【幽遊白書】幻海の能力・強さと性格は？過去や戸愚呂弟との関係も考察

幻海は、幽遊白書の主人公である浦飯幽助の師匠で、人間界でも5本の指に入ると言われるほど高い力を持つ霊能者です。幽遊白書の中では、幽助たち以外にも様々な霊能者たちから頼りにされ相談を受けたりしている幻海。そんな幻海の能力や強さとはどれ程のものなのでしょうか？

今回は、幽遊白書の重要キャラクターである幻海の能力や性格、気になる戸愚呂弟との過去や名言についてまとめて紹介していきます。

まずは、幻海が登場している作品である、幽遊白書の基本情報についてまとめて紹介していきます。

幽遊白書は、1990年51号から1994年32号にかけて「週刊少年ジャンプ」主人公の浦飯幽助とその仲間たちが活躍していく様を描いた冒険活劇です。幽遊白書は、1992年から1995年まではフジテレビ系列でアニメ放送も開始され、大人気となりました。単行本の累計発行部数5,000万部を突破するほどの人気を誇る幽遊白書は、「ドラゴンボール」や「SLAM DUNK」に負けじと劣らない「週刊少年ジャンプ」の人気作品です。

幽遊白書に登場するキャラクターの中で、蔵馬と飛影は、主人公の幽助を負かすほどの勢いで、幽遊白書の女性ファンから絶大な人気を集めています。幽遊白書のタイトルは、「西遊記」をもじって付けられました。2019年現在でも変わらず人気のある幽遊白書は、2019年5月9日に舞台化も決定されています。

幽遊白書のあらすじは、主人公の浦飯幽助（うらめしゆうすけ）が交通事故で死んでしまう所から始まります。色々な流れを経て生き返る事が出来た幽助は、「霊界探偵」としての活動を始めます。幽遊白書は「霊界死闘編」「霊界探偵編」「暗黒武術会編（戸愚呂兄弟編）」「魔界の扉編（仙水編）」「魔界統一トーナメント編（魔界編）」「それぞれの未来」により構成されています。

幽遊白書「霊界死闘編」では、霊界にとっても予想外に子供を助けて交通事故死した幽助が、生き返る為に霊界案内人のぼたんと一緒に霊体として事件を解決していきます。幽遊白書「霊界探偵編」では、「霊界探偵」として、妖怪が人間界で起こす悪事を取り締まりを行います。ここで、幽遊白書の人気キャラクター、霊感の強い同級生の桑原和真や妖怪蔵馬や飛影と出会い戦うことに…。

幽遊白書「暗黒武術会編（戸愚呂兄弟編）」では、幽助と和真、飛影、蔵馬の四名が妖怪たちの死闘である「暗黒武術会」のゲストに招かれてしまいます。拒否権のない彼らは、生き残るためには勝つしか方法が無い為に、仕方なく暗黒武術会会場になっている「首縊島」へ向かうことに…。

幽遊白書「魔界の扉編（仙水編）」では、魔界と人間界を繋ぐ界境トンネルが開く予兆としてなのか、蟲寄市近辺で、特殊な能力を持つ人間が出現するという不思議な出来事が多発し始めます。そこに現れた元霊界探偵の仙水忍は、界境トンネルを完全に開いて人間を抹殺しようと企みます。その計画を阻止する為に、幽助たちが決死の死闘を繰りひろげていく事になるのでした。

幽遊白書「魔界統一トーナメント編（魔界編）」では、仙水との戦闘によって実は幽助が妖怪の血を受け継ぐ者（魔族）であったことが発覚します。幽助は、先祖である「雷禅」に誘われて魔界へと向かいます。そこで「雷禅」の死後、幽助は魔界の王を決めるためにトーナメントを開催するのでした。幽遊白書「それぞれの未来」では、魔界から戻って来た幽助の探偵業や日常が描かれており、ここで、幽遊白書の物語が終わりを迎えています。

ここからは、幽遊白書に登場する幻海のプロフィールや基本情報をまとめて紹介していきます。幻海は、浦飯幽助の師であり、人間界でも5本の指に入るといわれる霊能力者で、霊光波動拳の高名な使い手として知られています。ピンクの髪の毛がトレードマークで、70歳前後の年齢とされ、生涯独身を貫いています。見た目は小柄なおばあさんです。

若い頃は今よりももっと色の濃い、かわいいピンク色の髪の色でした。幽遊白書の中でもかなりの美貌を持つ幻海は、人間を憎む妖怪達を見惚れさせるほどのかわいい魅力溢れる女性でした。

幻海は、力を最大限まで高め細胞を活性化させると、一時的にですが、数分間、肉体が最も充実していた20歳前後に若返ることが出来ます。幽助に奥義を伝承した影響で霊力にガタが来てしまい、以後に若返りを見せたのは幽遊白書の中でたった2回だけでした。老いていても、若い頃から武術で培われた人間離れした能力が健在で、大したことのない相手であれば、あっさり倒す事ができます。

年齢に似合わず視力は6.0もあり、流行りものに敏感で、TVゲームも得意です。幽遊白書の作者の冨樫先生によると、幻海という名前の由来は、音の響きからきたとされています。強い力を持つ幻海は、命を狙われる場合よりも、妖怪達から尊敬される事の方が多いです。

幽遊白書の主人公である浦飯幽助を厳しく育てている幻海。間界でも5本の指に入るほどの実力者と言われる、幻海の能力や強さとはどのようなものなのでしょうか？ここからは、幻海の能力や強さ、性格についてを考察していきます。

高い霊能力を持ち合わせ、霊光波動拳の有名な使い手として知られている幻海。自分よりも圧倒的に大きい敵でも、手を触れることなく一喝で吹き飛ばすことが出来ます。

霊光波動拳に使われる霊波動は、戦いのみならず、病気や怪我の治療に使用する事ができます。

70歳前後の高齢であるとされている幻海ですが、視力6.0を誇る彼女は、遠目でも相手の唇が何を言っているか読み取ることが出来る読唇術を心得ています。

幽遊白書の中で登場する幻海の技には、幽助と同じく、指先に霊気を集中して放つ「霊丸(レイガン)」の他に、霊力を集中させて散弾銃のように霊丸を飛ばし、飛び道具としても使用可能な「霊光弾(れいこうだん)」、わざと相手の攻撃を受けて、波長を合わせて相手の霊気や妖気を吸収し、自分の霊気として跳ね返す「霊光鏡反衝(れいこうきょうはんしょう)」などがあります。

幻海の技の中で最も高度であるされているのは、霊光波動拳最終試練の為の技と言われる「霊光玉(れいこうぎょく)」です。渡した方も、著しく体力と霊力を消耗し緩やかな死を待つだけとなってしまうというこの過酷な技により、幽遊白書の中で、霊光波動拳は基本的に一子相伝であると設定されています。

作中では、その他にも、特殊な霊気を用いて枷を作る「修の行 呪霊錠（しゅうのぎょう じゅれいじょう）」や霊波動を用いて治療する「治療術」など、高度な霊能者を用いた技を披露しています。

厳格な人物で毒舌でも有名な幻海は、幽遊白書の中では、師匠として弟子の幽助を罵倒しているイメージが強いですが、厳しい中にも思いやりを持った気遣いのある奥深い一面も持ち合わせています。その為、幽助との絆も深く、厳しさと優しさの両面を兼ね備えた正義感溢れる個性が、幻海の魅力であり、人気の秘訣でもあるといえます。

かつての50年前に、武術仲間として切磋琢磨していた幻海と戸愚呂。アニメや原作漫画を見たファンからも「友達以上で恋人未満」の関係なのではないかと噂されている幻海と戸愚呂の過去の関係とは、一体どのようなものだったのでしょうか？ここからは、幻海と戸愚呂弟の二人の過去の関係について詳しくまとめて紹介していきます。

過去に幻海と戸愚呂弟は、共に妖魔退治を行う仲でした。二人にはたくさんの弟子もいて、弟子ともに毎日己の能力を高めていました。作中の過去では、戸愚呂弟にはアニメの幽助には見せた事のないような飛び切りのかわいい笑顔を見せていた幻海。二人は、共に想い合ういい仲であったと思われます。

しかし、戸愚呂弟と幻海のが居ない隙に弟子を殺されてしまう事が続き、二人は自分を責めてその後弟子をとらないことに決めます。

幻海も、50年前にゲストとして「暗黒武術会」に招待されており、戸愚呂兄弟と一緒に出場し、優勝を果たしました。そこで、幻海は報償として「二度と大会に呼ばれない」ことを願います。

しかしながら、幻海とは正反対に、戸愚呂兄弟は、みんなの反対を押し切って、まさかの人間から妖怪への転生を願ってしまいます。今まで共に弟子を取り、戸愚呂弟の事を尊敬し、好意を持って想いを寄せていた幻海では、「時間(老い)との闘い」から逃げた戸愚呂弟を許す事が出来ず…。これがきっかけとなってしまい、想い合っていた幻海と戸愚呂弟は破局してしまったのでした。

戸愚呂弟は、表向きは「醜いお前をもうみたくないから消えて貰う」という体で幻海を倒そうとしますが、幻海の事を嫌いなわけではなく、最後は「世話ばかりかけちまったな」とサングラスを外して去っていきます。戸愚呂弟は、自分を倒してもらう為には幽助のパワーアップが必要だと考えていました。幻海を消せば、怒りで幽助のパワーアップが期待できると考えた上での行動でした。

幻海を今でも愛し、全てを見越していた戸愚呂弟は、幽助が自分に勝てたら、すぐに幻海を蘇生させる事が出来るようにコエンマに頼んでいました。そんな仕打ちに合いながらも、それでも戸愚呂弟の身を案じる幻海…。50年経った今でも、二人は過去と変わらずにお互いを想い合っていました。

暗黒武術会編では、戸愚呂弟からの招待を受けて、霊波動で若返った上で覆面を被り、正体不明の覆面選手」として浦飯幽助チームに加わり出場していた幻海。覆面を被ったのは、戸愚呂弟に、老いた自分の姿を見られたくなかったものと思われます。幻海の覆面が取れた際、過去の幻海を覚えていない観客たちは、幻海は別人で反則だと騒ぎだします。観客たちは、戸愚呂弟と幻海の過去の関係すらも理解していないようでした。

過去からかわらず戸愚呂弟を想う幻海。そんな幻海と戸愚呂弟との結末はどのようになるのでしょうか？ここからは、気になる幻海の最期についてまとめて紹介していきます。

裏御伽チームとの対戦の前に、弟子の幽助に霊光玉を継承していた幻海は、大きく霊力を落として弱体化していました。そんな中、戸愚呂チームとの戦いを前にして戸愚呂弟と対峙する事になった幻海は、最後まで戸愚呂弟の目を覚まそうと戦いますが、力及ばず命を落としてしまいました。

武術会の終了後、幽助に倒されて命を落としてしまった戸愚呂弟と霊界で再会した幻海。地獄の中でも最も過酷だといわれている「冥獄界」へ向かう戸愚呂弟は、幻海に「自分のようにならないよう、これからも幽助を見守ってほしい」と頼みます。最後の最後まで負かされた対戦相手の心配をする戸愚呂弟に情を寄せる幻は、微笑みを浮かべながら去っていく戸愚呂弟の身を案じ、見送るのでした。

幽助の願いを見越してコエンマに遺体の保存を依頼していた戸愚呂弟のおかげですんなりと生き返る事が出来た幻海は、武術会で見事優勝を果たした浦飯幽助チームの願いで生き返り、幽助たちとの再会を果たしました。

厳格な性格ながら、一途に戸愚呂弟を想い続けるかわいい魅力の持ち主でもある幻海。ここからは、作中に登場した幻海のかわいい名言をまとめて紹介していきます。

これは、一時的にピーク時の年齢に若返っていたかわいい幻海が「正義などくだらん」と主張する死々若丸に放った名言です。

正義感にあふれていると思われている幻海ですが、実は一般的な「正義」の価値観という概念は持ち合わせていません。ツンデレではなく、幻海は本気でこのような価値観を持って戦っています。

こちらは、霊界の宗教テロで、異次元砲が人間界に向けて発射されるのを止めるボタンの色選びを戸惑った幽助に対して、放った幻海の名言です。霊界獣の姿を借りて叱咤激励する幻海の姿に、かわいい弟子の幽助に対する幻海の優しさを感じます。

幽助を一喝するのをよく見かけますが、ただただハッパをかけるだけではなく、ミスをしたら見捨てずに一緒に謝ってくれるという所が素敵です。

実は、戸愚呂弟はかつて自分たちの弟子を守れなかったことを悔いて妖怪に転生していたのでした。これは、死んでからも最も過酷な地獄「冥界獄」へ向かう最中も、己ではなく幽助が今後道を踏み外さないように心配する戸愚呂弟に放った名言です。

霊界でだからなのか、幻海の口調が若々しいのも新鮮です。「本当に…。バカなんだから、全く」に、変わらず戸愚呂弟を想う、一途でかわいい幻海の気持ちが伺えます。

ここからは、幽遊白書の人気キャラクターである、幻海に関する感想や評価をまとめて紹介していきます。

幽遊白書の中で、最後まで老いや死を恐れずに、己が信じた道を貫く幻海の生き様に共感する声が多かったです。

幽遊白書のストーリーでは、厳格な性格に高い霊能力を持ち合わせている幻海が、実はゲーム好きだったという意外なギャップがかわいいという声もありました。

幽遊白書の中で登場する幻海の愛が詰まった名言に共感する人も多かったようです。かわいいピンク色の髪の毛も人気の秘訣です。

幽遊白書の中で、50年たっても変わらずに戸愚呂弟を想い、信じて幽助を奮起させるために動いた幻海。最後まで幽助と同じ業を背負う覚悟に、師匠としての幻海の愛が溢れていました。

幽遊白書の中でも、幻海と戸愚呂弟との回の人気が高かったです。戸愚呂弟との地獄に行く前の再会シーンでの戸愚呂弟のセリフで、戸愚呂弟を好きになったという人も多かったようです。戸愚呂弟に対する、愛がこもった幻海の名言も印象的でした。

今回は、人気アニメ幽遊白書の登場キャラクター、幻海の強さや能力・戸愚呂弟との過去や名言について詳しくまとめて紹介してきました。高い霊能力を持ち、妖怪からも一目置かれる幻海は、厳格ながらも思いやり深く、戸愚呂弟を一途に想い続けるかわいい一面も持ち合わせた素敵な女性でした。

幽遊白書の中で、沢山の名言を残してきた幻海。幽遊白書ファンの中では、戸愚呂弟との地獄へ行く前の再会シーンが最も人気がありました。今までは幽助や蔵馬に注目して幽遊白書を見て来たという方も、この機会に幻海と戸愚呂弟に注目して？幽遊白書を見直してみてはいかがでしょうか？戸愚呂弟との関係を知った上で幽遊白書を見てみれば、幻海のファンになる事間違いありません。