【銀魂】坂田銀時の過去とは?家族はいる?幼少期や白夜叉時代など時系列で考察

銀魂では無気力で死んだ魚のような目をしている坂田銀時の姿を見ることができます。お金に関しては意地汚い要素を持っている彼は依頼人の遺産を狙ったり、ヤクザのような手法によって詐欺まがいのことをしたりしていました。現在は何でも屋を営んでいる坂田銀時ですが過去は白夜叉と呼ばれ攘夷志士として活躍していたのです。そこで、幼少期から白夜叉時代など時系列で考察しながら、彼の過去や家族、一緒に戦っていた過激派の高杉晋助や攘夷党の党首を務めていた桂小太郎、子供たちに学問を教えていた吉田松陽らをご紹介します。

【銀魂】坂田銀時の過去とは?家族はいる?幼少期や白夜叉時代など時系列で考察のイメージ

目次

  1. 坂田銀時とは?
  2. 坂田銀時の過去は?家族はいる?~幼少期~
  3. 坂田銀時の過去~寺子屋時代~
  4. 坂田銀時の過去~白夜叉時代~
  5. 坂田銀時が吉田松陽を殺した?
  6. 坂田銀時のかっこいい名言集
  7. 坂田銀時に関する感想や評価
  8. 坂田銀時の過去まとめ

坂田銀時とは?

銀魂ではニート侍扱いされている坂田銀時の姿を確認することができます。いい加減で脱力感、無気力を漂わせている彼は死んだ魚のような目をして日々生活していました。少年ジャンプを20年愛読している彼は、だらけきった生活を送っていますが、情が厚く仲間思いな性格を持っており決める時にはビシッと決めることができるため、周囲の人間もなんだかんだ彼を頼りにしていたようです。

安定した収入はないものの時には料理をしたり、何でも屋を営んだりしているため何とか生活は成り立っていました。しかし、彼の生活に付き合わされている青少年たちは悪影響を受けていたようです。そこで、かつては白夜叉と呼ばれており攘夷志士として戦っていた坂田銀時の過去や家族について幼少期から白夜叉時代など順番に時系列に沿って考察していきます。また、鬼兵隊の首領である高杉や攘夷党の党首である桂も紹介します。

銀魂の作品情報

銀魂の概要

2004年2号~2018年42号に渡って週刊少年ジャンプによって連載された「銀魂(ぎんたま)」は、北海道滝川市出身の漫画家である空知英秋(そらちひであき)さんによって描かれた漫画となっています。全77巻(全704話)の単行本が刊行されている銀魂は、5500万部の国内累計発行部数を第74巻の時点で記録したことで注目を集めていました。

完結編としては「2019 Winter vol.1~vol.3」がジャンプGIGAによって、2019年5月13日~6月20日に渡っては銀魂公式アプリによって連載されています。人情コメディストーリーをSF時代劇の体裁によって描いた銀魂は作者にとっては初連載の漫画となりました。作者曰く「SF人情なんちゃって時代劇コメディ」として描いた銀魂は連載順位が打ち切りすれすれの時もありましたが15年半に及ぶ長期連載作品となっています。

銀魂のあらすじ

江戸時代の末期になると宇宙人である天人(あまと)は地球を襲撃してきました。彼らの襲撃によって十数年に渡っての攘夷戦争が繰り広げられることになります。多くの地球人である侍が戦争に参加しましたが、圧倒的な天人の力によって江戸幕府は彼らの侵略を受け入れてしまったのです。天人が地球を支配し始め20年が経ったある日、侍魂を忘れていない坂田銀時が姿を現し少しずつ状況が変わっていくことになります。

坂田銀時のプロフィール

銀魂で「坂田金時」がネーミングのモチーフとなっている坂田銀時は、天然パーマの銀色の髪をしていました。坂田金時とは、頼光四天王の1人であり幼少期は「金太郎」呼ばれ童話などでも親しまれている人物となっています。死んだ魚のような目をしている彼は、全てにおいて脱力感と無気力感が漂っている青年だったのです。金銭感覚も危うくお金もないのに酔いつぶれたり遊び歩いたりする生活を送っていました。

  • 名前:坂田銀時(さかたぎんとき)
  • 愛称:銀ちゃん、銀さん、旦那、万事屋
  • 誕生日:10月10日
  • 血液型:不明
  • 年齢:20代
  • 体重:65kg
  • 身長:177㎝
  • CV(声優):杉田智和
  • CV(声優):矢口アサミ(幼少期)
  • 実写版キャスト:小栗旬

金に意地汚い彼は、人様の商品を法外な値段で転売したり、ヤクザも顔負けの手法によって詐欺を働いてお金を巻き上げたり、お金のためであれば仲間でさえも本気で殺そうとする人物だったのです。さらにセクハラ発言も多くムッツリスケベな性格のために泥酔いしては粗相を働くことも日常茶飯事でした。しかし、無職ではなく「万事屋銀ちゃん」という何でも屋を営んでいたのです。かつては白夜叉という攘夷志士でした。

坂田銀時の性格

銀魂でいい加減の塊といわれている坂田銀時は、ムッツリスケベな性格を持っていました。全てにおいて無気力でだらけきった生活をしていた彼ですが、武士としての心意気を忘れず、仲間思いの情に厚い性格を持っていたのです。そのため、普段は金に意地汚い要素が満載の彼ですが、決める時にはしっかりと決めてくれるため頼りがいのある信用できる人間として高い評価を得ていました。

死んだ魚のような目で無気力に生きている彼ですが、無職ではありません。「万事屋銀ちゃん」という何でも屋を営んでは生計を立てていたのです。しかし、酒癖が悪く、ムッツリスケベなところがあったために、セクハラ発言を連発したり、さまざまな粗相をしては周囲に迷惑をかけるのは日常茶飯事でした。本人1人で生活しているのであれば問題はないのですが、彼の近くには思春期の少年少女がいたため悪影響を与えることになります。

銀魂で甘いものが大好きな坂田銀時は、甘いものを週に1度は食べないとイライラしてしまう性格を持っていました。甘いものが大好きな彼は糖尿病寸前だと医者からもいわれていましたが、ギリギリの状態で死なずに済んでいるのは極貧生活のおかげでもあったようです。また、かつて白夜叉という攘夷志士として戦っていた彼は、内蔵している筋肉の量と質、運動量によって救われていました。

霊媒体質であり強い霊感の持ち主である彼は、仲間を大切に思う性格を持っているために万事屋銀ちゃんの大家でありスナックお登勢のママを務めているお登勢が負傷した際には怒り狂って、彼女に手をあげたヤクザの組長を務めている泥水次郎長を斬りつけています。普段は気だるそうに振舞っている彼ですが、自分にとっての大切な存在や大事なものはしっかりと認識しており、それらを脅かすものは許さない性格をしていました。

銀魂 テレビ東京アニメ公式

坂田銀時の過去は?家族はいる?~幼少期~

過去①家族はいる?天人の関係は?

銀魂で何でも屋を営んでいる坂田銀時には家族はいないようです。幼少期の可愛らしい彼は、戦場において死体をあさって生きるという生活を送っていました。そのため、戦争孤児ということができるかもしれません。戦争が起きると必ず両親が死亡して子供だけが生き残って戦争孤児となって彷徨う子供は存在していました。そのうちに死体を食う鬼が出るという噂が立つようになります。

死体を食う鬼が出るという噂を聞いて駆け付けたのが子供に学問を教えていた吉田松陽です。彼はその噂を聞いて子供が戦争孤児となって彷徨っていると瞬時に感じたのかもしれません。戦場跡にいたのは鬼ではなく幼い銀時でした。彼は、死体からさまざまなものを剥ぎ取っては生きていたのです。過去に戦場跡で生き抜かねばならなかった幼い彼を救ったのは心優しい吉田松陽でした。

戦場跡に取り残されて死体からさまざまなものを剥ぎ取って生活していた彼は、銀髪という独特な髪色を持っていました。当時天人以外は人間らしい容姿をしています。そのため、人間離れした綺麗な銀髪の髪の色を持っている彼は天人とのハーフなのではと噂されるようになりました。天人とのハーフだったために戦争という騒動に乗じて捨てられたと考えることもできます。

5歳~7歳と思われる幼少期の過去に戦場跡で生活していた彼の正体や家族は明らかとなっていませんが、彼の容姿である美しい銀髪からも天人とのハーフの可能性は高いでしょう。銀魂ではだらけきった生活を送ている坂田銀時は自分には家族がいないとはっきりといっているため、家族はいないと考えることができます。また、夜兎族でありかわいい神楽の父親である星主坊主との会話でも家族を欲しがっていることが伺えました。

万事屋銀ちゃんに身を寄せるようになった神楽を見た父親の星主坊主は、娘は自分のことを父親だとは思っていないかもしれないと打ち明けています。その言葉に対して家族がいないといい放っている銀時は、自分だったら彼のような家族が欲しかったと話していました。このことからも自分の家族もわからない天涯孤独に生きてきた彼は家族に大きな憧れを抱いているのかもしれません。

過去②吉田松陽との出会い

銀魂で松下村塾という子供たちに学問を教える塾を開業したのが心優しい性格の吉田松陽です。彼は一国傾城篇においては寛政の大獄の際に捕まってしまいました。戦争によって孤児となってしまった坂田銀時が戦場跡で死体からさまざまなものを剥ぎ取って生活していたところにやってきて彼を救い、自らが経営している塾で育てていきます。辛い過去を背負っている銀時の父親のような存在となっていきました。

  • 名前:吉田松陽(よしだしょうよう)
  • モデル:吉田松陰
  • 塾名:松下村塾を開業
  • 役割:坂田銀時の父親代わり
  • 生年月日:不明
  • 血液型:不明
  • 性格:心優しい、芯が強い

寛政の大獄の際に捕まってしまった吉田松陽は、松下村塾も焼かれてしまいます。身寄りのない孤児だっただらけきった生活を送っている坂田銀時をはじめ、攘夷志士の中で最も危険な男と呼ばれている高杉晋助、攘夷党という反幕府勢力の党首を務めるようになった桂小太郎らは松下村塾においての教え子であり、彼らは心優しかった吉田松陽のことを「松陽先生」と呼んで慕っていたのです。

寛政の大獄の際に捕まってしまった吉田松陽を慕っていた坂田銀時や左目を包帯で覆っている高杉晋助、美しく長い髪を持っている桂小太郎らは恩師である吉田松陽を助けるべく攘夷戦争に参加しました。暗い過去を背負っている銀時はかつて戦場跡で生活をしていたのです。戦争においては多くの人々が命を落としています。死亡者が多すぎて誰にも弔ってもらえない死体が戦場跡にはゴロゴロと転がっていました。

そんな生きた心地がしない戦場跡で生きるために死体からさまざまなものを剥ぎ取って生活していた坂田銀時は、子供たちに学問を教えている心優しい吉田松陽に拾われたことで視野を広げていく事ができました。美しいサラサラの長い髪を持っている吉田松陽と出会った当初の銀時は一切言葉を発していません。彼は生まれてから誰とも話さずに生活したために言葉を知らなかったと考えることもできます。

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坂田銀時の過去~寺子屋時代~

過去①不真面目な生徒だった?

穏やかな性格の吉田松陽に拾われた坂田銀時は、彼が経営する松下村塾に通うことになります。家族の正体もわからずその日その日命を繋ぐことに精一杯の辛い過去を背負っていた彼も吉田松陽との出会いによって生活が一変しました。しかし、現在のぐうたらで無気力な雰囲気は寺子屋時代の幼少期から現れていたのです。父親代わりである吉田松陽の生徒として寺子屋に通っていたもののかなり不真面目な生徒でした。

寺子屋での授業においては一切聞いておらず、いつも寝てばかりいたのです。しかし、寝てばかりいても彼には優れた才能がありました。剣術においては寺子屋で1番の腕前を持っていました。寺子屋に通っている生徒たちは誰も彼に勝つことができなかったのです。圧倒的な強さを持っている彼は、道場破りに訪れた過激な性格を持っている高杉晋助を一瞬で叩きのめしてしまいます。

名門講武館の出身であった高杉晋助は負けず嫌いな性格を持っていたために、自分が勝つまでは気が済まなかったために彼が在籍している寺子屋に通うことになりました。何度か勝負を挑んだ果てにやっと勝つことができた高杉晋助ですが、通えば通うほど松下村塾の良さを知ってしまったのです。独善的な勘違い野郎といわれている高杉晋助や上品な雰囲気の桂小太郎も彼が在籍している寺小屋に通うようになります。

穏やかで心優しい吉田松陽や剣の腕前がずば抜けている坂田銀時らに興味を抱いた2人は、寺小屋に通っている不真面目な生徒である坂田銀時と一緒に何事にも動じない懐が大きな吉田松陽を師と仰ぎ、師事することになりました。名門講武館の出身である派手な祭り好きの高杉晋助や整った顔立ちの桂小太郎らが子供のことが大好きな吉田松陽が開業した寺小屋に通うことによって周囲からはさまざまな噂や陰口を叩かれるようになります。

あらぬ疑いをかけられた穏やかな性格の吉田松陽はいつの間にか追われる身になってしまったのです。権力による圧力を受けた際にも素直な子供たちは彼からの学びをやめようとはしませんでした。どんな脅しにも屈しない冷静沈着な性格の吉田松陽は、ついに寛政の大獄によって捕まってしまいます。この事件によって恩師を失った3人は師匠を助けるべく動き出すことになりました。

過去②高杉や桂との出会い

幼少期の寺子屋時代は不真面目な生徒であった坂田銀時や荒々しい性格の高杉晋助、リーダー的な存在である桂小太郎らが純粋に学びに没頭することができる平和な時代だったのかもしれません。心穏やかで懐が深い包み込むような存在だった吉田松陽が経営する寺子屋の存在を3人は心地よく感じていました。道場破りをしていた好戦的な高杉晋助が不真面目な生徒である坂田銀時に負けたことで深く繋がることになります。

  • 名前:高杉晋助(たかすぎしんすけ)
  • 誕生日:8月10日
  • 血液型:不明
  • 年齢:20代
  • 体重:60kg
  • 身長:170㎝
  • 好物:ヨーグルト、ヤクルトなどの胃に優しい乳酸系
  • CV(声優):子安武人
  • 実写版キャスト:堂本剛

過激な考えを持っている高杉は常に左目を覆っている姿が描かれていますが、これは怪我をしているからではなく過去の呪いや恨みを決して忘れないようにするためだったのです。強靭な精神力を持っている彼は、自分が成し遂げたいことを明確に理解することができたためにいつも迷うことなく突進していく勇気を持っていました。そのため、恩師である吉田が捕まった際も必死に助けようとしたのです。

  • 名前:桂小太郎(かつらこたろう)
  • 誕生日:6月26日
  • 血液型:AB型
  • 年齢:20代
  • 体重:56kg
  • 身長:175㎝
  • 好物:蕎麦
  • CV(声優):石田彰
  • 実写版キャスト:岡田将生

血の気が多い高杉と同じ名門講武館に通っていた鋭くツッコミをすることができる桂もぐうたらでありながらも素晴らしい剣術の使い手である坂田銀時や寺子屋の先生である吉田松陽に次第に惹かれていくようになります。自分たちとは身分が異なる人物だという認識はあるものの、彼ら2人の存在はただ者ではないと感じていたのです。寺子屋で出会った3人は師匠である吉田松陽を助けるために奮闘することになります。

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坂田銀時の過去~白夜叉時代~

過去①攘夷戦争へ参加した理由

家族がいない辛い過去を背負っている坂田銀時は、自分にとっての唯一の家族となってくれた吉田松陽を助けるために攘夷戦争へ参加することを決意します。彼が攘夷戦争へ参加した理由としてはあらぬ噂によって師匠である吉田松陽が捕まったことがあげられます。同じように彼を慕っていた好戦的な性格の高杉晋助や、リーダー的な冷静な判断をすることができる桂小太郎も賛同したために一緒に攘夷戦争で戦うことになりました。

恩師を救うために攘夷戦争に参加した3人でしたが、この戦いで新たな仲間に出会うことができました。それは、もじゃもじゃ頭にサングラスをかけた坂本辰馬です。カレーライスやハンバーグ、ラーメンが好物の坂本辰馬を加えた4人のメンバーは四天王と呼ばれるようになり、周囲に力を見せつけるようになります。白夜叉時代の坂田銀時は攘夷志士の中でも飛び抜けた実力を持っていました。

攘夷戦争へ参加した坂田銀時の強さは圧倒的だったためにいつからか白夜叉と呼ばれるようになります。白夜叉と呼ばれ活躍していく彼は、あらぬ疑いによって捕まってしまった恩師を助けることができそうになりました。しかし、敵は究極の選択を彼に要求し、白夜叉と呼ばれるようになった彼は恩師である松陽との約束を守るべく悲しい決断をすることになります。

過去②白夜叉時代の強さ

自分の家族となってくれた恩師である松陽を助けるために攘夷戦争へ参加したぶっきらぼうな性格の坂田銀時は、攘夷志士の中でも最高の強さを見せつけていました。圧倒的な強さを見せつけていた彼は白夜叉と呼ばれるようになります。白夜叉と呼ばれ伝説的な人物となった彼は戦争時においては、攻撃側を担当することが多くなっていました。

幼少期から剣術に優れていた坂田銀時は天人とのハーフだったために人間離れした強さを誇っていたのかもしれません。白夜叉と周囲から呼ばれて恐れられていた坂田銀時が攘夷戦争へ参加したのは十代の後半と考えることができます。多くの寺子屋仲間も彼と一緒に戦い命を落としたようです。白夜叉と呼ばれ鬼神の如き強さを放っていた彼ですが、最終的には助けようとしていた恩師の松陽は死亡してしまいました。

単独での奇襲を用いた攻撃が得意だった坂田銀時でしたが、宇宙人として現れた天人の圧倒的な強さに恐れを抱いてしまった江戸幕府はあっけなく敗北を認めてしまったのです。自分たちの国を守るために戦った攘夷志士たちは天人に恨まれるようになり、廃刀令によって刀を取り上げられてしまいます。戦うすべを失った人々は弾圧される対象へと変わっていきました。

あらぬ疑いによって捕まってしまった師匠の松陽を助けることができなかった上に、攘夷志士として戦争に参加した白夜叉と呼ばれた坂田銀時をはじめ一緒に戦った血の気の多い高杉や美しい顔立ちの桂らは戦争にも負けてしまったのです。3人は最後まで戦い続けることができていますが、考えが異なるため別々の道を歩むことになります。

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坂田銀時が吉田松陽を殺した?

吉田松陽を斬ることを選んだ銀時

あらぬ疑いによって捕まってしまった吉田松陽を助けるためにかつての教え子であった剣術に長けている坂田銀時や過激な思想を持っている高杉、長く美しい髪を持っている桂らは攘夷戦争へ参加します。自分たちを導いてくれた吉田松陽の存在は彼ら3人にとっては特別なものとなっていたために何とか取り戻したかったのです。しかし、戦争に参加した理由でもあった松陽は死亡してしまいます。

恩師である松陽の死の原因は長い間謎に包まれていたのです。しかし、将軍暗殺篇が描かれた第56巻~第58巻に渡ってその理由を知ることができます。天導衆直属の暗殺集団となっている天照院奈落に仲間である血の気が多い高杉と質素倹約な生活を好む桂が捕まってしまいました。圧倒的な強さを誇っていた白夜叉は、仲間を人質に取られ、恩師である松陽の命と仲間の命のどちらかを選択するように迫られます。

恩師である松陽を救おうと戦争に乗り込んでいた高杉は、恩師である松陽の首を刎ねようとした坂田銀時に向かってやめるように叫びますが、恩師との約束を守るために彼は仲間の前で恩師である松陽の首を刎ねたのです。恩師である松陽を助けようと戦争に参加した坂田銀時でしたが、最終的には恩師を自らの手で殺さなければならない不運を背負うことになりました。

吉田松陽は本当に死んだ?

心優しく大きな包容力を持っていた吉田松陽は、自分が捕まって連れて行かれる際に息子同然である坂田銀時に対して、自分が寺子屋に戻るまでみんなを護るようにお願いしていました。自分に家族を作ってくれた恩師である吉田松陽の願いであり約束は、白夜叉として戦っていた彼の胸の中に大切にしまわれていたのです。そのため、恩師である吉田松陽を助けるために攘夷戦争へ参加した彼ですが、恩師との約束は絶対でした。

父親代わりとなってくれた吉田松陽との約束を護り通したかった坂田銀時は、仲間であり先生の教え子の高杉や蕎麦が好物の桂の命を救い、心優しい松陽の命を自らの手で奪うという選択をします。この選択によって命を失う直前に恩師の松陽が彼にお礼をいっていたのは自分との約束を忘れずに護ってくれたからなのかもしれません。父親のように慕っていた松陽を殺さなければならなかった彼はその後もずっと苦しむことになります。

恩師である松陽が死亡してしまったことで鬼兵隊の首領を務めていた高杉や攘夷党という反幕府勢力の党首を務めていた桂らは戦う目的を失ってしまいました。しかし、仲間である桂や血の気の多い高杉の目の前で恩師である松陽を殺した坂田銀時は、戦争が終わるまでは戦い続けます。これも仲間を最後まで護るためでした。自分の手によって殺したと思っていた松陽は実は彼によって死亡したわけではなかったようです。

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坂田銀時のかっこいい名言集

坂田銀時の名言①「こんなもんじゃ…」

家族もなく辛い過去を背負っている坂田銀時は、戦場跡で心優しい吉田松陽との出会いによって新たな人生を歩めるようになります。5歳~7歳くらいで天涯孤独の身となって死体からさまざまなものを剥ぎ取って生活していた彼は壮絶な修羅場を潜り抜けてきました。また、唯一の家族となってくれた恩師であり父親役だった吉田松陽を仲間である桂小太郎や過激な思考を持つ高杉晋助の目の前で殺さなければならなかったのです。

「こんなもんじゃ俺の魂は…折れやしねーよ」

攘夷志士として戦っていた白夜叉時代には家族となった恩師の吉田松陽を失ったことで彼は究極の悲しみを背負うことになりました。そんな彼にとっては少しぐらいのダメージでは自分の心を折ることはできないと上記の名言を放っています。普段はお金を巻き上げたりだらしない生活をしていたりと目も当てられない状況ですが、いざという時には頼りになる存在だったのです。そんな彼から放たれたかっこいい名言となっています。

坂田銀時の名言②「漫画は読者と一緒に…」

白夜叉時代には恩師であり父親代わりである吉田松陽を助けるために、同じ寺子屋仲間であるリーダー的な存在である桂小太郎や荒々しい性格の高杉晋助、だらけきった不真面目な生徒だった坂田銀時は戦争において一緒に戦って活躍していました。そんな彼は戦争が終わり恩師との約束を全て果たした末に自ら姿を消しています。仲間であった冷静な桂や血の気の多い高杉の目の前で恩師を奪った責任を感じていたのかもしれません。

「漫画は読者と一緒に作ってくもんだろーが!」

戦争が終了して廃刀令によって刀を失った彼は20年のジャンプ歴を誇っているために、上記の名言を放っていました。お金に関してはがめつい性格を持っている彼の愛読書は少年ジャンプだったのです。そのため、漫画だけが独り歩きしてしまうことを望んでおらず、漫画というものは作者と読者が一緒になって作りあげていく芸術作品だと認識していたために上記のかっこいい名言を発することができたのでしょう。

坂田銀時の名言③「小汚くても…」

子供の存在を大切にしていたかつての恩師である吉田松陽は、幼少期に天涯孤独となって戦場跡で死体からさまざまなものを剥ぎ取って生活していた坂田銀時に学問を与えてくれた唯一の人でした。剣術に関しては生まれ持っての才能を持っていた彼ですが、当時は言葉すら話すことができなかったようです。人間らしい生活を与えてくれた吉田松陽には過激な発言が多い高杉や質素倹約を志す桂らなど多くの子供たちが集まってきました。

「小汚くても自分らしく生きていく事の方がよっぽど上等だ。」

どんなに貧しくても自分らしい生き方を模索し実行していた吉田松陽の姿を見てきた坂田銀時は、上記の心に突き刺さるような感動的な名言を放っています。普段は死んだ魚のような目をして無気力に生きている彼ですが、仲間の一大事には駆け付けて助ける心意気を持っているために多くの人から慕われていました。彼もまた恩師と同じように周囲に自然と人を引き寄せてしまう魅力を放っていたのです。

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坂田銀時に関する感想や評価

完結篇で描かれなかったあの瞬間についてさまざまな考察をしていた人は多かったようです。白夜叉として師匠との約束を守り抜いた彼は多くの苦しみを背負って生きていくことになります。戦争が終結し全ての仲間を守り切った彼は圧倒的な強さを見せつけていた白夜叉を殺して、自らも姿を消していました。そんな2人に対して一緒であるように願ってやまないと感想を寄せている人もいたのです。

真選組の人々は圧倒的な剣術の強さを放っていた坂田銀時に対して白夜叉としての底力を感じていたために、従わざる負えない状況となっていました。それらの状況から圧倒的な強さを見せつけていた坂田銀時について惚れない人間はいないと感想を寄せている人もいます。

現在においてはぶっきらぼうで無気力な姿を披露して常に死んだ魚のような目をしている彼ですが、周囲には自然と人が集まり彼の行動や粗相に呆れながらも慕っている姿が描かれています。普段はだらしなく、金に関して意地汚い要素を隠すことなく見せつけている彼ですが、いざという時は心から信頼できる人間であるため周囲も安心して過ごすことができているのかもしれません。

他人に頼るのが下手な坂田銀時は自分のやりたいように自分勝手に生きているという姿を披露していますが、その彼の好き勝手な行動は全て周囲の人のためになっていると感想を寄せている人もいました。本人は否定するかもしれないが、最終的には全てまわりまわって人のためになることを行っていると高い評価を得ていたのです。全部を自分一人で抱え込んでしまう彼は人に頼るのが下手な人間だと感じている人もいました。

親代わりとなってくれた恩師である松陽の首を自ら刎ねるという辛い役目を担った彼に対して、彼の存在自体が尊いと感想を寄せている人は意外と多くいました。周囲の人の悲しみを全て受け止めて、一番辛い役目は全て自分が背負う姿は痛々しくもあり、感動的な姿でもあったようです。

戦場跡で彼を拾った恩師である松陽も彼にはその素質があるとすでに見抜いていたのかもしれません。それゆえに、自分の傍において自分の息子のように育て、最終的に自分の役目を彼にお願いしていたとも考えることができるでしょう。

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坂田銀時の過去まとめ

戦争跡で健気に生き延びていた坂田銀時にはさまざまな辛い過去がありました。両親が誰なのか自分がどこから来たのかもわからない幼少期はただ生きるために死体からさまざまなものを剥ぎ取って生活していたのです。幼い年齢でありながら人間として生き抜いていくという強い生命力を持っていました。その姿に感動した子供に学問を教えていた吉田松陽は自分の子供のように大切に育てていきます。

剣術については飛び抜けた才能を持っていた彼も拾われた当初は言葉も発することができないほど、学問とは無縁の生活を送っていたのです。寺子屋で過ごしていた当時から不真面目な生徒でしたが、いざという時には仲間を導ける素質を持っていました。そのため、囚われの身となってしまった松陽は、自分が戻るまでは寺子屋の子供たちを護るように彼にお願いしたのでしょう。

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