【キングダム】信は死亡した？羌瘣が生き返らせた？龐煖との戦いをネタバレ

キングダムでは物語の主人公であるはずの勇ましい信が死亡した？と話題になっています。親友である漂のためにも天下の大将軍になると心に決めていた信は、キングダムの629話において傷だらけになって動かなくなってしまった姿が描かれています。ここからはネタバレが含んでいますので、まだ彼の死亡についての漫画を読んだりアニメを見たりしていない方はネタバレにご注意ください。

キングダムで短気でよく考えずに本能のままに行動する信は、武神と称する大きな身体を持った龐煖（ほうけん）との戦いにおいて死亡した？と囁かれるようになってしまいます。彼の情熱によって動いていた飛信隊も彼が意識を失い動かなくなってしまうと戦うのを止めてしまったのです。そこで、史実では趙の将軍とされている龐煖との戦いや死亡したとされる信を生き返らせた羌瘣の禁術などをネタバレしていきます。

6600万部（58巻の時点）の累計発行部数を記録している「キングダム」は、第50巻達成を記念して2019年4月には実写映画版が公開されさらに注目を集めるようになります。2013年に第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したキングダムは、週刊ヤングジャンプによって2006年9号から連載されている漫画です。佐賀県出身の原泰久さんによって描かれたキングダムは、58巻（2020年6月）まで単行本で刊行されています。

実写劇場版やゲームなど幅広く展開されているキングダムは、テレビアニメにおいては第1シリーズ（全38話）～第2シリーズ（全39話）がBSプレミアムやNHKによって放送されました。2012年6月から放送されたテレビアニメは好評だったために2020年4月からは第3シリーズが放送されています。キングダムでは史実に基づいた人物が登場したり、物語が展開されたりしているため中国の歴史を感じることができる作品となりました。

春秋戦国時代では中華全土に渡って戦争が繰り広げられ、500年に渡って多くの人々が命を落とすことになります。中華の領土を巡って各国が戦うことになったために戦争孤児が続出してしまったのです。両親を失った子供たちは戦場を彷徨い餓死する者もたくさんいました。王族である王子も他国へ人質に出され虐待されていたのです。戦いのない世を作り出すために秦の王である政は友である信と立ち上がることになります。

キングダムで戦争において重要なのは仲間だといい放つことができる信は、仲間はもちろん秦の王である政からも厚い信頼を寄せられていました。本能型の武人の才能を持っている彼は、戦争孤児として彷徨っていたところを下僕として売られていたのです。売られた先には下僕である漂の姿がありました。賢い頭脳を持った漂は、下僕から抜け出すために剣術を磨いていたのです。

• 名前：信（しん）
• 異名：李信（りしん）
• 出身地：秦
• 階級：下僕（戦争孤児）→平民→五千人将
• 夢：天下の大将軍
• 親友：漂（ひょう）
• 性格：義に厚く、直情径行、短気、純真、心優しい
• 特徴：圧倒的な腕力、粗削りな剣術

親友となった漂に剣術を習った信は時間を見つけては一緒に修業を積んでいきました。突然宮殿に上がることになった漂でしたが、瀕死の状態となって仲間思いの信の元へ戻ってきます。王の剣を渡され二人が語り合った夢を託された信は、彼が遺した地図を頼りに前進することになりました。秦の王である政と出会ったことで視野が広がった信は、オールラウンダーである王騎将軍に助言や修業をつけてもらいながら成長します。

キングダムで普段は山奥で腕を磨いている龐煖は自分のことを武神と称しており、オールラウンダーである王騎大将を倒した男でもありました。顔中傷だらけの龐煖との戦いにおいて最終的には勝利を収めた信でしたが、その場に倒れ込んでしまいました。そこで、629話においての龐煖との戦いをネタバレしていきます。大きな身体を持った龐煖との戦いにおいて死亡した信についてまだ読んでいない方はネタバレにご注意ください。

キングダムで知略に優れた策略家である李牧を追い詰めていく飛信隊でしたが、その行く手を阻止しようとして現れたのがオールラウンダーである王騎大将を倒した龐煖だったのです。本能的な才能を持っている信がまだ到着していない中で彼を食い止めることができるのは自分だけだと思った羌瘣は、強敵の彼と互角の戦いをしていました。地面にたたきつけられた彼女の元へやっと到着した信もまたボロボロの状態だったのです。

既に限界を超えていた彼でしたが、慕っていた王騎将軍や仲間の命を奪った龐煖と決着をつけてくると戦いに挑みます。圧倒的な強さを放つ龐煖に何度も倒されながらも立ち上がる彼の背後にはすでに亡くなっているはずの多くの仲間が彼を支えていたのです。全身全霊で戦う彼の姿に自分の信念が揺らいだ龐煖は斬られてしまいます。彼を倒した直後飛信隊は喜びますが、勝ったはずの信もすでに力尽きていたのでした。

キングダムの629話では圧倒的な強さを持っていた龐煖との戦いにおいてボロボロの身体でありながら勝利を収めた信でしたが、彼もまたすでに死亡していたのです。飛信隊を率いる信の死によって策略家である李牧を追っていたはずの飛信隊の動きがピタッと止まってしまいます。これ以降は彼の死亡についてのネタバレとなります。彼の死亡についてまだ読んでいない方はネタバレにご注意ください。

キングダムで多くの仲間を殺した龐煖と壮絶な戦いを繰り広げた信は、既に前の戦いにおいて身体は限界にきていながらも必死で戦いました。彼の背後にはすでに亡くなっているはずの勇敢な王騎将軍をはじめ多くの仲間や彼と戦ったはずの敵ですら彼を応援しているかのように現れていたのです。多くの支えによって勝利を得た信でしたが彼もすでに力尽きており、死亡していました。

仲間が駆け寄り何度揺り動かしても動かず、身体は次第に冷たくなっていきます。大声で彼の名前を読んだり目を覚ますようにいい放ったりしますが、薄目をあけている彼の瞳に光はありませんでした。駆け寄った副長の羌瘣も彼が死亡していることを告げています。あと一歩のところまで李牧を追い詰めていながらも飛信隊は隊長の信が死亡したことで動けなくなってしまったのです。

キングダムの629話において豪快な性格の信はついに死亡が確認されてしまいました。ここからもネタバレになりますのでご注意ください。副長を務めている羌瘣が彼がすでに死亡していると明らかにしたのです。しかし、刺客一族である蚩尤族の末裔の彼女はが禁術を使用することで自分の命を分け与えて死亡した人間を生き返らせることができます。

その禁術を使用した際には最悪なことが起こると禁じられていましたが、彼女はこれ以上最悪なことはないと覚悟を決めました。かすかな記憶を頼りにその術を思い出して彼女は復活させようとしたのです。禁術を使用した彼女は天地の間という死者の魂が行きかう場所に行くことができました。死亡した信は朱い階段に向かって進んでいます。その階段を登ったら戻れなくなるため彼女は必死に彼の名前を呼びました。

声は届いているようですが彼女の姿は見えないようです。近寄って連れ戻したい彼女でしたが彼女の周辺だけが沼と化しており身動きが取れません。死んだはずの親友だった漂が姿を現し一瞬彼女の方を見ますが、このままでは永遠に彷徨ってしまうといい放ち彼を朱い階段へと導いていきます。沼にとらわれて動くことができない彼女は次第に力が弱まっていきました。このままでは命が吸い取られてしまう状況になっていたのです。

キングダムで死んだはずの漂と出会った信は昔話に花が咲きます。朱い階段に向かって二人は楽しそうに話していました。そんな姿を見ながら身動きが取れない羌瘣は一瞬このまま自分も死ぬのかもと思いますが、ふざけるなと怒りが飛び出し立ち上がることができました。何とか禁術で彼を連れ戻そうとする彼女でしたが、彼らの元に追いつくことができず、ついに声も出なくなってしまったのです。

彼を復活させるために禁術を使用した彼女でしたが何もできない状況でした。親友の漂は朱い階段に彼を導きながらもさまざまな質問をして彼を助けようとします。彼が率いていた飛信隊の名前を聞いたり、仲良くなった秦の王である政の顔を思い出させようとしたり、現世での記憶を思い出すことが復活には重要なのかもしれません。しかし、全て思い出すことができず階段を登ろうとする信の姿に漂は無念そうにしていました。

キングダムでついに朱い階段を登ろうとした信でしたが、前に進むことができません。後ろを振り返ると副長である羌瘣が後ろから抱きしめて止めていたのです。彼が率いていたのは飛信隊という名だと叫び忘れるなと怒ります。さらに彼の夢も教えようとしますが死んだはずの漂が彼女の口を押えて、そっとそれだけは自分自身で思い出さないといけないことだと伝えるのでした。

禁術によって魂の飛び交う場へ来ることができた彼女は彼に考える時間を作ることに成功します。考えた信は漂に謝って自分は階段を登れない、その理由は二人の夢である天下の大将軍になっていないからといい放ちます。その瞬間光の穴が現れました。その穴から向こうへ行くことで復活することができると伝えた漂は彼女に感謝しそこで消えてしまいます。副長の羌瘣は彼に抱きつき安堵し光の穴へと彼を送り届けました。

キングダムで飛信隊の隊長である信を無事に光の穴に押し込んだ羌瘣は力尽きてその場に倒れ込んでしまいました。彼女はもう立つ力も残っていなかったのです。その時死亡しそうになった彼女を助けようと駆け寄った二人の男性がいました。その男性とは飛信隊の初期のメンバーであり槍の使い手であった松左と同じく初期メンバーで右目の周りに痣がある去亥でした。

驚きを隠せない羌瘣に対して二人は、よくわからないけれどまだ役目がありそうな気がしたからここにとどまっていたことを告げます。彼ら二人は光の穴が閉まる前に彼女を穴へと放り込みました。彼女に自分たちの大将を頼んだと二人はいい放ちます。

現実の世界では飛信隊の仲間たちは必死に大将である信の名前を呼び続けました。禁術を使用した彼女は自分が戻るまでは彼の名を呼び続けるように指示していたのです。血を吐いてでも叫び続けるように指示されていた彼らの叫び声が届いたかのように死亡したはずの信はひょっこりと起き上がり復活したのです。

禁術によって復活をすることができた信ですが、その術を使用した羌瘣の寿命は確実に縮まってしまいました。眠りの中にいた彼女に姉がさまざまな質問と今後の彼女の生き方をアドバイスしています。彼女の寿命はかなり縮まってしまったようです。しかし、寿命が縮まったという悪いこと1つと良いことを2つを教えるといっていた姉ですが、良いことを教える前に彼女は目を覚ましてしまいました。

史実において羌瘣という名の人物は存在しています。キングダムでは女性として登場している羌瘣ですが、史実では性別は不明となっていました。史実には趙国を紀元前228年に王翦と共に滅ぼしたと記録されています。しかし、それ以降の消息は不明となっていました。実在した人物ですが謎が多い人物でもあるようです。

心優しく大きな夢を抱いている信が死亡したことで動揺してしまった人も多かったようです。しかし、天下の大将軍になる夢を公言している彼がこのままのはずはないだろう、きっと生き返るだろうと感想を寄せている人もいました。多くの仲間に慕われて、既に死亡した仲間や彼を助け導いた王騎将軍らが彼を支えていたことから彼の復活は必ずあるとコメントを寄せている人もいたようです。

3週間ぶりのキングダムにおいて死んだと思わせておいて実は気絶だったという落ちだと思っていたと感想を寄せている人もいました。しかし、死亡したことが確定したことであれだけの攻撃をくらって死んだということは勇敢な信も普通の人間だったのだなと思った人もいたようです。仲間が絶望している中大怪我を負っている羌瘣が近寄ってきたことで彼を復活させるのでは？と期待した人も多くいました。

仁義を重んじながら戦うことができる心優しい信が死亡したことで、どのように息を吹き返すのかと心配している人も多くいました。なぜか死亡してしまった彼ですが、きっと起き上がると信じキングダムはそういう漫画だとコメントをしている人もいます。復活を待ち望む声が多く寄せられており、短気で本能の赴くままに戦うことができる将軍になるといわれている彼は突然復活してもおかしくないキャラとなっているようです。

キングダムで身体中傷だらけの信が死亡してしまったことで驚いた人は多かったようです。ここでは死亡を悲しみ復活が望まれた信が死亡した理由や生き返るまでのネタバレをご紹介しました。禁術を使用することができる羌瘣によって復活した彼を見てほっとした飛信隊のメンバーは彼の存在の大きさを再確認したようです。さらに、自分の命を投げ出しても救いたいという彼女の気持ちも明らかになりました。