火ノ丸相撲の最終回（第250話）ネタバレ！鬼丸と刃皇の戦いの結果は？

こちらの記事では、大人気相撲漫画『火ノ丸相撲』の気になる最終回のネタバレを主に紹介します。横綱「刃皇」との対決に果敢に挑む「鬼丸」こと主人公・潮火ノ丸。2人の勝負の行方、結末はどうなるのか、ネタバレ込みでお届けします。最終回のネタバレは一体どのような内容なのか、気になる方は是非下記のネタバレをご覧ください！

ネタバレへ突入する前に、『火ノ丸相撲』とはどのような漫画なのか、作品概要やあらすじを紹介します。「週刊少年ジャンプ」にて連載されていたスポーツ漫画『火ノ丸相撲』は、少年漫画としては珍しく「相撲」を題材にした作品です。原作者の川田先生にとって、『火ノ丸相撲』は初めての連載作品であり、たくさんのファンから支持された代表作品でもあります。

『火ノ丸相撲』の連載開始は2014年26号からで、2019年34号で最終回を迎えました。連載期間中であった2018年10月～2019年3月にかけてテレビアニメが放送され、新規ファンを多く獲得しました。また、熱い結末を迎えた後に、火ノ丸達の後日談である「火ノ丸相撲 後日譚」が期間限定で「少年ジャンプ+」に掲載され、好評を得ていました。後日談については、最終回ネタバレと共にこの記事でネタバレ紹介します。

大太刀高校相撲部は「弱小」呼ばわりの不運な相撲部で、部活動で使う道場も不良グループに占拠されている有り様でした。しかし、無名の存在でありながら、驚異的な強さを見せつける少年・潮火ノ丸が現れたことで、大太刀高校相撲部の状況はガラリと好転します。

中学時代は無名だった火ノ丸でしたが、かつては次世代の横綱候補「鬼丸」と呼ばれた実力のある相撲少年だったのです。火ノ丸を迎えた大太刀高校相撲部は活気を取り戻し、初めての団体戦に意気込むのでした…。

ここからは、『火ノ丸相撲』の最終回(第250話)のネタバレとなります。鬼丸VS横綱・刃皇の優勝決定戦決勝の結末(勝敗)のネタバレはもちろん、試合中の鬼丸が抱いた感情や、ラスボスとして立ちはだかった刃皇の思いなど、キャラクターの心理描写もネタバレしてお届けしますので、是非ご覧ください！

鬼丸と刃皇の戦いは最終局面を迎えていました。「今のワシを作った全てにありがとう！！」、最強の横綱・刃皇と戦う中で、鬼丸はある大きな感情を抱きます。その感情とは、自分という存在を作ってくれた人々への「感謝」の気持ちでした。一生懸命隣で支えてくれた礼奈はもちろん、共に戦った仲間達や、声援を送ってくれるライバル達、全ての人々に感謝をする鬼丸。

そして、その声援に応えるため、鬼丸は刃皇に百千夜叉墜を仕掛けます。鬼丸の投げを必死に堪えた刃皇でしたが、鬼丸の攻めはそれで終わりません。「刃皇よ、その技は三太刀同時だぜ」、駿海は心の中でそう呟きました。「どうじゃ・・・これがワシの・・・小せぇワシだから辿り着いた鬼丸相撲じゃ！！」、小さい体で生まれた鬼丸。それが原因で他の力士よりも苦労を強いられてきたことも事実です。

小さい体であるが故に体験した苦労でさえ、今の鬼丸にとっては愛しい存在でした。「かーちゃん・・・小さく生んでくれてありがとう・・・」、成長した姿を見せたかった亡き母を想い、感謝をしながら、鬼丸は刃皇に渾身の投げを仕掛けます。刃皇の体は土俵に強く叩きつけられ、鬼丸の勝利が決まりました。

「鬼丸の勝ち！！九月場所幕内最高優勝は…平幕の鬼丸―――！！」、横綱という大相撲の頂点を勝ち取ることは小さい体で生まれた鬼丸にとって非常に過酷な挑戦でした。しかし、そうだからこそ、この優勝は鬼丸にとって気高いものだったのです。鬼丸の優勝を祝う観客達によって座布団が舞う中、鬼丸は派手に喜ぶことも、感極まって泣くこともしませんでした。

鬼丸は対戦相手である刃皇への敬意を示すために、粛々とした態度を取っていたのです。鬼丸のその姿を見た礼奈は、喜びのあまり涙を浮かべます。2人の結婚に対して否定的だった兄・博次も、鬼丸こと潮火ノ丸の真摯な姿に心を動かされていました。

一方、敗北した刃皇が土俵から引き上げると、周囲にマスコミが集まり、彼の今後、つまり進退について問い詰めます。鬼丸のような力士がいるのであれば、自分の役目はもう終ったのかもしれない、と弱々しい声で語る刃皇にざわつくマスコミ。しかし、すぐに「なんて言うとでも思ったか！？やめねぇよバーカ！！！」とコメントし、いつものテンションに戻った刃皇。

彼の頭には辞める理由なんて存在しなかったのです。自分を倒した鬼丸には今回の借りを返す必要があり、他にも将来有望な力士との戦いが待っている。「俺はまだまだ強くなるぞ！！」と刃皇らしい言葉に思わずホッとするマスコミ達。刃皇の妻・由美も「・・・付き合うわよ。どこまでも」と穏やかに答えるのでした。

「おめでとう！！火ノ丸！！」、感極まった礼奈は、嬉し涙を流しながら、愛する鬼丸の胸に飛び込みました。鬼丸も優しい表情で礼奈の体を受け止めます。礼奈の笑顔が見たい、その想いこそが鬼丸の原動力だったのです。幸福を分け合っている鬼丸と礼奈の所に、国宝世代の面々が訪れました。

「託したとはいえ死ぬほど悔しいわ！次は負けへんで！」と語る童子切は、その言葉に反して、嬉しそうな様子でした。さらに、そこへ大太刀高校の仲間達も加わります。部長が空に向かって指を差すと、鬼丸もふと空を見つめました。「ワシは潮火ノ丸。雲の上にまで名を轟かす大横綱になる男じゃ」、ふと浮かんだこの台詞は、鬼丸を象徴する言葉でもありました。

空を仰いだ鬼丸は亡き母のことを想います。「この先どうなるかはわからねぇ・・それでも・・少なくともワシは今」、その瞬間、堀のカメラのフォーカスが鬼丸と礼奈に当てられました。「最高に幸せじゃ・・・・！！！」という鬼丸の心理描写と共に物語は幕を閉じます。最終回のネタバレはこちらで終わりですが、下記に後日談のネタバレもあるので、引き続きお楽しみください！

最終回のネタバレはいかがでしたでしょうか？やっと勝ち得た勝利と手に入れた幸せ。鬼丸が抱いた感謝の気持ちは、周囲の人々や愛する礼奈、そして、亡き母親に対する純粋なものでした。『火ノ丸相撲』で感じられる温かさは、鬼丸が人々から受け取った無限の愛から来ていると言っても過言ではありません。この項目では、最終回のネタバレに引き続き、優勝した後の鬼丸を描いた「火ノ丸相撲 後日譚」の結末をネタバレしていきます。

鬼丸は優勝後にマスコミからのインタビューに応じます。その際、怪我の時期のことや、番付が落ちた時期のことも話題に挙げられました。力士となった火ノ丸(鬼丸)のことを、精神的にも身体的にも支えていたのは、学生時代からの友人やライバル、同じ部屋で出会った仲間達、そして、礼奈を含む声援を届けてくれる人達でした。

その後、刃皇の引退撤回についての質疑、また、刃皇を土俵に叩きつけたことで、国宝世代のプライドを誇示できたのでは？という話題に変わりました。鬼丸は一度勝利すれば全て良しとは思っておらず、今後、何度でもまた戦いましょうと発言します。鬼丸のその言葉を帰りの車内で聞いていた刃皇は笑みを浮かべていました。鬼丸はこれからも横綱になる夢を諦めないことを表明したのです。

しかし、現状は厳しく、番付の上位は固まっており、鬼丸は三役になることも遠い未来かもしれません。ですが、それでもこの日だけは思う存分夢を見ても良い、鬼丸を見守る駿海はそう感じていました。その後、質問は公開プロポーズの件となり、鬼丸は恐縮しながら、良い報告を届けられるように頑張る、と意思表示します。

記者会見の後は、授賞式が行われ、鬼丸を含む力士達は、実力に匹敵した多種多様な賞を授与され、誇り高き名誉を獲得しました。その後、優勝パレードに参加した鬼丸は、同じ部屋の冴ノ山から宣戦布告されるものの、お互い楽しい時を共有しました。

目まぐるしく時間は流れ、ついに祝勝会へと場所が変わりました。スピーチをするなり大号泣してしまった柴木山親方。何故なら、彼は鬼丸(火ノ丸)を学生時代から見守ってきたため、涙を堪えきれなかったのです。また、鬼丸の婚約者として、礼奈からもスピーチがあり、少しだけ緊張していた礼奈でしたが、無事に凛とした姿でスピーチを行ないました。

スピーチの終了後、鬼丸と礼奈は少し会話をすることができました。鬼丸は自分の相撲によって皆が笑顔になることがとても嬉しいと、礼奈に伝えます。礼奈は鬼丸(火ノ丸)が笑顔でいるからこそ、皆も笑顔になるのだと微笑みながら言いました。 

場所は変わり結婚式会場。そこでは、鬼丸が礼奈にプロポーズした際の映像が流れており、童子切や太郎太刀など、鬼丸の知り合い達も招かれていました。新郎新婦こと鬼丸と礼奈が入場し、結婚披露宴が始まります。もし男の子が産まれたら横綱にしたいと、願望を隠せない鬼切。2人の結婚自体に驚きを隠せない太郎太刀。礼奈の兄である佑真と博次は涙を流しています。たくさんの人々から祝福された火ノ丸と礼奈。

しかし、突然そこに刃皇の妻・由美が現れ、余興として優勝決定戦の再現を披露することに。土俵入りした刃皇に続き、三日月宗近や童子切などの面々も鬼丸と闘いたいと駆けつけます。鬼丸は何がどうなっているのか混乱しそうになりますが、結末をネタバレしますと、この結婚披露宴は夢だったのです。鬼丸が寝ていた場所はホテルで、なんと礼奈との結婚初夜を迎える直前でした。

鬼丸も妙に気合いが入りましたが、そんな彼の元に「お待たせ」と礼奈らしき人が訪れます。しかし、そこに来たのは思いもしない相手で、なんと強敵・刃皇でした。ネタバレせずとも推測がつきますが、こちらもやはり夢です。

どうしてそんな悪夢を見たのかというと、前日の出稽古で刃皇に絞られたことが原因だったようです。鬼丸が遅れて稽古場に駆けつけると、ライバル達が待ち構えていました。強敵がいる限り、夢がある限り、鬼丸の相撲は終りません！ 以上が『火ノ丸相撲』の後日談の結末ネタバレでした。

ネタバレでお伝えした通り、無事に最終回を終えて、幸せな結末を迎えた『火ノ丸相撲』。心動かすストーリー展開は、ファンの心を掴んで離しませんでした。この項目では、最終回を迎えた『火ノ丸相撲』の原作者である川田先生のプロフィールや代表作品について紹介します。 

「川田(かわだ)」は学生時代のあだ名を元にしたペンネームなので、本名は公開されていません。また、意外に思われるかもしれませんが、川田先生がデビューを飾った漫画雑誌は、『火ノ丸相撲』が連載されていた「週刊少年ジャンプ」(集英社)ではなく、同じく週刊漫画雑誌である講談社の「モーニング」でした。

初期の読み切り作品も、ジャンプではなく「モーニングツー」にて掲載され、その頃は、漫画家・こしのりょう先生のアシスタントを務めていました。格闘技全般が大好きで、『火ノ丸相撲』で扱った相撲はもちろん、プロレスなども大好きだと語っています。『火ノ丸相撲』のために、実際に相撲を観戦したり、本を読んだりして、自ら進んで研究・分析も行っていました。

川田先生のその他代表作品としては、今回ネタバレしてお届けした『火ノ丸相撲』の他に、『ラブアンドジャスティス』という漫画作品があります。『ラブアンドジャスティス』は、2009年にジャンプの手塚賞(公募新人漫画賞)の佳作として発表された作品で、川田先生は受賞後に、青年誌で連載するようにおすすめされていました。

しかし、少年誌での可能性を見つけた川田先生は、『週刊少年ジャンプ』で自身の漫画を連載するために、当時『黒子のバスケ』を描いていた藤巻忠俊先生の元でアシスタントとして働き始めます。『ラブアンドジャスティス』がなければ、『火ノ丸相撲』の連載もなかったのかもしれません！

ここでは『火ノ丸相撲』の最終回に関するネタバレ込みの感想を紹介します。最後まで鬼丸が横綱になるシーンは描かれませんでしたが、最終回や後日談に関して好意的な感想が多い印象です。どれほどファンから愛されていたのか、それは感想を見れば一目瞭然です。

感想の中には「まだまだ物足りない」という声もありますが、その感想とセットになってくっついて来るのが、「後日談がちゃんとある！」という感想です。しっかりと後日談があること、それはファンにとって非常にありがたいことだと言えるでしょう。

感想の中で2番目に多いのは、「最終回までアニメ化してほしい」という切実な意見でした。綺麗に完結した『火ノ丸相撲』だからこそ、アニメ化を望んでいる感想が見られるのです。最終回を迎えた後にアニメ化したジャンプ作品も多いので、ファンのアニメ化してほしいという感想が実現する未来もあるかもしれません！

この記事では『火ノ丸相撲』の最終回・結末のネタバレを中心に、後日談のネタバレや原作者情報、読者の感想などをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか？ネタバレだけでは満足できない！ネタバレによって原作が気になったという方は、是非『火ノ丸相撲』の原作漫画に触れてみてください！ ネタバレを読んだだけでは感じられない魅力が待っているはずです！