2018年06月09日公開
2018年06月09日更新
ルフィとカタクリの対決・結末は!一騎打ちをネタバレ解説【ワンピース】
大人気漫画・アニメ<ワンピース>!現在国内累計発行部数は3億6000万部を突破しています。ワンピースは現在、世界会議<レヴェリー>編に突入していますが、その前まではホールケーキアイランド編でした。そのホールケーキアイランド編の結末と注目すべき点といえばルフィと三将星・カタクリの一騎打ちです。ルフィはカタクリに勝つことができたのか?ホールケーキアイランド編の結末とルフィ・カタクリの一騎打ちをネタバレします!
目次
- ワンピースとは?
- ワンピースの舞台は大海賊時代!
- ワンピースの話のあらすじ
- 今回の特集は、ルフィvsカタクリの一騎打ち
- ワンピースでカタクリとの一騎打ちが起きたホールケーキアイランド編とは?
- ワンピースのホールケーキアイランド編:サンジの過去
- ワンピースのカタクリとの一騎打ちの結末をネタバレ:ルフィの概要
- カタクリとの一騎打ちの結末をネタバレ:カタクリの概要
- ワンピースのカタクリとの一騎打ち第一ラウンドをネタバレ!果たしてルフィは勝てるのか?
- ワンピースのカタクリ一との騎打ちの第一ラウンドをネタバレ!似ている2人
- ワンピースのカタクリとの一騎打ちの第一ラウンドの結末をネタバレ!優勢のカタクリ
- ワンピースのカタクリとの一騎打ち第一ラウンドの結末をネタバレ!勝負は振り出しに戻る
- ルフィ、一時戦線離脱を図る
- ワンピースのカタクリとの一騎打ちのネタバレ!いよいよ第二ラウンド開始!
- ワンピースのカタクリとの一騎打ち第二ラウンドをネタバレ!戦いの中で進化するルフィ
- ワンピースのカタクリとの一騎打ち第二ラウンドをネタバレ!フランペの乱入
- ワンピースのカタクリとの一騎打ち第二ラウンドの結末をネタバレ!覇王色vs覇王色
- ワンピースのカタクリとの一騎打ちのネタバレ!最終ラウンド開始直前
- ワンピースのカタクリとの一騎打ちのネタバレ!最終ラウンド開始!
- ワンピース史上最も熱い一騎打ちの終結
- 一騎打ち後のルフィとカタクリの意志
- これからのワンピースに注目!
ワンピースとは?
ワンピースは『週刊少年ジャンプ』に1997年の34号から連載されている尾田栄一郎さんによる少年漫画です。2018年3月現在で単行本既刊は88巻、国内累計発行部数はなんと驚異の3億6000万部です。『週刊少年ジャンプ』に連載された漫画の中では『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の40年連載に続いて約20年連載の2位の長期連載になっています。海外でも累計発行部数は7000万部を突破しており人気の留まるところは知りません。
ワンピースの舞台は大海賊時代!
ワンピースのストーリーの舞台となっているのは<大海賊時代>です。かつてこの世の全てを手に入れたと言われた男「海賊王」ゴールド・ロジャーが海軍に捕まり、ローグタウンで処刑されようとされていました。この「海賊王」の処刑で<大海賊時代>は終わると考えられていましたが、ゴールド・ロジャーが最後に放った言葉「俺の財宝か?探せ!この世のすべてをそこに置いてきた!」でより激しい海賊時代が訪れることになりました。
ワンピースの話のあらすじ
そんな海賊王になること、そして「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を見つけることに憧れている東の海(イーストブルー)のフーシャ村に住む少年・モンキー・D・ルフィがワンピースの主人公です。ルフィは7歳の時、村に長期滞在していた海賊・「赤髪」のシャンクスと親しくなりました。シャンクスの話を聞いて海賊になりたいという思いをさらに募らせたルフィはシャンクスに対して「自分を海に連れて行け!」とお願いをします。
ルフィ、ゴムゴムの実を食べる
しかし、シャンクスは「ガキは連れて行けない」とルフィをあしらいます。そんなときに、フーシャ村唯一の酒場である「PARTYS BAR」に置いてあったシャンクスたちの持ち物「ゴムゴムの実」をルフィが誤って食べてしまいます。こうしてルフィはカナヅチとなる代わりに、全身伸縮自在のゴム人間となってしまいました。ゴム人間になって数日後、ルフィはシャンクスたちを馬鹿にした山賊たちに喧嘩を売り、捕まってしまいます。
ルフィとシャンクスの誓い
捕えられたルフィを助けにシャンクス達がやってきます。見事山賊を敗走させますが、ルフィを取り返すことができませんでした。山賊は海へと逃げ、ルフィを捨てます。巨大魚に食べられそうになったルフィをシャンクスは片腕を犠牲に助けます。ルフィは泣きじゃくります。シャンクスはそんなルフィに「麦わら帽子」を授け、立派になって返しに来いと言いました。そして、10年後、17歳となったルフィはついに海へと出航するのです。
今回の特集は、ルフィvsカタクリの一騎打ち
『週刊少年ジャンプ』連載は20年、コミック既刊は88巻といくつもの名シーンやその結末を迎えてきたワンピースですが、ここ最近で一番熱かったのはホールケーキアイランド編の「ルフィvs3将星・カタクリ」の一騎打ちです。
ルフィにとって懸賞金10億越えと戦うのはカタクリが初めてです。おまけにカタクリは四皇・ビッグマム海賊団の「3将星筆頭」です。ルフィは一騎打ちに勝つことはできたのか?一騎打ちの結末をネタバレします!
ワンピースでカタクリとの一騎打ちが起きたホールケーキアイランド編とは?
ルフィvsカタクリ一騎打ちの結末をネタバレする前にそもそもそこに至るまでのあらすじとしてホールケーキアイランド編の紹介をします。ドレスローザを出たルフィらは「ゾウ」へ向かいました。
しかし、ここでサンジは四皇の一人であるビッグ・マムことシャーロット・リンリンの娘との結婚を強要されて、ビッグマム海賊団の拠点である「ホールケーキアイランド」に連行されます。ルフィはそれを助けるために少数の仲間と後を追います。
ワンピースのホールケーキアイランド編:サンジの過去
なぜサンジがビッグマム海賊団に連行されたのか?それはサンジの過去に原因があり、それをネタバレします。一味の手配書でサンジだけ「ONLY ALIVE(生きたまま)」となっていました。
これはこの戦略結婚が影響しています。サンジは昔「生まれは北の海」と言っていましたが、実はサンジはジェルマ王国・ヴィンスモーク・ジャッジの子で、王国の王子でした。そして王国の化学戦闘部隊「ジェルマ66(ダブルシックス)」の戦闘員の予定でした。
幼少期のサンジの結末をネタバレ
しかし、現在サンジのみ麦わらの一味に所属し、その他の兄弟はジェルマ66に残っています。これはサンジが「欠陥品」であったからです。
父・ヴィンスモーク・ジャッジは敵に勝つ、強いジェルマ帝国の復活を願っていました。そのため生まれてくる子どもに対して血統因子を操作することで「人間の感情」をなくさせ、高い身体能力と特殊能力を身につけさせました。しかし、サンジだけ平凡な人間として生まれたため、勘当され、今に至ります。
ルフィとサンジの再会とその結末のネタバレ
無事ホールケーキアイランドに着いたルフィは3将星の一人であるシャーロット・クラッカーを死闘の末、見事に撃破します。
こうして、ルフィとサンジは再会しますがサンジはルフィたちを守るために、わざと敵対し、ルフィに本気の攻撃を幾度となく仕掛けます。しかし、本音ではないことを知ったルフィは一切攻撃をせず、一方的に攻撃を受け続けます。その後その場所でサンジを待つと宣言しますが、押し寄せた大軍に敗れ、捕縛されます。
ワンピースのその後のカタクリとの一騎打ちまでの流れ
結婚を選んだサンジですが、本当は自分を含め、ジェルマは皆殺しにされることを知り絶望します。一方ルフィはジンベエに助けられ、カポネ・「ギャング」・ベッジと手を組み、サンジ救出を計画します。
そしてお茶会・結婚式当日、ルフィらは場をかき乱すも、ビッグ・マムの暗殺に失敗します。全員でサニー号に逃げ帰る途中、カタクリが待ち伏せしています。このままでは皆危ないと判断したルフィはカタクリに一騎打ちを仕掛けました。
ワンピースのカタクリとの一騎打ちの結末をネタバレ:ルフィの概要
主人公であるモンキー・D・ルフィは父は革命軍「総司令官」であるドラゴン、祖父は海軍本部中将のモンキー・D・ガープです。
また義兄弟で元白ひげ海賊団2番隊隊長のポートガス・D・エースと革命軍No.2「参謀総長」のサボがいます。年齢は19歳でドレスローザで王下七武海であるドフラミンゴを倒したことで、懸賞金は5億ベリーとなりました。子供っぽい一面と大人っぽい一面の両方を持ち合わせており、皆から慕われています。
ワンピースでのカタクリとの一騎打ちの結末ネタバレ:ルフィの戦闘能力
ゴムゴムの実を食べた「ゴム人間」で全身が自由に伸縮します。特性がゴムであるため、電気なども一切通さず、「神」・エネルの天敵です。しかし、熱などの攻撃には弱いです。
覇王色・見聞色・武装色の覇気を使えます。強敵相手には「ギア」という技を使います。これは足をポンプのように動かし、血の流れを高速にするいわばドーピングで、使うとその分デメリットも大きいです。カタクリと戦う前の時点では「ギア4」まで習得しています。
ワンピースのモンキー・D・ルフィ役声優:田中真弓
ワンピースでモンキー・D・ルフィ役の声優を務めるのは田中真弓さんです。ワンピース以外にも実にたくさんのアニメキャラクターを担当しています。
例としては、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉(幼少期)役、『ドラゴンボール』のクリリン役、『ゲゲゲの鬼太郎』の砂かけばばあ役など。日本を代表する数々のアニメの主要キャラクターを演じています。映画ではジブリの『天空の城ラピュタ』のパズーを演じるなど、日本の声優界のトップを走っている声優です。
カタクリとの一騎打ちの結末をネタバレ:カタクリの概要
ルフィの一騎打ち相手であるのは、四皇の一人であるビック・マムことシャーロット・リンリンが率いるビッグ・マム海賊団幹部、そして3将星の1人でるシャーロット・カタクリです。シャーロット家の次男で、懸賞金はなんと10億5700万ベリーとなっており、初登場時点では、ワンピース内で過去最高金額でした。3将星の中でも最強と言われており、海賊として活動し始めてからなんと1ども敗北していないという「無敗の男」です。
カタクリとの一騎打ちの結末ネタバレ:カタクリの戦闘能力
カタクリは覇王色の覇気に覚醒している上に、最高レベルの硬度を誇る武装色の覇気、そして何と言っても鍛えすぎて少し先の未来が見えてしまうレベルの見聞色の覇気を持ち合わせています。さらに悪魔の実であるモチモチの実を食べています。パラミシア系の能力ですが、全身がモチで、変幻自在のためロギア系に引けを取っておらず、「特殊な超人系」といわれています。モチであるため、粘着力も持ち合わせており、その使い方は多様です。
カタクリとの一騎打ちの結末ネタバレ:カタクリのまとめ
能力そのものはルフィのゴムゴムの実の能力に極めて近似しており、戦闘方法も似ています。しかし、モチで武器を作成したり、敵を拘束したりできる点ではゴムゴムの実の上位互換とも言えます。見聞色の覇気に長けていることからそもそもカタクリに攻撃が当てることが困難な上に、当てたとしても高水準の武装色の覇気に阻まれます。ジンベエやカポネ・「ギャング」・ベッジ、ヴィンスモーク・イチジなどの実力者でも勝つことができません。
ワンピースでカタクリ役の声優:杉田智和
ワンピースのカタクリを演じている声優は杉田智和さんです。ワンピース以外で声優を担当しているアニメとそのキャラクターは『銀魂』シリーズの坂田銀時役、『賭ケグルイ』の豆生田楓役、『七つの大罪』のエスカノール役などがあります。
デビューしたのはなんと17歳で、CS放送の仮面ライダーのナレーション役です。同じ声優の中村悠一さんと親しく、中村さん同様、アニメやゲームに関する知識が多く、知識をTVなどで披露することもあります。
ワンピースのカタクリとの一騎打ち第一ラウンドをネタバレ!果たしてルフィは勝てるのか?
サニー号に乗った皆を逃がすために自らカタクリとの一騎打ちに踏み切ったルフィはブリュレの鏡世界(ミロワールド)へと戦場を移します。こうして2人の一騎打ちが始まります。
まず最初にルフィが繰り出したのは「ゴムゴムの鷹銃乱打(ホークガトリング)」です。これに対してカタクリも似たような技で応戦します。ここで違うのは腕の本数です。ルフィは2本ですが、カタクリは餅の拳を何個も作り応戦するため、ルフィは勝つことができません。
ルフィvsカタクリ一騎打ちの結末ネタバレ:全てで劣るルフィ
次にルフィが繰り出したのは「鷹(ホーク)スタンプ」です。しかし華麗に交わされるどころか、一気に距離を詰められ、強烈な蹴りを食らってしまいます。速さでもカタクリに勝つことができません。そしていきなりの「象銃(エレファントガン)」を使います。しかし、ルフィの象銃以上に大きい武装色を纏った餅をぶつけられ、吹き飛ばされます。「これでいいのか?エレファント・ガン」と発したカタクリにルフィは勝つことができるのでしょうか?
ワンピースのカタクリ一との騎打ちの第一ラウンドをネタバレ!似ている2人
ここでカタクリは妹のブリュレらに他の麦わらの一味を倒すよう指示されます。それを邪魔しようとしたルフィはシャーロット家の部下から鏡を奪おうとします。そこに邪魔に入ったのがカタクリです。「あいつらに手ェ出すな」と言うルフィに対して、「お前こそ、ウチのカワイイ妹や弟たちに手を出すな」といって攻撃を繰り出します。このことから性格は違えど、守りたいものや戦いに対する思いは2人とも似ていることがわかります。
ルフィvsカタクリ一騎打ちの結末ネタバレ:孤立を選んだルフィ
元々鏡を利用してサニー号に戻る予定だったルフィですが、カタクリに勝つことに集中するため、そして仲間を守るためにナミに船にある鏡をすべて割るように指示します。こうしてルフィは孤立しました。再びカタクリの妹たちに手を出そうとしたルフィですが、カタクリに止められます。そして「モチ突」という技を間一髪で回避します。顔を上げるとカタクリが手にしていたのは巨大な槍「土竜(モグラ)」で、以降戦闘に使われるようになりました。
ワンピースのカタクリとの一騎打ちの第一ラウンドの結末をネタバレ!優勢のカタクリ
依然として激しい戦いは続きます。カタクリは少し先の未来が見えるため、常にルフィの動きを読んで攻撃してきます。ルフィは避ける方に攻撃が飛んでくるため「倍疲れる」と言っています。一方でカタクリもすがすがしい顔で「攻撃が避けられてストレスだ」と今までに出会ったことがない敵だと認めています。そしてついにルフィは「流れモチ」に捕まります。捕まった瞬間、まずいと感じたルフィは「ギア4」の準備で腕を噛みました。
ルフィvsカタクリ一騎打ちの結末ネタバレ:カタクリの食事タイム
しかし、カタクリがギア4にパワーアップするとわかってるルフィを止めないはずがありません。「加々身(かがみ)モチ」をつかってルフィを生き埋めにし、自身は「おやつの時間」に移るため、モチで造った社の中へと入っていきます。部屋の中で食事をしていたカタクリでしたが、生き埋めにしたはずのルフィがなんとモチを食べて外へと出てきます。そして、なんと食事中のカタクリの社に向かって「エレファント・ガン」をぶつけました。
ルフィが「エレファント・ガン」を放ったことで社は崩れ、中で食事をしていたカタクリの姿があらわになります。するとなんとカタクリは、寝転がって、笑顔でドーナツを貪り食っていました。地面に背中を付けたことがない、地面さえ見下していると言われたカタクリのその衝撃の食事方法を目の当たりにした部下は絶句します。そしてカタクリも自分の食事シーンを見た部下をすべて殺していき、再びルフィとの戦闘が開始されます。
ワンピースのカタクリとの一騎打ち第一ラウンドの結末をネタバレ!勝負は振り出しに戻る
武装色の覇気同士のガチンコ対決です。しかし、武装色の覇気はカタクリがルフィを上回っているため、ルフィが純粋な覇気の力量で勝つことはできません。ところがここで異変が起きます。ルフィの蹴りが、カタクリに初めてヒットするのです。この出来事で、ルフィはカタクリの能力のカラクリに気づき始めます。そしてカタクリの「雨垂(あまだれ)モチ」をよけると同時に「ギア4」を使い、この勝負に勝つための準備を始めます。
ルフィvsカタクリ一騎打ちの結末ネタバレ:カタクリの能力
「お前は強いけど、無敵じゃなかった!」そうルフィは言葉を発して、「ゴムゴムの猿王銃(コングガン)」を放ちます。コングガンは見事カタクリに命中し、吹き飛ばします。
今まで「実態をとらえる」武装色の覇気にも関わらずカタクリに効かなかったのはカタクリが見聞色の覇気で攻撃を読み、体を変形させていたからでした。硬すぎるカタクリの武装色の覇気も「ギア4」を使えば貫通できるとわかったルフィは勝つために一気にたたみかけます。
カタクリに攻撃が当たり始めたのはカタクリが勝負に熱くなりすぎて冷静さを欠いたからでした。見聞色の覇気は冷静でないと正確さに欠けます。自分の能力のカラクリを見抜いたことで、カタクリはルフィがクラッカーを倒したこと、そしてただ者ではないことを理解します。気合いを入れなおしたカタクリは、「無双ドーナツ」、そして「犀(りの)」からの「力餅(ちからもち)」でルフィを殴り飛ばし、再び勝負は振り出しにもどりました。
ルフィ、一時戦線離脱を図る
「コングガン」と「力餅」の殴り合いが続きます。しかし冷静さを取り戻したカタクリに攻撃はなかなか当たりません。そんな中、カタクリが徐々にルフィの体が縮んでいることに気づきます。
「ギア4」の時間切れです。「ギア4」は一時的なドーピングで、一度効果が切れると10分間覇気が使えなくなります。ルフィはカタクリから時間切れを気付かされると10分間逃げ切るためにできるだけカタクリから離れようと、一気に戦線離脱を図ります。
ルフィvsカタクリ一騎打ちの結末ネタバレ:一時休戦
覇気が切れ、逃げるルフィをカタクリが猛追します。絶体絶命とも思われたその時、近くに居合わせたのがミロワールドを作り出している張本人であるブリュレです。ルフィはブリュレを捕まえ、ミロワールドから逃げ出します。その後、ミロワールドと現実世界を行き来しながらルフィはカタクリから逃げ回ります。逃げながらルフィは冥王・レイリーに覇気を教わった時のことを思い出し、カタクリに勝つためにいろいろと考えを練ります。
ワンピースのカタクリとの一騎打ちのネタバレ!いよいよ第二ラウンド開始!
そうこうしているうちに、「ギア4」のクールダウン期間である10分を過ぎるとルフィはミロワールドに入り、カタクリの前に戻ってきます。「相手が俺だから逃げても誰も笑わなかった、なぜ戻ってきた?」カタクリはルフィに淡々と問います。
「お前に勝ちに来た!」そう言ってルフィとカタクリは再び拳を交わし始めます。ここから麦わらの一味船長のモンキー・D・ルフィと3将星筆頭・カタクリの熱い一騎打ちの第2ラウンドが開始します。
ワンピースのカタクリとの一騎打ち第二ラウンドをネタバレ!戦いの中で進化するルフィ
ここで、部外者の乱入があります。二人に隠れて、ひそかにルフィに狙撃を企む者がいます。シャーロット家36女のシャーロット・フランぺです。かっこいいカタクリに気に入られようと影から援護するつもりでした。
そんなことも知らず、二人の殴り合いは止まりません。しかし、ここでカタクリがルフィの動きに異変を感じます。「避けようとした?」カタクリは自分の攻撃が何回かに一度、ルフィに予測されて避けられていることに気づきます。
ルフィの見聞色に変化
どんだけボコボコに殴ってもルフィの死なない目、何度地に伏せても立ち上がるその不屈の精神に、倒れるだけでも恥だと感じているカタクリは疑問を持ちます。しかし、ルフィは戦いに集中しており、冷静でした。
「攻撃には意志がある、気配がある」自分の感覚を信じて「コングガン」を放つと見事にカタクリの攻撃をはじきます。カタクリはルフィの見聞色の覇気が研ぎ澄まされ、少しずつ自分と同じレベルに近づいてきていることを感じています。
ワンピースのカタクリとの一騎打ち第二ラウンドをネタバレ!フランペの乱入
もしこのままルフィの見聞色が自分と同じレベルに達すれば、自分が負ける可能性もあると感じたカタクリは、本気でルフィを潰しにかかります。しかしその時、ルフィの足が止まり、一瞬だけ気が緩みました。
この好機を逃さなかったカタクリはすかさず土竜で「モチ突き」を入れます。反応が遅れたルフィは左のお腹をえぐられて絶叫します。カタクリも想定外の気のゆるみであり認めつつあったルフィの実力をこんなものかと怒りを露にします。
気の緩みの正体はフランペ
一瞬の気の緩みで一気にたたみかけられたルフィでしたが、再び立ち上がります。その時、カタクリは壁の向こう側から笑い声を耳にしました。
その正体は、兄に好かれようとひそかに援護していたフランペです。彼女の「無音の針」で、一瞬足をしびれさせて動けないようにしていたのでした。それに気付いたカタクリは静かにフランペに歩み寄ります。小鹿のようにガクガク立ち上がるルフィを笑いながらフランペは兄のところへ向かいます。
男の勝負
「何がおかしいんだ、お前ら」カタクリはフランペに怒りを露にし、自らの左腹に土竜を突き立て、ルフィと条件を同じにします。「男の勝負に、薄っぺらい援護などするな!」そう言ってフランペを追い返しました。
その後はフランペがカタクリを馬鹿にし、かっこ悪い兄と周囲に言いふらします。カタクリはルフィに自分に援護が入ったことを謝罪し、ルフィも海賊の勝負に卑怯はないと言いました。これがワンピースでも歴史に残る男の戦いです。
ワンピースのカタクリとの一騎打ち第二ラウンドの結末をネタバレ!覇王色vs覇王色
画像のような言葉を発した後、ルフィとカタクリは覇王色の覇気を同時にぶつけます。その衝撃で、今まで二人を馬鹿にしていた人々は全員気絶してしまいます。
カタクリはルフィを「格下とは思わない」というと、ルフィは「ありがとう、でも勝つ!」と返します。今までワンピースでは何度もお互いを認める敵に出会ってきましたが、ここまではっきりと認め合った関係は初めてです。ルフィとカタクリはワンピース史上最高のライバルとなります。
少しずつ未来が見えるようになるルフィ
ルフィはレイリーとの訓練を思い出しながら少しずつカタクリの攻撃を読んで躱していきます。戦いは激しい殴り合いが続きます。しかし、今までと違うことはルフィがカタクリに反撃できていることです。
「焼餅(やきもち)」を食らいますが、めげずに立ち上がります。その後何度も地面に倒されますが、ルフィは必ず立ち上がりカタクリに突っ込んできます。最初は立ち上がることを疑問に思っていたカタクリも、今は立ち上がるのを待っています。
ワンピースのカタクリとの一騎打ちのネタバレ!最終ラウンド開始直前
「どうした、麦わら!これでもう終わりか?」カタクリはルフィが立ち上がることを期待しています。そしてルフィが立ち上がる素振りを見せたらルフィが何かを言う前に「ああ、受けてたとう」と発します。
出典: http://マンガ好き.com
お互い次の殴り合いが最後の戦いになることを悟っていました。今までワンピースでこんなに相手を尊敬しあった純粋な殴り合いがあったでしょうか?カタクリが勝つのか?それともルフィが勝つのか?最終ラウンドから目が離せません。
ワンピースのカタクリとの一騎打ちのネタバレ!最終ラウンド開始!
最後の決戦に際し、ルフィは「ギア4」の「スネイクマン」に変身します。カタクリは攻撃を読んで避けてきますが、スネイクマンで速さが上がっている上に、最初は伸びた後に屈折して戻ってくる拳を予想できずに攻撃が当たります。
しかし、そんなことでやられているだけのカタクリではありません。「斬・切・餅(ザンギリモチ)」をルフィに浴びせ、地面の奥底に沈めます。それでもルフィは地上に戻ってきて、カタクリと激しく殴り合います。
「勝つための」一撃
「最期だ、麦わら!」カタクリは叫びます。ルフィもそれに応え、お互いに最後の一撃を放ちます。「ゴムゴムの王蛇(キングコブラ)」と「斬・切・餅」です。
お互いに最後の一撃をヒットさせた後は場が静止します。そして、ルフィの「ギア4」が終わり、縮んで「斬・切・餅」で空いた地面の大穴に落ち、カタクリがうつぶせに倒れることで戦いは終結します。ルフィがかろうじで地上に戻ってくると、カタクリが目の前に立っていました。
ワンピース史上最も熱い一騎打ちの終結
「お前はいつか『ビッグ・マム』を倒しに来るのか?」カタクリはルフィに問います。「勿論だ、おれは海賊王になる男だ!」ルフィは答えました。
そしてカタクリが「ずいぶん未来を見てやがる」とつぶやいて画像のように初めて背中を地面につけて仰向けに倒れます。こうしてワンピース史上最も熱い一騎打ちは終わり、ルフィはカタクリに勝つことができました。この後、ルフィはカタクリに敬意を払い、顔の口が裂けている部分に帽子をのせます。
一騎打ち後のルフィとカタクリの意志
ルフィvsカタクリの一騎打ちはルフィが勝つことで終結しますが、この一騎打ち、特に最後に戦いが終わった後の二人のやり取りには様々な深い意味が込められています。
しかし、カタクリが倒れていたこと、そしてお互いがお互いをよくわかっていることもあり、言葉はほとんど発していません。彼らの何気ない自然な行動にどんな意味があったのか?なぜ二人はそのような行動をとったのか?そ人の行動にどのような意味があるのか考察していきます。
仰向けに倒れたカタクリ
カタクリは最後にルフィが「俺は海賊王になる男だ!」というと「ずいぶん未来を見てやがる」といって、自ら仰向けに倒れます。
普通に考えればカタクリが倒れ、ルフィが勝つというように見えますが、この「カタクリが仰向け(背中をつけて)倒れるということに意味があります。カタクリは背中を地面につけることは「死ぬことよりも恥ずかしい」と思っていました。ゾロの「背中の傷は剣士の恥だ」というセリフと同じです。そのため、最期の一撃で殴り合ったときは最初はカタクリはうつぶせに倒れていました。
しかし、ルフィのセリフを聞いて、自ら仰向けに倒れたのです。これは自分の負けを認めた瞬間です。そして、ただ勝負に負けただけではありません。「ずいぶん未来を見てやがる」これはカタクリが見聞色で少し先の未来が見えることや「ビッグ・マムを倒しに来るのか?」と自分が描いていた以上の未来を見ていたことに関しても負けたという意味があります。
ルフィの計らい
そうやって倒れたカタクリの顔にルフィは「自分の麦わら帽子に重ねていた帽子」をカタクリの顔にそっと被せます。そもそもなぜルフィは麦わら帽子に黒い帽子を重ねていたのか?それは少し前のカポネ・「ギャング」・ベッジとのやり取りに遡ります。
ベッジは汚いものを嫌い、汚い人とは話さないと言っています。ルフィの麦わら帽子は幾度の戦いで汚れており、何度もナミたちに修理しているため、清潔を装うために黒い帽子を重ねていました。一方カタクリはずっと避けている口を隠していましたが、ある時から見せるようにしました。それは、フランペがルフィのことを笑っていた時です。「あのバカを笑うなら俺も一緒に笑え」そういって、口裂けを露にしました。
これで、自分もルフィも同じ笑われ者ということをアピールしたのです。兄・カタクリに好かれるために援護をしていたフランペでしたが、カタクリの口裂けを見るやいなや大爆笑し、部下に写真を撮ってばらまけと命じます。そんなカタクリのコンプレックスであり、笑われる象徴でもある口裂けに、「自分にとって綺麗なものの象徴である黒い帽子」をそっと被せたのがルフィです。
出典: http://漫画com.jp
これは、カタクリの口裂けは決して汚いものではない、笑われていいようなものではないということを暗に示していると考えられます。白熱した戦いで、拳で語り合い、ほとんど言葉を発しない2人でしたが、お互いを認め合い、言葉にせずとも相手に伝えているような感動的シーンです。
これからのワンピースに注目!
カタクリを倒した後、麦わらの一味はジンベエやベッジの助け、そしてサンジのウエディングケーキの完成など得て、無事ホールケーキアイランドの脱出に成功しました。ホールケーキアイランド編で、懸賞金ワンピース史上最高額であったカタクリにに勝つことができたルフィの懸賞金はなんと15億ベリーに跳ね上がります。
そして、舞台はいよいよ世界会議<レヴェリー>そして、ゾロや錦えもんらが先にたどり着いているワノ国編が始まると考えられます。サンジに懸賞金が抜かれたゾロが黙っているはずがありません。今後のワンピースもホールケーキアイランド編と同じくらい熱い戦いが描かれることに期待です!