2019年08月09日公開
2019年08月09日更新
キノの旅のアニメ評価・感想とあらすじネタバレ!2017年版と旧作を比較
『キノの旅』はライトノベルが原作の作品です。原作は評価が高く、シリーズ累計820万部を超える大ヒットシリーズです。そんな『キノの旅』は2003年と2017年にアニメが放送されました。ここでは、旧作と2017年版のアニメ『キノの旅』にはどのような違いがあるのかを紹介します。また、『キノの旅』の面白いと評価されている人気のストーリーのあらすじや感想もまとめています。
キノの旅とは?
キノの旅の作品情報
『キノの旅』は時雨沢恵一による電撃文庫のライトノベル作品です。2000年に第1巻が刊行されており、これまでシリーズ累計820万部を越える人気作品です。また、『キノの旅』の他にスピンオフ作品である「学園キノ」も刊行されています。2003年に初めてアニメ化され、2017年には「キノの旅-the Beautiful World- the Animated Series」が放送されました。
キノの旅の制作スタッフ
旧作の『キノの旅』のアニメは、「神霊狩/GHOST HOUND」や「serial experiments lain」の監督知られる中村隆太郎が担当しています。中村隆太郎は2013年に膵臓癌によって亡くなっており、2017年版のアニメでは「PERSONA3 THE MOVIE」の監督で知られる田口智久が担当しています。
キノの旅の主題歌
『キノの旅』の旧作アニメの主題歌は下川みくにの「all the way」です。キノが旅をする様子が連想されるような爽やかな曲となっています。2017年版のアニメの主題歌は、やなぎなぎの「here and there」です。澄んだ歌声で、OPの綺麗な映像とマッチした曲となっています。
キノの旅の予告動画
この動画は2017年版の『キノの旅』のアニメの予告動画です。予告動画を見るだけでも、旧作に比べて絵が鮮明で綺麗になっていることが分かります。「the Beautiful World-」という副題の通り、美しい『キノの旅』の世界が描かれています。
キノの旅のあらすじネタバレ!面白い話を紹介
あらすじネタバレ①人の痛みが分かる国
ここでは、面白いと評価の高い「人の痛みが分かる国」のあらすじを紹介します。キノが訪れたのは機械が全ての仕事をしてくれる便利な国でした。しかし、その国の人々はみんな機械に任せっぱなしで閉じこもって暮らしていたのです。それは人の痛みを分かるために開発された薬が原因でした。
あらすじネタバレ②コロシアム
ここでは、面白いと評価の高い「コロシアム」のあらすじを紹介します。キノは評判の良い素晴らしい国へと向かっていました。しかし訪れてみると、王が変わったことで旅人をも巻き込むコロシアムが行われていました。キノはそのコロシアムに参加することになります。
あらすじネタバレ③迷惑な国
ここでは、面白いと評価の高い「迷惑な国」のあらすじを紹介します。旅の途中でキノが休んでいると、突然地面が揺れます。キノの前には巨大な移動する国が現れたのです。キノは国の人々に歓迎されて滞在することになりますが、移動する国は他の国々を踏み潰しながら進む迷惑な国だったのです。
あらすじネタバレ④嘘つき達の国
ここでは、面白いと評価の高い「嘘つき達の国」のあらすじを紹介します。キノはとある国で、長年恋人を待っているという男性に出会います。革命の英雄なのですが、実は敵であった恋人を殺してしまったことで心が壊れてしまったのです。その国の人々は男性のために嘘をつき続けていました。
あらすじネタバレ⑤電波の国
ここでは、面白いと評価の高い「電波の国」のあらすじを紹介します。シズはティーと陸と一緒に安定した国に訪れました。移住先として申し分ないとシズは喜びましたが、滞在を重ねていくうちにとある大きな問題を抱えていることに気づきます。
2017年版と旧作の違い
『キノの旅』の旧作と2017年版のアニメは、どちらも面白いと高評価を得ている作品です。しかしアニメを観ると大きな違いがあることに気づきます。具体的にどのような違いがあるのかを紹介します。
2017年版は美術の美しさ
2017年版の『キノの旅』は色彩が鮮やかになり、背景の描写が特に美しいと評価されています。さらにキャラクターデザインも、原作のイラストを担当している黒星紅白の今現在の絵柄に合わせたデザインとなっています。CGを組み合わせた迫力のある演出も見どころです。このように、2017年版の『キノの旅』はストーリーだけでなく、映像美も評価されています。
旧作は中身の濃さ
旧作の『キノの旅』は、原作の印象を大切にしたアニメとなっています。全体的に静かで落ち着いた色合いなので、ストーリーに集中して観ることができると評価されています。キャラクターデザインは、初期の黒星紅白の絵柄に合わせているところも特徴的です。
キノの旅の登場人物
登場人物①キノ/前田愛・悠木碧
旧作アニメではキノの声優を前田愛が担当しました。前田愛はグランパパプロダクションに所属している女優です。出演作品には、「バトルロイヤル」のキタノシオリ役、「はみだし刑事情熱系」の根岸みゆき役などがあります。2017年版のアニメでは悠木碧が担当しました。悠木碧はプロ・フィットに所属する声優です。出演作品には、「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役、「君の名は。」の名取早耶香役などがあります。
悠木碧のデビュー作がキノの旅
『キノの旅』の旧作アニメの最終話で、悠木碧はさくら役を担当しました。悠木碧にとってこの役が声優デビューの役となりました。
登場人物②エルメス/相ヶ瀬龍史・斉藤壮馬
旧作アニメではエルメスの声優を相ヶ瀬龍史が担当しました。相ヶ瀬龍史はヴォーカルに所属している俳優です。出演作品には、「劇団四季 ライオンキング」のヤングシンバ役、「アニー」のタップキッズ役などがあります。2017年版のアニメでは斉藤壮馬が担当しました。斉藤壮馬は81プロデュースに所属する声優です。出演作品には、「ハイキュー!!」の山口忠役、「刀剣乱舞」の鶴丸国永役などがあります。
登場人物③陸/大塚芳忠・松田健一郎
出典: https://prcm.jp
旧作アニメでは陸の声優を大塚芳忠が担当しました。大塚芳忠はクレイジーボックスに所属する声優です。出演作品には、「NARUTO」の自来也役、「鬼滅の刃」の鱗滝左近次役などがあります。2017年版のアニメでは松田健一郎が担当しました。松田健一郎はアーツビジョンに所属する声優です。出演作品には、「ブラッククローバー」のゴードン・アグリッパ役などがあります。
登場人物④シズ/入江崇史・梅原裕一郎
旧作アニメではシズの声優を入江崇史が担当しました。入江崇史はCINEMACTに所属する俳優です。出演作品には、「明日のナージャ」のリタの父親役などがあります。2017年版のアニメでは梅原裕一郎が担当しました。梅原裕一郎はアーツビジョンに所属する声優です。出演作品には、「学園ベビーシッターズ」の狼谷隼役、「あひるの空」の八熊重信役などがあります。
登場人物⑤ティー/能登麻美子・佐倉綾音
旧作アニメではティーの声優を能登麻美子が担当しました。能登麻美子は大沢事務所に所属する声優です。出演作品には、「君に届け」の黒沼爽子役、「宝石の国」のユークレース役などがあります。2017年版のアニメでは佐倉綾音が担当しました。佐倉綾音はアイムエンタープライズに所属する声優です。出演作品には、「四月は君の嘘」の澤部椿役、「僕のヒーローアカデミア」の麗日お茶子役などがあります。
登場人物⑥レーゲル/柴田秀勝
2017年版アニメではレーゲルの声優を柴田秀勝が担当しました。柴田秀勝は青二プロダクションに所属する声優です。出演作品には、「ダンガンロンパ3」の天願和夫役、「NARUTO」の猿飛ヒルゼン役などがあります。ちなみに、レーゲルは旧作アニメには登場していません。
登場人物⑦師匠/渡辺明乃・Lynn
出典: https://frequ.jp
旧作アニメでは師匠の声優を渡辺明乃が担当しました。渡辺明乃は大沢事務所に所属する声優です。出演作品には、「Free!」の松岡江役、「狼と香辛料」のディアナ役などがあります。2017年版のアニメではLynnが担当しました。Lynnはアーツビジョンに所属する声優です。出演作品には、「約束のネバーランド」のギルダ役、「炎炎ノ消防隊」のプリンセス火華役などがあります。
登場人物⑧老師匠/翠準子・沢田敏子
旧作アニメでは老師匠の声優を翠準子が担当しました。翠準子はぷろだくしょんバオバブに所属する声優です。出演作品には、「NARUTO」のうたたねコハル役などがあります。2017年版のアニメでは沢田敏子が担当しました。沢田敏子は俳協に所属する声優です。主に吹き替え声優として活動しており、アンジェリカ・ヒューストンやシャーリー・マクレーンなどの声優を担当しています。
登場人物⑨相棒/千葉進歩・興津和幸
旧作アニメでは相棒の声優を千葉進歩が担当しました。千葉進歩は大沢事務所に所属する声優です。出演作品には、「銀魂」の近藤勲役、「ヒカルの碁」の藤原佐為役などがあります。2017年版のアニメでは興津和幸が担当しました。興津和幸はケッケコーポレーションに所属する声優です。出演作品には、「炎炎ノ消防隊」カリム・フラム役、「風邪が強く吹いている」の岩倉雪彦役などがあります。
キノの旅に関する感想や評価
キノの旅 12話 ~感想~
— 寧々@ノエル (@noel_rabbit1225) January 2, 2018
毎回、今日の国はどんな国なんだろうとキノと同じような気持ちで見てきました。ひどい国もありましたが、素晴らしい国もありましたね!本当にそれぞれの国に特色があって楽しかったです!
キノの自由気ままな旅はエルメスと共にずっと続いて行くはずです! pic.twitter.com/YSTLUnaHNC
こちらは2017年版の『キノの旅』を全話観た方の感想です。様々な国があり、キノとエルメスの旅を楽しめたようです。
懐古厨ぶってキノの旅(2003)見てるけどこっちの方がキノの旅っぽくていいな
— 秋山チンパンジー1/6 (@chimpan_akiyama) June 29, 2018
2017年版も評価は高いのですが、原作の雰囲気を楽しみたいという方の中には旧作のほうが良いという感想もありました。
キノの旅2017Verのアニメみたけど、中々よかった!
— ddddd (@dddde21) December 15, 2017
前の2003?のを見たときは子供だったから、また違う見方ができるのかなー!
あの親切の国のやつが特によかった!
最後住民が火砕流にまきこまれちゃうやつ、なんか切ないなーって・・・。
あと、師匠のお弟子さんがちゃっかり出てきてたのも◎
こちらは2017年版と旧作どちらも視聴している方の感想です。同じストーリーもあるのですが、大人になってからキノの旅を観ると、子供の時とはまた違った見方ができて楽しめたようです。
キノの旅のアニメ評価・感想とあらすじまとめ
『キノの旅』のアニメの評価や感想をまとめると、旧作も2017年版もそれぞれ良いところがあり、どちらも高評価ばかりでした。『キノの旅』は時系列がバラバラなので、旧作と2017年版のどちらから観ても大丈夫です。気になった方は、ぜひ『キノの旅』のアニメを視聴してみてください。