【ゴールデンカムイ】鶴見中尉のモデルは?カリスマ性のある魅力や声優も紹介

アイヌの地に眠る金塊を巡る熾烈なサバイバルバトルを描いた漫画「ゴールデンカムイ」に登場する鶴見中尉は、実在の将校をモデルに描かれた陸軍所属の情報将校であり、アイヌの金塊を狙う第七師団の主導者です。本文では、残忍でありながら紳士的な振舞いで多くの部下を惹きつけるカリスマ・鶴見中尉の魅力や、モデル・須見新一郎の概要、額当てから垂れる脳汁、アニメ版声優などを紹介します。

【ゴールデンカムイ】鶴見中尉のモデルは?カリスマ性のある魅力や声優も紹介のイメージ

目次

  1. ゴールデンカムイの鶴見中尉とは?
  2. 鶴見中尉のモデルは?
  3. 鶴見中尉の魅力
  4. 鶴見中尉の声優
  5. 鶴見中尉の秘密
  6. 鶴見中尉のモデルに関する感想や評価
  7. 鶴見中尉のモデルや声優まとめ

ゴールデンカムイの鶴見中尉とは?

アイヌの金塊を巡る争奪戦を描いた「ゴールデンカムイ」は、アイヌ文化が営まれる北海道周辺を舞台に、男たちのアイヌの秘蔵を懸けた壮絶な戦いを描いたサバイバル漫画です。以下では、アイヌの金塊を狙う第七師団の主導者・鶴見中尉のモデルや知られざる魅力、アニメ版の担当声優、金塊を狙う目的や額当てから垂れる脳汁の秘密などを紹介します。

ゴールデンカムイの作品情報

野田サトル先生の漫画「ゴールデンカムイ」は、週刊ヤングジャンプにて連載されている人気作品で、2019年6月までに計18巻が刊行されています。舞台設定は、日露戦争終結直後の北海道周辺で、ヒロイン・アシリパを始めとするアイヌ人の登場や狩猟・料理など、当時のアイヌ文化を緻密に描いています。

また、鶴見中尉のモデル・須見新一郎大佐のように、歴史上の人物をモデルとするキャラクターの登場も人気に拍車をかけています。一方で、青年漫画に分類される作風のため、今回紹介する鶴見中尉の過激な行動や脳汁が垂れるシーンなど、残忍な描写も多く描かれていることも特徴に挙げられます。

鶴見中尉のプロフィール

第七師団・反乱分子の主犯格である鶴見中尉こと鶴見篤四郎は、新潟県出身、大日本帝国陸軍所属の将校です。反逆の情報将校のキャッチフレーズのごとく、情報収集・分析を得意としており、持ち前のスキルを駆使して争奪戦を有利に進めています。本編開始前に勃発した日露戦争にて頭部の一部を負傷する大怪我を経験しており、作中では傷跡を額当て等で覆い、時折脳汁を垂らすなどコミカルな一面も見せています。

第七師団に所属している

大日本帝国陸軍の将校として活動している鶴見中尉は、第七師団・歩兵第27聯隊所属の小隊長を務めています。持ち前のカリスマ性を生かして、物語開始時には100人ほどの部下を抱えていたことが推測されます。これは、小隊の定員数より多いと言われ、網走監獄の襲撃には部下63人を引き連れて登場、歩兵第27聯隊長・淀川輝前中佐の弱みに付け込み、第27聯隊の事実上の指揮官に君臨しています。

鶴見中尉の名言

実在の将校をモデルにキャラクターデザインされた鶴見中尉と言えば、裏切り者に対する過激な拷問な見せしめ、興奮すると飛び出る脳汁など残忍や狂気というイメージが強いでしょう。しかし、「我々の戦争はまだ終わっていない」との名言から、終戦後の第七師団に対する軍の冷遇やより豊な生活を求める、鶴見中尉のアイヌ金塊に懸ける信念は、モデルとなった須見新一郎の信念を彷彿させるでしょう。

『ゴールデンカムイ』公式サイト│集英社

鶴見中尉のモデルは?

圧倒的なカリスマ性と額当てから飛び出る脳汁、思わず目を背けたくなるような残忍性や狂気ぶりが目立つ鶴見中尉ですが、ゴールデンカムイで披露した卓越した知略やバイタリティある生命力などの共通点から、須見新一郎陸軍大佐をモデルに描いたと考察されています。以下では、鶴見中尉のモデルと言われる須見新一郎大佐のプロフィールや日露戦争での逸話を紹介します。

須見新一郎のプロフィール

ゴールデンカムイの鶴見中尉のモデルと言われる須見新一郎は、旧大日本帝国・陸軍大佐で、1939年に勃発したノモンハン事件時に第7師団・第26連隊長として従事しました。ノモンハン事件は、当時の満州国とモンゴルとの国境線を巡る、日本とソビエト連邦の紛争です。ソビエトとの国境紛争では最大規模の軍事衝突と言われ、生存者は須見新一郎大佐を含めた3名だけと伝わっています。

多数の犠牲者を出したノモンハン事件について、須見新一郎大佐は、わずかな戦力でソビエトに挑むことは、無謀な作戦であることを示唆し、当時の上官に向かって作戦計画の反対を申し出ており、終戦後も批判的な考えを持っていたことも知られます。ゴールデンカムイでも、須見新一郎大佐が経験した日露戦争の悲惨さは、鶴見中尉の過去のエピソードとして起用されていることも、モデル説に拍車をかけています。

火炎瓶で敵戦車を破壊

鶴見中尉のモデルと言われる須見新一郎大佐は、サイダー瓶を用いた火炎瓶で、敵の戦車・83両も破壊したことで広く知られています。このように、知略にも優れた面を持つ須見新一郎大佐の逸話は、大佐をモデルにキャラクターデザインされた鶴見中尉のゴールデンカムイでの動向に色濃く反映されています。

鶴見中尉とモデル・須見新一郎の違い

日露戦争でのノモンハン事件に対する上官に対する批判や、激戦の中辛うじて生き延びることが出来た鶴見中尉とモデルの須見新一郎大佐には、戦後の動向から決定的な違いも指摘されています。まず、モデルとなった須見新一郎大佐は、小松原師団長を始めとする上官たちが、自分たちの保身のために、部下たちに責任転嫁させたことに対して、痛烈な批判を浴びせていました。

一方、ゴールデンカムイの鶴見中尉も、作戦の失敗について上官を非難しつつも、花沢中将を自刃に追い込むなど、自身も軍に潜む闇に手を染めていることなど、モデル・須見新一郎大佐とは異なるシナリオが描かれています。

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鶴見中尉の魅力

モデルとなった須見新一郎とは正反対の人間離れした残忍さや狂気、時折垂れる脳汁に誰もが目を背けたくなる一方で、作中の登場人物だけでなく、アニメ版声優までも虜にしてしまう不思議な力を秘める鶴見中尉の魅力について紹介します。

魅力①刺青人皮の作成

ゴールデンカムイにて各一派が必死に探し求める刺青人皮は、アイヌ金塊の在り処を示す重要な手がかりです。刺青人皮は、のっぺらぼうによって網走監獄の脱獄囚24人の体に彫られ、それら全てを集めつなぎ合わせることで、金塊の隠し場所を知ることが出来ます。それぞれが刺青人皮を求めて必死に脱獄囚を追う求める中、鶴見中尉は、偽物の刺青人皮の作成に乗り出し、事態の混乱を引き起こそうと画策します。

そして、刺青を持つ囚人の墓荒らし犯人の捜査から剥製師の江渡貝を突き止めた鶴見中尉は、彼の持つ技術力の高さに目を付け、得意の話術で江渡貝に偽の刺青人皮の製作を依頼します。そして、刺青人皮の争奪戦は、鶴見中尉の思惑通りの展開を迎え、江渡貝によって本物の刺青人皮の見分け方を教えられた中尉は、刺青人皮とアイヌ金塊争奪戦を大きくリードしていきます。

魅力②カリスマ性

目的のためなら手段を選ばない言動から悪魔にも例えられる鶴見中尉ですが、彼のブロマイドを持ち歩く鯉登少尉や、補佐的役割を担う月島を始めとする部下たちから絶大な信頼と忠誠心を寄せられているカリスマ性を備えています。鶴見中尉のカリスマぶりは、自身の小隊の直属以外の人間をも引き入れたと推測される部下の数や、任務遂行時に表れています。

このように、相手の心情に寄り添う巧みな話術で、有能な人材を懐に取り入れる鶴見中尉のカリスマ性は、自身より上の階位にある将校を仲間に引き入れてしまうほど、計り知れない魅力を放っています。そして、中尉のカリスマ性は、江渡貝とのやり取りにて最大限に発揮され、味方でない人間からも、命を懸けても惜しくないと思わせてしまう不思議な魅力に包まれています。

魅力③残忍性

頭脳明晰で先見の明にも優れた鶴見中尉ですが、囚人や裏切り者に対する残忍な振舞いも、魅力の1つに挙げらています。鶴見中尉の残忍性について、ノモンハン事件で前頭葉を欠損した影響ではと思われる一方で、顔色一つ変えず平然と行う中尉の行動は、脳の欠損だけでは説明がつかないくらいの過激さが見られます。

ゴールデンカムイでの鶴見中尉の残忍さは、指を差して文句を叩いてきた上官の指を噛み切る、同じくアイヌの金塊を狙う連中の1人で、元陸軍・第一師団所属の杉元を自分の一派に引き入れたいがために、説得と称した拷問を繰り出しています。そして、裏切り者をあぶりだす手段として行われた拷問では、見せしめとして裏切り者の耳を切り取り、耳たぶに向かって罵声を浴びせるなど、際限のない残忍ぶりを見せています。

魅力④情報網

鶴見中尉は、情報将校という異名の通り、情報収集や分析能力に長けた一面を持っており、それらのスキルをアイヌ金塊探しにて最大限に発揮しています。鶴見中尉の情報網は、当初20貫と伝わるアイヌの金塊が、本当は20000貫であることを突き止めたことや、国外に持ち出すことで、それ以上の価値も望めることなど、杉元たちが足元にも及ばないものを誇っています。

そして、些細な情報から杉元一派の第七師団への侵入などを見破るなど、情報取集・分析に加え、それらを有効に活用する手腕も持つ鶴見中尉は、ロシア・ウラジオストクでスパイ活動に従事していた時期がありました。現地では、写真館を営むカメラマンの仮面をかぶり、街の何気ない風景の中に潜む、ロシア軍の有力な情報を密かに忍ばせていたことでしょう。

魅力⑤戦略

頭脳明晰かつ先見の明にも優れた鶴見中尉の統率力の高さは、のっぺらぼうが収監されている網走監獄襲撃にていかんなく発揮されています。囚人が一斉に襲いかかるなど不測の事態が生じても、すぐさま作戦を変更し、網走監獄は大混乱に陥ります。一方、鶴見中尉は、これら一連の騒動を自分たち第七師団の正当性を認めさせる筋書きを練り、看守を一人残らず惨殺します。

作中では、自分の利益のために狂気に走る鶴見中尉の残忍性が目立ちますが、彼が金塊を求めるきっかけを作った日露戦争での出来事から、仲間に対する想いも強かったことが伺えます。そして、作中で描かれた鶴見中尉の戦略にも、モデルとなった須見新一郎大佐の影響を色濃く映しているでしょう。

魅力⑥銃コレクション

金塊争奪戦に勝ち、自身を指導者に据えた軍事国家を目論む鶴見中尉は、多数の銃コレクションを所持していることも知られます。一部趣味混じりも感じられる一方で、中尉が集めた銃の多くは、最新式の型を多く取り揃え、1人では扱うには難しそうな機関銃を難なく使いこなすなど、銃器の扱いにも長けています。

魅力⑦育ちの良さ

ゴールデンカムイ・鶴見中尉の魅力は、部下を虜にするカリスマ性や陸軍将校としての有能ぶり、裏切り者に対する残忍な粛清など、限度の無い残忍さや狂気から垣間見える育ちのよさも欠かせません。渋くて落ち着いた雰囲気に加えて、所作や言葉使いから品の良さが伺えます。また、鰊大尽の豪邸内にあるピアノを弾き、持ち主の親方を関心させるシーンも描かれています。

そして、鶴見中尉自身の言葉から、生家はそれなりに裕福な家柄であったことが判明しており、それらに担当声優の演技力の高さも加わり、他の登場キャラクターにはない紳士的な振舞いにも人気に拍車をかけています。

魅力⑧月島との過去

鶴見中尉に付き従う部下は、中尉のカリスマ性に影響されて忠誠心を誓う者が大半を占める一方、月島は、中尉に対して特別な感情を持っています。鶴見中尉に出会う前の月島は、恋人を自殺に追い込んだ父親を殺した罪で、死刑判決を受けていました。そして、刑の執行を待つ身となった月島は、彼に目を付けた鶴見中尉の計らいにより、救われることとなりました。

その後、月島はロシア語を身に付け、鶴見中尉の部下として有能な人材に仕立て上げられます。一方、鶴見中尉も、月島の死刑の帳消しのために、月島の父親殺しの正当化を認めさせるような工作を行います。鶴見中尉の尽力によって、月島の死刑判決は取り消され、月島自身も自分の命を救い、居場所を作ってくれた中尉のご恩に報いるために、命を懸けて任務を遂行しています。

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鶴見中尉の声優

アニメ版声優から、残忍・奇矯・策謀・謀略などと称されるほど、鶴見中尉の計り知れない魅力は、第七師団の部下だけでなく、担当声優を惹きつけてしまう不思議な力が備わっています。以下では、須見新一郎大佐をモデルに描かれたと推測される鶴見中尉のアニメ声優を紹介します。

大塚芳忠のプロフィール

アニメ版ゴールデンカムイ・鶴見中尉の担当声優・大塚芳忠さんは、1976年から声優活動を続ける人気声優・ナレーターで、テレビアニメや海外作品の日本語吹き替えを中心に活躍しています。海外映画の吹き替えでは、日本でも知名度の高いトム・ハンクスやニコラス・ケイジ、キーファー・サザーランドなどの海外俳優を担当しました。

大塚芳忠の出演作品

漫画・アニメ共に人気を博した「NARUTO」の自来也役で広く知られている大塚芳忠さんは、リメイク版「宇宙戦艦ヤマト2199」の真田志郎、2018年に放送された「バキ」のビスケット・オリバなど数多くのキャラクターを演じてきた人気声優です。海外作品では、映画「007」主人公ジェームズ・ボンド役、フルハウス・続編フラーハウスのダニー・タナ―役などの日本語吹き替えを担当しました。

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鶴見中尉の秘密

鶴見中尉の秘密・イメージ画像

前頭葉の欠損による感情の激しさや、目的のためなら手段を選ばない残忍さ、敵を欺くことにも長けた頭脳の持ち主で、ゴールデンカムイの登場キャラクターの中で最も狂気に満ちた人物として恐れられている鶴見中尉。しかし、ファンからは育ちの良さをうかがわせる紳士的な振舞いや、脳汁が垂れる前頭の秘密など表面的なものから、中尉の過去など知られざる秘密にも注目が集まっています。

秘密①金塊を追う理由

鶴見中尉がアイヌ金塊を狙う理由は、鶴見中尉が計画する自身を指導者に据えた軍事政権の樹立のための資金調達です。日露戦争時、旅順功囲戦の203高地攻略に対して、鶴見中尉は日本軍の犠牲を予測し上官に対して作戦変更を助言しました。しかし、上層部に鶴見中尉の意見は受け入れてもらえず作戦は強硬され、第七師団が投入されてしまいます。

203高地攻略は、日本軍の勝利に終わったものの、この戦いによって第七師団の大半が戦死し、鶴見中尉も頭蓋骨と前頭葉が欠損する重傷を負います。しかし、敵国・ロシアから賠償金が支払われなかったことに加え、多大な功績を残した第七師団の戦死者の多さから、鶴見中尉を含めた第七師団には、勲章や報奨金はおろか、陸軍で冷遇されるという不毛な仕打が与えられます。

成果に見合わない対価を下す陸軍に対する不信感や、戦死した第七師団の仲間や彼らの遺族に報いたい考えは、鶴見中尉に日本軍とは独立した軍事政権の樹立という考えを芽生えさせます。そして、アイヌの金塊資金を元に北海道に武器工場の生産拠点を作り、残された遺族たちの生活基盤の安定を果たそうと訴える鶴見中尉の元には、後に不遇に苦しむ多くの部下の共感を得るようになります。

一方、アイヌ金塊に関する情報について、日露戦争前から入手していたと思われる描写もあったことから、金塊を狙う真の目的は、軍事政権とは別のものが推測され、ゴールデンカムイでの今後の動向が注目されています。

秘密②イルク・キロランケとの関係

鶴見中尉は、過去にロシア帝国・ウラジオストクでスパイ活動を行なっていた時期があり、その頃、当時10代だったアシリパの父・ウイルクとキロランケに日本語を教えていた時期がありました。ロシアでは、長谷川新一郎の偽名で、表向きは写真館を営むカメラマンを演じながら、街の風景を撮影し、ロシア側の情報を流していました。

その頃、ロシア帝国では、ウイルクたち少数民族の若者によるロシア帝政の解放運動が盛んに行なわれており、アレクサンドル2世の暗殺を実行します。その後、皇帝暗殺の罪で指名手配を受けたウイルク・キロランケは、恋人のソフィアと共に逃亡生活を送りながら、長谷川の元で日本語を教わっていました。そんなある日、ロシア側に目を付けられた長谷川は、秘密警察からスパイ容疑をかけられます。

長谷川自身は、その場を上手くやり過ごそうと画策するも、偶然居合わせたウイルク達が自分たちを捕まえるために訪れたと勘違いしたことで銃撃戦が始まり、現地で結ばれた妻と子供の2人が死亡する不測の事態が起りました。一連の騒動後、命が尽きようとする妻に対して鶴見中尉は自身の本名を明かし、妻と子供の死を見届けた後、写真館に火をつけその場を去っていきます。

また、鶴見中尉は、キロランケが国境を越える際にロシア側に情報を流しており、ウラジオストクでの過去が、鶴見中尉の今後の展開にどのような影響を及ぼすのか、またのっぺらぼうの1人と推測されているキロランケとの関わりにも目が離せません。

秘密③おでこ

アニメ版声優・大塚芳忠さんが最も魅力あるキャラクターと称した鶴見中尉と言えば、傷跡を隠した額当てとその隙間から飛び出る変な汁・脳汁も外せません。鶴見中尉のおでこは、日露戦争時に砲弾の破片を直撃したことで、頭蓋骨と前頭葉の一部が吹き飛んでしまった経緯を持っており、その影響で脳汁が垂れることもしばしば描かれています。

脳汁を垂らす場面

感情が高ぶった時に見られる脳汁ですが、独特の感性を持つ鶴見中尉が脳汁を垂らす場面は、大量のコレクションを抱える銃を撃つ時や、思考を巡らせている時などがあります。

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鶴見中尉のモデルに関する感想や評価

鶴見中尉に関する感想や評価の紹介・イメージ画像

時には脳汁を垂らすなど痛々しい面も見られるも、モデル・須見新一郎大佐にも劣らぬバイタリティーで、金塊争奪戦を有利に進める第七師団の主導者・鶴見中尉やモデルに関する感想や評価を紹介します。

感想1:不思議な魅力に目が離せない

作中では、脳汁を垂らす、裏切りを働いた部下に対する粛清や、杉元佐一を仲間に引き入れようと拷問を彷彿させる交渉術に乗り出すなど、読者も予測不可能な言動で人気を集める鶴見中尉ですが、人を惹きつける不思議な魅力にも包まれています。また、中尉のモデルについて、日露戦争での活躍から須見新一郎大佐が有力視される一方、同時代に諜報員だった将校をモデルにしたとも考察されるなど関心が寄せられています。

感想2:品のある物腰にも注目

ゴールデンカムイの鶴見中尉は、丁寧な言葉使いに物腰の柔らかい紳士的な振舞いで、部下だけでなく読者をも虜にしてしまうカリスマ性も秘めています。軍人と言えば、荒々しい口調をイメージされがちである一方、鶴見中尉の軍人らしからぬ品の良さから、親しみやすさも感じられます。

感想3:個性の強すぎるキャラが好き

狩猟や金塊の在り処を示す刺青人皮のように、過激すぎるグロテスク描写が多いことでも知られるゴールデンカムイは、主人公・杉元を始めとする登場キャラクター達の緻密なキャラクター設定にも、高い評価を得ています。今回紹介した鶴見中尉のように、モデルとなった将校のベースにしつつ目的のためなら手段を選ばない残忍さや狂気に仕立て上げられた濃いキャラクター設定も人気に拍車をかけています。

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鶴見中尉のモデルや声優まとめ

ゴールデンカムイ・鶴見中尉のモデルや魅力、隠された秘密や額当てで隠している頭や脳汁、アニメ版声優について紹介しました。人を惹きつけるカリスマ性や巧みな話術で、第七師団をまとめると同時に、主人公・杉元や歴史上の人物をモデルに描いたキャラクターたちとの金塊争奪戦を描いたゴールデンカムイをご覧になってはいかがでしょうか?

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