凪のあすからのストーリーをネタバレまとめ!アニメのあらすじと結末は?

アニメ「凪のあすから」は、海の中で暮らす汐鹿生の住人と、地上で生きる人々の恋愛を描いた作品です。ストーリーの面白さだけでなく、景色の美しさや、世界観、繊細なキャラクターの心理描写なども評価されています。この記事では、アニメ「凪のあすから」のネタバレを含むあらすじ、登場キャラクターたちの恋の結末、担当声優などの情報を紹介していきます。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

凪のあすからのストーリーをネタバレまとめ!アニメのあらすじと結末は?のイメージ

目次

  1. 凪のあすからとは?
  2. 凪のあすからのアニメ1期ストーリー・あらすじネタバレ
  3. 凪のあすからのアニメ2期ストーリー・あらすじネタバレ
  4. 凪のあすからのそれぞれの恋愛の結末ネタバレ考察
  5. 凪のあすからの登場キャラと声優一覧
  6. 凪のあすからのアニメOPとED主題歌
  7. 凪のあすからに関する感想や評価
  8. 凪のあすからのストーリーネタバレまとめ

凪のあすからとは?

凪のあすからの概要

「凪のあすから」は、アニメ制作会社・P.A.WORKSの作品で、2013年から2014年にかけて放送されました。美しい情景や、独特の世界観、冒頭から結末までの切ないストーリーなどが人気です。

凪のあすからの見所

独特の世界観

日本に14箇所しかないとされる海村の一つ・汐鹿生に住む人間は、海中の中で呼吸ができ、自由に動けるエナという特殊な皮膚を持っていました。そして村には、かつて海村の住人にエナを与えたとされる、海神様のうろこだったうろこ様という守り神がいます。「凪のあすから」は、こうした神秘的な世界観も、切ない恋愛ストーリーに加え魅力の一つです。

4人の主人公たち

アニメ「凪のあすから」の主人公は、汐鹿生に住む光、まなか、ちさき、かなめの4人です。4人は幼馴染みで非常に仲良しですが、地上の学校へ通うようになり、ストーリーが進むにつれ関係に変化が訪れます。

複雑な恋愛模様

アニメ「凪のあすから」は、一筋縄ではいかない、複雑な恋愛ストーリーであると知られています。はじめから両思いであるキャラクターは1人もおらず、変化を恐れる気持ち、嫉妬の苦しみなど切ない展開が、個性的なキャラクターたちを通して繰り広げられます。結末では、両思いとなるキャラクターも恋愛が実らないキャラクターもいます。

凪のあすから

凪のあすからのアニメ1期ストーリー・あらすじネタバレ

あらすじネタバレ①陸の世界へ

古来より、人類は海神様から与えられた海で暮らせる羽衣・エナを着て、海で生活していました。しかし、海の上の世界に興味を持った人々は、エナを捨てて陸で生活するようになります。陸に上がった人々は、水不足に悩まされ、原因は海神様の怒りであると判断します。怒りを鎮めてもらうため、海神様への生贄として、少女を差し出すようになりました。

現在は、人ではなく米やお菓子のような食べ物に変わりましたが、この儀式をおふねひきと呼ぶようになります。生贄として差し出された少女と海神様との間にできた子孫が、海に住むエナを持つ人々です。海の中で暮らす先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要の仲の良い4人は、海中にあった学校が廃校になったのを機に、陸にある学校へと通うことになります。

光は、怖がりで頼りないまなかに好意を抱いており、常に気にかけていました。そんな時、本来釣り場ではない光たちが住むエリアに漁船がやってきて、網で釣りをします。偶然網に引き上げられたまなかは、船に乗っていた紡と出会います。

運命的なその出会いを側から見ていた光は、紡に敵意を向けるようになります。陸に住む人間と、海に住む人間は揉め事が多く、あまり仲がよくありませんでした。クラスメイトの前で自己紹介をする時は、冷やかしのようなヤジが飛びます。4人のクラスには、先ほど船でまなかを釣り上げた紡もいました。

あらすじネタバレ②うろこ様の存在

光たちが住む海中の汐鹿生には、守り神のうろこ様がいます。海神様のうろこであり、陸地の人間たちのような事件を起こさないか見張る役割も担っていました。まなかは、うろこ様に御霊火をもらいにいき、差し入れとして好物を渡します。しかし、突然肌の匂いを嗅がれたことに驚き、差し入れをぶつけて逃げていきます。

あらすじネタバレ③呪いの魚

翌朝、まなかが目覚めると、膝には、時折おならのような声をあげる魚の頭がついていました。それは、魚面そという、うろこ様がいたずらで施した呪いでした。光はまなかの膝に布を巻いて魚面そを隠し、共に登校します。放課後、ちさきと帰ろうとするまなかを、女子生徒たちが取り囲みました。彼女たちは、物珍しそうにまなかの皮膚のエナを観察しました。

見世物のような扱いをする女子生徒たちを止めるちさきでしたが、そこへ紡もやってきます。タイミング悪く魚面そはおならのような声をあげてしまい、恥ずかしくなったまなかは、その場から逃げ出しました。海の住人は、夕方に海に戻らなければ、疲弊してしまいます。人気のない場所で倒れていたまなかを紡ぐは抱えて家に連れ帰り、塩を入れた風呂に浸して助けました。

一方、ちさきから、まなかがいなくなったことを聞いた光は、日が沈むまで彼女を探し続けました。光のことが好きなちさきは、複雑な思いでその様子を見ます。要はちさきの気持ちを知っており、まなかがこのままいなくなった方が都合がいいのではないかと聞きます。

ちさきは、まなかのことも大切に思っており、その言葉を否定するのでした。名前を呼びながらまなかを探す光の元へ、探していた本人が登場します。紡と一緒にいたことに嫉妬しながら、光はまなかを引き連れて海へと帰っていきます。

あらすじネタバレ④あかりの恋模様

光の姉であるあかりは、「サヤマート」という陸にあるスーパーで働いていました。ある日、光、まなか、ちさき、要、紡の5人は、学校でおじょしさま作りのメンバーに立候補します。おじょしさまとは、おふねひきの時に生贄の女性の代わりとして使われる木彫りの人形でした。木材を調達した後、海に住む4人は帰路につきます。そこで、あかりが車からおりて、運転手の男性にキスをするところを目撃しました。

しかし、海の人間が地上の人間と一緒になると、村には戻れないという掟があります。要からその掟を初めて聞いたまなかは、憤慨しました。紡のことを考えて怒っているのかと思った光は、まなかに心無い言葉を投げかけます。さらに、まなかを庇うちさきとも喧嘩をしてしまいました。要は光の態度は八つ当たりであると言い残し、まなかとちさきに続いて海に戻ります。

あかりと地上の恋人の噂は、汐鹿生の住人たちの耳にも入っていました。光とあかりの父親は、うろこ様を祀る鳴波神社の宮司です。話しを聞いた父親は、あかりを連れてうろこ様元へと出向きました。話しを盗み聞きしようとする光とまなかでしたが、内容を聞き取ることはできませんでした。その後、家であかりはいつものように明るく振舞っていました。しかし、夜寝る時間になると、彼女が小さくすすり泣く声が聞こえてきます。

今まであかりが夜中に泣いたのは、母親が亡くなった時と、夢だった漫画家への道を諦めてスーパーで働くことを決意した2回だけでした。光は、まなか、ちさき、要を引き連れて、あかりの恋人に会いに行きます。仕事で紡の家を訪ねていた至に、あかりのことをどう思っているのか問い詰めます。至はあかりとは真剣に付き合っているが、結婚する気があるかと聞かれた時は、すぐに答えませんでした。

海の住人が地上の人間と一緒になると追い出される理由は、子供がエナを持たずに生まれてくるからでした。そこまでの覚悟がないのに、海の住人であるあかりに手を出したことに光は激怒し、何度も至を殴りつけます。紡の祖父は光を投げ飛ばして止めます。あかりは、至との関係を諦め、しばらく地上に上がっていませんでした。

あらすじネタバレ⑤美海とさゆの二人

ある日、光はあかりが勤務するスーパーに至が寄るところを目撃し、スーパーの端に隠れて様子を伺います。そこには、女子小学生の美海とさゆもいました。美海とさゆは、以前からあかりに嫌がらせを繰り返していました。美海は至の実の娘であり、親友のさゆは彼女の手伝いをしています。美海は、父親とあかりを別れさせるのに協力してほしいと、光に頼みます。

しかし、光は美海のやり方には賛同できないとして、断ります。後日、学校の調理実習で、光たちのクラスはちらし寿司を作ります。他の班同士で味見し合うようにと、先生に言われました。光、まなか、ちさき、要たちは、まだ周囲と距離がありました。まなかは、勇気を出して男子生徒に自分たちが作ったちらし寿司を勧めますが、海の人間が調理した食べ物は食べれないとして、拒否されてしまいます。

男子生徒は断っても勧めようとするまなかを突き飛ばし、転ばせます。その拍子に、ちらし寿司を乗せた皿は落ちて割れてしまいます。その後、木工室に置かれていたおじょしさまが、落書きされた上に壊される事件が発生しました。先ほどの男子生徒のせいだと判断した光は、暴力騒動を起こします。校長室に呼ばれ、光は帰宅するように言われました。まなかも、光の後を追って下校します。

ちさきと要は、学校に残っておじょしさまの修繕をします。そこには、落書きと一緒に、さゆの名前が書かれていました。さゆは、美海に光たちが作っていたおじょしさまを壊したことを、報告しに行きます。美海は、さゆの汚いやり方を怒ります。一方、帰路についていた光とまなかは、汐鹿生でスキューバーダイビングの姿をした至が溺れて浮かんでいるのを助けます。

2人は彼を自宅まで送り届け、至の妻は元々海の住人で、すでに亡くなっていることを知ります。家の前で美海は2人と鉢合わせ、おじょしさまは自分が壊したと言います。翌日、光は勘違いして暴力をふるった相手の男子生徒に土下座して謝り、和解します。真犯人であるさゆも、光に謝罪して、事件は収束しました。

今まで休んでいたあかりは、再び地上のスーパーへ仕事に出かけます。彼女に会いに来た至に別れを切り出し、美海にも至と別れることを報告しました。その後、美海は家出をし、それを光が見つけて事情を聞きます。彼女は、母親が亡くなったことで悲しい思いをしていました。好きにならなければ、失った時に苦しまなくて済むと考えて、あかりのことを拒絶し続けていました。

一方で、美海を探していたあかりに、至が美海が見つかったと報告に行きます。あかりはそこで、やはり至のことは諦められないと告白しました。翌朝、光と美海は、あかりが働くスーパーへ行きます。あかりは、美海のことを心配したと抱きしめ、母親としてずっとそばにいたいと言い、和解しました。

あらすじネタバレ⑥まなかの恋

まなかは、紡へどういう気持ちを抱いているのかわからずにいました、しかし、光、ちさき、要に対するものとは違うと感じています。ある日、ちさきは、光、まなか、要に先に登校してもらい、遅れて学校へ向かいます。そこで、家の手伝いをして出発が遅れた紡と会います。ちさきは、光を想う気持ちを変えられず、どうしていいのかわからなくて悩んでいました。

海洋生物のウミウシは、秘めた悩みを話すと、その先の未来を示してくれるといわれていました。ちさきは、紡にウミウシの代わりになってほしいと頼み、光のことが好きなのだと打ち明けます。しかし、それをまなかに聞かれてしまいました。ちさきは、話しの内容を忘れるように、まなかに頼みます。

あらすじネタバレ⑦巴日

そんな中、クラスメイトと美海、さゆも加わり、再びおじょしさまを作りをすることになりました。まなかは、何かと気を回して光とちさきをくっつけようとします。彼女の対応に怒ったちさきは、喧嘩をして先に帰ってしまいます。その日は、ちょうど巴日でした。巴日とは、ぬくみ雪が降って流れ込んできた潮流による反射で、晴れの日に太陽が3つ見えるという、非常に珍しい現象でした。

幼い頃、まなかだけはその現象を見逃してしまい、ちさきとは今度は一緒にみるという約束をしていました。まなかは、約束を果たすため、ちさきを連れて巴日を見ます。巴日を見ながらちさきは、このまま自分たちの関係が変わらず、今までのように楽しい日々を送っていきたいと、願うのでした。

あらすじネタバレ⑧おふねひきをしよう

光、まなか、ちさき、要、紬、美海、さゆ、手伝ったクラスメイトたちは、遂におじょしさまを完成させます。しかし、メンバーは形だけのものではなく、正式におふねひきをやりたいと考えます。署名活動をし、いがみ合っている汐鹿生村と鴛大師村の人々に話し合いの場を設けます。汐鹿生村は、おふねひきを中止すると言い出したのは鴛大師村だから、謝るように要求します。

しかし、鴛大師村側は、汐鹿生村も散々迷惑をかけてきたとして、謝罪をしませんでした。話し合いは揉め、争いを止めようとした光は突き飛ばされて、ぶつかった拍子におじょしさまを壊してしまいます。

あらすじネタバレ⑨ぬくみ雪

あかりは、反対する父親を押し切り、地上で至と美海と暮らす決心をします。おじょしさまの一件により、父親に反感を抱いた光も、あかりと共に汐鹿生から出て、至の家に居候することとなりました。そんな中、陸地にぬくみ雪が降り、うろこ様は汐鹿生の大人たちを集めて、近いうちに起こる問題についての会議をします。一方、光たちは、大人抜きでおふねひき実行しようと決めます。

準備に取り掛かる中、ちさきと要は先に汐鹿生に戻ります。町はいつもと様子がおかしく、御霊火を持った人々が外に出て上の様子を見ていました。翌日、光以外の汐鹿生の生徒は、学校に来ていません。おふねひきの件で、大人たちが学校へ行かせないようにしているのではないかと判断した光は、町に帰ります。住人は1人も外へ出ておらず、あたりは静まり返っていました。

そこへ、家から出るなという両親の言いつけを破って、まなかが光の元へとやってきます。大人から逃げる中、2人は廃校になった校舎へと身を隠しました。光はまなかの恋を応援しようと決めていましたが、諦めきれずに彼女を抱きしめてしまいます。驚いたまなかは光を突き飛ばし、それ以来彼のことを避けるようになりました。その後、父親に連れられた光とまなかは、うろこ様から事情を聞きます。

人々に忘れられ祈りを得られなくなった海神様は、どんどん力が弱まっていました。人間に地上と海に降り注ぐぬくみ雪を止める術はなく、海神様が力を取り戻すまでの間、汐鹿生の住人は冬眠して寒さを乗り切ることにします。汐鹿生の住人は最後に宴会を開いて、エナを厚くするために断食に入りました。エナを持つ人は冬眠ができますが、地上の人間はできません。

寒さで凍え死んでしまう可能性もある中、あかりは至と美海のいる地上で過ごすと決めます。うろこ様の見解だと、汐鹿生の住人たちが冬眠に入れるのは、おふねひきの日であるといいます。

あらすじネタバレ⑩美濱中学校

光は、地上の人間にもぬくみ雪が降り続け、厳しい寒さが訪れることを教えます。最初はみんな半信半疑でしたが、気候の変化で、魚が取れにくくなったことから、事態を重く受け止めるようになりました。鴛大師村の住人は、おふねひきを実行してほしいと光に頼みます。光は頼みを聞き入れ、うろこ様に報告しました。

おふねひきは、地上の人のみで実行されることになります。汐鹿生は一斉に長い冬眠に入りますが、みんな同じ時間に起きるとは限りません。光はまなかに、要はちさきにずっと好きだった気持ちを伝えました。

あらすじネタバレ⑪おふねひき当日

おふねひきは、あかりと至の結婚式と共に実行されることになります。あかりは、木造のおじょしさまの代わりに船に乗ります。光、まなか、ちさき、要、紡も、当日船に乗りました。船を進める中、海に巨大な渦ができ、あかりはその中に落ちてしまいました。光とまなかは、あかりを助けるために海に飛び込みます。まなかは、あかりの代わりに、海神様の生贄になるとして海の底へと向かいます。

光はあかりを助けようとしますが、叶わずそのまま波に流されて離れ離れとなってしまいます。あかりは、海の上に浮かんでいるところを救助されました。一方、大波によって海に落ちた紡を、ちさきと要が助け船へと引き上げます。しかし、橋脚が倒れてきたことによって、船を大きく旋回した拍子に、要のみが海へと落下しました。

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凪のあすからのアニメ2期ストーリー・あらすじネタバレ

あらすじネタバレ①おふねひきから5年

それから、汐鹿生には入れなくなり、状況が謎のまま5年の月日が流れます。ちさきは、同じ海の出身である紡の祖父・勇の厚意により、家に住まわせてもらうことになります。しばらくちさきは、勇、紡と共に3人で暮らしていましたが、勇が倒れ病院に入院しています。ちさきは、病院へと足しげく通って彼の面倒をみており、自身は看護師を目指していました。紡は、都会の大学の海洋学研究科に進み、謎の多い海村の研究をしています。

あかりは、おふねひきの後すぐに妊娠が発覚し、晃という息子を設けていました。ある時、美海はあかりから光はまなかに想いを寄せていたことを聞かされ、衝撃を受けます。しかし、中学生になっても美海が光を想う気持ちも、さゆが要を想う気持ちも変わりませんでした。ある日、ぬくみ雪の光が凍った海に反射することによって、地上でも巴日が現れる現象が起きるといいます。

あらすじネタバレ②帰ってきた光

今回は、昼間の太陽ではなく、夜の月によって作られるといいます。美海のクラスは、珍しいその現象を見に、海を訪れました。月による巴日が起きる中、凍った海の上に光が現れます。光の姿は、5年前の中学生のままでした。光は、誰よりも先に冬眠から目覚めてしまい、まなかや他の住民のことを心配していました。そして、美海とさゆのクラスメイトに加わり、再び中学に通い出します。

その後、光に続いて要も目を覚ましまし、紡とちさきの家に泊めてもらいます。要は、冬眠に入る時の記憶が曖昧で、汐鹿生がどうなっているのかわからないと言います。紡と共に海村の研究をしている三橋教授は、要の話しを聞き、そろそろ全員が目覚めるのかもしれないと推測しました。美海の母・みをりは、海の人間でしたが、父親の至は地上の人間です。通常、海の人間と地上の人間の間に誕生した子供は、エナを持ちません。

美海は、事故で海に落ちた結果、生物としての本能が発揮され、偶然にもエナを手に入れます。三橋教授は、要と美海が海中で聞いたという砂の音は、汐鹿生を覆う力を持つ潮流ではないかと予想します。そして、研究によって、汐鹿生に行ける可能性があることがわかりました。光、要、美海の3人は、三橋教授と紡の説明通りに行動し、砂の音がする方へ進み汐鹿生へと辿り着きます。

あらすじネタバレ③まなかの失ったもの

汐鹿生には、今までのおふねひきで流したおじょしさまたちの墓がありました。まなかは、その中心で透明の幕に包まれた状態で眠っています。冬眠している人を強制的に起こさないようにと、地上で紡に言われていました。しかし、まなかの体を覆うエナは、なぜかどんどん剥がれ落ちていきます。命が危ないと判断した3人は、あたりが崩れ落ちる中、まなかを連れて地上へ向かいました。

その様子を、うろこ様は黙って見ていたのでした。まなかを医者に見せたところ、まだ意識は戻らないが健康状態は問題ないと診察されます。その後、ちさきも光と共に汐鹿生へ訪れます。光は、まなかのエナが剥がれた理由を考えていました。ちさきは、勇から聞いた伝説のストーリーを光に話します。海神様の元へ嫁いだおじょしさまは、子をなしますが、地上にいた好きな人への気持ちが捨てられず、思い悩んでいました。

おじょしさまを幸せにしようとする海神様の努力は、報われません。海神様は、おじょしさまからあるモノを取り上げて、地上へと帰してあげたのだといいます。ちさきは、あるものはエナではないかと予想します。光は、まなかが失くしたエナのことや、目覚めない理由などを聞き出すためにうろこ様を探すことにしました。そんな中、光と美海が揉める隣で、まなかはようやく眠りから目を覚まします。

目覚めたまなかは、長く冬眠して状況が変わっている上に、エナも失ったにも関わらず、明るく振舞っていました。光は、冬眠前にまなかが言っていた「話たいこと」とはなんだったのか聞きますが、覚えていないと言われてしまいます。紡は、腕に魚面その呪いをつけられてしまい、光たちの元へ助けを求めにやってきます。うろこ様の呪いであることから、今は海ではなく陸にいることがわかりました

一同は、陸にいるであろううろこ様を探します。光は、段々まなかの様子がおかしいことに気が付いていきました。そして、光と美海は、ようやく祠に座るうろこ様を発見します。海神様は、かつておじょしさまから、人を好きになる心を奪ったといいます。彼女を地上へ帰してしばらく経った後、海神様も亡くなり、身体や感情は海に溶けていきました。海中には、海神様の様々な想いのカケラが残っていました。

御霊火は、平穏を願う海神様の意識の部分にあたります。5年前のおふねひきの日、海神様がおじょしさまを愛する感情のカケラは、まなかを生贄として連れて行きました。まなかが生贄となったことで、地上と海には、平和が訪れます。しかし、まなかの人を愛する感情は、自由を望んでいました。その感情は、眠るまなかを覆っていたエナを少しずつ壊し、潮流を作って美海たちの元に届きます。

まなかは、海神様の想いのカケラによって他者を好きになる気持ちを奪われ、さらにその時に身体を覆うエナも失います。生贄を失くしたことで、異常気象は再び始まり、陸地は滅ぶ可能性があるといいます。まなかは、生贄になる前に光に告白されており、うみうしに気持ちを吐き出していました。うみうしが吐き出したその綺麗な石を、まなかは偶然見つけます。美海は、その石をペンダントにして、まなかにプレゼントしました。

光は、まなかの想いを寄せているであろう紡の元へ行き、まなかの人を愛する気持ちを引き出してほしいと頼みます。しかし、紡はちさきのことが好きであると言って断ります。告白をちさきは立ち聞きしてしまい、海の中の汐鹿生へ逃げるように去って行きます。紡はちさきを追いかけて海に飛び込み、そこでエナを手に入れます。汐鹿生の町で、紡は改めてちさきに想いを伝えますが、ちさきは紡のことを想っていないと突き放します。

あらすじネタバレ④2回目のおふねひき

紡は、光と要を引き連れてうろこ様のところへ頼みごとをしに行きます。内容は、おふねひきをもう一度行い、木像のおじょしさまにまなかの気持ちがつまったペンダントをつけて生贄に捧げるというものでした。

この方法なら、海神様はおじょしさまが戻ってきたのだと思い込み、地上の災いがなくなり、失ったまなかの気持ちも取り戻せるかもしれません。成功するかわかりませんが、試す価値はあるとして、うろこ様も協力してくれることになります。

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凪のあすからのそれぞれの恋愛の結末ネタバレ考察

ネタバレ考察①まなかの気持ち

まなかは、アニメ「凪のあすから」のストーリー冒頭で、漁の手伝いをしていた紡に網で釣られます。その後、転入した学校で、同じクラスメイトになり、紡のことが気になっているような様子が見られました。光は、まなかが恋愛感情を抱いている相手は紡であると信じて疑いませんでした。しかし、彼女が本当に好きだったのは、幼馴染で、常に面倒を見てくれていた光でした。「凪のあすから」の結末では、両思いとなります。

ネタバレ考察②ちさきの恋

「凪のあすから」のちさきは、光のことが好きで要にもそのことを知られていました。しかし、一度目のおふねひきにて、地上に残されてしまい、汐鹿生の住人たちと離れ離れとなってしまいます。5年もの間、勇と紡が暮らす家で世話になり、徐々に紡に惹かれていきます。「凪のあすから」の結末では、紡と両思いになります。

ネタバレ考察③美海の恋

「凪のあすから」の美海は、小学生の頃から光のことが好きでした。汐鹿生の住人が冬眠に入った際は、ずっと海を観察し、光のことを待ち続けました。光への気持ちは、5年の月日が流れても色褪せることはありませんでした。「凪のあすから」ストーリー結末まで、光とまなかの恋を応援しています。

ネタバレ考察④要の気持ち

ずっとちさきのことを見ていた要は、5年後に彼女が光から紡へ気持ちが移ったことにすぐに気がつきます。冬眠前に告白していましたが、自身の恋愛が実ることはないと予感していたようです。ちさきを諦めた後、さゆに告白されます。要は、長い冬眠から目覚めて、誰も待っていてくれないであろうことに不安と寂しさを感じていました。結末はさゆの想いを汲んで、今後さゆのことを恋愛対象として見ていくと約束します。

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凪のあすからの登場キャラと声優一覧

先島光/花江夏樹

「凪のあすから」の先島光は、幼い頃からやや頼りなくも可愛いまなかに片思いをしていました。まなかの想い人が紡だと判断した時は、嫉妬をしながらも、最終的には応援しようと決意します。「凪のあすから」恋愛の結末は、まなかも自分が好きだったと知り、両思いとなります。アニメ「凪のあすから」の先島光役は、花江夏樹でした。

向井戸まなか/花澤香菜

向井戸まなかは、汐鹿生の幼馴染み4人の中心的な人物です。地上の学校に転入する日、紡と運命を感じさせる出会いをします。紡のことを恋愛対象として意識するシーンが多くありました。しかし、結末で発覚したのは、本当に好きだった相手は光だったということでした。アニメ「凪のあすから」の向井戸まなか役の声優は、花澤香菜でした。

比良平ちさき/茅野愛衣

「凪のあすから」の比良平ちさきは、大人っぽく優しい性格ですが、好きな人が絡むと少し子供っぽい面を見せるキャラクターです。汐鹿生の住人が冬眠している間の5年間は、陸地で勇と紡と暮らしています。一緒に暮らす中、光から紡へと気持ちが移ります。恋愛の結末は、紡と無事両思いとなりました。アニメ「凪のあすから」で比良平ちさき役を演じた声優は、茅野愛衣でした。

伊佐木要/逢坂良太

「凪のあすから」の伊佐木要は、穏やかで紳士的な人物で、当初からみんなの恋愛を一歩引いたところから見ていました。しかし、長い冬眠に入る前にずっと好きだったちさきに告白します。アニメ「凪のあすから」伊佐木要役を演じた声優は、逢坂良太でした。

木原紡/石川界人

木原紡は、光たちの転入先のクラスメイトです。親切な性格ですが、クールで気持ちがわかりにくいところがあります。漁師で祖父の勇が海の人間だったため、潜っていた最中にエナが現れます。アニメ「凪のあすから」木原紡役を演じた声優は、石川界人でした。

潮留美海/小松未可子

潮留美海は、あらすじで紹介した通り小学生の頃から長きに渡って光に片思いをしていました。自分の恋愛が実らないとわかっても、光の役に立とうと献身的な行動をします。アニメ「凪のあすから」潮留美海役の声優は、小松未可子でした。

久沼さゆ/石原夏織

久沼さゆは、美海の小学生の頃からの親友です。要にずっと片思いをしており、中学生になって要が冬眠から覚めた時に告白します。要からは女性として意識すると返答されており、恋愛の結末は前向きなものでした。アニメ「凪のあすから」久沼さゆ役の声優は、石原夏織でした。

先島あかり/名塚佳織

先島あかりは、光の姉で、家計を支えるために夢を諦めて地上のスーパーマーケットで働くようになります。アニメ「凪のあすから」先島あかり役を演じた声優は、名塚佳織でした。

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凪のあすからのアニメOPとED主題歌

主題歌①「lull〜そして僕らは〜」

Rayが歌う「lull〜そして僕らは〜」は、アニメ「凪のあすから」1期のOPです。好きという想いをなかなか伝えられずにいるもどかしい気持ちが表現された、本作にぴったりの楽曲です。

主題歌②「ebb and flow」

Rayが歌う「ebb and flow」は、アニメ「凪のあすから」2期のOPテーマです。穏やかなした曲調に合わせて流れる切ない片思いの心情が、美しい情景描写と共に描かれており、本作のストーリーを感じさせる楽曲です。

主題歌③「アクアテラリウム」

「アクアテラリウム」は、アニメ「凪のあすから」のEDテーマです。恋する気持ちが表現された切ない歌詞が、ゆったりとしたメロディにマッチした楽曲となっています。独特のテンポとコーラスも人気です。

主題歌④「三つ葉の結びめ」

やなぎなぎが歌う「三つ葉の結びめ」は、アニメ「凪のあすから」2期のEDテーマ曲です。2クールめに入るとシリアスな展開になる本作ですが、歌詞は未来への希望に満ちた前向きなものとなっています。

主題歌⑤「lull〜Earth color of a calm〜」

「lull〜Earth color of a calm〜」は、アニメ「凪のあすから」最終回で使用された楽曲です。地上に平和が訪れ、まなかが失ったモノも取り戻すことができたストーリーの最後に流れました。

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凪のあすからに関する感想や評価

「凪のあすから」感想①結末までの切ない恋愛ストーリー

アニメ「凪のあすから」は、恋愛が複雑で、心理描写もリアルです。ストーリーが進む中、あまりの辛さから、好きになる気持ちを失くしたいとキャラクターたちが望むシーンがあります。彼らのこうした気持ちが理解できるといった感想もありました。

「凪のあすから」感想②少年少女の葛藤と成長のストーリー

アニメ「凪のあすから」の登場キャラクターたちは、冒頭から結末まで切ない恋愛をしつつ自分にできることに精一杯取り組んでいます。頑張る彼ら彼女らの行動や考えに、勇気がもらえたなどといった感想も多くありました。

「凪のあすから」感想③ストーリーの結末

両思いの結末を迎えるキャラクターがいる一方で、どうしても恋愛が実らない結末を迎えてしまうキャラクターもいます。それでも、アニメ「凪のあすから」ストーリーの結末が好きといった感想も多くありました。

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凪のあすからのストーリーネタバレまとめ

ここまで、アニメ「凪のあすから」のストーリーのネタバレ、それぞれの恋愛の結末、声優などを紹介してきました。「凪のあすから」は、一筋縄ではいかない切なくももどかしい恋愛ストーリーに加え、美しい情景や、世界観も人気の作品です。

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