アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキング!魅力や特徴も解説

国内外に多くのファンをもつ日本のアニメ制作会社「GONZO(ゴンゾ)」。本記事では多くの名作アニメ作品を輩出している制作会社「GONZO」の作品のなかからおすすめのアニメ作品20作を徹底紹介!アニメ制作会社「GONZO」の魅力ある作品をランキング形式にしてピックアップしながら、アニメ制作会社「GONZO」の作風や特徴、そして各作品のファンの声を深掘りしていきましょう。

アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキング!魅力や特徴も解説のイメージ

目次

  1. アニメ制作会社GONZOとは?
  2. アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP20~16
  3. アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP15~11
  4. アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP10~4
  5. アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP3
  6. アニメ制作会社GONZOの魅力や特徴
  7. アニメ制作会社GONZOに関する感想や評価
  8. アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングまとめ

アニメ制作会社GONZOとは?

みなさん、次に観るアニメを選ぶ際に、「アニメ制作会社」を気にしたことはありますか?今回はその「アニメ制作会社」のなかでも日本のアニメ制作会社「GONZO(ゴンゾ)」にフォーカスをあてて、気になるおすすめのアニメ作品や、アニメ制作会社「GONZO」の作品の特徴をランキング形式にまとめてご紹介しましょう!

アニメ制作会社GONZOの概要

アニメ制作会社「GONZO」とはもともとは同じく『新世紀エヴァンゲリオン』などでおなじみのアニメ制作会社「ガイナックス」を退社したクリエイターたちが立ち上げたもので、1992年当初は「有限会社ゴンゾ」として知られていました。『トップをねらえ!』で制作チーフを勤めた「村濱章司」さんが中心となり、他社の制作協力をしながら1998年の『青の6号』を皮切りに自社製のアニメ作品を次々に世へと送り出して行っています。

3DCGアニメの走りともいえる作風がアニメ制作会社「GONZO」の特徴でもあり、多くのSFアニメ作品をふんだんなCGによる表現で手がけているその筋25年以上の老舗となっています。近年ですと、親会社であった「株式会社GDH」との合併を経て、2020年3月の臨時株主総会により「ADKマーケティング・ソリューションズ」の完全子会社となったことでも話題になりました。

日本アニメ史上初となるエミー賞をアニメ部門で受賞

テレビ業界の花形でもある「エミー賞」をなんと受賞したアニメ作品がアニメ制作会社「GONZO」から輩出されています。それは、2009年に海外でも放送された『アフロサムライ:レザレクション』(洋題『Afro Samurai: Resurrection』)です。

『アフロサムライ:レザレクション』は2007年にアメリカ向けに制作された『アフロサムライ』というアニメの続編で、『アフロサムライ:レザレクション』はアニメ番組ながら美術部門でエミー賞を受賞することになったのです。そんな強烈な個性と海外でも支持される作品を作り出しているのがアニメ制作会社「GONZO」。それではそんなアニメ制作会社「GONZO」のおすすめ作品を20作品ご紹介しましょう。

GONZO | Animation Studio Japan

アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP20~16

おすすめアニメ作品20位:ぼくらの

アニメ『ぼくらの』は同名の鬼頭莫宏先生の漫画をアニメ化したもので、アニメ制作会社「GONZO」の手によって2007年に世に送り出されました。子どもたちに背負わされた過酷な運命と巨大ロボットの存在などが再現された漫画連載中の漫画をアニメ化した作品で、アニメ版監督である「森田宏幸」監督の手によってかなり原作とは相違点の多い作品でもあります。

原作が存在する作品のアニメ化に強い「GONZO」らしい特徴をもつ作品のひとつでもあり、改変の具合に賛否両論はあるものの多くのファンを獲得しています。特に、石川智晶さんによる主題歌の「アンインストール」は2019年のソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において「作詞賞」に選出されるなど話題になりました。

アニメ『ぼくらの』を知らない方も主題歌の「アンインストール」を聴いたことがあるという方も多く、それがきっかけでアニメ版にハマる方もいるようです。

アニメ『ぼくらの』はかなり改変点があり、原作漫画の連載速度とアニメの公開速度の問題で、原作漫画側が後発で追う形となってしまったこともあり物議を醸し出し、原作者の鬼頭莫宏先生も戦闘シーンなどに不満を漏らすコメントなどもみられました。そのためファンのなかでも評価が分かれていますが、初出の予告の打ち方やアニメ版特有の演出なども味があるとの声もみられています。鬱アニメのおすすめにあがることも多い作品でもあります。

おすすめアニメ作品19位:宇宙戦艦ティラミス

アニメ『宇宙戦艦ティラミス』は同名の宮川サトシ先生原作、伊藤亰先生作画による漫画をアニメ化したもので、アニメ制作会社「GONZO」の2018年の主要な作品のひとつになります。SF戦記物×ギャグな内容になっており、イケメンなキャラクターがコミカルなパワーワードを連呼するなど声優ファンなどにも人気の一作になりました。

原作漫画の面白さを拡張するかたちで作られたアニメ『宇宙戦艦ティラミス』はショートコントのように短い話が連なる構成でつくられており、SFアニメを得意とする「GONZO」らしさと悪ふざけの部分がうまくマッチしていると言われています。その人気もあり、アニメ『宇宙戦艦ティラミス』は2クール26話という大容量を放映することに成功しました。

原作漫画『宇宙戦艦ティラミス』も10巻完結ながら最後まで人気の根強い作品であり、アニメ版の速度感もファンの心をつかむことになりました。アニメから原作に流れたファンも多いようです。

10分アニメというショート枠ゆえのリピートしやすさはアニメ『宇宙戦艦ティラミス』のファンを魅了することになりました。ストリーミング配信のサービスも充実している点もおすすめ度の高さに繋がります。

おすすめアニメ作品18位:BLASSREITER

アニメ『BLASSREITER』は、アニメ制作会社「GONZO」とゲーム制作会社「ニトロプラス」の合同企画として2008年に制作されたSFアクションアニメです。シリーズ構成には「虚淵節」でお馴染みの「虚淵玄」さんと「坂野サーカス」という演出方法でお馴染みの「板野一郎」さんが就くなど豪華な制作陣が集っており、「デモニアック」と呼ばれる融合体を巡って群像劇が展開されています。

オリジナルアニメから逆に小説や漫画とメディア展開をしている「GONZO」発のアニメ『BLASSREITER』は、そのデザインの特徴的な意匠のかっこよさ、キリスト教系の黙示録をなぞるような引用句、そしてダイナミックなアクションシーンやカーチェイスから人気の高いおすすめ作品となっています。

かっこいいだけでなくテーマ性の深さもあったというファンの感想も存在する『BLASSREITER』はダークヒーローものとしてファンに愛されているようです。

戦隊モノや仮面ライダーシリーズの脚本も手掛けている小林靖子さんがアニメ『BLASSREITER』でも脚本だという点もファンの間ではポイントが高く、特撮ファンの間でも人気のおすすめ作品となっているのです。

おすすめアニメ作品17位:FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜

アニメ『FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜』はアニメ制作会社「GONZO」と企画主の「スクウェア(現:スクウェア・エニックス)」によって制作された2001年放送開始のアニメです。『ファイナルファンタジー』シリーズのなかでも『ファイナルファンタジーVII』(1997)をベースとしたオリジナルストーリーで展開され、美しい画調にファンは沸き立つことになりました。

「GONZO」の代表作のひとつである『青の6号』(1998)の前田真宏監督を筆頭に25話まで人気を博しましたが、同時進行でスクウェアの進めていた映画版『ファイナルファンタジー』の失策による資金難で打ち切りとなってしまった不遇の作品とも言われています。平成13年度(第5回)「文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品」にも選出されるなどおすすめ度の高い作り込みとなっています。

列車とチョコボで旅をするアニメ『FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜』は根幹部分の設定や意匠の特徴部分を担っていたのが『アンリミテッド:サガ』という別のタイトルのゲームだったからだと言われていますが、ファイナルファンタジーっぽさはさておきカッコよかったという感想は未だに根強く残っているようです。ファンタジー世界の冒険ものが好きな方におすすめできると言えるでしょう。

またアニメ自体は良好だっただけに別プロジェクトに引き摺られて打ち切られたのが勿体無いという声がファンの中でも多くあがっています。

おすすめアニメ作品16位:アフロサムライ

アニメ制作会社「GONZO」のおすすめアニメ作品ランキングの前半戦最後の1作は海外で大人気のアクション作品『アフロサムライ』です。岡崎能士先生の同名の漫画をアニメ化したもので、なんとアメリカ向けのアニメとして制作・放映されました。5話という短いストーリーながらそのアクションのかっこよさや絵作りの斬れ味、そして主役の声として俳優のサミュエル・L・ジャクソンの演技などが人気を博しています。

ハチマキを巡る因縁の剣客劇は国内でもWOWOWを通じて2007年に放映され、アニメ制作会社「GONZO」の隠れたおすすめ作品となっています。人気の声は鳴り止まず、冒頭でご紹介した『アフロサムライ:レザレクション』が2009年に公開されることになりました。

パイロット版をアニメ制作会社「マッドハウス」が担当したことでも知られる「GONZO」アニメの『アフロサムライ』はその絶妙な世界観やデザイン感を忠実に再現しているとして国内外に人気があります。

『ニンジャスレイヤー』のような「トンデモニッポン」が面白くそしてクールに描かれているとファンの間では話題です。第3弾があるかもしれないとも言われていますので楽しみに待ちましょう!

アフロサムライ:レザレクション / AFRO SAMURAI RESURRECTION

アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP15~11

おすすめアニメ作品15位:砂ぼうず

「萌えアニメに宣戦布告!」のキャッチコピーで知られるアニメ制作会社「GONZO」の隠れたおすすめアニメ作品は2004年の深夜枠で放映されていた『砂ぼうず』です。同名のうすね正俊先生の漫画を原作として全24話構成となっていました。深夜アニメで枠をとり更に規制音や砂ぼうずマークなどで局部を隠すなどの緩急のつけ方が原作漫画の特徴をよく捉えた良改変であるとファンのなかでも人気の一作です。

こちらの方はぶっ通しで鑑賞をされて漫画に興味を持たれたようです。ストレスフリーな構成や殺伐とした世界観設定をうまくギャグで起こし直しているアニメ『砂ぼうず』は原作漫画の橋渡しとして十分な影響を持っているようです。

荒廃した世界で逞しく生きる人々と殺伐としたアクションや世界観描写、そしてギャグの塩梅が絶妙な『砂ぼうず』は同じくアフターホロコーストやポストアポカリプス系が好きな方におすすめ出来ると言えるでしょう。下ネタなどが大丈夫であれば挑戦してみても楽しいかもしれません。

おすすめアニメ作品14位:フルメタル・パニック!

アニメ制作会社「GONZO」が送り出したアニメシリーズに2002年からはじまった『フルメタル・パニック!』があります。その後、3クール目こと次回作にあたる『フルメタル・パニック? ふもっふ』は2003年にアニメ制作会社「京都アニメーション」に引き継がれていきましたが基盤をつくったという意味でのおすすめ度は高くなっていると言えるでしょう。

原作は賀東招二先生のライトノベルで、アニメ制作会社「GONZO」が担当したのは一期24話となります。原作小説のミリタリー要素を学園ラブコメものに転換してしまったことや、戦闘描写のディティールなどから原作者の苦言をもらうことになってしまった迷作でもありますが、シリーズ映像化の火付け役となった作品でもあります。

単品で楽しめる小話も多いので見返して楽しめ点が『フルメタル・パニック!』シリーズの特徴として挙げられます。ショートショートな小話が好きな方におすすめできるでしょう!

原作よりもラブコメ方向に改変しているGONZO版の『フルメタル・パニック!』はその改変して強調した部分が面白いとも噂です。またCGも概ね良好な評価を得ていました。

おすすめアニメ作品13位:バジリスク 〜甲賀忍法帖〜

アニメ制作会社「GONZO」の名作アニメのひとつが2005年にアニメ化された『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』です。原作は山田風太郎の名作小説『甲賀忍法帖』(1958)で、せがわまさき先生のもとで2003年から漫画化された作品が、GONZOの手で更にアニメとして登場することになりました。

オープニング曲を和風ロックバンド「陰陽座」が『甲賀忍法帖』というタイトルで担当しており、のちにパチンコでも使用されて「バジリスクダンス」などのネットスラングを生むことになりました。

原作をうまく再現しつつ独自の画調で描き切った『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』はアニメ制作会社「GONZO」作品のなかでも泣ける作品だというファンの声は多くあります。歴史物としてのドラマティックさやアクション、そしてキャストの演技力などの調和が素晴らしいと人気です。

アニメ制作会社「GONZO」の特徴として「原作ありアニメものの独自解釈と改変」がありますが『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』の舵きりは素晴らしく期待以上であったとファンも大喜びでした。外伝漫画などもありますのでそういった深掘りが好きな方にもおすすめのアニメと言えるでしょう。

おすすめアニメ作品12位:N・H・Kにようこそ!

アニメ制作会社「GONZO」の送るエロス!&デンジャラス!が合言葉のダウナー系アニメは『N・H・Kにようこそ!』です。2001年にWebサイト「Boiled Eggs Online」で滝本竜彦先生によって小説が書かれ始め、そこから2004年に大岩ケンヂ先生の手によって漫画化。そして2006年にGONZO制作のもとアニメ化されました。

物語は大学中退をしている青年とそれを救おうとする少女を中心として「引きこもり」を題材としています。そのためN・H・Kという名称もテレビ局のことではなく「日本ひきこもり協会(N・H・K=Nihon Hikikomori Kyokai)」となっています。

『N・H・Kにようこそ!』は「GONZO」の山本裕介監督が送るその心象風景を表す独特なタッチと人間模様から多くのファンの印象に残り未だに人気のある作品となっています。

『N・H・Kにようこそ!』は「GONZO」の原作あり作品のなかでもサクサクと観られてそして後読感がとても良いという満足感ある作品となっているようです。ややダウナー寄りなラブコメが観たい方にお勧めできる作品と言えるでしょう。

おすすめアニメ作品11位:戦闘妖精雪風

アニメ制作会社「GONZO」が誇る得意分野をすべて詰め込んだようなコアなSF作品にOVAアニメ作品の『戦闘妖精雪風』があります。原作は神林長平先生の1979年から連載されたSF小説『戦闘妖精・雪風』で、『グッドラック 戦闘妖精・雪風』(1999)を中心として2002年に5話が発売されました。

2006年の「東京国際アニメフェア」における「第5回東京アニメアワード」オリジナルビデオ部門・優秀作品賞を受賞するなど国内でも随一のCG航空戦を実現している隠れた名作です。また主人公の担当声優が「堺雅人」であるという点も意外性として楽しまれています。

『戦闘妖精雪風』の最大の特徴でもあるのがミリタリー関係の原作描写の再現率やダイナミックな画面の使い方です。この方も戦闘準備シーンに注目しています。

アニメ『戦闘妖精雪風』が神作画であるという評価はSFアニメファンのなかでもよくよく耳にする話題です。GONZOの強みであり特徴でもあるアクロバティックな作画とシーン構成力が詰まっているので、原作小説と併せてSFファンやミリタリーものファンにおすすめ出来る作品と言えるでしょう。

「フルメタル・パニック!」ディレクターズカット版 三部作

アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP10~4

おすすめアニメ作品10位:RED GARDEN

アニメ制作会社「GONZO」が誇る「GONZO」原作のアニメが『RED GARDEN』です。5人の少女たちが不可思議な日常と否応がなく与えられる過酷な運命のなかで葛藤しながら生きようとする作品となっています。

「JiLL-Decoy association」によるオープニング曲「Jolly Jolly」の上品さやポップさから想像出来ないほどに甘苦しく切なくてゾッとするエッセンスが詰まっていると人気です。

『RED GARDEN』はアニメ制作会社「GONZO」の特徴でもある「鬱くしい情景(美しく、そして鬱)」がよく出た作品だとファンの声があがっています。サスペンス要素とダークファンタジー要素の融合、そして多彩な服飾デザインなど美しい世界のなかでちょっとづつ歯車が軋んでゆく感じがお好きな方におすすめと言えるでしょう。

GONZOアニメが原作となっている『RED GARDEN』は綾村切人先生のもとで漫画化がされておりそちらとアニメ版は顛末が違うのも楽しいという声もあがっています。

おすすめアニメ作品9位:ウィッチブレイド

アニメ制作会社「GONZO」がアメリカン・コミックス作品を原作としてアニメをつくった作品もあります。それが2006年制作の『ウィッチブレイド』です。アニメ化に向けて舞台や登場人物を日本へと大幅変更しており、世界観と設定面を借りつつも全く新しい形でアニメ化しているのが特徴です。「ウィッチブレイド」と呼ばれる最強の武具を手にしてしまった少女の苛烈な闘いを描いています。

『ウィッチブレイド』はアメコミもの、特撮モノとしてサクサク観られるとファンの間でも安定して観られる作品として人気です。

また「GONZO」作の『ウィッチブレイド』の主人公である「天羽雅音」がギャップの塊でかわいいとファンの間でも話題です。属性がたくさんあるヒロインがお好きな方におすすめできると言えるでしょう。

おすすめアニメ作品8位:青の6号

アニメ制作会社「GONZO」の原点にあたる名作アニメが『青の6号』です。「フルデジタルアニメーション」というジャンルの草分け的存在で、小澤さとる先生の1967年の同名の漫画作品をGONZOが1998年にOVA化しました。第2次世界大戦後の海中航路を舞台に国防組織「青」所属の潜水艦「青の6号」の活躍を描いています。

当時まだまだ遠い存在だった3D描画の分野を草分けしていったアニメ制作会社「GONZO」の『青の6号』は面白いとファンのなかでも人気です。『装甲騎兵ボトムズ』(1983年)でもおなじみの郷田ほづみさんが『青の6号』の主人公の声を担当しているのもファンのおすすめポイントになっているようです。

CGで描かれた世界に衝撃を受けたとの声もファンの中には根強く残っています。アニメ制作会社「GONZO」の特徴でもある「メカのかっこいい描写」はこの頃から健在で、水中を縦横無尽に進む潜水艦などを体験出来ます。

技術的な面でもCGを使った新しい描き方を確立していった『青の6号』はアニメーターやイラストレーター、モデラーなど多くの分野のクリエイターに影響を与えているようです。

おすすめアニメ作品7位:SoltyRei

アニメ制作会社「GONZO」のハードボイルドな機械少女の成長が主題のアニメ作品に2005年公開の『SoltyRei』があります。「GONZO」が企画発案をし、デザイナーの「Shuzilow.HA」がタッグを組む形になった『SoltyRei』は、機械仕掛けの少女「ソルティ」を中心としてやや退廃的な世界観のなかでの群像劇が描かれています。

「GONZO」発の『SoltyRei』の魅力として日常パートからシリアスパートへの移り変わり方や伏線回収を挙げるファンは多くいます。ごんぶとな脚本が好きな方におすすめできるでしょう。

『SoltyRei』は洋画テイストで好きだったという声も多く挙げられています。少しスモーキーでスレている世界観のなかでの成長と葛藤は「GONZO」の特徴とも言えるかもしれません。

『SoltyRei』はおっさん萌え作品であるという意見も根強く存在します。おっさん萌えの根元こと主人公の賞金稼ぎ「ロイ・レヴァント」は「GONZO」作品には欠かせない中田譲治さんが声優を担当しています。

おすすめアニメ作品6位:カレイドスター

アニメ制作会社「GONZO」の作品のなかでも非常に長い4クール51話という大盛況となった名作アニメに2003年の『カレイドスター』があります。『カレイドスター』はアニメ制作を「GONZO」が請負い、『美少女戦士セーラームーン』(1992)や『おジャ魔女どれみ』(1999)の佐藤順一監督がメガホンをとったことで有名な作品で、少女「苗木野そら」がサーカス「カレイドスター」への入団を目指して奮闘する姿が描かれています。

『カレイドスター』はアイドルアニメのような華やかさやエンタメ性を持ちつつもスポーツ青春アニメとしても非常に色濃く出せているとファンからの賞賛の声が集まっています。51話という長さが続いたのもその引き込み力あってのことなのでしょう。

「GONZOの奇跡」と謳われる『カレイドスター』は尖った層を狙うのではなく多くのファン層に届くような普遍的でとても楽しい作風であったと多くの人々に愛されているようです。

『カレイドスター』のエンタメ性は素晴らしいという声は鳴り止むことがありません。特にビジュアル面などへのGONZOと佐藤順一監督のこだわりが素晴らしかったという感想は多く見受けることができます。

おすすめアニメ作品5位:SAMURAI 7

大巨匠黒澤明監督の『七人の侍』(1954年)を原作とするアニメ制作会社「GONZO」のSFアニメ作品に『SAMURAI 7』があります。『七人の侍』公開50周年を企画してHNKとタッグで企画を組みGONZOが2004年に制作した『SAMURAI 7』は、近未来と機械の侍による合戦、オリエンタルな雰囲気の取り込みなど大胆な解釈や改変を経ながらも多くのファンの心を掴むことになりました。

「GONZO」の特徴である「アクロバティックな戦闘シーン」と「鬱展開もガッツリ恐れずに入れていく大胆さ」などの要素は『SAMURAI 7』でも健在で、多くのファンを涙させる展開が存在しました。

原作の『七人の侍』とはまた違う面白さを確立した『SAMURAI 7』は7人の侍にあたるキャラクターたちがどれも個性的でかっこいいという声も多くあがっています。

HNKという硬派気味な放送局で放映された『SAMURAI 7』にGONZOの大胆さと魅力を感じるという声も多くあがっています。裏打ちされたアクションシーンやメカ描写などファンを驚かせGONZOの名を広く広めた作品のひとつと言えるでしょう。

おすすめアニメ作品4位:LAST EXILE

アニメ制作会社「GONZO」オリジナルの作品のなかでも人気が高い名作アニメが2003年の『LAST EXILE』です。人工惑星を舞台としたSF作品でスチームパンクな雰囲気のある空気感のなかで「空の運び屋」である主人公クラウスとメカニックのラヴィの2人を中心として壮大な世界観が描かれています。

SF作品としても味わい深い「GONZO」オリジナルの『LAST EXILE』はSF作品と切って離せずまた敷居にもなっている「説明台詞」の処理が上手いとの声があがっています。あまり硬くならずに入り込めるSF作品として老若男女問わずおすすめできるでしょう。

『LAST EXILE』はGONZOの特徴であるメカのCG描写やアクションに加えて群像劇としての面白さもしっかりしているとファンの間で人気です。またGONZO10周年の冠作品ということもあり製作陣の熱意も籠もった作品だといえるでしょう。

『LAST EXILE』は重厚なストーリーも楽しいのだという声は多く聞こえています。またGONZOの特徴でもある多彩なキャラクターもファンの心を掴むことになりました。

Thumbバジリスクとはどういう意味?バシリスクとの違いやアニメタイトルも考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングTOP3

おすすめアニメ作品3位:最終兵器彼女

高橋しん先生による2000年の名作漫画を原作としたアニメ制作会社「GONZO」のアニメ化作品のなかに2002年の『最終兵器彼女』があります。シュウジとちせという恋人同士を中心としてSF戦記物の風態も兼ねている『最終兵器彼女』は13話という短いクールながら絶大な人気を誇り、『最終兵器彼女』はその人気もあって2006年に実写映画にもなりました。

『最終兵器彼女』は鬱展開であるもののそこが泣けるというファンの声は多く聞かれています。「GONZO」の原作ありものらしい省略の仕方や改変が上手く噛み合っている例と言えるでしょう。挿入歌など感情を揺さぶる多くの要素はファンの心を掴みました。

「GONZOといえば最終兵器彼女」というファンの方も多く存在します。原作を1クール13話という短い期間で抽出する手腕はGONZOの特徴として挙げられるでしょう。

『最終兵器彼女』は何度でも泣けるし何度も観たくなるという意見も多くファンの間ではあがっています。感情を揺さぶれる演出力もGONZOの強みと言えるでしょう。『最終兵器彼女』は鬱でSFなラブコメが好きな方向けの作品になっています。

おすすめアニメ作品2位:巌窟王

アニメ制作会社「GONZO」の名を広く知らしめた特徴的な名作のひとつが2004年の『巌窟王』です。なんとアニメ『巌窟王』は19世紀の名作小説として名高いアレクサンドル・デュマ・ペールの小説『モンテ・クリスト伯』を原作とした"SFアニメ"となっています。2005年の「東京国際アニメフェア」でテレビ部門の優秀作品賞を受賞するなどかなり大胆な作風が話題になりました。

SF調であるのはアルフレッド・ベスターのSF小説『虎よ、虎よ!』(1956)を原作としようとした名残で、その独特な世界観をファッションデザイナー「ANNA SUI」が支えるという構図は絢爛なパリを遺憾無く彩ることになりました。

「GONZOの奇跡」に数えられるアニメ『巌窟王』はその制作カロリーや熱量は2度と観られないだろうという賛美の声も方々で聞かれています。『FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜 』や『青の6号』など本記事でも取りあげた前田真宏監督によってテクスチャの使用という新しい形で描かれた『巌窟王』は伝説の1作としてファンの心を鷲掴みにしているのです。

『巌窟王』はそのサスペンスものとしての面白さ、群像劇としての面白さが大人向けであるもののとても面白いという声は多くあがっています。伏線の回収の仕方などを褒め称える声も聞かれました。

アニメ『巌窟王』は何度でも見返したいアニメとしてよく名前があがるタイトルでもあります。「ANNA SUI」による煌びやかな美術テクスチャと群像劇のマッチングは相当に中毒性があるようです。

特に「毎話最初の語り部分が独特で好き」「エンディング曲への入りと予告部分が鳥肌モノ」という評価だけをみても『巌窟王』がGONZOアニメのなかでもかなりインパクトのある作品だと言えるでしょう。

おすすめアニメ作品1位:ストライクウィッチーズ

アニメ制作会社「GONZO」のおすすめ作品ランキング映えある1位に輝くのはミリタリー×少女の金字塔アニメ『ストライクウィッチーズ』です。2005年のかずみ義幸先生の漫画『ストライクウィッチーズ』を原作とし、島田フミカネ先生とProjekt KagonishのタッグによるOVAアニメ『ストライクウィッチーズ』は2007年からはじまり2008年にアニメとして放映されました。

『ストライクウィッチーズ2』以降は「AICスピリッツ」などのアニメ制作他社に制作を譲る形になりましたが14位の『フルメタル・パニック!』同様シリーズの基盤をつくる名作アニメとして多くのファンを獲得しました。世界を守る少女たちの成長と葛藤が描かれた群像劇性と空戦のアクロバティックな表現はGONZOらしさの詰まった作品と言えます。

『ストライクウィッチーズ』シリーズの最新作にあたる『第501統合戦闘航空団
ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』は2020年10月公開予定の作品ですが、実はこの最新作はGONZOアニメ版の第1期にあたるシリーズの監督をつとめた高村和宏監督が独立後に引き受けたプロジェクトであり監督として再登板するのです。ファンはこの奇跡の再登板を非常に好意的に受け止めているようです。

こちらは『ストライクウィッチーズ』がGONZOに与えた影響と伝家の宝刀としての力の入れようは「GONZOの最終兵器」であったという意見です。吸収されてしまったことでGONZOそのものの形とは異なった体制にはなってしまいましたが『ストライクウィッチーズ』の新作などに期待する声は多くあります。

『ストライクウィッチーズ』の魅力としてほかのミリタリーもの作品に登場していない艦隊などが細やかに登場している点なども挙げられています。ミリタリーファンにはたまらない設定や元ネタなどもファンの心を掴んでいるのです。

Thumb最終兵器彼女の謎をネタバレ!漫画・アニメのあらすじと最終回の結末を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

アニメ制作会社GONZOの魅力や特徴

魅力や特徴①原作のあるアニメが多い

アニメ制作会社「GONZO」の特徴のひとつが「漫画や小説のアニメ化作品が多い」という点です。本記事のランキングでも多く紹介しましたが、もともとの原作ファンたちに「自分の好きな作品がアニメとして動き出す」という感動をGONZOは与え続けてきました。

魅力や特徴②原作を忠実に再現

アニメ制作会社「GONZO」の特徴のひとつが「原作再現度」と「原作の解釈と改変」についてです。この点についてはファンのなかでも賛否両論ですが、例えばランキングでもあげた『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』などは1950年代の古い作品にも関わらず非常に高い再現度でドラマティックに編集しきっています。

その逆に原作者から苦言を呈された例も多く 平野耕太先生原作のアニメ『HELLSING』(2001)などはOVAで挽回されたもののアニメ本編でパッケージイラストの依頼を平野先生に断られるなど「原作者(ならびに原作ファン)からみた満足度」と「放送クール内で物語を描き切るための解釈」の乖離がみられるという評価が時たま挙げられます。

魅力や特徴③オリジナルアニメも面白い

アニメ制作会社「GONZO」の特徴として忘れてはいけないのがGONZO発のオリジナルアニメの存在です。原作ありのアニメの振れ幅の印象の強いGONZOですがオリジナル作品として打ち出した作品の大胆なつくりや企画の面白さ、そして確かなストーリー構成力などはGONZOの光る特徴として挙げられます。

Thumbモンテ・クリスト伯の原作小説あらすじを解説!ドラマとの違いやラストの結末は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

アニメ制作会社GONZOに関する感想や評価

アニメ制作会社「GONZO」の作品の感想に多くつくのがこの手の「名作か駄作か」という振れ幅問題についてです。傾向としてSF作品などを主に扱う点や鬱展開や際どい表現のある原作も恐れずに手がけるその姿勢はガイナックスから続く血脈を感じる作風であると同時にファンが置いてきぼりになることも多々あるようです。

「GONZO」が2000年代にとても輝いていたという感想も多くあります。毎年のようにヒット作を打ち出していたアニメ制作会社「GONZO」は2000年代のアニメ史に名を残す名作を何本も出しているようです。

ガイナックスから続くCG技術などを積極的に活用しSFアニメを開拓していった「GONZO」は先駆者であったという感想も多くあがっています。「GONZO」の挑戦的で大胆な作風は多くの作品に影響を与えることになっていきます。

こちらはアニメ制作会社「GONZO」は見返したい名作が多いというのも特徴なのだとわかる感想です。深夜アニメ枠の多い会社でもありますが強烈な印象とインプットを与えたことが伺えます。

アニメ制作会社「GONZO」の特徴として「おしゃれでクールなオープニング(エンディング)」などをあげる感想も多く存在します。短いカットでおしゃれに見せるGONZO作品に魅了された方も多いのではないでしょうか?

Thumbストライクウィッチーズのキャラのモデルとは?元ネタパイロット一覧まとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

アニメ制作会社GONZOのおすすめ作品ランキングまとめ

アニメ制作会社「GONZO」のおすすめ作品ランキングと特徴の紹介はいかがでしたか?「GONZO」の気骨を受け継いだ『第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』の公開が2020年10月と心待ちにされるなかで改めて「GONZO」の名作アニメたちを見直してみても面白いかもしれません。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ