【ワンピース】ミス・メリークリスマスはモグモグの実の能力者！強さや声優は？

週刊少年ジャンプで連載中の漫画ワンピース。海賊王を目指す少年ルフィが、旅を通して様々仲間と出会い成長していく物語は、若者だけにとらわれず幅広い年齢層から人気を獲得しています。2020年現在では、今回ご紹介するミス・メリークリスマスが登場するアラバスタ篇の2年後以降の物語が描かれている"新世界篇"が連載されています。成長したルフィが活躍する新世界篇もアラバスタ篇と合わせてチェックしてみてください。

ミス・メリークリスマスが登場する漫画『ワンピース』は尾田栄一郎が1997年から連載を続けている海賊漫画。集英社から発刊されている週刊少年ジャンプで連載されています。"ワンピ"の愛称で親しまれており、国内のみならず世界中で愛読されている大人気作品。海外では42以上の地域で読まれており、海外発行部数も7000万部以上も刷られている驚異の人気を誇っています。

麦わら帽子が特徴的な少年ルフィは海賊王になることを夢見て世界の海を駆け巡ります。サボテン島のウイスキーピークという街に立ち寄った時のこと。ルフィと仲間達は青髪の少女ビビと出会います。ビビはアラバスタ王国の王女でありながら、アラバスタを乗っ取ろうと企んでいる秘密犯罪組織"バロックワークス”に所属していました。その理由は王国を救うため。王女ということを隠し、敵の目をかいくぐって潜入していたのでした。

始めはミス・ウェンズデーと名乗りルフィ達と敵対しましたが、ミス・ウェンズデーことビビがアラバスタ王女ということに気がついたバロックワークスのボス・クロコダイルはビビの始末をミス・バレンタインとMr.5に言い渡します。バロックワークスから追われる身となったビビの本来の目的を知ったルフィとその仲間達。ルフィ一行は彼女の力になることを選びアラバスタ王国へと向かって航路を進めていくのでした。

ミス・メリークリスマスはアラバスタ篇で登場するバロックワークスの構成員。白いシャツにクリスマスツリーのような柄のネクタイをしてており、ふくよかな体型が特徴的。パーマのかかった長めの赤い髪を緑のヘアバンドで留めています。バロックワークスのエリート社員にのみ課される"オフィサーエージェント"という肩書きを持っており、相方はミス・メリークリスマスと同様のふくよかな体型を持つMr.4。

ミス・メリークリスマスはモグモグの実の能力者で、手足や鼻などを変形させモグラ人間になることができます。モグラ人間の姿は184話のウソップ・チョッパーコンビと対決するシーンで見ることができます。ことあるごとに「このバッ！」と"バカ"など言葉を省略して言うのが口癖。

本名は『ドロフィー』で49歳の身長は156cm。血液型はS型で誕生日はバロックワークスのコードネームと同じ12月25日のクリスマス生まれです。懸賞金は1400万ベリー。腰痛持ちでオレンジペコという種類のお茶が好きとっいた設定があります。声優は金月真美が担当しています。

ミス・メリークリスマスは、ゆっくりなしゃべり口調の相方Mr.4へ「このバッ！（このバカ）」や、「この"ノロマ野郎"が‼」とヤジを飛ばす姿から、威勢がよくせっかちな気質だと見てとれます。しゃべり口調も特徴的で、「この"ノロマ野郎が"‼」を「この"ノッ"が‼」と言ったり、「こんな奴の御守なんてゴメンだよ‼」を「"ゴ"だね‼」と省略して再度言い直すなど、ユニークな口癖を持っています。

また普段は荒々しい口調・態度のミス・メリークリスマスですが、ミス・ゴールデンウィークが持つ自分の理想の姿になれる能力"夢の虹色"にかかった時には、お姫様の姿になるといった可愛らしい一面も持ち合わせています。

モグモグの実でモグラ人間になれるミス・メリークリスマス。アラバスタ篇のその後はバロックワークスの仲間達と『NEWスパイダーズカフェ』という名前の飲食店を経営しています。NEWスパイダーズカフェはバロックワークス時代の集会所であり本社でもあったスパイダーズカフェから飲食店という部分のみ引き継いだ店となっています。

NEWスパイダーズカフェでのミス・メリークリスマスはウエイトレスとして働いています。同じくバロックワークス時代の仲間であり、NEWスパイダーズカフェの店員でもあるミス・ゴールデンウィークの"夢の虹色"の力でお姫様の姿にしてもらい接客をしています。アラバスタ篇終了後は扉絵に登場しています。

ミス・メリークリスマスの名言「腰にくるんだよお前のトロさは」は漫画ワンピースの18巻160話でミス・メリークリスマスがMr.4と一緒に初登場した際に言ったセリフ。相棒のMr.4との長旅で持病の腰痛が発症したミス・メリークリスマスがスパイダーズカフェの扉を開けながらMr.4に言い放った言葉です。

他にも、スパイダーズカフェで注文をする際にミス・メリークリスマスがスパイダーズカフェのマスターのミス・メリークリスマス・ダブルフィンガーに言ったセリフ「熱いのはゴメンだよ‼すぐに飲める温度で頼むやね！さァすぐ出しな‼それ出しな！やれ出しな」からも彼女のせっかちさや特徴が垣間見えます。

麦わらの一味はビビを城へ向かわせる為に全員でマントを頭から被り、誰が本物のビビか分からなくさせてバロックワークス達を撹乱させます。この時ミス・メリークリスマスが対峙したのはウソップとチョッパーのコンビ。こちらでは漫画ワンピースの20巻184話の戦いでミス・メリークリスマスがウソップとチョッパーに披露したモグモグの実の能力について紹介します。

ミス・メリークリスマスはモグモグの実の能力者でモグラ人間になることができます。鼻は尖り、手足も太く鋭いツメに変形していくその姿を見てウソップが「モグラ人間になっていく…‼」と驚きの表情を見せます。しかしその後「ペンギン？」と言い直す姿から分かるように、パッと見は完全なモグラ人間ではなく、体の一部のみ変形させられる能力となっています。

モグモグの実の能力を使うことによって、手足が爪のような形に変形し肥大化します。モグラ人間となったミス・メリークリスマスがその爪で敵を叩きつける『土竜平手撃ち』は敵を数メートル先まで吹き飛ばす威力を見せつけています。

モグモグの実の能力を持つミス・メリークリスマスはモグラ人間に変形すると地中移動が可能となります。Mr.4との共闘では地中を掘って移動する"モグラ塚"を利用しウソップ達を攪乱しました。地中技を使って不意をつき相手を攻撃するステルス・奇襲性に長けた技はミス・メリークリスマスの得意戦術です。仲間の技や能力によってはさらに強力な活用法もできる能力です。

ミス・メリークリスマスが登場したのはワンピースの作中で"覚醒"の概念が登場する前だったので覚醒後の描写はありませんが、ゾオン系の悪魔の実の能力者が覚醒した姿である獄卒獣のようになると考えられます。銃・砲弾や火薬などの物理攻撃はものともせず、超人的な回復力と獣ながらのスピードを持つと考察できます。獄卒獣が人間よりも動物寄りの見た目に近いことから、容貌もモグラ人間の姿からさらにモグラに近い形態になるでしょう。

ミス・メリークリスマスの声優を担当するのは『金月真美』。読み方は”きんげつ まみ”です。1965年4月2日生まれのO型で出身地は兵庫県明石市。事務所は青二プロダクションで、声優以外に歌手としても活動されています。声優として活動し始めたのは1976年に放映されていた『妖怪伝 猫目小僧』からで、1990年代から2000年代にかけて声優業を多くこなしています。

特に有名なのは恋愛シュミレーションゲーム『ときめきメモリアル』のメインヒロイン"藤崎詩織"の役で、このキャラクターの声優を務めたことにより人気・知名度が広がりました。声優仲間の國府田マリ子と『MK-CONNECTION』というユニット名で歌手活動も行っています。

恋愛シュミレーションゲーム『ときめきメモリアル』のメインヒロイン。赤い髪と黄色いカチューシャが特徴の女の子です。主人公の幼馴染で文武両道でルックスもよく、学校のアイドル的存在のキャラクター。声優を務める金月真美の人気を後押しすることになったキャラクターの一人です。

潮崎渚は1994年から2000年にかけて集英社のビジネスジャンプで連載されていた『夢で逢えたら』に登場するヒロインです。幼稚園の先生で、性格・ルックスともに美しく男性にも慕われています。男性との接触が苦手でしたが、主人公の優しさや誠実な姿に見せられ結婚に至ります。

『スターオーシャンEX』シリーズに登場するお嬢様口調が特徴的な紋章術師。パーティーの中でも術の威力が高く、『スターオーシャンブルースフィア』では紋章術師としての知名度が世間に広まりカリスマ的な存在として扱われています。肩や足が露出しているセクシーな衣装が多いのも特徴的です。声優はPS版・PSP版・TVアニメ版で異なっており、金月真美が担当しているのはTVアニメ版のセリーヌ・ジュレスです。

OVAアニメとして発売された『eX-D（エクスドライバー）』のキャラクター風間レイ。バイクの天才的なライディング技術を持っており、"エクスライダー"という資格を保持しています。セクシーな衣装と体型が色濃いキャラクターで、その特徴はレイの古くからの知人に指摘されるほどですが、昔はセクシーな印象ではなく地味な見た目という一面も持っています。

地中に掘ったいくつもの穴に潜り身を潜めるモグラ人間特有の技『土竜遁法 土竜魚（モグラトンポー モグギョ）』。どこから攻撃を仕掛けてくるか分からないため、不安と緊張感を敵に与えられる精神的にも影響を及ぼす技です。

ウソップとの対決で使用したモグモグの実の能力『土竜平手撃ち（モグラバナーナ）』は、その名前の通り巨大化した土竜人間の爪で平手打ちする攻撃。巨大化した曲線を描く爪がバナナを彷彿とさせます。ウソップが技を直に受けたときは数メートル吹き飛ぶ程度の威力でしたが、建物に技が当たり大破する描写もあります。

モグモグの実の能力を活かし、地中に潜ったあと突如地面から爪だけを出して敵の足をつかみながら引きずり回す技『モグラ塚ハイウェイ』。どこから現れるか分からないその特性は拘束技としても有効です。モグラ塚ハイウェイで引きずった後に壁などに敵を衝突させると『モグモグ玉砕』になります。

地中に潜り、手で相手の足などを拘束して障害物に打ち付ける技『モグモグ玉砕（モグモグインパクト）』。その拘束から抜け出すことができない敵は、モグラ人間のミス・メリークリスマスの好きなように操られダメージを負ってしまいます。

まず"モグラ塚4番街"とはモグモグの実の能力を使いモグラ人間になった時にミス・メリークリスマスが放った言葉。戦いのフィールドとなった縄張りに付けた名前です。そしてそのモグラ塚4番街において、地中に潜ったミス・メリークリスマスがモグラ塚ハイウェイを使って敵をMr.4の元まで運び打撃を与える技を『モグラ塚4番交差点』としています。技の威力は強力でウソップの額にヒビを入れるほどのダメージを負わせました。

ミス・メリークリスマスへの感想や評価の反応が最も多かったのがこちら。ワンピースの中でも特に印象的な口癖を持つミス・メリークリスマス。"バカ"を「バッ」と言ったりと、言葉を省略して最後まで言わない独特の語彙に、身の回りで省略言葉を使う人に対してミス・メリークリスマスを彷彿とさせるという意見が多数あがっています。

ワンピースの中でも濃いキャラと口調が印象的なミス・メリークリスマスですが、"夢の虹色"の能力で具現化した憧れの姿はなんとお姫様。普段の威勢のいい姿からは感じられない女性らしい可愛い夢に、イメージとのギャップがあるといった反応をうけています。

ずんぐりとした体型のおばちゃんキャラのミス・メリークリスマスですが、声を演じた声優はときめきメモリアルで藤崎詩織を担当した金月真美。優等生で男性にも人気な可憐なヒロイン役を多く演じてきた金月真美が声優を務めていることに、ミス・メリークリスマスのキャラと中の人とのギャップに反応する声も多くあがっています。

モグモグの実の能力を使ってウソップを瀕死にまで追いやったミス・メリークリスマス達。普段なら勝ち目のない相手であればすぐに逃げだそうとするウソップですが、仲間の夢を笑われ怒りを露わにします。仲間の夢を笑う相手との戦いは避けてはいけないと言い放ち、仲間のために立ち向かう姿と名言はワンピースの作中シーンでも人気の場面となっています。

今回はモグモグの実の能力者『ミス・メリークリスマス』についてご紹介してきました。モグラ人間になって地中から奇襲をかける性能や、覚醒した場合の強さはなかなかのポテンシャルを持っていると予想されています。また、憧れの夢がお姫様だったことや、声優の金月真美の普段演じているキャラとのギャップも注目を集めています。

ワンピースのストーリーでは以前に登場したキャラが再登場することも多いので、ミス・メリークリスマスを始めバロックワークスの魅力的な仲間達と麦わらの一味との交流が今後描かれる可能性に、読者の期待も膨らんでいます。