フェアリーテイル・ラクサスの強さに迫る！父・祖父の正体とは？

「FAIRY TAIL（フェアリーテイル）」は、2006年から2017年まで週刊少年マガジンで連載されていた冒険ファンタジー漫画です。様々な魔法を使う魔導士たちがたくさん登場します。また2009年から2016年までテレビアニメが放送され、2018年にはファイナルシリーズの放送が決定しています。今回は、フェアリーテイルの登場人物の一人であるラクサスについて、プロフィールや必殺技などを画像と共に紹介していきます。

フルネーム:ラクサス・ドレアー、年齢:23歳、声優:小西克幸、速水秀之（幼少期）です。ギルド「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」の中でも数少ない（現役は5人のみ）かなりの実力を持ったS級魔導士です。右目に大きな傷があり逆立った金髪に、もふもふとしたロングコートを羽織っています。普段はクラシックとロックを融合した音楽が好きで、常に先の尖ったヘッドフォンを耳に付けて葉巻を吸っています。

23歳らしくない風貌と葉巻からガジルにはおっさんと呼ばれていたこともあるみたいです。しかし、その男らしい顔立ちやガタイのいい体格から、大魔導演武終了後のパーティーでは女性たちから付きまとわられていたほどモテモテのラクサスです。

人付き合いが苦手で、相手をバカにした冷酷な言動や態度からフェアリーテイルのミラジェーンをはじめとした多くのメンバーから嫌われていて、ナツやエルザたちともかなり仲が悪かったようです。しかし実際は、フリード・ジャスティーン、ビックスロー、エバーグリーンの三人から成るラクサス親衛隊「雷神衆」のメンバーからも非常に慕われていて、とても仲間想いで純粋な心の持ち主です。

好きなものは「強者」嫌いなものは「弱者」で、最終目標は「誰もなめられねえ史上最強のギルドを作ること」と、かなりひねくれていますが、ラクサスはそれほどの強さを持ち合わせているので納得してしまいます。

ラクサスの祖父は、フェアリーテイルの3代目マスターマカロフです。幼少期は、マカロフを「じーじ」と呼ぶほど慕っていたラクサスですが、周りから次期後継者と期待されることを次第に苦悩に感じてしまい、強さへの執着がどんどん強くなっていきます。青年期には「マスターの座を譲れ」と度々マカロフに迫るほど、反抗的になっていってしまいます。

マカロフの息子であり、ラクサスの父であるイワン・ドレアーはかつてフェアリーテイルに所属していましたが、仲間の命を脅かす過ちを起こしてしまったことでマスターマカロフからフェアリーテイルを追放されてしまいます。父イワンが追放されたことで、ラクサスはますます祖父マカロフと対立していきます。

イワンはフェアリーテイルから追放された後、闇ギルド「大鴉の尻尾（レイブンテイル）」のマスターとなり、フェアリーテイルとの戦争のために資金を集めているところ、過去にラクサスに埋め込んだ滅竜魔法の魔水晶が高値で売れること知り、ラクサスを狙います。

ちなみに、ラクサスの祖父マカロフの父はユーリ・ドレアーでメイビスやウォーロッドと同じくフェアリーテイルギルド創設期のメンバーの一人です。ギルド創設メンバーだったユーリ、祖父であるマスターマカロフに続き、レイブンテイルのマスターである父イワンまでくるとラクサスの強さも納得です。

幼少期体が弱かったラクサスは、父イワンに体内に滅竜魔法の魔法水晶（ラクリマ）を組み込まれたことで雷の滅竜魔道士となりました。ドラゴンスレイヤーとは、ナツやガジル達のようにドラゴンに育てられた者たちのことですが、ラクサスも魔法水晶を埋め込まれたことで第二世代のドラゴンスレイヤーとなります。ドラゴンスレイヤーのように乗り物酔いする体質や雷への耐性を持っているようです。

フェアリーテイルと仲が悪かったギルド「幽鬼の支配者（ファントムロード）」がフェアリーテイルのアジトを崩壊し、メンバー三人を拉致し暴行を加えたことで、フェアリーテイルとの全面戦争になった一件や、フェアリーテイルに対する周囲の反応、ガジルとジュビアをマスターマカロフがフェアリーテイルに受け入れたことにしびれを切らしたラクサスでした。

収穫祭の前に雷神衆と共に「バトル・オブ・フェアリーテイル」を開催し、マスターマカロフからマスターの座を譲るように脅迫します。ナツとガジル、滅竜魔導士二人で共闘してラクサスを倒そうとしますが、実力は圧倒的で二人は全くラクサスに歯が立ちませんでした。しかしナツの最後までの粘り強さと、ラクサスの攻撃を身を呈してかばったガジルの底力によって、ついにはラクサスが負けてしまいます。

「バトル・オブ・フィールド」の騒動が終結した後に、ラクサスはマスターマカロフから仲間の命を危険に晒した責任を問われ破門を言い渡されます。

その際、ラクサスはマスターマカロフのことを幼少期の頃のように「じーじ」と呼び、収穫祭にギルドの仲間からメッセージを受け取り、涙ながらにフェアリーテイルを去っていきました。雷神衆の三人は最後までラクサスの破門に抵抗していましたが、他の三人は破門を免れ、ラクサスだけが去ることになりました。

マスターマカロフに破門を言い渡された後ラクサスは放浪生活を送っていましたが、祖父とフェアリーテイルの仲間への思いが消えることはありませんでした。マスターマカロフの危機を感じ取ったラクサスは三代闇ギルドの1つである「悪魔の心臓（グリモアハート）」のマスターハデスとの決戦に乱入します。五人がかりでも歯が立たなかったハデスに、ラクサスは一人で渡り合うほどの強さを見せました。

そしてラクサスは、ハデスの魔法を直撃で受けながら、残った自分の魔力をナツに貸し与えたことで無事、フェアリーテイルはハデスに打ち勝つ破ることが出来ました。天狼島から帰還した後は、ギルダーツの配慮もあって無事フェアリーテイルに復帰したラクサスですが、放流生活の甲斐あってか、ギルドメンバーとの交流も深まり人付き合いも以前に比べるとかなり良くなっていきました。

大魔闘演武でラクサスは、ミラジェーン、ガジル、ジュビア、ミストガン（ジェラール）と共にフェアリーテイルBチームを結成し出場します。参戦三日目のバトルパートで、父イワンのギルド「大鴉の尻尾（レイブン）」と戦います。イワン達の不正により、傷ついた仲間たちの思いを胸に一人でレイブンのメンバーを全滅させます。その後、悪事を暴かれたレイブンは評議会へと連行されていきます。

大魔闘演武のチーム編成後、最終日で同じ雷の魔法を操る「剣咬の虎（セイバートゥース）」のオルガとラクサスは対峙しますが、ギルド「蛇姫の鱗（ラミアスケイル）」の最強の魔導士であり、聖天大魔道の序列五位でもあるジュラ・ネェキスが途中で乱入してきて、一撃でオルガを倒してしまいます。

圧倒的な力をみせるジュラにラクサスも苦戦しますが、死闘の末に見事勝利します。マスターマカロフも、人類最強とも謳われていたジュラを倒したラクサスの強さには驚いていました。仲間の思いを背負い戦ったラクサスは本当に強いです。大魔闘演武はフェアリーテイルの優勝で幕を閉じます。

雷属性の魔法を使い、電撃で高速移動をしたり相手を麻痺させるラクサスの必殺技をまとめていきます。

「レイジングボルト」父イワンにラクリマを埋め込まれ使えるようになった雷の滅竜魔法です。「雷竜の咆哮」は口から電撃を繰り出します。「雷竜方天戟」は雷で方天戟を創り出し敵に投げつけます。「雷竜の顎」は相手を貫く巨大なドラゴンの形をした雷電「術式」フリードから教えてもらい使えるようになりました。このようにラクサスには様々な技があります。

以上が、フェアリーテイルに登場するラクサスのまとめとなります。ラクサスの強さや過去を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか？以前は冷酷な言動と態度でフェアリーテイルの仲間からも嫌われていたラクサスですが、本当は仲間想いでかなりの実力の持ち主であることがわかりました。

見た目とは違い、熱い想いを持ったラクサスをより一層好きになった読者もいるのではないでしょうか？これからのラクサスの活躍にますます期待できそうです！