あだち充のおすすめ漫画ランキング！H2やタッチなど人気作品まとめ

あだち充先生は柔らかかつ繊細に高校生たちの鮮やかな青春を描くことに定評のある漫画家で、社会現象を巻き起こした野球漫画「タッチ」や「H2」「みゆき」などが代表作となっています。特に「タッチ」と「みゆき」は1982年の「小学館漫画賞」少年少女部門も獲得した名作です。

あだち充先生は女性の体のラインを描くことに定評があり、特に女性キャラの着替えシーンなどが魅力の1つとなっています。また、あだち充先生の作品には原作有りのもの以外のほとんどすべてに共通した世界観が存在すると言われており、どの作品も現代的な日常生活を営みながらストーリーが進んでいきます。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング12位は「いつも美空」です。2000年〜2001年に週刊少年サンデーで連載され、全5巻が刊行されました。あだち充先生の作品にしては珍しく超能力を扱った漫画ですが、残念なことに長期化されず約1年で連載が終了してしまいました。

主人公の坂上美空はあるきっかけから超能力を神様から与えられます。美空は彼女と同じく超能力を与えられた浅見台中学レンタルクラブの仲間たちと団結し、カリスマ性と悪意を併せ持つ野神篤史、違う神から超能力を与えられたその弟・野上剛志と戦うというストーリーとなっています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング11位は「ナイン」です。1978年〜1980年に週刊少年サンデー増刊号で連載され、全3巻が刊行されました。県内の名門校である青秀高校に入学する新見克也は中学時代に陸上の短距離の記録保持者でした。彼は友達の唐沢進と野球部を見学しに行くことになり、その途中で美女が痴漢されているのを目撃しますが、その美女は自分で痴漢を睨みつけ、見事に撃退してしまいました。

この出会いを通して新見克也や唐沢進、痴漢を撃退した美女・中尾百合、過去には中学野球で優勝投手になったことのある痴漢氏・倉橋永ニの野球にかける高校生活が始まるのでした。こちらの作品はあだち充先生の初期の代表作にして、あだち充先生の持ち味が確立された作品と言われています。

また、野球漫画の主人公はエース級の投手や強打者というケースが多いですが、この作品の主人公は俊足が持ち味の野球初心者です。そんなところも「ナイン」の魅力と言われており、主人公たちがヒロインのために下のセリフを言って野球への入部を決めたシーンも見どころの1つと言われています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング10位は「陽当たり良好」です。1980年〜1981年に週刊少女コミックに連載され、全5巻（文庫版は全3巻）が刊行されています。こちらの作品は2部構成となっており、第1部は野球部に所属するキャラたちが甲子園を目指して奮闘するストーリーで、第2部はそれ以降のキャラたちの日常生活が描かれています。

第1部は野球のシーンが特に面白いと言われており、第2部は1話完結の短めのストーリーとなっているため、どんどん読み進められると好評です。さらに「陽当たり良好」1982年3月〜9月に日本テレビ系列でドラマ化もされた名作でもあります。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング9位は「虹色とうがらし」です。1990年〜1992年に週刊少年サンデーで連載され、全11巻が刊行されています。あだち充先生には珍しく高校野球の青春モノではなく、SFチックな時代モノです。

地球によく似た惑星にある町「江戸」のからくり長屋で生活する7人兄弟はみなそれぞれに母親が異なる異母兄弟で、全員の母親がすでに亡くなっていました。そこで、兄弟たちは自分の故郷に行き、母親の墓参りをすることになるのですが、なぜか7人はその道中に刺客によって命の危険にさらされることになり、将軍家や謎の浪人が絡む陰謀に巻き込まれていくストーリーです。

「虹色とうがらし」は他のあだち充先生のスポーツモノと違い、緊迫感のある命がけの戦いが描かれていることが特徴となっています。ただ、恋愛や友情など他の作品と同じようにあだち充先生らしさもしっかりと描かれており、普段の設定と比べて異色でありながらあだち充先生ファンの間で絶賛されている作品でもあります。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング8位は「スローステップ」です。1986年〜1991年に少女漫画雑誌「ちゃお」で連載され、全7巻が刊行されています。高校のソフトボール部でエース投手を任されるボーイッシュな女の子・中里美夏があるきっかけから、ボクシング部のイケメンな同級生たちからモテモテになるというストーリーです。

「スローステップ」でもヒロイン（または主人公）が最終的に誰とくっつくのかという、あだち充先生の持ち味が発揮されます。この作品ではヒロインの美夏を3人の男子が取り巻いており、彼女が最終的に誰を選ぶのかというところが見どころとなっています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング7位は「KATSU」です。あだち充先生の作品には「タッチ」や「スローステップ」のようにボクシングが登場する作品がいくつかありますが、ボクシングを物語の主軸に据えた作品は「KATSU」が初めてです。主人公の里山活樹は同級生の水谷香月に近づくため、彼女の父親が経営するボクシングジムに入会し、2人の「かつき」の物語が始まっていきます。

「KATSU」はストーリー・登場人物ともに評価が高く、特にヒロインのボクシングに打ち込む水谷香月がかわいいと評判となっており、他のあだち充先生の作品のキャラクターとはまた違った魅力があるとして人気となっています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング6位は「MIX」です。2012年からゲッサンにて連載中で、2020年2月現在ですでに16巻まで刊行されています。また、漫画「MIX」のシリーズ累計発行部数は2019年4月の時点で800万部を突破した人気作です。

両親の再婚によって義理の兄弟となった立花投馬と立花走一郎が低迷している明青学園の野球部に入学し、上杉達也以来行けていない甲子園を目指して野球に打ち込むストーリーとなっています。「タッチ」の時代から30年後の明青学園が舞台になっていることから、タッチファンは絶対に読むべき作品だと言われています。

また、タッチの登場キャラの西村が大人の姿で登場したことがあります。そのため、今後達也や南が「MIX」作中に登場するのかどうかに注目が集まっています。さらに、主人公の投馬と彼の血のつながらない妹・音美との関係も進展があるのかどうかも、見どころとなっています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング5位は「ラフ」です。1987年〜1989年に週刊少年サンデーで連載され、全12巻が刊行されています。実家がライバル同士で同じ高校の水泳部に所属する大和圭介と二ノ宮亜美、亜美が本当の兄のように懐く仲西弘樹との三角関係を描いた高校の競泳が題材の物語となっています。

「友情」「男気」「ニヒリズム」が感じられるシリアス系の作品として人気があり、ストーリーも長すぎずきれいにまとまっているところが好きだという声もあります。また、最初はいがみ合っていた主人公とヒロインが徐々に互いを意識し合い、惹かれ合っていくところも非常に良いと評価されています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング4位は「みゆき」です。1980年〜1984年に少年ビッグコミックで連載され、全12巻が刊行されています。主人公の若松真人は好意を寄せる同級生の鹿島みゆきも自分のことを想っている知り、デートに誘います。しかし、ある誤解をされて彼は振られてしまい、ショックを受けます。

その後、海で出会った美少女といい雰囲気になった若松真人でしたが、実はその美少女は6年ぶりに海外から戻った妹・若松みゆきなのでした。「みゆき」はあだち充先生のスポーツを題材にした青春モノに定評のあるあだち充先生の作品の中では珍しく恋愛をメインにしたラブコメで、若松真人と彼の血のつながらない妹・若松みゆき、彼の恋人・鹿島みゆきの三角関係を描かれています。

この「みゆき」はあだち充先生の代表作の1つでもあり、2人の「みゆき」の間で揺れ動く主人公の姿に「究極の2択」の元祖を垣間見ることができるとも言われている作品です。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング3位は「H２」です。1992年〜1999年に週刊少年サンデーで連載され、全34巻（文庫版は20巻）が刊行されています。

主人公の国見比呂は県大会で優勝するような好投手だったにもかかわらず、医者の誤診でドクターストップをかけられたため、野球部のない高校に入学します。しかし、入学したあとで誤診だったことが分かり、彼はその高校で野球部を作り、甲子園を目指すことになるというストーリーです。実は国見比呂には幼馴染が2人いて、1人目の橘英雄は野球の名門校で甲子園を目指し、もう1人の雨宮ひかりは橘英雄の恋人になっていました。

幼い頃は仲良しだった幼馴染の3人ですが、国見比呂が徐々に自分の雨宮ひかりへの想いに気づき、橘英雄のことを野球のライバルとしても恋のライバルとしても意識し始めます。雨宮ひかりをめぐる国見比呂と橘英雄の三角関係は最終的にどうなるのか？や、1から野球部を作った国見比呂が名門校に進んだ橘英雄を超えることができるのかなど、見どころたっぷりの不朽の名作として知られています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング2位は「クロスゲーム」です。2005年〜2010年に週刊少年サンデーで連載され、全17巻が刊行されています。主人公の樹多村光は近所に住む月島家の4姉妹と仲が良く、特に次女の若葉とは両想いでしたが、彼女は突然の事故で小学生のときに亡くなったのでした。

高校生になった樹多村光は三女の青葉と共に野球部に入ります。そして、若葉の生前からなにかといがみ合っていた2人でしたが、徐々に惹かれ合うようになります。樹多村光と青葉が最終的にどうなるのか？や樹多村光が甲子園に行けるのかなど、ラブコメとスポ根の両方の視点から楽しむことのできる作品となっています。

「クロスゲーム」は2009年に第54回「小学館漫画賞」において少年向け部門を受賞したこともあり、最高傑作だと高く評価されています。また、1巻でメインヒロインが亡くなるという急展開に衝撃を受けた人が多くいると言われる作品ですが、最終回まで読んでいくと主人公や周囲の人の成長や人間模様に圧倒されるそうです。

ただ、青葉がメインヒロインでありながら主人公の親友という立ち位置なので、あだち充先生の他の作品よりも主人公と男友達との絡みが少ないとも言われています。

あだち充先生のおすすめ野球漫画や人気作品ランキング1位は「タッチ」です。1981年8月〜1986年11月に連載され、全26巻が刊行されています。「タッチ」はアニメにあまり詳しくない人でも知っているような作品で、青春漫画の金字塔とも呼ばれている名作中の名作です。また、ラブコメしてもスポ根としても高く評価されている王道ストーリーが魅力となっています。

何を始めても長続きしない怠惰な高校生・上杉達也には和也という双子の弟がおり、和也は学業もスポーツも優秀な優等生でした。そして、そんな2人には幼馴染の女の子・浅倉南がおり、達也も和也も南に恋心を抱いていました。あるとき、和也が突然の交通事故で他界してしまいます。達也は彼の夢を叶えるため、野球部に入部し甲子園出場を目指して真剣に野球に取り組んでいきます。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング10位は「MIX」の大山春夏です。「MIX」の女性キャラの中で、一般的にメインヒロインで正統派の立花音美よりも人気があると言われているのが、気が強い美人系ヒロインの大山春夏です。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング9位は「クロスゲーム」の滝川あかねです。ロングヘアタイプのかわいいと人気のヒロインです。想いが報われてほしかったという声やもっと2人の絡みが見たかったという声などがあがっています。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング9位は「ナイン」の中尾百合です。ロングヘアタイプの中尾百合は、かわいい容姿で学校のアイドルとして男子生徒から人気があります。あだち充先生の作品に登場するヒロインには珍しく、優等生タイプでおっとりした性格をしていますが、いざというときには芯の強いもみせます。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング8位は「クロスゲーム」の月島若葉です。ロングヘアで可愛らしい見た目の正統派ヒロインで、最初から主人公と完全に想いが通じ合っているというあだち充先生の作品には珍しいタイプのメインヒロインと言われています。しかし、残念ながら1話目に死んでしまったため、その後は回想シーンのみでの登場となります。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング6位は「クロスゲーム」の月島青葉です。男子に混じって野球に打ち込むショートヘアのヒロインで、あだち充先生のヒロインの中でも一定の人気を誇ります。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング5位は「KASTU」の水谷香月です。ボクサーということもあって、真っすぐで気の強い性格の美人系ヒロインです。また、あだち充先生の他の作品のヒロインと比べて白目部分の大きく、三白眼であるところも特徴だと言われています。

また、水谷香月は最初から最後まで妙な駆け引きや中途半端な態度を取ることなく、恋心も隠さずに一途に主人公の里山活樹のことを想い続けるところも人気の要因の1つとなっています。あだち充先生の作品に登場するヒロインには珍しいタイプのヒロインと言われています。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング4位は「ラフ」の二ノ宮亜美です。「ツンデレ」という言葉ができる前に現れた「元祖ツンデレヒロイン」だと言われており、二ノ宮亜美という存在があったからこそ「ラフ」はあだち充先生の最高傑作と言われる程の作品になったと称賛されています。さらに、二ノ宮亜美は下の名言も支持されています。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング3位は「H2」の古賀春華です。あだち充先生の作品に登場するヒロインの中でもトップクラスの人気を誇るヒロインです。下の名言もファンの心に深く残っているようです。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング2位は「みゆき」の若松みゆきです。こちらは「元祖妹萌え」と言われているヒロインで、あだち充先生の作品のファンたちの間でとても人気があります。

あだち充先生の作品の人気ヒロインランキング1位は「タッチ」の浅倉南です。あだち充先生の1番の代表作「タッチ」のメインヒロインです。かわいい容姿なだけでなく勉強ができる優等生でもあり、運動神経も抜群な完璧なヒロインです。

こちらはあだち充先生の作品に関するツイートです。あだち充先生の作品内に登場する上の「タッチ」ワンシーンのような地味なギャグが好きだという感想となっています。

こちらもあだち充先生の作品に関するツイートです。「H2」はあだち充先生特有の絵やスポーツ漫画らしい熱さ、青春漫画らしいフレッシュさがしっかりと描かれていると評価されています。

こちらもあだち充先生の作品に関するツイートです。「H2」のワンシーンのように、セリフはなくても示唆する描写が押し付けた感じがなく好きだという感想となっています。

こちらもあだち充先生の作品に関するツイートです。「みゆき」の昭和らしさや萌え、ラッキースケベ、さらに切なさの残るストーリーにも安定感があって面白かったと評価されています。

こちらもあだち充先生の作品に関するツイートです。「クロスゲーム」は見ていて辛くなるけれど、良作であると絶賛されています。

いかがでしたか？あだち充先生の漫画作品について、おすすめの野球漫画や人気の作品をランキング形式で紹介し、タッチやクロスゲーム、H2などが上位にランクインし、多くのファンからの指示を得ていることが分かりました。

さらに、あだち充先生の作品に登場するヒロインについても、特に人気のヒロイン10人をランキング形式で紹介し、「タッチ」の浅倉南や「みゆき」の若松みゆき、「H２」の古賀春華が上位にランクインしていることが分かりました。スポーツ漫画や青春漫画に定評があり、ヒロインの可愛らしさやヒロイン（または主人公）が「誰とくっつくのか」問題など見どころたっぷりのあだち充先生の作品をみなさんもぜひお楽しみください！