2020年09月19日公開
2020年09月19日更新
【キングダム】麗は嬴政と向の娘!史実でも実在した?登場シーンを紹介
キングダムではっきりとした物言いをすることができる麗は、秦の国の王である後に始皇帝になる嬴政と心優しい地味な見た目の宮女である向の娘となっています。冷静沈着な性格を持っている政の娘である麗は史実では実在していない人物となっていました。そこで、キングダムで後の始皇帝となった人物がモデルとなっている嬴政と献身的に王を支える向との間に誕生した娘の麗の登場シーンや異母兄妹となる一足先に誕生した長男の扶蘇(ふそ)についても紹介します。
キングダムの麗は嬴政と向の娘
キングダムで4年もの間心の伽を捧げてきた宮女である向は、田舎の商人の娘として誕生しています。秦の王である嬴政を心から愛しており、彼を自分の命に代えて支える決意を持っていました。そのため、中華の統一を公言した王である政を支えるために務めていたのです。彼は夜伽の時間に彼女が横に座っていることで集中して本が読めるようになります。二人は次第に厚い信頼関係を築いていくようになりました。
キングダムで幼少期の辛い過去を彼が初めて打ち明けたのも純粋な心を持っている向だったのです。彼女の前では自分らしくいられると感じた嬴政は彼女が恋しくなり一回の夜伽によって麗という娘を授かりました。そこで、田舎の貧しい商人の娘である向と秦の国の王である政との間に誕生した麗の年齢や史実で実在したのか?登場シーン、長男の扶蘇(ふそ)についても紹介します。
キングダムの作品情報
キングダムの概要
6600万部(58巻の時点)の累計発行部数を記録している「キングダム」は、テレビアニメにおいては、全38話が2012年6月~2013年2月に渡ってNHKやBSプレミアムによって放送されました。第1シリーズが好評だったキングダムは、全39話の第2シリーズ(2013年6月~2014年3月)も放送されます。さらに2020年4月からは第3シリーズの放送がスタートしました。漫画をはじめ実写映画化やゲームなども販売されています。
古代中国において500年も続いたとされる戦国時代の模様が描かれているキングダムは、週刊ヤングジャンプによって2006年9号から連載されている漫画となっています。2013年には第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したキングダムは、佐賀県出身の原泰久さんによって描かれました。キングダムの単行本第50巻達成をした際には実写映画化され2019年4月に公開されます。さらに多くの人から愛される作品となりました。
キングダムのあらすじ
中国においても500年に及ぶ戦国時代がありました。復讐や恨みによって戦いの連鎖が起きていたこの時代では多くの人が亡くなり、戦争孤児が増えることになります。王族においても一族を人質として敵国へ送ることで何とか平和を保とうとしていたのです。国境を作ることで戦いが起きていると感じた信は、秦の国で王を務めている政と協力して中華を統一することで戦争の時代を終わらせようとしました。
麗のプロフィール
- 名前:麗(れい)
- 生まれた年:始皇7年
- 父親:嬴政(えいせい)
- 母親:向(こう)
- 異母兄妹:長男扶蘇(ふよう)
- 秦国統一編:命を狙われる(樊琉期)
キングダムでポーカーフェイスを崩さない嬴政は、幼少期に人質として他国へ送られていたために辛い生活を強いられていました。秦の国王が亡くなったことで急遽秦へ戻りますが、人質時代は虐待され五感を失ってしまうほどだったのです。人を信用することができなくなった彼でしたが商人である紫夏が命懸けで助けてくれたおかげで五感を取り戻し人を信じることができるようになります。彼は秦に戻ると中華の統一を公言しました。
キングダムで中華の統一を公言した政は寝る間も惜しんで読書に励みます。しかし、王として夜伽も立派な仕事となっていました。読書に集中したい彼は宮女である地味な見た目の向と一緒にいることで心を落ち着けて読書に励むことができたのです。心の伽をすると王に自分の気持ちを伝えた彼女はただ静かに政の傍にいました。4年もの間彼女に手がつくことはありませんでしたが、いつからか心から安らげる存在となっていたのです。
かつて自分を命懸けて守ってくれた紫夏の話をするほど地味な見た目の宮女である向に、厚い信頼を寄せるようになります。二人は一回の夜伽で娘の麗を授かりました。娘の麗は人望が厚い政の器量を受け継いでおり、女の子でありながら、かなりはっきりとした発言をしては周囲を驚かせています。史実においては実在していない人物ですが、他の宮女から少し前に誕生した長男の扶蘇(ふそ)と麗とは異母兄妹となっていました。
キングダムの麗は史実でも実在した?
麗は史実でも実在した?
キングダムで中華を統一した後の始皇帝がモデルとなっている嬴政には、田舎の商人の娘である宮女の向との間に誕生した可愛らしい麗という娘がいました。鋭い洞察力を持っている現実主義者の政の娘の麗は、父親に似て器量よしで率直に自分の意見を話すことができる女の子だったのです。秦の国の王である政には王の子供を残すという使命があったために彼にはたくさんの子供が誕生しています。
史実においても彼の子供については記録として残されていますが、キングダムで登場しているかわいらしい麗という娘については史実には実在していない人物となっていました。可愛らしい麗の母親である向と同様に史実には実在していない作者のオリジナルのキャラクターとなっていたのです。彼女よりも一足先に誕生した長男の扶蘇(ふそ)に関しては史実上に実在している人物となっています。
政の史実上の子供
キングダムで秦の国の王である政には妾となっている宮女が3000人ほど集められていました。秦の国中で美しい娘や器量よしの娘は全て宮殿に入り宮女として役目を全うすることになります。キングダムで後の始皇帝となった人物をモデルとして描かれている嬴政の史実に実在している子供はそれほど多くはありません。彼には20人以上の息子である公子や娘である公主が10人以上いたとされています。
合計で30人以上の子供を持っていた彼ですが、彼の後二世となった皇帝が娘である公主を10人、息子である公子を12人殺害したことが史実として記録されています。王の子供であり自分にとっても異母兄弟となる人物を王位争いを恐れた二世皇帝によって殺されてしまうことになったのです。史実に実在した記録が残っている王の子供としては、長男である扶蘇と末子である胡亥(こがい)の2人とされています。
キングダムで冷静沈着な嬴政の娘である可愛らしい麗においては史実においては実在していない人物となっていますが、作中では大きく取り上げられていました。しかし、史実において実在している長男の扶蘇の姿は先に懐妊して出産しているのにも関わらず描かれていません。これはキングダムにおいて何を意味しているのでしょうか?キングダムにおいては史実に実在していない麗が重要な人物なのかもしれません。
キングダムの麗の年齢は?登場シーンも紹介
麗の年齢や生まれた年代
キングダムの43巻ではで貧乏な商人の娘で宮女となった向と秦の国の王である政から誕生した麗の元気な姿を見ることができます。娘である麗が誕生する前に長男である扶蘇が誕生しているようですが、キングダムで実際に描かれているのは無邪気な麗だけとなっていました。王である政の親友である信は、初めて彼の娘の麗に会っ時に彼女の顔の雰囲気や気が強い性格も父親である政によく似ているといい放っています。
史実において実在していない麗がキングダムにおいては大きく取り上げられて描かれていますが、彼女が誕生した年代は紀元前239年となっていました。キングダムにおいて中華統一が果たされるのが紀元前221年だとすると、父親である政が始皇帝となって中華を統一した際の麗の年齢は18歳になっていると考えることができます。18歳の年齢であれば結婚できる年齢であるため、活躍した将軍と結婚する可能性もあるでしょう。
始皇帝となった父親である政に容姿も性格も似ているのであれば、彼女が自ら軍人となって戦場を父親である政と一緒に駆け抜けて戦うということもあるかもしれません。器量が良くて勇ましい性格の父親の血を色濃く引いているのであれば娘であっても将軍としての力を発揮するでしょう。史実においては実在していないオリジナルなキャラクターであるためさまざまな可能性を考えることができるのです。
麗の登場シーン
キングダムで勇ましい秦の国の王である政と心優しい宮女である向から誕生した麗は、両親をはじめ多くの人から祝福されて生まれてきました。宮殿に明るいニュースが流れたのも束の間秦の国を手に入れようと企む毐国軍は、妻である向と娘である麗を殺そうと襲い掛かってきたのです。高貴な生まれの陽は自分の命を懸けて大切な友達であり王の妻となった向とその娘の麗を守ろうとします。
彼女は一緒に逃げようと涙を流す向に向かって王の娘の母として娘を守り抜かねばならない責任を厳しく説いたのです。襲い掛かってくる騎馬の前に女の身一つで立ちふさがった陽の前に現れたのは、五千人将となった勇ましい信でした。勇敢に二人を守ろうと覚悟をした陽を守った信は頼もしい姿で登場します。襲い掛かってきた毐国軍を倒した信は、心を通わせている友である政の娘の麗と初めて対面したのです。
自分のことを主君である政とは一番仲の良い友達だと表現する信は、可愛らしい麗を抱きかかえて親友である政に性格も顔の雰囲気も似ていると話していました。幼いながらに政の面影を漂わせる麗を微笑ましく優しい眼差しで見つめていたのです。このような事件が起きたことで妻である向は、長男である扶蘇(ふそ)同様に孫となる麗を太后にも会わせたいと胸の内を王である政に伝えるのでした。
キングダムの麗の親・嬴政と向について
向の生まれ
キングダムで后妃の身の回りのお世話などをする役を担っている宮女は、国王の夜の相手をするという重要な任務もあったのです。宮女の一人には田舎育ちで貧しい商人の娘として誕生した向の存在もありました。彼女は他の宮女と比べても出身もあまりぱっとせず地味な雰囲気を漂わせていました。特別賢いわけでも美しいわけでもない彼女ですが王である政には気に入られて何度も夜伽を務めることになります。
当時の後宮には中国全土から美しい少女や女性が次々と集められてきました。その数は2000とも3000ともいわれていました。一夫多妻制を採用している国王は、たくさんの妾を抱えていたのです。地味でパッとしない向でしたが初めて王の夜伽の相手を務めることになったのは12歳の時でした。中華を統一したい政は寝る間も惜しんで書物を読みたいと思っていたので、緊張しすぎていた彼女はちょうどよい存在となっていきます。
彼女が横に座っているだけで書物を読むことに集中できる政は、度々彼女に夜伽の相手を頼むようになりました。そのため、彼女は4年もの間ただじっと横で彼が書物を読む姿を見守っていたのです。健気な彼女は王が失恋したという噂を聞き、心の伽をすると王に宣言しています。いつの間にかかけがえのない存在となった向とは一度の夜伽によって娘を授かることになりました。彼女はその後も王を心から支えていきます。
嬴政には他にも嫁がいた?
キングダムでは秦の王である嬴政にはたくさんの宮女がいるものの、地味で田舎出身の向やその娘である麗の姿が大きく描かれているため彼女が本妻かのような扱いとなっています。しかし、彼女はあくまでも宮女であり身分もあまり高くはないため、本妻になることはまずないといってもいいでしょう。また、彼女が妊娠した直後彼女よりも先に妊娠していることがわかった宮女の存在も明らかになっています。
キングダムで王の子を妊娠した彼女よりも先に妊娠していた宮女が産んだ子供が史実において実在している長男となる扶蘇だったのです。そのため、長男である扶蘇が王にとっての初めての子供ということができます。しかし、初めての子でありながらもその相手の宮女や初めての子となる扶蘇の姿は描かれておらず名前のみの登場となっていました。娘の麗や妻の向のように深い関係や可愛らしい姿は一切描かれていないのです。
自分が王の子供を妊娠した後に実は自分よりも先に王の子を妊娠している宮女がいたことを知る向でしたが、心から慕っている王の子を自分のお腹の中に宿すことができた彼女は全く気にすることなく、自分のお腹の子供を愛おしく大切に育てていきます。国王である政には2000とも3000ともいわれている宮女の存在があるため、彼女の他にも妻がいても王の長男である扶蘇のように子供がいてもおかしくはないのです。
キングダムの麗に関する感想や評価
お前ら全然わかってない、キングダムで一番かわいいのは、キョウカイでも貂でも端和様でもねえ
— たかやす (@juko_sei) February 6, 2018
麗だぞ pic.twitter.com/aKIcE7BKUC
キングダムで一番かわいいのは秦の王である政の娘の麗だと感想を寄せている人もいました。幼い麗は無邪気で父親の政のように思ったことをすぐに口にする性格のため初めて会った信も父親である政にそっくりだと表現しています。自分はお前の父ちゃんの一番の友達だと話し、抱き上げる姿も微笑ましいシーンとなっていました。可愛らしい麗の姿に顔がほころんでしまった人も多かったようです。
#あなたの翼麗はどこから
— 扇 (@katameai) May 31, 2020
26巻発売されたあとくらい?アニメ始まるからって1巻から買ってって、翼麗初登場時点でたぶん落ちてる キングダム詐欺(男だと思ったら女だったパターン)かと思うくらいかわいい麗が「バカ」「くそっ」「でしょーが」言ってるのがかわいすぎて転げ回った記憶
キングダムでは史実に実在している人物をモデルにしていることが多くなっていますが、秦の王である政の娘の麗も実は史実では男性だった誰かをモデルにしているのでは?との噂もあったのです。そんな中、率直に下品な発言をする麗がかわい過ぎて転げまわってしまったと感想を寄せている人もいました。彼女の無邪気な姿にかわいいと感じる人は多かったようです。
は〜〜録画のキングダム3期1話見てたけどほんっと翼と麗かわいい…なんであんなにかわいいの…
— 義ッチョ (@gittyo_moss0812) June 8, 2020
録画しておいたキングダムの3期の1話を見た人は、天真爛漫な麗の姿を見てかわいいと感想を寄せていました。あまりのかわいさになんであんなにかわいいのだろうと思ってしまう人もいたようです。小さな子供は基本的にかわいいですが、その中でも周囲の大人たちの発言を真似して率直に下品な言葉を発する彼女の姿にかわいいとため息をついてしまう人もいました。
キングダムの麗まとめ
キングダムで母親になったことで強く美しくなった向ですが、大好きな国王である政の子供として麗を出産しています。秦の王である政の娘の麗は、パッチリとした大きな目を持っており顔などの容姿や勇ましく率直な物言いをする性格も父親である政にそっくりだと親友である信からもいわれていました。彼女は多くの頼もしい人々から守られ愛されながら成長することができる幸せなキャラクターでもあったのです。