【キノの旅最終回】羊たちの草原のあらすじと感想!アニメ12話を考察

アニメ「キノの旅」の最終回12話では「羊たちの草原」というストーリーが放送されました。「羊たちの草原」では、なぜかキノが羊の大群に襲われてしまいます。なぜキノは羊たちに襲われることになってしまったのか、ここでは「羊たちの草原」のあらすじや考察、感想などを紹介します。また「羊たちの草原」では、羊の声を担当した声優が豪華だと話題になりました。どんな声優が羊の鳴き声を担当したのかにも注目です。

【キノの旅最終回】羊たちの草原のあらすじと感想!アニメ12話を考察のイメージ

目次

  1. キノの旅とは?
  2. 羊たちの草原(キノの旅12話最終回)のあらすじネタバレ
  3. 羊たちの草原(キノの旅12話最終回)をネタバレ考察
  4. 羊たちの草原(キノの旅12話最終回)の羊の声優
  5. 羊たちの草原(キノの旅12話最終回)に関する感想や評価
  6. 羊たちの草原(キノの旅12話最終回)まとめ

キノの旅とは?

キノの旅の原作情報

「キノの旅」は、時雨沢恵一によるライトノベルです。「キノの旅」の第1巻は2000年に電撃文庫から刊行されており、シリーズ累計820万部を超えているヒット作品です。「キノの旅」にはスピンオフ作品もあり、「学園キノ」というキノの登場人物達が学校に通っているストーリーもあります。さらに「キノの旅」は漫画化・アニメ化もされています。

キノの旅のアニメ情報

「キノの旅」は2003年に初めてアニメ化されました。さらに2017年には「キノの旅 -the Beautiful World the Animated Series-」が放送されました。アニメ映画化もされており、2005年には「キノの旅 何かをするために -Life goes on.-」、2007年には「キノの旅 病気の国 -For You-」が放映されました。

この記事で紹介する「羊たちの草原」は、2017年に放送されたアニメの最終回である12話のストーリーです。ライトノベルの原作では、「羊たちの草原」は20巻の8話に収録されています。

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 公式サイト

羊たちの草原(キノの旅12話最終回)のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①草原の羊たち

ここでは「キノの旅」最終回12話の「羊たちの草原」の、冒頭部分のあらすじのネタバレを紹介します。キノはエルメスに乗って草原を走っていました。その日はとてもいい天気で、ついついキノは「眠くなってきた」と呟きます。エルメスは転ぶから寝ないでと注意しました。エルメスはとても大きなバイクで、一度倒れたら起こすのにも一苦労します。

キノは「エルメスが重すぎるんだよ、ダイエットをしてくれれば…」と苦言を呈しましたがその時、キノは遠くに羊がいるのを見つけました。羊たちは木陰に座っており、エルメスが「昼寝中?」と呟くとキノは「邪魔しないでおこう」と言いました。キノは彼らには彼らの生き方があると思い、羊たちの前を静かに通り過ぎようとしました。

その時、一匹の羊が大きな声で鳴きます。すると羊たちは一斉に起き出し、キノたちを追いかけてきました。エルメスは「キノを食べようとしているの?」と驚きます。エルメスは加速して羊たちから距離を離しますが、なんと前方にもたくさんの羊が待ち構えていました。キノは道を外れてデコボコとした草原に逃げることにしました。まさか羊に怖い思いをさせられるとは思っていませんでした。

エルメスは、「何度か狩って食べたじゃん、あの恨みだよきっと」と言います。エルメスは撃ち殺してラムステーキを作ることを提案しましたが、羊に対して銃の弾が足りません。キノは「ムダな殺しはしたくない」と言いましたが、逃げた先は地割れで崖になっており、エルメスでは渡る事ができませんでした。エルメスはキノに、自分を置いて崖を降りるように言いました。

大切なエルメスを置いては行きたくなかったのですが、このままでは羊に襲われてしまいます。キノは渋々崖の下に降りていきました。羊は崖の下までは追いかけることができないようです。キノは崖の下から銃で狙おうとしましたが、エルメスがそれを止めます。羊たちはエルメスを襲わず、人間だけを襲う習性を持っていることに気づいたからです。自分に構わず、崖の下に流れている川に沿って歩くようにキノに言いました。

あらすじネタバレ②白骨化した死体

ここでは「キノの旅」最終回12話の「羊たちの草原」の中盤部分のあらすじのネタバレを紹介します。崖の下に降りたキノは、エルメスに言われた通り川の流れに沿って歩き始めます。すると、崖の上にいた羊たちもキノについていくように進みはじめました。キノは崖の下に降りる時に持ってきていた荷物を開けます。食べ物は数日分しかありません。

キノは銃を構えて「お腹がいよいよ空いたら、君たちのうちの誰かを食べさせてもらうよ」と言いました。羊たちは夕方になっても夜になってもキノについていきました。キノが目を覚ますと、昨夜崖の上からキノを見ていた羊たちが居なくなっていました。キノは崖を登り、ライフルスコープで羊たちの居所を確かめました。その時、奥のほうに光るものが見えました。

キノがそこまで歩いて行くと、一台の車が地割れにはまって動けなくなっていました。その近くには白骨死体があります。それを見たキノは「やっぱり逃げられなかったのか」と落胆しました。キノは白骨死体の状況を見て、地割れにはまって動けなくなた車を動かそうとした時に、羊にスネを折られて動けなくなってしまったのだろうと推測します。

キノは以前師匠から習った方法で車を地割れから出し、白骨死体を埋葬しました。そして白骨死体が持っていた銃を借りることにしました。

あらすじネタバレ③羊の殲滅

ここでは「キノの旅」最終回12話の「羊たちの草原」で、キノが羊を殲滅するまでのあらすじのネタバレを紹介します。キノは車を使ってエルメスのところに突進していきます。エルメスに寄りかかってくつろいでいた羊たちは一斉に起き出しました。キノは立ち向かってくる羊たちを車で轢きます。エルメスはその車を使って近くの国に行って助けを呼ぶようにキノに言います。

しかし、次の国でこんなところまで助けに来てくれる保証なんてありません。キノは自力でエルメスを助けようとします。キノは車に積んであったオイルを草原に撒き、銃で火を付けました。羊たちは一斉に炙られてしまいます。キノの近くにいた羊たちは銃で撃ち殺されてしまいました。その姿を見たエルメスは「容赦なーい」と淡々と言います。

キノはエルメスを起こし、簡易的なジャンプ台を作りました。ジャンプ台を使って、地割れを飛び越えようとしていたのです。キノがエルメスを発進させようとした時、一匹の羊が炎をくぐってやって来ました。キノは白骨死体が持っていた銃で羊を撃退しました。キノはすぐにエルメスを発進させ、地割れを飛び越えます。飛び越えた瞬間、キノとエルメスは草原を滑り落ちてしまいました。

滑ったことで奇跡的にエルメスもキノも無傷で飛び越えることができました。キノは崖の向こう側にいる羊を見て、「君たちはなぜ、そうまでして闘う?僕を食べるわけでもないのに」と問いかけました。

あらすじネタバレ④闘羊だった

ここでは「キノの旅」最終回12話の「羊たちの草原」のラストを紹介します。キノ達は無事に次の国へとたどり着きます。次の国の門番は「久々のお客さんです」と言って、キノ達の来訪を喜んでいました。門番が言うには、ここ何年もキノ達が来た方角の城門から入ってくる人がいないのだというのです。それを聞いてキノは「なるほど」と言いました。

疲れているキノに、門番は「道中に羊はいませんでしたか?」と尋ねました。キノがうなずくと、門番は喜びました。門番は草原にいた羊たちは「闘羊」として飼われていたと言います。あの羊たちは品種改良を繰り返した闘わせるための羊だったのですが、数年前に動物愛護によって羊たちを草原に開放することになったのです。

門番は羊が元気でいるという情報を聞いて、国民にこのグッドニュースを知らせようと言いました。キノとエルメスは唖然とします。エルメスがキノに「伝える?」と問いかけたところで、12話の「羊たちの草原」は完結しました。

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羊たちの草原(キノの旅12話最終回)をネタバレ考察

ネタバレ考察①羊たちの目的

最終回12話の「羊たちの草原」で登場した羊の目的を考察すると、闘うことを目的としていたと考察されています。人間を食べることが目的ではないということは、キノの「僕を食べるわけでもないのに」というセリフでも分かります。またキノが行った国では、その羊たちが「闘羊」として品種改良され、羊同士で闘わされていたことが分かります。

人間の娯楽で闘わされていたので、羊たちは羊同士で闘うのではなく、自分たちを娯楽として扱ってきた人間を襲ったのではないかと考察されています。キノは羊から逃げるためにほとんどの羊を殺しました。門番から「愛護団体の観点から羊を草原に放った」と聞いた時は複雑な心境だったと思われます。

ネタバレ考察②白骨死体の人間の正体

最終回12話の「羊たちの草原」で登場した白骨死体の正体は、キノが推測していたように羊たちに襲われてしまった男性だと考察できます。白骨化していましたが、羊に食べられたのではなくスネを折られて亡くなっていました。スネを折ると激痛で歩く事もできず、酷い苦しみの中で衰弱死したのだと考察されています。

ここ何年も人が来ていないと門番が言っていたため、この男の他にも羊によって殺されてしまった人達はたくさんいるのかもしれません。

ネタバレ考察③キノが野原にオイルを放った理由

最終回12話の「羊たちの草原」では、キノがオイルを撒いて火を放ちます。なぜキノがこんなことをしたのかというと、全ての羊を銃で倒すことが出来ないので、キノに突進してくる羊の数を減らすためだと考察されています。さらに確実に逃げるためには、地割れを飛び越えるジャンプ台を作る時間も必要でした。その時間を稼ぐためにも火を使う必要があったと考察できます。

ネタバレ考察④Kino’s Napの意味

最終回12話の「羊たちの草原」の後の話である「旅の終わり -Kino’s Nap-」では、キノが草原で昼寝をしながらエルメスを話をしています。「Kino’s Nap」は「キノの昼寝」という意味です。キノはエルメスと話しをする中で、昼寝は旅の一区切りであるというようなことを言います。つまり、アニメが一旦ここで区切られ、最終回であるということを意味していると考察できます。

ネタバレ考察⑤Stary Armyの意味

最終回12話の「羊たちの草原」のサブタイトルは「Stary Army」です。「Stary Army」を日本語にすると「はぐれた大群」という意味になります。これは、国から放された羊たちの群れを表しているのではないかと考察されています。

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羊たちの草原(キノの旅12話最終回)の羊の声優

羊A/浅野真澄

「羊たちの草原」で羊A役を担当したのは、浅野真澄です。浅野真澄は青二プロダクションに所属する声優です。出演作品には「BLOOD-C」の網埜優花役、「Go!プリンセスプリキュア」の海藤みなみ役などがあります。

羊B/小林ゆう

「羊たちの草原」で羊B役を担当したのは、小林ゆうです。小林ゆうはホーリーピークに所属するの声優です。出演作品には、「進撃の巨人」のサシャ・ブラウス役、「うみねこのなく頃に」嘉音役などがあります。

羊C/金田朋子

「羊たちの草原」で羊C役を担当したのは、金田朋子です。金田朋子はアクロスエンタテインメントに所属する声優です。出演作品には、「おしりかじり虫」のおしりかじり虫18世役、「ボボボーボ・ボーボボ」の田楽マン役などがあります。

羊D/松田利冴

「羊たちの草原」で羊D役を担当したのは、松田利冴です。松田利冴はアイムエンタープライズに所属する声優です。出演作品には、「彼方のアストラ」のルカ・エスポジト役、「刀使ノ巫女」の益子薫役などがあります。

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羊たちの草原(キノの旅12話最終回)に関する感想や評価

「羊たちの草原」の感想には、羊たちの声を担当したのが有名声優ばかりでついつい笑ってしまったという感想もありました。自己主張の激しい羊たちに注目してみると、声が周りの羊とは違うことが分かります。

「羊たちの草原」を観た方の感想には、群れをなす羊には敵わないという感想を寄せている方もいました。「羊たちの草原」に登場した羊たちは、さらに強く品種改良されているので攻撃力も格段に上がっており、襲われたらひとたまりもありません。

「羊たちの草原」の感想には、珍しくキノが追い詰められるシーンがあってハラハラしたという感想がありました。こちらの方の感想では、本当にキノがエルメスを置いていくのではないかと思ったという感想を寄せています。また、何かと危険な目にあってしまうエルメスが一番ヒロインっぽいという感想を持っている方もいました。

羊たちの草原(キノの旅12話最終回)まとめ

「キノの旅」の「羊たちの草原」では、闘うために育てられた羊たちから逃げるキノが描かれていました。羊のほとんどを殺すことができましたが、向かった国では動物愛護のために草原に放たれた羊たちなのだと聞かされます。「羊たちの草原」のストーリーは悲しいものでしたが、羊を担当した声優に思わず笑ってしまったという感想もありました。ぜひ一度「羊たちの草原」をアニメで観てみて下さい。

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