【フェアリーテイル】ガジル・レッドフォックスの強さと魅力を考察！最後や声優は？

ガジル・レッドフォックスはフェアリーテイルに登場するキャラクターです。ここではフェアリーテイルがどんな作品なのか、作品概要とあらすじを紹介します。

フェアリーテイルは2006年から2017年まで、週刊少年マガジンで連載されていた少年漫画です。魔法を題材としたファンタジーです。単行本は全部で63巻出ており、2009年からはアニメ化され、2018年にファイナルシリーズが放送されています。

フェアリーテイルの世界では魔道士を職業にしている人々がおり、魔道士達はギルドに所属していました。ギルドは仕事の依頼が来る仲介業者のようなところです。魔道士を目指すルーシィは、ある時「火竜(サラマンダー)」の異名を持つ「火の滅竜魔導士」のナツと羽の生えた猫のハッピーに出会います。

ルーシィはナツが所属している「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」というギルドに加入することになります。自由奔放な魔道士が集まるギルドには、「妖精女王(ティターニア)」という通り名を持つエルザや、氷の魔法を扱うグレイという実力者達が揃っていました。鉄の森編では、ナツとルーシィはエルザとグレイと一緒に闇ギルド「鉄の森(アイゼンヴァルト)」の企みを阻止します。

ガルナ島編では、ナツがこっそり持ち出してきたS級クエストに向かうために、ナツとルーシィ、グレイがガルナ島に向かいます。その島に住んでいる人々は、呪いによって悪魔になってしまうことに悩んでいました。

幽鬼の支配者編では、ナツ達がガルナ島から帰ってくるとガジル・レッドフォックスによってギルドが壊滅状態に陥っていました。これによって「妖精の尻尾」と「幽鬼の支配者」は全面戦争をすることになります。楽園の塔編では、過去に奴隷として捕まっていたエルザが再び楽園の塔に拉致されてしまいます。

バトル・オブ・フェアリーテイル編ではラクサスが「妖精の尻尾」の現状にしびれを切らして、魔道士同士を戦わせるバトルを開催します。ニルヴァーナ編では、強敵の闇ギルド「六魔将軍(オラシオンセイス)」を殲滅するために「妖精の尻尾」「青い天馬(ブルーペガサス)」「蛇姫の鱗(ラミアスケイル)」が同盟を組み、戦いに備えます。

エドラス編では、消えた仲間たちを探すためにナツ達は別世界であるエドラスへと向かいます。天狼島編では、S級魔道士昇格試験が開かれます。「妖精の尻尾」からナツを含めた8人が参加資格を得ることができ、試験クリアを目指します。大魔闘演武編ではS級魔道士昇格試験から7年が経っていました。「妖精の尻尾」は弱小ギルドになっており、ナツ達は名声を取り戻すために最高のギルドを決める大魔闘演武に参加します。

冥府の門編では聖十大魔道のウォーロッドから、巨人たちが住む太陽の村を救ってほしいという依頼を受けます。太陽の村では巨人たちが長年氷で眠らされていたのです。ナツ達は早速太陽の村に向かいます。黒魔術教団編では、「妖精の尻尾」に解散命令が出てナツ達は旅に出ます。一年後、ルーシィはナツ達と再開し、かつての「妖精の尻尾」の仲間を探しにいきます。

アルバレス帝国編では「妖精の尻尾」が再結成されます。そんな折り、評議院に潜入していたメストに、かつての「妖精の尻尾」のマスターだったマカロフを助けてほしいと依頼されます。一年前にギルドを解散したのは、マカロフがアルバレス帝国からギルドの仲間を守るためだったと知り、ナツ達はマカロフを救いに行きます。

ガジル・レッドフォックスはフェアリーテイルでは当初敵として現れ、フェアリーテイルの魔道士達に圧倒的な強さを見せつけました。そんなガジル・レッドフォックスは一体どんな人物なのか、プロフィールをや性格などを紹介します。

ガジル・レッドフォックスは年齢不明で、誕生日もわかっていません。ナツと同じく竜に育てられた「鉄の滅竜魔導士」で、ガジル・レッドフォックスを育てた親のドラゴンは「メタリカーナ」です。黒くボサボサとした長い髪が特徴的で、筋肉質な体つきをしています。眉や鼻など顔にはピアスをたくさんつけており、いかつい顔立ちをしています。

ガジル・レッドフォックスはとても凶暴で、無口で愛想も悪い性格をしていました。そんな性格のため、「妖精の尻尾」に入りたての頃はなかなか馴染めず、むしろ警戒されていました。しかし、「妖精の尻尾」で仲間の大切さを知り、レビィと行動を共にするようになってからは性格も丸く穏やかになっていきます。

音楽が趣味で、大魔闘演武ではサングラスをかけて白いスーツ姿でギターを持って弾き語りをしていました。しかし、弾き語りや音楽が趣味というだけで歌が得意なわけではありません。また、一人旅をしていた時はあらゆる土地の温泉巡りをしていました。

ガジル・レッドフォックスは「幽鬼の支配者(ファントムロード)」というギルドのメンバーでした。素行が悪く凶暴だったため、同じギルドのメンバーからも「ガジルさん」と呼ばれて怖がられていました。ガジル・レッドフォックスが所属していた「幽鬼の支配者」のマスターは、「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」のマスターであるマカロフと仲の悪いジョゼでした。

「幽鬼の支配者」は隙を狙ってガジル・レッドフォックスに「妖精の尻尾」のアジトを破壊させました。さらにはレビィ達3人コンビのシャドウギアというチームを襲って公園の木に吊るし、暴行を加えます。それまでマカロフは冷静を保っていましたが、このことにより堪忍袋の緒が切れ、「幽鬼の支配者」と「妖精の尻尾」は全面戦争となりました。

しかしガジル・レッドフォックスはナツとの戦いに敗れ、ジョゼの企みも阻止されます。その後評議会から「幽鬼の支配者」には解散命令が下されます。これをきっかけにガジル・レッドフォックスは「妖精の尻尾」に加入することになりました。

「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に入った後は、誰ともパートナーを組まずに一人でいることが多くなります。特に酷い目に合わせてしまったシャドウギアはガジル・レッドフォックスに辛辣で、ジェットとドロイからは制裁を与えられてしまいました。その制裁には抵抗することなく甘んじて受け入れます。

しかし、その後ラクサスによって行われたB.O.F.T(バトル・オブ・フェアリーテイル)ではナツと争いながらも協力し合い、ラクサスになんとか勝利します。

ガジル・レッドフォックスのその性格や「妖精の尻尾」での立場からマカロフに二重スパイを任され「、大鴉の尻尾(レイブンテイル)」に加入します。「大鴉の尻尾」は、ラクサスの父でマカロフの息子であるイワンが立ち上げた魔道士ギルドです。マカロフはガジル・レッドフォックスを使って「大鴉の尻尾」の情報を盗んでいました。

ガジル・レッドフォックスはナツとはまた違った強さを持っているキャラクターです。攻撃も防御も得意なだけでなく、元々持っている身体能力の高さも強さの秘訣です。また、前線で戦闘するだけでなく、サポート役としても優れています。攻撃・防御・サポートとオールマイティーに戦うことができる強さが魅力的です。

ガジル・レッドフォックスは400年前の世界からやってきた住人で、アクロノギアを倒すために竜達が育て上げた人間の依代の一人です。滅竜魔導士達は自分の属性を食べることでそれをエネルギーや力にして戦ったり、体力を回復することができます。ガジル・レッドフォックスは「鉄の滅竜魔導士」で、鉄を食べることで攻撃や防御の増幅ができます。

ガジル・レッドフォックスに滅竜魔法を教えたのはメタリカーナという鉄竜でした。銀色の竜で全身が鋼鉄で覆われています。x777年7月7日にガジル・レッドフォックスの前から姿を消し、それから行方が分からなくなっていました。実はメタリカーナはガジル・レッドフォックスの体の中に入り込んでおり、アクノロギアとの戦いに備えていました。

ガジル・レッドフォックスはその強さを引き出すいくつかの技があります。「鉄竜棍(てつりゅうこん)」は腕や足を鉄の棍棒に変える技です。鉄にした部分は分離することもできます。「妖精の尻尾」の本部を串刺しにするほどの強さがあります。

「鉄竜剣(てつりゅうけん)」は腕や足を鉄製の剣に変えることができる技です。「鉄竜槍 鬼薪(てつりゅうそう きしん)」は手を鉄の槍に変えて突くことで攻撃を繰り出す技です。「鉄竜の咆哮(てつりゅうのほうこう)」は細かい鉄の破片を含んだ咆哮で、口から竜巻のようにして鉄の破片を吐き出し、敵を切り刻みます。

「鋼竜剣(こうりゅうけん)」は炭素を含ませることで自ら作り出す鉄を鋼に変えて造形した剣です。鉄竜剣よりも硬度が上がっています。そしてガジル・レッドフォックスの滅竜奥義は、「業魔・鉄神剣(ごうま・てつじんけん)」です。両手を鋼鉄の剣に変化させて敵に斬撃を与えます。斬撃の強さは凄まじく、一撃で何人も吹き飛ばすことができます。

技は体の一部を鉄や武器に変化させるものが多いのですが、全身を鉄の鱗に変化させて防御することもできます。また、自分の体を鉄にするだけでなく、鉄を作り出して武器を造形することもできます。そのため、自分で戦う強さだけでなく防御やサポートまでこなすことができるのです。

フェアリーテイルの第2部では、ガジル・レッドフォックスは天狼島で7年もの間眠っていました。目覚めたガジル・レッドフォックスは、魔道士ギルド最強を決める大魔闘演武というフェスティバルにBチームとして戦います。ガジル・レッドフォックスは「剣咬の虎(セイバートゥース)」という魔道士ギルドのローグ・ニーチェと戦うことになります。

ローグ・ニーチェは「第三世代の滅竜魔導士」で、ガジル・レッドフォックスとの戦いの中、謎の影によって操られてしまいます。ガジル・レッドフォックスは影に操られたローグ・ニーチェに圧倒されてしまいます。しかし、ガジル・レッドフォックスはローグ・ニーチェの影を食べ、鉄影竜になって倒します。

そうしてローグ・ニーチェを正気に戻すことができました。ガジル・レッドフォックスはモード鉄影竜になると、全身を鉄にして影を纏うことができます。たまたま手にすることができた能力ですが、本来の鉄を使った技の応用のようなもので、圧倒的な強さがあります。

ガジル・レッドフォックスは、自分の相棒を探していました。ナツのような猫の相棒が欲しいと思っていたのです。そんなガジル・レッドフォックスの相棒になるパンサーリリーは、エドラス編で登場しました。パンサーリリーはエドラス王国の第一魔戦部隊隊長で、ガジル・レッドフォックスと戦うことになります。

しかしその後、戦ったガジル・レッドフォックスから「妖精の尻尾」に入らないかと誘われて加入することになります。元の姿は筋肉質で身長は2mあり、ガジル・レッドフォックスよりも大きいのですが、アースランドでは小さい姿になってしまいました。しかし気合を入れればこの身長に戻ることもできます。自分の身長よりも4倍ものサイズの大剣を使う隊長といわれるだけの強さを持っています。

基本的にガジル・レッドフォックスはドSな性格のため、あまり人付き合いはよくありません。特にナツとはよく喧嘩する中で、仲間になっても何かと言い争っています。また、ナツと共闘する時もライバル心を燃やしながら敵と戦っています。一方で、「妖精の尻尾」加入時にあれだけ険悪な仲だったシャドウギアの3人とは仲良くなっており、特にレビィとの関係は深まっています。

その辺の建物などに使われている材質が鉄であればなんでも食すことができるので、戦闘中にそこに鉄があればとても有利な戦い方をすることができます。ナツのような炎ではなく身近にあるものを使えるのも、ガジル・レッドフォックスの強さに繋がっています。

また、レビィが作り出す「立体文字(リゾットスクリプト)」の「IRON(鉄)」を食べても自分の力にすることができます。魔法を作り出すためには鉄を食す必要がありますが、銅や銀など鉄以外のものも食べることができます。

エドラスは、フェアリーテイルの世界であるアースランドとは別の世界のことです。エドラスにはナツの相棒であるハッピーのような羽のついた猫がおり、神のように崇められていました。エドラスにはアースランドに住む人物と同じ名前の人物が存在していました。しかし、名前が同じだけで性格は全く異なります。

エドラスでのガジル・レッドフォックスはアニメでのみ描かれています。一人称は「僕」で、丁寧な口調で喋ります。髪型も異なっており、ぼさっとした頭はパーマをかけていました。また、メガネをかけてシルクハットを被っています。眉や鼻にあったピアスはなくなっており、耳に2つつけているだけです。きっちりとしたスーツ姿のため、アースランドのガジル・レッドフォックスとは真反対の印象です。

フェアリーテイルではガジル・レッドフォックスとレヴィの親密な関係が描かれています。二人は最後どうなったのか、ここではガジル・レッドフォックスとレビィの最後を紹介します。

レビィは本名をレビィ・マクガーデンといいます。「妖精の尻尾」に加入してる17歳の女の子です。フェアリーテイルの初期では「妖精の尻尾」に所属しているモブキャラの一人でした。しかし読者からの人気があり、徐々に物語本編に関わってくることになります。スレンダーな体型で胸が小さいことを気にしています。

本が好きで語学をいくつも習得しており、古代文学の翻訳や術式魔法を得意としています。戦う時は「立体文字(ソリッドスクリプト)」という魔法を使います。これは空中に書いた文字がその形質となって現れる魔法です。技には「FIRE(炎)」「AIR(空気)」「IRON(鉄)」「STONE(石)」などがあります。

ガジル・レッドフォックスとレビィは最悪の形で出会いました。まだ「幽鬼の支配者」に所属していたころ、「妖精の尻尾」に喧嘩を売るためにシャドウギアの3人に暴行を加え、木に吊るしたのです。最初の出会いは最悪でしたが、ガジル・レッドフォックスが「妖精の尻尾」に加入した後、彼に報復はしませんでした。

「S級魔道士昇格試験」でレビィとガジル・レッドフォックスはパートナーを組みます。そのことがきっかけで二人は行動を共にするようになり、仲間以上の感情を持ち始めます。

ガジル・レッドフォックスとレビィは、本編の最後となるパーティー中にレヴィから何かを耳打ちをされています。その直後、ガジル・レッドフォックスは顔を赤らめており、それを偶然聞いていたルーシィとウェンディも赤面しました。そして本編最後の話からその後を描いた「100YEARSQUEST」では、レビィがお腹をさすっている姿が描かれています。

ガジル・レッドフォックスの声優を担当したのは、波多野歩です。波多野歩はどんな声優なのか、ここでは波多野歩のプロフィールや出演作品を紹介します。

波多野歩は81プロデュースに所属しており、声優・歌手として活動しています。妻は声優や舞台女優として活動している橋本まいです。2008年には第2回声優アワード新人男優賞を受賞している実力者です。声優の世界に入ったのは、母親がアニメが好きで声優に詳しく、よく昔から声優の話を聞かされて興味がわいたのがきっかけでした。

声優の波多野歩が出演した作品には、「這いよれ!ニャル子さん」の余市健彦役、「ダイヤのA」の増子透役、「黒子のバスケ」の実渕玲央役、「アルスラーン戦記」のジャスワント役などがあります。吹き替え声優として出演した作品には、「明日、君がいない」のマーカス役、「CHAPPIE/チャッピー」のディオン・ウィルソン役、「トワイライト・オブ・ブラッド」のトム・ホクシー役などがあります。

ガジル・レッドフォックスがレビィに想いを伝えるシーンは泣けると人気です。別れを悟ったガジル・レッドフォックスが最後に言った言葉は、初登場時のガジル・レッドフォックスからは想像出来ないような言葉です。それだけレビィの存在が大きくなっていることが分かります。

ガジル・レッドフォックスがレビィを大切に思い、未来を想像するほどに変わるとは読者も思っていませんでした。最後のセリフには自分を変えてくれたレビィに感謝と一緒にいたいという気持ちをぶつけており、今までのガジル・レッドフォックスを思うと泣けてくるという方もいました。

モード鉄影竜はかっこいいと評判です。アニメでは話の最後に登場し、盛り上げてくれました。最後は漫画でもかっこよかったのですが、アニメでは声や動きがつくのでさらにかっこよさが増しています。

ガジルはとてもナツとハッピーのような関係性を羨ましがっていました。エドラス編ではパンサーリリーと出会い、物語の最後にはガジル・レッドフォックスの相棒になりました。相棒になるシーンでは最後に泣いて喜ぶほど嬉しがっていたので、相当相棒が欲しかったことが伺えます。

ガジル・レッドフォックスは「鉄の滅竜魔導士」で、鉄を食べて魔法を使うキャラクターでした。性格は粗暴でしたがレビィと出会ったことで愛を知り、レビィを守って戦うシーンでは最後に言ったセリフがとてもかっこいいと人気でした。そしてフェアリーテイルの物語の最後にはついに二人の間に子供ができます。

ガジル・レッドフォックスの声優は、「ダイヤのA」の増子透役の声優などで知られる波多野歩が務めています。アニメはついに最終章に突入しているので、ぜひガジル・レッドフォックスに注目して観てみてください。