異的な存在の信には一目置くようになります。そこで、かっこいいと評判で槍の使い手である王賁(おうほん)は史実で実在した?彼が率いている玉鳳隊のメンバーやかっこいい魅力も紹介します。

【キングダム】王賁がかっこいい!史実で実在した?率いる玉鳳隊のメンバーも紹介のイメージ

目次

  1. 王賁(おうほん)がかっこいい
  2. 王賁の史実や最後
  3. 王賁率いる玉鳳隊メンバー一覧
  4. 王賁の来歴や経歴
  5. 王賁の武器や強さ
  6. 王賁のかっこいい魅力
  7. 王賁に関する感想や評価
  8. 王賁のかっこいい魅力まとめ

王賁(おうほん)がかっこいい

キングダムで秦の国で名将と呼ばれている王翦を父に持つ王賁(おうほん)がかっこいいと注目を集めています。槍を武器として使用している彼は、軍才に優れており完全武装の騎馬隊となっている「玉鳳隊」を率いていました。三百将として登場した彼は、エリート志向が強く時に独断専行してしまう傾向があり、まだ若さがにじみ出ているキャラクターとなっています。

キングダムでイケメンでかっこいいと評判の王賁(おうほん)は、プライドや貴族意識が高かったために独立遊軍においては、貴族出身の身分が高い騎兵が行う任務だと考えており、百姓出身の歩兵を集めて結成している飛信隊がそれを行うことを快く思っていなかったのです。そこで、かっこいいと評判の王賁は史実で実在した?彼の率いる玉鳳隊のメンバー一覧、彼の経歴やかっこいい魅力も紹介します。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

2020年9月の時点で第59巻まで単行本で刊行された「キングダム」は、ヤングジャンプによって今現在も連載されている漫画となっています。2006年1月から連載されているキングダムはテレビアニメとしても放送されました。BSプレミアムやNHKによって第1シリーズのテレビアニメが2012年6月~2013年2月に渡って放送されています。大好評だったために続いて第2シリーズとなる作品も2013年6月~2014年3月に放送されました。

第3シリーズのテレビアニメは、NHK総合によって2020年4月から放送されています。2019年4月には、単行本で発売されたキングダムが第50巻まで達成ということで、実写映画版も公開され注目されていきました。漫画をはじめ第3シーズンに渡ってのテレビアニメや実写版映画、ゲームなど幅広く展開されているキングダムでは、2013年には第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞する作品として高く評価されるようになります。

キングダムのあらすじ

幼少期に両親を失い戦争孤児となった信は、下僕として農家へ売られていきました。古代中国で引き起こされた戦国時代は多くの人の命を奪う激しい戦いが500年も続くことになったのです。戦争によって王家でありながら人質として他国へ送られた王子の政は、あらゆる虐待を受け五感を失ってしまいます。しかし、秦の王が死亡したことで人質の役目は終わり王として戦争のない中華を作り上げようと立ち上がりました。

王賁のプロフィール

キングダムでプライドが高い性格の王賁(おうほん)は、完全武装の騎馬隊である「玉鳳隊」を率いて戦っています。槍の使い手である王賁は、素晴らしい軍才を持っており副官を務めている番陽からも感心され恐れられていました。三百人将として登場した彼は、下僕上がりの信を出世のライバルとして認めているものの、百姓出身歩兵で構成されている飛信隊をバカにしており、彼らが独立遊軍を務めるのを快く思っていなかったのです。

  • 名前:王賁(おうほん)
  • 出身地:秦
  • 将来の夢:天下の大将軍
  • 率いる部隊:玉鳳隊(ぎょくほうたい)
  • 武器:槍
  • 性格:プライドが高い、エリート意識が強い、真面目、堅物
  • 父親:王翦(おうせん)
  • 同族:王騎将軍
  • CV(声優):細谷佳正

王家出身の王賁は、貴族意識が高く人を見下す傾向がありました。天才的な槍の達人である彼は、才能にも恵まれていましたが生真面目な性格だったために努力を惜しまなかったのです。努力を惜しまずに修業をしたことで槍の達人へと成長していきました。しかし、融通が利かない性格だったために堅物としても有名だったのです。エリート志向が強い王賁は、度々独断専行する傾向があり周囲からも厄介がられていました。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

王賁の史実や最後

王賁は史実で実在した?

キングダムで優秀な槍の使い手である王賁(おうほん)は史実においては父親である王翦将軍同様に実在する人物となっています。秦の国の王を務めている政が中華を統一をするためにはなくてはならない人物の一人だったのです。史実において戦国時代の末期に「王賁(おうほん)」という名前が確認できます。戦国時代の末期とは、秦の国の王である政が多くの戦いに勝利し中華統一に向けての最後の戦いが行われた時期です。

キングダムで貴族意識が高い王賁には同じくらいの年齢の豪快な性格の信やお気楽な性格の蒙恬(もうてん)がいました。彼ら三人は良きライバルとしてお互いの力を磨きながら協力して中華の統一に向けて貢献したメンバーとなっています。史実においても彼らは紀元前226年~紀元前221にかけて「趙・魏・斉・燕」らを滅ぼすことに成功しました。史実においてもライバル的な存在であり切磋琢磨した関係だったようです。

王賁は周朝の23代王の末裔だった?

キングダムでエリート志向が強く少し傲慢な性格が見え隠れする王賁(おうほん)は、史実において実在する周朝の23代王の末裔とされています。史実に実在している王家出身である王賁の「王」とは、周朝の23代王の末裔であることを意味していたのです。周とは中国古代の王朝とされており紀元前1046年~紀元前256年に誕生していました。37代に渡って歴代の王が君臨した周の国は、約700年に渡って中華を収めていたのです。

約700年に渡って活動してきた周の国では次第に個々の国の力が強くなっていき、周という単位では収められなくなっていきました。個々の国が力を持ってしまったためにまとめることができなくなった周は滅びることになります。約700年に渡って中華を収めてきた周朝の23代王の末裔だったために王賁もキングダムでは非常にプライドが高いキャラになったのかもしれません。

王賁の最後はどうなる?

槍の使い手である王賁(おうほん)の最後についても注目が集まっています。史実において実在していた王賁らが活躍したおかげで、紀元前221年には秦の国によって中華が統一されました。しかし、中華が統一されてこれからという時に彼は姿を消しています。史実においてもそれ以降の記録がないのです。同じくライバル的な存在で共に戦ってきた李信は旅に出ているため、プライドが高い王賁も旅に出た可能性はあるかもしれません。

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王賁率いる玉鳳隊メンバー一覧

番陽

真面目な性格で努力家である王賁(おうほん)が率いている玉鳳隊(ぎょくほうたい)のメンバーの一人に「番陽(ばんよう)」がいます。玉鳳隊において副官を務めている番陽はかなり高齢ですが、素晴らしい力を持っていました。気難しい王賁を幼少期から見守り成長を見届けてきた「じいや」的な存在となっています。傲慢な性格の王賁(おうほん)の理解者であり、いつも陰ながら支えていました。

関常

槍の達人である王賁(おうほん)が率いている玉鳳隊のメンバーとしては「関常(かんじょう)」の存在がありました。彼は、父である王翦が自分の軍から派遣した千人将となっています。かなりの実力の持ち主であり、力で突き進もうとする王賁に対してさまざまなアドバイスを送っていました。

確実に成功できるような策を実行するタイプの関常は、独断専行をする王賁に対して止める場面も描かれています。しかし、エリート志向が強くわがままな性格の史実において実在している王賁は無理矢理突撃しようとしてピンチに陥ることもありました。そんな時は彼のピンチを救う優しさも持っていたのです。

黒金

史実において実在している王賁(おうほん)が率いている玉鳳隊のメンバーには、「黒金(こく)」の存在もありました。血気盛んな彼は、プライドが高い王賁以上に無駄に突進しようとする傾向がありました。軽口を叩いては血気盛んに突進しようとする彼を武将である王賁が止めている場面もあります。彼の姿を見て自分を見ているようだと感じることができれば、槍の使い手である王賁も成長することができるでしょう。

宮康と松琢

槍の達人である王賁(おうほん)が率いている玉鳳隊のメンバーとしては、実力者である関常が率いている千人隊のメンバーとなっている「宮康(きゅうこう)」と松琢(しょうたく)」がいます。彼らは負ける戦はしない関常軍に所属していたため上司である関常を心から慕っていました。

危険を冒さない冷静に振舞うことができる関常を尊敬していたのです。しかし、最終的には上司である関常の命を救いに戦地に駆け付けてきた王賁に感動して彼が負傷した時には自分の命を懸けて助けようとしていました。

張迅と張告

史実において実在している王賁(おうほん)が率いている玉鳳隊のメンバーとしては、「張告(ちょうこく)」と「張迅(ちょうじん)」がいます。彼らは純粋に玉鳳隊の隊員でした。実力者である紫伯(しはく)との戦いにおいて痛手を受けた玉鳳隊が退却を余儀なくされた際には、先陣を切って立派に誘導しています。玉鳳隊のメンバーとして誇りを持っており、武将である王賁を支えていました。

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王賁の来歴や経歴

来歴や経歴①王翦の息子

キングダムで秦の国の名将として活躍している王翦の息子として登場している王賁は、エリート志向が強く貴族のような雰囲気を漂わせていました。王家の嫡男として登場した彼は、きらびやかな鎧で身を包み誰もが注目するような風貌で姿を現しています。彼のプライドが高く傲慢な言動は全て父親である王翦の影響が強く、王家という貴族出身の血筋にも大きく影響されていました。

史実において実在している王賁には、名将を務める父親の他に分家である王騎将軍の存在もありました。槍の使い手である王賁は、立派な家系に誕生していますが父親である王翦との間には透明の壁のようなものがあり、自分ではどうすることもできない確執があったのです。彼には美しく聡明な朱景という母親がいました。しかし、母親は彼が生まれて間もなく死亡してしまいます。

美しく聡明だった母は父である王翦と結婚するとすぐに身籠りました。周囲は喜びで溢れていましたが、出産直前になると彼女のお腹にいる子供は名将である王翦の子供ではないのでは?という噂が飛び交うようになります。彼女は結婚する前に好きだった男性がいてその男性の子供ではないかと噂されるようになったのです。そのことについては父である王翦が直に尋ねたようですが、彼女は一切口をつぐんだままでした。

彼女がその噂に対して何の言葉も発せずに出産に臨み、息子である王賁を出産して間もなく死亡してしまったために、その噂の真相は明らかになる手段がなくなってしまったのです。もし、その噂が事実だとすれば彼は赤の他人であり、愛する妻を殺した男となってしまいます。彼が息子であるという事実そうでないかもしれない事実はどうやっても証明することができないため彼らには確執が生まれてしまったのです。

この噂に関しては名将である王翦以外には、玉鳳隊のメンバーである関常や幼少期から仕えているじいや的な存在の番陽、そしてライバル的な存在の信しか知らせれていませんでした。しかし、息子である王賁自身も何とかくその事実を知っているのかもしれません。そのため、彼は必要以上に父親である王翦に認めてもらおうと必死に努力をする姿が描かれています。彼らは純粋に父と息子という関係ではなかったのです。

来歴や経歴②大将軍になる事を公言

秦の国において名将と呼ばれている王翦の息子であり、王家の正当な後継ぎであるはずの王賁でしたが、彼と父親の王翦の間には今となっては明らかにすぐことができない疑惑がありました。その噂を知っている人間はごくわずかとなっていましたが、きっと息子である王賁の耳にも入っていたのでしょう。彼が必要以上に父親に認めてほしいと願うのは自分のことを認めてもらっていないと肌で感じていたからかもしれません。

彼は天下の大将軍になることで王家の正式な跡取りであり父である王翦の息子であることを周囲に明らかにしなければならないという想いがあったとも考えることができます。上記の画像ではそのような覚悟と想いを熱く語っている王賁の姿が描かれていました。傷だらけになって無謀な戦いを時にしてしまうのは、彼にとって天下の大将軍になるということは自分の生存価値を示す唯一の方法だと考えていたからなのかもしれません。

来歴や経歴③位の進捗

見事な槍の使い手である王賁は、三百人将からどんどん成長して最終的にはライバル的な存在である信と同じ五千人将にまで上り詰めています。単行本の57巻が発行されている時点での彼の位の進捗状況をご紹介します。努力家である王賁は、17巻において初登場しておりその際には三百人将となっていました。それから絶え間ない修業を重ね19巻では臨時で千人将に昇格しています。それ以降も千人将として活躍していきました。

26巻に登場した王賁は、合従軍編において活躍したためにそれが認められて二千人将になります。33巻ではさらに秦の国において貢献したために三千人将となりました。46巻においては五千人将になっており鄴攻めに任命されています。生真面目な性格のために時に融通が利かないところもありますが、ライバルである信や飄々とした性格の蒙恬ら二人と同様に順調に五千人将にまで上り詰めることができました。

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王賁の武器や強さ

強さ①秦国屈指の槍使い

父親である王翦同様に史実において実在している王賁は、秦国屈指の槍使いとしても高く評価されています。自分の本当の息子なのか?疑惑が残る王賁でしたが、父親である王翦は幼少期に彼が槍の練習をしている際に厳しく指導をしていました。本当の息子でないかもしれないが、本当の息子かもしれないという複雑な思いを抱えながら自分を慕って一生懸命に練習に励む王賁に真剣に槍の指導をしている姿が描かれています。

名将と呼ばれている王翦の厳しい指導のおかげで、プライドが高い王賁はそこら辺の将軍よりも槍術においては能力が高いと評価されるようになりました。槍の達人である彼は、槍術においては将軍並みの力を持っていたのです。幼少期から天賦の才に加えて弛まぬ努力を尽くしている彼は、「龍指」という必殺技を使用することもできました。変則的に次々と相手を攻撃することができる彼の槍をかわすことは非常に難しくなっています。

変則的な軌道によって相手を翻弄する槍使いに加えて、瞬時に一人一人を突き刺していく見事な槍での攻撃も披露していました。かなり重い槍を自在に操り、きめ細やかな動きによって的確に相手を仕留めていく槍術は、彼が幼少期から休まずに修業を続けた成果といえるでしょう。父親である王翦も彼の槍に関しての才能を見抜いて熱心に厳しく指導をしたのかもしれません。

強さ②大胆な戦術

真面目で堅物な性格の王賁は、時に大胆な戦術を使用して周囲を驚かせることもありました。魏(奢雍の戦い)との戦いにおいて史実に実在している彼は、大胆な戦術を披露しています。騰軍(元王騎軍)を率いている飄々として掴みどころがない性格の騰将軍ら実力のある将軍らを差し置いて、軍才のある彼が自ら作戦を立てて実行し、秦軍を見事勝利へと導いたのです。

時に独断専行する場面も多い彼は、同日同刻において魏の守りを秦軍の主攻3軍で突破するという戦術を立てて実行し、その作戦が見事成功しました。この大胆な戦術は魏の総大将を務めている知略に優れた呉鳳明(ごほうめい)からも高く評価されており、秦の国に優秀な人物が存在することを示すことに成功しています。彼の強引な戦術も時に秦を素晴らしい道へと導いていきました。

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王賁のかっこいい魅力

かっこいい魅力①プライドが高い

中華の史実において実在している王賁(おうほん)には、拭いきれない父親との確執がありました。そのため、王家の正当な後継者であることを父親をはじめ周囲に示すために必死に自分の強さを示すようになります。プライドが高く貴族出身であることを示そうとするのも、彼の置かれた境遇がかなり影響しているのでしょう。槍の使い手である王賁は、周囲はもちろん父親に常に認めてほしいと考えていたのです。

王家という名門貴族出身の王賁は、クールで冷ややかな雰囲気を漂わせて登場することが多くなっていました。必要以上に自分を高く見せようとする姿を見る限り、彼は自分の出生の疑惑をなんとなく知っていると考えることができます。自分が王家の正当な後継者でない可能性もあるため、彼は誰もが認める天下の大将軍になる必要があったのです。そのためには、王家の正当な後継者らしく振舞う必要がありました。

幼少期から父親である王翦に槍の修業をつけてもらった王賁ですが、時に冷たく当たられることもありました。父親である王翦も複雑な想いを抱えていたために、自分の感情を上手くコントロールすることができなかったのでしょう。これらの見えない確執を幼少期から肌で感じていた王賁は、父親のようにクールで冷ややかに振舞っているうちに、エリート志向が強いプライドが高い人間になってしまったのかもしれません。

かっこいい魅力②努力家

槍の使い手である王賁(おうほん)は史実において実在している人物となっていますが、天賦の才を持っていながらもそれに胡坐をかくことなく、熱心に努力を積み重ねることができる人物となっています。プライドが高い傲慢な性格の王賁が、地道に努力を積み重ねることができたのは、父親の影響が大きいようです。父親である王翦は息子である王賁に常に距離を置き、冷たく当たることが多くなっていました。

貴族であるため身の回りの世話を他の人間が務めていたということもありますが、王家の正当な後継者として誕生した王賁にはある疑惑があったからでもあります。彼が誕生したことで愛していた妻も亡くしてしまったという悲しみも重なって複雑な心境だったためになかなか息子を素直に可愛がることができなかったのでしょう。しかし、一度だけ息子である彼に槍の指導をしたことがありました。

自分を常に避けていた父親が真剣に槍の指導をしてくれたことが嬉しかった彼は、その後一日も休まずに槍の修業をすることになります。たった一度の槍の指導によって彼の人生は明るいものになったのです。父親の槍の指導を忘れないように繰り返し練習することで彼は一流の槍の使い手となることができました。槍術においては将軍クラスの実力を持っている彼はかなりの努力の人間でもあったのです。

かっこいい魅力③敬語を使わない

史実において実在する人物がモデルとなっている王賁(おうほん)は、かつて王騎軍に所属していた騰将軍に対して敬語を使用せずに話しています。彼よりもかなり年上のはずの騰将軍に敬語を使用せず、さらに彼を呼ぶ時も「騰」と呼び捨てとなっていました。これは王家の本家と分家の関係によるものだと考えることができます。王家の本家となっているのは名将と呼ばれている王翦の家系となっていました。

若くして死亡してしまった王騎将軍は王家の分家出身となっていたために身分的には本家出身の王賁の方が高いことになります。そのため、王騎将軍が率いていた王騎軍とは元々面識がありその頃から呼び捨てで呼んでいたと考えることができるでしょう。本家の嫡男である彼にとっては自分よりもかなり年上で優れた将軍であったとしても分家の出である王騎将軍についていた騰将軍は格下だという認識があったのです。

自分よりも身分が低いとされている分家に関わる人物である騰将軍に関しては、優秀で自分よりもはるかに年上だとしても敬語を使用せず名前も呼び捨てで呼んでいました。プライドが高く傲慢な性格の彼ですが、ただそれだけの理由で敬語を使用しないのではなく、王家の血筋による身分の上下関係によって敬語を使用していなかったことがわかります。

かっこいい魅力④仲間想い

真面目で時に融通が利かない王賁(おうほん)は、ライバル心を抱いている信や飄々とした性格の蒙恬らとつるまずに我が道を行くタイプとなっていました。玉鳳隊のメンバーについても自分を心から支持してくれているメンバーばかりではありませんでした。父である王翦の命令によって彼についている人物も多かったのです。幼少期から孤独に生きてきた彼は一匹狼的な要素がありましたが、次第に仲間想いな一面を披露していきます。

軍才に長けている彼は、狩場にまんまと誘導され苦戦を強いられることになりました。槍術においては将軍クラスとなっている彼は、槍術によって脱出に成功しますが、幼少期からじいや的な存在として彼についていた番陽は落馬してしまいます。戦場において落馬するということは死亡するも同然となっていました。落馬してしまった番陽は、自分に構わず王賁さまを守るように周囲に叫びます。

じいや的な存在である番陽が落馬したことを知った彼は、せっかく狩場から抜け出したものの戻るといい放ち落馬してしまった番陽を助けに行きました。彼の武将らしい判断に感動した玉鳳隊のメンバーは笑顔で彼の後に続いていきます。普段はクールで冷ややかな雰囲気を漂わせている彼ですが、次第に人間らしい温かい雰囲気を出していく事で、次第に玉鳳隊の団結力も高まっていきました。

かっこいい魅力⑤部下たちに「友よ」と呼びかける

傲慢でプライドが高い王賁は、クールで冷ややかな振る舞いから周囲からは近寄りがたい存在となっていました。玉鳳隊においても貴族出身の彼はエリート志向が強く周囲を寄せ付けないオーラを放っていたのです。しかし、戦場において生きるか死ぬかの戦いを玉鳳隊の隊員と共にしていくうちに彼の人間らしい雰囲気が少しずつ表に出てくるようになりました。史実において実在している彼は人間としても成長していくことになります。

上下関係を厳しく貫こうとするエリート志向が強い王賁は、珠海平原の戦いにおいて苦戦を強いられることになりました。12日目になるとすっかり兵糧は尽きてしまいます。さらに、彼らを助ける援軍が来る気配もありません。完全に追い込まれることになった玉鳳隊のメンバーの士気をあげようとした彼は部下たちに「友よ」と呼びかけるのでした。彼の心からの呼びかけに感動した隊員たちは涙を流し次第に士気を高めていきます。

普段プライドが高くクールに振舞っている近寄りがたい彼が、隊員一人一人に語りかけるように自分の内面をさらけ出して話をしたことで隊員が団結しだしました。彼の真剣な想いに感動した隊員たちは心を動かされ、彼と一緒にこのピンチを乗り越えようと気持ちを新たにします。プライドが高い貴族出身の彼が、隊員に力を貸してほしいと真剣に語りかけたことで感動して涙を流した隊員は心を一つにしてピンチを乗り越えようとしました。

かっこいい魅力⑥命がけで関常を守った

武力に長けている堯雲に追い詰められた関常は、命を落としそうになります。しかし、一旦は戦地を脱出することができた王賁(おうほん)が命がけで部下である関常を守ろうと引き返してきたことで間一髪のところで命を繋ぐことができました。部下である関常は、父親である王翦の命令によって息子である王賁の玉鳳隊を支えている仲間となっています。そのため、彼の勇敢な行動力に感動していました。

部下である関常の命を救った王賁は、その直後に攻撃され倒れてしまいます。しかし、自分の隊長である関常を命懸けて救ってくれた彼の姿を見た関常隊に所属していた宮康(きゅうこう)は、その恩を返すかのように自分の命を懸けて助けようとします。自分が仕えている関常隊の隊長である関常の命を救った王賁を助けるために自らが囮となって彼を助けようとしたのです。

部下である関常を命懸けで守ったことで、彼は関常隊のメンバーの心を掴み彼らに助けられることになります。プライドが高く、傲慢な性格だった彼ですが戦において数々の試練を乗り越えていくうちに心身ともに成長していきました。一匹狼で周囲を寄せ付けない雰囲気があった彼も、玉鳳隊のメンバーを友と呼び士気を高めるために自分の内面を見せることによって彼らからの信頼を得ることができるようになっていきます。

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王賁に関する感想や評価

キングダムにおいて王家出身でありながら密かに父親と確執を持っている王賁がかっこいいと感想を寄せている人は多くいました。史実においても実在している彼は、作中に登場当初はプライドが高く貴族出身であることをひけらかすような傲慢な性格を披露していました。しかし、仲間と一緒に戦うことで心身ともに成長していきます。彼のかっこいい姿に感動した人は彼を見たくてキングダムを読み返したくなることもあるようです。

作中でツンデレっぽい王賁がかわいいとコメントをしている人もいました。また、槍術においては達人でありかなり強いと感想を寄せている人もいます。ツンデレっぽい性格は彼の複雑な境遇にも関係していました。王家の正式な後継者でないかもしれないという疑惑が漂っている中、時に父親にも冷たくされてきた彼は自分の存在価値を必要以上に見せつけるために頑張っていたのかもしれません。

作中で父親のために無謀な相手にも立ち向かっていく王賁の姿が熱い、心を揺さぶられると感想を寄せている人もいました。負傷していながらも部下を助けようとしたり、父親を助けようとしたりする健気な姿に感動している人もいます。

彼は重要なキャラクターであるため死なないと予想していながらも、新たな展開があるかもしれないと大きな期待を寄せている人もいました。果敢に戦う彼の姿にマジで強いとコメントしている人もいました。

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王賁のかっこいい魅力まとめ

槍の使い手である王賁(おうほん)は、幼少期にたった一度だけ父親に槍の修業をつけてもらったことが嬉しくてそれからは毎日欠かさず槍の稽古を行っていました。天賦の才に恵まれていながらもその才能に胡坐をかかず努力をすることを惜しまなかったためにいつからか立派な槍術の達人へと成長を遂げたのです。

王家の正式な後継者でありながらも複雑な疑惑を持っている彼は、自分の価値を証明するために必死に努力を積み重ねる必要がありました。何不自由ない生活を送っているかのように見える彼も誰にも打ち明けることができない複雑な思いと立場を持っていたのです。しかし、努力家の彼は仲間想いな一面もあるため次第に玉鳳隊のメンバーからも厚い信頼を寄せられるようになります。

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