2020年03月30日公開
2020年03月30日更新
【鬼滅の刃】竈門禰豆子(ねずこ)はどんなヒロイン?鬼になった理由と強さ・能力は?
『鬼滅の刃』に登場する竈門禰豆子(ねずこ)は主人公の炭治郎の妹で、かわいいと人気のキャラクターです。禰豆子(ねずこ)は鬼舞辻無惨に鬼にされてしまいましたが、人間を食べない変わった鬼でした。ただ、人間を食べないように常に竹筒を噛んでいます。鬼になってからは人間離れした強さを得て血鬼術も使えるようになりました。この記事では、『鬼滅の刃』に登場する禰豆子(ねずこ)の能力や活躍シーンを紹介します。
目次
鬼滅の刃の竈門禰豆子(ねずこ)はどんなヒロイン?
鬼滅の刃の作品情報
禰豆子(ねずこ)は『鬼滅の刃』のヒロインです。主人公である炭治郎の妹であり、鬼になってしまった女の子です。ここではそんな禰豆子(ねずこ)について詳しく紹介する前に、『鬼滅の刃』の概要やあらすじを紹介します。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴によって連載されている漫画です。週刊少年ジャンプの第70回JUMPトレジャー新人漫画賞で佳作を受賞した『過狩り狩り』が元となり、その後『鬼滅の刃』が連載されました。『鬼滅の刃』は2019年にアニメ化されたことで大ヒットし、2019年の集英社本ランキングでは第1位の『ONE PIECE』に続いて第2位になりました。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』の主人公・炭治郎はある日突然鬼舞辻無惨によって妹の禰豆子(ねずこ)を鬼にされ、他の家族を殺されてしまいます。炭治郎は禰豆子(ねずこ)を人間に戻す方法を探すために、禰豆子(ねずこ)を連れて鬼殺隊に入りました。任務の途中に炭治郎は珠世という鬼と出会い、禰豆子(ねずこ)が人間に戻る方法を探す手助けをしてもらうことになりました。
竈門禰豆子のプロフィール
『鬼滅の刃』のヒロインである竈門禰豆子(ねずこ)は炭治郎の妹です。12月28日生まれで、物語開始時はまだ12歳の女の子でした。炭治郎が鬼殺隊に入隊してからは14歳になっています。出身地は東京府奥多摩郡雲取山で炭焼小屋の長女として生まれました。炭を売りに行く兄の代わりに弟妹達の面倒をよく見ており、常に家族を優先するような優しい子です。
また、裁縫が趣味で売り物として販売できるほどの腕前を持っていました。外見は町でも評判のかわいい子だと炭治郎は語っており、実際に善逸は禰豆子(ねずこ)に一目惚れしました。身長は物語開始時は150cmで2年後には153cmになりましたが、鬼になってからは基本的に体の大きさは自由に変えることができます。
また記憶は曖昧になっていますが、炭治郎のことは兄だと判別することができるようです。ただ、精神年齢は人間の時よりも幼くなり喋ることもできなくなりました。鬼になってからは常に竹筒を噛んでいるようになります。ちなみに『鬼滅の刃』のスピンオフである『キメツ学園』ではパン屋の娘として育ち、竹筒ではなくフランスパンを加えています。
鬼滅の刃の禰豆子(ねずこ)が鬼になった理由や竹筒の理由
竈門禰豆子が鬼になった理由
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)が鬼になったのは、鬼舞辻無惨に血を与えられたからです。そのシーンが描かれたのは『鬼滅の刃』の1話と196話です。1話では炭治郎が炭を売りに山を降りて麓の町に来ていました。その帰り、雪山を登っていると知人のおじいさんに「夜になると鬼が出るから泊まっていけ」と引き止められました。炭治郎はおじいさんの好意に甘え、一晩泊まることにしました。
その翌日、炭治郎が家路を歩いていると血のニオイがしてきました。炭治郎は鼻が効くのですぐに家族に何かがあったのだと急ぎます。すると家に入り口で禰豆子(ねずこ)と六太が倒れていました。禰豆子(ねずこ)だけかろうじて息があったので、急いで町の医者の元に向かおうとします。すると突然禰豆子(ねずこ)が暴れだしました。その時駆けつけたのが鬼殺隊の冨岡でした。
冨岡は禰豆子(ねずこ)が鬼になっていると言って、鬼に襲われた時に傷口に鬼の血を浴びたのだろうと説明しました。そして『鬼滅の刃』の196話では禰豆子(ねずこ)が記憶を取り戻したことで、禰豆子(ねずこ)視点での鬼に襲われた時の様子が明らかになりました。禰豆子(ねずこ)以外の家族を殺した無惨は、食べるために殺したのではなく、鬼を作るために家族に血を与えていたことが判明します。
家族は傷をつけられた瞬間から無惨の血を浴びさせられましたが、血の量に耐えきれずに死亡してしまいます。無惨は「この程度の血の注入で死ぬとは」と呆れたように言っており、禰豆子(ねずこ)が鬼になったと気づかずにその場を去っていったのです。
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)の過去のシーンにより、なぜ家族が食われていたのではなく惨殺されただけなのか、その理由も判明しました。禰豆子(ねずこ)は太陽を克服する鬼を作るために無惨に鬼にさせられたのです。無惨は太陽を克服した鬼を吸収して、自分も克服しようとしていました。禰豆子(ねずこ)を見逃してしまった無惨は、太陽を克服したと知ると禰豆子(ねずこ)の行方を追うようになりました。
竈門禰豆子が竹筒を咥えている理由
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)が竹筒を咥えることになったのは鬼になったからです。そのシーンは『鬼滅の刃』の1話で描かれました。炭治郎が襲ってくる禰豆子(ねずこ)をなんとか食い止めていると、鬼殺隊の冨岡が助けに来ました。冨岡は禰豆子(ねずこ)を殺そうとしますが、炭治郎が鬼殺隊としての才能を持っていると見抜き、また禰豆子(ねずこ)が人を食べないと確信して見逃すことにしました。
その時、冨岡が気絶した禰豆子(ねずこ)につけたのが竹筒でした。それ以降、『鬼滅の刃』で禰豆子(ねずこ)は竹筒をつけたまま炭治郎と行動します。冨岡が竹筒をつけたのは、万が一の時に噛むのを抑止するためです。『鬼滅の刃』の柱合会議で稀血の実弥の血を前に出された時は、竹筒を噛み砕かずにそのままよだれを垂らして耐えていました。実弥の稀血は、鬼にとってお酒を飲んでいるような状態になるほどの効力があります。
その稀血の前で耐えるのは並大抵の精神力ではできません。すぐに噛みつきに行かずに我慢できたのは竹筒の効果もあるかもしれません。ちなみに竹筒は『鬼滅の刃』の刀鍛冶の里編で太陽を克服してからはつけなくなりました。竹筒をつけていた頃は自我がなく幼い子どものようで、本能的な部分が表れることもありました。
しかし、太陽を克服したことによって次第に自我を取り戻すようになります。それからは竹筒を咥えなくなり、喋ることができるようになりました。
竈門禰豆子は2年間の長い眠りについた
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)は炭治郎が鱗滝の家に到着してからすぐに眠りにつきました。炭治郎が修行をしている間の2年間は一度も目を覚まさなかったのです。鱗滝が医者を呼んでくれましたが、原因は分かりませんでした。炭治郎はずっと禰豆子(ねずこ)が起きないので、次の日に急に死んでしまうのではないかとずっと不安に思っていました。
そして2年間の修行を終えた炭治郎は、最終選別に行きました。最終選別でボロボロになって帰ってきた炭治郎を迎えたのが禰豆子(ねずこ)でした。この時ようやく禰豆子(ねずこ)は目を覚ましたのです。
竈門禰豆子にとっての睡眠
禰豆子(ねずこ)がなぜ2年間もの眠りについていたのか判明したのは『鬼滅の刃』の10話でした。鱗滝は鬼はそもそも体に傷を負うと人間の血肉を食って回復すると言いました。しかし禰豆子(ねずこ)は人間を食べない代わりに眠ることで回復しているのではないかと予測していました。実際に『鬼滅の刃』ではその後の戦いで負傷した時も、寝続けているシーンがありました。
禰豆子(ねずこ)は人間を食べなくてもいい代わりに、睡眠を必要とするようになったのです。ちなみに他の鬼の場合は人間を食べて回復するので、睡眠を必要としません。つまり鬼にとって動くためのエネルギーとなっているのが人間なのです。
鬼滅の刃の禰豆子(ねずこ)の強さと能力
強さと能力①血鬼術・爆血
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)は、鬼になったことで血鬼術の能力が使えるようになりました。禰豆子(ねずこ)が使う血鬼術の能力は爆血というものです。爆血は自分の血を燃やす能力です。この爆血は相手の鬼が血鬼術の能力であみ出したものと燃やし尽くしてしまうほどの強さを持っています。実際に爆血の強さが描かれたのは、『鬼滅の刃』の那田蜘蛛山編でのことです。
禰豆子(ねずこ)が爆血を初めて使ったのも那田蜘蛛山編でした。禰豆子(ねずこ)は累の能力によって蜘蛛の糸に絡め取られていました。累の糸は人体を細かく切断するほどの強さを持っています。しかし禰豆子(ねずこ)は拘束していた糸に血を滴らせ、それを利用して爆血で糸を燃やしてしまいました。このように、相手の能力であみ出したものを燃やしつくすという能力があります。
そして『鬼滅の刃』の吉原遊廓編ではさらなる能力を見せました。吉原遊郭編では、炭治郎だけでなく鬼殺隊の宇髄や伊之助が、妓夫太郎の血鬼術の能力によって毒に侵されてしまいます。呼吸でなんとか毒のめぐりを遅らせていましたが、戦いが終わる頃には限界を迎えていました。やっと鬼を倒したものの、その瞬間気絶した炭治郎はなぜ毒を浴びたのに生きているのかと不思議がっていました。
そして毒によって瀕死状態だった伊之助の元に行くと、禰豆子(ねずこ)は爆血を使って毒を燃やし尽くしました。すると毒によってただれていた皮膚も次第に治っていきました。このようにして禰豆子(ねずこ)は炭治郎の毒も能力を使って燃やしたのです。その後死ぬ間際の宇髄の毒も燃やして回復させていることから、毒とそれによる影響をも消すことができるのだと分かります。
禰豆子(ねずこ)の血鬼術の能力は他にもあります。それは、爆血で燃やした部分の再生を遅らせるという能力です。これは『鬼滅の刃』の刀鍛冶の里編で上弦の肆である半天狗と戦っている時に見せた能力です。鬼は人間を食べた分強くなるだけでなく、再生能力も高くなります。禰豆子(ねずこ)の爆血には再生能力が高い鬼に対しても、再生を低下させるという力があるのです。
この能力を使って炭治郎の刀を爆血で燃やし、黒い刀を赤く変化させた爆血刀を作り出しました。爆血刀とは、はじまりの呼吸を作った縁壱の赫刀によく似ています。縁壱の赫刀は斬った後、無惨でさえ体の再生ができなくなってしまうほどの強さがあります。炭治郎の刀の場合は、禰豆子(ねずこ)の爆血の力を利用して再生を遅らせることができました。
さらには爆血で上弦の鬼を火だるまにさせることで、相手を消耗させて動きを止める事ができます。爆血は攻撃にも通用する強さを持つ能力なのです。なぜここまでの強さがあり、応用できる能力なのかというと、禰豆子(ねずこ)の能力の正体が「鬼の細胞を燃やす」という特性があるからです。だからこそ爆血で燃やした火は鬼の細胞を直接攻撃し、毒や糸を燃やすことができたのです。
強さと能力②体格の変化
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)の強さの一つは、体格を変化させることができるというところにもあります。体格を変化させるのは1話で鬼になった直後から描かれていました。鬼になってすぐの禰豆子(ねずこ)は、炭治郎を兄だと判別することができずに襲いました。しかし炭治郎は禰豆子(ねずこ)に斧の柄を噛ませることで、攻撃を回避することができました。
しかし禰豆子(ねずこ)は体を大きくして炭治郎をさらに強い力で押さえつけました。その時は冨岡が助けにきましたが、人知を超えた能力に炭治郎はすぐに禰豆子(ねずこ)が鬼であることを確信しました。体が大きくなると、男性である炭治郎の力でも太刀打ちできないほどの強さが引き出されます。
ちなみに体を小さくすることも可能で、箱の中に入っている時は基本的に幼い姿になっています。ただ幼い姿になっても力が幼い子どもと同じになるわけでなく、鬼の強さはそのまま残っています。
強さと能力③覚醒
禰豆子(ねずこ)は『鬼滅の刃』でのこれまでの戦いで鬼から驚かれるほどの強さを持っていました。ただの蹴りも鬼の首を吹き飛ばすほどです。しかし禰豆子(ねずこ)は覚醒することでさらなる力を得ることができるようになりました。それが最初に描かれたのは、『鬼滅の刃』の吉原遊廓編で堕姫と対峙した時です。堕姫はこれまで遭遇した鬼よりも多く無惨の血を摂取していました。
それにより、禰豆子(ねずこ)は断片的に家族が殺されるシーンを思い出したのです。その怒りが鬼の無限の力を引き出し、覚醒しました。覚醒した禰豆子(ねずこ)には蔓のような痣が出現し、左側の額には角が生えて鬼そのものの姿になりました。覚醒した禰豆子(ねずこ)は堕姫に胴・両手・右足を切断されても、瞬時に回復再生する能力を持っていました。その姿を見た堕姫は上弦の鬼に匹敵すると驚いていました。
実際に覚醒すると回復力が上がるだけでなく、一人で堕姫を追い詰めるほどの強さも持っていました。しかし覚醒した禰豆子(ねずこ)は何度も繰り返して体を切断され、さらには怒りで我を失っているので人間の血を見ると今度は人間を襲いそうになりました。その時は炭治郎が子守唄を聞かせてなんとか落ち着かせる事ができました。それから炭治郎は、禰豆子(ねずこ)が覚醒して闘おうとすると怒るようになりました。
ただ、禰豆子(ねずこ)が覚醒して我を忘れたのはこれきりで、その後『鬼滅の刃』の刀鍛冶の里編では我を失うことはありませんでした。おそらく覚醒していても堕姫と戦っていた時ほど力を出していなかったのではないかといわれています。
鬼滅の刃の禰豆子(ねずこ)の活躍
竈門禰豆子の活躍①沼鬼との激闘
沼鬼との対決は炭治郎が鬼殺隊に入隊して初めての戦いでした。『鬼滅の刃』では10話から描かれています。炭治郎は16歳になる女の子が次々と行方不明になる町へとやってきました。炭治郎はニオイをたどって鬼の居場所を突き止めます。炭治郎は沼の中で2人の鬼と戦い、禰豆子(ねずこ)は地上で人間を守るために1人の鬼と戦いました。
竈門禰豆子の活躍②無惨との邂逅
炭治郎が無惨と初めて対面したのは『鬼滅の刃』の13話です。炭治郎は無惨のニオイに気づき、禰豆子(ねずこ)を置いて無惨と顔を合わせました。その時、無惨は過去に自分を追い詰めた縁壱と炭治郎が同じ耳飾りをつけていることに気づき、鬼を向かわせました。炭治郎は無惨を逃した後、鬼の珠世と愈史郎に出会います。珠世は禰豆子(ねずこ)の血で人間に戻す薬ができるかも知れないと言いました。
竈門禰豆子の活躍③累との激闘
禰豆子(ねずこ)が初めて血鬼術を使ったのが累との激闘でした。累との激闘が描かれた那田蜘蛛山編は『鬼滅の刃』の28話から描かれています。那田蜘蛛山では下弦の伍である累が家族ごっこをして那田蜘蛛山を支配していました。戦いの終盤で累は鬼になっても兄を慕う禰豆子(ねずこ)を見て、その絆がほしいと思いました。禰豆子(ねずこ)は累の糸に捕らえられ、炭治郎は禰豆子(ねずこ)を取り戻すために戦います。
竈門禰豆子の活躍④柱合会議での反応
『鬼滅の刃』の那田蜘蛛山編での一件で、冨岡以外の柱達に禰豆子(ねずこ)が鬼であることが露見します。そこで柱合会議で炭治郎と禰豆子(ねずこ)は裁判にかけられることになりました。ほとんどの柱達が規則に違反した炭治郎達を処刑することを望みました。風柱の実弥は禰豆子(ねずこ)を傷つけ、自分の稀血を使って誘惑します。禰豆子(ねずこ)はそれでも竹筒を噛み砕かずに我慢しました。
竈門禰豆子の活躍⑤無限列車
『鬼滅の刃』の54話から始まる無限列車編では、ヒノカミ神楽について調べることにした炭治郎が、似ている呼吸を使う炎柱の杏寿郎の元を訪ねます。しかし炭治郎と杏寿郎が乗っていた列車は既に鬼に支配されており、炭治郎達は眠りについてしまいました。その眠りを解くきっかけを与えたのが禰豆子(ねずこ)でした。
竈門禰豆子の活躍⑥上弦の陸との戦い
上弦の陸との戦いを描いているのは『鬼滅の刃』の70話からです。吉原の遊郭には上弦の陸が巣食っており、これまでに何人もの女郎達が行方不明になっていました。宇髄と炭治郎達は上弦の陸と戦います。そんな中、初めて無惨の濃い血を持つ鬼と対面した禰豆子(ねずこ)は家族を殺された時のことを思い出し、怒りで我を忘れてしまいます。
竈門禰豆子の活躍⑦太陽を克服
禰豆子(ねずこ)が太陽を克服したシーンが描かれたのは、刀鍛冶の里編終盤の『鬼滅の刃』の126話です。夜が明ける直前、禰豆子(ねずこ)は日の当たる場所におり、鬼は人を食おうとしていました。禰豆子(ねずこ)は炭治郎を鬼の元に投げ、人間を助けるように促しました。日を浴びた禰豆子(ねずこ)はもうだめかと思われましたが、その瞬間太陽を克服して生き延びることができました。
竈門禰豆子の活躍⑧匿われる
『鬼滅の刃』の刀鍛冶の里編で太陽を克服した禰豆子(ねずこ)でしたが、これにより無惨から狙われる存在となりました。無惨から禰豆子(ねずこ)を守るため、炭治郎が柱稽古をしている間は鱗滝が面倒を見ていました。そしていよいよ人間に戻る薬が完成し、禰豆子(ねずこ)は薬を投与されて寝込んでしまいます。
鬼滅の刃の禰豆子(ねずこ)のかわいい魅力
かわいい魅力①家族思い
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)はあらゆる作品のヒロインの中でもかわいいと人気です。なぜそこまでかわいいといわれているのかというと、健気で家族思いだからです。人間だった頃は当時12歳でありながら、家族のために新しい着物を買うのを我慢したり、弟妹の面倒を見ていました。そんな家族思いであるために自己犠牲をしてしまう禰豆子(ねずこ)に対して炭治郎も哀れむシーンがありました。
しかし禰豆子(ねずこ)は貧乏で綺麗な着物が着れないことが不幸だとは思っていませんでした。『鬼滅の刃』では、そのことで炭治郎を叱咤するシーンもありました。禰豆子(ねずこ)は実年齢以上に自立した子供でした。そして鬼になってからも禰豆子(ねずこ)の家族を思う気持ちは変わっていません。
炭治郎はどうしても禰豆子(ねずこ)に鬼と戦ってほしくないと思い、鬼となって人間離れした能力を得た禰豆子(ねずこ)も守るつもりでした。しかし、禰豆子(ねずこ)もまた炭治郎を守りたいという気持ちが強く、炭治郎がピンチになると自ら戦いに参加しました。鬼になってからは自我がなかったのですが、それでも家族は大切だと思う心は大きく、それだけは忘れていませんでした。
かわいい魅力②炭治郎との関係
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)がかわいいと人気の理由の一つは、主人公の炭治郎と兄妹であるからです。他の漫画ではヒロインが妹であることが少ないので、主人公と恋愛関係を匂わせることがあります。しかし『鬼滅の刃』では、炭治郎と禰豆子(ねずこ)は兄妹関係なので恋愛描写がなく、家族愛を描いています。
評論家の中には炭治郎との関係性が家族であるので、恋愛に気を取られず物語に集中できると評価している方もいました。また鬼になってからも兄と共に戦う姿を見て、ただのヒロインではなく『鬼滅の刃』のもうひとりの主人公なのではないかと考察している方もいました。
かわいい魅力③表情豊か
禰豆子(ねずこ)は表情が豊かなところがかわいいといわれています。『鬼滅の刃』の冒頭で竹筒を冨岡につけてもらってからしばらくは目がうつろになり、無表情でした。しかし2年間眠り続けた後は表情が豊かになります。なぜ表情が豊かになったのかというと、鱗滝が人間を家族だと思うように暗示をかけたからだといわれています。この時の禰豆子(ねずこ)は記憶が曖昧で、守るべき人間もあやふやな状態でした。
炭治郎はそこに禰豆子(ねずこ)の意思がなくなるのではないかと不安に思っていましたが、禰豆子(ねずこ)は守る存在を自分で決めるようになります。鱗滝がかけた暗示は「鬼から家族(人間)を守る」という暗示でしたが、『鬼滅の刃』の19話では鬼の珠世と愈史郎のことを母と弟だと思い込んでいました。つまり、禰豆子(ねずこ)は人間だけでなく、自分の意思で守る者を選択していたのです。
この頃からよりいっそう禰豆子(ねずこ)の表情は豊かになります。そして『鬼滅の刃』の蝶屋敷編で善逸や他の女の子と接するようになると、さらに表情が豊かになっていきます。禰豆子(ねずこ)はこの頃、自我を取り戻すよりも先に太陽を克服しようとしていたので、ずっと幼子のようなままでした。たくさんの人と出会ううちに、表情が豊かになっていく様子は、幼子が成長していっているようにも捉えられます。
『鬼滅の刃』の作中の中でも特にかわいいといわれているのが、吉原遊廓編以降の禰豆子(ねずこ)です。吉原遊廓編終盤には幼子の姿で自慢げに血鬼術の毒を燃やしつくす姿が描かれています。また、『鬼滅の刃』の刀鍛冶の里編では恋柱の蜜璃とのやり取りがかわいいと人気です。そもそも蜜璃は他の柱と違って鬼の禰豆子(ねずこ)に対して偏見がありませんでした。
さらに5人姉弟なので面倒見がよく、禰豆子(ねずこ)もすぐに蜜璃に懐きます。長女の禰豆子(ねずこ)が炭治郎以外に甘えている姿を見せるのは珍しく、とてもかわいいと人気のシーンです。そして刀鍛冶の里編の終盤には禰豆子(ねずこ)が太陽を克服し、竹筒が取れて喋ることができるようになります。しかし流暢に喋ることができず、伊之助のことを「おやぷんいもすけ」と呼んだりしていました。
たどたどしく喋る禰豆子(ねずこ)はさらに表情が豊かになってかわいいと人気で、喋った禰豆子(ねずこ)を見た善逸はかわいすぎて絶叫するほどでした。
かわいい魅力④善逸との関係
『鬼滅の刃』で禰豆子(ねずこ)に好意を寄せているのが善逸です。善逸は耳が良いので、炭治郎と出会った時から箱の中に鬼がいることを知っていました。しかし、怪しむ以上に炭治郎が信頼できる人物だったためにすぐに殺そうとはしませんでした。しかし『鬼滅の刃』の鼓屋敷編が終わった後、善逸はついに箱の中に入っている鬼について尋ねました。
するとちょうど禰豆子(ねずこ)が箱の中から出てきました。善逸は禰豆子(ねずこ)を見た瞬間一目惚れし、鬼を連れていたことよりもかわいい女の子を連れて鬼殺隊をしていることについて激怒しました。善逸は炭治郎が禰豆子(ねずこ)のことが好きで連れ歩いているのだと思ったのです。しかし兄妹だと分かるとすっかり態度を変えて禰豆子(ねずこ)を追い回すようになりました。
善逸は怖がりな性格をしており、なかなか任務に行きたがりませんが、那田蜘蛛山編では炭治郎が禰豆子(ねずこ)を連れて山に入ったことに気づくとすぐに追いかけて行きました。禰豆子(ねずこ)のこととなると恐怖心も薄れるほど好意を寄せているようです。ちなみに人間の時の禰豆子(ねずこ)の好きなタイプは「飛車のような人」でした。
飛車とは縦・横のいずれかにまっすぐ進む事ができる将棋の駒の事です。そして成ると竜王という強い駒に変化します。飛車はまるで善逸の戦い方に似ていることから、この2人は相性が良いのではないかといわれています。
鬼滅の刃の禰豆子(ねずこ)の声優
鬼頭明里のプロフィール
アニメ『鬼滅の刃』で禰豆子(ねずこ)役を演じた声優は、鬼頭明里です。鬼頭明里とは1994年10月16日生まれの声優で、プロ・フィットに所属しています。声優としては2014年から活動しており、2019年からは歌手としてもデビューしました。ファンからは「あかりん」という愛称で呼ばれています。
鬼頭明里の主な出演作品
鬼頭明里の主な出演作品には、『僕だけがいない街』のヒロミ役、『徒然チルドレン』の飯島香奈役、『地縛少年花子くん』の八尋寧々役、『まちカドまぞく』の千代田桃役、『虚構推理』の岩永琴子役、『ナカノヒトゲノム【実況中】』の更屋敷カリン役、『私に天使が舞い降りた!』の姫坂乃愛役、『七星のスバル』の碓氷咲月役などがあります。
鬼滅の刃の禰豆子(ねずこ)に関する感想や評価
ペムペムとムキッムキッ
— ミ ミ (@mm_isos) March 8, 2020
が好きすぎるwww
禰豆子ちゃんかわいい~🤦🏻♀️#鬼滅の刃好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/OZfZJ57nJu
鬼になった禰豆子(ねずこ)は竹筒を噛んでいるので喋る事ができません。そのため、仕草や表情で感情を表現するのですが、読者からはそんな禰豆子(ねずこ)の姿がかわいいと人気です。
ちなみに刀鍛冶の里編以降は喋る事ができるようになるのですが、なかなかうまく喋ることができないようで人物の名前を間違えることもしばしばあります。特に伊之助が禰豆子(ねずこ)に自分のことを親分と言わせようとしているシーンはかわいいと評判でした。
鱗滝さんに再会してご満悦な禰豆子可愛すぎるわ…鱗滝さんも禰豆子が意味のある言葉を話せるようになってて嬉しかっただろうな…
— 円々 (@hujizakura_01) October 5, 2019
無惨との最終決戦の前、鱗滝は戦う炭治郎の代わりに禰豆子(ねずこ)の面倒を見ていました。単行本では久々に再会した禰豆子(ねずこ)が鱗滝に甘えているシーンが描かれ、かわいいとSNSで話題になりました。
鬼だからいくら切られても死なないのに、禰豆子を必死で守る炭治郎は禰豆子に人間のままの形でいてほしいということなんだろうな…
— ナヤク (@zio_46789) March 14, 2020
禰豆子(ねずこ)が鬼になって特異な能力を使えるようになっても、炭治郎は積極的に戦わせようとはしませんでした。怪我をするたびに炭治郎は禰豆子(ねずこ)のことを心配しており、さらに我を忘れて鬼の姿になろうとすると怒ってそれを止めることもありました。炭治郎が禰豆子(ねずこ)を守ろうとしているのは、人としての道から外れてほしくないと願っているからだと考察されていました。
鬼滅の刃の禰豆子(ねずこ)についてまとめ
『鬼滅の刃』の禰豆子(ねずこ)は竹筒を噛んでいる鬼の女の子で、かわいいと読者からも人気のキャラクターです。竹筒は鬼になった時に冨岡がつけたものですが、太陽を克服した後は外すようになりました。鬼になった禰豆子(ねずこ)はとてつもない強さを持っていました。特に爆血は多くの隊士達を救った技でもあります。
そんな禰豆子(ねずこ)はいよいよ人間に戻る薬を投与され、人間の時の記憶も取り戻しました。今後禰豆子(ねずこ)がどのような行動を取るのか注目です。