姉畑支遁のモデルはシートン?元ネタや死の原因をネタバレ【ゴールデンカムイ】

強烈な個性のキャラクターたちが数多く登場する「ゴールデンカムイ」。そんな本作でもとくに目立ち、登場回数は少なかったもののファンの間でも話題に上がりやすいキャラクターが姉畑支遁です。彼は刺青の囚人の一人で、動物を愛するがあまり、繋がりを持った後虐殺してしまうという奇行に走ります。モデルはあのシートン?元ネタや、死の原因など、姉畑支遁を徹底的に解説していきます。

姉畑支遁のモデルはシートン?元ネタや死の原因をネタバレ【ゴールデンカムイ】のイメージ

目次

  1. 姉畑支遁はどんな人物?
  2. 姉畑支遁のモデル・元ネタはシートン?
  3. 姉畑支遁のウコチャヌプコロがヤバイ
  4. 姉畑支遁の死の原因は?
  5. 姉畑支遁に関する感想や評価は?
  6. 姉畑支遁のモデルまとめ

姉畑支遁はどんな人物?

姉畑支遁が登場するゴールデンカムイ

「ゴールデンカムイ」とは、日露戦争から帰還した一等卒の杉元と、アイヌの少女・アシリパ、その他登場人物たちが、アイヌの埋蔵金をめぐって争う野田サトルさん原作の漫画です。ミステリー要素も含んでいる他、当時のアイヌ文化がわかりやすく丁寧に描写されているところも見どころの一つです。埋蔵金にまつわる謎、埋蔵金を欲する登場人物たちの思惑が交差する人気作品になります。

姉畑支遁のプロフィール

「ゴールデンカムイ」には変態と表現できるキャラクターたちが多数登場します。アイヌの埋蔵金の在り処は、囚人の身体に刺青として刻まれています。アイヌを殺して金塊を奪いどこかに隠したとされるのっぺらぼうが、収監されていた囚人たちの身体にその在り処を示す刺青をほったのです。囚人たちは分け前をもらうという条件のもと、体に刺青を入れることを了承しました。

その刺青の囚人の一人が姉畑支遁です。姉畑支遁は、脱獄してから北海道のどこかに姿をくらませていたのです。しかし、その目的は埋蔵金とは違うところにありました。「ゴールデンカムイ」の中でも異質際立つ変態の姉畑支遁。ここではそんな姉畑支遁の元ネタや死にかたなど、くわしいプロフィールを解説していきます。ネタバレを含みますので、閲覧はご注意ください。

姉畑支遁の容姿と入れ墨

ここでは、姉畑支遁の容姿と刺青について解説していきます。中心で分けられたボリュームのある髪、まん丸のメガネに口髭、探求心がありそうな澄んだ瞳に、筋の通った鼻、そして喋り口調は丁寧で品があります。人柄は穏やかで、一見いい人そうに見えます。一番上まできちんと留められたパリッとしたシャツに、チェックの上品なズボン、そしてフクロウの留め具のループタイがトレードマークです。

髪形も服装もきちんとしています。身長はあまり高い方ではないようです。中肉中背という表現がしっくりきます。容姿容貌だけ見ると、どこにでもいそうな温和な紳士風の男性です。刺青は上半身にのみ彫られているようです。

姉畑支遁は元学者で囚人

姉畑支遁は、もともと動植物を研究する学者でした。動植物についての知識は広く、その習性や特徴をよく理解している発言も多く見られ、優秀な学者であったことが推測できます。元学者という肩書は伊達ではないようです。脱獄後もアイヌの埋蔵金には関心がないようで、動植物たちと触れ合うことに情熱を捧げています。動植物への彼の関心は深いものでしたが、異常性をも含むものでした。

姉畑支遁が捕まった理由

姉畑支遁は、動物を獣姦しては殺害するという狂気的な性癖がありました。目で見たり、軽く触れて愛でるだけでは飽き足らなかったのでしょう。動植物と深く繋がることが喜びとなっていったようです。獣姦行為や虐殺をやめることはできず、ある日犯行を牧場の所有者に見つかり重傷を負わせてしまいます。

そして、とうとう逮捕されてしまいました。学者という肩書も、ここで無くなってしまいます。しかし、脱獄後も懲りずに同じ犯行を繰り返すあたり、肩書よりも彼なりに動植物を愛でることの方が重要だったのかもしれません。そして、動植物への歪んだ愛情は更生しなかったようです。

姉畑支遁の実力

次は姉畑支遁の実力について解説していきます。彼は、戦闘能力は際立ったスキルなどはありません。体格も中肉中背で、戦闘向きではありません。金塊への執着や物欲なども見られず、ただ動植物を彼なりの方法で愛でることができればそれで満足しているようです。そのため、戦闘能力を磨くことは今までなかったのではないかとファンの間でも推測されています。

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姉畑支遁のモデル・元ネタはシートン?

姉畑支遁のモデル①シートン

姉畑支遁のモデルというウワサのある人物の一人がアーネスト・トンプソン・シートンさんです。シートンさんはイギリス出身の博物学者で作家、画家としての評価も高く、1860年~1946年の時を生きた方です。動植物への愛情は深く、日本では「シートン動物記」などの著書が有名です。

名前も似ていますが、その他豊かな口髭と髪形など、姉畑支遁と容姿がそっくりです。ここまで共通点があるなら、シートンさんは姉畑支遁のモデルであることは間違いないでしょう。ファンの間では、遺族からクレームが来ないのか心配する声も多くあります。

姉畑支遁のモデル②ムツゴロウ

そして、もう一人元ネタであろう人物に動物研究家のムツゴロウさんがいます。ムツゴロウさんも動植物への愛情は深い方です。作中での姉畑支遁の口癖や人柄などは、ムツゴロウさんと似通った部分が多く見られます。名前と容姿はシートンさんがモデルで、口調や人柄はムツゴロウさんをモデルにしたのではないか、あるいは足して2で割ったのではないかという憶測が、ファンの間でも多く見られます。

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姉畑支遁のウコチャヌプコロがヤバイ

姉畑支遁の目的はウコチャヌプコロ

姉畑支遁は動植物とウコチャヌプコロすることを喜びとしていました。動植物を愛しすぎるがゆえの行動です。愛しているがため、深く繋がりたいという欲望を抱いていたようです。ウコチャヌプコロをする際は、対象物への愛を叫びながら飛びつきます。相手の動物がオスであろうが、メスであろうが関係なく、山に潜伏し動物とウコチャヌプコロするという日々を過ごしていました。

ウコチャヌプコロした後は動物を惨殺

姉畑支遁は、動物とウコチャヌプコロすることは汚らわしいという感覚があるようで、その恥ずかしさから逃れるようにウコチャヌプコロした後、その動物を虐殺するという奇行を繰り返しました。羞恥心からなのか、後悔からなのか、罪悪感からなのか、あるいはすべてなのか、行為の後動植物を虐殺する心理は詳しくはわかっていません。また、元ネタとなった人物たちはこうした奇行は行っていません。

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姉畑支遁の死の原因は?

姉畑支遁の夢はヒグマとウコチャヌプコロすること

姉畑支遁は、今まで数多くの動物たちとウコチャヌプコロをしてきました。しかし、一度もヒグマとウコチャヌプコロしたことはなかったのです。ヒグマとウコチャヌプコロすることは、いつしか姉畑支遁の夢となりました。姉畑支遁は、メスのうんちを体に塗りヒグマをおびき寄せようと画策します。

そして、ついにヒグマとウコチャヌプコロすることに成功するのでした。どんなにヒグマに抵抗されようとも、姉畑支遁はヒグマの背にしがみつき、執念を見せるのでした。ここの描写から推測するに、姉畑支遁はそれなりに力は強かったのでしょう。

姉畑支遁の死は腹上死

姉畑支遁はヒグマとのウコチャヌプコロの際、腹上死してしまいます。基本的に囚人たちは対立勢力と戦闘の末、命を落とすことが多いです。姉畑支遁の死は、「ゴールデンカムイ」作中の囚人において、今までにないケースです。本人からしたら、ヒグマとウコチャヌプコロをするという長年の夢を叶えて服上死で亡くなったので、幸せな人生だったのでしょう。

亡くなった時の顔も、安らかであると彼の行動を見ていたキャラクターたちに言われています。動植物とウコチャヌプコロして亡くなった元ネタは見つかっていないので、元ネタなしの「ゴールデンカムイ」オリジナルエピソードだと思われます。

姉畑支遁の死に対するアシリパの一言

ヒグマとウコチャヌプコロして亡くなった姉畑支遁を見たアシリパは、彼を同じようにウコチャヌプコロして亡くなる鮭に例えました。動植物とウコチャヌプコロすることに人生を捧げてき姉畑支遁にぴったりの喩えです。また、続けてアイヌに伝わる話についても話して聞かせてくれます。それは、熊と人との愛の物語でした。あの世で、人を殺めた熊とその被害者が結婚したという話です。

男性キャラクターたちは、姉畑支遁に対して尊敬のような目を向けていました。ヒグマとウコチャヌプコロしたことが偉業を成し遂げたようにも見えたのでしょう。しかし、姉畑支遁へ憐みの目を向ける杉元をアシリパはけん制します。動植物とともに生き、大切に扱うアイヌにとって、姉畑支遁の行動は許しがたいものだったのでしょう。アシリパはさらに、本当に動物を愛していたのなら、こんなことはしないと言いました。

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姉畑支遁に関する感想や評価は?

ここからは、姉畑支遁への評価や感想をご紹介していきます。漫画「ゴールデンカムイ」で姉畑支遁が出てくるのは、意外と遅く108話からの登場となります。ストーリーの概要がわかり、謎もどんどん深まっていくあたりになります。経過途中には、その他人気エピソードも多数あるので、姉畑支遁が登場するまで粘って読んでみてもお楽しみいただけます。

姉畑支遁は、そのインパクトの強さからか「ゴールデンカムイ」の中でも人気の高いエピソードの一つです。姉畑支遁の話しをうわさで聞いてから、原作「ゴールデンカムイ」を読む人も少なくはないようです。そして、予想以上のインパクトの強さであったとの意見も多くありました。期待以上の驚きを得られることでしょう。また、元ネタの人物たちと比べてみると、新しい発見があるかもしれません。

アニメ版「ゴールデンカムイ」では、姉畑支遁の登場回はカットされてしまいました。動植物を虐殺する描写が上からOKがでなかったようです。姉畑支遁の放送がカットされたことを惜しむ声は多くありました。しかし、「仕方がない」というファンの意見も多く見られます。姉畑支遁のエピソードは、原作の漫画を購入するしかないようです。

姉畑支遁は、動物だけではなく植物ともウコチャヌプコロをします。そして、例のごとく行為の後は動物たちへするのと同じように対象物を傷つけます。獣姦はよく耳にする方も多いでしょうが、植物となると非常にめずらしいため、さらに変態度が強調されて見えてしまうようです。漫画「ゴールデンカムイ」では樹木とウコチャヌプコロする姉畑支遁を見ることができます。

「ゴールデンカムイ」において、最終的に皮をはがされてしまう囚人の退場は早い場合が多いです。姉畑支遁もその一人でした。しかし、自身の夢を叶え大好きなウコチャヌプコロをしながら死んでいく彼は幸せだったのだろうという見方をする読者は多くいました。

姉畑支遁がヒグマとウコチャヌプコロしたのを見届けた杉元たち。成し遂げた途端、「姉畑先生」と尊敬の念を込めて呼ばれるようになりました。達成できるとは思わなかったからでしょう。男性キャラクターたちは、どこか姉畑支遁がヒグマとウコチャヌプコロするのを応援していたようでした。杉元にいたっては最終的に救出に入ろうとします。「ヤバい奴」で終わらず、親しみを感じさせる何かがあったのでしょう。

姉畑支遁への感想で一番目立ったのが「引く」というものでした。数多くの変態が登場する「ゴールデンカムイ」ですが、やはり一般人の理解を大幅に逸脱した彼の行動は中々理解しがたいものだったようです。元ネタや死にかたも併せた意見のようです。

動物学に深く貢献した元ネタのシートンさんを憐れむ読者も多くいました。シートンさんの著書は、教育機関で推薦図書として扱われるなど、非常に評価の高いものです。また、名前、容姿ともにシートンさんは姉畑支遁に似ているため、違うとはわかっていても同一視してしまう人もいました。元ネタとキャラクターを分けて見ようとするのは、中々難しいようです。

植物、魚、動物、あらゆる人間以外の生物が愛しくてたまらない様子の姉畑支遁。そんな姉畑支遁のキャラクターに困惑している読者も数多くいました。シートンさんをモデルにしたことも心配される要因の一つであったようです。今後、このレベルの変態は現れるのか、「ゴールデンカムイ」の今後の展開は大丈夫なのか心配する声もあがりました。

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姉畑支遁のモデルまとめ

ここまで「ゴールデンカムイ」の登場キャラクター・姉畑支遁について解説してきました。登場回数は少なかったものの、彼の常人の理解を越えた不可解な行動、それゆえの存在感の強さなど、記憶に焼きついてしまう個性を持つ姉畑支遁。漫画史上、脳裡に焼き付く変態性を兼ね備えているので、ぜひコミックをお手に取ってご覧ください。

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