スラムダンクの黒板漫画の内容は?その後の続編・あれから10日後のストーリーを紹介

「週刊少年ジャンプ」で連載された井上雄彦原作『スラムダンク』の最終回からの続編「あれから10日後」の黒板漫画が話題となっています。その後のストーリーは、プレミアムイベント「スラムダンク・ファイナル」で廃校の黒板に描かれた漫画でイベントの告知がメディアでされなかったことで限られたファンのみが生で見ることが出来た貴重なものでした。この度はそのプレミアムな黒板漫画についてまとめて紹介していきます。『スラムダンク』の黒板漫画について深く知りたい方は必見です!

スラムダンクの黒板漫画の内容は?その後の続編・あれから10日後のストーリーを紹介のイメージ

目次

  1. スラムダンクとは?
  2. スラムダンクの黒板漫画の内容
  3. スラムダンクの最終回のその後&続編
  4. スラムダンク(あれから10日後)の登場校・キャラ
  5. スラムダンクの続編小説が存在?
  6. スラムダンクに関する感想や評価
  7. スラムダンクの黒板漫画の内容まとめ

スラムダンクとは?

スラムダンクの作品情報

≪『SLAM DUNK(スラムダンク)作品詳細情報≫

  • 原作:井上雄彦
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • レーベル:ジャンプ・コミックス
  • 発表期間:1990年42号-1996年27号
  • 巻数:全31巻/完全版全24巻/新装再編版全20巻
  • 話数:全276話
  • アニメ放送局:テレビ朝日系列
  • アニメ放送期間:1993年10月16日-1996年3月23日
  • アニメ話数:全101話

スラムダンクのあらすじ

神奈川県立湘北高校1年の桜木花道は、赤髪の不良少年で188cmの長身と抜群の運動能力を持っており、バスケ部キャプテンの赤木剛憲の妹の晴子にバスケ部入部を勧められます。晴子に恋心を抱いた花道はバスケ初心者でしたが晴子に言われてその気になって入部し、地道な練習と試合を繰り返していく内にその才能を急速に開花させていきます。

花道は晴子が憧れる同学年のスーパールーキーである流川楓をライバル視し、キャプテンの赤木と副キャプテンの小暮、バスケから離れて戻ってきた3Pシューターの三井寿、暴力事件で入院して復活した宮城リョータとスタメンに選ばれ夏のインターハイで全国制覇を目指してプレイします。インターハイ常連校の翔陽高校や県予選ベスト4の武里高校、宿敵の陵南を破って県内2位で1位の海南大附属と共にインターハイ出場を決めます。

広島で行われたインターハイでは、トーナメントで1回戦に大阪府の豊玉高校と対戦して勝利します。2回戦はインターハイで3連覇の秋田県の山王工業高校と対戦し、一時は20点以上の差をつけられますが驚異の反撃を見せ、試合終了間際で花道がしたジャンプシュートが決まり逆転勝利を収めます。3回戦は愛知県の愛和学院高校と対戦しますが、嘘のようにぼろ負けします。こうして湘北高校の夏のインターハイは幕を下ろしました。

その後、大学受験を控えた3年の赤木と小暮はバスケ部を引退し、新キャプテンには宮城リョータが選ばれます。新マネージャーには晴子も加わり、湘北バスケ部は冬の選抜に向けて新たに動き出します。流川は全日本ジュニアの代表に選ばれ、花道は試合中に負傷した背中のリハビリを続けて再びプレイできるようになるのを待ちます。

スラムダンクが描かれた背景

原作者の井上雄彦は、高校生の時に当時はあまり人気ではなかったバスケ部に友達に誘われるがままに入部したと語っています。長身ではなかったためポジションはチームの司令塔となる「ポイントガード」だったそうです。バスケ部に入部したことですっかりバスケットの虜になった井上雄彦は、高校卒業頃から漫画家に興味を抱くようになり、漫画の勉強をしていたところ編集者の目に留まり上京します。

「シティーハンター」の原作者・北条司のアシスタントを務めて腕を磨いたそうです。井上雄彦は漫画家になったら絶対にバスケットを題材にした漫画を描こうと高校時代から思い描いていたそうです。流川楓の原型や他のスラムダンクの登場人物の原型が描かれた「楓パープル」で手塚賞を受賞し漫画家デビューを果たします。そして、日本国内累計発行部数が1億部突破する超大作「スラムダンク」を手掛けるのです。

連載終了(最終回)後のスラムダンク

スラムダンクの物語は、夏のインターハイの途中で終わっており、対戦したと思われる名朋工業高校、愛和学院高校、大栄学園高校らとの試合も描かれずに最終回を向かえます。本誌と単行本では最終回の台詞が若干異なります。本誌上では最終ページに「第一部完」の記載があり、続編があることを匂わせていましたが、単行本にはその記載はなく原作者のあとがきが掲載されていました。

原作者の井上雄彦は、インターハイの組み合わせを作成した時点で山王戦を最終回と決め、トーナメント戦に在り来たりな「最後まで勝ち進んで優勝した」という最終回にはしたくなかったと語っています。更に山王戦より面白いものが描けないということや、テンションが高いところで終わらないと作品が不幸になると感じていたようです。

連載復活はある?

湘北高校の夏のインターハイが終わって冬の選抜に向け動き出し、流川も全日本ジュニアに選ばれ、花道はリハビリ継続中と続編が気になるというファンは多いことでしょう。気になるスラムダンクの連載復活についてですが、本誌のあとがきでは「続きはやりたい」と語り、続編の可能性があることを語っています。続編の時期がいつ頃であるかは自身の公式サイトで「描きたくなった時に描く」とコメントしています。

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スラムダンクの黒板漫画の内容

黒板漫画の内容①湘北高校バスケ部

続編「あれから10日後」の始まりは9月10日、インターハイのその後、桜木花道はリハビリのために学校を欠席し、自らを「天才リハビリ王」と語ってリハビリに励みます。流川は早朝練習後、自転車で移動中にアメリカ留学を目指してイヤホンで英語を勉強します。バスケ部ベンチ組は赤木の引退で1つ空いたスタメン枠を狙って練習に前向きです。3年の三井寿はバスケットでの大学推薦を狙います。

バスケ部マネージャーの彩子と安西先生は早朝ジョギングで偶然遭遇し、お互いダイエット中で気まずそうです。引退した赤木はバスケが気になり授業に集中できない様子ですが、中途半端は出来ないと頑なにバスケ部に近寄るのを拒みます。小暮はそんな赤木をあっさりと裏切ってバスケ部の見学に行きます。宮城リョータは授業をさぼって新キャプテンとしての方向性で鬼キャプテンになると決めます。

黒板漫画の内容②変化する翔陽高校

インターハイに出場できなかったその後、冬の選抜に賭けている翔陽高校のメンバーは何かを変えなければと行動します。花形は眼鏡のフレームのデザインを変え、長谷川は髪型を尖り頭から坊主にします。エース藤真は髭を生やした姿で現れて後輩に泣かれます。

黒板漫画の内容③陵南高校の新キャプテン

その後の陵南高校では、新キャプテンにエース仙道が就任しますが、練習をサボっては釣りをしています。彦一はそんな仙道のコート上と普段のギャップを嘆きます。3年生でバスケ部を引退したはずの魚住は板前修業そっちのけで後輩が心配と毎日バスケ部の練習に顔を出します。

黒板漫画の内容④海南高校を取材

陵南の彦一の姉・弥生は全国2位の海南大附属の強さの秘密を取材に訪れます。そこでサーフィンに興じる牧に遭遇し、とりあえず牧の色黒の秘密を知ります。さらに、すれ違いざま犬と互角の速さで走る清田の秘密を掴みます。そして、ただ1人黙々と走り込む神の姿に弥生は真の海南大附属の強さを感じるのです。

黒板漫画の内容⑤監督を巡る争い

田岡と高頭両監督は、国体のメンバーを湘北、海南、陵南の最強メンバーで布陣を組む妄想をします。そして、どっちが監督になるかで火花を散らします。その争いは永遠に続きます。

黒板漫画の内容⑥元王者の山王工業

元王者の山王工業のその後では、何かに悩んでいるキャプテンの深津にポールこと野辺達が励ましの声を掛けますが、深津はただ「ピョン」という口癖に飽きて悩んでいるだけでした。そして、「ピニョン」にすると思いつきます。そんな深津に野辺は「バスケに関しては誰よりも尊敬している」と心の中で呟きます。王者として君臨していた山王高校ですが、丸ゴリこと河田雅史は初の負けを認めます。

そして、冬の選抜では負けないと弟の美紀男を3が月で育てることを決意します。その頃、エース沢北はアメリカ行きの飛行機に乗っていました。機内で英語の勉強をしながら、間違えて注文したワインを飲んで酔っ払います。

黒板漫画の内容⑦暇な桜木軍団

桜木軍団の最終回のその後は、花道の試合がないので暇を持て余していました。高宮の「おめーらもよ、自分の何か見つかるといいよな」という発言に他のメンバーが「おめーもな」「おめーがだ」とみんなで擦り付け合います。

黒板漫画の内容⑧桜木の名言

海辺で晴子からの手紙の返事を読んでいた花道は、少年に「湘北の10番だ」と声を掛けられます。その時、担当医がやって来て誰もが無理だと思っていた日本人のNBAプレイヤーが初誕生したことを聞かされます。いつもチャレンジしていない奴が「無理だ」というと語る先生に、花道は「次は俺だ、天才ですから」と桜木花道健在の姿を見せます。

黒板漫画の内容動画

スラムダンクの続編「あれから10日後」の内容動画です。湘北バスケ部の赤木や小暮が抜けた後の部活の様子や安西先生が無事に退院できて健康のためにジョギングする様子、花道が晴子と文通している様子などが描かれています。

黒板漫画は幻のイベント

黒板カードの発売

黒板カードとは、廃校を利用して行われたイベント「スラムダンク・ファイナル」で黒板に描かれた「あれから10日後」の漫画をポストカードにしたものです。湘北高校と対戦相手だった他校のメンバーのその後のそれぞれのエピソードが黒板の1枚あたり3コマに描かれています。タイトル含め全部で24種類あります。最初と最後の花道と晴子の手紙のやり取りのエピソードだけ繋がっています。

黒板に描かれた質感と迫力はそのままに、まるで黒板がそのままミニサイズになったと思わせるようなポストカードになっています。パッケージの箱の段ボールもシンプルなデザインで味わいがあります。

会場は自由解放

「スラムダンク・ファイナル」のイベントは井上雄彦がファンを信じて一切の警備やスロープ、注意書きを張り出さない無防備且つ自由解放をしていたそうです。黒板消しもそのままにしていたそうで一種の賭けみたいなものがあったようですが、イベント終了まで悪戯書きや枠線の1本も消えていることはなかったそうです。

会場には「読書室」も設置され、改めてスラムダンクを読んだり、休憩したり、ファン同士の交流も行われていたそうです。体育館ではバスケもすることができ、2日目と3日目の夕方にはイベント参加者と共に井上雄彦もバスケに興じていたようです。最初から最後まで会場に足を運びイベントを見守っていたそうです。

超プレミアなイベント

「スラムダンク・ファイナル」のイベントは単行本の日本国内発行部数が1億部突破したことを記念して2004年12月3日から3日間限定で2004年3月に廃校になった旧神奈川県立三崎高校で開催された伝説のイベントです。この開催の告知はメディアでは一切されることはなく井上雄彦のホームページのみでされました。

そのため発見することが出来たファンのみが参加できる超プレミアムなイベントでした。イベントには3日間で5000人以上のファンが訪れたそうです。SNSが普及していなかったため、ほとんどのファンが後日知ることになったようです。

初の日本人NBA選手とは?

「あれから10日後」のストーリーには、2004年9月にサンズと契約して日本人初のNBA選手となった田臥勇太(たぶせゆうた)選手のことを話している場面が登場します。原作者の井上雄彦が田臥選手に敬意を表して話題に含めたようです。

スラムダンクの連載当時は日本人がNBA選手になることは皆無に等しかったようですが、不可能と思われていたものが実現したことで井上雄彦が喜びを感じていたであろうことが伺えます。今後スラムダンクの続編が出るようなことになった場合、その辺りのエピソードも描かれるかもしれません。

あれから10日後(完全版)発売

2009年4月に「あれから10日後 完全版」が発売されたました。「スラムダンク・ファイナル」のイベントで既に完売済みだった「黒板カード」と「ドキュメンタリーDVD」の購入を希望するファンが大勢いたため、2,3年考慮した結果「完全版」として書籍化されることが決定したそうです。黒板漫画やファイナルイベントに至った経緯が記され、新聞広告・WEBサイトに掲載されたビジュアルが多数収録されています。

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スラムダンクの最終回のその後&続編

その後&続編が描かれた資生堂CM

2009年にスラムダンクと資生堂Alephのコラボ企画でCMが作製され話題となりました。画は全て井上雄彦の書き下ろしのスラムダンク漫画のアニメーションです。桜木花道、流川楓、宮城リョータが登場し、ゴール目掛けてダンクする中で、資生堂Alephの商品を紹介するというCMの流れになっています。

流川楓のドリブルダンクや宮城リョータから桜木花道へのアリウープがまるで目の前で本当にプレイしていると錯覚してしまうほどに描写が緻密で見事に描かれています。華麗に動くキャラクターたちがかっこよすぎて感動するとファンは歓喜していたようです。

描写の細かさが話題に

CMの内容には「あれから10日後」を感じさせる細かな描写が見られることで話題です。流川が履いているバッシュがジョーダン5からジョーダン12になっていることや桜木の赤髪の毛が少し伸びていること、宮城リョータの背番号が「4」番でキャプテンになった本編の続編とも取れる内容になっています。

インターハイの優勝校は?

インターハイで準優勝したのは海南大付属と明らかにされていますが、優勝校は果たしてどこだったのでしょうか?スラムダンクのトーナメント表に記された高校のモデル校を特定すると優勝校が特定出来るそうです。そこから考えると、インターハイで優勝を飾ったのは福岡代表の博多商大付属高校であると推測できるようです。

登場校のモデルから考察

福岡代表の博多商大付属高校が優勝したという推測に至った経緯をみていきます。まず神奈川代表の海南大付属高校は神奈川県で強豪の湘南工科大学附属高校をモデルとし、翔陽高校は松陽高校であると推測されます。他にモデル校を特定できるのは愛知県の愛和学院は安城学院、京都府の洛安高校は洛南高校、福岡県の博多商大付属高校は福大付属大濠高校です。

トーナメント表の各4ブロックで勝ち上がったのは、湘北が戦ったブロックでは愛和学院、他ブロックでは海南大付属、シード(超強い)で残った博多商大付属、残りは愛知県の名朋工業か大阪府の大栄のどちらかということになります。原作者は強豪校に敬意を表しているようなのでモデル校の順当を考慮すると博多商大付属という結論に至ります。また、原作者の出身が九州であることから贔屓目で見ている可能性もあると推測されます。

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スラムダンク(あれから10日後)の登場校・キャラ

あれから10日後の三井寿

その後の続編では、冬の選抜に向けて早朝5時半には汗だくになるほどの猛練習をする三井の姿が描かれています。抜けた赤木の穴を埋めようとシュートの成功率を上げる必要があり、そうしなければ海南には勝てないと踏んでの事でした。そして、勉強を疎かにしていたこともあって再び全国に出て活躍し、大学推薦を狙っていました。崖っぷちの三井が前向きに努力する姿が見られます。

あれから10日後の桜木花道

花道のその後は、浜辺でリハビリを続けながら、晴子からの手紙に目を通します。そこには「リハビリ王からリバウンド王に戻る姿が早く見たい」と書かれていました。驚異の身体能力を持っている花道なので、おそらく怪我の回復も驚異的なのではないでしょうか?日本人NBA選手が誕生したことを聞いて「次は自分だ」と自信満々に意気込みます。

あれから10日後の安西先生と彩子

その後の続編のストーリーで彩子は、早朝6時に浜辺をランニングしていました。すると、帽子を目深に被った安西先生と遭遇します。ダイエットするように医者に言われたそうです。彩子もダイエットの為に走っていたようで、2人はバツが悪そうに「お互い見なかったことにしましょう」とそれぞれの進行方向に走り出します。

あれから10日後の石井・桑田・佐々岡

最終回からのその後、湘北ベンチ組の桑田・石井・佐々岡らは赤木が抜けて1つ空いたレギュラーの座を狙い、5時半から朝練に向かいます。しかし、体育館には既に汗だくでシュート練習をする三井の姿がありました。彼らは三井の必死な姿に圧倒されたに違いありません。

あれから10日後の宮城リョータ

最終回で赤木が引退後、新キャプテンとなった宮城は授業をさぼって屋上で部員をどのようにまとめ上げ、引っぱっていくか考えていました。そして、鬼キャプテンになることを決めます。宮城の鬼キャプテンぶりは三井が「厳しすぎる」と止めに入るほどだと花道に宛てた晴子の手紙に書かれています。

あれから10日後の流川楓

最終回からその後の流川は、相変わらずのマイペースで早朝のバスケ練習を8時に終えると、アメリカ留学を視野に入れてイヤホンで英語を聞いて勉強しながら自転車を漕ぎます。恐らくこの日の授業も流川は爆睡なのでしょう。

あれから10日後の小暮と赤木

最終回でバスケ部を引退した赤木は、バスケの練習が出来ないことにストレスを感じ、授業に全く身が入りません。普段なら難なく答えられる物理の問題も解けずにずっとソワソワしています。それを見た小暮は赤木をバスケの練習に誘いますが、中途半端は出来ないとそれを拒否します。

小暮は赤木を唆すようにバスケ部が練習する体育館に向かい、その後ろ姿を赤木が恨めしそうにうずうずしながら見ており、本音はバスケの練習がしたくて仕方がない様子が伺えます。

あれから10日後の陵南高校

インターハイ出場を逃しバスケ部を引退した3年生の魚住は、板前になるために修行中の身ですが、後輩に「板前の修業をしなくていいんですか?」と突っ込まれるほどに陵南バスケ部の練習に訪れています。新キャプテンの仙道がサボり魔で、仙道がしっかりするまでは自分がキャプテン代行だと宣言して後輩たちを萎えさせます。

監督の田岡は仙道のサボり癖があまりにも酷いのでキャプテン交代を考えざる負えず、次期キャプテンは自分だと越野、福田、植草の3名は火花を散らします。その頃、仙道は釣りに興じていました。

あれから10日後の翔陽高校

インターハイ出場を逃し、変化が必要だと考えた翔陽高校では、花形は眼鏡のデザイン、長谷川は坊主頭、高野と長野は極細眉毛に、そして藤間はワイルドに髭を生やして現れます。イケメンの藤間の髭面が似合わないと逃げだした後輩のように絶句、もしくは吹き出したファンもいたことでしょう。

あれから10日後の田岡&高頭

陵南の田岡監督と海南大の高頭監督は国体メンバーについて話し合います。例年は海南の単独チームだったようですが、今年は湘北、陵南、海南大の混合チームにしたいと高頭が考えを述べます。誰を選抜するか2人の脳内で妄想が膨らみます。どこか楽しそうな2人です。そして、問題はどちらがチーム監督を務めるかで、永遠の議論が繰り広げられます。ここは無難に安西先生が務めるのが最善なのではないでしょうか?

あれから10日後の山王工業

最終回で湘北に負けた山王工業のキャプテン・深津は敗北を引きずって悩んでいるようでした。野辺と一ノ蔵は慰めますが、深津は「ピョン」の接尾語に飽きてたため別の接尾語を考えていたようです。そして、「ピニョン」を思いつきます。深津に対して「こいつ大丈夫か?」と物語る野辺の表情が面白いとの声が上がっています。

河田兄弟はエース沢北の穴を埋めるために、桜木花道が3か月で急激な成長を遂げたように弟・美紀男もそうなるよう、みっちり鍛え上げることを決意します。アメリカ留学を決めた沢北ですが、驚くことに英語が出来ないようで機内で慌てふためいている様子が描かれています。沢北のアメリカ留学、まずは言葉で躓きそうで先行きが危ぶまれます。

あれから10日後の海南大付属高校

スポーツ記者の彦一の姉・弥生と中村は全国2位の海南大の強さに迫るために調査に乗り出します。まず最初に発見したのはサーフィンを楽しんでいる牧でした。牧の黒さの秘密を取り敢えずゲットします。そして、飼い犬の散歩中の清田を発見します。清田は犬とスピードを競い合っていました。結局、犬に引きずられていく清田の姿を目撃したに過ぎませんでした。

その後、外をひたすら走る神の姿を発見し、すれ違いざま弥生と挨拶を交わしてそのままランニングを続行します。神が見せるひたむきな姿勢こそが海南大の強さの秘密なのだと理解するのです。

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スラムダンクの続編小説が存在?

続編小説が読める「Kの部屋」

「Kの部屋」とは、スラムダンクが最終回を迎えてから10年以上経過した2005年にスポーツライターの編集者・Kが開始したブログです。漫画ではなく小説版のスラムダンクです。スラムダンクの漫画本家で描かれなかった「国体編」や「選抜編」、さらにその後の「大学編」「湘北編」「全国編」とファンを激震させて涙させるようなストーリー構成となっています。

高クオリティな非公式小説

原作者・井上雄彦が執筆したわけではなくスラムダンクの続編を編集者・Kが勝手に考えた非公式な小説ですが、小説の連載は825話まで公開され2019年の現在も続いています。小説版スラムダンクの魅力は、バスケに詳しい編集者が執筆している点やその文章表現が素晴らしい点、さらに本家スラムダンクとズレがなく、世界観を壊していないと非常に高い完成度で話題となっています。

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スラムダンクに関する感想や評価

原作者が自らスラムダンクの作品に関するアクションを数年おきに出も起こしていることに嬉しいとの声が上がっています。スラムダンクの人気は原作者自身も作品を愛しているからこそとの感想も見られました。

とはいえ、まだまだスラムダンクの続きを切実に熱望するファンの声が上がっています。「あれから10日後」以外のイラスト集も描いてほしいとスラムダンクに関する作品が読みたいという大勢の声がSNS上の感想には上がっていました。

スラムダンクを今更ながら読んだという読者の感想には、31巻で最終回を迎えたことにもっと読んでいたかったという声が上がっています。一度読み始めると物語から離れられなくなってもう一度読み直そうとするファンも多いようです。

スラムダンクの黒板漫画の内容まとめ

スラムダンク最終回からの続編、黒板漫画「あれから10日後」についてまとめて紹介してきました。とても煮え切らない最終回だったために続きが気になるというファンが続出していましたが、ひとまず最終回のその後が分かって落ち着いたファンもいたのではないでしょうか?

続編の「あれから10日後」がスラムダンク作品の最後となるかもしれないと原作者の井上雄彦は語っているので、本格再連載の見込みは考えにくいところがあります。しかし、読切が描かれる可能性は皆無ではないと更なるスラムダンクの続編を期待するファンは多そうです。何年たっても衰え知らずのスラムダンクの今後の動向にこれからもファンの注目が注がれます。

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