【鬼滅の刃】ヒノカミ神楽(日の呼吸)の型・技を一覧で紹介!モデルや元ネタは?

鬼滅の刃では、炭焼きの家系として火を扱ってきた竈門家は、代々厄払いの神楽である舞やそのための呼吸法が特殊な耳飾りと共に伝えられていました。その神楽や呼吸法のことをヒノカミ神楽(日の呼吸)と呼んでいたのです。無病息災を祈って一年の始まりに奉納されるヒノカミ神楽(日の呼吸)は、鬼を退治することができる日輪刀を一緒に使用することで絶大な効果を得ることができました。そこで、竈門家に代々伝えられているヒノカミ神楽(日の呼吸)の型や技の一覧、そのモデルとなった元ネタもご紹介します。

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目次

  1. ヒノカミ神楽(日の呼吸)とは?
  2. ヒノカミ神楽(日の呼吸)の型・技一覧
  3. ヒノカミ神楽(日の呼吸)のモデルや元ネタ
  4. ヒノカミ神楽(日の呼吸)の13の型を考察
  5. ヒノカミ神楽(日の呼吸)と耳飾りの関係
  6. ヒノカミ神楽(日の呼吸)のアニメシーンの曲・歌
  7. ヒノカミ神楽(日の呼吸)に関する感想や評価
  8. ヒノカミ神楽(日の呼吸)まとめ

ヒノカミ神楽(日の呼吸)とは?

鬼滅の刃では、炭焼きの家系として代々火を扱ってきた竈門家(かまどけ)には、神様を祀るために行われた歌舞として、厄払いのための神楽が存在していました。竈門家に代々伝えられている厄払いのための神楽とその時に使用される呼吸法をヒノカミ神楽(日の呼吸)と呼んでいたのです。この呼吸法や神楽は、雪の積もった山頂において、新年の始まりに一晩に渡って行われていました。

炭焼きの家系である竈門家では、父親である炭十郎は、耳飾りと共にヒノカミ神楽(日の呼吸)を息子である炭治郎に伝授していきます。多くの技が存在しているヒノカミ神楽(日の呼吸)を一晩に渡って行うことで新たな年の無病息災を祈っていたのです。そこで、鬼滅の刃では、日輪刀を組み合わせることでかなりの威力を発揮するヒノカミ神楽(日の呼吸)の型や技の一覧、そのモデルとなった元ネタもご紹介します。

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

2016年2月15日から週刊少年ジャンプによって連載がスタートして現在も連載中となっているのが、「鬼滅の刃(きめつのやいば)」です。漫画家である吾峠呼世晴さんにによって誕生した鬼滅の刃では、大正時代が舞台となっています。人喰い鬼が姿を現し、人間を喰ったり、鬼にしてしまったりしていたのです。2020年2月の時点では19巻までの単行本が刊行されており、累計発行部数は4000万部を突破して、現在も記録を更新中です。

大人気となった鬼滅の刃では、2019年4月~9月に渡ってテレビアニメがTOKYO MXほかから全26話が放送され、話題を呼びました。テレビアニメによって注目されるようになった鬼滅の刃では、劇場版 鬼滅の刃 無限列車編が2020年に公開予定と発表され、多くの人から期待をされています。オリコン年間コミックランキング 2019では、1205万部(期間内売上)を突破し、第1位を獲得しました。

鬼滅の刃のあらすじ

炭焼きの家系に誕生した竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、耳飾りと共に父親の仕事や代々伝わるヒノカミ神楽(日の呼吸)を受け継いでいました。いつものように仕事で家を空けていた彼が帰宅すると、両親は無惨にも殺され、妹である禰󠄀豆子は生き残っていたものの、一番初めに鬼になったとされている鬼舞辻無惨によって鬼にされてしまいます。兄である炭治郎は、鬼となってしまった妹を助けるために鬼と戦うこととなりました。

ヒノカミ神楽とは何?

鬼滅の刃では、炭焼きの家系である火を代々扱ってきた竈門家には、炭焼きの仕事の他にも、一年の無病息災を祈る厄払いのための神楽や、その際に使用する呼吸法などがありました。才能あふれる鬼殺隊の中でも特に優秀な剣士にしか現れることのない痣が父親である炭十郎の額には火を思わせるような形であったのです。父親は鬼によって殺されてしまいますが、死後も息子の炭治郎を導いていました。

無病息災を祈る厄払いのための神楽であるヒノカミ神楽(日の呼吸)は、鬼を倒すことができる日輪刀と共に使用することによって、かなりの威力を発揮しています。さらに、たくさんの種類のある呼吸法と比較して、多くの鬼を誕生させることができる鬼舞辻無惨によってパワーアップした鬼の再生する力を抑える力を持っていました。そのため、負傷させた鬼の復活を遅くすることで時間稼ぎができます。

アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

ヒノカミ神楽(日の呼吸)の型・技一覧

型・技一覧①円舞

炭焼きの家系である竈門家に代々伝えられてきたヒノカミ神楽(日の呼吸)には、12種類の型や技がありました。さらに、作中ではもう1種類あるとされています。そこで、鬼を倒すことができる日輪刀と一緒に使用することで、絶大な効果を発揮することができるヒノカミ神楽(日の呼吸)の型や技の一覧をご紹介します。

鬼を倒すことが可能な日輪刀を両手でしっかりと握り、円を描くように振ることで繰り出すことができるのが、「円舞(えんぶ)」です。気のオーラを纏っている日輪刀は、まるで炎のようになっており、円を描くことで斬撃することが可能となります。竈門家の長男である炭治郎が初めて使用したヒノカミ神楽の技でもありました。

発火効果のある切り口からは、火が発生しますが、その火は鬼には消すことができないため、戦いにおいて大きな効果を与えていました。蜘蛛鬼として「下弦の伍」を与えられており、どんな姿にもなれる鬼舞辻無惨にも気に入られている累の、鬼を倒す武器である日輪刀ですら斬断するとされている鋼糸も切り裂くことに成功しています。

型・技一覧②碧羅の天

ヒノカミ神楽には、炎のような気のオーラを日輪刀に纏わせて、円を描くように上半身をひねりながら斬撃していくという「碧羅の天(へきらのてん)」と呼ばれている技がありました。円を描くように上半身をひねりながら斬撃していくことができる碧羅の天では、下弦の壱とされている魘夢(えんむ)との戦いにおいて使用されています。

夢の中では圧倒的な力を発揮することができる彼に対して、垂直方向への威力が素晴らしい碧羅の天は、絶大な効果を発揮しました。機関車と一体化してしまい大きな姿になってしまった魘夢の頸椎を切断することで、最強の能力を持っているとされ恐れられている12体の鬼の1つであった彼を見事に倒していたのです。

型・技一覧③烈日紅鏡

ヒノカミ神楽では、まるで炎のようなオーラを纏った「烈日紅鏡(れつじつこうきょう)」という技を見ることができます。八の字を描くように斬撃することができる太刀筋の技が、「烈日紅鏡」です。広範囲を攻撃することができる「烈日紅鏡」では、多くの敵を切り刻むことができました。広範囲の敵を相手にしている時は、有効に戦うことができる攻撃となっています。

かつては、人間として過ごしていた兄妹も鬼舞辻無惨によって、鬼にされてしまいました。その妹である上弦の陸を与えられた堕姫(だき)は、麗しく美しい女性を選んでは喰う鬼となってしまいます。高級女郎として人間界に馴染んでいる彼女は、広範囲を攻撃することができる烈日紅鏡によって帯を切られていました。さらに、破壊殺を使用する上弦の参である猗窩座(あかざ)との戦いでも上手に活用して見事に倒しています。

型・技一覧④炎舞

ヒノカミ神楽では、「炎舞(えんぶ)」という炎のオーラを纏った日輪刀での技を確認することができます。2連続攻撃をすることができる炎舞は、はじめに上下に円を描くように斬撃していきました。それに引き続き、今度は左右に円を描いて斬撃することで、上下と左右の連続の攻撃を可能としたのです。炎に包まれている日輪刀には、斬り口に炎を出すことができるため、相手を炎で包んで殺すこともできました。

男性にも女性にも変身することができる鬼舞辻無惨によって、鬼にされてしまった上弦の陸・堕姫(だき)との戦いにおいて炎舞が使用されています。上下、左右と2連続で攻撃することができる炎舞でしたが、1撃目を上弦の陸である堕姫によって防がれてしまったために、せっかくの2連続の技も有効に活用することができませんでした。それゆえに、2連続攻撃が可能となっている炎舞での力は明らかにはなっていません。

型・技一覧⑤幻日虹

第147話では、高速の回転と捻りが優れている「幻日虹(げんにちこう)」は、かわすことに特化している型となっています。高速の回転と捻りは、視覚が優れているものほどその影響を受けやすく、残像を捕らえてしまうために、相手の罠に引っかかりやすくなっていました。相手の攻撃をかわすのに向いている「幻日虹」は、相手の攻撃を上手にかわしながら、隙を見抜いて攻撃することに優れている技となっています。

素晴らしい身体能力を持っている武術家の上弦の参・猗窩座(あかざ)との戦いでは、相手の攻撃をかわしつつ、隙をついて顔を斬りつけることに成功しています。また、高級女郎として人間社会に馴染みながら、自分の気に入った美しい女性ばかりを選んで食べてしまう上弦の陸・堕姫(だき)との戦いにおいても、上手に使用していました。防御に特化している型となっていますが、相手の隙を見て攻撃も可能となっています。

型・技一覧⑥灼骨炎陽

鬼を倒すことができる日輪刀をしっかりと握り、太陽を描くように丸くぐるりと振るう「灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)」は、前方の広範囲に渡って、大きな渦を描きながら斬撃することができました。攻撃と同時に防御することも可能な「灼骨炎陽」は、攻撃している相手に痛みを与え、その斬り口は、鬼が上手く再生できない要素を持っていました。前方の広範囲に渡って攻撃をしたい時におすすめの攻撃方法となっています。

前方の広範囲に渡って斬撃することができる「灼骨炎陽」は、高級女郎として人間世界に住みつき、美しい女性ばかりを選んでは喰っている上弦の陸とされている堕姫との戦いにおいて使用されていました。人喰い鬼となってしまった彼女は、かつては美しい人間でした。しかし、兄と一緒に鬼にされてしまったのです。それ以降は、鬼にされた鬼舞辻無惨の部下として鬼側の剣士として大活躍していました。

前方の広範囲に渡って斬撃することができる「灼骨炎陽」では、相手に攻撃をしながら、同時に防御することも可能な技となっています。これは、渦巻いている炎が水平方向へ向かって放たれることで、広範囲を薙ぎ払うことによって、可能とさせていました。これは炎の呼吸から誕生している盛炎のうねりと似たような現象となっています。

型・技一覧⑦陽華突

ヒノカミ神楽では、唯一の突き技となっているのが「陽華突(ようかとつ)」です。炎のようなオーラを纏った日輪刀によって鋭い突きを繰り出していくことが可能となっている「陽華突」は、凶悪な鬼を倒すためには向かない攻撃となっています。突き技となっている「陽華突」は、相手の気持ちを乱したり、動きを止めたりする時などに効果を発揮していました。

戦いの際に追い込まれた場面ではこの突き技によって、相手の意表をつくように攻撃を放って逃げ出すこともできます。突き技となっている陽華突は、上弦の肆である半天狗(はんてんぐ)との戦いにおいて使用されました。あらゆる痛みを嫌って逃げ続けた半天狗は、全ての責任を他人に擦り付けて生きたために人道を外れてしまいます。それによって鬼となったのです。か弱そうに見せかけておきながら、かなりの外道となっていました。

型・技一覧⑧日暈の龍 頭舞い

鬼を倒すことが可能な日輪刀に炎のようなオーラを纏わせて、龍のように流れるように攻撃することができるのが、「日暈の龍 頭舞い(にちうんのりゅう かぶりまい)」です。龍のように流れるように優雅に切り裂いていく形や動きが実に見事で美しい攻撃となっています。鬼などの敵がたくさんいる場合などに有効で、大きな龍のごとく、ダイナミックに大勢の鬼たちを次々と切り裂いていくことができました。

しかし、逆に小人数や特に1対1のタイマンの時などは、動きが大きな攻撃となってしまうため逆に不利になってしまう傾向があります。龍のごとき動きで流れるように鬼を攻撃することができる「日暈の龍 頭舞い」は、圧倒的な大人数の鬼を相手にした場合に効果を発揮してくれる攻撃となっていました。状況に応じて臨機応変に攻撃の仕方を変えていくことも、勝利への大事な要素となっています。

型・技一覧⑨円舞一閃

臆病でヘタレな性格を持っている我妻善逸(あがつまぜんいつ)は、鬼殺隊では責任感の強い炭治郎の同期に当たります。彼はかなりの問題児でしたが、居合の達人でもあったのです。それゆえに、彼が唯一自由自在に操ることができる雷の呼吸によって繰り出せる技の「霹靂一閃(へきれきいっせん)」と妹思いの炭治郎の「ヒノカミ神楽」を組み合わせることで誕生したのが「円舞一閃(えんぶいっせん)」でした。

居合の技を取り入れることで誕生した「円舞一閃(えんぶいっせん)」は、素晴らしい速度と強烈な威力を持っています。2つの呼吸や技を組み合わせて誕生した「円舞一閃(えんぶいっせん)」は、見た目はか弱そうな雰囲気を漂わせながらも、外道な戦いを仕掛けてくる半天狗との戦いの際に、偶然に誕生した攻撃となりました。

気性が激しい不死川玄弥(しなずがわげんや)が扱う日輪刀では、傷一つをつけることができなかった鬼の首を見事に斬り落とし、倒すことに成功しています。2つの呼吸と技が組み合わさって誕生した「円舞一閃」は、かなり強烈な威力を放つことができる攻撃となりました。

型・技一覧⑩火車

自分の回転の力を上手に利用することで強烈な威力を発揮して斬撃することができる「火車(かしゃ)」は、第77話で見ることができます。鬼との戦いにおいて、前宙することで、敵である鬼を飛び越えて相手の攻撃をよけ、その勢いを利用してそのまま相手を斬りつけることができる攻撃となりました。優れた身体能力を持っている上弦の参として認められている猗窩座の戦いにおいても火車の攻撃は繰り出されています。

相手の攻撃をかわしながら、その勢いに乗って攻撃することができる火車の攻撃を受けた上弦の参を務めている猗窩座は、左腕を綺麗に斬り落とされてしまいました。さらに、高級女郎として人間界では、見た目の美しい女性ばかりを好んで食べている上弦の陸を務める堕姫との戦いの際にも使用されていました。ここでの戦いでは、前宙して繰り出す火車と、高速の回転と捻りが特徴の幻日虹を組み合わせて使用しています。

型・技一覧⑪飛輪陽炎

陽炎のように刀の先を揺らすことで、相手を惑わす「飛輪陽炎(ひりんかげろう)」は、第149話に登場していました。相手を惑わすことができる「飛輪陽炎」は、相手を斬りつける瞬間に、炎のようなオーラを纏っている刃先が陽炎のように揺らぐことで、相手の攻撃をよけようとする敵の目算を狂わせる効果があります。それゆえに、敵が見誤って攻撃を受けてしまうという事態に陥りやすいのです。

攻撃を避けるのが困難な「飛輪陽炎」は、破壊殺を自由自在に操ることができ、上弦の参を務めている猗窩座との戦いで繰り出されています。武術家であるため、かなりの身体能力を持っている猗窩座でさえも、目算が狂って攻撃を受けてしまう瞬間がありました。攻撃をよけたと思った瞬間に刀の先が陽炎のように揺らめくため、さらに攻撃が伸びてきているような印象を敵に錯覚させることができたのです。

型・技一覧⑫斜陽転身

頭を下方向にした状態で、斜めの方向へ切り裂いていくことが可能なのが、「斜陽転身(しゃようてんしん)」という攻撃です。日没前の太陽を意味している斜陽という言葉を使用していることから、まるで沈んでいく太陽のように、敵に対して鬼を倒すことが可能な日輪刀を振り落としていきました。沈む太陽をイメージした攻撃となっている「斜陽転身」は、第152話で確認することができます。

この攻撃は、身体能力が非常に高い上弦の参を務めている猗窩座との戦いで、繰り出されていました。鬼によって殺されてしまった父親である炭十郎の導きによって、「透き通る世界」に辿り着くことができた炭治郎は、敵である猗窩座の未来の行動を予測することができるようになります。さらに自身の筋肉の動きも察知することができたため、生真面目な戦いを貫いている彼は、見事相手の首を斬り落とすことに成功しました。

型・技一覧⑬輝輝恩光

残虐な考えを持つ鬼舞辻無惨との戦いにおいて、人間を鬼にしてしまう彼の猛毒の血によって命を落とし、一度は敗れてしまった炭治郎でしたが、無事に命を繋ぎとめることができたのです。回復した彼は、鬼殺隊の仲間であり、同期の一人であるミステリアスで独特な雰囲気が漂っている栗花落カナヲを救うために「輝輝恩光(ききおんこう)」という技を使用して戦っています。

十字に炎が走り渡って攻撃することができる「輝輝恩光」は、鬼を次々と誕生させていた鬼舞辻無惨の左腕を見事、斬り落とすことができたのです。まだまだ、謎に包まれている攻撃の一つとなっていますが、さまざまな悪いことを企んでいる鬼の首魁(しゅかい)である鬼舞辻無惨の左腕を切り落とすことができました。

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ヒノカミ神楽(日の呼吸)のモデルや元ネタ

モデルや元ネタ候補①日の神(太陽神)

責任感が強く生真面目な性格の炭治郎は、竈門家の長男としてヒノカミ神楽を引き継いでいました。そこで、日の呼吸とも言われているヒノカミ神楽のモデルや元ネタについて考察していきます。世界中にはさまざまな舞が先祖代々引き継がれているようです。それゆえに、竈門家が耳飾りと共に代々引き継いでいるヒノカミ神楽にもモデルとなる元ネタがあるように考えられます。

調べてみたところ、モデルとなる元ネタは明らかにはなっていません。しかし、名前からさまざまな推測をすることはできます。舞に関する名前由来の物としては、日の神(太陽神)や、火の神(火神)を考えることができるでしょう。そこで、日の神(太陽神)や、火の神(火神)についてそれぞれ考察していきます。日の呼吸とも呼ばれているヒノカミ神楽は、日の神(太陽神)がモデルとなっていると考えることができるでしょう。

日本の神話の中で登場する日の神は、日本書紀や、古事記、風土記などの神話の中でも、一番の高い地位を持っていました。さまざまな神話には、高天原(たかまがはら)と呼ばれている神々が住んでいる場所が登場しています。その中で日輪を司っている日の神は最高の地位とされていました。心優しい炭治郎が代々引き継いでいる耳飾りの模様も日の神を思わせるようなデザインとなっています。

モデルや元ネタ候補②火の神(火神)

竈門家に代々伝えられているヒノカミ神楽のモデルとなっている元ネタとしては、火の神(火神)を候補にあげることができるでしょう。さまざまな日本神話の中でも最高の神と位置づけられている日の神が誕生する前に産まれている、最後の御子神(みこがみ)とされているのが、火の神です。神の子供を意味している御子神は、火産霊神(ほむすびのかみ)とも呼ばれていました。

日本神話では「この世に完全なものなどは存在しない」という考えが貫かれていますが、このような神は、世界中探しても存在していません。日本独特な神様ということができます。日本神話の特徴となっている火の神の存在はかなり特別視されており、母を殺し、創生神でさえも殺していました。

それゆえに、火の神の前では、不死の神や生き物であっても、死ぬことができる運命となってしまうのです。それらの力の強さを見る限り、鬼が負傷した時の再生能力を遅らせることができるヒノカミ神楽の能力とも共通する点が多く、モデルとなっている可能性が高いと考察することができます。

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ヒノカミ神楽(日の呼吸)の13の型を考察

考察①13の型とは何?

第180話では、竈門家に代々伝えられているヒノカミ神楽(日の呼吸)の型についての秘密が解き明かされていきました。本来、12種類の型があると父親である炭十郎から伝授されていた炭治郎でしたが、鬼殺隊の中で最高の力を誇っている煉獄杏寿郎の弟からの手紙によって、本当は13種類の型があることが判明します。さらに、12種類の型までしか受け継いでいない炭治郎は、13の型を受け継いでいないことも記されていました。

しかし、使用することで相当なリスクが伴うとされている13の型に関しては、第192話によって真実が明らかとなります。12種類の型は、新年の厄払いのための神楽として舞うことが決まっていました。そのように繰り返し、1~12までの型を舞い続けることで、丸い円のように円環させていくことができます。それによって、13の型になると記されていました。

考察②炭治郎が13の型を知らない理由

「1年に1度、年の初めに代々竈門家が行ってきた神楽は日没から夜明けまで延々と続ける過酷なものだった。全部で十二ある舞い型を夜明けまで何百何何千万回と繰り返す。」

第151話では、鬼に殺されてしまった父親である炭十郎から、息子の炭治郎へ代々伝えられている技の稽古をしている際に上記のような説明がありました。この時点では、12種類の型しかないと語られています。それゆえに、父親である炭十郎も13の型を知らなかった可能性はあります。しかし、仮に知っていたとしても大きなリスクがあるゆえに、あえて息子に伝えなかったとも考えることができるでしょう。

考察③13の型のリスク

竈門家に代々伝わっている耳飾りの本来の持ち主であった継国縁壱(つぎくによりいち)には、双子の兄がいました。生まれながらに痣を持っていた彼は、不吉だとされ殺されそうになりますが、母親とひっそり過ごすことで命を繋ぐことができました。そんな彼は、人間を次々と鬼としてしまう鬼舞辻無惨によって愛する人を殺され、兄を鬼とされてしまいます。彼は、邪悪な鬼舞辻無惨を倒すために鬼殺隊に入りました。

そんな際に出会ったのが竈門炭吉一家だったのです。辛い過去を背負っていた彼を温かく受け入れてくれた竈門家には、お礼として日の呼吸の型を披露しました。それによって、その技は代々受け継がれるようになります。しかし、この技はかなりのリスクがありました。それゆえに、多くの鬼と戦っている最中の炭治郎は、体が動かなくなったり、死にかけたりしています。

父親である炭十郎の導きによって透き通る世界に達することができた彼は、体に負担のかからない戦い方ができるようになりました。12種類の型は、透き通る世界に達していなくてもなんとか使用できる技でしたが、13の型は、それを手に入れていないと死と引き替えになってしまうリスクがあったために、伝授されてこなかったのかもしれません。

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ヒノカミ神楽(日の呼吸)と耳飾りの関係

考察①炭治郎の耳飾りの意味

生真面目で町の人からも慕われていた炭治郎は、両耳にゆらゆらと動くかなり大きめの耳飾りをしていました。カードのような形で花札のような雰囲気のデザインが施されている耳飾りには、太陽のようなデザインがされていたのです。彼が両耳にいつもしていた耳飾りは、日の呼吸を習得することができた継承者に代々受け継がれているものでした。

身体能力を劇的にアップしてくれる日の呼吸をマスターすることで鬼とも有利に戦うことができるようになります。さらに、炭焼きの家系である彼の家が鬼たちを指揮している鬼舞辻無惨によって襲われたのも、昔からの因縁がありました。

考察②耳飾りとヒノカミ神楽の関係

始まりの呼吸となっている日の呼吸を会得することで、身体能力を大きくアップすることが可能となります。その呼吸の継承者である炭治郎は、その証として花札のような耳飾りをつけていたのです。しかし、代々竈門家に伝えられてきたものは日の呼吸だけではありません。12種類の型があるヒノカミ神楽の舞もその一つだったのです。

厄払いの舞として新年の初日に一晩に渡って披露されるヒノカミ神楽には、円舞、炎舞、碧羅の天、幻日虹、烈日紅鏡、陽華突、火車、日暈の龍 頭舞い、灼骨炎陽、斜陽転身、飛輪陽炎、円舞一閃など12種類があります。12種類の中には、水の呼吸や日の呼吸に似た技もありました。しかし、それらの呼吸と異なっているのは、鬼が負傷して再生する際の能力をかなり遅らせることができるということでした。

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ヒノカミ神楽(日の呼吸)のアニメシーンの曲・歌

ヒノカミ神楽のシーンで流れた曲は「竈門炭治郎のうた」

テレビアニメで放送された第19話では、物語の内容はもちろん、ラストで流れた曲にも注目が集まりました。そのラストに流れたのが、「竈門炭治郎のうた」という曲です。第1期のテレビアニメでは、ヒノカミ神楽でのシーンでのみ流れた「竈門炭治郎のうた」は、最終回かと思わせるような感動を与えた名曲として大人気となります。

「ヒノカミ」という第19話のラストだけに使用された「竈門炭治郎のうた」は、鬼滅の刃のためだけに用意された曲となっていたのです。しかし、かなりのクオリティの高さで周囲を驚かせました。さらに、その曲を歌っている歌手であり声優の中川奈美さんの美しい歌声との相性も抜群で、多くの感動を与える曲となります。

「竈門炭治郎のうた」を歌うのは中川奈美

歌手をはじめ、ナレーターや声優としても大活躍されている中川奈美さんは、テレビアニメで放送された第19話での「ヒノカミ」で大人気となった「竈門炭治郎のうた」を歌った方です。彼女の優しく包み込むような歌声は、物語の内容にもピッタリとハマっていたことから、多くの感動を与える作品となりました。「竈門炭治郎のうた」を歌ったことで、高い評価を得た中川奈美さんをご紹介します。

彼女は、ピアノを3歳からスタートし、小学校の頃から少年少女合唱団に所属して歌を歌っていました。民謡は母の影響で歌うようになり、吾妻流中伝を取得しています。東京へ上京した彼女は、シェイクスピア・シアターへ入団し、現在も歌のキャストとして大活躍されているのです。多くのゲームやテレビアニメなどのバックコーラスをはじめ、朗読家やナレーターとしても活動され、ステージで歌も歌っています。

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ヒノカミ神楽(日の呼吸)に関する感想や評価

鬼滅の刃では、「ヒノカミ神楽」から「日の呼吸」と表示が切り替わったことで、まじカッコイイと感じている人もいました。この2つはそれぞれ異なる意味を持っていますが、共に使用することによって大きな効果を得ることができる切っても切れない関係となっています。

ジャンプによって連載がされている鬼滅の刃では、表現が「ヒノカミ神楽」から「日の呼吸」という表現に変わったことで少し戸惑われた人もいたようです。いつから表現が変わったのだろうと思う人も多くいました。それくらい、多くの注目を集めている大人気の作品へと成長していたのです。

12種類の型がある「ヒノカミ神楽」という厄払いの舞と「日の呼吸」という身体能力をアップさせる呼吸法が同一だと考えている人は多いようです。その言葉に戸惑っていつから表現が変わったのだろうと遡って調べている人も意外と多くいました。多くの謎を残したり、複雑な表現をしたりしているのも、この作品の魅力となっているようです。

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ヒノカミ神楽(日の呼吸)まとめ

炭焼きの家系である竈門家では、代々ヒノカミ神楽という厄払いの舞と共に日の呼吸という身体能力をアップしてくれる呼吸法が継承されていました。その中には12種類の型があり、最近では13の型もあることが明らかとなります。

厄払いの舞としてのヒノカミ神楽(日の呼吸)と共に耳飾りも受け継がれていますが、これは日の呼吸の継承者であることを意味していました。鬼の再生をかなり遅らせることができるこれらの技は、鬼と戦うためには、かなり重要な役割を担っていたのです。

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