【ワンピース】 シャンクスは双子で 2人いる説の真相は？五老星との関係も考察

シャンクスについて紹介する前にシャンクスが登場するワンピースについても簡単に紹介しておきます。

ワンピースは1997年より2019年9月現在まで集英社の発行する週刊少年ジャンプにて連載が続いている海洋ロマン漫画です。ジャンプではこち亀についで2番目に長い連載となり、まさにジャンプの顔というべき漫画です。高い人気と同時に評価も得ている作品で、2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されている他、数々の賞を受賞しています。

その人気は国内に留まらず、海外でも高い人気を誇り、42ヶ国の国と地域で発売されています。漫画だけに限らず、1999年より放映がスタートしたアニメは現在も続いている他、単独のゲームも多数発売され続け、オリジナルエピソードとなる映画も10本以上が公開されるなど幅の広いメディアミックス展開が行われている作品でもあります。

ワンピースは主人公のルフィが海賊王を目指して仲間を見つけ冒険していく物語です。そのあらすじはルフィの出身であるイーストブルー、フーシャ村から始まり、仲間が5人になってグランドラインに突入、さらに仲間を増やしながら現在はグランドライン後半の海、新世界での冒険を繰り広げています。1人で始まったルフィの物語は2019年9月現在、新世界の5番目の皇帝と言われる程に知名度を得ています。

そんなルフィが海賊に、海賊王を目指すきっかけとなったのが幼少期にフーシャ村で仲良くなった海賊、シャンクス率いる赤髪海賊団です。当初は赤髪海賊団の船に乗せるようにせがんでいたルフィでしたが、シャンクス達の強さを見せつけられる形でいつかシャンクス達に追いつく事を夢見て出航を見送る事になります。その時にシャンクスからルフィに預けられたのが後にルフィのトレードマークとなる麦わら帽子です。

シャンクスはワンピースの作中の中で初めて登場した海賊の船長です。幼少期のルフィと仲良くなりルフィが自分達の為に山賊に喧嘩を吹っ掛けてしまうと身を呈してルフィを守りました。その代償としてシャンクスは左腕を失ってしまいますがそのまま出航しています。ルフィの冒険開始以降、長く登場していなかったシャンクスですが新世界に君臨する四人の皇帝、四皇の1人として名前が再登場しました。

現在のシャンクスは四皇の1人であり、まだルフィとの再会こそ果たしていないものの、白ひげの元に挨拶に言ったり、マリンフォード頂上戦争の仲裁に言ったりと要所要所で再登場。本気で戦うシーンこそまだ描かれていませんがサカヅキを剣で受け止めたりとその強さの片鱗を見せつける活躍を見せています。

双子説が登場した理由の1つになっているのが公式グッズである「ビブルカードワンピース図鑑」の表紙にあります。表紙にはルフィ、シラホシ、ジンベエ、カルー、エネル、モモの助、バギーなどのバラエティ富んだメンバーと共にシャンクスも写っているのですがそのシャンクスの左目に傷がないというものです。

この時ルフィ以外のキャラクターは全員が左向きに整列するような形で描かれており、左顔だけが見えている状態で、シャンクスの特徴でもある目の傷は確かに左目にあります。しかしこのシャンクスが描かれた事で、目に傷を持たないシャンクスがいるのではないか、つまり双子で2人いる説が囁かれる事になったのです。

またルフィとのエピソードの中で失ったはずの左腕がある描写も登場しています。登場したのはルフィの義兄、エースがシャンクスの元にルフィが世話になったと挨拶をしに来た時です。「世話になった挨拶」という事は当然この出来事はシャンクス達赤髪海賊団がフーシャ村を発った後の出来事のはずですが確かにシャンクスには左腕が描かれています。

ルフィと交流を持ちその他のシーンでも描かれているシャンクスは例え自分がお酒をかけられてもその事で部下に笑われても一緒になって笑えるようなまさに自由気ままな海賊を体現したような陽気な存在です。多くのシーンで登場するシャンクスのこの表の顔が多くのワンピースファンがイメージするシャンクスです。当然このシャンクスは左腕を失い、左目には鉤爪の3本傷が残されています。

そんな表の顔に対して、裏の顔が垣間見えたと言われるのがワンピース907話で描かれた世界政府の実質的トップ、五老星とシャンクスが対面するというシーンが描かれた事です。しかもこの会談はマリージョアにてレヴェリーが行われているまさにその裏で行われています。この時、五老星からは「君は立場上政治に関わるべきではない」「君だから時間を取った」という旨の発言もしています。

単純に海賊、しかも新世界の四皇の1人であるシャンクスが五老星と会えるというだけでも異常自体と言えるにも関わらず、上記のようなセリフからシャンクスには普段は見せない裏の顔があるなどと言われるようになり、そこから派生して、シャンクスが2人いないと成立しない、双子なのではないかと考えられるようになりました。

ただシャンクス双子で2人いる説にはその根拠となっている部分に無理があるのもまた事実です。上記の五老星の会談ではシャンクスの顔は右側から描かれ、左目の傷が見えないようにされているのですが、この画像を左右反転して「左目の傷がないからこのシャンクスは別人」と唱えるような言わば嘘の根拠を唱えている人がいたりするのです。

またエースとの対面で左腕があったというのも原作にはないアニメの絵を繋ぐ為のシーンであり、原作ではエースとの対面こそあるものの、シャンクスは顔のアップで描かれておりそもそも左腕の有無が確認出来るように描かれていない事からアニメ制作側のミスである可能性が高いという声も上がっています。

このようにシャンクス双子で2人いる説は破綻している部分もありますが、ただ破綻と決めつけるには上記の五老星との会談を始めマリンフォード頂上戦争の現れ方など不可思議なシーンが多いのも事実です。このような状態故に、双子ではないにしても時を渡ってきた説や並行世界線説、ドッペルゲンガー説など2人いるのではないかという考察は続いている状態です。

仮に2人いるとする場合、見分け方は顔の傷であり、海賊をしているルフィと出会った左目に傷がシャンクスとは別に、顔や姿は同じながらも左目には傷がないシャンクスが存在する事になります。

双子説こそ破綻に近い状態ながら2人いる説を完全に否定出来ない状態でいる最大の理由はやはり907話にてシャンクスと五老星が対面していたシーンにあります。目の傷は角度的に見えないというのが濃厚ですが、敢えてそのような書き方をした事に伏線が巧妙で多い作者尾田栄一郎先生の意図があるのではないかと予想するファンは多いのです。

シャンクスの五老星との関係を示す重要なフレーズだと思われるのが「立場上政治には関わるべきではない」というフレーズです。これはシャンクスが現在の海賊という立場にいるから関わるべきではない、裏を返せば本来なら関わるべき存在であると取る事も出来ます。本来は世界政府側の人間、それもかなり高位にあって政治に関わるべき存在だと考える事も出来るのです。

またこの時のシャンクスのセリフにも注目されており、この会談の間、シャンクスは五老星に対して敬語を使用しています。また五老星もシャンクスを見下す事はせずに対等の存在であるように会話をしています。いくら相手が世界政府のトップとはいえ海賊であるシャンクスが敬語を使う理由はないはずです。海賊であるシャンクスが礼節を弁えるというのもおかしな話です。

五老星と敬語とはいえ対等に話せるという所から考察されたのがシャンクスの正体は元天竜人なのではないかという説です。五老星は世界政府の最高位ですがその地位につけるのは天竜人だけ、つまり五老星も天竜人である事に変わりはありません。そんな五老星と「君だから時間を取った」とまで言われて話が出来る事を考えるとシャンクスの正体は元天竜人というのも十分に通用する話です。

ただシャンクスの正体元天竜人説にもインパクトに欠けるという意見もあります。既に元天竜人としてドフラミンゴが登場し、その境遇を利用した行為などを行ってしまっている為です。それもあってシャンクスはただの天竜人ではなく、五老星すら従える正体不明の存在であるイムの親戚なのではないかという考察もあります。

またこの時の会話の内容も気になるという声が多いです。上記で紹介したのは基本的に五老星側からのセリフですが、シャンクスが五老星に会いに来たのは「ある海賊について話がある」という内容だったのです。具体的な内容に関しては2019年9月現在描写がなく、このセリフの中の「ある海賊」に関しては不明です。

ファンによる考察ではその物語の関係上やホールケーキアイランド編からワノ国編の間のレヴェリー編の裏側で行われたという事実、シャンクス本人も因縁がある事からその候補の筆頭は黒ひげ海賊団です。インペルダウンの脱獄囚達の力もあって四皇になった黒ひげ海賊団ですから四皇の中でも世界政府の警戒度は圧倒的に高いはずで、黒ひげを止める為にシャンクスと協力関係にあるのではとも言われています。

その他の候補としてはなんと麦わらの一味の傘下に入っているバルトロメオという説もあります。理由は扉絵連載の中でバルトロメオがシャンクス達赤髪海賊団の縄張りで赤髪海賊団の旗を燃やし麦わらの一味のステッカーを売るというシーンがある為でシャンクスはこのバルトロメオの懸賞金などを上げる為に五老星に働きかけたのではないかなどとも言われています。

ただ仮にこのセリフの「ある海賊」がバルトロメオだとしてもそれだけではシャンクスと五老星が協力関係を築くとはとても考えられないのでこのセリフとは別の所、上記で紹介したシャンクス正体元天竜人説などなにか接点がある事になります。

そもそもの大前提ですが、シャンクスがルフィと出会ったイーストブルー、フーシャ村にいた理由も現状のワンピースでは不明です。物語的に言えばルフィの恩人になる為ではありますが、この時の赤髪海賊団は既に主要なメンバーは揃っているそれなりに規模のある海賊団で、イーストブルーに来る前から既にグランドラインに入ってシャンクスとミホークが死闘を繰り広げていたという事からも既にそれなりの航海を進めていたはずです。

この時期既に四皇の一角だったのではないかとも考えられているシャンクスが1年以上にも渡ってフーシャ村に滞在していたのはファンによる考察では結局はルフィに食べられてしまいますが何故か食べずに保持していたゴムゴムの実を探していた説、サボを救出するなど前後して出入りしている事が判明している革命軍のリーダードラゴンと密談していた説、ゴール・Ｄ・ロジャーの痕跡を追っていた説、などが考察されています。

ワンピース序盤のもう1つの謎と言われているのがシャンクスがルフィを助ける際に左腕を失った事です。単純な目で見れば名シーンなのは間違いありませんが、左腕を食われた後、シャンクスは睨みだけで海王類を退けています。当時は登場していませんが後の描写を考えるにこの睨みは覇気、それも覇王色の覇気であると考えられ、覇王色の覇気が使えるなら左腕を失わずともルフィを助けられたのではないかと考えられているのです。

覇気に関しては使い始めのルフィがそうであったように感情的になった時に咄嗟に発動した、1巻のこの時点では自在に使いこなせていなかったと考えるのが現在の考察では多く、また実はシャンクスも悪魔の実能力者であり、半身とはいえ身体が海に浸かった状態ではその力を存分に発揮出来なかったのではないかとも考えられています。

上記のようにシャンクスはこれまで描写がないだけで悪魔の実の能力者ではないかという説もありますが、現状では決め手となる描写はありませんが現状でその正体も不明なら戦闘能力もほとんど見せておらず強さが不明である為、他の四皇であるカイドウ、ビッグマム、黒ひげらの能力と肩を並べられる理由はどこにあるのかと考察する人もいます。

大きくは3つの考察があり、シャンクスの持つ愛刀、グリフォンが悪魔の実の能力を持っている等強い説、白ひげ海賊団ですら一般クルーは耐えられない程の覇気が凄い説、そしてやっぱり悪魔の実の能力者なのではないか説があります。覇気が凄いのは確定ですが、それだけで四皇になれる程なのかと言われると疑問が残ります。

正体は元天竜人説ではないかと考察されるシャンクスですが、もっと踏み込んで五老星すら従える正体不明の存在、イム様と関連があるのではないか説もあります。イム様が描かれた際に周囲に突き刺さった剣がシャンクスの持つグリフォンと同型だという事で疑われるようになりました。イム様の親戚説から、実は運命共同体なのではないか説等ありますが、イム様はシャンクス以上に謎の存在である為両者の関係性は不明のままです。

シャンクスが明確に敵意を持っているキャラクターは少なく、かつてはライバルであったミホークとですら笑って酒を飲むシャンクスですが、唯一明確に敵意を示しているのが黒ひげです。シャンクスの左目の傷は黒ひげにつけられた事が明かされており、それが因縁となっているのです。それが関連するかは不明ですが、シャンクスが動く時は多くの場合、黒ひげが関連しているとも言えます。

シャンクス対黒ひげが行われたのがいつか詳細は不明ですが、フーシャ村に滞在時には既に傷があり、僅かに描かれているロジャー海賊団の見習い時代には傷がありません。ただロジャー海賊団と黒ひげが元々席を置いた白ひげ海賊団は度々衝突していた事、黒ひげが白ひげ海賊団脱退になる原因となるヤミヤミの実を手に入れる前までは3本の鉤爪を武器にしていた事から2人がまだロジャー、白ひげから独立する前のものと考えられます。

シャンクスについては家族関係も描かれておらず、また主要なキャラクターの中で数少ないフルネームが明かされていないキャラクターでもあります。その事からシャンクスのフルネームが物語の重要なキーになるのではないかと考察されており、その両親がロックスとシャッキーではないかと考えられているのです。

ロックスとはロジャーの前に一時代を作った海賊団の名前で40年前まで海で暴れまわっていた海賊団です。詳細なメンバー等は明かされていませんが、そのメンバーではないかと疑われるキャラクターが何人か登場しておりその1人がシャボンディ諸島でぼったくりバーを経営しているシャッキーで、ロックスとシャッキーの名前をあわせるとシャ（ン）クスとなる事から2人の息子ではないかと考えられているのです。

ルフィにとってシャンクスは命の恩人であり憧れの存在であると同時に海賊王になる為には越えなければいけない壁でもあります。そういう意味合いで敵対する可能性はありえますが、中にはシャンクスの正体は実は悪者であり、何かの目的を持って明確にルフィと敵対するのではないかとも考えられているのです。

可能性として高いのは上記でも触れたようにシャンクスの正体が元天竜人、或いは世界政府のスパイであり世界政府側の人間としてルフィの前に立ちはだかるというパターンが考えられます。ただ命の恩人であるシャンクスを意味なくそういう役割に当てる必要性はない為、敵対する可能性はあるにせよ、それがシャンクスが悪者だからルフィが倒す、という展開はなかなか考えられないのではないかとも考察されています。

シャンクスは戦闘シーンが少ないですが、そんなシャンクスの数少ない戦闘シーンで使われているのが愛刀グリフォンです。このグリフォンを使ってマグマグの実の力を宿したサカヅキの拳を受け止めているので相当に強い剣です。また愛刀グリフォンにはシャンクスが悪魔の実の能力者ではない場合、CP0のスパンダムが持っていたファンクフリードのように悪魔の実を食べた剣ではないかとの考察もされています。

名前もあって仮に能力持ち剣ならトリトリの実モデルグリフォンだろうとも言われています。名前以外にもシャンクスがレッドラインの断崖絶壁の上にあるマリージョアに侵入できた事を受けて、飛行能力を持った剣があるなら可能だよね？という理由も考察の1つになっています。事実黒ひげ海賊団の一員でトリトリの実の能力者と思われるラフィットが空を飛んでマリージョアに潜入した様子も描かれています。

上記でも知るしたようにこれまでのワンピースの物語の中でシャンクスが明確に悪魔の実の能力者である描写はありません。ただ四皇という立場、同じ立場にあるカイドウ、ビッグマム、黒ひげの能力を考えれば悪魔の実の能力なしで拮抗していられるのか疑問、という越えもあります。

もちろんワンピースの冒頭でゴムゴムの実を食べてしまいカナヅチになったルフィを助けに海に飛び込んでいる事を理由に悪魔の実の能力者ではないという考察は長くありますが、当時は覇気の存在も明確ではなかった事から詳細は不明と言わざるを得ない状況になっています。

仮にシャンクスが能力者持ちであるなら持っているであろうと言われる能力の正体が未来を予知する能力、ファン公称ヨチヨチの実の能力者であるという説です。これは双子説、2人説が出た理由でもありますが、マリンフォード頂上戦争を止める際、シャンクスは新世界で横槍を入れようとしたカイドウを牽制した後、マリンフォードに現れて戦争を止めているのですがこの移動速度がいくらなんでも早すぎるというものがあるのです。

また白ひげの元に現れた際にも大きな戦争になると黒ひげを追うエースを止めるように白ひげに提言、この提言を聞かなかった白ひげですが、その後実際にエースが黒ひげに敗れて海軍に捕まりマリンフォード頂上戦争へと発展しています。これらのまるで未来を見た上で行動している事がシャンクスの悪魔の実はヨチヨチの実ではないかと言われる理由になっていますがもちろん詳細は不明です。

悪魔の実と並んで現在のワンピースの強さの1つの指標になっている覇気ですが、シャンクスは唯一覇気だけは明確に使用しているシーンがあります。上記でも触れた白ひげの元を訪れる際、「威嚇」と言って白ひげ海賊団の幹部以外が倒れてしまうだけの強い覇王色の覇気を使用しているのです。

またマリンフォード頂上戦争ではグリフォンを使ってサカヅキのマグマグの実を受け止めてもいます。ロギア系のマグマグを受け止めるには覇気しか方法がないのでこの時も使っている可能性が高いです。

シャンクスはワンピース全体で見れば登場回数は決して多くはありません。にも関わらず高い人気を持ったキャラクターになっているのは登場の度に見せる名言の数々による所も大きな要因です。シャンクスの名言は初登場となるフーシャ村滞在時から登場します。シャンクスは山賊に酒を浴びせられても笑って許していますがルフィが山賊に痛めつけられるのを見つけると激怒するのです。

そしてシャンクスは「どんな理由があろうとおれは友達を傷つけるやつは許さない」と山賊達を一蹴してしまうのです。こういう男気を持っているからこそシャンクスは部下からも慕われ、またルフィに憧れられ続けられる海賊として絶大な人気を誇っているのです。

シャンクスの強さが垣間見えるシーンになったのがマリンフォード頂上戦争での登場です。マリンフォード頂上戦争ではエース、白ひげと亡くなり、海軍白ひげ海賊団双方の目的は既に消失していましたが、それでも戦争が続いていました。まさに上げた拳を振り下ろせない状態で被害が広がるわけですが、そんな戦場に現れたのがシャンクスです。

シャンクスはコビーを攻撃しようとしたサカヅキの攻撃を受け止め、「この戦争を終わらせに来た」と言って海軍、白ひげ海賊団双方に刀を降ろさせます。従わなければ自分達が相手になるという脅しもありましたが、それもシャンクスに力があるからこそ出来る方法です。これにエース、白ひげと失った白ひげ海賊団はもちろん、海軍も現場のトップであるセンゴクが責任を取るとシャンクスの提案を受け入れました。

普通に考えれば海軍のそれもトップが海賊であるシャンクスの言う事を聞くなんて事はありえません。しかしセンゴクはシャンクスなら良いとも言っており、またセンゴクは戦後、責任を取らされる事はなく、自らの意思で第一線から退いています。つまり世界政府もこのセンゴクの判断を認めたという事でありシャンクスの影響力の大きさが分かるシーンにもなっています。

ここからは既にワンピースを視聴している人のシャンクスに関連した感想や評価を紹介していきます。シャンクスは初登場時から分かる事が少なく、当初は再登場もないと思われている程でしたが、四皇の一角として再登場した事で一気に考察される事になりました。当時はシャンクスの強さや能力についての考察が多かったものの、世界政府五老星との対談から一気にその正体や繋がりについてに注目が集まるようになります。

傷の有無などだけでは双子説は無理があると言われていますがそれでも2人いる説は健在であり、タイムリープや異世界線などの可能性までも視野に入れた実に多くの考察が行われています。シャンクスの正体が一切不明であるだけにシャンクスが直接登場しているシーンからその経緯に至るまでが考察される結果となっています。

またシャンクスと五老星の会談とほぼ同時に登場した正体不明の真の権力者、イム様とシャンクスを繋げて考える考察も非常に多くなっており、中にはシャンクス2人説と組み合わせて考えるような考察も登場しています。他の漫画ならそこまで複雑な伏線は、となる所ですが細かな伏線が非常に多いワンピースならありえるとする考察も多いです。

今回紹介した907話に関しては既にアニメ化もされており、当然池田秀一さんが演じている事もあり、池田秀一はここでの演技についてなにか支持を受けているのかと考察する人もいます。仮に左目に傷を持つシャンクスと別に傷を持たないシャンクスがいる、或いは裏人格説などが本当ならどこかに差をつけるだろうという考察が理由ですが、実際の演技には他のシーンと比べて差があるとは言えない状態です。

ただこのシーンのシャンクスは原作漫画の時点でも裏の顔と言われる程普段とは違う言動をしている事から同じ池田秀一さんが演じていても違って聞こえるから参考にはならないという声があるのも事実です。

ワンピースのシャンクスは真っ赤な赤い髪、左目の傷と失ってしまった左腕が特徴的なキャラクターです。これらの特徴を持たないシャンクスに似たキャラクターが見える事から産まれたのが双子説でありシャンクスは2人いる説です。傷の有無での双子説こそ、現在では否定的な考察も多くなっていますが2人説に関してはそうでもないと説明できない部分があると現在でも様々な考察が行われています。

シャンクスはワンピース初期から登場するキャラクターながら本名を含めたその正体、強さ、立場など実に不明点の多いキャラクターです。こちらも正体不明のイム様や五老星との関係など本人以上に周りとの関係性も不明点が多く今後のワンピースの重要な要素になってくるのは間違いないと思われます。

シャンクスはこれまでの行動を見ても何かしらの目的を持って行動しているだろう事は明白であり、今後どこかで必ず重要な立ち位置で登場するのは間違いないキャラクターです。ぜひシャンクスの動向にも注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか？