幽遊白書の鴉の強さを考察！戸愚呂チームの爆弾妖怪の画像や能力まとめ

幽遊白書の主人公の浦飯幽助が大将を務める浦飯チームと決勝で対戦したのが、戸愚呂チームである。浦飯チームやほかの妖怪チームと違って全員がB級妖怪（当時はものすごく強いレベル）ということで、決勝まで難なく勝ち上がって行った。メンバーは下の画像左から武威、戸愚呂弟、肩に乗っている兄、オーナーの左京、そして鴉という構成である。

幽遊白書の戸愚呂チームのオーナーにして大将の左京だが、人間であり戦闘力は皆無である。暗黒武術会には5人で登録しないといけない為、単なる数合わせらしい。チーム内最強の戸愚呂弟が負けた時点で自分のチームの負けは決定しているからと言っている。

暗黒武術会決勝戦の戸愚呂チームの先鋒として出てきた鴉だが、準決勝までと違い急にシリアスな展開になってきた決勝戦で見せてきた鴉の異常なまでの性格、見た目のクールさと特徴的なマスク、女性人気の高かった蔵馬との試合ということもあり、幽遊白書コミックスで行われた「究極の名場面コンテスト」で1位を獲得するほど人気を得ていた。

幽遊白書の鴉は黒衣を着た中性的で美形の男である。普段は鼻や口元をすっぽり覆うようなマスクをしている。幽遊白書作中では、過去に武威と共に戸愚呂兄弟に戦いを挑み敗れている。現在は戸愚呂兄弟とチームを組んではいるが、隙あらばと命を狙っている。暗黒武術会決勝での対戦相手、蔵馬と同じく観察眼に優れ相手の力量を図る事に長けて知的かつ物静かな印象を持っている。

ここで気になるのが、アニメ版幽遊白書の鴉を演じていた声優さんだが、同じ週刊誌の週刊少年ジャンプ内で連載されていたドラゴンボールのキャラクター、ベジータ役でおなじみの堀川りょうさんである。聖闘士星矢のアンドロメダ瞬や、機動戦士ガンダム0083の主人公コウ・ウラキなど数多くのアニメに出演し、なじみの深い声だったりするようだ。

支配者級（クエストクラス）の持つ「支配する能力」と爆弾をイメージし具現化させることで攻撃し、かなり精密な爆破も可能である。複数の花びらや種も等の細かな物に対しても個々に破壊している。妖力の低い者には爆弾を視認することすらできず、蔵馬も当初は視認できていなかった為、相手に妖気を送り込んで内部を壊すことができる能力と誤認している。ただし、鴉の意思で視認ができるよう爆弾を具現化することが可能である。

画像でもあるようにサラっと爆弾を具現化する鴉はスマートで女性人気が高いのもうなずける。こうやって見ると爆弾で戦う鴉は男性から見てもかっこいいと言う声も多いようである。

幽遊白書に登場するクエストクラスとは物体を支配して作り出すことができる妖怪のことである。イメージを物体化する能力なので、妖気で物を操るのとは別物らしく、妖気で植物を操る蔵馬はクエストクラスではないことがわかっている。

幽遊白書の鴉がイメージして具現化して作り出す爆弾について、いくつか紹介していこう。鴉が作り出す爆弾については作中ではそんなに多くなく、他にも名前などはSFCなどで発売されてたゲームで使われた技名等も存在する。

上の画像にもあるように目玉にコウモリの翼が生えたような空飛ぶ爆弾。見た目の通りに相手を自動追跡し爆発する。鴉が使う爆弾の中でもよく使われていて、代表的な爆弾として数多く取り上げられている。

地中を掘り進みとらえた相手を捕縛し爆発する。この爆弾は人間時の蔵馬でも視認でき、爆弾部分は追跡爆弾（トレースアイ）同様目玉型をしており口が存在する。多少の知能と言語を扱うようだ。動きを封じつつ攻撃する事もでき、追跡爆弾（トレースアイ）との相性も良いと言われている。

幽遊白書の鴉の能力は爆弾をイメージする際に、空気中の火気物質を取り込み妖気と混合して具現化するようで、マスクにより、爆弾が強力になりすぎないようにリミッターをかけている。これは飛影の腕の包帯や、武威の鎧のような役割がある。リミッターの外れた鴉は髪の色が金色に変わっている。

幽遊白書の戸愚呂チームの中でも戸愚呂弟に次ぐ長身で細身、黒髪ロングの黒コート。さんざん画像も載せているがとにかくかっこいいと話題になっている。見た目はクールだが、意外にも饒舌で幽遊白書作中で、短い出演ながらも数々の名台詞を残している。

幽遊白書の鴉は蔵馬に対してかなり執着心が強く、数々の名言を残している。決勝戦が始まる前に蔵馬の髪をかき上げながら放つセリフは有名で、だれもが記憶に残っているだろう。上の画像にもあるように、決勝戦で蔵馬と戦いたいが為に行った挑発行動ともとれるが、単に蔵馬の髪が痛んでいることを心配しているだけかもしれない。

幽遊白書の鴉の残していったセリフが段々と怪しさを増していく。幽遊白書アニメ版ではもっと過激な名言が出てきている。

これも鴉が言った名台詞。蔵馬に対し挑発をするように、こめかみに指を当てながら「BANG！」と言っている。これは試合中に妖狐と化した蔵馬にそっくりそのままお返しされている。ほかにも「愛する者が私の手に掛かり死ぬとき、堪らなく快感を覚える」など、蔵馬にとっていろいろと危険な意味合いにもとれるセリフを放っている。

鴉は中性的な見た目でかっこいいが、その趣向には少々偏りがあるようだ。美しいものが好きな割には、自分の能力の爆弾は亜生物な形をしており、少々グロテスクに思えるのは美的感覚の違いだろうか？蔵馬と最初に出会ったときに「美しいもの」と認識し、それ以降異常な執着を見せている。蔵馬に対する少々行き過ぎた発言も見た目や能力以上に高い危険度として視聴者の心に残っている。

幽遊白書の暗黒武術会で戸愚呂チームの先鋒として、蔵馬と対戦した鴉。人間時の蔵馬ではまったく歯が立たないほどの実力差があったのだが、試合の展開はどうだったのだろうか？

試合開始直後は蔵馬を圧倒し、蔵馬が妖狐に変化したあとも互角に戦い、マスクを外しリミッターを解除する。リミッターが外れ高威力の爆弾で一度は優位に立つが、蔵馬の妖狐化が解けた直後爆弾で止めを刺そうとするが蔵馬の攻撃の本当の目的を読み違えた為に、吸血植物を胸の傷に召喚され大量の血液を吸われ絶命している。

なお、試合の勝敗は蔵馬の勝利に終わったかと思ったが、鴉が倒れたのが蔵馬が倒れて審判の樹里による10カウント後だった為、暗黒武術会決勝第一試合は鴉の勝利で終わっている。本来なら蔵馬も死亡していてもおかしくない状況だったが、蔵馬の人間時の体「南野秀一」に妖狐の力が戻りつつあったため死亡は免れたようだ。

幽遊白書では妖怪の強さをランク付けして管理している。妖気の大きさとか強さとか危険度をあら合わしているらしい。ランクは下からD、C、B、A、S、SSと上がっていき戸愚呂チームの戸愚呂弟の強さがB級の上位と記されている。なので単純にみて鴉の強さはB級の中位くらいではないだろうか？妖狐に戻った蔵馬は当時B級中位レベルだった。その妖狐とほぼ互角の試合をした鴉も同じくらいと言えるだろう。

いかがだっただろうか？幽遊白書の鴉はアニメや漫画で当時みていたファンに強烈なインパクトを多く残しており、今だにファンに愛されているキャラクターでもある。その容姿や技のかっこよさから、多くの方が幽遊白書の鴉のコスプレをして鴉になりきっているのもよく見かけられている。

本当に作中では僅かな間しか登場しなかったにも関わらず、数多くのファンの心に残ったキャラクターではないだろうか？耽美なキャラデザインと性格、蔵馬との試合、数々の倒錯的なセリフによりアニメ・コミックを見ていた男女を問わず熱狂的なファンが増えていたようだ。これほどの名台詞とインパクトを残していった、アニメ幽遊白書（暗黒武術会編）決勝戦は懐かしみながら観てみるとまた違った魅力を見つけれるだろう。