2019年06月11日公開
2019年06月11日更新
【ゴールデンカムイ】若山輝一郎の魅力まとめ!強さや姫との関係やモデルは?
「ゴールデンカムイ」の「親分と姫」回に登場する若山輝一郎は、刺青の囚人の一人です。杉元一行は、ヒグマから逃げる中、彼と遭遇します。その正体は、刺青の囚人かつ、キロランケと因縁を持つヤクザの親分だったのです。外にはヒグマがいる中、一行はどうやってこのピンチから切り抜けるのでしょうか。この記事では、若山輝一郎のキャラクター情報や魅力、目的や強さ、彼に関する感想・評価などを紹介していきます。
若山輝一郎(親分)とは?
ゴールデンカムイの作品情報
「ゴールデンカムイ」の「親分と姫」は、若山輝一郎が登場する回です。凶暴なヒグマ3頭から逃げるために近くにあった小屋に逃げ込んだ杉元たちは、そこで若山輝一郎と仲沢達弥と遭遇します。一般人を装う2人でしたが、明らかに言動や状況から杉元たちは彼らを怪しみます。
ゴールデンカムイの概要
「ゴールデンカムイ」は、野田サトル原作の漫画で、アニメ化もされました。アイヌ文化が緻密に描かれていることでも話題となりました。また、変態的かつ魅力的なキャラクターが多く登場するというファンの感想も目立ちます。
ゴールデンカムイのあらすじ
「ゴールデンカムイ」は、アイヌが日本軍と対決するために蓄えていたとされる埋蔵金を探す物語です。アイヌの埋蔵金を奪われた際に父親を殺されたというアイヌの少女アシリパ、日露戦争で活躍した不死身の異名を持つ杉元など、個性的で魅力的なキャラクターが多く登場します。
若山輝一郎のプロフィール
若山輝一郎は、「ゴールデンカムイ」に登場する刺青の囚人かつヤクザの親分です。体格は良いですが、身長はあまり高くないようです。杉元一行がヒグマから逃れるために小屋に逃げ入ったところで出くわします。当初、小屋の住人のフリをしていましたが、競馬場の職員2人の首がさらされていたことや、空き家という情報を聞かされていたことなどから存在を怪しまれます。
暗号の刺青は、一般的な囚人と異なり、下半身に彫られています。その理由は、上半身がヤクザの刺青がすでに彫られていたからではないかと杉元は推測します。子分の仲沢達弥とは恋人関係にあり、姫と呼んでいます。ヒグマに襲われている仲沢達弥を助けに行ったりと、彼のことは大切に想っているようですが、男娼を雇ったりと浮気性な面もあるようです。しかし、彼は作中で男娼は排泄と同じという感想を言っています。
若山輝一郎(親分)の魅力
若山輝一郎の魅力①ヤクザ道
若山輝一郎はヤクザの親分です。ヤクザの刺青がないか確かめるから服を脱げと言われた時は、潔く自身の正体を明かしています。詳しい罪状は判明していませんが、商売で敵対する相手をたくさん殺してきたと自白していることから、これらにまつわることではないかという憶測があります。ヤクザでキロランケを追ってきたことなどを明かしてから、杉元たちと殺し合いになりそうな空気になりますが、アシリパがそれを止めます。
外に落としてしまった弾薬ごうを誰が撮りに行くのか決める手立てとして、若山輝一郎は博打で決めようと提案します。その後、若山輝一郎の浮気に怒っていた仲沢達弥は、博打でわざと若山輝一郎が負けるよう仕向けます。壺振りの仲沢達弥の腕を信じていた若山輝一郎は、彼を蹴り飛ばします。壺の裏にはイカサマ用の髪の毛が張られていました。杉元たちはこれにより、若山輝一郎と仲沢達弥がグルであると気がつきます。
不本意にも負けてしまったことから、若山輝一郎は約束通り外にある弾薬ごうを取りに行くことにします。ヒグマの気を自分からそらすため、若山輝一郎は小屋に置いてあった生首をほおり投げて潔く弾薬ごうを取りに向かいました。
若山輝一郎の魅力②脱獄後
若山輝一郎は脱獄後もヤクザを生業として生活していたようです。しかし、競馬でキロランケが本来勝たせるはずだった馬を負かせたため、仲沢達弥とともに彼らを追ってきたのでした。
若山輝一郎の魅力③ヒグマと戦う
若山輝一郎は博打で負けたことにより、外に銃弾を取りに行く役を任せられます。ヒグマが蛇が苦手であるという特性を利用して、若山輝一郎は近づいてきたヒグマに自分のベルトを投げつけます。その拍子にズボンが地面に落ち、下半身の刺青が露わになります。刺青は上半身に彫られている囚人が多いため、杉元たちは驚きます。若山輝一郎は拾った弾を小屋の中から様子を見ていた杉元に投げつけ、森の中へ走って逃げます。
若山輝一郎は一時、ヒグマのたくわえのエサとして地面に埋められますが、ヒグマが周囲からいなくなってから立ち上がり、エディー・ダンのもとへ行きます。そしてダンに車を運転させ、借りた機関銃を手に仲沢達弥を助けに向かいます。仲沢達弥たちのもとにたどり着いた若山輝一郎は、一行を乗せヒグマから逃げます。ヒグマは、一行を諦めずに追いかけてきます。
ヒグマはアシリパの支持で作った毒によって弱っていました。仲沢達弥は、車から落ちてしまった若山輝一郎の刀をとるために手をのばした拍子に転落してヒグマに襲われてしまいます。若山輝一郎は颯爽と仲沢達弥を助けに飛びだします。まずヒグマの手を切り落とし、倒された時に首元を刺します。
そしてヒグマの鼻を切り落として、肛門に剣を差し込みます。ヒグマはよろよろとその場から逃げ出し、すぐに倒れます。毒で弱っていたとはいえ、ヒグマ相手に物怖じせず立ち向かい、倒す姿がすごいと話題になりました。
若山輝一郎の魅力④役者ぶり
若山輝一郎は、ヒグマから逃れるために小屋に入ってきた杉元たちに存在を怪しまれます。最初に小屋にいたはずなのに、中に置かれていた2つの生首に気づかなかったのに、ヒグマを倒すための武器が小屋の中にないかと聞かれた時、はっきりとないと返したからです。
武器がないという発言は、小屋内をすべて把握していないと難しいはずなのに、矛盾が生じます。白石のこの指摘に、若山輝一郎が平然とした口調でそんなことは言っていないと返します。さらに、小屋は本当は使われていないものでしたが、仲沢達弥は自分の家で、若山輝一郎は一晩泊まりに来ただけの他人であるという設定を演じています。役者としても非常に優秀であることがわかります。
若山輝一郎の強さや目的
若山輝一郎の強さ
若山輝一郎は、作中でヒグマと対戦しています。ヒグマという自分より圧倒的に大きな動物相手でも物怖じすることなく、肝の据わったかっこいい姿を見る事が出来ます。刀を抜いて一瞬でヒグマの手や鼻を切り落とすなど、刀の扱いには慣れている上、非常に強いことがわかります。
若山輝一郎の目的
若山輝一郎には、ある目的がありました。それはキロランケを始末することでした。以前、キロランケは騎手として競馬に即席で出場したことがありました。馬主が賭けた6番の馬が勝つように仕向けろと上から指示を受けていたキロランケでしたが、馬を負かすために虐待のような行いをしている連中が許せず、その命令を無視します。
6番の馬が優勝しなかったため、競馬場の職員2人は若山輝一郎によって殺されてしまいます。キロランケは逃げ入った小屋で2人の首が置かれていることに気がつき、若山輝一郎か仲沢達弥が苫小牧から自分を殺すためにやってきたのだと察します。
若山輝一郎と姫の関係
姫との関係①悲恋
若山輝一郎と姫・仲沢達弥の関係は、ただの親分と子分の間柄ではありません。2人は恋人同士なのです。仲沢達弥は作中でお尻や乳首をバカにされていますが、親分の若山輝一郎は魅力的だと評価してくれたと言っています。仲沢達弥は、若山輝一郎の浮気に怒って、彼に遠回しに嫌がらせをします。
小屋の目立つところに制裁を加えた競馬場の従業員2人の生首を置いたり、壺振りではイカサマのプロであるにも関わらずわざと若山輝一郎を負けさせたりなどしています。仲沢達弥の嫉妬心の強さがうかがえます。
若山輝一郎は、白石にイカサマしていないか調べるためにサイコロを見せろと言われ、潔くサイコロを投げて渡そうとします。その拍子にサイコロの一つが机の下へと転がっていってしまいます。白石はそれを拾うために床を覗き込みます。仲沢達弥曰く、その時若山輝一郎は白石のお尻を食い入るように見ていたといいます。浮気に加え、周囲にいた人間にも嫉妬していたようです。
仲沢達弥の嫌がらせによって博打に負けた若山輝一郎は、外へ弾薬ごうを探しに行きますが、そこには弾しかありません。若山輝一郎は弾を小屋の中にいる杉元に投げて渡し、森の奥へと逃げていきます。その後、一時ヒグマの食糧として植えられてしまう若山輝一郎でしたが、ヒグマが去ってからダンのもとに向かい、武器を借りて車を運転させ、仲沢達弥のもとに向かいます。
若山輝一郎は、仲沢達弥のことを姫と呼んでおり、周囲を驚かせます。ダンが運転する車に、仲沢達弥や杉元たちも乗り込みます。しかし、毒で弱らせているにも関わらず一頭のヒグマが車を執念深く追いかけてきます。何とか車で振り切ろうとする中、若山輝一郎の刀が落ちてしまいます。仲沢達弥は刀をとるために手を伸ばした拍子に車から転落してしまいます。
ヒグマに噛まれる姫を見て、若山輝一郎は車から飛び降りて助けに入ります。若山輝一郎は颯爽と刀を抜き、ヒグマに勇敢に立ち向かいます。ヒグマの手や鼻などを一瞬で切り落とし、致命傷を負わせます。毒で弱っていたことも相まって、ヒグマは倒れてしまいます。しかし、ヒグマとの対決で、若山輝一郎も致命傷を負います。先に車から転落して噛まれた姫も同様でした。
姫はこのまま若山輝一郎とともに死んでしまうことを察して、もう浮気ができないことをいい気味だといって微笑みます。若山輝一郎は笑って彼の言葉に返答します。朝日が手を握り合いながら息を引き取る2人を照らしていました。
姫との関係②白石と杉元の周囲にいた
車の上でその一部始終を見ていた杉元、白石、アシリパ、キロランケ、ダンは、冷めた視線を向けていました。杉元はナイフを取り出しながら若山輝一郎の下半身に彫られた刺青人皮をはいでくると言って車から降りるのでした。これが「ゴールデンカムイ」の「親分と姫」回の結末になります。
若山輝一郎のモデル予想
モデル①勝新太郎
若山輝一郎のモデルとなった人物ははっきりとわかっていません。ここでは、ファンの間で予想されている若山輝一郎のモデルについて紹介していきます。まずは、勝新太郎です。髪型、風格、出で立ちなどのビジュアルが非常に若山輝一郎と似ているという感想が多くありました。
モデル②若山富三郎
勝新太郎の兄弟・若山富三郎も、若山輝一郎のモデル説があります。若山富三郎は、ヤクザの役を多く演じてきた俳優として知られています。勝新太郎と若山富三郎を両方モデルにしているのではないかという感想もあります。
モデル③若山騎一郎
最後は、若山騎一郎です。若山富三郎の子どもである彼は、若山騎一郎と読み方が同じです。俳優の他、映画監督などとしても活躍しています。若山騎一郎は、時代劇などに出演することが多くありました。
若山輝一郎に関する感想や評価は?
ゴールデンカムイ。親分がサイコロ拾う白石を見てるのは、拾うフリしてサイに細工しないか監視しているのかと思ったらまさかの理由。
— ひさとみ (@B_misoazi) February 18, 2016
ここから若山輝一郎に関する感想や評価について紹介していきます。若山輝一郎は白石からサイコロに細工していないか調べると言われ、サイコロを投げて渡します。その時、サイコロの一つは机の下に転がっていってしまいます。白石はサイコロをとるために机の下にもぐります。若山輝一郎は真剣に白石の様子を見ます。緊迫した空気でしたが、その後白石をみていた理由は別にあり、笑えたという感想がありました。
姉畑先生がカットされていることを嘆くのはわかりますが、若山輝一郎と姫のことも忘れないであげてください… #ゴールデンカムイ#kamuy_anime
— カズレイワー@コトダマー (@tknkz8) November 12, 2018
若山輝一郎が活躍する「親分と姫」の回は、アニメ「ゴールデンカムイ」本編では残念ながらカットされてしまいました。このことを嘆くファンも多くいました。しかし、コミックのアニメDVD同梱版で「親分と姫」回が収録されることが決まったため、歓喜の声を上げるファンの感想が数多く見られました。
ゴールデンカムイの親分と姫。最初はギャグっぽく見てて笑ってたけど、最期は二人とも男としてかっこいい生き様やったと思う。命を賭して守るものが確かに二人にはあったんやな。 pic.twitter.com/qvACA8Jbzn
— Sk (@Ohs_K) March 3, 2016
「ゴールデンカムイ」の若山輝一郎も姫もすごくかっこよかったという感想があります。姫は若山輝一郎の刀を守るために車から転落してヒグマに襲われました。若山輝一郎は、そんな姫を守るために物怖じせずヒグマと対戦します。生きざまがすごくかっこいい、2人の信頼関係がうらやましいといった感想もありました。
若山輝一郎の魅力まとめ
ここまで「ゴールデンカムイ」の登場キャラクター・若山輝一郎の基本情報や、感想などについて紹介してきました。刺青の囚人ですが非常に男気あふれるかっこいいキャラクターとして人気です。姫との悲恋ストーリーも人気です。