【キングダム】王騎の最後・死亡シーンが泣ける!漫画やアニメでは何話?声優や名言も

死亡キャラも多いキングダムの中でもその最後のシーンが泣けると言われるのが王騎将軍です。信や騰など関係性、贏政への態度なども含めて特に高い人気を誇るキャラクターになっています。今回は王騎将軍について名言や泣けると言われる最後・死亡シーンについて、漫画では何巻か、アニメでは何話か、アニメキングダムでの声優や実写映画での俳優などについてもまとめて紹介していきます。

【キングダム】王騎の最後・死亡シーンが泣ける!漫画やアニメでは何話?声優や名言ものイメージ

目次

  1. キングダムの王騎とは?
  2. キングダムの王騎の最後の死亡シーンが泣ける!何話?
  3. キングダムの王騎の声優・実写版キャスト
  4. キングダムの王騎の名言集
  5. キングダムの王騎のかっこいい魅力
  6. キングダムの史実
  7. キングダムの王騎に関する感想や評価
  8. キングダムの王騎の最後や死亡まとめ

キングダムの王騎とは?

キングダム作中でも高い人気を誇るキャラクターの1人になっているのが王騎将軍です。今回はそんな王騎将軍について紹介していきます。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

キングダムは2006年から週刊ヤングジャンプにて原泰久先生が連載する古代中国を舞台とした時代劇漫画です。古代中国の時代の1つ、春秋戦国時代の末期を舞台に、戦国七雄の1つ、秦が中華統一を果たす作品で、主人公信を中心とした個性豊かな物語として徐々に人気を獲得、同時に第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞するなど評価も受けている作品です。

メディアミックス展開も盛んに行われている作品で、2008年に行われたVOMIC化を皮切りに2012年と2013年にはアニメ化、2019年には実写映画化なども行われています。2020年に入っても3度目のアニメ化の放映開始、実写映画の続編の製作が決定するなど話題に事欠かない作品です。

キングダムのあらすじ

下僕の身分にありながら天下の大将軍を夢見る少年信は、唯一の身内とも言える漂と別れと引き換えに漂に瓜二つの秦王、贏政と出会った事でその夢を歩み始めます。贏政に協力して王弟反乱を収めた信はその功績で家と身分をもらい平民になると3ヶ月後に初陣を飾る事になります。その初陣の戦場で信が出会う事になるのが今回紹介する王騎将軍です。

王騎のプロフィール

王騎は贏政の祖父、昭王の時代を支えた六大将軍の1人でキングダムの時間軸で唯一生き残っている六大将軍です。昭王亡き後は一線を退きましたがその力は絶大であり、一線を退いた後も自身の修練、軍の練兵を欠かしていません。六大将軍当時はありとあらゆる戦場にどこからともなく現れてその武を振るった事から「秦の怪鳥」という異名を付けられていました。オカマのような口調と独特な言葉遣い、ココココという独特な笑い方も特徴的です。

一線を退いている間にも自由気ままにたち振る舞っており、王都奪還編でも裏で暗躍していたり信の初陣となる蛇甘平原編では「丘に登りたいから」という名目で魏軍を蹴散らすなどしています。馬陽編にて突如復帰するもその馬陽編にて死亡するという最後を迎えてしまいました。2020年9月現在59巻まで発売するキングダムでの登場期間は決して長くはない物の根強い人気を誇るキャラクターです。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの王騎の最後の死亡シーンが泣ける!何話?

王騎の死亡シーンは漫画やアニメでは何巻・何話?

王騎将軍はそのインパクトの強さからキングダムにおいて長く活躍したキャラクターのようにも感じますが実はその登場期間は短めです。王騎が死亡した馬陽攻防戦は原作漫画では何巻で展開されたエピソードかといえば11巻~16巻で描かれており、王騎の死亡シーンは何巻かといえば最終巻である16巻に収録されています。正確には16巻収録の172話「継承」にて死亡しています。

この馬陽攻防戦はアニメ第1シリーズで既にアニメ化しています。アニメでは何話かといえば、38話で原作漫画と同じ「継承」というサブタイトルが付けられています。原作漫画では何巻か分かりにくいですが、アニメでは何話かといえばこのエピソードが第1シリーズの最終話となっているので非常に分かりやすくなっています。

余談ですが王騎はファンへのインパクトはもちろんですが信を始め多くのキングダムに登場するキャラクターにとっても大きな存在であり王騎の死亡後も回想などで度々登場しています。なので王騎の死亡シーンがそのまま王騎の出番の終了ではない点には注意が必要です。

王騎を殺したのは誰?

王騎を殺したキャラクターと言われると真っ先に名前が上がるのが龐煖です。トドメとなる一撃を放ったのが龐煖であった為ですが、その龐煖の一撃をサポートしたのが李牧と魏加であり、王騎の死亡はこの3人によって成されたと考えられています。そもそも王騎と龐煖は摎(きょう)の一件でお互い因縁深い相手になっています。結果的に一騎打ちを行う事になる2人ですが、その状況を作り出したのが李牧です。

そもそも王騎と龐煖の一騎打ちは圧倒的に王騎が不利な状況で行われているのです。李牧の戦略にハマってしまい結果的に逃げ場を失った王騎軍の状況を打破する為に龐煖との一騎打ちに望む事になった事からも李牧の功績は非常に大きくなっています。王騎の死後、表立って将軍として働かない龐煖に変わって李牧が王騎を討ったとして評価されている点からも李牧の功績は非常に大きかったと言えます。

魏加は王騎と龐煖の一騎打ち中、一騎打ちに水を差すという汚名を背負ってでも王騎を倒すべく矢を放った「中華十弓」の1人で王騎はこの矢に一瞬気を取られた事で龐煖の一撃を食らう事になってしまいました。ちなみにこの魏加はその矢を放った直後、激昂した信によって斬り殺されて死亡するという最後を迎えています。

形は違うとはいえ3人による連携で深手を負った王騎ですが、決してその場で死亡したわけではありません。王騎軍はその場を脱しており、王騎は居合わせた部下達、さらには信にも言葉を残し、さらに信に自身の大矛を託した上で死亡しました。

王騎は死亡後に婚約者に会えた?

キングダムでは早すぎる死亡に驚かれた王騎ですが、安らかに眠ってほしいという声も非常に多いキャラクターになっています。その声の中の1つになっているのが何話にも渡って描かれた婚約者摎(きょう)との再会です。

婚約者だった摎(きょう)は昭王の娘

摎(きょう)は元を正すと昭王の娘です。ただし摎(きょう)の母親は身分が低く、暗殺を恐れた母親は、自ら焼身自殺を行う事で娘と共に死亡した扱いを受ける事になります。そんな境遇の摎(きょう)が引き取られたのが他ならぬ王騎の屋敷でした。摎(きょう)自身もその事を知らされておらず、王騎の召使いの子として育てられていました。

幼い頃より全盛期の王騎の側で育った故に自身も武人として大きく成長していきます。戦場で活躍するようになって昭王と対面した事で昭王も摎(きょう)も父娘の関係である事を悟りますが、両者それを公に認める事は出来ない暗黙の了解になっていました。この事実は基本的には王騎ら一部の者しか知らない事実でしたが、ある戦いで死を覚悟した王騎から聞く形で昌文君はその事実を知っています。

摎の夢は王騎との結婚

そんな摎(きょう)には1つ夢がありました。それは王騎の妻になる事です。まだ幼い頃、摎(きょう)は王騎と「お城を百個とったら結婚」という約束をしていました。これが摎(きょう)にとっての追いかける夢でありその夢の為に摎(きょう)は当時を思い出した廉頗が「苛烈さは六大将軍一であり、殊更酷い」と言われる程に戦場を駆け回り城を落としまくります。

その結果、摎(きょう)は六大将軍の一人として認められる存在になりました。しかし六大将軍になってもあくまでも摎(きょう)の夢は王騎との結婚、そしてついに100個目の城となったのがなんと「馬陽」でした。しかも王騎も幼い頃の約束を覚えており、馬陽に出る前の摎(きょう)に「あと一つですね」と声をかけています。

摎の死

しかし摎(きょう)の夢は叶いませんでした。この馬陽の戦いで摎(きょう)は龐煖に討たれる事になってしまうのです。その知らせを聞いた王騎はキングダム作中どこでも見せていない鬼の形相で龐煖に深手を負わせています。結果的に摎(きょう)と王騎は共に龐煖に殺された事になります。

この王騎と摎(きょう)の過去のエピソードは原作漫画で何巻に収録されたかといえば、馬陽攻防戦の最中である15巻です。王騎と龐煖の一騎打ちに挟まる形で展開されていました。アニメキングダムでも構成は同様であり、何話で展開されたかといえば36話「王騎と摎」にて丸々一話を使って展開されています。

王騎の死亡までが映画続編の内容になる?

2019年に実写映画化されたキングダム、その内容は原作漫画何巻の内容かといえば原作漫画1~4巻に相当するいわゆる「王弟反乱編」に相当するエピソードになっていました。大好評を受けた実写映画キングダムは続編が作られる事が発表されています。そこで気になるとされているのが実写映画の続編で何巻までの内容が扱われるかという事です。

原作漫画の内容的には王弟反乱編の後は信の初陣となる「蛇甘平原の戦い」、王宮での贏政の暗殺を狙う「暗殺者襲来編」、そして上記で紹介した王騎の死亡が描かれる事になる「馬陽攻防戦編」へと展開されます。そして区切りの良さから内容を少し省略しながらもこの「馬陽攻防戦」をメインに描かれるのではないかと推察されているのです。

もちろん信と王騎の出会いが描かれる「蛇甘平原の戦い」にも触れる事になると思いますが、「馬陽攻防戦」は信にとっても「飛信隊結成」のエピソードでもある事から映画的に映えるのではないかともされているのです。アニメでもシリーズ最終話で描かれる程のエピソードなので実写映画続編でもこの馬陽攻防戦をメインに据えたエピソードになるのではないかと考察されています。

キングダムは1つ1つのエピソードが長めであり、戦争の中の個別の戦い1つの戦いが何話にも渡って展開されたり、大きな戦いが何巻にも渡って行われる形式である事から区切りがつけにくいとする声も多いのです。その中でも「馬陽攻防戦」は王騎の死という分かりやすくインパクトのある事から映画の題材にしやすいのではないかとする声も見られるのです。

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キングダムの王騎の声優・実写版キャスト

王騎の声優

キングダムでも高い人気を誇る王騎将軍、アニメキングダムにてそんな王騎の声優の声優を務めたのは小山力也さんです。

小山力也のプロフィール

小山力也さんは1996年にデビューした声優さんです。元々は俳優として1987年にデビューしており、声優としてデビューし、声優の仕事が増えてからは顔出しする機会こそ減ったものの時折俳優としてドラマなどに出演する事もあります。声優としては男らしい非常にエネルギッシュな声質が特徴的で、中年の男性役、特に筋肉質で肉体派なキャラクターの声優を担当する機会が非常に多い声優さんです。

その声質から特に海外映画の吹き替え声優として重宝されており、代表作となった「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアー役は声のハマり具合に加えて非常に熱のある演技で一躍有名になりました。その他にもドゥエイン・ジャクソンやジョージー・クルーニーなどの吹き替え声優も担当しています。

小山力也の主な出演作品

小山力也さんがこれまでに声優として出演したアニメ作品としては「闘牌伝説アカギ」の南郷役、「NARUTO」のヤマト役、「ソウルイーター」の死神様役、「刀物語」の左右田右衛門左衛門役、「ウルヴァリン」及び「X-MEN」のウルヴァリン/ローガン役、「Fate/Zero」の衛宮切嗣役、「へうげもの」の織田信長役、「絶望のテンペスト」の鎖部左門役、「ガリレイドンナ」の夏至生・フェラーリ役などの声優を担当しています。

近年声優として出演したアニメ作品としては「魔王城でおやすみ」のはりとげマジロ役、「体操ザムライ」のブリトニー役、「ゾイドワイルド」のフォアグラ役、「からくりサーカスの加藤鳴海役、「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」のトラヴィス・マーフィー役、「バキ」の烈海王役、「中間管理録トネガワ」の権田役、「ちおちゃんの通学路」の安藤繭太役などの声優を担当しています。

王騎の実写版キャスト

王騎将軍は本格的に信と絡むのは初陣編での邂逅ですが、王騎自体は王弟反乱編から登場していた事もあって実写映画にも既に登場しています。実写映画にて王騎将軍のキャストを務めたのが俳優の大沢たかおさんです。

大沢たかおのプロフィール

大沢たかおさんは1987年にデビューした俳優さんです。元々はモデルとしてスカウトされて「MEN'S NON-NO」やパリ・コレクションなどにも出演するモデルとして活動、CM出演が話題となって俳優に転向しました。様々な作品で活躍した後2016年から一時俳優業を離れていましたが2019年に入り復帰、そんな復帰してすぐ演じる事になったのがキングダムでの王騎将軍役でした。

当初は原作漫画の王騎将軍の人間らしからぬ風貌と特徴的な喋り方、何より原作漫画のファンに愛されるキャラクターだけに不安を覚えると発言していましたが、ベテランらしい演技力と迫力で演じきってくれました。

大沢たかおの主な出演作品

大沢たかおさんがこれまでに出演した作品としては映画では「ゲレンデがとけるほど恋したい。」「異邦人たち」「イントゥ・ザ・サン」「解夏」「世界の中心で、愛をさけぶ」「地下鉄(メトロ)に乗って」「GOEMON」「AI崩壊」などがあります。ドラマでは「星の金貨」「劇的紀行深夜特急」「美しい人」「JIN-仁-」などに出演しています。

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キングダムの王騎の名言集

王騎の名言①「ンフフフお見事です…」

ンフフフお見事です誰か知りませんが完全にしてやられましたよォ

最後には殺されてしまう馬陽の戦い、上記でも紹介したように最終的には龐煖に殺される事になる王騎ですが、その状況を作り出したのは李牧です。王騎軍を絶体絶命のピンチに追い込んだのは他ならぬ李牧の策略によるものになっています。そんな絶体絶命のピンチにおいても王騎には笑う余裕がありました。六大将軍として歴戦をくぐり抜けてきたからこその余裕を感じさせる名言になっています。

王騎の名言②「将軍の見る景色です…」

これが、将軍の見る景色です

龐煖に斬られ自身の死期を悟った王騎、そんな王騎を敵に渡さない為に王騎軍は死地からの脱出を図ります。馬を操る事すら出来ない王騎に変わり王騎の馬を操ったのが信でした。結果的に信は王騎軍の中心を走る事になります。そんな状況においても王騎は決して取り乱したりしません。先の事を考え信に現状を教えます。懸命に馬を走らせるその景色こそが将軍が見るべき景色なのです。これが信にとって王騎からの最後の教えになりました。

王騎の名言③「共に中華を目指しましょう…」

共に中華を目指しましょう、大王

王騎は昭王亡き後、一線を退きましたがそれは仕えるべき相手を失ってしまったからです。共に戦場を駆けた六大将軍も皆死んでしまい、火の付け方を忘れてしまった為であるとも言えます。そんな状態の王騎に再び火をつけたのが贏政です。中華統一を目指すと掲げる贏政に王騎は心惹かれ、そして馬陽前には忠誠の誓いをたてていました。

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キングダムの王騎のかっこいい魅力

かっこいい魅力①信との師弟関係

原作漫画において王騎が高い人気を誇る事になった大きな要因と言えるのが信との師弟関係にあります。信に影響を与えたキャラクターは他にもいますが「師匠」と呼べる相手は間違いなく王騎だけでしょう。2人の出会いは何巻で描かれているかといえば原作漫画では7巻です。蛇甘平原での信の活躍が落ち着いた所に現れたのが王騎でした。この時、信は王騎を見て将軍とは何たるかを肌で感じその夢をより強く実感するようになります。

しかし信と王騎が師弟関係になったのは申す少し後の事で、何巻かといえば原作漫画10巻での事です。それまでに展開された暗殺者との戦い、特に信は羌瘣と戦った事で自身の弱さを痛感し、王騎に師事する事を選ぶのです。しかしそこで与えられた試練は秦国内にある「無法地帯」の平定でした。王騎はそこで信に「率いる強さ」を教える事になるのです。

その後も信は王騎から何巻、何話にも渡って様々な事を教わる一方で共に風呂に入ったりといったコミカルな一面を見せるようになります。こうした信の関係性がより王騎の人気を高める要因となっています。

かっこいい魅力②騰との関係

初登場時は面識を持たなかった王騎と信と違い、王騎の初登場時から常に王騎の側に立ち、会話の相手を務めていたのが副官の騰です。先頭に立つ王騎と常に側に控えている騰というのが何巻、何話で登場する時も変わらないこの2人の関係性をよく体現した位置関係になっています。

飄々とした騰は王騎の最後、死に際に立ち会った際にも決してその表情を崩しませんでした。しかしその握りこぶしは血が流れる程に強く握りしめられており、王騎に対して高い忠誠心を持っていた事は明らかです。

王騎は信に自身の矛を託したように騰には王騎軍を託しています。そして王騎軍は主だった面々も離反する事なくそのまま騰軍として贏政の元で戦う事になるのです。それが出来るのは主君の命とはいえ騰の実力あればこそであり、騰軍はその後の秦軍になくてはならない存在となります。王騎の先見の明がよく体現されたキャラクターであるとも言えます。

かっこいい魅力③思いやりのある性格

王騎はその風貌もさる事ながら歴戦の猛者らしい独特の空気感を漂わせており近寄りがたいものを感じさせる一面があります。しかし自身が認めた相手や部下、同じ将軍という立場である蒙武の事を気にかけるなど非常に思いやりのある性格であると言えます。その懐の広さは主人公である信はもちろん、騰や蒙武にも影響を与えており、以降のキングダムを支える面々の精神的な成長を促す事になりました。

特に百人長となった信にわざわざ「飛信隊」という名前を与え特別な任務を与えるなど信に与えた影響は凄まじい物があると言えます。そんな性格をしているからこそ部下からも慕われており、独立して軍を持っていてもおかしくない実力を持つ騰が副官という地位にい続けたとも言えます。

かっこいい魅力④政を認めたシーン

キングダム作中は王騎を含む六大将軍や趙の三大天などの強さは記憶には残っていますが実際にその強さを発揮している場面は知らない者も増えつつある、そんな時代です。しかし死亡してしまった他の者はともかくまだキングダム作中存命だった王騎の強さが知られていないのは、王騎が昭王の死後、どの王にも仕えようとしなかった事も関係しています。

もちろん秦としては王騎に動いてもらった方が助かるのですが、この時代、秦は主君に仕えるのであった国に仕えるわけではない事も関係し仕える主君なしとして王騎は動こうとしませんでした。贏政に関しても最初はある程度認めつつもまだ未熟であるとして積極的に助ける事はありませんでした。

それが馬陽戦出立前、何巻、何話にも渡って贏政を見守っていた王騎はついに贏政に忠誠を誓いその証として昭王から託された遺言を贏政に伝えます。そんな遺言は知らないとする贏政に王騎は昭王が王騎に誰に伝えるかの判断を託した事、そして王騎は仕える気がなかった先代の王にはそれを伝えなかったとするのです。そして王騎は共に中華を目指すべく馬陽に出立する事になるのでした。

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キングダムの史実

王騎のモデルは王齮?

王騎のモデルと言われている人物、王齮は当時の歴史書と言われる史記にもしっかり名前の登場する人物です。キングダムでは当時の人物がそのままの名前で登場する事も多いですが「齮」の字が常用漢字ではない事から「騎」と置き換えられたのだと考えられています。同じ例が桓騎にも当てはまる事から基本的には王騎は王齮であるとされる事が多いです。

そんな王齮ですが実は史実ではそこまで記載が多くありません。史記には特定の人物に焦点を絞った列伝などがあるキャラクターもあり、李牧などキングダムでも圧倒的な実力を誇る者がその列伝に記載があるのに対し、王齮は秦の歴史を描く「秦本記」にてその活躍が描かれるだけになっています。ちなみに史実では今回紹介した王騎の死亡シーンのような壮絶な最後は迎えてこそいないものの、ほぼ同時期に没しています。

王齕は王齮と同一人物?

そんな王齮が歴史家によって5世紀頃から長らく同一人物説が唱えられているのが王齕(おうこつ)です。王齕は王齮の記述が初めて描かれる紀元前246年から描かれる事になる前、紀元前260年から活躍、しかし紀元前247年の記述を最後にパタリと登場しなくなった人物です。そして最後に描かれているのが敗北であった事も合わさり、この王齕が名を変えて王齮となった、或いは記載する漢字が変わったのではないかと考えられています。

キングダムではこの同一人物説を採用する形で王齕の活躍がそのまま王騎の活躍として描かれています。王齕の活躍の中にはキングダム作中でも度々名前が登場した長平の戦いや、白起の代わりに軍を指揮した記録なども残っており、それがそのまま王騎の活躍として描かれる形になっています。

王齕は六大将軍だった?

王騎といえばキングダム作中唯一生き残っている六大将軍の1人という立ち位置です。六大将軍は秦にとって将軍の最高位のように扱われ戦争の自由さえあったとされていますが史実ではどうだったかといえば決してそのような立場にはありませんでした。白起の副官を務めていたり代わりに指揮を取ることもあるなど高位の将軍だった事は間違いありませんがそもそも六大将軍と言えるほど白起と対等な関係だったわけでもありません。

そもそも史実において秦の同時期の将軍では白起が頭1つ抜けている状態であり、並び立つ程の活躍が描かれている人物はいません。一応キングダムで六大将軍とされた残りの4人も史実に登場はしていますがその活躍は白起には到底及ばない物になっています。元々キングダムの時代である春秋戦国時代は記録の数が少ない事もあって必要に応じて原作者の原泰久先生が脚色を加えていると言えます。

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キングダムの王騎に関する感想や評価

ここからは既にキングダムを視聴した人の王騎に関しての感想を紹介していきます。原作漫画初登場時こそその個性的なキャラクター性から強いインパクトを与えた王騎でしたが、巻が進む毎に人気を獲得していったキャラクターになっています。特に王騎が王騎軍の先頭に立って駆ける姿がかっこいいとする声も多く、強い安心感があるとする声も多くなっています。

とはいえ王騎は他の六大将軍と共に何話にも渡るような多くの功績が要所要所に語られるような形式になっていた事で1つ世代が違う事、キングダム作中では後進に託す立場になるのではないかと不安視する声があったのも事実です。とはいえ王騎の最後が描かれるまではまさか戦場で龐煖に討たれる形で死亡する事になるとは思わなかったとする声が多くなっています。

キングダムは作品の性質上、キャラクターの死亡シーンが多い漫画です、王騎の前後にも様々なキャラクターの死が描かれていますがインパクトという点において王騎の死亡シーン以上のシーンはないとする声も多くなっています。突然の死すぎたという声も多くなっており、愛されるキャラクターになっていただけに今後の展開が気になるとする声も多くなっています。

王騎の死亡自体に関しては一部には何巻、何話か別にして年代的な部分やキングダム作中でのそれまでの描かれ方から遠くない未来だと思っていたとする声も見られます。信や羌瘣などの主要キャラクター以外で何巻、何話も駆けてしっかりと過去のエピソードまで描かれてしまったらそれだけで死亡フラグに見えたとする声も多いです。

王騎は特に信との関係性が良かったとする声が多いキャラクターでもあります。信は多くの人物との出会いによって影響を受けていますが直接師事したのは王騎だけであり、何巻、何話にも渡って紡がれたそんな王騎の教えがあるからこそその後の信、飛信隊の活躍があるとする声も多いです。むしろ信をその後、躍進させる事こそがキングダム内での王騎の役割だったとする声も多くなっています。

また特に2020年9月現在、最新のキングダムでは何話もかける激戦の末に信が王騎の矛を使って龐煖を討ち取った事もあり、何巻、何話も経てのリベンジからは王騎から脈々と受け継がれる物を感じるとする声も多くなっています。

また王騎のインパクトをより強くしたのがアニメキングダムで王騎の声優を務めた小山力也さんの功績も大きいという声も見られます。王騎の独特な喋り方と、戦場での迫力のある演技が良かったとする声も多いです。そしてそんな声優の小山力也さんが演じた王騎の印象を大切にしたと評価されているのが実写映画で王騎役を務めた大沢たかおさんです。ファンの思いに答えてくれたとして王騎がよりイメージに近かったとする声が多くなっています。

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キングダムの王騎の最後や死亡まとめ

王騎はキングダムでも特に人気の高いキャラクターながら物語の序盤、原作漫画では何巻かといえば16巻、アニメでは何話かといえば1シーズンの最終話で死亡してしまったキャラクターです。インパクトの強いキャラクター性、何巻、何話にも渡って描かれる事になった主人公である信を含めた周囲との関係性なども含めてかっこいいキャラクターだったとする声が多くなっているキャラクターです。

王騎はアニメでの声優小山力也さん、実写映画での大沢たかおさんの熱演もありどの媒体で見てもそのインパクトが薄れないキャラクターであるとも言われています。まだキングダムを視聴していないという人は王騎に注目しつつ原作漫画はもちろん、アニメや実写映画、好きなメディアでキングダムを視聴してみてはいかがでしょうか?

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