【銀魂】さらば真選組篇のあらすじをネタバレ！解散の理由と復活の可能性は？

銀魂の人気キャラ・新選組を主人公に据えた「さらば真選組篇」は、局長・近藤勲と長官・松平片栗虎の逮捕と真選組の解散、黒縄島を舞台に繰り広げられる真選組と信女率いる見廻組との戦いを描いた物語です。以下では、銀魂のさらば真選組篇のあらすじネタバレをはじめ、真選組の解散理由と復活の可能性、「さらば真選組篇」で使用されたOP主題歌などを紹介します。

空知英秋先生の大ヒット漫画「銀魂」は、2004年～2019年にかけて、週刊少年ジャンプ・ジャンプGIGA・銀魂公式アプリで連載された作品です。物語は、銀さんこと坂田銀時・志村新八・神楽によるギャグコメディーである一方、物語の後半からは銀時の過去や因縁を軸にしたシリアスなストーリーが展開されています。

作者・空知先生の初連載作品となった「銀魂」は、江戸時代の幕末にSF・コメディ要素を加えた独特の作風が特徴で、作中では幕末をモデルにしたキャラクターや組織が登場しています。また、銀魂は、2006年からアニメ放送が開始され、2017年・2018年には待望の実写映画化が上映され、大きな話題を呼びました。

地球が天人と呼ばれる宇宙人の襲来を受けて20年後。剣術道場の跡取りである志村新八は、ひょんなことから万事屋を営む坂田銀時と出会います。彼の心意気に惚れた新八は、その後、万事屋で働きだし、神楽・定春を加えた3人・1匹で、江戸の様々な依頼事を請け負います。そして、江戸の警察組織・真選組やかつての攘夷志士たちとの出会いを通じて、万事屋は江戸を陰で牛耳る黒幕との戦いに身を投じていきます。

実在の組織・新撰組をモデルとする銀魂の真選組は、近藤勲を筆頭とする江戸の特別警察であり、桂小太郎ら攘夷志士を取り締まり、江戸の治安を守っています。そして、今回紹介する「さらば真選組篇」は、黒縄島に送られた近藤・松平長官を奪還を目指して、土方率いる真選組、彼らと手を組む攘夷志士・銀さんたちの活躍と、新たな目的のために江戸を離れるまでを描いたストーリーです。

局長・近藤勲と長官・松平片栗虎の逮捕を機に、解散を余儀なくされた真選組でしたが、隊士たちは現実を受け入れることができずにいました。しかし、銀さんたち万事屋の後押しもあり、残された隊士たちは、再び真選組屯所へ集結し、土方を筆頭に近藤と松平の奪還に挑みます。以下では、銀魂のさらば真選組のあらすじネタバレの始まりを紹介します。

銀魂・将軍暗殺篇の終盤で、14代将軍・徳川茂々が暗殺される事件が起きました。将軍暗殺の背景には、次期将軍の座を狙う一橋喜々が暗躍し、前将軍・茂々の暗殺を防げなかった責任を警察庁長官・松平片栗虎と真選組局長・近藤勲になすりつけます。2人は、黒縄島に幽閉され、斬首の刑が科せられることとなりました。

近藤の逮捕は、真選組にも大きな打撃を与え、トップを失った真選組が解散を余儀なくされてしまいます。強い結束力を持つ彼らに、近藤の逮捕や組の解散を受け入れることは難しく、一部の隊士は、事件の主謀者である一橋喜々の元へ皆で乗り込み、真選組を復活させようとします。しかし、近藤のことを誰よりも知る土方十四郎によって制止された隊士たちは、やむを得ずそれぞれの方向へ向かい始めました。

土方の助言に従い、隊士たちは、自分たちが守りたいものを守ることに専念します。そして、土方は、真選組の解散や近藤・松平長官の逮捕に対する怒りに耐えながら、警察として小銭形やハジと共に、江戸を町を守ること専念します。

その後、土方は銀さんこと坂田銀時と小銭形と共にスナックすまいるを訪れている中、見廻組とその局長・佐々木異三郎、将軍に就任した徳川喜々がお店に入ってきます。スナックすまいるでやりたい放題の喜々は、度が行き過ぎて従業員に手をかける事件を起こします。喜々の暴れぶりに激怒する妙は、喜々に対して反抗するも、反対に喜々の刀が首元に添えられ窮地に陥ります。

その時、銀さんが喜々に殴りかかり、妙は命の危機を脱するも、今度は銀さんが見廻組に連行される事態が発生します。しかし、従業員の1人が「んまい棒」型の煙幕を持ち込み、銀さんたちを見廻組の手から逃がします。銀さんを助け出した従業員の正体は、女装した桂小太郎であり、犯人の逃亡を手助けした桂は、見廻組のお縄にかかりました。

スナックすまいるで喜々による騒ぎが勃発していた頃、元一番隊隊長の沖田総悟は、真選組の解散を受け入れることが出来ず、いまだ新選組の制服を着用していました。そして、路上で攘夷志士たちに追われた沖田は、怒りに身を任せ、攘夷志士たちに手を掛けようとします。その時、偶然、神楽が通りかかり、両者の争いは一旦終息します。

定春の散歩中の神楽は、以前、神威から友達のそよ姫を護ってくれたこと、沖田が神威に怪我を負わせたことで、自分のことも間接的に護ってくれたことを感謝し、一刻も早く近藤を救出するように促します。しかし、真選組ナンバー・2土方に、近藤を救出する意思が無い限り、自分もそれに従うと決めている沖田は、神楽のアドバイスを跳ね除けてしまいます。

その時、攘夷志士から「待った」の声がかかり、その声の主は、真選組の元隊士でした。一方、銀さんに背中を押され、真選組の屯所に向かった土方は、沖田を始めとする隊士全員が、真選組の制服と共に待ち構える光景を目撃します。同時に、攘夷志士からも、銀さんを逃したことで見廻組に逮捕された桂を救出するべく、真選組の助太刀に加わりました。

目的の一致から真選組と攘夷志士が手を組んだ頃、黒縄島の牢獄に桂小太郎が収監され、処刑を待つ近藤・松平に対して、脱獄を提案します。しかし、牢獄では番兵に成りすました奈落の刺客の脅威が3人を襲い、脱獄は困難を極めます。以下では、銀魂のさらば真選組篇のあらすじネタバレ・牢獄での出来事を紹介します。

銀さんを逃したことで逮捕された桂でしたが、実際は、ある目的のためにわざと見廻組のお縄にかかり、黒縄島の牢獄に収監されました。その先では、近藤と松平長官の姿があり、桂は「国を救う」ために、2人に脱獄の手伝いを提案します。その内容は、近藤・松平には、処刑前に一度死んでもらい、それから脱獄するものであり、桂は仮死状態になる薬を持ち込んでいました。

早速、脱獄計画が始められるも、桂が投げた仮死状態の薬は、運悪く檻の格子で跳ね返されてしまい、桂の口の中へ入ってしまいます。そして、番兵の気配を察した近藤と松平長官は、ひとまず死んだふりを演じることでその場をしのごうとします。その瞬間、番兵の態度が一変し、周囲を攻撃し始めます。実は、番兵の正体は、奈落が送り込んだ刺客でした。

番兵の正体を見破った桂・近藤・松平は、奈落の刺客を殺害すると、番兵に変装して脱獄を試みます。しかし、黒縄島は、一つの島を巨大な牢獄に仕立てた難攻不落の監獄であり、3人は、黒縄島の現実を突きつけられます。

銀魂・さらば真選組篇は、目的の一致から土方率いる真選組と、攘夷志士が手を組み、近藤・松平・桂の救出に向かいます。銀魂では、犬猿の仲である真選組・攘夷志士ですが、仲間のためなら手段を選ばない潔さや、結束力の強さは、両者共に共通しており、真選組が攘夷志士の仲間に加わる展開も考えられるでしょう。

近藤・松平・桂を救出するべく、黒縄島に向かう一行でしたが、そこでは彼らの訪れを予期していた奈落や見廻組が待ち構えており、真選組・攘夷志士・万事屋は窮地に立たされます。以下では、銀魂のさらば真選組篇のあらすじネタバレ・結末を紹介します。

難攻不落の監獄・黒縄島では、脱獄を足止めされた桂たちの元へ、土方たち真選組と攘夷志士が救出に向かっており、そのメンバーには銀さんたちも加わっていました。しかし、奈落側は、牢獄内の3人の脱獄だけでなく、彼らの仲間が黒縄島に攻め込んでくることも予測していました。一方、何も知らない土方たちは、船の上ということもあり、安心しきっていました。

そして、小銭形の協力も受けて、囚人に成りすました一派が黒縄島へ侵入を試みたその時、奈落が乗る船が藤方たちに近づき、襲撃を開始します。敵の奇襲を受けた一派は、大型船を囮にして小型船に乗り換え、断崖絶壁となった島の裏側から、黒縄島への侵入を試みます。その頃、脱獄した桂たちは、奈落の襲撃に遭い、松平を先に逃がした近藤と桂で、奈落に対峙します。

2人で奈落の足止めをしようと目論んでいましたが、奈落の本体はすでに土方たちの所にありました。一方、囮作戦で黒縄島の裏側へ廻った土方たちは、仲間たちを先に島へ上陸させるべく、メンバーの多くに崖に穴を掘って登るように指示し、土方たちは囮として、崖をよじ登り始めます。途中、奈落の本隊から雨の矢を受けるも、穴を掘ったメンバー達の尽力で、メンバー全員が山頂へ辿り着くことに成功します。

しかし、安心したのも束の間、今度は、朧率いる奈落・信女率いる見廻組が、土方一派に立ち向かいます。その頃、近藤と桂は、崖の方へ向かう矢先、佐々木率いる見廻組と遭遇し、松平の逮捕を知ります。そして、佐々木との戦いで力尽きた近藤・桂が窮地に陥ったその時、土方たち真選組と攘夷志士が助太刀に加わります。

そして、敵である見廻組の隊士の中には、変装した新選組の隊員も混じっており、松平を捕まえようとした見廻組を倒した後に、密かに入れ替わっていたことが判明します。そして、仲間たちの奮闘を受け、復活を遂げた近藤は、土方と背中合わせになり、見廻組と対峙します。

銀魂は、真選組の回想シーンにが入り、浪士組と呼ばれていた過去へさかのぼります。後の真選組となる浪士組が結成されて間もない頃、組内では、誰が一番上に立つかという事案で揉め事が起き、マウンテン殺鬼と呼ばれていた山崎は、一番強い者をトップすべきだと主張します。一方、近藤は、組のトップに立つ者に、相手をひれ伏せさせる強さは要らないと主張し、山崎は怒りのあまり近藤に襲いかかります。

しかし、素振りをしていた土方・沖田の姿を見たとたん、山崎は彼らに恐れを抱きはじめ、急におとなしくなります。そして、野良犬の集まりと称された浪士組は、近藤によってまとめ上げられ、その光景を目撃した佐々木は、近藤に興味を示します。当時の佐々木は、松平長官の側近として仕えていました。

近藤勲を筆頭とする新選組の元へ、一橋喜々の護衛任務が言い渡されます。実は、この護衛任務の背景には、次期将軍と期待される喜々を快く思わない、当時の将軍・定々を支持する奈落による、一橋喜々の暗殺計画が隠されていました。そして、真選組には、暗殺事件にて責任を負わせる役目を負わせ、暗殺成功後に隊士たちを切腹させるつもりでした。

一方、佐々木は、作戦の打ち合わせで訪れた先で、暗殺に利用される奈落の子供たちを目撃します。その中には、骸（信女）の姿もあり、もうすぐ我が子が誕生する佐々木は、複雑な心境を抱き始めます。そして、骸は子供が人を殺すことは勿論、生まれてくる子どもの名前で悩む佐々木が人を殺すこともおかしいと言い放ち、佐々木は苦悩します。

しかし、一橋喜々の暗殺計画は、予定通りに進められていました。そして、暗殺予定の場所に着いた頃、真選組の元へ子供が近づき、剣を持った大人がいると報告を受けます。その後、真選組は、襲撃を仕掛ける攘夷志士と戦うことになり、暗殺を担った子供が駕籠へ近づきます。しかし、子供の手には、武器ではないものが握られており、駕籠の中は、一橋喜々の影武者を務めた松平片栗虎が潜んでいました。

暗殺計画を阻止する動きは、佐々木によって綿密な計画が立てられていました。佐々木は、目的の一致から松平と共に真選組の創設に携わっていました。当初は、奈落と結託していたものの、子供の誕生を機に考えを変えていました。そこで、遠征に向かう途中で、攘夷志士の襲撃を受け、一橋喜々の暗殺に失敗したように見せかけました。

佐々木の暗殺阻止計画は、奈落の子供と真選組を救う結果となりましたが、妻子が奈落の刺客に殺害される制裁を受けます。その現場には、血だらけになった骸の姿もありましたが、妻子を殺したのは彼女ではないと察した佐々木は、骸に信女という名前を与え、そばに仕えさせました。そして、家族の死を受けた佐々木は、倒幕を視野に入れるようになり、目的を達成する手段として一橋派に取り入ります。

その後は、将軍に就任した喜々と行動を共にし、反勢力の弾圧・粛清によって悪政を作り出し、民衆が反旗を翻すことで反幕府勢力の決起を促します。佐々木の倒幕へのシナリオは、真選組にも及び、彼らを解散させたのも、それによって幕府への反乱を起こさせようとしたものでした。佐々木の最終目標は、侍の時代そのものを終わらせることであり、自分に敵対する奈落すら野心を叶えるために利用します。

話は現代に戻り、土方たちを先に逃がした沖田は、見廻組女副長・今井信女と対決します。佐々木の目的を聞いた沖田は、信女に対して佐々木の暴動を止めないのか、その訳を聞き出します。信女には、佐々木を斬る役目が待っていましたが、上司と敵対することも厭わず、真選組を必死に守り抜いてきた佐々木を前に、信女は戸惑いを隠せずにいました。

しかし、佐々木は、信女の剣に倒れることを望み、自分のために剣を使い、その剣で斬るように促すも、信女は涙を浮かべながら、斬りつけることが出来ずにいました。そんな中、神楽が2人の戦いを止めようとし、信女に自分の思い通りに生きるよう言い放ちます。その瞬間、信女は、何者かに剣で腹を刺され、天導衆の虚が3人の前に現れます。

突然現れた虚を前に、沖田・神楽・信女の3人は襲いかかるも、虚の強さに敵わず圧倒されてしまいます。3人では歯が立たず苦戦を強いられていたその時、銀さんが3人の助太刀に入り、虚と対峙します。激戦を繰り広げる中、銀さんは虚の仮面を破壊したその瞬間、虚の素顔に銀さんは動揺し、首元には刀が添えられてしまいます。

虚の素顔は、銀さんの恩師・吉田松陽に瓜二つでした。しかし、神楽と沖田の呼びかけで目を覚ました銀さんは、気を取り直して虚に斬りかかります。不思議なことに、虚は不思議な力で傷口を瞬く間に治していきます。その時、船が爆破され、銀さんたちは一旦その場を撤退します。虚について、信女は、吉田松陽は虚の別人格であり、松陽を殺したのも虚であることを打ち明けます。

船の爆破を受けて、近藤は佐々木を助けだそうとするも、助ける必要がないと拒絶されます。しかし、己の正義を貫く近藤は、佐々木を見捨てることが出来ず、佐々木にも守るものがあるのではと問います。近藤の言葉に、佐々木は信女のことを思い出します。信女は、骸と呼ばれていた頃に佐々木の妻と子の殺害を装い、後に佐々木の復讐の道具として奈落からひきぬかれました。

「信女」は、佐々木が生まれたばかりの子供のために考えた名前でしたが、娘は妻と共に奈落の刺客に殺害されてしまいました。表面では、自身の野望のための道具として扱ってきましたが、本心では、自分の娘に付けるはずだった名前を骸に与えるほど、信女を大切に想っていました。そして、死期を悟った佐々木は、信女を復讐のために利用してきた自分を責め始めます。

しかし、信女も佐々木のことを大切に想っており、2人は最後の会話を交わしました。真選組と見廻組、そして、桂一派が近藤・佐々木の元に合流した直後、佐々木は彼らの目の前で倒れ、近藤は奈落に捕縛されてしまいます。突然の出来事に、混乱を見せる隊士たちに対して、銀さんは戦うようにと訴え、隊士たちの士気を高めます。

一方、佐々木の元へ、朧が斬りつけようとするも、土方に阻止されてしまいます。しかし、朧は土方の腕に剣を刺し、土方の動きを封じたかと思ったら、今度は背後から近藤が襲いかかります。実は、桂からもらった仮死状態になる薬で一時的に死んだふりをしており、朧を欺いていました。そして、油断していた朧は、土方・近藤の挟み撃ちに遭います。

信女に抱えられながら撤退する佐々木は、信女が関わった妻と子の殺害事件の真実を語り始めます。現場に残されたどこかへ逃げ去った血痕から、佐々木は妻を襲撃したのは、信女以外にも複数いたことを推測します。そして、その血痕の持ち主は刺客、つまり奈落のものであり、信女は、佐々木の妻を護るべく、奈落の刺客に深手を負わせたと、佐々木は考えていました。

そして、その事実を知っていながら、信女を復讐に利用してきた佐々木は、彼女に守られる必要はないと思っていました。しかし、信女は、例え敵同士でも、誰かの隣にいたかったからずっと付き添ってきたと話し、これからも佐々木から離れないことを言います。そして、佐々木と信女たちが撤退の船に乗りこもうとしたその時、辛うじて生き延びていた奈落が彼らを襲います。

その時、佐々木は信女を庇い、奈落の攻撃を受け、船から落下してしまいます。最期は、娘に込めた名前の願いが信女に届いたことに満足し、静かに息を引き取りました。残された信女・真選組・見廻組は、佐々木異三郎に敬礼を向け、哀悼の意を示しました。生前、倒幕を目論んでいた佐々木の意志は、現政権に疑問を抱く者に影響を与え、次々と徳川喜々の元を離れていきました。

一連の反乱を受けた将軍・喜々は、怒りに任せて警察組織の取り潰しを考え始めます。一方、徳川喜々の強引なやり方に疑問を抱く家臣たちも、将軍の元を去り、反幕勢力に加わります。そして、復活を果たした真選組は、各地の反幕勢力の中枢としての役割を担うこととなり、徳川喜々の手から逃れるべく、江戸から下野へ移り、倒幕運動に転じる決意を固めます。

真選組が江戸を去る日が近づいた頃、隊士たちはそれぞれ別れの挨拶に出向いていました。真選組局長・近藤勲は、志村家を訪れていました。突然の別れに妙は涙を浮かべ、新八はまたの再会を約束し、見送りの言葉を送ります。一方、沖田総悟は神楽と会っており、最後の勝負を繰り広げていました。結果は、相討ちに終わったものの、今度会う時には絶対に負けないと、つぎの勝負を約束します。

そして、土方十四郎は、銀さんと行きつけの定食屋におり、土方スペシャルと宇治銀時丼を頼んでいました。江戸には、真選組も見廻組もいなくなってしまうが、銀さんたち万事屋が、彼らの分まで江戸を護ることを約束します。その後、お互いの好物が詰まった丼を交換し合った2人は、それらを一心に頬張り「マズイ」と言います。しかし、2人の顔には笑顔が映えていました。

「銀魂・さらば真選組篇」の最終回で、真選組は江戸を護るために江戸を去っいき、その後の再登場が期待されました。以下では、銀魂の真選組の解散の理由と復活の可能性について、考察を交えながら紹介します。

真選組の解散には、当時の将軍・徳川茂々を退けようとする黒幕の作戦がありました。また、黒幕にとって真選組も、自分たちが目的を達成するには邪魔な存在であり、将軍・茂々の暗殺をダシに、彼の警備を怠った罪で、局長・近藤勲と新選組を作った長官・松平片栗虎を斬首の刑に追い込みます。そして、トップを失った真選組は、解散を余儀なくされました。

「さらば真選組篇」では、メンバーの再集結こそ果たしたものの、真選組としての復活はないまま江戸を去っていきました。一見すると、真選組の銀魂からの退場を匂わせていますが、銀魂の最終章・銀ノ魂篇にて、近藤率いる真選組が江戸に帰還します。真選組は、全国から集めた反乱分子の戦力に加え、異国の支援も携えながら、銀さんたち万事屋に助勢し、解放軍との戦いに身を投じます。

虚との決戦では、近藤・土方・沖田が虚に止めを刺したことで、味方の勝利に大きく貢献するも、終戦後は、新体制の発足により、真選組は解体を余儀なくされます。近藤や土方などは解体を機に、それぞれの道に進む一方、沖田たち隊士の多くは松平の庇護下に置かれ、隠密組織に転身した新たな真選組が発足・活動していました。

以下では、銀魂のさらば真選組篇で使用されたアニメ主題歌「KNOW KNOW KNOW」や、DOESと銀魂のタイアップを紹介します。

銀魂のアニメ主題歌「KNOW KNOW KNOW」は、福岡のスリーピースロックバンド・DOESの15thシングルであり、銀魂アニメでは、銀魂・将軍暗殺篇の後半から、さらば真選組篇で使用されました。銀魂のアニメにてシリアスパートの多かった「さらば真選組篇」の世界観を表現しています。また、このOP主題歌は、さらば真選組篇の最終回・316話では、ED曲として使用されました。

銀魂のアニメ主題歌「KNOW KNOW KNOW」は、DOESの15thシングルで、2016年3月に発売されました。DOESは、2016年9月から活動を休止しており、銀魂・さらば真選組篇の主題歌は、DOESが活動休止に入る前のラストシングルでした。また、DOESは、2020年1月から活動を再開しており、同年4月には、東京・新代田FEVERで復活ライブが予定されていました。

銀魂・さらば真選組篇でOP主題歌を担当したDOESは、銀魂とのタイアップが多いことでも知られ、計5回のタイアップが行われました。まず、1曲目は、アニメ1期の5代目ED主題歌「修羅」です。2曲目は、銀魂の5代目OP曲「曇り空」で、銀魂主題歌の中で高い人気を誇っています。そして、3曲目「バクチ・ダンサー」と4曲目「僕たちの季節」は、劇場版「銀魂 新訳紅桜篇」のOP・ED主題歌に起用されました。

映画のヒットと共に大きな話題と呼んだ「バクチ・ダンサー」は、DOES初の映画主題歌であり、劇場版「銀魂」のために書き下ろされた楽曲です。また、劇場版「新訳紅桜篇」で使用された主題歌は、アニメ「よりぬき銀魂さん」のOP・ED主題歌にも起用されています。どの曲も、銀魂の世界観をよく表現しており、DOESと銀魂のタイアップが多いことも納得でしょう。

以下では、銀魂シリーズでもっとも評価の高い、銀魂のさらば真選組篇に関する感想や評価を紹介します。

序盤からシリアス要素が強調された「銀魂・さらば真選組篇」の最終回は、江戸を去る真選組と万事屋の別れが描かれました。両者の絡みは「銀魂」ではお馴染みの光景で、ファンに多くの笑いを誘いましたが、「さらば真選組篇」では、涙を誘いました。そして、副長・土方十四郎と銀さんの別れは、お互いの好物を交換し合うものでしたが、2人の清々しい表情に称賛の声が上がっています。

真選組局長・近藤勲と言えば、ゴリラの愛称と、志村新八の姉・妙に惚れているイメージが浮かぶでしょう。作中では、しつこいアプローチの末、妙から厳しい制裁を受けることがお決まりだった近藤でしたが、「さらば真選組篇」では、1人の男として妙・新八に別れを告げる姿が描かれました。2人の姿は、ファンの涙を誘う一方で、近藤の妙の仲を期待する声も寄せられています。

モデルとなった幕末の新撰組と同様に、銀魂の真選組も高い人気を見せています。作中では、局長・近藤勲をはじめ、個性的なキャラクターの日常や、万事屋との絡みが注目されており、銀魂の後半・さらば真選組篇では、主役として登場しました。彼らの団結心や意志の強さは、真選組への憧れをファンに芽生えさせ、銀魂の連載終了後も根強い人気を誇っています。

お互いが絡むとトラブルが発生する腐れ縁のような関係の万事屋と真選組でしたが、真選組最大の危機を描いた「さらば真選組篇」では、銀さんの真選組に対する熱いセリフを発する場面が登場しました。強敵を前に、戦意喪失する真選組へ、銀さんはまだ戦いが終わっていないと言い放ち、隊士たちを奮い立たせました。銀さんの真選組を大切に想う気持ちは、ファンに感動を与えました。

これまでの銀魂とは一変して、シリアス・感動パート満載の「さらば真選組篇」は、銀魂でも人気の高いシリーズの1つであり、ファンからはOP主題歌を称賛する声も寄せられています。銀魂のタイアップ曲の多いDOESによるOP主題歌は、運命に翻弄される真選組の苦悩や、未来を切り開くために奮闘する隊員たちの姿など、「さらば真選組篇」の世界観を存分に表現した銀魂の名曲でしょう。

銀魂のさらば真選組篇のあらすじネタバレ、真選組の解散理由と復活の可能性、OP主題歌などを紹介しました。実在の組織・新撰組をモデルにした真選組は、イケメンかつ個性的なキャラで女性ファンを中心に絶大な人気を集め、「さらば真選組篇」では、銀魂屈指の感動エピソードとして多くのファンに支持されています。