2019年05月31日公開
2019年05月31日更新
NEWスパイダーズカフェはバロックワークスの新しいカフェ?従業員はだれ?
ワンピースの扉絵連載で登場したカフェ、NEWスパイダーズカフェ。これはバロックワークスのメンバーで元スパイダーズカフェのオーナーであるミス・ダブルフィンガーがミス・バレンタインらと新しく始めたカフェですが、扉絵連載という景色上その流れを追いかけにくく、NEWスパイダーズカフェに参加しているメンバーなどが分かりにくなっています。今回はNEWスパイダーズカフェについて判明している事を紹介していきます。
目次
NEWスパイダーズカフェとは
ワンピースの作品情報
NEWスパイダーズカフェについて紹介する前にNEWスパイダーズカフェが登場するワンピースについて簡単に紹介していきます。
ワンピースの概要
ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプで連載されている冒険漫画です。2019年5月現在92巻までが発売される人気漫画で、日本はもちろん海外でも高い人気を誇っている作品です。評価も高く2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネスに認定されたのを始め、出版業界における国内最高記録をいくつも保持している漫画です。
ワンピースのあらすじ
主人公モンキー・D・ルフィーが海賊王を目指し仲間と共に冒険をしていくのが基本的なストーリーです。仲間を増やしグランドラインに入った麦わらの一味。最初の島「サボテン島」の町ウィスキーピークでバロックワークスとアラバスタ王国の王女ビビに出会います。そこから行く先々でバロックワークスのエージェントと戦う事になるのです。このバロックワークスは今回紹介するNEWスパイダーズカフェに大きく関わってきます。
バロックワークスとは
NEWスパイダーズカフェに大きく関わってくるのがバロックワークスです。ここからはバロックワークスについても紹介しておきます。
秘密犯罪会社
バロックワークスは端的に言えば秘密犯罪会社です。社員数はおよそ2000人で諜報、暗殺、盗み、賞金稼ぎを生業としています。表向きの最終目的は「理想国家の建国」で手柄に応じて理想国家での地位が約束されています。徹底的な秘密主義が取られお互いをコードネームで呼び合い社員を含めて社長や仲間の素性も知らないという状態で指令だけが伝えられる形で会社が成り立っています。
クロコダイルが設立
そんなバロックワークスの創始者は王下七武海の1人サー・クロコダイルです。表向きは王下七武海としてアラバスタを海賊から守りながら裏ではバロックワークスのコードネーム「Mr.0」としてコードネームを持つ幹部達に指示を出していました。その為ミス・オールサンデー(ニコ・ロビン)らを筆頭に仲間を作り上げ最終的にはアラバスタの乗っ取りを目論んでいました。
バロックワークスの主要キャラ
バロックワークスの社員はおよそ2000人いますがその中でも社長から直接指令を受ける幹部12人と1匹、さらにそれらのパートナーとなる女性エージェントで構成されており彼らが主要なメンバーです。実際には作中未登場のメンバーやビビとイガラムのようなバロックワークスから見れば裏切り者もいる為、その実主要なメンバーと言えるのはオフィサーエージェントと呼ばれるMr.5より上位のメンバーの事を指します。
オフィサーエージェントの下には賞金稼ぎを率い資金集めを担当するフロンティアエージェント、オフィサーエージェントの部下であるビリオンズ、フロンティアエージェントの部下であるミリオンズで構成されてています。基本的にその地位は戦闘力で決まりますが、例外的な存在もおり、Mr.3はその優秀な頭脳を買われて単純な戦闘力を差し置いてMr.3の地位を得ています。
スパイダーズカフェが前身
NEWスパイダーズカフェの前身と言える存在がこのバロックワークスのエージェントの1人、ミス・ダブルフィンガーことポーラが表向き経営していたスパイダーズカフェにあります。このスパイダーズカフェは普段はカフェとして経営すると同時に、バロックワークスの本社、そしてオフィサーエージェントの集合場所などととしての役割を担っていたのです。
新たに開業した酒場
そんなスパイダーズカフェはバロックワークスの解体と共にその役目を終えます。ミス・ダブルフィンガーがバロックワークスのメンバーとして海軍に拘束されてしまった為です。しかしミス・バレンタインらによって脱獄し、ミス・ダブルフィンガーの理想だった「酒場のポーラ」として新たに開業した酒場がNEWスパイダーズカフェです。
スパイダーマイルズとは別物
同じくスパイダーの名を持つ場所として登場したのがスパイダーマイルズです。名前が似ている為混同してしまいがちですが完全に別物でスパイダーマイルズはドフラミンゴファミリーがかつて拠点にした港町の名前です。似て非なる物である両者ではありますがこれは作者の尾田栄一郎先生が意図して行った物だと思われます。
ドフラミンゴファミリーはメンバーの悪魔の実の能力などバロックワークスを意識した物、中には上位互換と言われる能力も登場するなどかなり共通点が多いのです。これらは意図的に行っている物と思われその一環として同じスパイダーの名前を持つ場所を登場させたのだと考えられます。
NEWスパイダーズカフェはバロックワークスの新しいカフェ?
バロックワークスはインペルダウンに収監
本編では麦わらの一味に倒された所までしか描かれていないバロックワークス。その功績が海軍に置き換えられた事までは分かっていますがそのメンバーの多くは海軍に捕縛され最終的にインペルダウンに収監されています。実際には捕縛されたメンバーのうちクロコダイル、Mr.1ダズ・ボーネス、Mr.2ボンクレー、Mr.3ギャルディーノはルフィがインペルダウンに潜入した際に再登場を果たしています。
インペルダウン脱獄後に開業したカフェ
上記の4人以外のメンバーの同行は大きく分けて2つあります。アラバスタで実際に麦わらの一味と戦ったメンバーは海軍に捕縛され、それ以外のリトルガーデンなどで麦わらの一味と戦ったメンバーはその事実を新聞で知る事になります。そのうち、既に逃げ出していたMr.3、アラバスタから脱出していたボンクレーを除く一部のメンバーがほう助する形でインペルダウンに送還される前に脱獄したのです。
NEWスパイダーズカフェはこの脱獄の時、その場にいなかったMr.2ボンクレー、Mr.3ギャルディーノ、誘いに乗らなかったクロコダイルとダズ・ボーネスを除くメンバーで開業する事になります。
見つけた廃屋をリフォーム
もちろん彼らは賞金首である事に変わりはなくアラバスタにあるスパイダーズカフェにそのまま戻る事は出来ません。脱獄したメンバーはとある荒野で見つけた廃屋を改装してNEWスパイダーズカフェを開店する事になったのです。このNEWスパイダーズカフェは扉絵連載で登場しただけでまだ本編では登場していない為、その場所は不明のままです。
NEWスパイダーズカフェの従業員は元バロックワークスメンバー
従業員①ミス・ゴールデンウィーク
元々写実画家であり、バロックワークスのオフィサーエージェントの中でも唯一悪魔の実能力者ではないミス・ゴールデンウィークは絵描きを続けながらNEWスパイダーズカフェで働いている姿が確認できます。ミス・ゴールデンウィークの「思い描く理想」は画家であるので基本的には本編からあまり変わっていません。ちなみにリトルガーデンに放置された組である為、捕縛はされておらず彼女の提案で脱獄をほう助しています。
従業員②ミス・メリークリスマス
Mr.4のパートナーだったミス・メリークリスマスはMr.4と連携してウソップとチョッパーと戦いますが敗れ、海軍に捕縛されていました助けにきたミス・バレンタインらと共に脱獄。ミス・ゴールデンウィークの力で「お姫様」となってNEWスパイダーズカフェのウェイトレスとして働いています。
従業員③ミス・バレンタイン
Mr.5のパートナーでリトルガーデン組であるミス・バレンタインはミス・ゴールデンウィークに付きそう形で脱獄をほう助、ミス・ゴールデンウィークの能力によって「チョコ屋さん」になったミス・バレンタインはNEWスパイダーズカフェでウェイトレス兼パティシエとして働いています。
従業員④Mr.4
ミス・メリークリスマス、ペットのラッスーと共にウソップとチョッパーと戦ったMr.4も海軍に捕縛された後脱獄した組です。ミス・ゴールデンウィークの能力でなったのは「速達ピザ屋」でしたがNEWスパイダーズカフェの従業員として働いている姿を確認できます。
従業員⑤Mr.5
リトルガーデンでの放置組で脱獄をサポートしたMr.5もそのままの流れでNEWスパイダーズカフェの従業員になっています。ミス・ゴールデンウィークの能力でなったのは「消防士」でしたが、NEWスパイダーズカフェのリフォームでは大工仕事を担当する姿も確認できます。
NEWスパイダーズカフェ開業までの扉絵
扉絵①スキを見て救出
そもそもリトルガーデンに取り残される形になっていたミス・ゴールデンウィークとミス・バレンタイン、Mr.5はバロックワークスの解散を新聞で知る事になります。そもそもバロックワークスは秘密主義でメンバー同士の面識もない為、この新聞で初めてメンバーの顔を知った3人でしたが、ミス・ゴールデンウィークは迷いなく救出に向かおうとします。
道中立ち寄ったキューカ島で海軍と一悶着あり一時はミス・バレンタインが海軍に捕縛されてしまいますが、Mr.2ボンクレーの助太刀もあって3人はその場から脱出するのでした。
扉絵②船を乗っ取る
キューカ島からの脱出を余儀なくされた3人は海軍大佐で3人を捕縛しようとした黒檻のヒナの軍艦をヒナがボンクレーと戦っている間にミス・ゴールデンウィークのカラーズトラップ裏切りの黒により強奪します。
扉絵③海軍留置所へ潜入
3人は海軍船である事を生かしてそのまま上陸します。海兵をカラーズトラップで操り捕縛されたフリをして海軍の留置所に潜入するのでした。中では女性陣と男性陣それぞれに捕縛されており、まずはミス・メリークリスマスとミス・ダブルフィンガーから助けるのでした。
扉絵④監修されたバロックワークス
ミス・メリークリスマスとミス・ダブルフィンガーを助けた3人はそのまま男性の檻の方にも潜入して脱走を促すことになります。
扉絵⑤みんなで脱走
そうして牢を出たバロックワークスの面々は脱走するべく壁を爆破します。扉絵連載なので詳細は不明ですが、ボムボムの実の能力者であるMr.5もいるので爆発する事自体は容易だったと思われます。サブタイトルにもなっているように逃げ出したのはミス・ダブルフィンガー、ミス・メリークリスマス、Mr.4、そして助ける為に潜入したミス・ゴールデンウィーク、ミス・バレンタイン、Mr.5の6人とMr.4のペットであるラッスーだけです。
扉絵⑥脱走拒否
牢にいたバロックワークスのメンバーのうち、クロコダイルとMr.1ダズ・ボーネスは「気分がのらねぇ」という理由で牢に残ります。この後再び海軍に捕まったMr.3ギャルディーノとMr.2ボンクレーもヒナによって留置所に放り込まれます。インペルダウンに輸送される所までが扉絵連載で描かれており、これがこの4人がインペルダウンにいた経緯にもなっています。
扉絵⑦変身
一方で逃げ出した6人はミス・ゴールデンウィークのカラーズトラップの力を使い理想の姿に変身し新しい生活を送る事になります。
扉絵⑧見つけた廃屋
そこからの経緯は描かれていませんが6人と一匹は荒れ果ててしまった廃屋を発見する事になります。
扉絵⑨NEWスパイダーズカフェ開業
その廃屋を使ってそれぞれの理想を叶えつつ開業したのがNEWスパイダーズカフェです。
NEWスパイダーズカフェのオーナーはミス・ダブルフィンガー
スパイダーズ・カフェのオーナーでもあった
個性的な元バロックワークスの面々をまとめオーナーとしてNEWスパイダーズカフェを経営しているのがミス・ダブルフィンガーことポーラです。ミス・ダブルフィンガーがミス・ゴールデンウィークの能力でなった理想の姿は表向きの仮の姿であるはずの「酒場のポーラ」でスパイダーズカフェの頃の生活が気に入っていたのだろう事も想像できます。
ただスパイダーズカフェの経営権に実際の経緯は不明です。バロックワークスの本社でもある事からクロコダイルから与えられた物なのか、元々スパイダーズカフェを経営していた所をバロックワークスの本社としての機能も持たせたのかは分かっていません。ただ間違いないのはこのスパイダーズカフェの経営自体はミス・ダブルフィンガーも気に入っていたという事です。
ちなみにバロックワークスの秘密主義故にポーラとしてはバロックワークスの面々と面識を持っていましたがミス・ダブルフィンガーとしての顔はオフィサーエージェントにも知られておらず、作中判明している限りでもMr2ボンクレーはポーラ=ミス・ダブルフィンガーという事は知りませんでした。
NEWスパイダーズカフェでも店を運営
このような経緯と元々バロックワークスの中でも比較的常識人でまとめ役であった事もあってNEWスパイダーズカフェもミス・ダブルフィンガーがオーナーでメンバーを雇っている形になっていると思われます。
NEWスパイダーズカフェのミス・バレンタインは無事?
上記の扉絵連載以来本編でも登場していないNEWスパイダーズカフェの面々。しかし様々な経緯からメンバーの1人であるミス・バレンタインの安否が心配される結果となっています。
血のバレンタインとは
血のバレンタインとは現実世界で実際に起こった事件の事でアルカポネという勢力とモラン一家という勢力の間に起こった悲惨な事件です。その名前と、カポネ・ギャング・ベッジというモデルになったと言われても違和感がないキャラクターの登場でミス・バレンタインの安否が心配される声が上がる事になりました。
マッハバイスの存在
さらに追い打ちをかけていたのがドフラミンゴファミリーの一員として登場していたマッハバイスの存在です。ミス・バレンタインと同じく体重を操る能力の持ち主であった事、本編ではその能力名などが判明しなかった事から、ミス・バレンタインが死に、なんらかの方法でキロキロの実を手に入れたのがマッハバイスなのではないかと考察されたのです。
しかしこれはマッハバイスの能力が上位種のトントンの実だと判明して否定されています。判明したのは単行本のSBSの事で登場から判明するまでに時間差が合った事がこのような考察を生む結果となっています。
最後の登場は扉絵
上記でも触れたクロコダイル以下インペルダウンに移送されルフィのインペルダウン潜入時に再登場したメンバーを除けば扉絵連載での登場がミス・バレンタインを含むNEWスパイダーズカフェのメンバーの最後の登場です。NEWスパイダーズカフェは本編にも登場していないので現在どうなっているのかは不明になっています。
ミス・バレンタインが消された可能性は?
カポネ・ギャング・ベッジやマッハバイスなどの関係性からミス・バレンタインの安否を考察する声が上がり一時死亡説すら流れましたが結果としてこの2人との関係性はないと言っていい状態です。しかしミス・バレンタインが無事かと言われると確実とは言えません。それは四皇の一角である黒ひげ海賊団が能力者狩りを行っているからです。
NEWスパイダーズカフェの場所は本編では不明ですが従業員は全員賞金首であり半分以上の従業員が悪魔の実の能力者です。仮になんらかの形で黒ひげ海賊団の標的になっていた場合にはミス・バレンタインはもちろんミス・ダブルフィンガーなどの安否も不明と言える状態です。現在ワンピースの中で描写がある中では黒ひげ海賊団の能力者狩りが唯一ミス・バレンタインらが消されている可能性のある要素ではないかと思われます。
NEWスパイダーズカフェに関する感想や評価は?
ここからはNEWスパイダーズカフェについての感想などを紹介していきます。扉絵連載で登場したNEWスパイダーズカフェですがワンピースではこの扉絵連載が本編に繋がる例も少なくない事からなんらかの形で再登場するのではないかと期待する声も多いです。
扉絵リクエストで「クロコダイルとダズが旅の途中でNEWスパイダーズカフェに寄ってケーキか何か食べてる所」って送ったんだけど76巻に載るかな?まあ多分載らないな…。
— 鰐結 (@wanimusubi) November 30, 2014
NEWスパイダーズカフェの再登場の例として一番期待されているのがルフィらと共にインペルダウンを脱獄し新世界に進出したクロコダイルとダズ・ボーネスとNEWスパイダーズカフェの面々の再会です。クロコダイル達が偶然にでも訪れる形で登場してほしいという声があるなど再登場を期待される声も多いです。
ONE PIECEのNEWスパイダーズカフェの面々、新世界編の扉絵連載にも出てきてないし、黒ひげ海賊団に能力取られてそう。
— デミクイック (@eaoXUGT6HsYgY7e) July 2, 2017
ただNEWスパイダーズカフェが扉絵連載で登場したのは既にかなり前の事になっており、新世界編以降彼らが扉絵を含め登場していない事からその安否を心配する声も上がっています。特に黒ひげ海賊団による能力者狩りなどの不安材料もあるだけに心配する声も多いです。
扉絵連載も一応話が繋がってるので「あぁこれに繋がるのか!」ってなることが結構ある
— クラゲ19号👾 (@misuta_7) May 23, 2019
一方で一連の扉絵連載はその繋がりからNEWスパイダーズカフェに注目しがちですがその裏で起こったクロコダイルを始めとしたルフィとインペルダウンで再会するメンバーがインペルダウンにいる流れを書くのが本来の目的だったのではないかという声などもあり、再登場は望めないのではないかという声もあります。
NEWスパイダーズカフェはバロックワークスの新しいカフェまとめ
出典: http://onep.jp
NEWスパイダーズカフェは解散したバロックワークスのオフィサーエージェントのメンバーが集まってミス・ダブルフィンガーことポーラを中心に始めた新しいカフェです。扉絵連載という形で描かれているので詳細は分からない点が多いながらもその個性的なメンバーから本編での登場や扉絵連載での再登場を望む声が多くなっています。
ワンピースの扉絵連載はそれ自体が面白いのはもちろんですが本編に繋がる要素も多くつなげてみるとその流れが分かると注目されるポイントになっています。ルフィ達の視点では描けない事件後の顛末やバロックワークスのようにルフィ達が戦った相手のその後などが描かれたりもするのでぜひ注目してみてはいかがでしょうか?