幽遊白書の仙水忍ってどんなキャラ?人間最強と言われる強さや画像まとめ

幽遊白書の魔界の扉編で登場した仙水忍。仙水は幽遊白書の主人公・浦飯幽助にとっては、「霊界探偵」の先輩となります。『幽遊白書』に登場するキャラクターの中でも人間最強とも言われた仙水。仙水がどんな人物だったのか、その性格や強さを画像を交えながら紹介します。

幽遊白書の仙水忍ってどんなキャラ?人間最強と言われる強さや画像まとめのイメージ

目次

  1. 人気コミック『幽遊白書』に登場する仙水
  2. 【幽遊白書】仙水の登場する「魔界の扉編」
  3. 【幽遊白書】仙水の基本データ
  4. 【幽遊白書】仙水と霊界との関係
  5. 【幽遊白書】昔の仙水はどんな人物だった?
  6. 【幽遊白書】仙水の相棒・闇撫での「樹」
  7. 【幽遊白書】仙水はどうして人間嫌いになった?
  8. 【幽遊白書】仙水の仲間になった人間
  9. 【幽遊白書】人間最強?仙水の強さ
  10. 【幽遊白書】仙水が目指したものとは?
  11. 【幽遊白書】仙水の最期
  12. 【幽遊白書】仙水は人間最強のキャラクターだった!

人気コミック『幽遊白書』に登場する仙水

『週刊少年ジャンプ』で1990年51号から1994年32号まで連載された大人気コミック『幽遊白書』。全19巻となっています。連載当時の『幽遊白書』の人気は凄まじいもので、第39回小学館漫画賞を受賞しました。人気コミックにしては巻号が少ないようにも思えますが、『幽遊白書』連載終了の理由は人気低下ではなく、作者の持病悪化によるものです。

作者自身が「半ば私のわがままで止めた」と説明しているのですから驚きです。『幽遊白書』はアニメ化もされ、高視聴率を記録しました。今回は、そんな『幽遊白書』コミックス第13巻から第17巻に掛けて繰り広げられた「魔界の扉編」に登場する敵キャラクター「仙水忍」について、その強さや性格を画像を交えながら紹介します。

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【幽遊白書】仙水の登場する「魔界の扉編」

仙水忍が登場するのは『幽遊白書』通常版コミックス第13巻から第17巻。『幽遊白書』の中では「魔界の扉編」と呼ばれる部分になります。「魔界の扉編」は、「暗黒武術会編」で戸愚呂との戦いを終えた浦飯幽助が人間界へ帰ってきたところから始まる物語です。

まず『幽遊白書』における「魔界の扉編」のあらすじを説明します。人間界へと戻ってきた幽助は、蟲寄市近辺で特殊な能力を持つ人間と対立。多数の人間が特殊能力に目覚めていることを知ります。特殊能力に目覚める人間が現れたのは、魔界と人間界を繋ぐ界境トンネルが開く予兆。更に、界境トンネルを完全に開け、人類抹殺を試みる人間がいることを知らされます。その人間とは元・霊界探偵である仙水忍です。

仙水の計画を阻止するため、幽助達は仙水と仙水に協力する能力者達との闘いに挑みます。これが『幽遊白書』の「魔界の扉編」となっています。『幽遊白書』の「魔界の扉編」ラスボス・仙水は人間最強ともされるキャラクターで、幽助達を苦しめました。しかし敵キャラクターながら、『幽遊白書』の多くのファンに愛されています。どうしてでしょうか。仙水の人格・強さ等を画像と共に確認してみましょう。

【幽遊白書】仙水の基本データ

まずは『幽遊白書』における「魔界の扉編」のラスボス・仙水忍の基本プロフィールを確認しましょう。仙水の外見は上の画像の通り。6月6日生まれの26歳で、身長については明らかにされていません。しかしながらかなりの長身で、おそらく身長は180cm後半とされています。細身という印象を受けますが、鍛え上げられた体はかなり筋肉質で、体重は80kg代後半ではないかと推測されています。

仙水の性格について詳しくは後述しますが、本来は少年のような純粋さを持っていたようです。こちらも後述となりますが、仙水はとある事件をきっかけに重度の人間不信へ陥り、人類抹殺を計画するようになります。

【幽遊白書】仙水と霊界との関係

人類抹殺を計画する仙水忍ですが、実は元・霊界探偵でした。立場的には主人公・浦飯幽助の先輩にあたります。

『幽遊白書』コミックス第14巻で明かされましたが、仙水は生まれつきの霊力の強さから妖怪に命を狙われ、戦い続けていました。しかし、霊力が強い仙水に目をつけたのは妖怪だけではありません。霊界の長のその息子であるコエンマが仙水を2代目霊界探偵に任命。以降、仙水は人間不信へ陥るに至るまで、霊界探偵として人間を守る為に戦い続けました。

【幽遊白書】昔の仙水はどんな人物だった?

ではここで、人間不信へと陥る前の仙水忍がどんな人物だったのかを確認してみましょう。幼い頃の仙水はどんな人物だったのでしょうか。それは『幽遊白書』第17巻にはっきりと描写されていました。

上の画像の通り、幼い頃の仙水はとても純粋だったようです。先程説明しました通り、仙水は幼い頃から霊力さ故に妖怪に狙われ続けてきました。その為、「命を狙ってくる妖怪=悪」という構図が仙水の中に成り立ってしまっていたようです。この二元論は成長してからも揺らぐことがなく、『幽遊白書』コミックス第14巻では仙水が過去に「妖怪は存在そのものが悪です」と語っている姿が描写されていました。

「自分=正義」「妖怪=悪」の二元論は、仙水の「正義感」として、その心を支えてきたようです。その正義感の強さは尋常ではなく、仙水はそれまでに戦った妖怪全てを殺しています。しかしながら、こうした性格が災いし、のちに人間不信へと陥ることとなってしまいます。

【幽遊白書】仙水の相棒・闇撫での「樹」

『幽遊白書』のキャラクター「仙水」を語る上で、外せない存在がいます。それは妖怪・闇撫での「樹」。「妖怪=悪」としていた仙水ですが、樹だけは例外です。樹と仙水の出会いは『幽遊白書』コミックス第16巻に掲載されています。出会った当初は、仙水にとって樹も敵でした。

しかし、仙水が樹に対し「死ぬ前に言い残すことはあるか?」と訊ね、それに対し「できればもう1日生きたい」「明日ヒットスタジオに戸川純がでる」と応えたところ、状況が一変します。樹が人間臭さを顕わにしたこのやりとりから、今までは「妖怪=悪」と考えていた仙水の考えが「妖怪にもいろんな奴がいるんだな」と変わります。樹と語り合った仙水はその後、樹を相棒として霊界探偵の仕事をこなすようになりました。

樹は「影ノ手」を用いて次元を自由に行き来し、次元に関わる下位の妖怪を使役できる「闇撫(やみなで)」の一族。『幽遊白書』における魔界でも希少種族だとされています。仙水に対しては忠実そのもの。仙水と幽助の一騎打ちに邪魔が入らないようにする為、他のメンバーを裏男の体内に閉じ込めていました。

しかしながら、樹の精神面は大きく歪んでおり、変貌を遂げてゆく仙水に対し、歯止めをかけることなく静観し続けたキャラクターでもあります。蔵馬からの「仙水が堕ちていくのをお前なら止められたんじゃないか?」という問いに対して、返事は上の画像の通り(『幽遊白書』コミックス第16巻)。仙水が傷つき、変わっていく様を見ることが快感だったようです。

【幽遊白書】仙水はどうして人間嫌いになった?

本来は正義感が強く、純粋だった仙水。では仙水はどうして人間嫌いになってしまったのでしょうか。その答えは『幽遊白書』第14巻に描かれています。少しショッキングな画像が掲載されていますので、ご注意ください。

ショキングな画像ですが、仙水が人間嫌いになった理由を端的に表しています。仙水の中では、多少の変化があったとはいえ「妖怪=悪」であり、「人間=守るべきもの」でした。しかし仙水は霊界探偵としての仕事で、人間が妖怪いたぶって喜んでいる姿を見てしまいました。今まで仙水を支えてきた構図が、丸々ひっくりかえってしまったのです。

ショックを受けた仙水は、その場にいた人間を惨殺。この事件をきっかけに、人間を憎むようになってしまったのです。

【幽遊白書】仙水の仲間になった人間

『幽遊白書』において、人間でありながら人間抹殺を目論見る敵キャラクター、仙水。ですが、仙水に味方する人間も何人か存在します。「シーマン」「ドクター」「スナイパー」「グルメ」「ゲームマスター」という存在です。彼らの存在は『幽遊白書』第14巻で明らかにされていました。彼らはそれぞれの異名にあった能力に目覚めた人間です。

彼らは、魔界とのトンネル開通を阻止する幽助達に、その異能をもって立ちはだかりました。それぞれが仙水に味方する理由はそれぞれですが、中には「黒ノ章」という人間の悪事を録画したビデオテープを見せられ、人間を嫌いになった者もいたようです。

【幽遊白書】人間最強?仙水の強さ

前述のように仙水には異能力を持つ人間の味方がいました。では、そんな異能集団をまとめる仙水の強さとはどれ程のものなのでしょうか。戦闘能力での強さの前に、仙水には『幽遊白書』に登場する他のキャラクターにはない性質があります。それは「多重人格者」であること。仙水の基本データでも触れましたが、「仙水忍」自身は少年のような純粋さを持つ性格です。

しかしながら仙水の中には元の「忍」という人格の他に「ミノル」「カズヤ」「ジョージ」「マコト」「ヒトシ」「ナル」という人格が存在します(『幽遊白書』コミックス第16巻)。先述の、仙水が人間不信へと陥るきっかけとなった事件で仙水は苦悩し、精神崩壊を防ぐため別人格を作っていったのです。この7人の性格の差は戦闘スタイルにも大きく影響しました。

中でも『幽遊白書』コミックス第13巻から16巻まで登場した「ミノル」は理屈屋かつ饒舌な性格をした戦闘担当の人格で、『幽遊白書』の世界に存在する「裂蹴鴛拳」を修得しており、そこに霊力をミックスさせた『霊光裂蹴拳』を使います。

他にも『気硬銃』の使い手である「カズヤ」という人格も戦闘を担当します。こちらは『幽遊白書』コミックス第16巻で登場しました。「カズヤ」の人格が表に現れた時の仙水の顔は上の画像のように今までとは明らかに異なります。「カズヤ」は主にトドメを担当しているためか戦闘能力は比較的高くはありませんが、快楽殺人者であるという凶暴かつ、とても危険な人格です。

しかし数ある人格の中でも最強とされる人格は、主人格である「忍」。実は「忍」は「魔界の扉編」が始まってから、最終決戦に至るまで、主人公達の前には現れていませんでした。「忍」の人格が浦飯幽助の前に現れたのは、「魔界の扉編」が佳境に入る『幽遊白書』コミックス第16巻が初めて。「忍」は、幽助の師匠である幻海でさえ体得できなかった「聖光気」という特別な闘気を纏い戦います。

「聖光気」は人間が持ち得る究極の闘気で、莫大なエネルギーを孕んでいるため、人間界ではパワーを抑制しないと地殻変動といった大きな影響を及ぼしてしまうというすさまじいものです。まさに人間最強といえるでしょう。「聖光気」は『気鋼闘衣』という上の画像のような防具に変形させる事が可能となっており、『黒龍波』を取り込んだ飛影や妖狐に覚醒した蔵馬の攻撃にも難なく耐える強さを見せました。

しかしそんな「気鋼闘衣」も無敵ではないらしく、空間を切り裂く程の威力を持つ桑原の『次元刀』による攻撃に対してだけは回避に徹していました。更に、人間最強とはいえ、魔族として蘇った幽助の『霊丸』には「気鋼闘衣」は破壊されてしまっています。

【幽遊白書】仙水が目指したものとは?

仙水は『幽遊白書』に登場する人間の中では最強と呼んで差支えのないキャラクターでした。しかしながら、最終的には魔族となった幽助の霊丸の前に倒れます。幽助の前に倒れた仙水は、そこでようやく魔界と人間界とのトンネルを作ろうとした本当の理由を明かしました。

『幽遊白書』では人間最強とされていた仙水でしたが、なんと、仙水の体は悪性の腫瘍に蝕まれ、既に余命半月というところまで追いつめられていたのです。人間に嫌悪感を持っていた仙水でしたが、本当は「(魔界へ)一度来てみたかった」「魔界で死ぬために魔界の穴を開けることが第一目的だった」と明かします。

【幽遊白書】仙水の最期

最期まで死力を尽くし幽助と戦った仙水。彼の最期の顔はとても穏やかなものでした。最期の言葉は幽助への「ありがとう」。そして「次こそ魔族に生まれますように…」。おそらく仙水は人間の醜さを見せつけられるような事件との遭遇以降、自分が人間である事に嫌悪感を感じていたのでしょう。「本当は魔族に生まれたかったのだ」ともとれる言葉でした。

魔族への転生を望む言葉を残し、息を引き取った仙水。「死んでも霊界には行きたくない」という遺言を残していたらしく、遺言を預かっていた樹は仙水の遺体と魂と共に亜空間の彼方へと去っていきました。 これが、『幽遊白書』コミックス第13巻から17巻にかけて繰り広げられた「魔界の扉編」のラスボスであり、人間最強とされた仙水の最期です。

当時連載されていた少年漫画としては珍しく、「正義」と「悪」にはっきりと分かれた戦いではない、どこか物悲しい余韻を残す最後でした。

【幽遊白書】仙水は人間最強のキャラクターだった!

以上が、「魔界の扉編」のラスボスである仙水忍についてのまとめとなります。仙水について人格や強さ、そしてその最期を画像を交えながら紹介しましたが、いかがだったでしょうか。仙水は『幽遊白書』の数ある敵キャラクターの内でも人気のあるキャラです。『幽遊白書』の中でも人間最強とされる強さはもちろん魅力的です。

しかし、少年漫画に多く見られる「勧善懲悪」とは違うストーリーの終わりを飾った敵キャラクターだったということこそが、その人気の秘訣だったのではないでしょうか。また、『幽遊白書』の中で人間最強とされながらも、どこか儚く感じる最期も印象的です。

今回の仙水というキャラクターの人格・強さについてのまとめを読んで、仙水の存在が懐かしく感じた方や、すこしでも気になった方は是非今一度『幽遊白書』という物語を読み返してみてください。

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