正解するカドのあらすじ・感想をネタバレ!ひどいと評価をうける理由は?

『正解するカドKADO:The Right Answer』は、2017年4月~6月まで放送されたTVアニメ作品です。ある日、羽田空港に謎の立方体『カド』が出現し、カドより現れた未知の存在・ヤハクィザシュニナと、主人公・真道幸路朗の物語がはじまります。ヤハクィザシュニナと人類の交渉内容や、カドの秘密が気になると、話題になりました。この記事では『正解するカド』の各話あらすじをネタバレしながら、賛否が分かれる結末のあらすじや感想についても紹介していきます。

正解するカドのあらすじ・感想をネタバレ!ひどいと評価をうける理由は?のイメージ

目次

  1. 正解するカドは大人に人気のアニメ
  2. 正解するカドのあらすじをネタバレ
  3. 正解するカドがひどい評価をうける理由は?
  4. 正解するカドの真道幸路朗とヤハクィザシュニナの交渉
  5. 正解するカドに関する感想や評価は?
  6. 正解するカドのあらすじ・感想まとめ

正解するカドは大人に人気のアニメ

正解するカドの作品情報

『正解するカドKADO:The Right Answer』は2017年4月から全12話で放送されたTVアニメです。制作は東映アニメーションです。東映アニメーションが初めてTVシリーズでセル調のフルCGアニメーションに挑んだという、意欲作でもあります。

正解するカドの概要

『正解するカド』大まかなあらすじです。ある日突然、羽田空港に巨大な立方体が現れます。巨大な立方体は滑走路にいた旅客機を飲み込み、着地します。と同時に巨大な立方体『カド』の上部に、異方の存在・ヤハクィザシュニナが姿を現します。ヤハクィザシュニナは人類との交渉を開始します。主人公の真道幸路朗(しんどう・こうじろう)はカドと人類の仲介役に立ちますが、やがてカドや、ヤハクィザシュニナと、対峙するようになります。

正解するカドの登場人物

 『正解するカド』の主人公は、凄腕の交渉人である真道幸路朗です。そしてもうひとりの主人公は謎の立方体『カド』から現れた異方の存在、ヤハクィザシュニナです。他の主要キャラクターとしてメインヒロインの徭沙羅花(つかい・さらか)や、真道の部下である花森瞬(はなもり・しゅん)などが登場します。

OPとED

OPテーマソングは『旅詩』というタイトルで、ヒロインの沙羅花を演じるM・A・Oさんが歌っています。EDテーマソングは『永遠のこたえ』というタイトルです。声優業と歌手業をされている西尾夕香 (にしお・ゆうか=旧芸名HARUCA)さんが歌っています。

正解するカド KADO: The Right Answer

正解するカドのあらすじをネタバレ

第0話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第0話のあらすじを紹介します。第0話はAmazonプライム・ビデオにて独占配信された、物語の前日譚です。とある工場に立ち退き交渉を命じられた真道幸路朗が、予想外の交渉結果へと導く…というストーリーです。

第1話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第1話のあらすじを紹介します。時は2017年7月25日。羽田空港の滑走路に突如、巨大な立方体が現れます。巨大な立方体は、離陸準備に入っていた旅客機を丸ごと飲み込みます。主人公の真道幸路朗も、巨大な立方体に飲み込まれます。そして巨大な立方体『カド』から謎の存在・ヤハクィザシュニナが現れ、人類との交渉をはじめます。

第2話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第2話のあらすじを紹介します。外務省の交渉官・真道幸路朗は、裸で佇むヤハクィザシュニナに、服を着るよう勧めます。ややあって真道は、カド側の代表交渉官を、自ら引き受けます。

第3話あらすじをネタバレ

第3話は、日本政府の代表である国際交渉官・徭沙羅花(つかい・さらか)と、『カド』から現れた謎の存在・ヤハクィザシュニナ、『カド』の代表交渉官となった真道幸路朗の三者が、ファースト・コンタクトを取ります。そしてヤハクィザシュニナは人類に、電力を無限に発生させる物体『ワム』を与えます。

第4話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第4話のあらすじを紹介します。ヤハクィザシュニナは日本政府へ、電力を無限に発生させる物体『ワム』を与えました。人類にとって夢の物体ともいえる『ワム』に世界の注目が集まり、国連までもが動き出します。

第5話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第5話のあらすじを紹介します。電力を無限に生み出す『ワム』。国連はワムの厳重管理を主張して、すべてのワムを提出するよう、日本政府に要求します。交渉官の沙羅花とヤハクィザシュニナは意見が分かれ、衝突します。そして真道は、首相の犬束構造に、とある方策を持ち込みます。

第6話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第6話のあらすじを紹介します。日本政府は国連にすべてのワムを提出し、同時に、ワムの製造法を全世界に公表しました。世界がざわめく中、真道幸路朗たちは、羽田空港を占領しているカドを、移動する計画を立てます。

第7話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第7話のあらすじを紹介します。ワムの製造法を公開した日本政府は、次に『カド』を狭山湖に移動させることに成功します。しかし平穏な時間は束の間、ヤハクィザシュニナは新たな異方の物体を、真道に見せました。

なお第7話では、日本の祭を浴衣姿で回るヤハクィザシュニナが描かれています。ヤハクィザシュニナは真道幸路朗たちと接しているうちに、冷淡な表情だけでなく、笑顔も見せるようになりました。

第8話あらすじをネタバレ

『正解するカド』第8話のあらすじを紹介します。ヤハクィザシュニナはワムの次に、『サンサ』という異方の物体を人類に与えます。『サンサ』は人類に異方の感覚を与える装置で、サンサを見た人類は、睡眠をも必要でなくなります。交渉官の徭沙羅花はヤハクイザシュニナとの交渉を進めるうちに「ヤハクィザシュニナを異方に帰したい」と願うようになります。

第9話あらすじをネタバレ

「ヤハクィザシュニナを異方に帰したい」という徭沙羅花の願いを知った真道幸路朗は、ヤハクィザシュニナと酒を交わしながらの交渉に挑みます。ヤハクィザシュニナは、異方存在は高度に進化するあまり、情報に飢えるようになったこと、その結果で宇宙や人類を生み出したことを、真道に打ち明けます。ヤハクィザシュニナは真道を、異方へと誘いますが…。

第9話は、急展開だと話題になった回です。ヤハクィザシュニナの目的と、そして徭沙羅花が異方からの来訪者であることが、明らかになりました。

第10話あらすじをネタバレ

ヤハクィザシュニナは真道に、新たな異方の物体『ナノミスハイン』を見せます。ナノミスハインはワムやサンサを凌駕する力を持っています。このヤハクィザシュニナの行動に、徭沙羅花は意義を唱え、ヤハクィザシュニナと真っ向から対峙します。
 

第11話あらすじをネタバレ

徭沙羅花に続いて真道幸路朗も、ヤハクイザシュニナと対峙します。ヤハクィザシュニナは「君には自らの意思で異方に来てもらいたかった」と真道に語り、彼らと別れます。ヤハクィザシュニナは真道幸路朗の複製を作り、その複製と共に『ナノミスハイン』を広めていきます。

最終回あらすじをネタバレ

真道幸路朗たちと、人類の異方変換を企むヤハクィザシュニナとの、最後の交渉がはじまります。真道幸路朗が倒れたとき、切り札として現れたのは…。

Thumb正解するカドのあらすじ・感想を考察!最終回の結末がひどいと言われる理由は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

正解するカドがひどい評価をうける理由は?

予想以上のバッドエンド

『正解するカド』の最終回では、主人公である真道幸路朗とヤハクィザシュニナ、どちらも死亡した模様です。この結末は多くの視聴者にとって、バッドエンドと映ったようです。また、これまで登場していなかった新キャラクターが、ヤハクィザシュニナを瞬殺するという展開も、低評価の要因なようです。

ご都合主義な超展開

ヤハクィザシュニナは、突然に現れた真道幸花(しんどう・ゆきか)に倒されます。幸花は、主人公の真道幸路朗と、異方の管理者であった徭沙羅花の間に、生まれた子供です。人類と異方存在の特異点となる幸花は、高次元な能力を持って生まれています。幸花は時間の交渉を受けない部屋で16年間育ち、ヤハクィザシュニナを圧倒します。

人類と、人類とは異なる存在の間に、ハイブリッドな生体が生まれるというのは、物語上でよく見られる設定といえます。しかしヤハクィザシュニナに対抗するために、確証もなく子供をもうけたような、真道と沙羅花の行動には、疑問の声があがりました。また同時に「この展開は読めなかった!」という感想もあがっています。

正解するカドの真道幸路朗とヤハクィザシュニナの交渉

真道幸路朗の人物像

真道幸路朗は『正解するカド』の主人公です。外務省に務める30歳の青年で、外務省からは『交渉の切り札』『国内最高のネゴシエーター』と称されています。零細企業の立ち退き交渉を頼まれた際、自身の経験とコネクションを活かして、新たな産業へと発展させたという経歴の持ち主です。真道は自らカド側の代表交渉官となり、やがてはヤハクィザシュニナと対峙します。

ヤハクィザシュニナの人物像

ヤハクィザシュニナは『正解するカド』の、もうひとりの主人公です。謎の立方体『カド』から現れた異方存在で、物語当初は冷淡な表情ばかりでいます。ヤハクィザシュニナの真の目的は、情報不足である異方に人類を連れ出すことでした。しかし真道幸路朗と交流する内に人間的な感情が芽生え、真道幸路朗ひとりを異方に連れて行きたいと、強く望むようになります。

人間との交渉にきたヤハクィザシュニナ

ヤハクィザシュニナは、情報不足である異方に人類を連れていこうと、交渉に来ていました。しかし真道幸路朗と交流する内に、真道ひとりを異方に連れて行きたいと、願うようになります。けれどヤハクィザシュニナの願いは叶わず、真道は沙羅花と手を取り合います。ヤハクィザシュニナは真道と沙羅花の娘『幸花』をまのあたりにして、ひどく取り乱し、そして倒されます。

交渉の内容とは?

『正解するカド』第1話で、真道幸路朗は「双方に利益が生まれることが最大の利益」というような言葉を語っています。この真道の発言から、人類と異世界の住人たち双方に利益が出る、素晴らしい交渉をしてくれるのだろうと、視聴者から期待が寄せられました。

しかし、双方に利益が生まれるような交渉は、物語の最後まで登場しませんでした。クライマックスでは拳での交渉も展開されます。もっと真道に「外務省の交渉の切り札」「国内最高のタフネゴシエーター」と呼ばれるに相応しい行動を取ってほしかった、という声が、視聴者からあがりました。

正解するカドに関する感想や評価は?

それでは『正解するカド』に寄せられた感想や評価を紹介していきます。まずはヤハクィザシュニナと真道に和解するような、平和なエンディングが見たかったという感想です。

こちらは登場キャラクターに生きていてほしかったけれど、とても面白かったという旨の感想です。真道の部下である花森が可哀想だとも、述べられています。

2018年6月に期間限定でYouTubeにて公開された『正解するカド12.5話』への感想は、こちらです。12.5話は総集編なのですが、一部ラストが書きかえられています。

正解するカドのあらすじ・感想まとめ

『正解するカド』は、2017年4月~6月まで放送されたTVアニメです。物語の謎や登場キャラクターが話題となりましたが、結末については賛否両論を呼んだ作品です。情報量の多いアニメなので、見るたびに新たな理解と疑問が生まれるかもしれない作品です。2019年8月現在はamazonプライムにて全話視聴可能なので、気になった方は、どうぞご覧ください。

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