【東京喰種】エトは死亡した?生きてる?正体や最終回のコーヒーカップの意味は?

エトは『東京喰種』の序盤から登場していた人物であり、カネキと同じく2つの立ち位置を持った人物でもあります。『東京喰種』6巻65話の「青桐」にて初登場しているのですが、実はその前にもエトの正体「高槻泉」という名前だけが物語序盤から登場していました。その後、圧倒的な戦闘力を披露しているものの、何度も「エトの死亡説」が噂されることとなります。最終回では死亡説が流れた状態で姿を登場しなかったため生きてるのか分からないまま。当記事ではエトの死亡説を最終回のコーヒーカップの意味を交えつつ紹介しています。

【東京喰種】エトは死亡した?生きてる?正体や最終回のコーヒーカップの意味は?のイメージ

目次

  1. エトとは?
  2. エトは死亡した?生きてる?コーヒーカップの意味は?
  3. エトの正体
  4. エトと登場人物の関係やお風呂シーン
  5. エトに関する感想や評価
  6. エトの死亡説まとめ

エトとは?

エトはCCG最強と称される有馬貴将と互角に渡り合えるほどの戦闘力を持ち、奇才作家「高槻泉」として頭脳派な一面まで持ち合わせています。これまでに圧倒的な戦闘力と同時に、何度も深手を負っているシーンが見られたことで死亡説が流れたキャラクターでもあり、とうとう最終回では死亡説が流れたまま登場することがありませんでした。ここではエトの死亡説を考察する前に『東京喰種』の作品情報とエトのプロフィールをご覧ください。

東京喰種の作品情報

東京喰種の概要

『東京喰種』は石田スイのデビュー作にして人気を博したダークファンタジー作品です。2011年から2014年まで『週刊ヤングジャンプ』にて連載され、その後ダーク・ファンタジーでありながらサイエンス・ファンタジーの要素を含めた作風が人気を博し、新編となる『東京喰種:re』が同誌にて2014年から2018年まで連載されています。そして2014年からアニメ化や舞台化、そして実写映画化されるなど今なお人気を得ている作品です。

東京喰種のあらすじ

ここでは『東京喰種』の簡単なあらすじを紹介します。舞台は人に化けて人を喰らう怪人「喰種(グール)」が存在している東京。主人公・金木研(カネキケン)は読書好きの平凡な大学生でした。ひょんなことから遠目からいつも気になっていた少女リゼと、小説『黒山羊の卵』をきっかけに本屋デートをすることになりました。その後、デートは成功したかに思えたのですが、別れ際にリゼが突然喰種の本性を現し、カネキは襲われてしまいます。

ところが、その時にリゼの頭上に鉄骨が落下したことでカネキは危機を逃れ病院に搬送されることに。しかし、重傷を負っていたカネキはリゼの臓器を移植されてしまいます。そして目が覚めたカネキは自分の体の異変に気付くのでした…。

エトのプロフィール

エトが初登場を果たしたのは『東京喰種』6巻65話の「青桐」でした。トーカの弟であるアヤトがアオギリの樹の集会にカネキを連れて行った時に姿を見せており、全身に包帯を巻いた異様な外見をしていました。作中ではバンジョーに気付かれず彼の肋骨を切断し、高い戦闘能力を披露しています。

当初はSレートに分類されている人物とされていたのですが、彼女の正体が明らかになっていくうちに、それを遥かに凌ぐ階級であることが分かっています。その正体こそがCCGから最高レートとされているSSS級喰種「隻眼の梟」でした。さらに、カネキを半喰種に変貌するきっかけを作った奇才作家「高槻泉」という正体も持ち合わせています。

TVアニメ「東京喰種:re」公式サイト | 2018年10月第2期放送スタート

エトは死亡した?生きてる?コーヒーカップの意味は?

それではエトは死亡したのか、生きてるのか?という疑問を検証していきます。まず、エトの死亡説が流れたシーンは2つあり、カネキとの戦闘シーンと旧多との戦闘シーンでのことでした。ここではエトの死亡説が流れた理由から生きていた描写、そして最終回で描かれたコーヒーカップの意味に触れています。

エト死亡の噂が流れた理由

エトの死亡説はカネキとの戦闘で流れることとなりました。まず、エトの強さは芳村店長とも互角に渡り合えるほどの特等捜査官たちを一瞬にして蹴散らすという、驚異的な強さを持っています。そして死亡説として挙げられる『東京喰種:re』6巻56話で描かれたカネキとの戦闘では、カネキに攻撃が全く当たらず圧倒され、上半身が吹き飛んでしまいました。

さらに赫包もカネキに食べられてしまいます。これが死亡したという線もなくは無いのですが、最後に「私、あなたのことが好きになったわ!」と語り余裕の姿勢を見せており、このセリフからまだ何か企んでいる雰囲気が感じ取れます。

エトは生きていた?

カネキに胴体が吹き飛ばされただけでなく赫包も食べられてしまったエトですが、やはり『東京喰種』58話でエトが生きてることが確認されました。そこでカネキに「私のはお気にめしたかしら?」と余裕の表情を見せ、さらに体も綺麗に治っています。圧倒的な治癒力を見せたエトですが、結局『東京喰種:re』7巻で「できることはほとんどない、もう大体終わったしな」と言い、CCGに捕まりました。

そして『東京喰種』8巻・82話でエトは旧多に攻撃され、またしても胴体に致命傷を負わされていました。その時もエトの死亡説が流れたのですが、やはりここでも生きてることが確認されています。その後、カネキと遭遇するもいきなり「自分はもうすぐ死ぬ」と語っていたのですが、最終章でフクロウという化け物として登場し、また頭が無い本体が露になりました。

捉え方によっては死亡したと考えられるのですが、実はエトはドナートに操られていたことが判明しています。ドナートを亜門が倒したことによってエトは呪縛から解放され、本体から頭が生えてきました。その後芥子に攻撃しているのですが、最後に『東京喰種:re』178話で人形のようにダラリとしており、全く動かない様子でした。そして最終回では未登場のまま終わっています。

最終回のコーヒーカップの意味

エトの最後の様子をどのように捉えるかで死亡したのか、生きてるのか?と二通り考えられます。まず、エトの治癒力と強さを考慮すれば芥子に一撃だけ入れたまま死亡するとは到底考えられません。実際にカネキから胴体を切断されても治癒しており、さらにエトに改造されたカナエも頭が吹き飛んだ後にくっつくという描写もあります。

また、エトの父親である『あんていく』の芳村店長はエトとの再会を願っていましたが、彼は小さなアンティーク調のコーヒーカップを戸棚の奥に大切に保管しています。このコーヒーカップが最終回のラストで描かれているため、これをエトが使っていると考えられ、エトが生きてると捉えることができます。

そのため、グタリと横たわっていたエトは目的を果たしたために自分は必要ないと考えた、という風にも取れます。ラストシーンは実際にいきてる状態で、コーヒーカップを使って最後に店長の想いに応えたという描写にもなります。

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エトの正体

エトは作中の重要人物であるにも関わらず、未だ彼女についての謎が多く残っています。また敵であるにも関わらず魅力に溢れているエトですが、彼女の正体は物語が展開していくにつれて明らかになっていきました。ここでは明らかになったエトの正体を紹介しつつ、「エトは隻眼の王なのか?」という疑問を検証していきます。

正体考察①高槻泉

エトの正体は本作の序盤から登場していた作家「高槻泉」です。作中では主人公であるカネキがファンであったことから、かなりの頻度で名前が登場していました。

まず『東京喰種』の1巻・1話でリゼが持っていた本に高槻泉の名前が記載されており、次にヒナミが持っている本、そしてカネキとヒナミとの会話中でも高槻泉の名前が挙がっています。最後にヒナミのプロフィール欄にて興味と関心事に「高槻泉の作品」と記載されているなど、作中には「喰種の読者」が多くいる描写がありました。

連載終了後に作者である石田スイはインタビューで「奇怪な事件が起きても無関心な大衆社会の怖さを意識した」と述べているのですが、長い間「作家」として登場し続けた高槻泉と石田スイを重ねていた人は多いのでしょうか?なんにせよ、作家「高槻泉」が石田スイの特別な存在であることがうかがえます。

正体考察②エト

エトは生まれながらにして半喰種であり「隻眼の梟」と呼ばれていました。そして隻眼の梟として特等捜査官の前に現れた芳村店長ですが、彼こそがエトの父親であり、エトを守るために自分を犠牲に戦っていたのです。

いつも余裕のある態度でマイペースを貫いていたエトですが、その一方で何かしら大きなことを企んでいる雰囲気を醸し出していました。実際にアオギリの樹を率いている人物と考えられ、またCCGからは隻眼の梟こそが「隻眼の王」として脅威とされていました。

正体考察③隻眼の王ではない?

物語の終盤でエトが自ら「わたしは隻眼の王ではない」と発言しています。その発言をする前はエトが隻眼の梟として驚異的な治癒力と強さを披露していたため、エトが隻眼の王と認識していた人は多いのではないでしょうか?一方、隻眼の「王」ということに対してエトが女性であることや隻眼の梟として有馬と戦っていた際に、別の場所でタタラが「王が通る」と発言していることから、エトが隻眼の王ではないという声もありました。

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エトと登場人物の関係やお風呂シーン

エトの死亡説が流れた理由にはカネキと旧多の存在が深く関係していました。では、なぜエトは2人から深い傷を負わされることとなったのでしょうか?ここではエトと旧多の関係、エトとカネキの目的を紹介していきます。また、生きていることが確認されたエトのお風呂シーンまで要チェックです。

エトと旧多の関係

CCGに自ら捕まったエトは旧多と話していました。上記の画像はその時の描写となっているのですが、これは旧多が隻眼の王についての情報を聞き出すために挑発的な態度で尋問している様子です。このセリフからエトは旧多のことを「嘉納の道化(ピエロ」」と認識していることがうかがえます。そしてエトは旧多に自らのコンプレックスを煽られたため、感情を露にしました。

エトとカネキの目的

エトが生きてるということで、エトとカネキとの戦闘はカネキに対して自分の力を分け与えるためだったと考えるのが妥当でしょう。一方、カネキもエトが胴体を真っ二つにしても生きてるということを分かっていたのかもしれません。そして2人の動向から既に共通した目的があったのではないのかという疑問が生じます。

しかし、2人に共通する目的はあくまでも推測の域を出ることが無く、断定することはできません。カネキは以前の仲間を守りたい一心で行動しているのですが、一方、エトの目的はカネキがアオギリの樹に入ることを決断した時の理由と関係があると言えるでしょう。

エトのお風呂シーン

生きてることが確認された時のシーンはエトがお風呂に入っている時でした。その時に「おてては生えた頃かねぇ」と言っているのですが、カネキはエトの赫子を食べたことで手が再生されたため、あえて赫子をカネキに食べさせていたということが分かります。

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エトに関する感想や評価

こちらの感想ではエトが死んだ?という疑問が作中で何度も生じたようです。やはり『東京喰種』の基準ではエトのように胴体が吹き飛ばされたり、頭が無なかったりすると死亡したというのはほぼ確定となっていました。エトはその基準を超えても生きてる状態だったため、他のキャラクターとは一線を画していたように見えます。

こちらの感想は『東京喰種:re』の最終回にエトが登場しなかったということが残念だったと感じているのがうかがえます。やはり、最後に描かれたエトのコーヒーカップを生きてる証拠と捉えているようで、生きていてほしいという願いもうかがえます。

こちらの感想では、ミステリアスなエトがまた魅力的と言われています。エトの正体が高槻泉や隻眼の梟で、さらに最後に描かれたエトのコーヒーカップなど、生きてるのか、死んでるのかさえも分からないキャラクターとなっていました。

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エトの死亡説まとめ

エトは死亡したのか、生きてるのか?という疑問を最終回のコーヒーカップや正体を交えつつ検証してきましたがいかがでしたか?作中では死亡説が何度か流れた後に結局生きてる様子が描かれ、驚異的な治癒力を見せていました。しかし、最後には死んでるのか、生きてるのかが分からない状態で、さらに最終回で登場しなかったため未だ謎に包まれたままです。

ただ、最終回で描かれたコーヒーカップはエトが生きてる証拠と捉えることができます。また、エトの正体である高槻泉は石田スイから寵愛されているキャラクターともいえ、さらに脅威的な治癒力から生きてる可能性が高いと言えるのではないでしょうか?これを機にエトこと高槻泉についての魅力を再確認しつつ『東京喰種』を読み直してみてください。

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