くまのプーさんに登場する男の子の名前は？モデルや主人公の実写映画も紹介

くまのプーさんはハチミツが大好きなクマさんで、まん丸と愛らしく、暖色系の黄色い体が特徴的です。プーさんには親友が2人おり、1人は子ブタのピグレット、もう1人は人間の男の子です。

その男の子はプーさんにとって非常に大切な存在で、プーさん達を支える賢い男の子でもあります。この記事では、くまのプーさんに登場する男の子の名前やモデル、主人公を務めた実写映画などを紹介し、プーさんシリーズの魅力的な世界をお届けします。

1926年に出版された『くまのプーさん』(Winnie-the-Pooh)は、児童小説として現在でも世界中で親しまれています。ハチミツをこよなく愛するぬいぐるみのクマ「プー」、100エーカーの森の仲間達、そして人間の男の子・クリストファー・ロビンなど、個性的なキャラクターがたくさん登場します。 また、『くまのプーさん』シリーズは子供だけでなく、大人の心にも響く名作小説で、人生に迷った時にアドバイスをくれる作品です。

くまのプーさんの原作者はアラン・アレクサンダー・ミルン(Alan Alexander Milne)といい、主にA・A・ミルンと省略されて呼ばれています。A・A・ミルンはスコットランド人ですが、出身はロンドンです。

イギリスを代表する児童文学作家だったミルンは、1882年1月18日に生まれ、1956年1月31日に逝去しました。くまのプーさんシリーズ以外の代表作品としては、『赤い館の秘密』『ヒキガエル館のヒキガエル』などが挙げられます。

ディズニーアニメのくまのプーさんは1966年に初めて上映され、1977年には3つの短編映画を繋げた長編『くまのプーさん完全版』が劇場公開されました。赤い服を着たくまのプーさんのキャラクターデザインはディズニー独自のもので、原作小説の挿し絵とは異なります。アニメ化に伴い、ディズニーと本家で軋轢が生じたこともありましたが、どちらのくまのプーさんも素晴らしい作品であることには間違いないでしょう。

クリストファー・ロビン、それが男の子の名前です。クリストファー・ロビンは、くまのプーさんシリーズに登場する唯一の人間でもあります。クリストファー・ロビンは100エーカーの森で一番頼れる存在で、プーさんや仲間達の心の拠り所です。親友であるプーさんとは大の仲良しで、2人の絆はとても堅いと言えるでしょう。

クリストファー・ロビンの名前の由来は、原作者・A・A・ミルンの息子・クリストファー・ロビン・ミルンだと言われています。A・A・ミルンは何故男の子に息子の名前を付けたのでしょうか？実はくまのプーさんは、元々息子・クリストファー・ロビン・ミルンのために書かれた物語なのです。そのため、息子の名前を採用したのだと考えられます。

ここでは、くまのプーさんや仲間(ぬいぐるみ)達の名前を紹介します。まずは、ハチミツが大好きな主人公・プーさん(クマのぬいぐるみ)からです。プーさんの名前は英語で「Winnie-the-pooh(ウィニー・ザ・プー)」といいます。プーさんが暮らす家の表札をよく見ると、「サンダース」という名前が書かれていますが、プーさんの名前には関係ありません。「サンダース」は前の住人の名前だと言われています。

2人目はジャンプの達人・ティガー(トラのぬいぐるみ)です。本人によると、名前の綴りは「TIGGER」とのこと。3人目は小さなピグレット(子ブタのぬいぐるみ)です。ピグレットは怖がりな一方、プーさんを脅威から救ったりと、勇敢な一面も持ち併せています。4人目はネガティブ全開なイーヨー(ロバのぬいぐるみ)です。

悲観的思考が目立つイーヨーですが、ジョークをよく言うので、実は愉快な性格なのかもしれません。5人目はしっかり者のラビット(ウサギ)です。ラビットは少しツンデレ気味で頑固ですが、憎めない性格をしています。6人目は物知りな長老オウル(フクロウ)です。話が長かったり、説教臭かったりと、おじいちゃんのような性格をしています。

最後はカンガとルーです。文字通り2人はカンガルーの親子(母と息子)のぬいぐるみです。カンガは作中唯一の女性キャラで、幼いルーは皆の弟ポジションです。原作に登場する仲間達は上記のキャラのみですが、アニメではジリスのゴーファーや子ゾウのランピーなども仲間として加わっています。

クリストファー・ロビンの名前の由来は、原作者・A・A・ミルンの息子・クリストファー・ロビン・ミルンだと上述しました。察しがつくと思われますが、モデルも息子・クリストファーです。

一方、プーさんや仲間達のモデルは、息子・クリストファーのお気に入りのぬいぐるみ達でした。くまのプーさんの物語は、もちろんミルンが創造したものです。しかし、プーさん達の声や性格は、クリストファーと妻・ダフネが考案したもので、ミルンはそこから物語のアイディアを得ていました。

上記で少し触れましたが、くまのプーさんにはモデルがいます。ミルンの息子・クリストファーが1歳を迎えた時、誕生日プレゼントとしてテディベアが送られました。そのテディベアこそプーさんのモデルとなったぬいぐるみでした。クリストファーのテディベアには、「ベア」「エドワード・ベア」「テディ」「ビッグ・ベア」など、様々なニックネームがあったと言われています。

くまのプーさんの性別は、アニメの担当声優が男性であるため、男の子だと推測できます。しかし、プーさんの本名「ウィニー・ザ・プー」のモデルとなった「クマのウィニー」は女の子のクマでした。プーさんの性別は男の子でほぼ確定ですが、モデルの性別は女の子だったのです。

くまのプーさんファン、またはファン以外の人々も衝撃を受けた実写映画『プーと大人になった僕』(英題：Christopher Robin)。最初は「プーさんが怖い」など、賛否両論でしたが、結果は大ヒットでした。かわいいプーさん達の活躍が見られる『プーと大人になった僕』は、アメリカ合衆国では2018年8月3日、日本では2018年9月14日から全国ロードショーされました。

映画のプーさん達のビジュアルは、ディズニーアニメーション『くまのプーさん』のキャラクターデザインがモデルだと思われます。しかし、100エーカーの森など、作中の美しい世界観は、本家イギリスの児童小説をリスペクトしていると感じられます。実写映画はプーさんファンや批評家から好意的な評価を受けました。

「何もしないこと」が好きな男の子・クリストファー・ロビンは、空想好きな性格でした。幼いクリストファー・ロビンは、100エーカーの森でくまのプーさんや仲間達と遊ぶことが大好きでした。しかし、都会(ロンドン)の寄宿学校に入ることが決まり、クリストファー・ロビンは成長するに連れて、プーさんや仲間達のことを忘れてしまいます。

大人になったクリストファー・ロビンは、ブラックな上司、仕事の忙しさ、妻子との関係悪化に頭を抱えていました。日々疲弊していくクリストファー・ロビンでしたが、ある日奇跡が起こります。なんと彼の元にかつての親友・プーさんが現れたのです。マイペースなプーさんに振り回されるクリストファー・ロビンでしたが、プーさんや仲間達と再会したことで、人生の転機を迎えるのでした…。

スコットランド出身の俳優・ユアン・マクレガーは、実写映画『プーと大人になった僕』で、大人に成長したクリストファー・ロビン役を演じました。ユアン・マクレガーの本名はユアン・ゴードン・マクレガー(Ewan Gordon McGregor)で、生年月日は1971年3月31日です。

ユアン・マクレガーの主な出演映画としては、『Emma エマ』のフランク・チャーチル役、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のオビ＝ワン・ケノービ役、『美女と野獣』のルミエール役などが挙げられます。

くまのプーさんはグッズ展開が著しいディズニー作品で、現在も数多くのグッズが販売されています。グッズの種類の例としては、ぬいぐるみ、生活用品、文房具、お菓子などが挙げられます。プーさんのグッズは癒し系の物が多く、家に置いてあるだけで、心の癒しとなるでしょう。もし、日常で癒しが欲しい場合は、プーさんグッズの購入を検討すると良いかもしれません！

シンプルな姿に見えるくまのプーさんですが、いざイラストを描こうとすると、「難しい！」と感じるかもしれません。ですが、実はプーさんには描くコツがあり、要点を押さえれば誰でも描けるのです。絵心は関係ありません。ここでは、入門編としてプーさんの顔の描くコツを調査しました。

まずは、コツその①輪郭の特徴を知る。頭のてっぺんが丸いプーさんですが、眉毛と頬は立体的で、出っ張りがあります。また、斜めを向いた顔では、頭のてっぺんから眉毛にかけて緩いカーブが生まれます。なるべく柔らかいタッチで描くように心がけましょう。

コツその②耳の位置を捉える。プーさんの両耳の距離は描く角度によって変わります。斜めを向いた顔だと耳の距離は近めで、真っ正面の顔だと少し遠くなるのです。コツその③鼻の立体感に注目。プーさんは現実のクマと同じで、鼻に立体感があります。斜め向きの顔を描く時は、鼻の上下(目の下と口の上)に緩い線を描きます。真っ正面の顔を描く場合は、鼻の下の線はいらないので、鼻の上の線だけを描きましょう。

コツその④目の大きさ。プーさんはかわいいつぶらな瞳をしていますが、大きく描きすぎると、プーさんらしさがなくなります。コツは小さめに描くことです。プーさんの顔は、角度によって描き方が異なりますが、コツを掴めば魅力的に描くことが可能なのです。

くまのプーさんは、東京ディズニーランドはもちろん、世界各国のディズニーランドで会うことができます。プーさんとのグリーティングは、ディズニーキャラの中でも人気があるグリーティングです。また、ディズニーランドでは、プーさんの限定グッズも購入可能です。プーさんの優しさはディズニーランドでも健在で、訪れたファン(ゲスト)を快く迎え入れてくれます。

「プーさんのハニー・ハント」は、東京ディズニーランドの人気アトラクションの1つです。アトラクションでは、プーさんと共に冒険することができ、楽しいワクワク感で満ち溢れています。かわいいプーさんとの旅は癒されますが、終盤のズオウとヒイタチのゾーンでは、ドキドキ感も味わうことが可能です。「プーさんのハニー・ハント」は、子供からお年寄りまで楽しむことができるアトラクションだと言えるでしょう。

原作・くまのプーさんシリーズのラストでは、プーさんとクリストファー・ロビンの切ない別れが描かれています。クリストファー・ロビンとプーさんが別れてしまった理由は、クリストファー・ロビンが寄宿学校へ通うことになったためです。

このお別れシーンは、『プー横丁にたった家』で読むことができます。実写映画『プーと大人になった僕』では、別れた2人の再会シーンを観ることができるので、実質『プー横丁にたった家』の続編だと言えるでしょう。

例えクリストファー・ロビンが何歳になったとしても、優しいプーさんは無条件で彼を受け入れます。100エーカーの森へ行くことがなくなっても、プーさんや仲間達はクリストファー・ロビンの帰りを待ち続けていたのです。大人になったクリストファー・ロビンは、忙しさに追われるあまり、子供の頃の純粋な気持ちを失っていました。しかし、プーさん達と再会したことで、幼少期に育んだ友情の尊さを思い出すのでした。

くまのプーさんのかわいい魅力はグッズにも表れています。ディズニーリゾートやディズニーストアでは、毎年干支にちなんだプーさんグッズが販売されており、ファンの購買意欲を高めています。かわいいプーさんグッズは、見ていて癒される存在です。

実写映画『プーと大人になった僕』を観て、プーさんシリーズの世界観の深さを再認識するファンも多く存在します。プーさんの物語は楽しいことはもちろん、深い名セリフなども登場するので、作品自体が人生の道標となるのです。

かわいい＆癒しはプーさんの代名詞だと言えるでしょう。プーさんの画像を見ているだけでも、心が充分に癒されます。また、プーさんのグッズを部屋に置くだけでも、大きな癒しを得ることができます。プーさんは何をしていても、人々の心を癒せる最強キャラなのです。

くまのプーさんシリーズに登場する男の子はクリストファー・ロビンという名前で、モデルは原作者・A・A・ミルンの息子・クリストファー・ロビン・ミルンでした。この記事を読んで、プーさんシリーズに興味を抱いて頂ければ幸いです。