2020年01月14日公開
2020年01月14日更新
【キノの旅】キノの性別は女?本名や悲惨な過去・エルメスとの出会いも考察
様々な国を旅する『キノの旅』の主人公・キノは中性的な見た目をしています。シズはキノと初めて会った時、性別を間違えていました。『キノの旅』を読み始めた方の中にも、女性か男性か分からなかったという方もいました。ここでは、『キノの旅』のでキノの性別が分かる過去編について紹介します。過去編ではキノのかわいい幼い頃の姿や本名、エルメスとの出会いなどが分かります。その他にも、アニメやラジオドラマなどの声優を紹介します。
目次
キノの旅のキノとは?
キノの旅の作品情報
キノとは、『キノの旅』の主人公です。『キノの旅』はキノがたくさんの国を訪れながら旅をする話です。ここでは、キノの過去について紹介する前に、『キノの旅』の概要やあらすじ、世界観などを紹介します。
キノの旅の概要
『キノの旅』は、時雨沢恵一のファンタジーライトノベルです。1巻は2000年に発売され、現在では20巻以上が刊行されています。作者の時雨沢恵一は『一つの大陸の物語シリーズ』でも知られている人物です。『キノの旅』のイラストを担当しているのは、『サモンナイトシリーズ』のキャラクターデザインなども務めている黒星紅白です。
『キノの旅』は2回アニメ化されています。1度目はA.C.G.Tの制作で2003年にアニメ化され、全13話が放送されました。2度目は『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』というタイトルで、Lercheの制作で2017年にアニメ化され、全12話が放送されました。
キノの旅のあらすじ
『キノの旅』は、1話完結型の短編集のようなものです。基本的には、『キノの旅』の主人公であるキノがあらゆる国を旅し、その国で過ごすキノのストーリーです。また、『キノの旅』の主人公はキノだけではありません。『キノの旅』に過去に登場した、シズやフォト、師匠や相棒などが主人公として書かれることもあります。
キノの旅の世界観
出典: https://festy.jp
『キノの旅』の世界観は、実在する国などは登場せず、あくまで架空の国が描かれています。国によっては独特の文化や政治、価値観などがあり、中には常識的に考えられないという国も存在します。ちなみに、各話はそれぞれの国の特徴をつけた「◯◯の国」というタイトルがつけられています。その国の正式名称ではないのですが、本編を読んでいくとタイトルの意味が分かるものもあります。
また、『キノの旅』の世界では、普通は喋らない犬や乗り物などが人間の言葉を話すことができます。『キノの旅』の中では、エルメスの他にシズが連れている犬の陸、フォトのモトラドのソウ、『キノの旅』の描き下ろしストーリー「旅人の話 -You-」で登場した英雄のモトラドなどが喋ります。
キノのプロフィール
『キノの旅』の主人公キノは、各国を旅している旅人です。一人称は「ボク」で、中性的な見た目をしています。髪の色は深い緑色の短髪で、大きな瞳を持っています。端正な顔立ちなので、『キノの旅』のファンの中では容姿がかわいいと評判です。キノの誕生日などの詳しいプロフィールは分かっていません。
華奢な身体をしていますが、大食いで美味しいものには目がありません。たまに食いだおれていることもあります。また料理が苦手なのですが、自分の作る料理がまずいということをいまいち分かっていません。師匠のところで暮らしていた時も、身の回りの事はほとんどキノがやっていましたが、料理だけは師匠が自分でやっていました。
キノの服装
『キノの旅』でのキノの服装は、基本的に動きやすいシャツとパンツスタイルにジャケットを着用しています。この服装はキノの定番の服装で、少年のような格好をしているキノはかわいいとファンからも評判です。気候にあわせてコートや耳あて付きの帽子を着用しており、エルメスを運転している時はゴーグルをつけています。ちなみにコート以外は、初めて旅に行く時に師匠から貰ったものです。
キノの旅人としての能力
『キノの旅』のキノは、師匠という人物から教わり、旅人に必要な能力を得ました。キノはエルメスと国を出てから師匠と出会い、そこで銃の使い方を学びます。師匠とは昔、相棒共に各国を旅してきた元旅人です。師匠の若い頃のストーリーも『キノの旅』では描かれています。ちなみに、現在では相棒とは離れて暮らしていますが、『キノの旅』の「優しい国」では相棒とキノが出会う話もあります。
師匠の銃の腕前は国の軍隊を相手に銃撃戦をしても勝てるほどで、キノはその師匠直々に銃の扱い方を教わりました。元々キノは銃の扱い方は天才的で、師匠の元で修行していた時はマシンガンを使って大きな木を伐採したりしていました。そのような生活をしていたものの、キノは旅人になるつもりはありませんでした。しかしある日、自分の持っているコートがある国で作られている特別なものだと知ります。
キノにとってそのコートは恩人のコートだったので、キノはその国に旅に行くことを決意しました。師匠の家からそれほど遠い国ではなかったのですが、キノのために師匠は本格的にサバイバル術や銃の扱い方を教えました。師匠からは旅の話なども聞いており、『キノの旅』では実際にその話に出てきた国に訪れるストーリーもあります。
キノの旅のキノの性別は女?本名は?
キノの性別は女?
『キノの旅』の主人公のキノの性別は女です。『キノの旅』をアニメで観た方の中には、キノが男か女か分からなかったという方も多いようです。キノの性別は『キノの旅』の「大人の国」で分かります。『キノの旅』の「大人の国」の過去編では、ワンピースを着た女の子らしいかわいいキノの姿が描かれています。
また、『キノの旅』の「コロシアム」でシズと初めて会った時、シズはキノの性別を間違えており、女だと気づきませんでした。シズは犬の陸にキノの性別が女だと教えてもらって初めて気づきました。
キノの本名は不明?
『キノの旅』の主人公はキノなのですが、実は本名が違います。しかし、『キノの旅』のストーリーでは本名が明らかになっていません。ただ、『キノの旅』の「大人の国」では本名に関するヒントが書かれていました。ここでは、『キノの旅』の「大人の国」で書かれたキノの本名に関するヒントをまとめました。
本名①五文字?
出典: https://festy.jp
『キノの旅』の「大人の国」では、キノの本名が「×××××」と表記されており、本名が伏せ字になっていました。本名の伏せ字部分の「×××××」から、キノの本名は5文字なのではないかといわれています。しかし、『キノの旅』ではキノの本名以外でも伏せ字を使う時は「×××××」で統一されています。そのため、キノの本名は5文字とは限らないのではないかと考察されています。
本名②花の名前で読み方を少し変えると悪口になる?
『キノの旅』の「大人の国」では、キノの本名が花の名前であることが判明しています。実際に『キノの旅』の「優しい国」で宿屋の娘であるサクラという名前の少女と会った時は、昔の自分と重ねているシーンもありました。しかし、キノの本名はかわいいものではなく、読み方を少し変えると悪口になるような名前でした。そのため、近所の子供達からはからかわれることもあり、キノは本名を気に入っていませんでした。
キノの本名の花については、『キノの旅』の「大人の国」だけでなく、「誓い」や「紅い海の真ん中で」でもヒントが書かれています。その描写から、紅い花であることや、秋頃に咲く花なのではないかといわれています。実は『キノの旅』のアニメではキノの本名である紅い花の描写がありました。キノの誕生日になると、その紅い花は当たり一面に咲き乱れます。
これらのヒントから、キノの本名候補に挙がっている花の名前は、「ヒナゲシ」「彼岸花」「サクラ」があります。また、『キノの旅』はファンタジー作品です。実在の花ではなく、『キノの旅』の世界にある架空の花であるという可能性もあります。
キノの年齢
『キノの旅』では、キノの年齢が明かされていません。唯一分かっているのは、『キノの旅』の「大人の国」の過去編で、キノが国を出た時の年齢が12歳の誕生日を迎える前日でした。そのため、キノの年齢は12歳以上であることが分かります。
キノの身長
『キノの旅』の作中でキノの身長は明かされていません。しかし、キノの身長の考察では、エルメスに乗れる身長を考えて170cmはあるのではないかといわれています。ただ、キノは最初エルメスを乗りこなすことができませんでした。エルメスを起こすことも重くて時間がかかります。
実際に師匠の元で修行をしていた時は、銃の腕前並にモトラドの運転も上手くなってほしいとエルメスがぼやいていました。このことから、キノは身体に合わないモトラドを乗っていることが分かります。つまりキノの身長は170cm以下で、多くの方は150cm強くらいなのではないかと考察されていました。
キノの旅のキノの悲惨な過去
キノの悲惨な過去①出身地は大人の国
『キノの旅』でキノの過去が描かれているのは「大人の国」です。過去のキノの名前は違う名前で、「×××××」という表記で物語は進んでいきます。「×××××」という少女はその町の子供達からからかわれていました。もうすぐ12歳になる少女は、キノという旅人と出会います。キノは少女にこの国で安くて良いホテルはないかと尋ねました。
少女の両親がホテルを経営していたので、少女はキノを自分のホテルに案内しました。キノはホテルで一夜を過ごし、早朝に「大人の国」で捨てられそうになっていたモトラドの整備をしていました。少女はお菓子を一つ持って、自分の部屋からキノの元へと向かいました。キノは少女に、今整備しているモトラドは、前に乗っていたものと似ているのだと話します。
キノはモトラドと助け合いながら旅をするから、整備が終わったら話しかけなきゃならないと言いました。少女は不思議そうにモトラドと会話できるのかと聞きます。キノは「もちろん話せるさ」と言って、少女と一緒にモトラドの名前を「エルメス」と名付けました。整備が終わった後、キノと少女はお茶を飲みながら将来の夢について語ります。少女は宿の娘だから将来は家を継がなければならないと言います。
そしてキノはどんな仕事をしているのかと聞きました。キノは特定の仕事をしているわけではない、ただの旅人なので返答に困ります。キノは強いて言うなら旅人だと言いました。もちろん旅人をしている時は辛いこともありますが、圧倒的に楽しい事のほうが多いから旅を続けているのだと語りました。少女はそれは仕事じゃないと不服そうにしています。
仕事というのは、好きなことをすることではなく、辛いものなのだと言います。キノは不思議そうに、「そうなのかな?」と首をかしげました。そしてキノと少女は、好きなことをして生きていくということについて語り合います。そのなかで、少女は初めて自分が将来何をしたいのかを考えるようになりました。翌日、少女の両親は近所の人々から少女がもうすぐ大人になれることを祝福されていました。
少女はそこで両親に、「大人になる手術を受けたくない」と言います。今の自分のままで大人になる方法はないのかと聞きますが、次の瞬間両親は激怒しました。両親が立派な大人だと証明されるためには、子供を立派な大人に育てなければならないからです。両親は大人を馬鹿にしているのかと怒鳴り、謝りなさいと言いました。そして周囲の人々は両親の育て方が間違っていると責め立てました。
両親は旅人のキノが原因なのだと思い、キノの元に言って謝罪をしろと叫びました。それを町の人々が止めます。そしてキノには「大人の国」のしきたりに口を挟まないように注意しました。キノ自身、身の危険を感じていたのでもう国を出発すると言います。町の人々は正式な手続きで入国したキノには手を出さないと言いましたが、少女の方を始末しようとしたのです。
少女は手術を拒み、大人に逆らったことで殺されそうになりました。「大人の国」では、子供は両親の所有物という考えなので、失敗作の子供に関しては両親なら処分する権利があるのです。父親は少女を包丁で殺そうとしますが、キノがとっさに庇います。しかし、庇った時に刺されてしまい、キノは死んでしまいました。突然のことに少女は動けなくなります。
すると、側にいたエルメスが少女に「ここに残っていると君は死ぬんだろ?」と話し始めました。少女はもし生き残っても手術を受ければ死んだのと同じだと言いました。そんな少女にエルメスはもう1つの選択肢を与えました。エルメスは少女にモトラドの運転の仕方を簡単に教え、「逃げるんだよ!」と言います。少女はエルメスに飛び乗ってその場から逃げ、国の外へと出ました。
エルメスは少女が「キノ」と呟いているのを聞き、少女の名前がキノだと勘違いします。少女の本名は「×××××」といいますが、これをきっかけに少女はその名前を捨ててキノの名前を受け継ぐことにしました。そうしてキノは「大人の国」を出て旅を始めます。キノの故郷は「大人の国」だったのです。
キノの悲惨な過去②大人の国の2つルール
過去編の「大人の国」ではおかしなルールがありました。少女はキノに、12歳の誕生日を迎えると大人になる手術をするのだといいました。これが1つ目のルールです。12歳になると頭をあけて子供を取り出す手術をするのだと、これから12歳になる子供達に「大人の国」の大人達は説明します。この手術を受ければ、どんなに嫌なことでもきちんとできる立派な大人になるのです。
そして2つ目のルールは12歳になるまでに、特別なお菓子を食べなければならないことです。この特別なお菓子については『キノの旅』の過去編では詳しく語られていません。しかし、このお菓子を食べることによって、手術当日までに子どもたちの不安感や不信感などを抑えるような薬が入っているのではないかと考察されています。
少女はキノから、「大人の国」のシステムを聞いて「随分乱暴な話だな」と呟きました。少女はなぜちゃんとした大人になれることが乱暴なことなのか分かりませんでした。自由な旅人のキノは「大人の国」の価値観を理解できなかったので、嫌なことを永遠に続けて人生が楽しいのかと疑問に思います。少女はキノが大人なのか分からなくなっていました。
キノは「大人の国」が定めている大人ではないですが、子供でもないと言います。キノは自由な旅人なのです。好きなことをして生きている大人を、少女はこの時初めて認識し、目を輝かせました。キノが少女に好きなことを尋ねると、「歌を歌うこと」と答えます。こうして少女はキノとの交流で将来は歌を歌いたいと思うようになりました。
キノの旅のキノの相棒エルメスとの出会い
キノの相棒エルメスとは?
『キノの旅』のメインキャラクターであるエルメスは、キノが乗っているモトラドの事です。『キノの旅』の2003年版のアニメでは相ヶ瀬龍史、2017年版のアニメでは斉藤壮馬がエルメス役を演じました。モトラドは普通喋りませんが、『キノの旅』の世界ではモトラドや犬が喋っても驚かれません。エルメスはよく自分以外の乗り物に話しかけることもあります。
エルメスの声はもちろんキノ以外にも聞こえ、会話をすることができます。喋ることはできるものの、それ以外は普通の二輪車なので運転する人がいないと動く事ができません。エルメスは普段フランクな少年のような喋り方をします。感情豊かに喋りますが、たまに空気を読めない発言をすることもあり、キノに怒られます。
また人間に同情などをすることはめったになく、あくまで客観的な思考をしています。そのため、ドライな意見を言うこともあります。以前キノが慣用句を間違え、エルメスがそのことにツッコミを入れるということがありました。それ以来、キノをからかうように間違った慣用句を言ってツッコミを待っていることがあります。また、人間以上の視力や聴力を持っており、人には聞こえない音を出す事もできます。
キノと相棒エルメスの出会い
キノと相棒のエルメスが出会ったのは、『キノの旅』の「大人の国」です。「大人の国」では、キノの過去が描かれました。エルメスはスクラップにされそうになっていたところを、「大人の国」に訪れた初代キノに拾われました。初代キノはある少女の宿屋に泊まっており、そこでエルメスの整備をしていました。その少女が現在のキノです。
初代キノは、エルメスを整備しながら以前に乗っていたモトラドの話をしました。初代キノが前乗っていたモトラドの名前は「エルメス」と言いました。初代キノは少女にモトラドに名前をつけてもらうことにします。すると少女は「エルメスがいい」と言います。ちなみにこの時点ではエルメスは話をすることができませんでした。
喋り始めたのは、『キノの旅』の「大人の国」で初代キノが死んでしまってからです。少女がエルメスに乗って国を出ると、お互いに自己紹介しました。その時にエルメスは少女の名前をキノだと勘違いします。それから少女はキノと名乗るようになりました。こうしてキノとエルメスの旅が始まりました。『キノの旅』のファンからはキノと同様、エルメスもかわいいと人気です。
相棒エルメスのモデル
『キノの旅』のエルメスのモデルはブラフ・シューペリアSS100です。ブラフ・シューペリアSS100とは、1919年にジョージ・ブラフによって開業された英国の老舗ブランドです。ブラフ・シューペリアSS100はとても人気で、過去には約3857万の高額で落札されたこともあります。ちなみに『キノの旅』だけでなく、『ああっ女神さまっ』でもブラフ・シューペリアSS100をモデルにしたバイクが登場しています。
相棒エルメスは学園キノにも登場
『キノの旅』には『学園キノ』というスピンオフ作品があります。『学園キノ』でもエルメスは登場しますが、普段はバイクの型押しがされたストラップです。『キノの旅』同様に喋る事ができますが、人前では喋りません。ちなみに普通のバイクに変身することができますが、『学園キノ』ではブラフ・シューペリアSS100のようなクラシックなバイクではなく、オフローダーバイクの姿になります。
キノの旅のキノとエルメスの名言集
キノの名言①「世界は美しくなんかない…」
「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」という名言は、『キノの旅』の1巻の扉に書かれている名言です。この名言については様々な解釈がされています。つまり、世の中は美しいものだけでは成り立ってはおらず、美しいものがあるのにはそれだけの犠牲があるという意味なのではないかと考察されていました。その他にも、醜さがあるからこそ美しいものが引き立つという意味だという解釈もあります。
この「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」という名言は、『キノの旅』を表す代表的な名言でもあります。ただ、『キノの旅』を読んだことがないという方の中には、抽象的すぎて何を言っているのか分からないという方もいました。
キノの名言②「人間、楽ができる場合は…」
「人間、楽ができる場合は楽をした方がいい」という名言は、『キノの旅』の4巻の5話「仕事をしなくてもいい国」の名言です。キノ達は科学が発達した「仕事をしなくてもいい国」に訪れました。基本的に機械が何でもやってくれるので、働かなくても国が最低限の生活を保証してくれます。もし働くのであれば、より質の良い生活ができるというシステムです。
きつい仕事は全て機械達がやってくれるはずですが、皆はちゃんと働いていました。その国では、仕事は生きるためのものではなく、ストレスを与えるものでした。人間にはある程度のストレスが必要です。そのストレスをもらうために働いていたのです。そんな国にやってきたキノは、早速ぐうたらしはじめます。
『キノの旅』の「仕事をしなくてもいい国」でサラリーマンに出会ったキノは、サラリーマンからストレスをもらうための仕事がいかに素晴らしいのか話を聞きます。しかしキノは「人間、楽ができる場合は楽をした方がいい」と言ってダラダラと過ごしました。ちなみにこの時のキノはいつもとは違うだらしないキノでかわいいとファンから評判です。
エルメスの名言「道はいくらでもあるのに…」
「道はいくらでもあるのに。自由に選べるのに」という名言は、エルメスの名言です。この名言は『キノの旅』の2巻の8話「優しい国」での名言です。キノとエルメスはとても評判が悪い国に向かっていました。エルメスは、「行くのはやめよう」とキノに言います。なぜなら、旅人の評判では、「入国で一日待たされる」「近づくのもいやだ」「旅人が行くと店が閉まる」という悪評を聞いていたからです。
エルメスは「それでも行くかな、キノ。道はいくらでもあるのに。自由に選べるのに」と言いました。キノは「それだから行くんだ。そこまで言われるなんてどんな国なのか興味がある」と言って、エルメスとともに「優しい国」へと向かいました。この名言は『キノの旅』の「優しい国」の本編にも関係しているセリフでした。その国は前評判とは全く違い、キノ達にとても優しくしてくれたのです。
しかし、「優しい国」はある問題を抱えていました。その問題に対して大人たちはある決断をします。一見子どもたちは大人達に巻き込まれたように見えますが、この後子供達の「自由な選択」を思わせるシーンがありました。『キノの旅』の「優しい国」のラストは、最初のエルメスの名言「道はいくらでもあるのに。自由に選べるのに」という言葉に繋がっていました。
キノの旅のキノの声優
キノの声優①前田愛
2003年版の『キノの旅』でキノ役を担当したのは、女優の前田愛です。前田愛は、1983年10月4日生まれの女優です。夫は歌舞伎俳優の六代目中村勘九郎で、妹は女優の前田亜季です。テレビアニメの出演作品は、『キノの旅』だけです。ドラマの出演作品には、『ハンチョウ 〜警視庁安積班〜』の向井歩美役、『開拓者たち』の庄司鶴子役、『バトル・ロワイアルⅡ【鎮魂歌】』のキタノシオリ役などがあります。
キノの声優②悠木碧
2017年版の『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』でキノ役を担当したのは、声優の悠木碧です。ファンからは悠木碧のキノの声がとてもかわいいと人気です。悠木碧は、1992年3月27日生まれの女性声優です。ちなみに、悠木碧は2003年版のアニメ『キノの旅』でサクラ役を演じていました。悠木碧にとっては声優としてのデビュー作でもありました。
悠木碧の出演作品には、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役、『ピアノの森』の丸山誉子役、『僕のヒーローアカデミア』の蛙吹梅雨役、『幼女戦記』のターニャ・デグレチャフ役、『逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜』の綾里真宵役、『ワンパンマン』の戦慄のタツマキ役、『ポケットモンスター ベストウイッシュ』のアイリス役などがあります。
キノの声優③久川綾
『キノの旅』のドラマCDでキノ役を担当したのは、声優の久川綾です。久川綾は、1968年11月12日生まれの女性声優です。出演作品には『魔法使いサリー』の春日野すみれ役、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のレオナ姫役、『美少女戦士セーラームーン』の水野亜美役、『カードキャプターさくら』のケルベロス役、『ハートキャッチプリキュア!』の月影ゆり役などがあります。
キノの旅のキノはかわいい?感想や評価を紹介
キノの旅見てますけどキノくんかわいいね
— まめはそまうさ参加民 (@omame_2242) September 22, 2019
くんじゃないね
『キノの旅』のキノはかわいいと人気です。初めて『キノの旅』のアニメを見る方は、キノのことを少年だと勘違いしている方も多いようです。中性的でかわいいのに、銃を使いこなすキノのギャップに惹かれている方もいました。
キノの旅見てて思ったこと
— 反射鏡@バーチャルツイ廃 (@sigu_E) September 15, 2019
・少女キノかわいい
・11話全体的に好き
・少女キノかわいい
・作画がよい
・少女キノかわいい
『キノの旅』の11話「大人の国」を観た方の感想では、少女キノがとてもかわいいと人気でした。中には、「少女キノかわいい」と連呼している方もいました。『キノの旅』の「大人の国」は2回アニメ化されているので、2003年版と2017年版を比べている方もいました。
キノの旅をちょろっと観たんですけどキノかわいい
— 小綴 (@taMktr) August 11, 2019
流石悠木碧
あとバイクなのかな、2話くらいの「コロシアム」の最後の拗ねた声が最高にかわいかった斉藤壮馬流石っょぃ
かわいくてつよいは最強なんだね知ってた
『キノの旅』の2017年版アニメを観た方の中には、拗ねているキノの声がかわいいという方もいました。アニメ『キノの旅』のキノ役の声優である悠木碧の演技力はとても評価されており、かわいいと評判です。また、視聴者の中には、キノのような中性的なかわいい顔になりたいという方もいました。
キノの旅のキノの性別や過去まとめ
『キノの旅』の主人公であるキノの過去は、とても悲惨なものでした。過去編では初代キノが死んでしまうという悲しい結末でしたが、その思いは今のキノに受け継がれています。エルメスと出会ったのも過去編の「大人の国」がきっかけでした。ちなみに『キノの旅』の過去編のキノは今のキノと違い、とてもかわいいとファンからも人気です。
もちろん過去編だけでなく、通常時のキノもかわいいといわれています。キノはいつもボーイッシュな格好をしており、銃を扱う天才なのに華奢な女の子というギャップがかわいいと評判のようです。『キノの旅』は2回アニメ化され、声優は異なっているのですがどちらも評判が良いアニメです。ぜひ小説だけでなくアニメも見てみて下さい。