【ワンピース】シャーロット・フランペの能力やカタクリとの関係は？性格はクズ？

シャーロット・フランペはワンピースに登場するキャラクターです。一体どんなキャラクターなのかをまとめる前に、まずはワンピースの作品概要やあらすじなどを紹介します。

ワンピースは週刊少年ジャンプで、尾田栄一郎によって連載されている漫画です。海賊を題材としており、ロマンや冒険などを描いた王道ストーリーとなっています。王道ですが、とても緻密なストーリーの構成で、物語にはあらゆる伏線が張られています。週刊少年ジャンプでは看板漫画として長年人気を誇っています。

ワンピースは、主人公であるモンキー・D・ルフィが海賊王を目指して海を冒険する物語です。一緒に旅をする仲間たちを探しながら、立ちはだかる敵と戦って強くなっていきます。ルフィの出身である東の海では、ゾロ・ウソップ・ナミ・サンジを仲間に、グランドラインではチョッパー・ロビン・フランキーを仲間にします。

そして新世界ではルフィと同じく最悪の世代であるトラファルガー・ローと同盟を組み、さらには頂上戦争で共に戦ったジンベエを仲間にして、かつての海賊王であるゴールド・ロジャーが到達したラフテルを目指します。

シャーロット・フランペは、2月11日生まれの15歳の女の子です。シャーロット・リンリンの実の娘で、ビッグ・マム海賊団に所属しています。ビッグ・マム海賊団では万国ハチミツ大臣を担っています。シャーロット家の36女で41人の兄を持っています。

かわいい顔立ちで、ドット柄の風船ガムを膨らませたようなシルエットの服を着ています。シャーロット・フランペ自身も常に風船ガムを口にしています。自信家で、カタクリ以外の40人の兄からは溺愛されて育てられました。

シャーロット家の「ベスト妹(イモ)ーティスト賞」を受賞していると言っており、憧れのカタクリにも愛されたいと考えています。しかし、カタクリには自分の理想を押し付け、「理想的な兄が好きな自分が好き」と言うほどナルシストな一面もあります。ちなみに、自称カタクリファンクラブ会長兼特攻隊長で、カタクリのことを盲信しています。

ビッグ・マム海賊団のシャーロット家の人々はとても能力者が多いことが特徴的です。シャーロット・フランペもまた、能力者ではないかといわれています。ワンピース本編ではどんな能力なのか明らかになっていませんが、一般人にはできない能力者であるような描写がされています。

ここではシャーロット・フランペにどんな能力があるのか、ワンピースで登場した能力や技を紹介します。

シャーロット・フランペは浮くことができます。ワンピース891話では、「ぽよん、ぽよん」という効果音と共にシャーロット・フランペが浮いている姿が描かれています。部下たちは地面で野次を飛ばしているため、シャーロット・フランペだけが浮くことが出来るようです。

また、足などから何かを噴射して浮いているのではなく、風船のように浮いているところも特徴的です。空中で座る体制をとることができるほど、安定した状態で浮くことができます。

ワンピース893話ではシャーロット・フランペが吹き矢のような道具を使って、ルフィにシビレ針を打っています。吹き矢を吹く前に思い切り息を吸い込むと体が膨張し、針を飛ばすと同時に体がしぼみます。シビレ針を飛ばす時は無音で、カタクリやルフィでさえも気づきません。

シビレ針が刺されると体全体が痺れて力が入らなくなり、立つことも困難になります。体が痺れるだけで、毒性や副作用などはありません。効果は一時的なもので持続しないため、シャーロット・フランペは何度もルフィにシビレ針を打ち込んでいました。

シャーロット・フランペとカタクリは実の兄妹です。シャーロット・フランペは憧れの兄であるカタクリの一番のお気に入りになりたいと企んでいました。ここではそんなシャーロット・フランペとカタクリの関係性についてまとめています。

カタクリは幼少のころ、とても活発的な男の子でした。カタクリは生まれつき口が大きく避けており、牙が生えているため街の子供達から「フクロウナギ」と言われてからかわれていました。しかし、カタクリは幼少の頃から強かったため、からかう者達は叩きのめしていました。

そんなカタクリに兄のペロスペローは友達ができないことを心配していました。しかし、そのことに対して気にもとめていなかったカタクリは口元を隠すことなく、自分のことを気味悪がる者は暴力で解決していました。しかしある時、妹のシャーロット・ブリュレがカタクリを馬鹿にしていた子供達に怪我をさせられてしまいます。

自分だけでなく妹達にまで危害を加えられてしまい、これまでの自分の浅はかな行動を悔います。それからは口元を隠し、馬鹿にされるような隙を見せない完璧超人を演じてきました。そのため、カタクリの口元を知るのはペロスペロー・ダイフク・オーブン・ブリュレなど、歳の近い兄弟だけです。

カタクリはルフィとの戦闘を邪魔されたことで、シャーロット・フランペに口元を見せながら怒鳴りました。これはシャーロット・フランペを脅すだけでなく、カタクリが長年完璧超人であり続けてきたストレスもあったからだと思われます。

カタクリは自ら完璧超人を演じていましたが、シャーロット・フランペはさらに自分の理想をカタクリに求めていました。戦闘中に散々「こんなに敵に手こずるおにー様なんて…見たくないし!!」や「あの人はいつでも完璧でなきゃ! 幻滅しちゃう!!」など、今以上に完璧な兄を求める発言をしていました。

一方でカタクリは長年完璧超人を演じ、口元を隠し続けてきたことに対して、少なからずストレスが溜まっているような描写もありました。カタクリは溜まったストレスを、一日の中で唯一ひと目を気にせずに大好きなドーナツを食べることができる、おやつの時間で発散しているほどでした。

また本気で戦うことを馬鹿にして笑って加勢するシャーロット・フランペの行動は、カタクリのことを弱いと認定しているようで許せなかったのではないかと思われます。また、自分はシャーロット・フランペの理想の男ではないということを、手っ取り早く分からせるために口元を見せたのだといわれています。

シャーロット・フランペは40人の兄達に愛されるほどかわいい容姿をしており、部下からも慕われています。しかし、かわいい外見に似つかわしくないクズな性格をしています。どれほどのクズな性格をしているのか、ここではワンピースでのエピソードとあわせて紹介します。

かわいいシャーロット・フランペは、41人中カタクリ以外の40人の兄達から可愛がられていました。しかし、カタクリはシャーロット・フランペを特別扱いしていませんでした。そのためか、シャーロット・フランペは、憧れの兄であるカタクリにこそ愛されたいと思っていました。

ルフィとの戦闘中でも、どうすればカタクリに褒められるかわいい妹になれるのかを考えています。またシャーロット・フランペは、理想的な兄であるカタクリがルフィ相手に手こずる姿を見たくありませんでした。そこでシャーロット・フランペは、シビレ針を使ってこっそりとカタクリに加勢します。

シャーロット・フランペはシビレ針でまともに立てなくなってしまったルフィを見て、「生まれたての子鹿みたいにガクガク」と言って部下たちと爆笑していました。笑うシャーロットフランペに、カタクリはルフィがシビレ針で弱っていたのだと悟りました。

シャーロット・フランペの思惑と反して、カタクリはそんな勝利を望んではいませんでした。シャーロット・フランペはカタクリの怒りに気づかず、ルフィを笑い続けます。そして「妹達の中で一番気が利いてかわいいでしょ?」と自分自身に酔います。

ルフィの姿をおかしく笑うシャーロット・フランペとその部下達の前で、カタクリは「何がおかしいんだ」と言って自分の腹をえぐりました。そして「男の勝負に薄っぺらい援護などするな!!!!」と裂けた大きな口と牙を見せて脅しました。これによってシャーロット・フランペの理想の兄は砕け散ってしまったのです。

カタクリが自分の理想の兄ではないと分かるやいなや、シャーロット・フランペはカタクリを恐れます。そしてカタクリのことをバケモノ呼ばわりし、「だっさ〜!!!」と馬鹿にしだしたのです。部下たちも幻滅したと散々野次を飛ばし、シャーロット・フランペは「耳まで口が裂けてまるでフクロウナギ!!」と馬鹿にしました。

散々笑いものにするシャーロット・フランペ達に背を向けてルフィの元に戻るカタクリに、シャーロット・フランペは「何してるの!?バケモノが逃げるわよ!!」と言って部下達にカタクリの素顔を写真に撮らせます。そしてその写真をカタクリファンクラブの全員にばらまいてやると言いました。

シャーロット・フランペはみんなにかわいいと言われて人気者だと思っているので、それに相応しくないカタクリに脅されたことを怒っていました。最後には「地の繋がった妹と名乗るのも恥ずかしい!!」と言っています。

シャーロット・フランペの声優を担当しているのは、斎藤千和です。斎藤千和はシャーロット・フランペだけでなく、これまでにもボア・サンダーソニアやチムニーなどのワンピースのキャラクターの声優をしている人物です。

斎藤千和はアイムエンタープライズに所属している女性声優です。演技の幅が広いことでも知られています。女の子役や人外などの役をすることが多くあります。

斎藤千和は高校3年生のときに日本ナレーション演技研究所に入所し、卒業後にアイムエンタープライズに所属しました。デビュー作は「魔術士オーフェン Revenge」のレミ役です。2013年には一般男性と結婚しており、2015年には第1子となる女児を出産しています。

斎藤千和の出演作品には「化物語」の戦場ヶ原ひたぎ役、「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむら役、「暁のヨナ」のヨナ役などがあります。

シャーロット・フランペはかわいい顔をしてクズな性格をしています。そんなキャラクターが好きだという方には人気のようです。シャーロット・フランペのあまりのクズっぷりに、読者の中には夢小説に登場する悪女のようだと言っている方もいました。

実の兄であるカタクリも怒っていましたが、シャーロット・フランペがルフィとの戦いに手を出したシーンは読者も怒っていました。逆にカタクリは真剣にルフィと向き合う姿が描かれ、ファンを増やしました。

見聞色の覇気の達人とも言えるカタクリでさえ、シャーロット・フランペのシビレ針を予測できませんでした。シャーロット・フランペはカタクリの顔を見てあっさりと手を引きましたが、実は相当な実力者なのではないかと評価されています。

ワンピースのアニメを観た方の中では、シャーロット・フランペがかわいいと思った瞬間に、都合が悪くなると手のひらを返すその性格のクズさに腹がたったという感想がたくさんありました。しかし、リアルではこういう人が意外と多いという方もいました。

シャーロット・フランペはとてもかわいい外見をしていましたが、読者にも非難されるほどのクズな性格をしていました。ただ、シャーロット・フランペだけ本編中に15歳だと明かされているため、精神的に未熟な面もあったと作者が伝えたかったのではないかといわれています。

カタクリとルフィの決着がついた後、シャーロット・フランペがどうなったのかは描かれていません。しかし、まだまだビッグ・マム海賊団はワンピースに登場してきているので、今後もシャーロット・フランペが登場するかもしれません。ワンピースの今後の展開に注目です。