漫画ゴールデンカムイが面白い！作品の魅力やあらすじを年表・時系列でまとめ

漫画ゴールデンカムイは漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」において2014年から現在に渡って連載を続けている長編漫画作品となっています。漫画ゴールデンカムイは日露戦争終結後を舞台としており、金塊を巡る物語を描いた歴史ロマン作品であり、アイヌ民族の狩猟生活であったり、アイヌ民族の民族文化を細かく忠実に再現しています。

アイヌ民族について忠実に再現した歴史漫画ゴールデンカムイは圧倒的作画のうまさやアイヌ民族の食事風景が多くの人々から好評な感想を集め、多くのファンを獲得し、アニメ化までされました。今回は大人気を集めた漫画ゴールデンカムイについて作品の魅力や数多く登場する登場人物、そして物語のあらすじや時系列についてまとめて迫っていきます。

漫画ゴールデンカムイについて物語の登場人物や時系列についてまとめてご紹介するにあたり、まず初めに漫画ゴールデンカムイについて物語のあらすじや舞台となる時代背景などについてまとめてご紹介していきます。

漫画ゴールデンカムイの主人公である杉本佐一は日露戦争の活躍により、不死身の杉本とあだ名されていました。そんな杉本はアイヌ民族が持っていた埋蔵金があるという情報をつかみ取り、杉本は単身北海道に渡ります。そこで杉本は埋蔵金に関する情報収集を行うと網走監獄から脱獄した24人の囚人に刻まれた刺青が埋蔵金のヒントとなることが判明します。しかしその情報を掴んだ杉本は急遽北の大地でヒグマに襲撃を受けます。

ヒグマの襲撃で命を失いかけた杉本にアイヌ民族の少女アシリパに救出されます。アシリパは埋蔵金を奪った男に父を殺害された過去を持っており、杉本と共に埋蔵金を探すことになります。そして埋蔵金を探す杉本ｍの前に刺青を刻んだ囚人や北海道の最強部隊第七師団が立ち塞がり、杉本とアシリパは北の大地にて埋蔵金を手にするためのサバイバルバトルの幕が上がることになるのでした。

漫画ゴールデンカムイの時代背景は明治時代末期に起こった日露戦争が終結して間もない時代を元に物語は展開していきます。その時代背景の中で主人公杉元佐一は日露戦争で活躍した軍人であり、その軍人杉元がアイヌ民族の埋蔵金を手にするために自らの武勇を発揮していく物語になっています。またゴールデンカムイでは時代背景に沿ったアイヌ民族の食事風景などが忠実に再現されており、魅力の一つとなっています。

漫画ゴールデンカムイの物語の本筋である埋蔵金を狙う3つのグループが登場します。1つは主人公杉本佐一やアシリパなどの杉元一行。2つ目は箱館戦争で生き残っていた土方歳三が率いている囚人一行。そして最後は杉元が所属していた日露戦争で多大な功績を手に入れた第七師団です。第七師団は生活に苦しむ兵を救うために北海道を支配するため杉本と同じく埋蔵金の行方を追います。

漫画ゴールデンカムイの物語のあらすじや時代背景などについてまとめてご紹介しました。次は上述でご紹介しました漫画ゴールデンカムイに登場する3つのグループについて、各グループの説明やグループに所属している登場人物についてご紹介していきます。

漫画ゴールデンカムイに登場する3つのグループのうちの1つ杉元一行は主人公杉元佐一が所属する主人公側のグループになります。杉元一行は主人公杉元佐一がであったアイヌ民族の少女アシリパや脱獄の天才白石由竹、アシリパの叔父であるキロランケなどが仲間になり、主人公杉元と共に埋蔵金を探すために行動を共にしていきます。

杉元佐一は漫画ゴールデンカムイにおいて主人公にあたる軍人です。元々大日本帝国の軍人であり、日露戦争の激戦の生き残りです。杉元は日露戦争において奮戦し、不死身の杉元の異名を手に入れました。戦後杉元は戦死した親友寅次の故郷にいる梅子が目の病気を患いその治療には高額な費用がかかるといったことでその治療費を稼ぐために単身北海道の大地に足を運びます。

北海道の大地に降り立った杉元はアイヌ民族の埋蔵金について耳にすることになり、その埋蔵金を手に入れるために埋蔵金の手がかりになる刺青を施した囚人を探す旅に出ます。その旅の中でヒグマから助けてもらったアイヌ民族の少女アシリパなどと出会いを重ね、多くの戦いに身を投じていきます。

アシリパは漫画ゴールデンカムイにおいてメインヒロインにあたる少女です。ヒグマに襲撃された杉本を救出したアシリパはそこで杉元と出会うことになり、埋蔵金によって殺された父親の仇を討つために行動を共にしていきます。アシリパはアイヌ民族の習慣や狩猟方法、そして料理などを杉元に伝授していきます。その際に杉本にアイヌ民族のウサギの目玉などの料理を振る舞い、杉元を驚かせます。

白石由竹は漫画ゴールデンカムイにおいて杉元と共に行動する脱獄犯です。白石は柔軟な関節を持ち、脱獄の天才と呼ばれています。白石は金塊を隠した囚人に刺青を入れられてしまった脱獄犯の一人であり、自らの身体能力の高さを活かすために杉元一行の仲間となり、旅の手助けをします。しかし白石は詰めの甘さが短所であり、度々主人公杉元達一行の足を引っ張ってしまうことになってしまいます。

キロランケは漫画ゴールデンカムイにおいてアシリパの叔父にあたる人物です。キロランケは杉元と同じ日露戦争帰りの軍人で、第七師団に所属していました。男らしいいでたちで戦闘力を兼ね備えたキロランケはアシリパにのっぺらぼうの正体はアシリパの父親だと告げたりするなど謎めいた行動をします。実はキロランケはアイヌ民族では無く、ロシアからやってきた人物であり、何か裏の顔を持っている可能性の高い男です。

谷垣源次郎は漫画ゴールデンカムイにおいて第七師団の軍人にあたる人物です。東北のマタギ出身の谷垣は第七師団に所属する軍人で、当初アシリパと幾度も交戦を交えます。その中で軍人の在り方に疑問を感じた谷垣は重症を負ってしまい、アシリパの祖母に助けられます。その後谷垣はアシリパの祖母へ恩返しするために埋蔵金捜索をしているアシリパを連れ戻そうと行動を始めることになっていきます。

インカラマッは漫画ゴールデンカムイにおいて占い師を務める妖艶な美女です。インカラマッは見る女という意味を持つ名前であり、網走へ向かう途中の杉元に意味深な言葉を言い残します。そしてインカラマッは谷垣の元にも訪れることになり、杉元一行に裏切者がいるという暗示をします。杉元一行に接触するインカラマッは杉元達の味方なのかそれとも敵なのか注目が集まっています。

網走監獄から脱走した囚人たちの一部はある人物に理想を掲げたり金銭目当てで集まっていました。そのある人物とは箱館戦争で生き残った新選組の土方歳三でした。土方はかつて五稜郭の戦いに敗れ失った蝦夷共和国を再度起ち上げ、北海道を独立させるために囚人を率いて埋蔵金を手に入れようと画策します。そしてそんな土方一行は杉元達に情報戦を仕掛けるなどし、埋蔵金奪取のため戦いを繰り広げていきます。

土方歳三は漫画ゴールデンカムイにおいて土方一派を率いる頭領です。土方歳三は新選組に所属しており、鬼の副長とあだ名されるほどの腕前を持っています。箱館戦争から逃げるために死を偽装し、網走監獄に収監されます。土方は刺青が刻まれている囚人の一人であり、彼は埋蔵金を手に入れるためには刺青が入った囚人の皮を剥ぐことが必要だということを知っていました。

そして土方は囚人を率いて自らの野望を成就させるために埋蔵金争奪戦に参加します。土方は囚人脱走の犯人であるのっぺらぼうと協力関係にあり、埋蔵金についての真意を知る事になります。その中で土方は自らの愛刀である和泉守兼定を振るい、圧倒的な力で埋蔵金を手に入れようと行動します。

長倉新八は漫画ゴールデンカムイにおいて新選組の一人にあたる人物です。長倉は過去新選組において圧倒的な剣捌きをする剣士であり、史実通り漫画でもガムシンというあだ名がつけられています。長倉は年老いた今でも実力は現役であり、土方歳三のグループに北海道で海外の武器の購入などの取引などの役目を担っています。

牛山辰馬は漫画ゴールデンカムイにおいて土方一派に属する人物です。牛山は不敗の牛山と呼ばれるほどの実力者であり、網走監獄に収監されてしまった時にのっぺらぼうから金塊のヒントにあたる刺青を刻まれます。網走脱獄後牛山は土方と出会い、グループに誘われることになり土方一派として行動します。柔道家として実力を示す一方で性欲が強すぎるのが短所となってます。

家永カノは漫画ゴールデンカムイにおいて札幌のホテルの女将にあたる人物です。ホテルの女将として登場しますが実は元医者の男性であり、女装をしてホテルに訪れる人々を出迎えます。自らの美しさを保つために自らに足らない容姿を持っている人を虐殺し、足りない箇所を食べるという同物同治を信仰しています。ホテルに訪れた杉元達を襲撃する中でホテルが倒壊し、その際牛山に救出されて土方一派として行動を始めます。

尾形百之助は漫画ゴールデンカムイにおいて第七師団に所属する軍人にあたる人物です。ロジカルな思考を持ち、冷静沈着な尾形は谷垣から狙撃の達人と呼ばれるほどの腕前を持ち、杉本と対等に戦えるほどの白兵戦の実力を兼ね備えています。漫画の当初鶴見の部下として行動していますがすぐに見限り、土方の元に走ります。過去に母や父、異母弟を殺害したという闇を抱えている人物です。

漫画ゴールデンカムイに登場するグループの1つである第七師団はかつて日露戦争で北海道で活躍した大日本帝国陸軍の師団の1つです。第七師団を率いている鶴見中尉は北海道から独立するという土方に近い理想を掲げ、成就のために埋蔵金を追います。そんな第七師団は冷酷無比な人物が多数所属しており、埋蔵金のためには手段を選ぶことのない危険なグループです。

鶴見中尉は漫画ゴールデンカムイにおいて第七師団の隊長を務める人物です。鶴見は冷酷で手段を択ばない人物ですが逆に未来を見る事の出来る人物で、自ら戦いの前線に立つなどの義に篤い一面を持っています。鶴見は北海道の地を巨大軍需向上として独立するために埋蔵金を手に入れるために行動します。その中で冷酷無比な第七師団は杉元や土方と戦いを交えていくことになっていきます。

二階堂浩平は漫画ゴールデンカムイにおいて鶴見中尉の部下にあたる人物です。二階堂は兄と共に鶴見の部下として杉元を捕縛しますが反撃を受け、兄を殺されてしまいます。そして二階堂は兄の復讐のために杉元を追います。しかし鶴見の命令を無視して行動し、鶴見に左耳を斬り落とされる処罰を受けます。それ以降鶴見の命令に従いますが心が病んでしまい、耳と会話するなどの奇怪な行動をとるようになってしまいます。

漫画ゴールデンカムイにおいて魅力の1つである3つのグループについてやそれぞれに所属している登場人物についてまとめてご紹介しました。漫画ゴールデンカムイは3つのグループがそれぞれ行動をするかたちとなっており、時系列が別れています。次は漫画ゴールデンカムイについて漫画の中の物語を時系列・年表をまとめてご紹介していきます。

漫画ゴールデンカムイ1巻のあらすじは不死身の杉元と呼ばれる杉元佐一が北海道の地に降り立ち、アイヌ民族の埋蔵金を手に入れるためにアシリパと出会い、旅に出る物語が描かれています。第1巻の時系列では主人公の杉元一行のみ登場します。まず杉元は日露戦争から帰還し、アイヌの金塊事件について知ります。そして杉元はそこで網走監獄から抜け出した囚人がヒントになることが判明します。

そしてその話をした男性が囚人の一人であり、杉元は一つ目の刺青を手に入れます。そこで杉元はアシリパと出会うことになります。アシリパは父の仇を取るために杉元と行動を共にし。小樽で二人目の刺青を手に入れます。そこで杉元はのっぺら坊の存在を知ります。その後白石という3つ目の刺青をした囚人を仲間にすることになるのですが実は白石は土方歳三から小樽に行けと命令されていたのでした。

漫画の2巻では杉元一行の前に第七師団が立ちふさがるあらすじとなっています。漫画2巻の時系列ではまずアシリパが谷垣に捕らえられます。しかしエゾオオカミのレタラによって救出されます。時を同じくして土方は牛山と出会い仲間になります。第七師団は杉元とアシリパをレタラによって逃がしてしまいます。その後杉元は小樽で鶴見中尉に捕らえられます。

一方杉元を追いかけていたアシリパはその中で白石は誤って探しだしてしまいます。そしてアシリパは白石と行動を共にするかたちとなり、杉元の監禁場所へ向かうのでした。そして漫画3巻へと時系列は移っていきます。

漫画第3巻のあらすじは捕縛された杉元の脱出について描かれています。漫画第3巻の時系列では杉元一行はアシリパと白石の助けで杉元は鶴見の元から脱出します。一方杉本を逃がした鶴見はマタギの二瓶鉄造と行動を共にします。その頃土方はかつての同志長倉新八と出会います。鶴見の元から脱出した杉元はアシリパと共に刺青を手にすると同時にレタラを守るため、二瓶鉄造を追うのでした。

漫画4巻のあらすじは杉元とアシリパの二瓶との戦いと土方一派と第七師団の戦いが描かれています。漫画4巻の時系列は二瓶とレタラの戦いはレタラの勝利に終わり、二瓶は敗北します。一方第七師団の谷垣は重症を負い、アシリパの村で治療を受けます。鶴見は津山という囚人の刺青を入手します。そして鶴見は自らの理想を唱えます。

その後杉元一行では白石がヘマをしてしまい、牛山に捕らえられ、杉元と行動していることを漏らします。そして土方一行は白石の刺青を写しを入手します。

漫画5巻のあらすじは杉元一行に殺人鬼である辺見が歪んだ殺意と愛情から襲撃を行います。一方で土方歳三の暗躍や第七師団の抗争についても描かれています。そんな漫画5巻の時系列ではまず杉元は鶴見にニシン漁の御殿で見つかってしまい逃走します。その様子を見ていた土方は杉元の尾行を行います。そして杉元はニシン漁をする人々を虐殺していた辺見の刺青を入手します。

一方第七師団では尾形と二階堂が姿を消すという裏切り行為を行います。実は尾形と二階堂は谷垣の命を狙っていました。アイヌへの恩返しをしていた谷垣の元に杉元一行も訪れ谷垣は尾形と二階堂と激闘を繰り広げます。その頃土方はアシリパを訪ねるためにキロランケの村に向かいます。その後杉元は土方と同じくキロランケに出会います。一方第七師団では二階堂を捕縛し、杉元殺害を命じるのでした。

漫画6巻のあらすじではアシリパはキロランケよりのっぺら坊の正体は父親と告げられ真相を確かめるために網走監獄に向かいます。第6巻の時系列では杉元一行は網走に向かう途中に札幌のホテルに到着します。一方土方一行の牛山も同じホテルに到着し、女将に一目惚れをしてしまいます。実は女装をしていた家永は牛山と杉元一行と乱戦になります。

その中で白石は牛山に辺見の刺青の複製を渡すことになります。その後白石は日高に囚人がいてるという情報を掴み、牛山は倒壊するホテルから家永を救出し、5人目の刺青を入手すると同時に土方一行の仲間を増やします。

漫画7巻のあらすじでは杉元一行が網走監獄に向かう途中で妖艶な美女である占い師インカラマッに出会い謎めいた台詞を言われます。そして刺青の噂を元に不死身の羆が出現する模様を描いています。漫画7巻の時系列では日高に向かう途中であった杉本元行が占い師である美女のインカラマッに出会います。一方土方一行は茨戸にて土方と尾形が激闘を繰り広げることになっていきます。

その後杉元一行は日高に出現した羆を退治し、その時に刺青をした若山と遭遇し、第6の刺青を入手します。土方一行は尾形との戦いで手を組むことになり、日泥一家の刺青を入手します。そして土方を手を組んだ第七師団の尾形は鶴見から寝返り、土方一派として行動を開始するのでした。

漫画8巻のあらすじはついに金塊を隠した張本人であるのっぺら坊の正体について迫る内容となっています。一方杉元一行は刺青を持つ者を探すため、物語は夕張編が始動していくことになります。漫画8巻の時系列では土方がのっぺら坊の正体についてアイヌ民族に成りすましたロシアのパルチザンではないかと仮説を立てます。その頃谷垣はインカラマッと出会い、杉元一行に裏切りものがいると告げられることになります。

その頃杉元一行は夕張に刺青人皮があるという情報を聞きつけ夕張へ向かうことに。一方鶴見は夕張へ訪れ、剥製作りの職人江渡貝に偽物の刺青人皮を作ってもらいます。そして鶴見が江渡貝の持つ刺青人皮を入手している頃杉本一行は尾形と遭遇し、一触即発となります。そして刺青人皮を持つ江渡貝を巡り、杉元一行と尾形、そして第七師団は激戦を繰り広げることになります。

その激戦の末、江渡貝は死亡し、杉元と白石が牛山に救出されます。そして杉元一行は江渡貝家に戻ることになり、そこで杉元一行と土方一行は共同体制をとることになります。その頃第七師団では偽物の刺青人皮を月島が持ち帰ることになり、鶴見のもとに届けます。鶴見は偽物と本物の刺青人皮について見分け方を認識しているのでした。

漫画9巻のあらすじは杉元一行と土方一行が共同戦線を組むことになり新たな局面を迎えることになりました。漫画9巻の時系列では同盟を結んだ杉元一行と土方一行は偽物の刺青人皮の判別方法を知るために月形の樺戸監獄にいてる熊岸長庵という男が判別方法を知っているかもという情報を入手します。しかし杉元一行と土方一行が江渡貝家で作戦会議をしている時に刺青の偽物情報を消すために第七師団が襲撃を開始します。

その襲撃により杉元・アシリパ・尾形・牛山と土方・家永・永倉・キロランケ・白石という二人のグループに別れてしまいます。そして二つのグループは樺戸監獄で合流することを約束します。その頃谷垣達はアシリパの行方を捜すために情報を集めていました。一方杉本一行はアイヌの村を訪れ、そこにアイヌのフリをした熊岸長庵が潜んでました。

そして杉元一行はそこで脱獄囚に主犯がいるとのことで、その人物が鈴川聖弘という男だと判明します。そして杉元一行は7つ目の刺青人皮を入手しますが、熊岸長庵は死亡します。一方土方一行は熊岸長庵の死を聞き、偽物の刺青人皮を判別する手段がなくなってしまうのでした。

漫画10巻のあらすじは第七師団に囚われの身をなった白石を助けるべく杉元一行と土方一行が白石奪還作戦を開始する物語を描いています。漫画10巻の時系列は初め白石は土方と内通しているのを杉元に見つかってしまうと思いこんでしまい、逃走するも第七師団に捕縛されてしまいます。そこで土方はキロランケと共に白石奪還に向かいますが躊躇した白石はまたしても第七師団に囚われてしまいます。

その頃杉元一行の尾形は岩見沢で聞き込みを行い、十勝へ足を運びます。そこで占い師のインカラマッに出会い、白石によって殺されるといった予言をされます。その後杉元一行は土方一行と合流し、詐欺師の鈴川を利用して白石奪還を図ります。この時土方一行は鈴川の刺青人皮の写しを手にいれます。一方第七師団では二階堂の頭がおかしくなってしまうのでした。

そして舞台は旭川に移り、杉元一行と土方一行は鯉登少尉と戦います。激戦の末、白石奪還は成功するのですが詐欺師の鈴川が第七師団に殺されてしまいます。その後杉元はアシリパと尾形と白石で行動することになり、土方はキロランケと共に行動を開始します。その中で白石が牛山に渡していた刺青人皮が偽物だったことが判明するのでした。

漫画11巻のあらすじでは杉元一行が鶴見から逃げるべく釧路へ向かい、一方第七師団は刺青人皮の噂から小樽に向かい稲妻強盗の毒婦・蝮のお銀と戦う物語となっています。漫画11巻の時系列は杉元一行は第七師団に出会わないように釧路に足を運びます。一方第七師団は杉元一行を追いかける中で鯉登少尉に白井の刺青人皮の写しと鈴川の刺青人皮を渡され入手します。

釧路へ向かう杉元一行をインカラマッとチカパシが見つけます。その後杉元一行は刺青を持っている姉畑支遁に出会うのですが彼は獣姦を楽しむ変わった男でした。一方土方一行は刺青人皮の８つめを入手します。その頃第七師団は鶴見と鯉登が小樽で囚人狩りをはじめ、坂本慶一郎とお銀を仕留め、5つ目の刺青人皮を手に入れるのでした。

漫画12巻のあらすじでは杉元一行が羆に恋をした囚人を救うべくあとを追う物語が描かれています。漫画12巻の時系列は杉元一行が姉畑支遁を捕らえ、8つ目の刺青人皮を入手します。その中で谷垣はアシリパにフチが心配している旨を伝えるのですがアシリパは網走へ行くことを決意します。一方土方一行は油問屋の刺青人皮は偽物と考え、その後釧路で遊軍記者である石川啄木とコンタクトを取ります。

第七師団はその頃根室へ訪れ網走監獄の看守に自らの内通者を仕込みます。一方杉元一行は釧路の大地から北に進み、コタンへ向かいます。そこで杉元一行はコタンが盲目の囚人に襲撃されていることを知り、その犯人が刺青を持っている囚人都丹庵士でした。その後杉元一行は屈斜路湖近くの宿で休んでいる時に都丹庵士が率いている盗賊集団に襲撃を受けてしまうのでした。

漫画13巻のあらすじはのっぺら坊のいる網走まであと少しのところで襲撃を受けた杉元一行が盗賊集団の長である盲目の盗賊と激闘を繰り広げる物語となっています。漫画13巻の時系列では最初杉元一行が盗賊と戦い、見事都丹庵士を捕縛し，そこに土方一行が訪れます。そして杉元と土方のグループは9つ目の刺青を入手します。その頃第七師団は網走監獄に仕込んだ宇佐美から武器の情報を手に入れます。

刺青を入手した杉元一行は北見の地へ行き、そこで白石と石川啄木から土方が新聞社を買う予定だと知らされます。その後杉元一行は土方一行と合流し、網走監獄の潜入作戦を練ることになります。そして網走監獄潜入の際に看守の門倉と都丹庵士も加わり、のっぺら坊と対面することになるのですがそれは偽物でした。そこで杉元と白石はアシリパとはぐれてしまう事態に陥ります。

一方第七師団も網走監獄に到着しており、第七師団はのっぺら坊とアシリパを捕まえるために駆逐艦を率いて網走監獄で繰り広げられている戦いに参戦するのでした。

漫画14巻のあらすじでは網走監獄において杉元が裏切った土方と駆逐艦を率いて参戦した第七師団が激闘を繰り広げる物語が描かれています。14巻の時系列では初め杉元は土方の裏切りに遭い、そこで鶴見と鉢合わせをします。裏切った土方はアシリパを連れ去り本物ののっぺら坊の元へ駆けます。しかしのっぺら坊の元へ向かう途中で犬童の襲撃で都丹庵士が討たれてしまいます。

そして土方は犬童と一騎打ちをすることになり、戦いの結果土方が勝利します。その頃杉元一行の白石はアシリパ奪還のため単身で行動を開始します。そしてアシリパは隙を見て土方一行から逃れることが出来て白石とキロランケと合流します。合流後キロランケは杉元を救出するのですが杉元一行の前に本物ののっぺら坊が姿を現します。それを見たアシリパはのっぺら坊が自らの父親だと確信します。

その時土方一行の尾形がのっぺら坊と杉元の頭を狙撃します。そして土方は尾形・キロランケ・アシリパ・白石を連れて網走監獄から脱出し、樺太へ向かおうとするのでした。その頃占い師のインカラマッは何者かに刺されてしまい、杉元と谷垣、そしてインカラマッは病院に搬送されます。そして杉元は谷垣と共にアシリパ奪還作戦を考えます。一方第七師団の鶴見もそのアシリパ奪還で杉元に共闘することを約束します。

杉元一行と第七師団は手を組むことになり、杉元・谷垣・鯉登・月島・チカパシ達は樺太へ向かうのでした。

漫画15巻では杉元一行が14巻の時系列の通り北海道より北の大地である樺太に足を運びます。そこで杉元は新たな動物や環境、文化に出会うとともに杉元の新たな生存戦略が始まろうとしていたのでした。そして今現在発売されているゴールデンカムイの物語は全てであり、網走監獄から脱出し、樺太に降り立った杉元一行達についてこれからも注目が集まります。

漫画ゴールデンカムイについて現在発売されている全巻のあらすじや時系列についてまとめてご紹介しました。次は杉元や土方が激闘を繰り広げたゴールデンカムイの舞台となった場所についてまとめてご紹介していきます。

漫画ゴールデンカムイの物語のまとめで度々ご紹介した網走監獄は北海道に現存する建物が元になっています。実際に網走監獄という名前で存在しており、今現在は監獄として機能はしていませんが、当時の監獄の囚人の風景などが気軽に見学できる観光スポットとなっています。

漫画ゴールデンカムイの3巻のまとめで登場したニシン番屋は物語で杉元とアシリパが辺見からニシン漬けを振る舞った場所です。このニシン番屋という場所も実際にある施設をモデルとしており、実際にある施設の名前は旧青山家漁家住宅です。旧青山家漁家住宅は北海道開拓の村と呼ばれており、現在でも訪れることができる聖地スポットになっています。

漫画ゴールデンカムイの6巻のまとめで登場した家永が女将を務めていたホテルにもモデルとなった場所が現存します。その場所は旧浦河支庁庁舎と呼ばれる建物であり、ニシン番屋のモデルとなった場所同様に北海道開拓の村にあります。なので聖地まとめにある旧青山家漁家住宅と同様に漫画ゴールデンカムイの聖地巡礼が行える観光スポットとなっています。

漫画ゴールデンカムイについて登場人物のまとめやあらすじ、時系列などを物語の聖地となった場所を交えてまとめてご紹介しました。最後に漫画ゴールデンカムイを読んだ人たちからどのような感想が寄せられているか一部をまとめてご紹介します。

漫画ゴールデンカムイは感想でもあるように漫画大賞を取った作品という理由で読み始めた方が多く見受けられました。内容の感想で呼んでいる人々の多くがアイヌ民族の書き込みがすごいという感想です。中でもアイヌ民族のリアルな食事風景は注目を集めました。ほかにも新選組の土方が生存していたという設定で、新選組のファンも多く取り入れた作品となっています。

漫画ゴールデンカムイについて登場人物の概要や所属するグループ、物語のあらすじや時系列などを読者の感想を交えてまとめてご紹介しました。歴史ロマン作品である漫画ゴールデンカムイは他の歴史漫画にはないほどアイヌ民族などの細かい箇所を忠実に再現しており、歴史が好きな方は特に面白さを感じる作品となっています。

本記事のゴールデンカムイの登場人物や物語のあらすじなどのまとめ紹介を読んで、ご興味頂けましたら是非漫画ゴールデンカムイや2期に渡って放送がされているアニメ版をご覧ください。