2019年02月24日公開
2019年02月24日更新
キノの旅のシズはもう一人の旅人!兄弟やアニメ・小説の違いや登場エピソードを紹介
このまとめでは、時雨沢恵一原作の大人気作品「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、気になるところを徹底的に分析していきます。「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターは、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、謎がいっぱい。ぜひこのまとめを、明日からのアニメ鑑賞の参考にしてください。
目次
キノの旅とは?
キノの旅の作品情報
「キノの旅」とは、電撃文庫第6回小説大賞の最終選考に残ったことからもわかるように、当初からその価値を認められた、電撃文庫を代表する大ヒットライトノベルです。連作短編のかたちで選考にのこった「キノの旅」は、最終的には受賞は逃しましたが、2000年から『電撃HP』に応募作品が掲載されたことを皮切りに、2000年3月には文庫化、現在ではシリーズ累計800万部以上を数える大ヒットシリーズとなります。
その後、おおよそ年1回のペースで刊行が続いています。メディアミックスも盛んで、2003年にはWOWOWにて「キノの旅」のテレビアニメ全13話が放送され、2017年には「キノの旅」の第2段テレビアニメ化がされ、大盛況のうちに放送を終えました。その他、ラジオドラマ、本編には描かれていないサイドストーリーが描かれたビジュアルノベル、PlayStation2とニンテンドーDSにて「キノの旅」のゲーム化がされました。
児童向けには「キノの旅」の「角川つばさ文庫版」も発売され、若年層にもより一層親しみやすい作品として「キノの旅」は生まれ変わりました。また、「キノの旅」のコミック化はファンの間では待望されながらも、長く実現しないままでしたが、ついに近年「キノの旅」のコミック化までされるようになりました。さらには、「キノの旅」の原作者の時雨沢恵一による学園ものパロディ「学園キノ」という作品も存在します。
これは原作者自身による二次創作的な作品で、その中ではファンも多いシズも若干羽目を外して、「キノの旅」の本編ではみられないような姿を披露しています。なお、2003年に放送された「キノの旅」のテレビアニメの第1作目はWOWOのノンスクランブルにて放送されました。劇場版まで制作された「キノの旅」のアニメ第1作は、劇場版第1作目までが A.C.G.T.制作でした。
その後、劇場版第2作目からは「魔法少女 まどか☆マギカ」や「3月のライオン」などで有名なアニメーション制作スタジオシャフトにより「キノの旅」は制作されました。主人公のキノ役を担当したのは市川海老蔵と結婚した女優の前田愛で、前田愛はエンディングテーマ曲の「The Beautiful World」も歌唱しています。14年の年月を経て、「キノの旅」の再度アニメシリーズが制作・放送されたのは2018年。
2018年版はAT-Xほかの放送局で放送され、この時のアニメ化では原作者の時雨沢恵一がアニメスタッフとともに「キノの旅」のアニメ化エピソードの選定、「キノの旅」のエルメスのデザインやガンアクションの監修などにかかわっています。「キノの旅」のアニメーション制作スタジオはLercheですが、この時のアニメ化ではエピソードごとに美術監督・美術制作会社が変わるなど凝ったつくりになっています。
これは、「キノの旅」という作品が各話ごとに異なる国を旅して訪れるというオムニバス形式の作品となっているためで、「キノの旅」のそれぞれの土地の雰囲気をガラリと変える意図があったといいます。
キノの旅のあらすじ
では、大ヒットライトノベルとそのアニメ化作品「キノの旅」とは、一体どんなストーリーなのでしょうか。「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、おおまかな物語を解説していきましょう。「キノの旅」は作品タイトルにもある通り、主人公は「キノ」という旅人です。
キノが訪れるさまざまな国でのできごとがそれぞれの話を構成した、短編集のかたちでシリーズは進んでいきます。キノは「エルメス」というモトラド(空を飛ばない二輪車)に乗って、各国をひたすら旅をしています。このモトラドが代わっており、エルメスはただの乗り物ではなく、人の言葉を話すことができます。キノは寄る辺のない旅人であるため、基本的にはずっとひとりきりで行動をしています。
しかし、エルメスという旅の相棒がいるために、実はひとりきりではないのです。そのほかにも、キノと同様に旅をする準主人公として、注目のキャラクター「シズ」という男や、キノの師匠の若かりし頃のエピソードが語られることもあります。基本的に各話は「〜の国」といった各話タイトルで語られます。「キノの旅」は寓話的な側面が強いために、キノが旅する世界の全容がどんなものなのか、作中で詳細な説明はありません。
それぞれの国は基本的には都市国家で、多くが城壁に囲まれ、国々は互いに独立しています。国の大きさも大小様々、厚く攻めにくそうな城壁もあれば境界線があるばかりの国もあり、それぞれの国の特性が現れています。また友好的な国同士もあれば敵対している国もあり、さまざまです。一方国から一歩外に出ると盗賊や獣などが横行する無法地帯の地が広がっています。
キノやシズを含め、旅をするものはなんらかの武器を手にして身を守る術を持っていることが多いようです。世界全体のようすについて、唯一「球体状」の世界をしているという情報があることから、地球のような星の上でのできごとなのだと推測はできますが、それ以上の情報はありません。多くの国はヨーロッパ風の様相を呈しており、技術力に関しては中世程度の国もあります。
かと思えば、人工知能などが登場する近未来レベルの国家も存在します。一見、地球と酷似した世界なのですが、違う部分もあります。たとえば主人公・キノの相棒であり移動手段のエルメスは人語を話しますが、そのことについての説明はありません。また、シズの相棒である陸も人の言葉を話すことのできる犬です。二輪車や犬が人の言葉を喋っても、この世界の人々にとっては不思議なことではないようすで、自然に受け入れています。
キノの旅の主人公とは
「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、「キノの旅」には何人かの主人公的キャラクターが存在しますが、最もメインの主人公は「キノ」と名乗る旅人です。年齢は十代なかばと若く、自分のことを「僕」と呼びますが、実は女性であることが作中で明らかになります。
この世界の旅人の常で、「カノン」と「森の人」という二丁の拳銃を身につけています。今では頭の回転も早く、銃だけでなくナイフなど各戦闘技術に長けているところを見せているキノですが、最初からそんな風に強かったわけではありません。また、キノもまた小さいころは自分のことを「私」と呼ぶ女の子でした。とある事件をきっかけに、キノは自分の生まれた国から逃げ出し、旅人となったのです。
そんなキノの生い立ちが語られるのが、原作第1巻に収録されたエピソード「大人の国」です。「大人の国」では、子供は12歳になると強制的に手術を受けさせられ、「大人」になることを義務付けられています。彼女もまた、大人になったほかの子供達とおなじように12歳になった時に手術を受けることが決められていました。しかし彼女の元に、「キノ」と名乗る旅人が現れます。
これから「大人」になるのだという事情を知った「キノ」という旅人は、手術を受けなければいけないという国のあり方に疑問をぶつけます。そのことにより彼女は手術を受けることに抵抗し、その結果、長身から殺されそうになってしまいます。彼女をかばってくれたのは、旅人の「キノ」でした。身代わりになった彼は死んでしまいましたが、彼女はとっさに「キノ」が載っていたモトラドに飛び乗り、国の外へと飛び出しました。
そして、彼女は「キノ」と名乗ることを決め、新しい自分になって生きていくことを決めます。なお、「キノ」と名乗りはじめる以前の彼女の名前は作中では明らかにされていませんが、「ある赤い花」の名前であること、その名前が馬鹿にするニュアンスでも使われることから、自分の名前を彼女が気に入っていなかったことだけがわかっています。
国を飛び出した彼女はとりあえずどこか別の国に行こう、と決めますが、道の途中で森の中へと入り込み、そこで「師匠」と出会います。この「師匠」こそがキノに銃の技術を教え、戦う術を与えた人物でした。その後、定住地を決めずに各国を転々とするようになったキノですが、彼女自身のルールとして、ひとつの国に滞在するのは2日までというルールを決めており、基本的には国の内情に深入りしません。
旅人の心得として常に冷静で淡々とし、表情もあまり見せませんが、時折情に厚い一面なども見せます。また、自分を助けてくれた「キノ」の名前の主である男性がとある国で中傷されている報道記事に出会うと、その報道をした記者に報復を与えるなど、人間らしい一面も垣間見せています。
キノの旅のシズはもう1人の旅人
シズのプロフィール
では、「キノの旅」の中でも注目のキャラクター「シズ」とはどんな人物なのでしょうか。「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、その概要を解説していきましょう。シズの外見は緑色のハイネックセーターを身にまとった物腰穏やかな青年で、黒髪長身、腰には日本刀を携えています。
性格はおだやかでやさしく、ドライで即物的な性格のキノや師匠とは対照的に、困った人がいると助けずにいられない性格です。一方で、銃弾に狙われても近接戦闘武器であるはずの日本刀でなんなく互角かそれ以上で渡り合ってしまうような戦闘能力の高さを見せ、銃だからといってシズ愛でには有利に戦えるとは言えません。また刀以外にも、閃光弾などさまざまな武器の扱いに長けているようです。
物腰柔らかな一方、相手が敵となれば容赦はしない冷徹さも兼ね備えていて、普段は「わたし」と呼んでいる一人称がまれに「俺」となることもあります。普段からジープに乗って移動しており、キノのエルメスのような存在として、サモエド犬の「陸」をお供に連れています。陸はエルメスと同様ことばを話すことができる犬で、シズに関するエピソードはこの陸視点で語られることも多いです。
シズの初登場回
「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、重要なエピソードともに紹介していきます。「キノの旅」に登場する準主人公のひとり・シズは原作第1巻の「コロシアム」というエピソードに登場します。シズの故郷であり「コロシアム」というエピソードの舞台である国は、「とてもいい国」だと評判でキノも訪れるのを楽しみにしていました。
けれど楽しみにしていたキノが実際に到着すると、国のようすは国王の代替わりにより様変わりしてしまっていました。国民は働かず、日々開催されるコロシアム(武闘大会)にたまたま訪れた旅人を出場させて見世物にしたりする、無法地帯のような国になってしまっていました。キノもまあた入国するなり、永住権をかけてコロシアムに出場しろとなかば強制的に参加が決められてしまいます。
ルール上では一応、相手を降伏させれば勝ちとされていますが、大抵の場合試合は相手が死ぬまで行われる趣味の悪いものでした。キノは押し問答の末、最終的には自ら出場を決めますが、怒りが抑えきれないようすです。人並み外れた戦闘能力を誇るキノは次々対戦相手を蹴散らし、その上相手を殺さず、降伏させ続けて、ついには決勝戦まで勝ち残ります。そこで対戦相手として退治したのが、日本刀を携えた優男・シズでした。
シズもまたキノと同様、対戦相手を殺すことはせず降伏させるという方法でここまで勝ち残ってきたと言います。勝負がはじまると両者は白熱した戦いを見せます。リーチではキノはシズに優っているように見えますが、シズは武器の上での不利を物ともせず、両者の戦力にはさほど差がないようです。しかしそれでも間一髪、キノがシズの力を上回り、その動きを封じると、コロシアムの観衆は一斉に「殺せ」の大号令を始めました。
人殺しを見世物にする趣味の悪い集まりの中には、当然この国の国王も混じっていました。そしてキノがした決断は、コロシアムの決闘上を見下ろす玉座に座る国王の頭を、その位置から撃ち抜くというものでした。勝者となったキノには、コロシアムの掟に則り、国の新たなルールを決めることが許されています。キノが新しいルールは、「みなで戦いあい、最後に勝ち残った者が新たな王になる」というものでした。
混沌とする国内の喧騒を離れ、キノはエルメスにまたがり国外へと脱出します。国を離れてからしばらく、とある森の中で、キノは決勝戦の対戦相手であったシズと再会します。そして、シズはキノに「国王を殺してくれてありがとう」と礼を言ったのでした。実は、シズはキノが殺した国王の息子。父が当時の王であるシズの祖父を殺すと同時に、シズもまた国を追われる亡国の王子として、放浪を続けていました。
実の父やを殺し、暴政に終止符を打つつもりで、シズはコロシアムの国まで舞い戻ってきたのでした。旅の目的が達成されたシズに、キノはこれからどうするつもりなのかと尋ねます。するとシズは、しばらく陸とともに旅を続けるつもりだと語りました。そして定住することのできる国を求めるシズの旅が、ここから始まるのでした。なお、この「コロシアム」には読者から不可解だと噂される点が存在します。
それは、主人公であるキノがいつになく怒りをあらわにしている点。また、キノにコロシアムの国が「いい国」だと語って聞かれた婦人の意図です。実はこの婦人は事前に国を訪れましたが、不運にも夫をコロシアムの決闘で亡くしてしまいました。そのため、彼女は本当はその国が「いい国」などではないことが分かっていたのです。
なぜ彼女はキノにうそを吐いたのか、「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、ファンの間でも解釈が分かれる部分です。
シズの旅の目的
「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など気になるところですが、「コロシアム」のエピソードで母国を後にしてから、シズは定住することのできる国を求めて旅をするようになります。
陸とともにさまざまな国を訪れ、あたらしい国を訪れるたびに「今度こそ」ここに住めるかもしれない、と期待を募らせるシズですが、大抵の場合、その機体は裏切られて、最後には諦めてまた次の国を目指すというパターンが多く見られます。
シズの相棒・陸
安住の地を求めて旅をするシズにも相棒と呼べる存在がいます。それが白いふさふさの姿をした、サモエド犬の「陸」です。シズを主人公にしたエピソードは、基本的にはこの陸の視点で語られることになっています。どうやらシズに恩義を感じているようであり、「シズ様の忠実なる下僕」を自称していますが、彼がシズに懐いているわけや彼とシズとの出会いはいまだ語られていません。
いつも楽しく笑ったような顔をしていますが、あくまで生まれつきであって本人としては困っているというような述懐もしています。実際、陸の性格は犬ながら冷静そのもので、普段から謙虚な態度ではいますが、視点はドライで辛口です。キノ一行と会った際、シズの宿願を助けたキノのことは気に入ったようですが、エルメスとは犬猿の仲で、どことなくいがみ合うような間柄です。
シズとティーの出会い
ティーは、当初シズと陸のふたりで移動していた旅の同行者に途中、「船の国」というエピソードから加わったメンバーです。その名も「ティファナ」といい、お節介焼きのシズの性格が影響して、幸か不幸か彼らとともに旅をするようになります。ティーは12歳くらいの無口で表情にも乏しい女の子で雪のように白い髪と緑の目を持っています。口数は少ないながらも意思はしっかりとしていて、発言するときにはしっかりと話します。
シズは刀の達人
シズは一見優男風の外見をしていますが、日本刀を武器とし、古風な武器ながらも自在に操る達人です。相手の武器が拳銃であっても、そのリーチの圧倒的な違いもものともせず、二丁のパースエイダー(拳銃)を携えたキノと対戦した時も両者の実力は拮抗していました。その腕前は、もはや「刀の達人」の域を超えるほど。それも、シズが生まれ故郷の父を弑し、その暴政を終わらせるために磨き上げてきた力でした。
シズに兄弟はいる?
実は、シズには兄弟がいる可能性が原作で描かれています。シズの父が祖父を殺して国を統治し始めた時、シズとともに追放されたもう一人の息子がいたと言うのです。しかしながら、そのもう一人が今どこでどうしているのかは、いまだに描かれていません。「息子」という記述から、シズの兄か弟であろうことは確かです。今後、描かれることに期待して待つしかなさそうです。
キノの旅のシズのアニメ・小説エピソード
小説版キノの旅のシズの登場回
「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、シズが登場するエピソードはいくつか描かれています。代表的な話は、シズとキノの出会いの話「コロシアム」のほか、もうひとりの旅の同行者ティーとの出会いの話「船の国」などがあります。
また、その他もに「コロシアム」より以前、父殺しを目論む旅の途中で放浪をするシズの前日譚「祝福のつもり」でも印象的な物語が描かれています。そこではラファという少女と出会います。ラファのいる家は貧しく、生計が立てられないために、自らの家族を養うため、シズに召使いを申し出、さらには臓器売買すらも自ら申し出たのでした。
ラファは最後に、間も無く痛み止めが切れて死ぬのだということをシズに打ち明け、シズは彼女のために、せめてもの慈悲として彼女自身を殺すのでした。
アニメ版キノの旅のシズの登場回
アニメ版でも、基本的にはシズの登場回は原作と同じです。ただし2018年に放送された新しいアニメ版では、シズが初登場する重要回「コロシアム」がやや尺の短い構成となっていて、話題を呼んでいました。2003年当時のアニメ化第一弾では前後編の2回に分けて放送されていたために、最新版では話に余裕がなかったという指摘もなかには見られます。
以前よりも、テレビアニメの放送枠時代にだんだん余裕がなくなってきているのが昨今のアニメですが、できればゆったりとした尺でこの重要回が見たかったと言うのがファンの本音のようです。
キノの旅のシズとキノの関係は?
シズとキノの繋がり
「キノの旅」のメイン主人公であるキノと、もうひとりの主人公であるシズは、シズの生まれ故郷である国で出会います。「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、気になるところですが、シズが自らの父親を殺し、暴政を終わらせるためにコロシアムに参加していたと言う目的をキノは知りません。
ですが、はからずもシズの目的を達成することに手を貸したキノは、シズに感謝され、その後別々の道を歩みながらも、時々再会するようすも描かれます。
キノの旅の小説8巻「船の国」
シズの旅のメンバーに新たな仲間が加わったのが、原作8巻「船の国」というエピソードです。「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報などが話題のアニメ「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など気になるところです。
シズの新しい仲間は「ティー」、本名「ティファナ」という少女です。ティファナは無口な少女ですが、時折口を開いては突拍子も無いことを言い始め、シズを仰天させています。ティーとシズは、シズが旅の途中で訪れた「船の国」で出会います。「船の国」はその名の通り船の上にある国家で、王家の一族が支配しているようでした。滞在中、国民がしている仕事を自分もさせてほしいと申し出るシズでした。
しかし、旅人ができる仕事はないと知らされます。代わりにシズのそばには少女「ティー」が呼ばれ、彼女が毎日シズを国の中を案内するようになります。ティーに導かれてシズが国の中を見て回っているうち、とあることに気づきます。船の国は大昔から続く国家だということですが、船としての整備がされておらず、整備不全の箇所ばかりだったのです。
国王に会うことができたシズは、「お前は王にでもなるつもりか?」と問われ、それでも構わないという返答をします。シズは船を陸上に乗り上げさせ、そこから国民たちを逃すのでした。船とともに沈む運命にあった国民たちは、シズの尽力により救われます。一方ティーは、実は両親に「渡し」の代金がわりに捨てられた子供でした。
自分を置いていくなと懇願するティーに、シズは謝り、旅をともにすることを決めます。そしてシズの旅の目的には、自分だけでなくティーの安心していきていくことのできる国を見つけること、という目的が加わったのでした。
シズとキノの再会
「船の国」がやがて沈むことを予期したシズは、国王に直談判しようと決意しますが、そこへシズの目論見を邪魔する横槍が入ります。実は、その正体はキノでした。キノは王族に用心棒として雇われていたのです。無償であっても困った人を助けることを厭わないシズと、国の事情には深い入りせず、逆に報酬があれば手を染めることを厭わないキノは、真逆の性格です。
この時、「コロシアム」の時と同様間一髪キノに負けるシズでしたが、その後、船の国の人たちを助けるというシズの目的に、なんだかんだでキノも協力することになります。
キノの旅のシズの担当声優は?
シズの声優①入江崇史
「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報などが話題のアニメ「キノの旅」でシズのキャラを演じているのは、ベテラン俳優であり声優の入江崇史です。
入江崇史のプロフィール
入江崇史の所属はCINEMACT INC.。東京都出身で、ヒューロン大学、テンプル大学で比較文化心理学を学んだ帰国子女です。演劇研究所を経て渡米し、現在は帰国してCINEMACTに所属しています。
入江崇史の出演作品
俳優からアニメの声優まで幅広くこなす入江崇史の主な出演作品は、舞台作品となりますが「桜の苑におぼろになる」、「ちゃんとした道」、「23階の笑い」、「ルームサービス」などがあります。アニメ作品では、2013年の「トレインヒーロー」でアレスターリア国王の役を演じています。
シズの声優②梅原裕一郎
「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など話題の新作版のアニメ「キノの旅」でシズを演じたのは、今売れっ子声優の梅原裕一郎です。梅原裕一郎は大ベテラン声優である大塚芳忠にあこがれて声優の道に進んだという経緯があります。
梅原裕一郎のプロフィール
梅原裕一郎は、大塚芳忠が「ロードオブザリング」で演じたアラゴルンのような、洋画での悪役や渋い役を演じることが夢であったと語っています。なお、2003年のWOWO版「キノの旅」では、シズのお供役でサモエド犬の「陸」の役を大塚芳忠が演じており、奇跡的な縁を感じるエピソードでもあります。
梅原裕一郎の出演作品
梅原裕一郎の主な出演作として、「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報などが気になる「キノの旅」のほかに、2018年には「ダーリン・イン・ザ・フランキス」でゴロー役、「覇穹 封神演義」で韋護役、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」でジークフリード・キルヒアイス役などが挙げられます。
なお、梅原裕一郎は2018年春から急性散在性脳脊髄炎のために休業した経験があり、同年夏頃から活動を再開しています。活動休止中に代役として役を演じた声優としては、石川界人、鳥海浩輔などが挙げられました。
キノの旅のシズに関する2つのこと
シズとサモエド仮面の関係
「キノの旅」のシズに関することで気になる点、「サモエド仮面」とは、「キノの旅」の公式学園パロディ「学園キノ」でシズが見せる変態的な姿です。サモエド仮面は主人公であるキノの元に度々出現しては、ピンチでも無いのに「ピンチのようだな!」と勝手に思い込んだりと、痛い行動を度々見せています。本編の冷静沈着で紳士的なすがたとは一風変わったシズの姿です。
「死ぬほど驚くかもね」の意味
「キノの旅」でシズとキノが再開するエピソード「船の国」で、時系列的には本編の前日譚「渚にて」でキノがした発言「死ぬほど驚くかもね」が、ファンの中でさまざまな憶測を呼んでいます。その発言の意図は、原作者の発言から推測するにとりあえず伏線をなげておいた、というところのようです。
ファンの間での憶測としては、シズがキノのことを男性だと思っているのでは? あるいは、シズが訪れた「船の国」がシズが住むことは到底できない国だと言うことを暗示しているのでは? 「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、さまざまな説が飛び交っています。
キノの旅のシズに対する感想や評価は?
こちらの感想では、「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、シズのかっこよさを評価する感想、それと同時に「学園キノ」でそのかっこよさが台無しになっているという点を指摘しています。
師匠かティーで迷ってた時期が何回もあった
— 日本円(ヒノモトマドカ) (@Hinomoto_3_14) November 3, 2017
今なら胸張ってティーって答える
「ばくだんのでばんだな」←好き
最近またキノ読んでるの。
そしてアニメ。シズ様がかっこいい。とにかくかっこいい。
その分シズ様、学園キノで超残念にされてるのwww
「学園キノ」では、本編の中では決して見られないシズのすがたが描かれており、実はこの「学園キノ」でのシズのすがたゆえに、シズは一部から「ロリコンストーカー」という異名でファンから呼ばれています。
キノの旅のシズやアニメ小説まとめ
いかがでしたでしょうか。時雨沢恵一原作の大人気作品「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、気になるところを徹底的に分析してきました。
「キノの旅」に登場する「シズ」というキャラクターについて、知られざる兄弟との関係性やアニメと小説版とでの違い、キノとの関係性や声優情報など、その作品概要をもとに、ぜひより深く「キノの旅」を楽しんでみてください。