2020年07月29日公開
2020年07月29日更新
【銀魂】坂田銀時と金太郎の関係は?モデルが同一人物?坂田金時について考察
銀魂の坂田銀時と童話の金太郎とは、同一人物がモデルになっているといわれています。今回は銀魂の銀時と金太郎との関係についてを、まとめて紹介します。モデルだといわれている坂田金時ですが、その人物についての詳細や人生の最後についても併せてまとめています。銀魂の主人公のモデルとなったキャラクターを知れば、銀魂という作品についてをさらに深く理解することができるようになるはずです。
銀魂の坂田銀時とは?
人気絶頂の中で完結となった銀魂ですが、数々の魅力的なキャラクターが登場することでも知られる作品です。今回はそんな銀魂の主人公である坂田銀時と、金太郎との関係性についてを紹介します。銀魂のファンの中にも、童話の金太郎についてを知らない人も多いかもしれません。
銀魂の作品情報
坂田銀時と金太郎とはどのような関係性があるのかを紹介する前に、まずは銀時の登場する銀魂という作品についての基本的な情報を紹介します。銀魂は2004年から2018年まで、週刊少年ジャンプにて連載されていた作品で、空知英秋先生が原作のSF時代劇漫画です。
銀魂の概要
単行本は全77巻が刊行されており、2006年から2018年までにテレビアニメ化をされているほか、劇場版のアニメも制作されています。さらに実写映画化もされており、俳優の小栗旬さんが主演を務めています。時事ネタや有名作品のパロディを扱うコメディ要素から、「〇〇篇」と括られた長編ストーリーではシリアスな展開も楽しむことのできる、自由な作風の作品として人気を博しました。
銀魂のあらすじ
江戸時代の末期に、天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人の襲来で攘夷戦争が勃発します。それから20年後の江戸の町で、志村新八は坂田銀時という侍に出会います。夜兎(やと)族の少女・神楽も加わって、万事屋を立ち上げた三人は依頼を受けながら様々な人間と関わることとなります。
坂田銀時のプロフィール
本作の主人公である坂田銀時は、万事屋銀ちゃんを営む20代の男性です。身長は177cm、体重は65kg、10月10日生まれで、天然パーマと死んだ魚の目が特徴的なキャラクターです。かつては「白夜叉」と呼ばれた伝説の攘夷志士でしたが、現在は無気力な生活を送っています。かなりの甘党であり、週刊少年ジャンプを20年間ほぼ欠かさず購入していることでも知られています。
銀魂の坂田銀時と金太郎の関係は?
銀魂といえば誰もが知るキャラクターである坂田銀時ですが、金太郎とはどのような関係があるのか、不思議に思った人もいるかもしれません。続いては漫画やアニメに馴染みのない人でも知られる童話と、坂田銀時との関係についてを紹介します。
金太郎とは?
金太郎といえば、大きな斧の「まさかり」を担いで菱形の赤い腹掛けをした姿が有名なキャラクターです。「まさかり担いだ金太郎」という童謡も有名で、五月人形のモデルとしても知られています。
坂田銀時と金太郎はモデルが同一人物?
銀魂の坂田銀時と金太郎は、モデルが一緒なのではないかとされています。その偉人の名前が、「坂田金時」です。銀魂では実際に「金魂篇」というストーリーも制作されており、その際に坂田金時という金髪のキャラクターに作品が乗っ取られるという出来事もありました。このことからも、二人のモデルである可能性はかなり高いと考えられるのではないでしょうか?
銀魂の坂田銀時と金太郎のモデルとなった坂田金時
銀魂でも金太郎でも同様にモデルとなった人物であると考えられる坂田金時ですが、続いては坂田金時という人物についてを順番に紹介します。金時とはどのような人物であるのか、詳しく知っていけば銀魂との共通点についても理解することができるはずです。
坂田金時の誕生
坂田金時は、西暦956年5月に誕生しました。朝廷の下級役人の坂田蔵人(さかた くらんど)と、彫り物師の娘の八重桐(やえぎり)との間に生まれました。宮中の女官だった八重桐は、金時を身ごもったことで故郷へ戻ることとなります。その後無事に金時を出産しますが、蔵人が死亡してしまったことでそのまま故郷で金時を育てることを決意しました。
坂田金時の少年時代
少年時代には毎日足柄山に入って動物達を相手にしていた金時は、親孝行もする優しい少年であったそうです。童話ではとんでもない怪力の持ち主で熊と相撲を取ったりしていた金太郎ですが、金時も動物を相手に過ごしていたことを考えると、モデルそのものともいえるキャラクターです。
坂田金時と源頼光との出会い
青年になった金時は、足柄峠で源頼光という人物に出会います。頼光は金時の力量を耳にし、ぜひ家臣になってほしいとスカウトをしに来たのです。頼光は酒呑童子や牛鬼といった有名な妖怪を退治していったことでも知られる人物です。まだ金太郎と名乗っていた金時は、彼に仕えることを決意し、坂田金時へと改名をして武士の仲間入りをすることとなりました。
坂田金時は頼光四天王の一人
妖怪退治をするための武士団を結成していた頼光は、金時のほかに3人の猛者たちを集めていました。碓井貞光(うすいのさだみつ)、渡辺綱(わたなべのつな)、卜部季武(うらべのすえたけ)と共に、金時は「頼光四天王」と呼ばれることとなりました。平安時代以降に指折りの武士の代名詞として使われることとなった四天王ですが、彼らがその先駆けとなったことでも知られています。
坂田金時の酒呑童子退治での活躍
平安京では大江山に巣食う酒呑童子という鬼の存在が、大きな問題となっていました。その酒呑童子討伐の命を受けた頼光と共に、金時は退治に赴きます。山伏に変装すれば怪しまれないという助言により、酒呑童子の屋敷へ入ることに成功した一行は、睡眠薬入りの「神変奇特酒」によって酒呑童子と配下を眠らせます。最後に酒呑童子の首を斬り落としたのが、坂田金時でした。
銀魂の坂田銀時の最後や死後
頼光に仕えて以降は死ぬまで数々の妖怪退治をしてきた金時ですが、その死後にはヒーローになったことでも知られています。続いては銀魂という作品にとっても切り離せない存在の金時について、その最後やなぜヒーローになれたのかについてを順番に紹介します。
坂田金時の死や最後
多くの妖怪退治に参加をしてきた金時でしたが、55歳になった時、九州地方の筑紫国へ賊征伐の命令を受けたことで遠征をしました。しかしその道中である美作の国で病床に伏せることとなります。これにより筑紫国へ向かうことを断念しました。その後病状は回復することはなく、西暦1012年1月11日に生涯を終えたのでした。
坂田金時は死後ヒーローに?
金時の死後、彼は日本男児にとってヒーローともいえる存在になりました。というのも、四天王のほかのメンバーは貴族や武士の出身者であり、良い環境で武術を習ってきた人ばかりでした。しかし金時の場合には田舎の庶民であり、山で自然と動物を相手にそれらの技術を培ってきた人物です。ここから武士となり名を馳せたことがヒーローと呼ばれる理由であり、同じ庶民の憧れとなったのでした。
銀魂の坂田銀時に関する感想や評価
銀魂の銀時もまた同じような境遇から、天人と呼ばれる宇宙人退治を行っていることもあり、やはりモデルは同一人物であったことがわかりました。続いてはそんな銀魂の銀時というキャラクターの、モデルとなった人物との関係についての感想なども少しだけ紹介します。
坂田銀時って金太郎の事なのか。初めて知った←
— サンニスキー#凛fam💜🐽 (@m_sannisukii) April 28, 2020
銀魂の坂田銀時と金太郎との関係性について、原作を読んでいる時にはまるで思いつかなかったというファンも多いようです。童話の内容自体を知らない人も増えているようで、すぐには結び付かないのも無理はないのかもしれません。
坂田銀時ってさ
— ミーシャン👶1y2m育児中 (@misa_ponsyu) April 24, 2020
金太郎の本名が
坂田金時ってとこからもらったんかなぁ
一方で童話の知識がある人にとっては、比較的繋がりやすい名前でもあるようです。作中では言及されないような設定なども、このように気付くことができるとさらに作品を深く楽しむことができるようになりそうです。
童話の金太郎の本名は坂田銀時である。
— セイラ(いまのはヒャドではない。) (@seira_endroll) June 22, 2020
こんなアンケートを取っている人もいました。銀魂では実在する偉人などの名前を、少し変更して使用しているキャラクターも多く登場します。その中でモデルとなった人物と、銀魂のキャラクターの名前が混ざってしまい、どちらが本当の名前かわからなくなってしまうファンもいるようです。
銀魂の坂田銀時まとめ
銀魂の坂田銀時と金太郎のモデルとの関係性についてを、まとめて紹介しました。これまで童話のキャラクターとの共通点があるとは思わなかった人も、改めて関係性を知ると興味が湧いてくる部分もあるのではないでしょうか?
既に連載は終了してしまった銀魂ですが、この機会に改めて原作やアニメを復習して、金太郎との共通点探しなどをしてみるのも面白いかもしれません。銀時以外にも、モチーフになった題材やモデルとなったキャラクターを見つけることができるかもしれません。