【キングダム】摎(きょう)は秦の将軍で王騎の婚約者?史実での活躍も考察

キングダムに登場する摎(きょう)は、女性でありながら秦の六大将軍の1人になるほどの実力を兼ねそろえたキャラクターです。摎はキングダム開始時にはすでに亡くなっているキャラクターですが、王騎が過去を振り返るエピソードで婚約者という情報が出てから王騎ファンの間でも驚きの声があがりました。キングダムは史実を元に作られた漫画なため、史実での摎の活躍や摎の最期、王騎との馴れ初めもあわせて紹介していきます。

【キングダム】摎(きょう)は秦の将軍で王騎の婚約者?史実での活躍も考察のイメージ

目次

  1. 摎(きょう)とは?
  2. 摎は秦の将軍
  3. 摎は王騎の婚約者?
  4. 摎の史実での活躍を考察
  5. 摎に関する感想や評価は?
  6. 摎は秦の将軍で王騎の婚約者?まとめ

摎(きょう)とは?

キングダムの作品情報

王騎の婚約者で、女性でありながら秦の六大将軍の1人でもある摎(きょう)について紹介していく前に、まずはキングダムの作品情報について紹介していきます。

キングダムの概要

キングダムとは、2006年から週刊ヤングジャンプにて連載されている原泰久原作の漫画作品です。2019年8月までに55巻まで発売されており、単行本の発行部数は54巻までの累計で3800万部以上となっている大人気漫画です。

ゲーム化、二度のアニメ化、更には山崎賢人さん主演で実写映画化までされています。漫画の実写映画は不満の声が聞こえることが多いですが、キングダムの実写映画は大成功と言ってもいいほど満足感のあるものだというファンの感想が多く見られます。

キングダムのあらすじ

キングダムとは、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に、戦争孤児となった信が天下の大将軍となるために奮闘する物語です。信は同じく戦争孤児となった漂という幼馴染がいましたが、ある日漂だけ城に使えることになります。

しかし数日後、深手を負った漂は信の元へ行き、ある場所へ行ってほしいと告げると息絶えてしまいます。一緒に天下の大将軍を目指そうと語り合った漂の死を悲しむ暇もなく伝えられた場所へ行くと、そこには漂そっくりの男がいました。この男こそ、後の秦の始皇帝となる嬴政だったのです。

嬴政の身代わりとなり漂が死んだと知らされた信は激怒し嬴政を殺しにかかりますが、信に託された漂の思いや2人が目指した夢のため、嬴政と共に弟の反乱を収めようと行動します。

キングダムの実写映画

2018年4月に50巻が発売されたことを記念して、山崎賢人さん主演で実写映画化されることが決定し、2019年4月19日に公開されました。キングダムの実写映画はファンも満足のいくものだとして高い評価を受けています。

キングダムの実写映画化にあたり、豪華なキャストも話題となりました。信役に山﨑賢人さん、嬴政/漂役に吉沢亮さん、河了貂役に橋本環奈さん、楊端和役に長澤まさみさん、成蟜役に本郷奏多さん、昌文君役に髙嶋政宏さん、王騎役に大沢たかおさん、騰役に要潤さんが起用されています。

本記事で紹介する摎は実写映画には登場していませんが、映画化したキングダムが大盛況だったということで映画化第2弾が期待されています。摎は王騎を語る上で欠かせない人物な上、摎と王騎のエピソードはファンの間でも人気が高いことから、実写映画での摎の登場も期待されています。

摎は昭王の子供

キングダムに登場する摎(きょう)は、物語開始時点ではすでに亡くなっているキャラクターで、王騎についての回想シーンで登場しています。摎は王騎の城の召使として王騎に見守られながら育ちます。小さな頃から王騎に憧れていた摎は、王騎の真似をして武術を習いますが腕がよく、すぐに上達していきます。

それもそのはず。摎は戦神と呼ばれる昭王の実の娘だったのです。摎の母は昭王の寵愛を受けていましたが身分が低かったため、摎の身を案じた昭王により王騎に預けられることになったのです。離れ離れに暮らした昭王と摎ですが、昭王が王騎を労いに来た際に初めて顔を合わせたにも関わらず、お互いにすぐに父と娘だと気づきます。

しかし、王宮から赤ん坊がいなくなったことが公になると大変な事態になることから、摎が昭王の実の娘であることを口外することは禁じられ、摎も受け入れています。

王騎とは?

王騎とは、六大将軍の1人で「秦の怪鳥」という異名を持っています。物語開始時点では最後の六大将軍となっていました。政の曽祖父であり摎の父である昭王に心酔していたため、昭王が亡くなった後は一線を退いていました。しかし、昌文君から政の話を聞き、竭氏陣営にいながらも政を助けるような行動に出ます。

その後、政と対峙し「未熟だ」としながらも政のことを王として認めます。また、孤児の身分から「天下の大将軍」を目指す信に、『大将軍とは何か』を説きます。馬陽編にて敵の総大将が龐煖だと知り復帰しますが、深追いしすぎた龐煖の救援に向かったところ敵の罠に嵌り、討たれてしまいます。

王騎の首を取られるわけにはいかないと、王騎軍はなんとか逃亡を果たしますが王騎は信に矛を託し、みんなの見守る中、息絶えてしまいます。

キングダム特設サイト|週刊ヤングジャンプ公式サイト

摎は秦の将軍

秦の六大将軍の1人

前述した通り、摎は秦の六大将軍の1人です。幼いころから王騎の城で武術を学び、召使という立場でありながら戦とあれば王騎に着いていき戦果を上げていきます。昭王と対面を果たした後は仮面をつけた姿で戦い、女だてらに六大将軍の1人へと上り詰めます。

高い能力を受け継ぐ血筋

摎の父親は昭王です。昭王は嬴政の曽祖父に当たる人物で、在位五十五年の大半を戦に費やしたため戦神と言われ、武人から慕われた人物です。そんな昭王の実の娘である摎は、高い能力を受け継ぐ血筋を持っていると言えるでしょう。また幼少期から摎は王騎の側に仕えてきたため、育ってきた環境からみても武術に長けるのは当然と言えるのかもしれません。

摎の声優は高梁碧

アニメキングダムで摎の声優を担当したのは高梁碧さんです。高梁碧さんは1979年8月8日生まれ、埼玉県出身で、同じく声優の立花慎之介さんと結婚されており、2018年に第一子となる女の子を出産しています。高梁碧さんはアニメ声優だけでなく、吹き替え声優としても活躍されています。

高梁碧さんの主な出演作は、「北へ。〜Diamond Dust Drops〜」の白石果鈴役、「ぼくらの」のチズ/本田千鶴役、「黒執事」のマチルダ・シモンズ役、「さらい屋 五葉」のお絹役、「青の祓魔師」の朴朔子役などがあります。

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摎は王騎の婚約者?

王騎に恋していた摎

昭王の実の娘でありながら王騎の召使として育ったため、身分が低いながらも六大将軍に上り詰めた摎は、幼いころから憧れていた王騎に恋をしていました。幼いころは憧れの対象だったであろう王騎が、いつの間にか恋する相手となっていたのです。

幼い頃の約束

摎は幼少期に、王騎に「城を100個取れたら摎を王騎様の妻にしてください」と話しています。幼少期の話なので、通常であれば子供の戯言だと本気に捉えることはないのかもしれませんが、王騎は快諾した上にその約束を覚えていました。

100個目の城「馬陽」を落とそうと意気込む摎の前に現れた王騎は、摎に「あと一つですね」と声を掛けます。幼いころの約束を覚えていてくれたことに歓喜する摎と王騎を見た周りの者たちは、この2人に幸せが来ると信じて疑いませんでした。

夢叶わず討たれた最期

しかし、約束の100個目の城「馬陽」を落とそうと出撃した摎は突如現れた龐煖により討たれて最期を迎えてしまいます。この城を打ち落とせれば幼いころからの夢であった「王騎の妻になる」という夢が叶うはずでしたが、空しくもここで最期を迎えてしまうのです。摎が討たれたという知らせを受けた王騎は文字通り鬼のような形相で「馬陽」へ向かい龐煖を襲います。

摎の最期が与える影響は大きすぎるとみなされ、王騎と昌文君により摎の最期は戦死ではなく病死ということにされるほどでした。摎の最期が王騎に与えたダメージも大きく、その後、王騎が最期を迎えることになった戦も龐煖との戦いでした。

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摎の史実での活躍を考察

史実の摎は男性?

ここからは摎の史実での活躍を考察していきます。1つ目の考察は、史実の摎は男性だったということです。キングダム作中では、昭王の実の娘で王騎の婚約者として「女性」として登場した摎ですが、史実では「女性」という記述がないために「男性」なのではないかと考えれらえています。

負黍を取った摎

史実として、初めて摎が登場するのは紀元前256年のことです。韓を攻めて「陽城」、「負黍」を打ち取った記録が残っています。この「負黍」というのは要所となるような重要な土地で、日本でいう戦国時代の初期に、韓が鄭を滅ぼす時に拠点になった場所がこの「負黍」なのです。

史実では韓は鄭を滅ぼすと、次に鄭の都であった新鄭に遷都していることから、摎が負黍を打ち取ったことで韓は滅亡へと歩みを進めていたと言えるでしょう。

20県を奪う功績

史実では摎が韓を攻めて「陽城」と「負黍」を打ち取ったこの年、摎は更に趙を攻めて累計20県を奪ったという功績があります。また史実上の摎は残虐なところがあるようで、趙の捕虜など9万人を斬首したという記録が残っています。このことからも、摎は大きな功績を挙げたと言えるでしょう。

摎が周を滅亡させた?

史実では摎が韓を攻めて「陽城」と「負黍」を打ち取ったことは前述した通りですが、実はこの時に西周君(武公)が、他の国々と同盟を結ばせて秦を妨害したとされています。当時の周王(赧王)は名ばかりで、実権は西周君(武公)が握っていました。

摎は昭王の命令により、「陽城」と「負黍」を落とす際に妨害してきた西周を攻撃すると、西周君(武公)は西周の領土を全て秦に献上したのです。そして、西周君(武公)に養われていた名ばかりの王である周王(赧王)も秦の支配下になるのですが、直ぐに亡くなってしまいます。周王(赧王)には後継ぎがいなかったため、これは事実上、周王朝の滅亡と言えるでしょう。つまり、周を滅亡させた将軍は摎と言う事になります。

魏を討った摎

史実に出てくる摎の最後の記録は魏を討ち取ったことです。魏は秦国を嫌っており、頭を下げることを決してしませんでしたが、そのことが気に入らなかったのか秦国は魏を攻めます。圧倒的な力を持っていた秦国に対して抵抗を続けてきた魏は、摎により討ち取られました。

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摎に関する感想や評価は?

ここからはキングダムに登場する摎に関する感想や評価を紹介していきます。摎と王騎の悲恋の最期を見てキングダムにはまったというこの方は、信と羌瘣には結婚して幸せな未来を描いてほしいと願っているそうです。しかし、信と物語序盤から行動を共にしている河了貂が絡んでくるため、上手くいかないかもしれないと危惧しています。

Twitterで摎についての感想や評価を検索してみると、この方のように「摎と王騎の関係やストーリーが好き」という感想が非常に多く見られます。王騎は「ンフフ」と言った口調などから恋愛対象が男性なのではないかと思われてきたキャラクターだったため、摎の登場に驚いた読者もいたようです。

摎と王騎の馴れ初め、そして摎の最期のシーンや摎の訃報を聞いた王騎の鬼のような表情、全てが泣けるという感想も非常に多く見られました。王騎が討たれた敵の大将も龐煖であり、王騎がどんな気持ちでこの戦の総大将になったのか…と王騎の気持ちを想像して泣いてしまうという感想も見られました。

キングダムは2019年8月までに55巻まで発売されていますが、改めて読み返すファンは少なくありません。読み返す中で、「摎と王騎のシーンは何度見ても泣いてしまう」や「切なすぎて読めない」、「摎の最期が涙で見れない」という感想を持つ読者の方も見られました。王騎はキングダムの中でも人気の高いキャラクターですが、摎との純愛と哀しい別れが人気の理由の1つになっているのでしょう。

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摎は秦の将軍で王騎の婚約者?まとめ

ここまで、キングダムに登場する摎について紹介してきました。摎は女性でありながら六大将軍の1人にまで上り詰めた実力の持ち主ですが、実は戦神と言われていた昭王の実の娘でした。母親の身分が低かったために暗殺を恐れ王騎に託し、王騎の元で武術を学びながら成長し、王騎への憧れがいつしか恋に変わっていきました。

城を100個取ったら王騎の妻にしてほしいと幼いころに言われた王騎は、その言葉をきちんと覚えており最後の城を攻める前夜に摎に「あと一つですね」と告げています。ですが、その100個目の城を落とすことが出来ず、摎は最期を迎えてしまいます。この悲恋の結末には涙するファンが多かったことがTwitterでの感想や評価を見るとわかります。

キングダムでは女性として登場した摎ですが、それはオリジナルの設定で史実上は男性のようです。キングダムには摎のように史実に登場する実在した人物が多数登場しています。まだ未見の方は、一度キングダムをチェックしてみてはいかがでしょうか?

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