幽遊白書の最終回ネタバレまとめ!原作とアニメの違いや登場人物のその後は?

『幽遊白書』の最終回を見たことはありますか? かつて週刊少年ジャンプ誌上で「ジャンプ三大漫画」とも言われ、一世を風靡したのが『ハンターハンター』『レベルE』の冨樫義博による『幽遊白書』という作品です。ここでは最終回までの各編の物語のネタバレあらすじを振り返ったあと、アニメ版と原作版での最終回の違いを解説します。また、登場人物や作者のその後にも触れていきます。

幽遊白書の最終回ネタバレまとめ!原作とアニメの違いや登場人物のその後は?のイメージ

目次

  1. ジャンプ黄金期の三大漫画のひとつ『幽遊白書』
  2. 幽遊白書の最終回までのあらすじ
  3. 幽遊白書の原作最終巻にて突然バトルが終了
  4. 幽遊白書原作での最終回直前の流れ
  5. 幽遊白書原作版の最終回ネタバレ
  6. 幽遊白書が最終回に至った理由
  7. 幽遊白書アニメ版での最終回直前の流れ
  8. 幽遊白書アニメ版の最終回ネタバレ
  9. 幽遊白書の登場人物のその後
  10. 冨樫義博のその後の連載作品
  11. 『幽遊白書』最終回のその後
  12. 2017年は『幽遊白書』TVアニメ化25周年記念
  13. 今なお愛され続けている『幽遊白書』

ジャンプ黄金期の三大漫画のひとつ『幽遊白書』

『幽遊白書』は1990年から1994年のあいだ『週刊少年ジャンプ』で連載され、今なお愛され続ける多くの登場人物を生み出しました。また、1992年から1995年のあいだ放映されていたアニメも大人気を博しました。この記事では、そんな『幽遊白書』の最終回ネタバレや、登場人物のその後について紹介します。

作者は現在『ハンターハンター』を連載している冨樫義博

作者の冨樫義博氏は、のちに短編集『狼なんて怖くない!!』に掲載されるいくつかの読切作品や、初連載作品『てんで性悪キューピッド』を経て『幽遊白書』の連載に至りました。そして月1での『レベルE』連載を挟み、現在は『ハンターハンター』を不定期連載しています。休載が多いイメージのある彼ですが、『幽遊白書』は一度しか休載していません。『幽遊白書』の大ヒットで大物作家になり、融通が利くようになったと言えます。

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幽遊白書の最終回までのあらすじ

最終回ネタバレを見る前に、まずはそれまでの物語のネタバレと、主要な登場人物の動きを大まかに見ていきましょう。『幽遊白書』は最終回に至るまで、大きく分けて「霊界探偵編」「暗黒武術会編(戸愚呂兄弟編)」「魔界の扉編(仙水編)」「魔界統一トーナメント編」の4つのストーリーが展開されてきました。

「霊界探偵編」のネタバレあらすじ

主人公「浦飯幽助」は第1話でいきなり死んでしまい、生き返るために「コエンマ」から課せられた試練に、霊界案内人「ぼたん」とともに挑みます。この頃のエピソードは、アニメでは大幅カットされています。その後、無事生き返った幽助は「霊界探偵」に任命され、妖怪に関する事件を解決していくことに。邪眼師「飛影」や人間に憑依した妖狐「蔵馬」もここで初登場します。

幽助をライバル視する「桑原和真」とともに「幻海師範門下生大選考会」に参加し、勝ち残った幽助は幻海の弟子として「霊光波動拳」の修行を開始。その後、「四聖獣」の城へ挑む際に、幽助・桑原・飛影・蔵馬の4人が仲間として初めて組むことになります。

「暗黒武術会編(戸愚呂兄弟編)」のネタバレあらすじ

幽助と桑原は賭博団体「BBC」の垂金権造の別荘に乗り込み、飛影の妹である雪菜を救出するなか「戸愚呂兄弟」と一戦交えます。その後、幽助・桑原・飛影・蔵馬・幻海の5人は「暗黒武術会」へのゲスト参加を強制され、優勝候補である「戸愚呂チーム」の打倒を目指します。

「浦飯チーム」は何戦にもわたる死闘の末、ついに決勝までたどり着きます。試合の合間に幻海が戸愚呂弟に殺されてしまいますが、残された4人で戸愚呂チームを倒し、優勝を果たします。優勝したチームの望みを何でも叶えてくれるはずだった暗黒武術会の運営者たちは、戸愚呂弟が会場に及ぼした被害により壊滅状態。コエンマは幽助たちの願いを汲み、幻海を生き返らせました。

「魔界の扉編(仙水編)」のネタバレあらすじ

かつて霊界探偵であった「仙水忍」は、魔界と人間界を繋ぐ「界境トンネル」を開くために桑原を連れ去ります。幽助たちは次々と現れる「能力者」たちを突破し、ときには仲間を増やしながら仙水のいる洞窟の奥へと突入します。仙水との戦いに敗れた幽助は死亡してしまいますが、「魔族大隔世」により妖怪として復活し、仙水を倒します。開かれた穴は「霊界特別防衛隊」によって塞がれました。

「魔界統一トーナメント編(魔界編)」のネタバレあらすじ

魔界三大妖怪「雷禅」の子孫であったことが発覚した幽助は、魔界へと赴きます。同じく三大妖怪である「軀」の元で飛影が、「黄泉」の元で蔵馬が、それぞれの過去の因縁によって一年を過ごすことになります。かつて暗黒武術会で対戦した登場人物たちの姿もあり、蔵馬と幻海の手による修行で大幅にレベルアップします。

雷禅の死によって魔界の戦力バランスが崩れそうになりましたが、幽助は「魔界統一トーナメント」の開催を提案します。軀や、それまで姿を現さなかった雷禅の旧友たちがそれに呼応。暗黒武術会からの登場人物たちや、国家同士の戦いを目論んでいた黄泉すらも含め、妖怪たちはただの一個人に戻って魔界トップの座を争奪することになりました。

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幽遊白書の原作最終巻にて突然バトルが終了

ジャンプコミックス19巻では、これまでの登場人物の多くが参加する魔界統一トーナメントの本戦が始まり、大いに盛り上がることと思われました。幽助は三戦目にして、ラスボスと目されていた黄泉と対峙。そして戦いはこれからというところで、いきなり人間界の平穏なシーンに切り替わります。桑原と蔵馬の元に現れ、結果を報告する幽助。なんと、魔界統一トーナメントの描写は省略されたのでした。

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幽遊白書原作での最終回直前の流れ

魔界統一トーナメントの優勝者は、雷禅の旧友である「煙鬼」でした。彼は魔界のチャンピオンとして君臨する三年間の法律として「人間界に迷惑をかけないこと」を宣言。バトル編は終わって人間と妖怪の関係は少しずつ変わっていくことになり、探偵業復活する幽助や、それぞれの登場人物のその後の日常シーンが描かれます。

平穏な日常が続いていましたが、最終回のひとつ前、act.174『のるか そるか』で事件が発生します。久々に集まった幽助・桑原・飛影・蔵馬の4人は、霊界の宗教テロリスト「正聖神党」を蹴散らしますが、人間界に向けられた「異次元砲」を止めるために「第三者の三択」を課せられることに。三色のボタンのどれを押せばいいか決断できない幽助の前に、霊界獣「プー」に憑依した玄海が現れて幽助を叱咤激励。そして最終回へ。

幽遊白書原作版の最終回ネタバレ

それではいよいよ、『週刊少年ジャンプ』1994年32号に掲載された、冨樫義博による原作版『幽遊白書』の最終回であるact.175『それから…』のネタバレを紹介します。

原作最終回ネタバレ前半(幻海の遺言状)

墓前に花を供える桑原と蔵馬、それに幽助の幼なじみの「螢子」。幽助は死んでしまったのかと読者に思わせた次のページで、元気な姿の幽助が現れます。死去したのは「バーサン」こと幻海でした。集まった登場人物たちに、桑原の姉「静流」が遺言状を公開。幻海が住んでいた寺の周りの土地を、妖怪達の隠れ家として自然のまま残しておくことに。

原作最終回ネタバレ後半(みんなで海へ)

ぼたんと雪菜も加わり、一同は海へと寄り道。前回で幽助が押したのは、螢子の一番好きな色である青いボタンだったという話に。それを聞いた螢子は「バカね…」と呟き、波打ち際に佇む幽助に背後から掴みかかり、二人は海水でびしょ濡れになりながらも笑顔。

原作最終回ラストは4人の写真

最後の2ページでは、誰もいない薄暗い部屋で何かが舞い落ちます。それは幽助・蔵馬・飛影・蔵馬という4人のメイン登場人物の写真でした。これにて『幽遊白書』の原作最終回が終了します。

幽遊白書が最終回に至った理由

週刊少年ジャンプの看板作品、それも「ジャンプ三大漫画」という大役を務めていた『幽遊白書』の連載が終了したことは、漫画界にとって大きなニュースでした。作者の冨樫義博は、連載終了直後の1994年8月のコミックマーケット(夏コミC46)に参戦し、『ヨシりんでポン!』という同人誌を無料頒布。そこには、『幽遊白書』が連載終了に至った理由が書かれていました。

幽遊白書の登場人物たちは実は役者だった?

この同人誌の冒頭4ページでは、『幽遊白書』の登場人物たちは実は役者で本名は別にあり、制作スタッフ陣から慰安旅行をプレゼントされる、という漫画「12人のおびえる者達」が描かれています。これは元々、『幽遊白書』のキャラクターでできることは商業誌ベースではやり尽くしてしまったため、キャラを壊す試みを実験的にジャンプに持ち込んだものの没になったネタだったということが、その後のページで明かされています。

冨樫義博が最終回後に語った「突撃インタヴュー」

「突撃インタヴュー 原作者にきけ!!」と第した自問自答ページでは、第一の感想として「あースッキリした」、仙水と幽助が闘っていた辺りは「原稿に向かうとハキ気がする位漫画を描きたくなくなった時期」、仙水のパートナー「樹」の捨てゼリフには「当時の原作者(オレ)の血の叫びが入ってた」などと振り返っており、今後の予定については「誰にも見せられない様な漫画を一人で描いて嬉びたい」と語っています。

冨樫義博が最終回後に語った「連載を終えて」

「冨樫義博 語る~連載を終えて~ふり返れば敗北宣言―」と第したページによると、彼は「徹夜をすると心臓に痛みが走り出すように」なっていたそうです。「仕事で過労死はやだ」と体調を整え、今までのストレスを発散すると今度は「原稿が満足にできない」という新たなストレスが発生。それを解消する方法が、アシスタントを使わずに「一人で原稿を上げること」でした。

「読者の反響」が励みとなり、「色々勉強ができました」と述べながらも彼は、「どんなに荒れた原稿になろうが一人で描きたいもんは描きたいんだ」という気持ちを抑える理由がなくなっていました。「ストレスが意欲をはるかに上回ってしまった」ため、連載終了を「ムリヤリ編集部に頼みこんだ」彼は、「自己満足のためだけにマンガを描きたくなってしまいました」「わがままでやめました。すいません。」と結んでいます。

幽遊白書アニメ版での最終回直前の流れ

このように、原作者である冨樫義博氏が常々思っていた「自分の意志で作品を終わらせよう」という意向により、原作の連載は突如終了してしまいました。その影響で、エンディングテーマのうち5曲目『デイドリーム・ジェネレーション』がわずか8回しか使われないうちにアニメ版も最終回となりました。

アニメ版では、原作最終巻にあった『探偵業復活』、登場人物のその後を描いた『SPECIAL DAY』『平和の群像』、正聖神党と対峙する『のるか そるか』のエピソードがカットされた代わりに、原作で途中までしか描かれなかった魔界統一トーナメントのエピソードが追加されているなど、終盤の流れが大きく異なっています。こちらもご紹介しましょう。

アニメ版の最終回直前で追加されたトーナメント中のエピソード

原作では結果が報告されただけだった「蔵馬と時雨」「飛影と軀」の対戦が、アニメではそれぞれ1話ずつ使って放映されました。その後、原作では途中までしか描かれなかった「幽助と黄泉」の対戦が最後の決着まで描かれます。幽助がベッドで目覚めるとトーナメントはもう終わっており、優勝者である煙鬼の演説が行われます。

アニメ版の最終回直前に追加されたトーナメント後のエピソード

最終回のひとつ前である第111話『決着!激闘の果てに』後半、黄泉は息子の「修羅」を連れて旅に出、幽助と蔵馬は人間界へ帰ることに。魔界に残ることになった飛影は、妹の「氷泪石」を蔵馬に託します。コエンマから霊界探偵としてのクビを宣言された幽助は、父である雷禅の墓に別れの言葉をかけます。そして次回予告で「最終回」との宣言が。

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幽遊白書アニメ版の最終回ネタバレ

アニメ版最終回ネタバレ前半

それでは、1995年1月7日に放映された、スタジオぴえろによるアニメ版『幽遊白書』の最終回である第112話『フォーエバー!幽遊白書』のネタバレをご紹介します。

アニメ版の最終回は、原作版とはあちこち異なっています。幽助はまだ魔界から帰ってきておらず、魔界統一トーナメントの結果や、霊界が魔界の結界を解いたことについて桑原と蔵馬が2人で語り合っている場面から開始。そこへ静流と螢子も合流し、4人は幻海の寺へと向かいます。道中、静流の読んでいた新聞に飛影が「宇宙人」として描かれており、トーナメントに敗北した飛影は魔界のパトロールをしていることが語られます。

アニメ版最終回ネタバレ後半

寺に着くと、雪菜が一同を迎えます。原作と違って幻海は生きており、ぼたんとコエンマも現れたことで幽助と飛影を除いたメインの登場人物が揃い、幻海の口から遺言が語られます。また、帰り道にある長い階段で桑原が今までのストーリーを振り返るシーンが追加されています。

アニメ版最終回ネタバレラスト(幽助の帰還)

そして原作と違い、まだ幽助は帰ってきていません。海に向かって幽助の名を叫ぶ螢子。そこへ幽助が現れ、螢子は幽助に飛びついて押し倒し、夕陽をバックにキス。2人は波でびしょ濡れになり、オープニングテーマ『微笑みの爆弾』が流れる中、桑原と雪菜とぼたんも加わり、海水をかけ合います。フルサイズで流れた曲の最後の歌詞に合わせ、幽助が視聴者に向けて霊丸のポーズを取ったところで、アニメ版の最終回が終了します。

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幽遊白書の登場人物のその後

それぞれの登場人物のその後は、原作最終巻で描かれた話のうち主にact.171『探偵業復活』、act.172『SPECIAL DAY』、act.173『平和の群像』などから読み取れます。大まかに紹介していきましょう。

メイン登場人物4人のその後

幽助は母「温子」のコネでラーメンの屋台をひくことに。飛影は軀の父「痴皇」を探し出し、軀にプレゼント。蔵馬は「義父の会社の方が面白くて」大学は受けないことに。4人の中で唯一魔界へ行かなかった桑原は、アニメ版では幻海の寺にいる雪菜の元へたびたび訪れているという話でしたが、原作では父の計らいにより雪菜が桑原家にホームステイすることに。

霊界関係者とトーナメント審判たちのその後

コエンマは霊界の上層部、すなわち彼の父である「閻魔大王」を告発。それにより落ち込むコエンマとその部下の「あやめ」をぼたんが連れ出し、霊界中を遊びまわって元気づけるシーンもありました。暗黒武術会および魔界統一トーナメントで司会や審判を務めた「小兎」「瑠架」「樹里」は人間界で芸能界デビュー。それぞれ「凍矢」「陣」「鈴木」に片思いをしていることが明かされました。

魔界のその後

雷禅の旧友のひとり「棗」に負かされた「酎」は、彼女とつき合うためにどんどん強くなっており、その傍らで「流石」と「鈴駒」が良い仲になっていました。暗黒武術会で女性妖怪たちに大人気だったはずの「死々若丸」には、残念ながらこういった話はありません。魔界統一トーナメント優勝者である煙鬼は、妻の「孤光」に腰痛の手当てをしてもらっています。

人間界のその後

魔界の扉編で登場した「テリトリー」能力者の「城戸」「海藤」「柳沢」にもそれぞれ想い人や仲の良い女性がおり、平和に暮らしています。また、人間としての幽助の父もわずかに姿を見せており、温子とは決して悪い仲ではないことが伺えます。ちなみに幽助は螢子に「結婚しよう」とプロポーズしました。

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冨樫義博のその後の連載作品

『幽遊白書』の原作およびアニメは2015年までに全て終了してしまいましたが、作者である冨樫義博氏はその後、同じく週刊少年ジャンプ誌上で『レベルE』『ハンターハンター』という2つの作品を連載しています。

冨樫義博のその後の連載作品『レベルE』

幽遊白書が連載終了した翌年の1995年から『レベルE』の連載を開始。前述の同人誌で語っていたとおり、アシスタントを使わずに一人で描くことに挑戦した作品で、週刊少年ジャンプとしては異例の月1回ずつの連載となりました。宇宙人を題材にしたオムニバス形式のSF漫画で、コミックスとして全3巻、文庫版として全2巻が発売されています。連載終了から14年後の2011年には、全13話でアニメ化もされました。

冨樫義博のその後の連載作品『ハンターハンター』

『レベルE』が連載終了した翌年である1998年からは『ハンターハンター』の連載を開始。20年という長期にわたって連載されていますが、間に何度も休載期間を挟んでいます。冨樫義博は休載が多い、というイメージがついたのはこの作品からでしょう。それでも人気は高く、1999年と2011年という二度の長期アニメ化を果たしています。

『幽遊白書』最終回のその後

一方で連載終了後の『幽遊白書』も、各種ゲーム化をはじめとし、さまざまな展開が続いてきました。全てに触れることはできませんが、以下に主要なものをいくつか紹介します。

『幽遊白書』アニメでは描かれなかったエピソードのドラマCD化

最終回からおよそ10年が経った2004年と2005年には、合わせて2枚のドラマCDが集英社から発売されました。いずれもアニメでは描かれなかった原作の話をベースにしており、1枚目は飛影と蔵馬の出会いを描いた読み切り『TWO SHOTS』、2枚目は最終巻にあった『異次元砲阻止編』となっています。

『幽遊白書』完全版全15巻の発売

同じく2004年から2005年にかけて、全15巻の「完全版」が発売。これに合わせ、『幽遊白書』初のキャラクターブックと、同じく冨樫義博氏としては初の画集も発売されました。

『幽遊白書』文庫版全12巻の発売

さらに2010年11月からは毎月1巻ずつ、全12巻の「文庫版」も発売。作者をはじめとした関係者からのコメントが寄せられたほか、最終12巻には描き下ろし漫画も掲載されました。

カードバトルゲーム『幽☆遊☆白書-魔界統一最強バトル-』

2012年から、GREEプラットフォームにてカードバトルゲーム『幽☆遊☆白書-魔界統一最強バトル-』が配信開始されました。2013年にはAndroid版、2014年にはiOS版も配信開始。ストーリー再現型クエストによって世界が再現されているほか、プレイヤー同士のリアルタイムバトル「暗黒武術会」にも挑めます。

2017年は『幽遊白書』TVアニメ化25周年記念

2017年には「TVアニメ化25周年記念」として、いくつもの展開が始まりました。アナログレコードBOXをはじめとしたさまざまなグッズの発売、カフェやSHOPといったイベントの開催、サンリオの「バッドばつ丸」とのコラボ、そして新たなスマートフォンゲームアプリ『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』の配信も予定されています。

地上波および動画配信サイトでは、アニメ全112話が再放送。また2018年7月から1ヶ月ごとに、全4巻のBlu-ray BOXが発売。最終巻となる第4巻には、映像特典として「完全新作アニメーション」が収録されます。

『幽遊白書』アシスタントによるエッセイ漫画

2017年に発売された『先生白書』は、『幽遊白書』のアシスタントをしていた味野くにお氏によるエッセイ漫画です。『幽遊白書』を連載していた頃の作者・冨樫義博の人柄が描かれており、最終回に関する裏話も収録されています。

今なお愛され続けている『幽遊白書』

上記に挙げた以外にも、『幽遊白書』およびジャンプ作品にまつわる各ゲームへの出演のみならず、スマートフォン向けソーシャルゲームとのコラボも果たしており、現在でもその人気の高さが伺えます。同人誌やコスプレといった楽しみ方をしているファンや、「幽遊白書の続き」を独自に描いてインターネット上で公開しているファンも。今なお多くの楽しみ方のある『幽遊白書』、改めてチェックし直してみてはいかがでしょうか。

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