2019年03月26日公開
2019年03月26日更新
【ゴールデンカムイ】鶴見中尉の魅力や特徴は?過去や金塊を狙う目的を考察
週刊ヤングジャンプにて連載中の漫画、ゴールデンカムイは様々な漫画賞も受賞し、今注目を集めている作品です。アニメ化も果たす人気漫画ゴールデンカムイには、数多くの魅力的なキャラクターが登場します。ここでは、そんなゴールデンカムイの人気キャラクターの中で、鶴見中尉についてご紹介します。鶴見中尉の過去や魅力、アイヌの金塊を狙う目的など、詳しく考察してまとめていきます。
鶴見中尉が登場するゴールデンカムイ
ゴールデンカムイの作品情報
ゴールデンカムイとは、週刊ヤングジャンプで連載中の漫画作品です。ゴールデンカムイは日露戦争後の北海道を舞台に、主人公の杉本佐一とアイヌの少女アシリパを主人公とし、アイヌの隠し財産の金塊をめぐって様々な勢力が繰り広げるサバイバルを描いている人気漫画です。作中にはアイヌの食文化や風習など、特徴的な描写も多く人気を集める理由となっています。
漫画ゴールデンカムイは2014年から週刊ヤングジャンプで連載しています。作者は漫画家の野田サトルです。ゴールデンカムイはコミックナタリー賞や、このマンガがすごい!オトコ編2016、マンガ大賞2016など様々な著名な漫画賞を受賞しています。独特のストーリーと魅力にあふれる登場キャラクターは、読者からの評価も高く、累計発行部数は900万部を突破しています。
そんな人気漫画ゴールデンカムイには、様々なキャラクターが登場しています。サバイバルアクション漫画として、バイオレンスな戦闘を繰り広げながらも、どこか癖のある特徴的で魅力的なキャラクターは人気を集めています。そんなゴールデンカムイの人気キャラクターの一人が鶴見中尉です。ここでは、鶴見中尉の過去やアイヌの金塊を狙う目的などを考察し、その魅力に迫ります。
鶴見中尉のプロフィール
鶴見中尉はゴールデンカムイの登場人物で、日本軍第七師団を率いています。日本軍第七師団は、別名北鎮部隊とも呼ばれており、選りすぐりの強さを持つ軍人で構成されています。そんな第七師団を率いる鶴見中尉は部下からの信頼の厚い人物です。しかし、奉天会戦で受けた頭部の重傷により、情緒不安定で奇抜な行動を起こす人物となっています。
鶴見中尉はその奇妙な言動だけでなく、見た目にも特徴があります。頭部の重傷を保護するために大きな額当てを付けており、激しい運動や感情の高ぶりで脳漿が流れだすこともあります。本人曰く「変な汁」との事。黒目の大きな目をしており、その眼付もまた鶴見中尉のミステリアスな魅力を際立たせています。有能で部下からも慕われる軍人鶴見中尉は、多くの特徴的な要素を持っている人物でもあります。
鶴見中尉の魅力や特徴
鶴見中尉の魅力①部下に慕われるカリスマ性
ゴールデンカムイの鶴見中尉の魅力として、そのカリスマ性が挙げられます。第七師団を率いる鶴見中尉には、多くの部下がいます。中には鶴見中尉に反旗を翻す者もいますが、一度裏切った者でも再び配下に加える懐の深さも持っています。また、ゴールデンカムイ作中で赤ん坊を拾うことになった時、その赤ん坊を捨ててしまわずにきちんと面倒を見て里親も探しています。赤ん坊を保護した事からも、冷酷な人物ではないと分かります。
作中での筋の通った鶴見中尉の行動を見てみると、目的の為に手段を選ばない非道な人物ではないと分かります。その為、自分の部下を総動員してアイヌの金塊を狙っている鶴見中尉ですが、私利私欲のために金塊を狙っている訳ではないと考えられています。きちんと筋を通し、そのカリスマ性で部下を率いている鶴見中尉。作中ではそんな鶴見中尉と部下の過去のエピソードも次々公開されています。
鶴見中尉の部下の過去のエピソードを見てみても、鶴見中尉は非常に大きな野望を持った人物であると分かります。それと同時に、目的にまっすぐ向かいながらも、部下想いで寛大な人物だとも理解されています。鶴見中尉を慕う部下はたくさんいますが、彼らが鶴見中尉を崇拝する様子からも、非常に高いカリスマ性を持っている事が明かされています。
鶴見中尉の魅力②杉元佐一との関係
ゴールデンカムイの主人公杉本佐一と鶴見中尉との関係をご紹介します。杉本佐一は自分の目的の為に、アイヌの金塊を探すことになります。しかし、アイヌの金塊を狙う勢力は多く、その一つが鶴見中尉の勢力です。元々は鶴見中尉の部下であった尾形とも行動を共にしている杉本と、鶴見中尉は幾度も衝突しています。それぞれ目的は違っても、アイヌの金塊を奪い合うことになった2人。
鶴見中尉は杉本佐一に一目置いており、一度彼を捕らえたときも、アイヌの金塊探しを手伝うようにと説得していました。結局杉本佐一は逃げてしまいましたが、団子の串を頬に突き刺されても微動だにしない杉本に、鶴見中尉は強い興味を持ったようです。杉本佐一は元々は日本軍第一師団の兵士でもあり、部下に引き入れたいと思っていました。鶴見中尉と主人公杉本佐一の勢力は今後も衝突すると考えられています。
鶴見中尉の魅力③土方歳三との関係
鶴見中尉と土方歳三は因縁のある仲です。お互いを昔から知っているようなそぶりの二人。土方が自身の愛刀和泉守兼定を奪うために銀行強盗を行った際、鶴見中尉と顔を合わせる事となります。鶴見中尉は土方のことを、幕末の亡霊や未練を残した悪霊と評しています。逆に土方は鶴見中尉を腹の座った面構えであると評価していました。
土方歳三もまた、アイヌの金塊を狙っている人物です。土方歳三がアイヌの金塊を狙う目的は、北海道に独自の軍事国家を築く資金にする為です。幕末最後の剣客集団新選組の生き残りである土方歳三。自身の信念の為、もう一度戦争を起こそうとしているのではないかと作中で示唆されています。そんな目的を持つ土方歳三と、同じく自身の目的の為に金塊を狙う鶴見中尉は激しく対立する事となります。
鶴見中尉の魅力④軍人としての実力・能力
鶴見中尉は奇抜な行動や、個性的な見た目が目を引くキャラクターです。しかし、非常に能力の高い軍人でもあります。鶴見中尉の強みとして、その人脈があります。鶴見中尉のカリスマ性は前述した通りですが、尾形から「若者を騙すのが上手い」と評されるほど、部下たちの心をつかみ統率しています。また、インカラマッなど外部の人物との人脈も持っています。
また、非常に冷静な判断力も持っている鶴見中尉。どんな局面でも、取り乱すことなく冷静な対処を行っています。また、軍人として個人の戦闘力も高いと考えられています。ゴールデンカムイ作中で走る馬を走って追いかけた鶴見中尉。この事からもバイタリティに溢れ体力の面でも秀でている人物と考えられています。
鶴見中尉は、軍の中で中尉にまで上り詰めた人物です。部下を率いて網走監獄を襲撃した際には、不測の事態にも素早く対応し、優れた統率能力を披露しています。乱戦に陥った際も、迫りくる敵はしっかりと排除しており、この点でも個人の戦闘能力は高いと考えられています。
鶴見中尉の過去や金塊を狙う目的
鶴見中尉がアイヌの金塊を狙う目的①政権を樹立するため?
ゴールデンカムイの鶴見中尉がアイヌの金塊を狙う目的ですが、はっきりと明かされているわけではありません。鶴見中尉は自身の直属の部下を率いてアイヌの金塊を手に入れるために行動しています。金塊を手に入れて武器を仕入れ、政府を相手にクーデターを起こすことを目的としています。鶴見中尉は独自の政権を樹立し、そのリーダーとして政府を戦おうとしていると考察されています。
政権を樹立するという目的は判明しているのですが、何故そのような目的を持ったのかは明かされていません。同じく金塊を狙う土方歳三も北海道を独立させ、失われた日本を取り戻すことを目的としてます。政権の樹立とだけ聞けば、土方歳三と同じような目的と言えます。しかし、鶴見中尉は土方歳三と協力しようとはしていない事から、土方歳三の目的は鶴見中尉の目的とは反していると考察されています。
鶴見中尉がアイヌの金塊を狙う目的②過去に関係?
鶴見中尉がアイヌの金塊を狙う目的は、鶴見中尉の過去に関係しているのではないかと考えられています。ゴールデンカムイ作中で、鶴見中尉の過去は詳しく明かされているわけではありません。ピアノを弾きこなす姿を披露するなど、育ちのよさそうな描写もある鶴見中尉。詳しい出自は判明していませんが、軍に恨みを持っているのではないかと考察されています。
ゴールデンカムイ作中のエピソードで、203高地の戦いにおいて、鶴見中尉は上層部に意見を進言しています。それにも関わらず、上司の無謀な指示によって多数の殉職者を出す事となりました。これによって、鶴見中尉は軍部に恨みを持っていると考えられています。政府へのクーデターを起こすというのは、鶴見中尉の軍への恨みからの行動でもあるのです。
鶴見中尉の声優
鶴見中尉の声優は大塚芳忠
アニメゴールデンカムイで鶴見中尉の声を担当しているのは、大塚芳忠です。アニメゴールデンカムイでは、豪華な声優陣も話題を集めています。大塚芳忠もその中の一人で、ゴールデンカムイの鶴見中尉の野心に溢れるキャラクターを熱演しています。ここでは、鶴見中尉の担当声優大塚芳忠の情報を詳しくご紹介します。
大塚芳忠のプロフィール
出典: https://thetv.jp
大塚芳忠(おおつかほうちゅう)は、日本の声優・ナレーターです。愛称はほっちゅん。本名は「おおつかよしただ」と言いますが、各所で名前の読みを「ほうちゅう」と間違われたことから、芸名に「おおつかほうちゅう」を採用しています。クレイジーボックス所属で、血液型はA型です。1976年から声優として活動し、長いキャリアを誇っている人気声優です。デビュー作は機甲創世記モスピーダです。
声優大塚芳忠は岡山県出身で、同じく声優の弥永和子と結婚していましたが、2014年に死別しています。アニメ作品だけでなく、洋画の吹き替え作品にも数多く出演しており、過去には妻との競演も果たしています。高い演技力が評価されている声優大塚芳忠は、2017年に第11回声優アワードで助演男優賞を受賞しています。
大塚芳忠の他の出演作
大塚芳忠は、ゴールデンカムイの鶴見中尉役以外にも、数多くのキャラクターを演じています。洋画の吹き替えやアニメのキャラクター以外には、バラエティ番組のナレーターもこなしています。代表作としては、機動戦士Zガンダムのヤザン・ゲーブル、スラムダンクの仙道彰、NARUTO疾風伝の自来也などがあります。数多くの人気キャラクターを演じている大塚芳忠は、鶴見中尉の演技でも注目を集めています。
鶴見中尉に関する感想や評価は?
ゴールデンカムイの鶴見中尉カッコいいなあ………走る時のフォームとかボーチャードピストル構えるシーンとか、吹き飛ばされた額から変な汁が漏れてるところとか
— 穿瀬・百合スキー (@hakase_yrsk) January 26, 2016
ゴールデンカムイの鶴見中尉の感想や評価では、その多彩なキャラクター性を評価している声が多いです。正確にも見た目にも特徴の多い鶴見中尉。漫画作品の登場人物として、とてもキャラの立っている鶴見中尉は、魅力にあふれている人物と言えます。奇妙な行動を数々起こしながらも、しっかりとカッコいい渋さを持っている鶴見中尉は、ゴールデンカムイの登場人物の中でも上位にはいる人気キャラクターです。
たまに子供っぽくなる鶴見中尉楽しい
— たわけもの (@nonbiri1508) March 24, 2019
ゴールデンカムイの鶴見中尉に対する感想では、子供っぽい行動が面白いという声もあります。中尉という立場で数多くの屈強な部下を従えている鶴見中尉。しかし、頭部の怪我の影響なのか、常識を逸した行動を見せることもしばしばです。
鯉登少尉好き… !そしてなんで鶴見中尉はあんなにいろんな人に好かれてるの?あれがカリスマなのか。
— プイプイ (@puipuithegreat) March 21, 2019
ゴールデンカムイの鶴見中尉に対する感想では、そのカリスマ性を評価する感想が多いです。ゴールデンカムイには多くの人気キャラクターが登場していますが、鶴見中尉の配下にも魅力にあふれた登場人物はたくさんいます。そんな鶴見中尉の部下たちの鶴見中尉への敬愛の念は強く、ここからも鶴見中尉のカリスマ性がよく分かります。何故鶴見中尉がそこまで慕われるのか、過去編が描かれてより深く明かされることが期待されています。
鶴見中尉の魅力や特徴まとめ
ここでは、人気作品ゴールデンカムイの鶴見中尉についての情報をご紹介しました。鶴見中尉は個性的なキャラクターが数多く登場するゴールデンカムイにおいて、特に異彩を放っているキャラクターです。アイヌの金塊を狙う目的は、軍事政権を樹立するためと言われていますが、詳しい出自など過去の情報は明かされていません。
魅力的なキャラクター鶴見中尉の様々な情報をご紹介しました。ゴールデンカムイは、鶴見中尉以外にも魅力的なキャラクターが数多く登場する作品です。鶴見中尉についての情報を見て、ゴールデンカムイに興味が出たという人は、是非話題のゴールデンカムイをチェックしてみてください。