幽遊白書の雷禅は最強キャラ？全盛期の強さと幽助との関係まとめ

幽遊白書は週刊少年ジャンプで過去に連載されていた人気漫画です。作者は富樫義博で、幽遊白書の他にハンターハンターやレベルE等の代表作があります。幽遊白書は恋愛や人間の闇、キャラクターなどに強烈な魅力があり、ファンにはそれがたまらないようです。

子供を助けて死んでしまった主人公の浦飯幽助は霊界から生き返るチャンスをもらいました。生き返った後は、霊界探偵として霊界からの依頼をこなしていきます。そこで出会ったたくさんの強敵たちと戦い、心身共に成長していくという物語です。

幽遊白書の魔界に君臨している闘神と呼ばれるほどの強さを誇る妖怪であり、全盛期の強さは敵うものがいないほど幽遊白書最強の存在であるという声が多いようです。また、主人公の浦飯幽助とは世代を超えた親子関係で、実質的に幽助の父親です。そんな雷禅を詳しく紹介していきます。

雷禅は魔界に君臨していた魔族三大妖怪の一人で、他には黄泉と軀という強力な妖怪がいます。雷禅は700年の断食をしているにも関わらず、この強さなので、全盛期の頃は幽遊白書最強の存在であったことが予想されます。画像のデータを見る限り、特殊な能力はなく、純粋に強いタイプの妖怪であることが予想されます。

幽助の中に眠る魔族の血を操って身体を乗っ取り、特大の霊丸で仙水を倒しました。父として幽助を助けたかったのかは定かではありませんが、餓死による死期が一年後と迫っているにも関わらず圧倒的な強さを見せつけました。

人間最強である仙水をいとも簡単に倒してしまう雷禅の強さから、雷禅の圧倒的強さが予想できます。霊界最強の片鱗が垣間見えた瞬間でした。幽助が望んでいた結末ではなかったので、父親のおせっかいのようなものだったのかもしれません。

雷禅の強さが計り知れないのは空腹による能力の低下が起こっていても魔界最強の一角に居座っていたことです。700年以上の断食をしたうえで軀や黄泉と肩を並べ、その時期はなんと死期の1年前まで続いていました。雷禅が最強であると予想するファンがあとを絶たないのは、全盛期の雷禅の力を予想してしまうせいかもしれません。

黄泉が作中で「こいつら一人一人がオレと同等！いやそれ以上かもしれん」という発言をしていたことから黄泉や軀と同等以上の実力を持っていることが分かります。雷禅のケンカ友達は9人いて、そのうちの3人が魔界統一トーナメントでベスト4に入っていることから、雷禅のケンカ友達の強さが魔界最強クラスであることが確定的となりました。

魔界統一トーナメントでベスト4に入っている雷禅のケンカ友達の中の一人である煙鬼が黄泉や軀をさしおいて優勝しました。そのため煙鬼を現状最強というファンも多いようです。しかし一方で煙鬼が「ワシらも強かったがあいつはもっともっと強くて今の軀や黄泉とは比べ物にならんわ」と言っていたことがあったので、全盛期の煙鬼よりも全盛期の雷禅のほうが強いということが予想されます。

魔界統一トーナメントの優勝者である煙鬼にそんなことを言わせる雷禅の全盛期の強さは想像もつかないほど強大なものであったことは間違いないでしょう。煙鬼の奥さんの狐光は雷禅の墓標の前で雷禅に一度も勝てたことがないと泣き崩れていました。そんな狐光も黄泉を倒してベスト8入りを果たしているので、ますます雷禅が最強である信憑性が高まります。

幽遊白書に登場する雷禅はケンカ仲間が3人魔界統一トーナメントでベスト4入りを果たし、そのうちのひとりである煙鬼が優勝したことで、その強さが確固たるものとなりました。優勝した煙鬼に強かったと言わせる雷禅は魔界最強の存在であったということに間違いはないでしょう。

700年前、食人鬼として暴れまわっていた雷禅は食脱医師（くだくすし）という職業の女性と出会い、恋に落ちました。人間を食べまわって力が溢れていた雷禅であったにも関わらず、食脱医師の女性が放つ雰囲気の独特の力強さに圧倒されて気に入ってしまったのでした。

幽遊白書で最強の存在である雷禅は力ではもちろん圧倒的であるはずの女性を、力ではなく誠意で自分のものにしようと考えました。雷禅は「一晩かけておがみ倒した」と言っていたので、誠意がどれほどまでにまっすぐであったかがよく分かります。人間と魔族という垣根を越えて結ばれる二人に美しさを感じさせられます。

食人鬼であった雷禅は食脱医師であった女性との関係をきっかけに人を食べることをぱったりとやめてしまいます。雷禅は「自分の意思で人を食うその女に比べ自分が貧弱に思えた」と語っていました。食人鬼としてこの世に生を受けた雷禅は食べ続けなければもちろん衰弱して死んでしまうことは分かっていたことでしょう。それでもまた食脱医師と会うまでは絶対に人を食べないと心に決めたのでした。

そのことを雷禅はこんなセリフで話しています。「次に会うまで人を食うまいと勝手に決めた」そして締めのセリフでは「会う約束さえしなかったのにな」とロマンティックなことを言っています。ファンの間ではこの美しくけなげな雷禅の姿に感動したという声多かったようです。人間を食べることを止めていた期間は驚きの700年という長さで、とてつもない精神力が要求されたことが容易に想像できるはずです。

思いの強さや決断力も雷禅は幽遊白書の中で最強です。700年間食べることを止めていたせいで、最強であった力は徐々に衰えていき、最後には息子である幽助以下の戦闘力にまで落ちてしまいます。そんな父親の姿を見ていることができなかった幽助は人間を食えと雷禅を説得しましたが雷禅は頑なに人間を口にすることはありませんでした。

ファンの間では食脱医師の待つあの世に行きたかったのではないか、という推論がありました。幽遊白書最強の存在である雷禅はこうして餓死という選択肢を選びました。魔界最強の存在も恋には勝てなかったようです。父親として子である幽助に最期を看取ってもらった雷禅でした。

雷禅が恋い焦がれた食脱医師は幽助の遠い先祖でした。食脱医師は雷禅との間に授かった子供を育てていたようです。食脱医師もまた、雷禅のことを思い、子供を育てていたということが予想されます。そんな二人の思いが実ったのか直接的な子供ではないにせよ、700年という遠い歳月を経てようやく雷禅と食脱医師の女性との子供は雷禅の元に現れたのでした。父と息子の感動の再会であったことが作中からくみ取れます。

雷禅と幽助は魔族大隔世により血縁関係にあたるようです。幽助には実の父親も母親も別にいますが、魔族の血が色濃いことからも、雷禅との繋がりが深いことが推察されます。魔族という特殊な性質上の問題で、雷禅の子供という表現も妙に納得させられてしまいます。

幽遊白書の雷禅は魔界最強の存在でありながら、食脱医師の人間に恋をしてしまった為にその700年後餓死という選択肢をとることになります。戦闘描写こそ少ないものの、作中最強の存在である雷禅は幽遊白書で素晴らしい恋愛劇を披露してくれました。

雷禅は食料にしている人間の女性に恋をして子供を作りました。そして700年の歳月を経て自分の血を色濃く受け継いだ幽助と会い、自分の最期を看取ってもらいました。駆け付けたかつてのケンカ友達の中には魔界最強となった煙鬼もいました。そして雷禅はそんな煙鬼よりも強かったのです。魔界最強の存在である雷禅は恋も戦闘能力も最強の存在でした。