【クマのプーさん】プーさんの本名はサンダースではない?名前の由来と表札の真相

ディズニーでもお馴染みの人気キャラクター・クマのプーさん。ハチミツ好きで愛らしい、キャラクターグッズも人気のあるプーさんですが本名を御存じでしょうか?プーさんの本名は「サンダース」という噂もあるようですが、その他にも「ウィニー・ザ・プー」や「エドワード」が本名という噂もあるようです。今回はプーさん原作の本名とその由来、さらにプーさんの映画情報までプーさん情報をじっくりと迫っていきます!

【クマのプーさん】プーさんの本名はサンダースではない?名前の由来と表札の真相のイメージ

目次

  1. クマのプーさんとは?
  2. プーさんの本名はサンダースではない?
  3. プーさんの名言集
  4. プーさんの声優
  5. プーさんが実写映画化
  6. プーさんに関する感想や評価は?
  7. プーさんの本名まとめ

クマのプーさんとは?

その愛らしいキャラクターから、グッズなども人気のあるクマのプーさん。作中でプーさんの家の表札には「サンダース」と書かれていますが、プーさんの本名は「ウィニー・ザ・プー」や「エドワード」という噂もあります。今回はこのプーさん原作の本名やその由来、そして実写版プーさんの映画情報までじっくりご紹介していきます。それではまずはじめに、原作プーさんの作品情報をご紹介いたします!

クマのプーさんの作品情報

「クマのプーさん」(英:ウィニー・ザ・プー)はクマのぬいぐるみでハチミツ好きの「プー」を主人公とした、1926年に発表されたアラン・アレクサンダー・ミルンの児童小説です。

発表当時から人気を集めていたクマのプーさんですが、1960年代からディズニーによってクマのプーさんシリーズのアニメーションが作られたことがきっかけで、「クマのプーさん」の原作の知名度がさらに高まり世界中で愛されるキャラクターとなりました。

プーさんと森の仲間たちとの日常が描かれている「クマのプーさん」の発表後、1928年に続編にあたる「プー横丁にたった家」が発表。さらにこの前後に発表された二つの童謡集「ぼくたちは六歳」「ぼくたちがとてもちいさかったころ」の計4冊からなっていて、挿絵はいずれもアーネスト・ハワード・シェパードが担当しています。現代に至るまで様々な言語に翻訳され、世界中で読み継がれ愛されている名作として知られています。

クマのプーさんの原作者

「クマのプーさん」原作者は、ロンドン生まれのスコットランド人、アラン・アレクサンダー・ミルン(1882年1月18日~1956年1月31日)です。日本では童話などの作品が有名ですが、ファンタジー作家、推理作家、詩人、劇作家としても活躍した作家です。イギリスの名門大学・ケンブリッジ大学在学中から学内誌に随筆や詩を投稿して作家を志し、後に編集助手となり作家として独立したという経歴を持っています。

イギリスの小説家で「SFの父」と呼ばれるハーバート・ジョージ・ウェルズに、幼少期教えを受けて大きな影響を受けたというアラン・アレクサンダー・ミルン。「クマのプーさん」以外の代表作として、1921年に発表された唯一の推理長編「赤い館の秘密」が古典名作の一つとして挙げられています。本作に登場する素人探偵は、推理作家・横溝正史の作品に登場する探偵・金田一耕助のモデルとされたことでも有名です。

クマのプーさんの誕生秘話

1913年にアラン・アレクサンダー・ミルンはドロシー・ド・セリンコートと結婚し、1920年に1人息子、クリストファー・ロビン・ミルンが誕生しました。「クリストファー・ロビン」と言えばクマのプーさんの作品にも登場しているプーさんの持ち主の少年ですが、そもそも「クマのプーさん」は、アラン・アレクサンダー・ミルンが一人息子であるクリストファーのために書いた物語だったのです。

一人息子のクリストファーに、テディベアをプレゼントしたアラン・アレクサンダー・ミルン。息子が手に持つテディベアをモデルとして、「クマのプーさん」を発表する前にも「エドワード・ベア」の名称で「テディ・ベア」という詩のなかで既に顔を見せていました。クリストファーの成長と共にアラン・アレクサンダー・ミルンはさらに構成を練り、児童小説「クマのプーさん」が誕生したというエピソードがあるようです。

クマのプーさんのデザインの裏話

アラン・アレクサンダー・ミルンがクリストファーが1歳の時にプレゼントした、後の「プーさん」となるテディベアはファーネル社製ものでした。

「クマのプーさん」シリーズ全般の挿絵を担当したシェパードは本の出版にあたりミルン家を訪れ、各キャラクターのモデルとなったぬいぐるみたちを丁寧にあらゆる角度からスケッチして、挿絵を描くための準備に取り組んだといいます。

それぞれのキャラクターのスケッチを行ったシェパードでしたが、プーさんだけは普段から描き慣れている自身の息子・グレアムが所有していたテディベアをモデルにしたそうです。

そのテディベアがシュタイフ社製と推定されている「グロウラー・ベア」だったことから、プーさんがずんぐりした体型となったようです。シェパードによるこれらのスケッチの大部分は、ロンドンにあるヴィクトリア&アルバート博物館に1969年寄贈されています。

くまのプーさん|ディズニー公式

プーさんの本名はサンダースではない?

ここまで「クマのプーさん」の作品情報や原作者の情報、そして「クマのプーさん」誕生秘話についてご紹介いたしました。ここからは気になる、プーさんの本名とその由来について迫っていきます。表札にある「サンダース」という名前が本名なのか、はたまた「ウィニー・ザ・プー」や「エドワード・ザ・ベア」が本名なのか…その真相と本名の由来を徹底解明していきます!

プーさんの本名はサンダースだといわれる理由は表札

それではさっそく、「プーさんの本名はサンダース」という噂の真相に迫っていきます。まずこの「プーさんの本名はサンダース」という噂ですが、プーさんの家の表札が「MR.SANDERS」と書いてあることによりこの噂が広まったようです。また一部の日本語訳の本に、「プーさんの本名がサンダース」と書かれているため、ますます「プーさんの本名はサンダース」という噂が広まったといいます。

プーさんの家の表札の真相

では表札にある「サンダース」は、本当にプーさんの本名なのでしょうか?その答えは…「NO」で、サンダースはプーさんの本名ではありません。この表札にある「サンダース」さんは、プーさんが住んでいる家の前の住人の名前のようです。さらになぜプーさんがこの表札を掲げたままにしているのかというと、「表札のデザインが気に入っている」というプーさんらしい可愛い理由があるそうです。

文字の読み書きができないプーさんは、もちろん「サンダース」の意味を理解していません。そのため金文字で描かれた「サンダース」のデザインを単に気に入りそのままの状態にしているようですが、「MR.SANDERS」と掲げていることから日本語訳の際にも「プーさんの本名はサンダース」という誤解が発生してしまったようです。ちなみに前の住人「サンダース」さんについて、作中ではどのような人物か明らかになっていません。

プーさんの原作での本名「ウィニー・ザ・プー」の由来

プーさんの本名が「サンダース」ではないことが明らかになりましたが、ではプーさんの本名は一体何なのでしょうか?その真相こそが、原作「Winnie the Pooh(ウィニー・ザ・プー)」にあります。実は原作のタイトル、「ウィニー・ザ・プー」こそがプーさんの本名なのです!ではこの「ウィニー・ザ・プー」という名前にした由来とは、一体どのようなものだったのでしょうか?

「ウィニー・ザ・プー」というプーさんの本名ですが、その名前の由来の答えは“実在する動物の名前”にあるようです。「ウィニー・ザ・プー」の「ウィニー」の由来は息子のクリストファーがとても気に入っていた、動物園に実在したクロクマのウィニーが由来しているそうです。また「プー」は、ミルン家が度々訪れていたウェスト・サセックスに生息する白鳥の名前が由来していると言われています。

プーさんの当初の本名「エドワード・ザ・ベア」

そしてプーさんの本名として、もう一つ噂として囁かれている名前が「エドワード・ザ・ベア」という名前です。このエドワードと言う名前の由来ですが、元々ミルン家ではテディベアのことをベア、テディ、エドワード・ベア、ビッグ・ベアなど様々な名前で呼んでいたこともあり、クリストファーのぬいぐるみを「ウィニー・ザ・プー」と名付ける前に「エドワード・ザ・ベア」という名前が付けられていたようです。

「ウィニー・ザ・プー」の前に名づけられていた“エドワード”という名前は、1924年に発表された童謡集「ぼくたちがとてもちいさかったころ」にも「エドワード・ベア」として登場しています。

当時3歳だったクリストファーのために作られた童謡集でもあり、「テディ・ベア」という詩の中に「エドワード・ベア」という名称が登場します。この「エドワード・ベア」が登場する作品こそが、「クマのプーさん」の原作にもなっているようです。

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プーさんの名言集

これまでプーさんの本名について徹底解明していきました!「サンダース」と言う名前は前の住人の名前で、「ウィニー・ザ・プー」がプーさんの本名、「エドワード・ザ・ベア」はその前に名づけられた名前という事が判明しました。また本名の由来となった動物も実在していることが明らかになりました。それではここから、プーさんの作中に登場する名言をまとめてご紹介いたします!

プーさんの名言①「もしぼくたちが...」

「もしぼくたちが離れないといけない時がきたら、きみの心にぼくを入れておいて。ぼくはずっときみの心の中にいるから」というプーさんの名言。「出会い」があれば、必ず訪れてくる「別れ」。たとえ離れ離れになったとしても、常に心は繋がっているという深い絆を感じさせてくれる名言です。短い言葉の中に愛情や友情が詰め込まれた、じんわり心が温まるような名言と言えるのかもしれません。

プーさんの名言②「愛は感じればいいんだ」

“love(愛)って、どうやって書くんだっけ?”と森の友達、ピグレットがプーさんに聞いたシーン。その問いに対しプーさんは、“love(愛)は書くものじゃないよ。愛は感じればいいんだ”という言葉で返答します。この愛情に関する深い名言はまさに、原作者のアラン・アレクサンダー・ミルンが息子のクリストファーに対して、本を通じて伝えたかった言葉だったのかもしれません。

プーさんの名言③「沈んでいくような気がしても...」

何かに失敗してしまったり、落ち込むような時に思い出したいプーさんの名言。「沈んでいくような気がしても、心配しないで。 ただ、おなかが空いているだけかもしれないよ」という言葉は、勇気と元気を与えてくれるような名言です。落ち込んで食欲がないという時も活力を貰えて食欲が湧いてくるような、そんな魔法のような力を秘めているプーさんの名言です。

プーさんの名言④「長く離れ離れにならなくても...」

「長く離れ離れにならなくてもいいように、夢をみるんだと思う。もしぼくたちが互いの夢の中に出てくれば、いつでも一緒にいられるから」という“夢”に関する名言。大好きなクリストファーが、森の外にある学校に通う事になりいつも一緒だった2人が離れ離れになってしまう事に。プーさんの言葉により、“夢”に対する考え方がまた一つ変わるような名言です。

プーさんの名言⑤「さよならを言いたくない...」

森の仲間やクリストファー・ロビンたちを、心の底から大切に思っているプーさん。「さよならを言いたくない人がいるなんて、ぼくはなんて幸せ者なんだ」という、何事に対してもポジティブに捉えるプーさんの思考が現れている名言があります。自分を支えてくれる仲間たちの大切さを知っているからこそ、純粋に言うことのできる名言と言えるのかもしれません。

プーさんの声優

これまで「ウィニー・ザ・プー」に登場するプーさんの名言集をご紹介いたしました!思わずハッとさせられるような名言の多いプーさん、子供だけではなく大人にも何か気付かせてくれるような名言が多いようです。それではここから初代プーさん役を演じた吉村ようさん、長期に渡って担当していた八代駿さんと、八代さんの後任となった亀山助清さんについてご紹介していきます。

プーさんの声優①吉村よう

ディズニー作品である「くまのプーさん」(ブエナ・ビスタ版)で、初代プーさんの声を演じていたのは俳優・声優として活躍した吉村ようさんです。現在「新くまのプーさん」の1話と16話で、吉村ようさんが演じるプーさんの声を聞くことが出来ます。 個性的な声質やイントネーションで人気を博し、主人公・間抜作役を務めた「ついでにとんちんかん」は大ヒット作に。しかしその後37歳という若さで、1991年に亡くなりました。

プーさんの声優②八代駿

初代プーさん役の吉村ようさんが死去した後、長期間2代目プーさん役を務めたのが俳優・声優の八代駿さんです。プーさんの専属声優を長く務め、東京ディズニーランドにおけるプーさんのナレーションも担当されています。ドラえもんの骨川スネ夫役、トムとジェリーシリーズのトム役など数多くの名作に出演されていましたが2003年に亡くなり、プーさん役は亀山助清さんに引き継がれました。

プーさんの声優③亀山助清

3代目プーさん役を担当することになったのは、声優・俳優として活躍していた亀山助清さんです。2003年に八代駿さんが死去してから、約10年間に渡りプーさんを演じてきました。2006年からは東京ディズニーランド・エレクトリカルパレードのプーさんのナレーションも務められていましたが、亀山助清さんは2013年に肺炎により58歳で亡くなりました。

プーさんが実写映画化

ここまで「クマのプーさん」のプーさんの声を担当されてきた声優・吉村ようさん、八代駿さん、亀山助清さんについてご紹介いたしました。それではここから、「クマのプーさん」を原作とした実写映画「プーと大人になった僕」について迫っていきます。日本では2018年9月14日に公開された「プーと大人になった僕」は、一体どのような作品なのでしょうか?

プーさんの実写映画の作品情報

「クマのプーさん」が原作となっている実写映画「プーと大人になった僕」は、アメリカ合衆国で2018年8月に公開されたファンタジー映画です。第77回アカデミー賞にノミネートされた2004年公開映画「ネバーランド」などを手掛ける、マーク・フォースター監督による作品。クリストファー・ロビン役で主演を務めたのは、スターウォーズシリーズにも出演し数々の受賞歴があるユアン・マクレガーです。

「マレフィセント」や「アリス・イン・ワンダーランド」などのように、必ずしも原作に忠実という形ではなく「クマのプーさん」を実写映画化すると2015年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが公表。

日本語版では「プーと大人になった僕」というタイトルですが、正式なタイトルは「Christopher Robin」となっています。批評家からも「子供時代のマジックを求めている観客にとって魅力的な作品」と好意的に評価されているようです。

プーさんの実写映画のあらすじ

イギリスの田舎に住む、主人公の少年クリストファー・ロビン。森の仲間たちやクマのプーさんと楽しい日々を送っていましたが、森の外の学校へ行く事になり仲間たちとお別れすることに。「絶対に忘れないよ」と約束を交わしましたが、親元を離れた厳しい学校生活や第2次世界大戦の出兵、父親の死などの困難が続き、いつの間にかクリストファーは大人になり過去に交わした約束も忘れていたのでした。

ロンドンの旅行カバン会社に勤め、多忙な日々を送るクリストファーの家庭には溝が生まれるように。家族旅行を計画するも、一人ロンドンで仕事を押し付けられてしまい叶いませんでした。一方その頃…100エーカーの森にいたプー。「森に仲間たちがいない」と異変に気がついたプーは「親友のクリストファーなら何とかしてくれる」と思い、魔法の扉を潜ってロンドンにいるクリストファーに会いに行くのでした。

休日出勤を終えた帰り道…クリストファーが自宅前にある公園のベンチに腰掛けると、なんとプーの姿があったのです!数十年ぶりの再会に歓喜するクリストファーとプー…2人に一体どのような出来事が待ち受けているのでしょうか?見終わった後には“何ともない日常”が掛け替えのないものに感じるような、身近にある忘れかけていた大切なものに気付かせてくれる映画だと人気のようです。

プーさんに関する感想や評価は?

感想①「プーと大人になった僕」に感動!

「プーと大人になった僕、サイコーな映画だった。久しぶりに泣いた気がする」「映画、本当にプーさん生きているみたいで感動した」「クリストファーロビンとプーさんの絆に思わず涙してしまった…」など、実写映画「プーと大人になった僕」を見て感動したという声が多く寄せられていました。また「プーさんがこんなに深い物語だったとは」という声もありました。

感想②プーさんは可愛いグッズがいっぱい!

ぬいぐるみから衣類、生活雑貨まで幅広くグッズになっているプーさん。「グッズもたくさん可愛いのたくさんあって買ってしまった」「ディズニー行ったらプーさんのグッズばっかり買ってしまう」「身の回りのものが、気付いたらプーさんばかりになっていた」などグッズも可愛いと好評のようです。また普段使い出来たり、身につけられるグッズが多いことも、ファンから喜びの声が上がっているようです。

感想③プーさんの物語は深い!

「プーさん深い。色々考えさせられる」「プーさんの名言、何気に心に突き刺さってくる言葉が多い」「子供の頃何気なく見ていたけど、大人になってプーさん見ると深さが分かる」「プーさんは地味に哲学的で、大人が読んでも楽しめる作品」など、プーさんの物語が実は深いという声が多く上がっていました。映画にも数々の名言が登場したという感想もあり、深く考えさせられたという人が多いようです。

プーさんの本名まとめ

今回は「クマのプーさん」の人気キャラクター、プーさんの本名についてじっくり迫っていきました!「プーさんの本名はサンダース」という噂もありましたが、「ウィニー・ザ・プーが本名」という真相に辿り着きました。また「ウィニー・ザ・プー」の由来は、「ウィニー」は動物園のクロクマが由来となっていて、「プー」は白鳥が由来となっていることが明らかになりました。

さらに本名と噂される「エドワード」という名前はプーさんの元にもなっている名称で、「エドワード・ベア」としてプーさんの原作とも言える童謡集に登場していることが分かりました。実写映画化にもなった「クマのプーさん」は何か大切なものに気付かせてくれる魅力に溢れていて、筆者の息子を想う愛情が込められているからこそ世界中に愛される作品になったと言えるのかもしれません。

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