約束のネバーランドのムジカがかわいい！邪血の少女の一族？意外な正体とは

約束のネバーランドは週刊少年ジャンプで2016年8月15日号より連載が開始されたダークファンタジー系の漫画作品です。約束のネバーランドの原作は臼井カイウさんで、絵を描いているのが出水ぽすかさんです。約束のネバーランドはヨーロッパのような雰囲気の世界を舞台に、主人公たちが脱獄する物語が描かれていきます。

子供たちは初め孤児院で生活していますが、あるとき孤児院に潜む危険な謎を知り、孤児院から脱獄する展開へ向かいます。約束のネバーランドの見所は、人間の心理描写の巧みさや、知能戦の面白さにあります。約束のネバーランドは「このマンガがすごい！2018」の男編で、トップに輝いています。
 

約束のネバーランドのあらすじでグレイス＝フィールドハウス(GFハウス)という孤児院にはエマやレイ、ノーマンが生活していました。あるときエマとノーマンは6歳のコニーという少女に人形を届けようとするのですが、この時に立ち入ってはいけない門を見つけてしまいます。

門の中にもぐりこんだエマたちは恐ろしい光景を目にしました。門の中には人間を食べる鬼やイザベラ、死んだコニーがいたのです。エマたちが住んでいた孤児院は人間を食らう鬼の農園だったことが判明します。真実を知ったエマたちはレイを味方につけて脱獄しようと決意します。こうして約束のネバーランドの物語は進んでいきます。
 

約束のネバーランドに登場するムジカはかわいい女性です。波打ったロングの髪の毛に、優しいほほえみを浮かべる女性らしいムジカ。ムジカは鬼なのですが、外見だけみると女性のようにしか見えないかわいさがあります。

またムジカのしゃべり方からしておとなしそうな女性で、愛らしさを感じさせます。食事シーンで、まるまる焼いた鶏肉をムジカが一気に食べて飲み込むシーンがあるのですが、女性らしいムジカのかわいさがうかがえる場面です。

約束のネバーランドのムジカの正体は邪血の少女の一族です。約束のネバーランドには邪血の少女という一族が存在し、その生き残りがムジカなのです。ムジカはいつも一緒にいるソンジュとは違い、これまで一度も人間を食べたことがありません。

普通鬼は人間を食べていないと自意識を維持することが出来ず、野生の鬼となってしまいます。しかし邪血の少女という一族は、人間を食べる必要がありません。普段から人間のような体格と知性を維持できる存在がムジカの正体である邪血の少女です。邪血の少女のムジカが人間を食べないのは、宗教的な観念に従っているからです。

約束のネバーランドのムジカは見た目が人間の女性のようなので、鬼としての性別は女性だと判断できるでしょう。女性かどうかの確証がないので、確かなことは言えません。しかし外見やしゃべり方からして、高い確率で女性だと判断できます。

仮にムジカが女性でなく男だったら、それが一番驚くという読者からの意見も出ています。ムジカの年齢はわかっていないので、少女かどうかはわかりません。しかし少なくとも女性の鬼であることは見た目からわかるでしょう。

約束のネバーランドのムジカはソンジュと一緒で、原初信仰という宗教を信じています。原初信仰の考え方のために、ムジカは他の人間を食べる鬼とは違った存在になりました。ムジカとソンジュは原初信仰の影響を深く受けているので、鬼たちの中ではアウトサイダーな立ち位置になっています。

農園にいる鬼たちからしたら、邪血の少女のムジカたちは異端な存在なのです。普通の鬼と違い、ムジカたちは人間を食べません。原初信仰には人工的に誕生した生命体を食べてはいけないという教えがあり、それに従っているのでムジカたちは人間を食べることがないのです。

約束のネバーランドでムジカとソンジュは共に旅をしています。ずっと旅をしてきた仲なので、女性のムジカと男性のソンジュがどんな関係にあるのか気になる方がいるのではないでしょうか？しかしムジカとソンジュの関係性は本編で明確に描かれていません。ムジカとソンジュは恋人のようでもありますが、友達や旅の連れという関係性かもしれません。

ムジカとソンジュに上限関係はなさそうですが、ムジカの短所をソンジュが補っているような関係性があります。ムジカは迷路で迷子になる事もあり、そんなときはソンジュが助けてくれます。ムジカとソンジュは兄と妹の関係かもしれないとも言われています。エマが向かう方向性に対してムジカとソンジュでは、考え方が違います。

ソンジュは約束を破壊して、新たなる世界を構築する第一歩というようなとらえ方をしています。しかしムジカにとってエマは友達で、ソンジュのような過激な発想はありません。ムジカはエマにソンジュとは異なる選択肢を教えてくれています。このように見てくると、ムジカは過激なソンジュの行動を抑える役目があると考察できます。

約束のネバーランドでムジカとソンジュの関係は、ソンジュがムジカの護衛をしているといえます。いつも一緒に旅をしているので、ムジカとソンジュは恋人のように見える方がいるかもしれません。しかし実際には2人の会話から恋人らしい雰囲気は見えないようです。またムジカとソンジュは、長い間連れ添った夫婦のように見えるという声もあります。

しかしムジカとソンジュは原初信仰を信じる間柄として、旅をしているだけという可能性が高いでしょう。なぜなら鬼世界のなかでムジカとソンジュのような存在は、非常に稀だからです。ムジカとソンジュは数少ない異端の鬼としての共通点があるので、縁を感じて一緒に旅をしている可能性があります。

確実にいえることは、ソンジュがムジカを護衛していることです。女性のムジカに危険がないように、守る役目があるとソンジュは感じています。

約束のネバーランドのムジカは不思議なペンダントをエマにプレゼントしたことがあります。ムジカがエマに渡したペンダントは、「七つの壁」を思い出させる外見をしていました。もしかしたらペンダントには、約束の意味や七つの壁に出てくる鬼たちと、何らかの関連性がありそうな雰囲気があります。ムジカが持っていたペンダントは、七つの壁に関連する何らかの方法で作られた可能性があるかもしれないのです。

 

約束のネバーランド126話のネタバレで、ドミニクはなんとか杖を使って歩けるようになりますがクリスはまだ眠ったままでした。レイはヴィンセントから、クリスは間もなく目覚めるだろうといわれていました。このときエマは考え事をしています。ヴィンセントやシスロ、バーバラたちが突然憎悪に満ちた態度に変わってしまったことに、エマは驚いていたのです。

鬼を憎む気持ちは分かりますが、ヴィンセントたちはあまりにも憎しみをむき出しにしていました。鬼に対してヴィンセントたちが示した憎しみが、エマからしたら恐怖に感じられました。鬼は鬼でもムジカや子供の鬼は違います。しかし鬼とあればみんな憎いとする考え方に、エマは驚いていたのです。鬼からされたことを考えれば、憎しみが出てくるのは仕方ありません。

しかしこのような憎しみが重なることで戦争が起きてくるんだろうなとレイは言います。人間が憎しみを元に戦争を繰り返してきたように、憎しみの連鎖は止まらないのかとレイは考えていました。
 

約束のネバーランドのヴィンセントはノーマンから鬼と同盟が果たされたことを聞きました。そんなノーマンのもとに、エマとレイがやってきます。この後ノーマンが住んでる場所で、エマとレイたちは会話をします。レイは一人も仲間を死なせずに鬼を全滅させるには、内乱を発生させるしかないのかなと言いました。

ノーマンはレイに手っとり早い方法だと反応しています。ノーマンは鬼たちの間で殺し合いをさせようとして、鬼と同盟を果たしたと言いました。

約束のネバーランドで鬼の世界には身分制度があって、一番偉いのが王様、次が貴族、その下に平民と階級がありました。鬼社会で人間を食べるための農園を管轄する強大な権力を持つのが、王家の一族と五摂家です。王家と五摂家は鬼社会の中で絶対の地位と富を持っています。

人間の肉を届け、鬼社会の秩序を生み出す強大な権力者が王家と五摂家なのです。鬼社会で平民と王家の間にある格差に怒りを感じるギーラン家がいます。ギーラン家は王家たち権力者に憎しみを抱いていました。

ノーマンはこの元貴族のギーラン家と同盟を果たしたのです。ギーラン家は700年前に五摂家と王家の罠にかかって、消滅させられた一族です。鬼社会の中で抹殺されたギーラン家は700年もの間、王家たちに仕返しをするため時をうかがっていました。ギーラン家の一族は700年の間、農園や街で盗みを働いて、何とか人間型の鬼の姿を維持しています。

ギーラン家がノーマン達と関わるメリットがなくなれば、人間を食べようとしていることは予想できます。だからノーマンたちにしても、ギーラン家と関わる危険性はあります。しかしそこはどちらも一緒であり、鬼同士の殺し合いを画策するノーマンからすれば、やってみる価値のある作戦でした。またギーラン家には復讐が完了するまで自分たちに危害を加えてこない理由があると、ノーマンは言います。

約束のネバーランドのノーマンは鬼同士を相打ちさせようとしています。鬼社会を牛耳るトップの権力をつぶせば、鬼たちを壊滅できるとノーマンは考えました。内乱で人肉を食べられなくなった鬼は人間の姿や知性を維持できないので、鬼社会を根幹から揺るがすことができると確信したのです。

エマはムジカの正体である邪血の少女の存在を知っていたので、ノーマンに人肉を食べなくても大丈夫な鬼がいる事を知っているかと質問します。もし人間の肉を食べなくても退化しない鬼がいたら、ノーマンの策略はうまくいかないとレイは考えていました。

約束のネバーランドのネタバレで、ノーマンはエマに事の真相を聞きます。ここでノーマンはムジカの正体である邪血の少女に関することを知りました。滅んだと思っていた邪血の少女の一族が、生き残っていたことにノーマンは驚いていました。ノーマンはムジカの正体が邪血の少女の一族だと知って、作戦の方向性を再度考える必要にかられます。

約束のネバーランドでムジカの正体は邪血の少女なので、人間を食べなくても形質を維持できます。ムジカの正体である邪血の少女の一族は、元から人間を食べなくても人間の形質のままでいられる特異体です。このためムジカは、人間を食べなくても人間の形質のままでいられるのです。

約束のネバーランドで鬼が人間を食べる理由は、人間を食べないと野生の鬼と化してしまうからです。普通の鬼たちは人間を食べることで、人間らしい姿や知性を保っていられます。もし人間を食べられなくなれば、野生の鬼と化してしまうのです。このため鬼たちは人間を食べ続けていく必要があります。

約束のネバーランドでムジカとソンジュが属している原初信仰には、普通の鬼たちとは違う価値観が存在します。原初信仰の教えは、人工的に生まれた生命体を食べてはならないということです。この原初信仰を信じているため、ソンジュも神様が作った自然の生命だけを食べるようにしています。

このためソンジュは1000年の間人間を食べていない事になります。約束が交わされてから後は、ずっと農園に人間がいたからです。原初信仰の影響を受けていたので、ムジカたちはほかの鬼たちと一線を画す存在になっていきました。
 

約束のネバーランドで正体が特殊な鬼のムジカは、人間を食べる必要がなければ食べたこともありません。ムジカは正体が邪血の少女なので、人間を食べなくても人型の姿を維持し続けられます。ムジカはエマに会ったとき、はじめて人間を目撃したと言っています。しかし人間が食べられないわけではありません。人間を食べなくても野生の鬼にならないので、無理に食べる必要がないのです。

約束のネバーランドでムジカの正体である邪血の少女は、形質を維持するために鬼や特殊なものを食べていたという説があります。鬼の社会には吸血樹という生命体がいますが、これを邪血の少女の一族が食べていたかもしれないという考察です。真偽は不明ですが、邪血の少女の一族が人間を食べなくても形質が変わらないことの裏には何らかの伏線があるかもしれません。

約束のネバーランドで邪血の少女が鬼の中でも特殊な存在になれたのは、人間と交配をしたからだという考察もありました。鬼が人間と交配をして、そのハーフが生まれたことで邪血の少女一族の誕生に繋がったという説です。または人間や鬼による偶発的な実験によって、邪血の少女の一族は生まれたという説もありました。どれも本編で描かれていないのでわかりませんが、可能性のある説ではあります。
 

約束のネバーランドのムジカの血には、特殊な性質があります。ムジカの血液をほんの少しでも飲んだ鬼は、誰であれ野生の鬼化することがなくなります。またムジカの血をすでに退行している鬼が飲んだ場合にも特殊効果はあらわれます。どんなに退行した鬼でも、ムジカの血を飲むと人間型の鬼に復活できるのです。ムジカの体内にはこのような血が流れているというのが、考察の答えとなっています。

約束のネバーランドでムジカとソンジュは知性鬼といわれています。知性鬼とは人間の言葉が話せる鬼のことです。知性鬼には階級制度があって、農園を運営する者やその部下などがいます。知性鬼は人間の言葉を話すだけでなく、戦いのセンスもあります。

なかには動物みたいに四足歩行をしたり、嗅覚が鋭かったり、木をかけあがったりすることもできます。また知性鬼は仮面を装着しているので、顔面付近を攻撃されると弱いとされています。

下等鬼は野外で生きている格下の鬼たちのことをさします。多くの下等鬼は森で生活しています。下等鬼の目のつき方にはばらつきがあり、顔中の色々なところに目がついていることがあります。顔中に目がある下等鬼は、食人鬼に似ています。食人鬼も顔中いたるところに目がついているのです。下等鬼は体をつぶされても再生できる能力があります。そのため下等鬼を確実に倒すなら、目を狙うことが大切です。

知性鬼の上をいく存在が最上級鬼です。最上級鬼は貴族でもあるので、貴族鬼とも言えます。貴族鬼は世界にある農園を管理している権力のある存在です。貴族鬼は食事をするときお皿を使うので、まるで人間のようなところがあります。また貴族鬼は目が横並びしている点も特徴です。
 

放浪鬼に属するのがムジカやソンジュです。ムジカたちは知性鬼とされていますが、一応放浪鬼にも属すようです。放浪鬼には深い信仰心があり、世界を旅してまわっています。ムジカやソンジュは人間の言葉が喋れるので、知性鬼にも分類されます。知性鬼の中にも、宗教的な信仰心を持つ者はいるのです。ムジカたちは放浪鬼であり知性鬼でもあるということになります。

約束のネバーランドで、鬼は元は人間だったという考察があります。人間は頭が良いので鬼になったとしても、人間のときの要素を残していると考えられます。例えば知能の優秀さや、体に人間らしさが残っているようなものです。

また鬼は人間型の姿を保つために、人を食い続けている特質があると考察されています。ムジカは、鬼の外見は1000年余りで予想外に変貌したと言います。下等鬼は外見が奇怪で、顔中いたるところに目がついています。このように人間とかけ離れた鬼になる理由は、長い間人間を食べられなかったからだという考察です。人間とは異なるように見える鬼もずっと以前には、人間だった可能性があるのです。

ムジカに関する感想や評価をツイッターで見てみると、ムジカが好きだという読者からの感想がたくさんありました。約束のネバーランドの最後では、エマに対してソンジュとムジカが約束をしなおすだろうとの意見も出ています。

また約束のネバーランドでノーマンがムジカを殺すために行動しだしたことに驚いている人もいました。共に旅をしていた2人なので、ノーマンのムジカに対する反応が衝撃的だったようです。またムジカたちがいてくれたおかげで、エマたちは今も生きていられたという評価も出ています。

ムジカたちはGVの人々にとって、命を助けてくれた大切な人だという感想です。ムジカやソンジュは鬼だけど、愛や優しさ、動物など食べ物に対して敬意の気持ちを持って接している所が、大切だと思ったという感想もありました。
 

ここまで約束のネバーランドに登場するムジカの正体や、女性としてのかわいさなどについて見てきました。ムジカの正体は邪血の少女の生き残りであり、その他の鬼とは一線を画す特異な存在です。ムジカやソンジュの行動の裏には、原初信仰の教えがありました。

正体が邪血の少女なので人間を食べなくても人型の姿を維持できるムジカは、約束のネバーランドで独特な存在感を放っています。この記事を参考に約束のネバーランドでムジカやソンジュたちが今後どのように活躍していくのかを、注意深く見守っていきましょう。