【東京喰種（東京グール）】宗太の正体と目的は？アニメ版声優や実写版キャストも紹介

東京喰種（東京グール）では、元陸上部の亜美を喰種のレストランの食材として確保するために動き回る宗太の姿を確認することができます。喰種のレストランの会員でありPGの会員名を持っている宗太は、自ら彼女を喰うわけでもなくあくまでも食材としてレストランに提供していました。また、常にピエロのマスクで顔を覆っているため正体が明らかにされていません。

ピアスをして白いスーツに身を包んでいる宗太は、それほど登場回数が多いキャラクターではありませんがMMさんと呼んでいる月山習とは面識があるようでした。そこで、全ての元凶を作っていると言われている宗太の正体やその目的、ピエロのマスクで顔を覆い謎の多い宗太の声をアニメ版で担当している声優の杉山大さん、実写版の個性豊かなキャストもご紹介します。

2011年9月～2014年9月に渡って週刊ヤングジャンプより福岡県出身の男性漫画家である石田スイさんによって誕生したのが「東京喰種（東京グール：トーキョーグール）」です。東京喰種（東京グール）の第1部は、全14巻・全143話となっており単行本で刊行されています。さらに2014年10月～2018年7月に渡っては第2部に当たる新編として「東京喰種（東京グール）：re（トーキョーグール アールイー）」が連載されました。

東京喰種（東京グール）：reも第1部同様に週刊ヤングジャンプによって連載され、全16巻・全179話が単行本で刊行され大人気となります。ダークファンタジーが描かれている東京喰種（東京グール）は好評だったためにテレビアニメや実写でも放送、公開されることになりました。テレビアニメは第1期～第4期まで2014年7月～2018年12月に渡って放送されています。2017年からは実写映画も公開され話題を呼びました。

現代の東京では人間の姿をしていながら「喰種(グール)」と言われる人間の肉を喰らって生きている正体不明の怪人が蔓延していました。上井大学に通っていた金木研はある日、女性の姿をした喰種(グール)である神代利世（カミシロリゼ）に襲われてしまいます。瀕死となったところに鉄骨が落下してきたことで逃げ出すことができました。しかし、襲われた彼女の臓器を移植されてしまい半喰種となってしまったのです。

白いスーツに身を包みピエロのマスクを被って姿を現しているのが宗太です。常に手袋をしてピエロのマスクで顔を覆っているため宗太の正体は明らかにされていません。耳にピアスをしている宗太は喰種のレストランの会員でもありました。それゆえに、少し小太りで元陸上部の亜美をレストランの食材とするためにごちそうをしていたのです。いい具合に太ってきた亜美をレストランの解体ショーに招待し丸焼きにしてしまいます。

• 名前：宗太(そうた)
• 本名：和修旧多 宗太
• 職業：ピエロの一員
• 体格：大柄
• 特徴：ピエロのマスク、手袋、白のスーツ、ピアスをしている
• 喰種のレストランの会員：会員名PG
• 面識がある人物：月山習(MMさん)

テレビアニメにおいてもそれほど登場回数が多くない宗太には多くの謎がありました。アニメなどの作中で一切ピエロのマスクを外さないため正体が不明となっていたのです。また、喰種のレストランの会員でありながら、捕食器官である赫子(かぐね)も出している姿がないため喰種であるのかも明らかになっていません。正体が不明の宗太は、喰種のリゼに襲われた金木に鉄骨を落下させた犯人であり全ての元凶だったのです。

白いスーツに身を包みピエロのマスクで顔を覆っている宗太は、東京で喰種のために食材を提供したり、金木研（カネキケン）が半喰種になるような原因を作ったり謎の行動が多い人物となっています。常にピエロのマスクで顔を覆っている宗太は、後にピエロの一員ということが判明しますがそれ以外は謎に包まれていました。そこで、東京喰種（東京グール）の宗太の正体だと噂されているキャラクターをご紹介します。

いつもピエロのマスクで顔を覆っている宗太は、ヒデと呼ばれている永近英良（ながちかひでよし）ではないかといわれていました。半喰種となってしまった金木研の原因を作った宗太は、彼のいつも近くにいる人間だからこそそれができたのだろうと考えられたからです。読書好きな彼には幼少期から親友のヒデの存在がありました。幼少期から一緒だったということは仲が良かった分嫌な部分も色々と知っている可能性があります。

また、半喰種になって苦しんでいる金木研が過去を思い出している場面でヒデが登場していましたが、その時の彼はピエロを思わせるような格好をしていたため、活発で明るい性格のヒデが宗太ではないかと噂されるようになったようです。家族構成が不明となっているヒデは、テレビアニメにおいて「Pierrot」という文字の入った自転車を持っていました。

幼少期からの親友となっているヒデの持っている自転車や彼の過去の格好などがピエロを想像させるものが多かったために宗太の正体は明るい性格のヒデではないかといわれてしまったようです。しかし、幼少期からの親友であるヒデが喰種レストランの会員である宗太であるのかは明らかになっていません。

東京グールで情報収集能力に長けている馬渕勝也は、常にピエロのマスクで顔を覆っている宗太ではないかと噂されていました。もしも、喰種対策局（CCG）において一等捜査官を務めていた彼が宗太であるとすれば、喰種集団であるピエロに喰種対策局（CCG）内の重要な情報が伝わっていた可能性があります。

実際にそのような状況が起こっていたと考えられるような事件が起こりました。襲撃戦の際に喰種集団に喰種対策局（CCG）の情報が筒抜けになっていたと考えられる自体が起こっていたのです。もしも、喰種集団の一員である宗太が情報収集や分析を得意としている馬渕勝也としてスパイ活動を行っていたのだとすれば、十分理解できる状況でした。

これらの状況から同一人物ではないかと噂されるようになったのです。その他にも2人の口癖や話し方が似ているということもその噂の原因となりました。喰種対策局（CCG）において一等捜査官を務めている馬渕勝也には、口癖や襲撃戦での不審な点があったため宗太ではないかと疑われましたが、真相は明らかになっていません。

東京グールで白いスーツに身を包んでいる大柄の宗太は、CCG本局局長を務めている和修吉時（わしゅうよしとき）ではないかと囁かれたこともあります。彼はCCG総議長を務めている和修常吉（わしゅうつねよし）の息子であり、彼の息子には和修政（わしゅうまつり）がいました。親しみやすく温和な性格の彼は、ピエロによって襲撃された際も的確な指示を出しています。

冷静沈着な和修吉時が常に手袋をしている宗太ではないかと噂された理由は、髪型が似ているということからでした。ピエロのマスクを被っている宗太の見えている所の髪型と穏やかな性格の和修吉時の髪型は似ているようにも見えます。あまりにも正体が明らかにされていない宗太は、少しでも似ているところがある人物や不審な行動をしている人物は全て宗太ではないかと噂が立つようになってしまいました。

東京グールでは喰種集団が存在していました。その喰種集団はピエロと呼ばれておりそこにはアニメや実写でも謎が多い宗太の姿もあったのです。ピアスをして白いスーツに身を包んでいる宗太は喰種集団であるピエロの一員として活動していましたが、彼らの目的は特にしっかりと定まってはいませんでした。政治的な目的や主張が特にあるわけでもなく、どちらかというと享楽主義者の集まりで楽しいことを常に求めていたのです。

それゆえに、常に一緒にいるというような集団行動を取ることも少なくどちらかと言えばそれぞれが自由奔放に快楽を求めてさまよっていました。しかし、いざ召集がかかった時には素晴らしい組織力を見せつけています。しかし、読書好きな金木研の周囲には常に喰種集団のメンバーが存在していました。半喰種になってしまった金木研ですが、その原因を作ったのは全て宗太だったのです。

そこには純粋な喰種であるリゼへの宗太の歪んだ愛情が複雑に絡まっていました。純粋なグールを残すために存在しているリゼを愛してしまった宗太は、彼女に自ら鉄骨を落とし死亡させることで彼女を手に入れようとしたのです。さらに、彼女の臓器を使用して移植手術ができるように手を回したのも宗太でした。

東京グールでピエロのマスクで顔を覆っている宗太の正体は、半人間として誕生した旧多二福であることが明らかになりました。右目下にほくろがある旧多二福は、CCG総議長を務める和修常吉の息子として誕生していながら分家の子として育ちます。中性的な美しい顔をした旧多二福は、人間と喰種から産まれた半人間だったのです。それゆえに、人間にも喰種にもなり切れない辛い人生を歩むことになります。

• 名前：旧多二福（ふるたにむら）
• 本名：和修旧多宗太（わしゅうふるたそうた）
• 誕生日：2月29日
• 職業：男性捜査官
• 父親：和修常吉（わしゅうつねよし）
• 義兄：和修吉時（わしゅうよしとき）
• 甥：和修政（わしゅうまつり）
• パートナー：キジマ

掴みどころがない性格の旧多二福は、表向きは男性捜査官として活動していました。しかし、幼少期に喰種のリゼと出会い心を寄せたことで彼の人生が大きく変わっていきます。裏では喰種集団であるピエロのメンバーの宗太としても活動していました。愛する喰種のリゼを手にするために自ら鉄骨を落としたり、和修家の血筋を皆殺しにしたりして数々の暗躍をしていたのです。

東京グールのアニメや実写でも姿を現している半人間として生れた宗太は、表では男性捜査官として活躍していました。彼は分家の人間として育ちながらとても賢く剣術でも優れた才能を発揮していたのです。その腕前は義兄の和修吉時や同じ半人間の有馬貴将（ありまきしょう）からも認めらています。

それゆえに、白日庭出身でCCG総議長である和修常吉から認められて捜査官になった有馬貴将と同様に彼も才能を認められて特別に男性捜査官としての仕事をしていたようです。幼少期に喰種のリゼと出会い彼女を慕うようになった旧多二福（宗太）は、喰種捜査官としての立場も上手に利用して自らの目的を達成しようとしていたと考えられます。

東京グールで和修の血筋を皆殺しにしたことで冷酷な姿を表に出すようになった旧多二福（宗太）は、半人間として生きてきましたが大好きなリゼの赫子を移植したことで人口の半喰種となることもできました。人口的に半喰種になった旧多二福（宗太）は、アオギリの樹で幹部の一人となっている女性喰種のエトと戦うことになります。その際に初めて捕食器官である赫子を出し、半喰種の金木に関心を寄せているエトを驚かせました。

アニメや実写でも姿を現している旧多二福（宗太）は、半喰種である金木とお揃いの鱗赫（りんかく）という赫子を出してエトに襲い掛かりました。一撃の威力が赫子の中でも最高の鱗赫を持つ旧多二福（宗太）は、全身に包帯を巻きアオギリの樹では幹部としての強さを誇っているエトを倒してしまったのです。純粋なグールであったリゼの赫子を移植した旧多二福（宗太）は、人工的な半喰種としてその強さを見せつけていました。

優れた洞察力を持っていたエトでしたが、半人間だと思っていた彼が自分と同じ喰種としての攻撃をしてきたことで戸惑ってしまったようです。さらに剣術においては半人間の頃から周囲から認められる腕前であったゆえにそれらも合体したことでより強さが増したとも言えるでしょう。

東京グールで人工移植によって半喰種となった旧多二福（宗太）は、花柄のスカーフを首に巻いているエトとの戦いの際に、表と裏の顔を持つ旧多二福（宗太）が戦い続ける本当の目的を問われています。敵であるエトに旧多二福（宗太）は真剣な表情で「世界超平和」と応えていました。その一見ふざけたように感じる彼の目的に対してエトはバカにしたような返しをしていましたが、この言葉が真実であることが後で明らかとなります。

アニメや実写で周囲を混乱させるキャラクターとして登場している旧多二福（宗太）は、数々の悪行を重ねた末に記憶力が抜群で半喰種とされてしまった金木研に倒されることになります。人間と喰種の間に誕生し半人間として生きてきた旧多二福（宗太）は、素晴らしい才能を持っていながらも普通の幸せや生活を手に入れることができませんでした。

それゆえに、周囲から見ればおかしいと思われるような世界超平和を心から祈っていたのです。つかみどころがない性格や振る舞いの彼は、真剣に目的を話してもなかなか信用してもらえていませんでしたが、実はとても繊細で心が優しい人物だったのかもしれません。多く傷ついていたからこそ、世界の超平和を目的に掲げて一心不乱に行動していたとも考えられます。

東京グールではCCG総議長を務めている和修常吉を父に持つ   旧多二福（宗太）は、庶子ということで優秀でありながらも分家の子として育ちます。そのため、義理の兄からも敵対視され実力は認められているのものの低い身分として冷酷に扱われてきたのです。賢かった旧多二福（宗太）は、幼くして和修家の宗家と分家の役割分担を見抜いてしまいます。

それゆえに、寿命が短い分家の人間をないがしろにする宗家の人間に復讐する機会を狙っていたのです。アニメや実写で不可解な行動が多かった旧多二福（宗太）の目的や正体が少しずつ明かされていきました。CCGのトップとなり組織を支配していく一族として育てられている宗家は、かつて中東から訪れた喰種の一族だったのです。それゆえに、宗家の人間は純粋な喰種で固められていました。

庶子が集められている分家は宗家の血を絶やさぬように彼らをサポートする役割を担っていたのです。庶子の中で一番優秀だった旧多二福（宗太）は、喰種と人間から誕生した半人間ゆえにどんなに才能があったとしても宗家のために雑用係を務めることになります。生まれながらにして材料として扱われ、人格を全く無視され続けた彼は歪んだ世界超平和を目的に掲げて生きていくようになりました。

東京グールで人心把握に長けていた旧多二福（宗太）は、純粋な喰種であるリゼとは幼少期から一緒に過ごした幼馴染みでした。そんな彼女は宗家の血を守るための母胎の役割を担うことが決められていたのです。アニメや実写で重要な役割を担っている賢く才能豊かな旧多二福（宗太）は、彼女と一緒に過ごすうちに心を寄せていくようになります。無邪気に笑って過ごせるこの状況をいつまでも保ちたいと考えたのです。

彼女が宗家の人間であるのに対して自分は宗家をサポートする側の分家の人間であることから旧多二福（宗太）の気持ちは初めから叶えることができないのは十分にわかり切っていました。しかし、心優しい彼は諦めず、幼馴染みの彼女を母胎としての材料にしないために逃がそうとします。宗家の人間に見つからないように必死に守り続けようとする彼の気持ちを知ることがなかった彼女は自由気ままに過ごすようになりました。

あまりに好き勝手に生きる彼女に対して彼は愛するリゼを永遠に手に入れるため、彼女の頭上に鉄骨を落下させたのです。それによって読書好きな金木研を半喰種とし、自分にも彼女の赫子を移植して人工的に半喰種となります。彼の目的は愛するリゼを動けない状態にして永遠に手に入れることだったのです。彼は歪んだ環境で育ったゆえに歪んだ愛情しか抱くことができませんでした。

アニメ版の東京グールで不審な行動が目立つ宗太の声を担当したのは声優の杉山大さんです。つかみどころがなく飄々とした宗太の個性豊かなキャラクターを見事に演じ切っています。声優の杉山大さんは、声優以外にも劇団若草や若草セレクションにおいて俳優としても活躍していました。

• 名前：杉山大（すぎやまおおき）
• 血液型：B型
• 生年月日：1977年8月5日
• 出身地：東京都
• 所属事務所：アクセント
• 職業：声優、俳優
• 活動時期：1996年から
• 性別：男性

その後、2006年12月1日からはぷろだくしょん★A組に所属して活躍されていましたが、現在はアクセントに所属して声優や俳優として活動されています。「学校II」という山田洋次さんが監督を務めた作品がデビュー作となりました。1997年には「スペースキッズ 翔べイカルス号」というNHK教育放送の海外ドラマにおいて吹き替えデビューを果たしています。

声優の杉山大さんのテレビアニメにおいての主な出演作品としては、capetaの駒沢将斗役、交響詩篇エウレカセブンのガリバー役、魔人探偵脳噛ネウロの速水幸敏役、テイルズ オブ ジ アビスのギンジ・ニークス役、こんにちは アン 〜Before Green Gablesのトミー役などがありました。

その他のテレビアニメの作品としては、STAR DRIVER 輝きのタクトのゴウダ・テツヤ役、名探偵コナンの前田浩介役、大河原則守役、菅生恵介役うたわれるもの 偽りの仮面のマロロ役やNARUTO -ナルト- 疾風伝の大筒木アシュラ役などがあります。

漫画やアニメとして大人気となった東京グールは、実写版の映画としても公開されることが決定します。2017年から実写版の映画である「東京喰種S」が公開されるということでサイトやポスターが制作され実写版のキャストが紹介されることになりました。しかし、実写版映画のポスターの宗太役のキャストの名前は分からないように塗りつぶされていたのです。

サイトにおいても実写版の宗太役は非公開となっており注目を集めることになりました。実写映画として完成した「東京喰種S」の劇場版公開初日には、話題の宗太役のキャストが発表され多くの人を驚かせています。舞台上での挨拶の際に壇上に新田真剣佑が宗太役として姿を現し会場を沸かせました。実写版映画の公開日にサプライズで宗太役のキャストが発表となり多くの人の心を掴んだようです。

実写版映画の東京グールで目的のためであれば民間人も平気で利用することができる宗太のキャラクターを演じているのは俳優の新田真剣佑さんです。俳優として有名な千葉真一さんの長男として誕生した新田真剣佑さんは、幼少期よりピアノや器械体操、水泳、空手道（極真会館）などに明け暮れていました。学業を優先していた彼はハリウッドで高校を卒業するまでは過ごしています。

• 名前：新田真剣佑（あらたまっけんゆう）
• 本名：前田真剣佑 （まえだまっけんゆう）
• 血液型：B型
• 生年月日：1996年11月16日
• 出身地： アメリカ合衆国 カルフォルニア州 ロサンゼルス
• 所属事務所（アメリカ）：アジアン・シネマ・エンターテインメント
• 所属事務所（日本）：トップコート
• 職業：俳優
• 著名な家族：千葉真一（父）、眞栄田郷敦（弟）
• 著名な家族：矢吹二朗（叔父)、真瀬樹里（異母姉）

子役としてはアストロ球団というドラマに2005年に出演していました。また、2007年に千葉真一さんが主演・監督を務めた「父親」という映画でも子役として出演しています。2012年からはアメリカ映画に出演して活躍した後、2014年からは日本で活動を開始しました。2017年には「ちはやふる -上の句- / -下の句-」において第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しています。

俳優の新田真剣佑さんの映画での主な出演作品には、SPACE MANの主演（アメリカ合衆国）やテイク・ア・チャンス〜アメリカの内弟子〜の主演・マサタロウ役（アメリカ合衆国）、劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャーの泊エイジ役、ちはやふるシリーズ -の綿谷新役、ピーチガールの東寺ヶ森一矢役、サヨナラまでの30分の主演・宮田アキ役、ブレイブ 群青戦記の主演・西野蒼役などがあります。

また、テレビドラマでの主な出演作品には、世にも奇妙な物語 '14秋の特別編「シャドーボクシング」の主演、明日もきっと君に恋をする。の夏樹翔太役、僕たちがやりましたの市橋哲人役、サクラ咲くの武宮一平役、特命指揮官 郷間彩香の鈴木達也役、トドメの接吻の並樹尊氏役、同期のサクラの木島葵役、二つの祖国の天羽勇役、刑事ゆがみ 第6話の貝取勝平役などがありました。

喰種と人間の子として誕生した旧多二福（宗太）は、庶子として分家の人間として生きることになりました。しかし、庶子の中では一番賢く剣術にも優れていた旧多二福（宗太）は半人間は非常に短命で30歳前後までしか生きることができないと知ります。常に宗家のために雑用係として冷酷に扱われてきた彼は、自分の寿命が尽きる頃には何もかも滅茶苦茶にしてやろうと企んでいたのです。

それゆえに頭のいい旧多二福（宗太）は、掴みどころがない飄々とした人を装いながらも綿密に計画を立てていました。半喰種となってしまった金木研と最後戦い自分の最後を予感した彼は、上記の言葉を記憶力抜群の金木研に放っています。しかし、その言葉に対して自分はどんな状況でもあがき続けて見せると返していました。彼のその言葉にすごく納得した宗太は静かに笑っていたのです。

生まれた境遇によって人生がほぼ決まってしまっていた旧多二福（宗太）は、それに抗うことなく素直に受け入れて生きてきました。それゆえに、心が大きく歪んでしまったのかもしれません。自分の最後を感じた旧多二福（宗太）は、自分の本音を半喰種となってからもあがき続けた金木研に少しずつ明かしていきます。2番目に放った彼の言葉は本心からの言葉だったのです。

彼の目的として世界超平和と語っていたのは嘘ではありませんでした。彼にとっては半人間であろうとも人として扱って欲しかった、普通に生きたかったという気持ちが心の奥底でずっとうごめいていたのかもしれません。分家の人間としての宿命を受け入れて雑用係として平気そうに振舞っていた彼ですが、心の奥底ではいつも涙を流していたのでしょう。

さまざま悪行を行ってきた旧多二福（宗太）は、ただ普通に生きたいと望んでいただけだと最後に本音を語っていました。その言葉に対して「嗤いますよね」と金木研に問いかけますが、彼は優しく「いいえ」という言葉を残して去っていきます。一人残された旧多二福（宗太）は、自分の最後の瞬間をじっと待っていました。そんな彼の目の前に現れたのは幼少期にリゼと一緒に遊んだ風景だったのです。

疲れて倒れ込むまで無邪気に遊んでいた2人はごろんと横になりました。心から満たされた旧多二福（宗太）は、おばあちゃんやおじいちゃんになってもずっとこんなふうに過ごしたいと呟きます。

おばあちゃんになりたくないというリゼに優しい微笑みを返しながら「きっと楽しいよ」と彼は笑いました。その言葉に対して放ったセリフが上記の言葉です。彼にとっては幼少期のようにおじいちゃんになっても過ごすことが唯一の望みだったことがわかります。

東京グールで好きなキャラクターをランキングで紹介している人も意外と多くいました。その中で常にピエロのマスクを被っている宗太が一番好きとランキングの1位にしている人もいます。つかみどころがなく飄々とまるでピエロのように面白おかしく過ごしている彼でしたが心の底では泣いていたのかもしれません。

白いスーツに身を包んでいる宗太の正体が気になっていた人は多かったようです。喰種のレストランの会員でありながら捕食している姿が描かれていないため、喰種のようでいて喰種ではなさそうでした。誰なのか分からないという多くの謎を残していたので多くの人にワクワクドキドキ感を与えていたようです。次第に彼の姿が明らかになるにつれて彼の中にうごめく闇の深さに同情している人もいました。

正体が一向に分からなかった宗太でしたが、終盤になってくるといよいよその謎が明らかとなっていきました。今週のヤンジャンでいよいよ宗太の正体がわかっていきそうな予感にドキドキワクワクしている人も多くいたようです。彼の過去を垣間見ることで今までの悪行の数々の理由も明らかになっていきました。

大人気となった東京グールは、漫画をはじめアニメや実写版映画、ゲームなど幅広く展開されています。多くの謎に包まれていた宗太の正体が物語が進むにつれて明らかになっていきました。数多くの残虐行為を行ってきた彼が心から望んだ本当の目的は普通に生きることだったのです。生まれた瞬間から人として生きることができんかった彼はかなり心優しく繊細な心の持ち主だったのかもしれません。