ブリーチのホロウ(虚)の強さと能力は?登場する種類・名前を一覧で紹介

ブリーチの中でもイマイチ理解しにくいと言われるのがホロウ(虚)です。様々な種類や分類が登場し、さらに仮面の軍勢や破面など派生とも言えるような勢力も登場している事から全体像が理解しにくいと言われています。今回はブリーチに登場するホロウ、その能力から勢力圏である虚圏、名前が判明しているホロウ、そしてブリーチ中盤を盛り上げた虚化についてなどをまとめて紹介していきます。

ブリーチのホロウ(虚)の強さと能力は?登場する種類・名前を一覧で紹介のイメージ

目次

  1. ブリーチのホロウとは?
  2. ブリーチのホロウ(虚)の強さと能力は?
  3. ブリーチのホロウの種類と名前
  4. ブリーチのホロウ化した仮面の軍勢とは?
  5. ブリーチのホロウ化した黒崎一護とは?
  6. ブリーチのホロウに関する感想や評価
  7. ブリーチのホロウの強さと能力まとめ

ブリーチのホロウとは?

ブリーチの作品詳細

ブリーチは2001年から週刊少年ジャンプで連載されたジャンプ王道のバトル漫画です。霊感が強いだけの普通の高校生黒崎一護が死神の少女ルキアと出会い、死神代行となって戦います。そうして戦う相手の代表的な存在が今回紹介する様々な種類が登場するホロウです。

ホロウは悪霊

ブリーチにおいてホロウとは死んだ人間の成れの果てです。通常、人間は死ぬと整(プラス)と言われる魂になり死神によって埋葬されて尸魂界に旅立つ事になります。しかし何らかの理由によって埋葬されない状態のまま数ヶ月から数年が経過すると胸に孔が空いて最終的になってしまうのがホロウです。ちなみに孔を外部から意図的に広げる事で強制的にホロウにする事も出来ます。

ホロウの共通点としては骸骨のような仮面を持っている事で死神にはこの仮面がホロウの弱点だと言われています。しかしこれはホロウの正体を知らないままに倒す為でホロウの仮面の下には人間の頃の素顔が隠されています。死神はホロウを倒す事で魂を浄化し尸魂界に送りますが、払えるのはホロウになってからの罪だけで人間の頃に罪を犯した者は地獄に送られてしまいます。

『BLEACH』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ブリーチのホロウ(虚)の強さと能力は?

ホロウの強さ

ブリーチにおけるホロウは共通点こそありますがその能力には個体差があります。多くの場合ホロウになる前の記憶や知能も残っており、他者と会話をする事もできますが、個体によっては群れを成して死神に心理戦をしかけたりするずる賢さを持っています。

倒す方法

ホロウを倒す方法は基本的に仮面を叩き割る事です。ブリーチにおける死神の教育機関である中央霊術院では基本的に後ろから奇襲して顔を見ない内に一撃で決める事を徹底しています。これはホロウの仮面の下には人間の頃の素顔がある為、正体に気づいて感情移入しない為です。

習性

ホロウは心を失っている存在なので心を欲し、ホロウになった直後には生前の身近な人物、恋人や家族を襲う習性を持っています。逆に言えば関係ない人間や整(プラス)を襲うようになったホロウは既にそれらの相手を殺してしまった後だといえます。ただ両者は種類わけされる事はなく総じてホロウの名前で呼ばれています。

ホロウが人間を襲うのは自身の失った心を埋めようとする故なので、この欲望が強いホロウは同じホロウを襲う魂喰いの習性も持っています。こうしてホロウ同士の共食いを繰り返した結果生まれるのが大虚(メノスグランデ)です。大虚にはさらに3つの階級があり、大型のギリアン級、中型のアジューカス級、小型のヴァストローデ級と身体が小さくなればなるほど強いという性質を持っています。

ホロウの虚圏とは

ホロウになると入る事の出来る空間が虚圏(ウェコムンド)です。現世と尸魂界の狭間にある空間で、普段ホロウはこの虚圏に潜んでいる為死神が手を出す事が出来ません。現世や尸魂界に比べて空気中の霊子濃度が高く虚圏ではホロウ、死神、滅却師いずれも普段より力を大幅に上昇する事が出来ます。現世と虚圏の間には黒腔(ガルガンタ)がありホロウは普段現世と虚圏を行き来する際にココを経由しています。

またホロウの中でも虚圏を出て現世に出現するのは基本的に下級のホロウで、大虚になるようなホロウは滅多にこの虚圏から出る事がありません。大虚になるホロウは相手が同じホロウなので、ホロウの多くが身を置く虚圏の方が相手を狩るのに都合が良い為です。虚圏自体は砂漠のような空間が広がっており、所々に石英のようなものでできた枯れた木などを確認する事が出来ます。

ちなみにブリーチの作中においては虚圏の主な舞台となるのは虚圏の中の藍染と破面達の拠点である虚夜宮(ラス・ノーチェス)ですが、ここは一護達や護廷十三隊の隊長格との戦いで損壊し、さらに千年決戦編にて「見えざる帝国」の襲撃でさらに荒廃するなど散々な目にあっています。また訪れる場所が虚夜宮周辺だからなのか虚圏における通常のホロウの姿は描かれていません。

ホロウの破面とは

実質的にホロウの上位種とも亜種と種類分け出来るのが破面(アランカル)です。より強くなる為に死神の力を手に入れようとするホロウの事で、同時に実際に死神の力を手に入れたホロウの事をいいます。破面自体はどんなホロウからもなる事ができ、昔から「破面もどき」は存在していましたが藍染が崩玉を用いた事により完全な破面が誕生するようになっています。

ホロウの頃から必ず胸に合った孔がどこにあるかは個体によって異なり、また完全な人型になれるのは大虚の中でも最上位のヴァストローデ級から破面になった場合だけで、大虚であってもギリアン級、アジューカス級の場合は人間のようにはなりながらもどこかにホロウらしさを残した外見となります。また死神に近づいた事で心を取り戻した為、作中では一護と破面のネリエルのように友好的な関係を築く事も可能です。

ホロウの能力

個別の能力を持つ事が多いホロウですが、それとは別にホロウに共通する能力もいくつか保有しています。

能力①虚閃

大虚が共通して使う事が出来るホロウを代表する能力と言ってもいい能力が虚閃(セロ)です。霊圧を集中させて一気に放つ破壊の閃光で通常は赤い色をしています。ギリアン級は口から放ちますが、破面になると個体によって様々な場所から放つ事が出来るようになります。破面にならないアジューカス級以上は作中で戦闘シーンがない為、どのような形状で放つかは不明です。

ホロウの中でも一般的な技であるようで破面になった者の中には他者と協力して放つ虚閃の使い手や、体ホロウ戦が多いであろう破面故に作られたと思われる「敵の虚閃を吸収してより強力にして打ち返す」能力を持っている個体もいます。また基本的に赤い色ですが破面や仮面の軍勢が使う虚閃は色の種類にバリエーションがありさらにはエスパーダが使う事ができる「黒虚閃」や「王虚の閃光」などの種類もあります。

能力②反膜

大虚が使う事が出来る仲間のホロウを助ける為に放つ光が反膜(ネガシオン)です。この光の内外は完全に隔絶された世界になって触れ合う事も出来なくなります。ブリーチの作中では尸魂界に反逆を起こした藍染一派を助ける目的で使用され、藍染達は虚圏に逃げる事に成功しています。

能力③超速再生

多くのホロウが持ち合わせている能力の1つが超速再生です。死神の基本戦術が背後から隙をついて弱点である仮面を砕く事である理由の所以にもなっている能力で攻撃されて損傷を受けた箇所を即時に回復する事が出来ます。この能力は一般的なホロウでも持っている為、使用者自体は虚閃よりも多いはずですが、例外的に破面の多くはホロウとしての特性を捨てると言ってもいい破面化する際にこの能力を失ってしまっています。

能力④虚食反応

大虚がホロウを食べる現象を指していう言葉が虚食反応(プレデイション)です。この虚食反応の結果がホロウの種類にも関わる重要な要素ですが実際に作中で直接描かれているシーンはほとんどなくギリアン級が行ったのが描かれているだけです。その捕食シーンではギリアン級は舌で複数のホロウを貫いて捕食していた為、ギリアン級はこの捕食方法が一般的なのだと思われます。

能力⑤帰刃

破面固有の能力と言えるのが帰刃(レスレクシオン)です。破面は破面化する際に自身の本来の姿と能力を封じた斬魄刀を作り出しており、普段これを携帯しています。この斬魄刀の力を開放して破面で得た理性はそのままに戦闘力を数倍に高める事が出来る能力で、死神における卍解に近い能力です。破面する前の姿に近くなる事から個体によっては人間離れした姿となります。

元々大虚は身体が小型である程、強力な力を持っているので強力な個体程元の姿も小型で人間に近い状態でいる場合が高いです。さらに破面の中でもウルキオラだけは帰刃状態からさらに開放する「刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)」という上位能力を持っています。作中では他には描かれていませんが帰刃はウルキオラ固有の能力ではない為、他の個体もこの状態まで至る事が出来る可能性もあると考えられます。

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ブリーチのホロウの種類と名前

種類①通常のホロウ

ブリーチの序盤で主に登場して一護の前に立ちはだかったのが通常のホロウ達です。通常とはいってもその能力は高いものも多く、種類によっては後々にまで影響を与えたホロウも多いです。余談ですがここで紹介するのは原作本編に登場した名前を持つホロウ達で、アニメではこれら以外にもオリジナルの名前を持つホロウが多数登場しています。

虚①シュリーカー

ブリーチにおいて珍しく再登場を果たしたホロウがシュリーカーです。インコのシバタを追いかけますホロウでルキアとチャドを追い詰める程の強さを持っていますが一護に敗北しました。生前は快楽殺人鬼で、生前にシバタの母親を殺した人物でもあります。逃げ出そうとした際にシバタに靴紐を掴まれた事でバランスを崩してベランダから転落死、ホロウになってしまいます。

ホロウになったシュリーカーはシバタを殺してその魂をインコに閉じ込め、逃げ回るシバタが関わる人物を殺して遊ぶという生前にも増して凶悪な快楽殺人を犯すようになります。死神も1つの役割としてホロウになった後の罪は浄化されますが元々快楽殺人鬼であるシュリーカーはそのまま地獄に連行されていく事になります。その後アニメオリジナルエピソードで地獄の咎人として復活を果たしました。

虚②フィッシュボーン

ブリーチの作中において一護が死神の力を得て初めて戦ったホロウがフィッシュボーンです。比較的人型と言える形状ながら顔は魚のようになっており一護からは「魚ヅラ」と呼ばれています。当時は一般隊員扱いながら既に席官クラスの実力を持っていたルキアが驚く程の霊圧を持っています。

虚③アシッドワイヤー

半人半蛇の姿をしているホロウがアシッドワイヤーです。井上織姫を襲ったホロウでその正体は死んだ織姫の兄です。ブリーチ死神代行編時点での一護の斬魄刀の刃が通りにくい程の強靭な鱗を持っています。一護がホロウの正体に気づかずに倒す為という死神が背後からホロウを襲う本当の理由を知った相手でもあります。織姫の身を呈した行動に一時的に正気を取り戻して自ら一護の斬魄刀に貫かれてました。

ホロウを種類分けする上で唯一自らの意志でホロウから開放されたホロウでもあります。原作では細かな描写は無かったもののアニメではさらに描写が追加され元々ホロウではなく、ただの整(プラス)として織姫を見守っていただけだった所を、ホロウに襲われて無理やりホロウにされてしまったというシーンがあります。

虚④メタスタシア

藍染の手引きによって尸魂界で生み出されたホロウがメタスタシアです。前十三番隊第三席志波都を殺し、副隊長の海燕の身体を乗っ取る力を見せています。藍染に取っては失敗作だったものの結果的にルキア処刑を行いやすい状況になりました。尚藍染によって作られた際に、破壊された時に虚圏で再構築されるようにされていましたが虚圏での再構築直後に破面のアーロニーロに捕食されて取り込まれています。

虚⑤ゾンザイン

ホロウはブリーチを代表する勢力である為、本編はもちろんアニメのオリジナルエピソードや単行本のおまけなどでもオリジナルのホロウが登場しています。その中でも名前を持ち代表的な存在と言えるのが単行本おまけで登場した巨大ホロウ、ゾンザインです。コンの代わりに主人公を名乗ったり実際に追い詰めるなどしていますが最終的にはドン・観音寺によって倒されてしまいました。

虚⑥グランドフィッシャー

通常のホロウの中でもブリーチの物語に大きく影響を与えたホロウがグランドフィッシャーです。50年以上も死神を退けてきたホロウの中でも実力者で一護の母、真咲を殺した張本人です。一護とも交戦しますが双方重症を負って痛み分けに終わっています。疑似餌を見せたり疑似餌に本体を移して再生すると言った他の種類のホロウよりもかなり強力な能力を持っています。

一護への復讐の機会を狙い虚圏で力を蓄え破面もどきとなった上で現世で襲撃しますがその時一護の身体に入っていたのはコンで、代わりに死神の力を取り戻した一心に斬り伏せられました。一心はコンを口止めした為一護本人はこの事実を知らないままです。破面もどきとなって巨大化した後には斬魄刀のようなものを持ち自らの意志で現世と虚圏の間の空間を切り裂いて移動する事も可能になりました。

虚⑦ホワイト

ブリーチの物語において本編軸では直接登場していないものの重要な存在と言えるのがホワイトです。元々は藍染達が作り出したホロウの1体でヴァストローデ級のような人間程度の大きさで全身を覆う真っ黒な鎧とその鎧の下には白い皮膚を持っています。この白い皮膚がホワイトという名前の由来です。名前こそ持っているもの分類上は確かに通常のホロウながら当時隊長格である一心と渡り合う高い戦闘力を持ち合わせています。

一心と加勢に入った真咲によって倒されますが真咲の身体に入り込んでおり、真咲はホロウ化に苦しむ事になります。浦原の協力で真咲のホロウ化は食い止められますがその力は一護に引き継がれます。つまり一護の中に眠る虚化の正体で、一護がウルキオラ戦で見せた完全虚化した際に二本角の仮面はこのホワイトの仮面と非常によく似ています。

種類②大虚

上記で紹介したように様々な種類の姿や能力、名前を持つホロウ達が共食いをした結果として誕生するのが大虚(メノスグランデ)です。作中では他に体躯の大きい巨大虚(ヒュージ・ホロウ)という存在も登場していますが、似て非なる存在でその力は明らかに大虚の方が強力です。

大虚のメノスグランテ

大虚(メノスグランデ)の存在自体は尸魂界でも知られており、幾百のホロウを喰らい続けた結果生まれる巨大な力を持つホロウです。大虚の力は最下級大虚と言われるギリアンであっても護廷十三隊の一般隊員では相手に出来ない程の力を持っています。メノスグランデはさらに種類分けされギリアン、アジューカス、ヴァストローデと強くなっていきます。

最下級大虚のギリアン

ホロウが共食いの結果、大虚に行き着いた時点で最初になるのがこのギリアン級です。名前を持ち良くも悪くも個性的だった通常のホロウとは違いその全てが頭から黒い布のような物をかぶっており、個体による種類わけが一切出来なくなります。戦闘力こそホロウに比べれば高いものの、その知性はかなり低く動きも緩慢です。

通常のギリアンは尸魂界でも教本に載るような存在で大虚の中でも一番数が多いです。またギリアン級になると自我もほとんどない状態で仮面も同様の物になってしまいますが、共食いの過程で強い力や自我の強いホロウを食らっていた場合、ギリアンになった時点で他とは違う仮面を持ちさらなる上位種であるアジューカスになる事が出来ると言われています。

ブリーチの作中においては主に序盤に多く登場していますがこの時点ではメノスグランデ=ギリアンという状態で個体に名前を持つ者は登場しておらず、メノスグランデの通称である「メノス」という名前で呼ばれていました。唯一名前を持っていると言えるのがギリアン級から破面になり第一期のエスパーダから残留を続けているアーロニーロだけです。

中級大虚のアジューカス

ギリアン級になった時点で一旦失われた個性を再び取り戻すのがアジューカス級です。容姿も個体ごとに異なり知能も高くなっている為身体こそ小さくなりますがギリアン級の数倍の戦闘力を持っています。一度失った自我を取り戻した存在であるが故に同じアジューカス級を捕食し続けなければギリアン級に戻ってしまう事、捕食し続けても必ずしも最上位であるヴァストローデになれるとは限らないなど複雑な宿命を持っています。

身体の一部でも食べられてしまうと良くて現状維持、悪くて退化という状態になってしまう為、同じアジューカス級同士では群れる事も出来ず、結果としてアジューカス級から一気にその個体数を減らす事になります。さらにより最上位の存在であるヴァストローデに至れる個体は虚圏全体でも数体程度だと言われています。ちなみにブリーチの作中においては生粋のヴァストローデ級は登場せず全員が破面になっています。

破面のアランカル

破面は通常のホロウの階級から外れた亜種的な存在です。ブリーチの作中で登場する十刃(エスパーダ)を筆頭に崩玉の力を受けて破面化した者も多く自ら破面と至った存在はかなり希少になっています。破面になる事自体は階級に関わらず行う事が出来ますが十刃クラスはほとんどが元ヴァストローデ級の強さを誇っています。反面エスパーダの従属官などにはアジューカス級などから破面になった者も多いです。

余談ですが破面に関連する用語や破面の名前などは基本的にスペイン語で表現される事が多いです。破面という名前も元はスペイン語で「剥ぐ」という意味の言葉で、それ以外にも藍染が支配する破面の最高位であるエスパーダの名前はスペイン語で剣を意味し、グリムジョーの斬魄刀「パンテラ」もスペイン語で豹を意味するなど、破面の番号、斬魄刀の名前も全てスペイン語から名付けられています。

ホロウで最強は誰?

ホロウは作中でどんどん新しい存在が出てきたので最強を決めるのは非常に難しいです。破面など亜種的な進化を遂げた者も多い為純粋にホロウとしての力を測りにくい存在である為です。大虚に至っていないホロウの中で最強と言われれば真っ先にその候補に上がるのはホワイトですが、ホワイトは人為的に作られた存在の為例外とすると影響度という意味でも強いのはグランドフィッシャーです。

破面も加えて考える場合、やはりその頂点にいるエスパーダが最強です。エスパーダは基本的に戦闘力でその数字が決まっているのでヤミーの言葉を信じるのであればNo0であるヤミーが最強です。しかし小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」にて本編ではNo8であるザエルアポロ・グランツが元はヴァストローデ級のNo0で全盛期には能力を開放したヤミーよりも強かった事が示唆されています。

その力は完全虚化した一護と同格以上だったのではと言われておりこの言及を信じるのであれば最強なのはザエルアポロ・グランツになります。ちなみにザエルアポロ・グランツがNo8になったのは完全な生命になることを目論んだ実験の過程で自らの力をアジューカス級に退化させた為で一旦エスパーダから外された後に、科学者としての力だけで再び現在の地位にまで返り咲いたというエピソードが紹介されています。

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ブリーチのホロウ化した仮面の軍勢とは?

仮面の軍勢の詳細

ホロウが死神化したのが破面だとしたら死神がホロウ化した対の存在と言えるのが仮面の軍勢です。護廷十三隊には与しない勢力ながら一護の味方を称して登場し、一護にホロウ化の修行を付けました。その正体は110年前の元護廷十三隊の隊長、副隊長格で藍染の陰謀に巻き込まれてホロウ化の力を手にしてしまった為に浦原と夜一の協力を得て逃亡した元死神達です。

彼らが護廷十三隊を去ったのが100年前である為、現護廷十三隊の隊長・副隊長クラスでも彼らの存在を知らない者も多くなっています。もちろん死神である事に変わりはないので各自斬魄刀を持っており、卍解を習得しているメンバーも居ます。同時にホロウとしての力も行使できホロウの技である虚閃などを使う事も可能です。

仮面の軍勢のメンバー

仮面の軍勢は陰謀によって生まれた存在である為、100年前に生まれた全8名からその数を減らしも増やしもせずに現在まで活動しています。また破面編終結後以降は護廷十三隊に復帰した「復帰組」と現世への残留を選んだ「残留組」に種類分けされます。

メンバー①平子真子

110年前の5番隊隊長を務め、ブリーチの作中には一護の通う空座高校に転校する事で初めて一護に接触を図ったメンバーでもあります。当時藍染の直属の上司であり破面編以降は藍染が抜けた穴を埋める形で5番隊の隊長として復帰しました。戦闘においては虚化するだけでグリムジョーを圧倒出来る程の強さを発揮しています。本編では登場していませんが小説にて卍解までが判明しているメンバーの1人です。

メンバー②愛川羅武

仲間からラブの愛称で呼ばれる特徴的なアフロヘヤーをしているのが愛川羅武です。ジャンプをこよなく愛し愛読していおり、漫画のセリフを引用する事も多いです。元々は7番隊の隊長でしたが破面編終了後も「ジャンプのない世界にようはない」と現世に残る道を選んでいます。

メンバー③猿柿ひよ里

ブリーチの本編軸において実質的に一護の修行の面倒を見ていたのが猿柿ひよ里です。元は12番隊の副隊長で、浦原が隊長に就任し技術開発局を作ると反発しながらも手伝うようになります。元来死神と人間が嫌いな性格で破面編以降も復帰せずに現世に残りましたが千年血戦編では現世残留組と共に「世界のひずみ直し隊」を結成して協力する姿勢を見せました。

メンバー④矢胴丸リサ

元8番隊副隊長で当時、享楽の部下だったのが矢胴丸リサです。現世ではセーラー服を着てメガネとおさげで真面目そうな外見をしていますが相当のエロ本好きな性格をしています。決戦後は原隊復帰こそしなかったものの拠点を尸魂界に移し現世の書籍を販売する事業を行うなど尸魂界と現世を行き来し復帰組と残留組の橋渡し役をしていましたが、享楽が総隊長になり8番隊隊長が空位になると打診を受けて護廷十三隊に復帰しました。

メンバー⑤鳳橋楼十郎

元3番隊隊長でラブと仲が良いのが鳳橋楼十郎、通称ローズです。ラブとはジャンプやそのコミックスを貸し借りする仲ですが先に読まれてしまう事を不満に思っています。ウェーブのかかった長い金髪が特徴的でナルシストな性格をしています。破面編後はギンが抜けた3番隊隊長として護廷十三隊に復帰しました。

メンバー⑥有昭田鉢玄

仲間内では通称ハッチと呼ばれるのが有昭田鉢玄です。仮面の軍勢では唯一、護廷十三隊ではなく鬼道に秀でた鬼道衆のメンバーで副鬼道長を務めていたました。高い結界能力を持ち、自らに近い力を持つ織姫にシンパシーを感じている部分があります。破面編後は「アジトの結界は自分でなければ作れない」「懐いたネコに寂しい想いをさせたくない」という理由で現世に残留しています。

メンバー⑦六車拳西

元9番隊隊長で101年前の事件で真っ先に虚化させられてしまったのが六車拳西です。短気で気性が荒く冗談の通じない性格をしながら料理が得意で仲間内では料理を担当する事も多いです。破面編以降は東仙要が抜けて空席となった9番隊隊長として原隊復帰を果たしました。

メンバー⑧久南白

拳西と同じく真っ先に虚化させられてしまったのが久南白です。元9番隊の副隊長で、事件の前から拳西の部下でした。仮面の軍勢になってからも仲間の名前・愛称に「ん」をを付けて喋るなどかなり特徴的な喋り方をしています。破面編以降は9番隊に復帰するも副隊長には檜佐木がいる為、形式上は隊員ながら拳西と檜佐木の協議によって「スーパー副隊長」という事になっています。

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ブリーチのホロウ化した黒崎一護とは?

黒崎一護のプロフィール

ブリーチで忘れてはいけないのは主人公である黒崎一護もホロウ化をしているという点です。元々は普通の高校生ながらその血には真咲から引き継いでしまったホワイトの力が混ざっており、父の一心は死神、母の真咲は滅却師というかなり複雑な出自だった事が判明しています。

黒崎一護のホロウ化

元々一護の中に眠るホロウの力は勝手に一護のピンチを救う不気味な存在でした。そして朽木白哉との一戦で初めてホロウ化を果たしますがこの時は一種の暴走状態で、完全に制御下に置いたのは仮面の軍勢と修行を行った後の事です。この修業の後、一護は自在に仮面を出す事が出来るようになります。なお習得してからの期間が短い為か仮面の軍勢のメンバーのようにホロウ特有の力を使う事はなく能力の向上目的で使用しています。

一護は藍染との最終決戦で一度死神の力を失いますが死神代行消失編において死神の力を取り戻しています。しかしこれ以降ホロウ化をする事がありませんでした。ホロウ化をしなくなった理由は不明ですが、後述する完全ホロウ化の影響ではないかとも考えられています。

黒崎一護の完全ホロウ化

一護が完全ホロウ化したのは破面編の中盤の大戦と言えるウルキオラ戦です。ウルキオラ固有の「刀剣解放第二階層」により完膚なきまでに敗北した一護が織姫の呼びかけによってなり得た姿です。上記でも記した通りこの時の一護はその身に侵入しているホワイトと同様の二本角の仮面を付け、戦い方もよりホロウに近くなりホロウ特有の「虚閃」なども使用しています。

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ブリーチのホロウに関する感想や評価

ここからは既にブリーチを視聴した人のホロウに関しての感想を紹介していきます。特にブリーチの中盤以降はホロウからの派生である破面やホロウの力を得た仮面の軍勢などが目立った事からホロウに関してもこれらの感想に触れるものが多いです。

ホロウ関連の力を持っていて疑問符を持たれるのが仮面の軍勢です。その構成メンバーは100年前とはいえ護廷十三隊の隊長・副隊長クラスが揃っているにも関わらず少し弱すぎるのではないかと言われています。もちろん破面との対比なので扱いが難しいという感想もありますが、少なくとも現隊長達より活躍してもおかしくないのでは?という声が多いです。

ホロウに関する力を持つ中では最強候補の筆頭格と言われるのがウルキオラ戦で一護が見せた完全ホロウ化です。この力は原作本編においてはここでしか使われなかった限定的な力であるもののウルキオラを圧倒した事を考えても最強なのではないかという声が非常に多くなっています。一護の完全ホロウ化を例外とするとヤミーやザエルアポロの名前がその候補として上がります。

それらの派生系を除いてホロウについて触れる感想が多いのはブリーチの実写映画です。実写映画ブリーチではCGを使って再現されたホロウですがその再現度が高く、また元は人間であるという雰囲気もしっかり表現出来ていてよかったとする声が多くなっています。

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ブリーチのホロウの強さと能力まとめ

ブリーチのホロウは死神が倒すべき相手として登場し、物語の中盤まで護廷十三隊に双璧をなす程の勢力を担っていた存在です。普通のホロウであっても死神相手に返り討ちにし続ける存在もいるなどブリーチの世界において決して侮れない存在です。ブリーチの最終盤こそ滅却師にその立場を譲りますが、明確な敵として長く存在し続けた存在でもあります。

明確に登場した敵である事と既に人間ではないためその容姿、個性、能力なども種類分けできる程に多くの種類のホロウが登場しており、破面や仮面の軍勢などホロウから派生した力を持つ登場人物も多く、また主人公である一護もホロウの力を使うなどしています。形を変えながらブリーチの物語の最後まで関わり続けている存在でもあるのでぜひホロウに注目しながらブリーチを視聴してみてはいかがでしょうか?

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