2019年05月27日公開
2019年05月27日更新
【ワンピース】ロビンの声優が山口由里子から変わった?一時期代役だった理由は?
ワンピースと言えば今尚続く人気アニメですが、長く続くアニメだけに登場するキャラの中には途中で声が途中変わったと噂になっているキャラもおり、その中の1人が麦わらの一味のメンバーであるニコ・ロビンです。山口由里子さんが声優を務めていますが一時的に小林優子さんが代役を務めていた事があります。今回はニコロビンについて、そのキャラクターや声優の変遷についても紹介していきます。
ロビンの声優は山口由里子
ワンピースのロビンのプロフィール
ワンピースのニコロビンは麦わらの一味の一員で「空白の100年」を解き明かそうとしている考古学者です。西の海のオハラ出身で幼少期から「悪魔の子」の異名で賞金首になっています。初登場時は28歳で2019年現在は30歳になっています。身長は188cm、誕生日は2月6日、オハラ出立時に7900万ベリーだった懸賞金は2019年5月時点でその懸賞金は1億3000万ベリーになっています。
またワンピースは長い連載の中で麦わらの一味を中心に様々なイメージが発表されていますが、ニコロビンはイメージ動物は「鶴」、イメージナンバーは「07」、イメージカラーは「紫」、イメージの花は「カサブランカ」、イメージする国は「ロシア」、イメージする職業は「客室乗務員」、麦わらの一味を家族に例えると「母」などというのが設定されています。
ロビンの声優・山口由里子とは?
麦わらの一味の中では冷静沈着で大人の雰囲気を醸し出すロビン。そんなロビンの声優はゆる子の愛称で知られる声優山口由里子さんです。
山口由里子のプロフィール
山口由里子さんは1990年代から活動する声優さんです。ゆる子という愛称で知られ元々は舞台女優と平行して声優業を行っていましたが2013年に現在の所属事務所青二プロダクションに所属してからは声優業がメインの仕事になっています。
山口由里子の経歴
山口由里子さんは1965年に大坂府で生まれ、円演劇研究所専攻科を卒業して声優になりました。当時から基本的には声優事務所に所属しながら舞台女優としての仕事が多くこなしていました。
ロビンの声優・山口由里子の代表キャラ
その経歴からデビュー時期から考えると演じているキャラクターこそ少ないですがその作品を象徴するようなキャラクターも複数演じています。
代表作①エヴァのリツコ
出典: https://festy.jp
声優山口由里子としてその知名度を獲得するきっかけとなったのが「新世紀エヴァンゲリオン」で演じた赤木リツコ役です。エヴァンゲリオンの開発責任者でヒロインの1人でもある事から出番も多いキャラクターです。基本的に冷静沈着でクールビューティーな印象をもたれやすいキャラクターでロビンに通ずる部分があります。
代表作②ワンピースのニコ・オルビア
ワンピースでは出演期間の長い麦わらの一味の声優を筆頭に、名義を専用の名義に変えて普段演じる麦わらの一味のキャラクターとは別のキャラクターを演じる事がありますが、山口由里子さんも同様にワンピースの中で複数のキャラクターを演じています。その代表例がロビンの母、ニコ・オルビアです。ロビンと同じく考古学者でオハラがバスターコールに合った際を描くオハラ編にて登場しました。
ちなみにこのオルビア役は作者である尾田栄一郎さんの直々の指名で決まりました。ニコ・オルビア以外にもアマゾンリリーの九蛇海賊団の戦士であるキキョウやウォーターセブン編で登場したヤガラ、ビッグマム海賊団の一員でシャーロット家29女のシャーロット・ジョスカルポーネなど主にロビンが長期間出演しないような場面を中心に複数のキャラクターを演じています。
ロビンの声優が変わった?一時期代役だった理由は?
ロビンの声優は変わっていない
ロビンの麦わらの一味の中でも声優が変わった?と言われる機会が多いキャラクターですが実際の所、バロック・ワークスの副社長ミス・オールサンデーとしてロビンが初登場してから2019年5月現在まで山口由里子さんが演じ続けている為、変わったというのは事実ではありません。ただし山口由里子さんが一時期声優を休業した際に代役を立てていた時期は存在しています。
それは2007年2月~6月のおよそ4ヶ月の間の事です。ロビンの声優が変わったと言われる理由はこの時に放送されたアニメの話数でいうと299話から319話の内容にあります。この時ワンピースはちょうどエニエス・ロビー編が展開されている最中でロビンにとって重要なシーンの連続であった事から、その後のワンピースを見て変わった?と感じる人が生まれる結果になってしまいました。
幸いにもエニエス・ロビー編でも一番の名言と言われるロビンの「生ぎたい!!!」こそ278話で山口由里子さんが演じていますがその後の重要なシーンは小林優子さんに任せた形になっています。このタイミングは仕方なかったとはいえ山口由里子さんも演じたかったと後に言っており、後に「ワンピースログコレクション」のエピソードオブメリーで改めて演じられてよかったという発言を残しています。
ロビンの声優が代役だった理由は産休
ロビンの声優の山口由里子さんから代役を立てた後に復帰した理由としては山口由里子さんが産休を取っていた為です。産休と復帰の目処が立つ理由だった為に交代ではなく代役という形でした。産休が明けて復帰して以降は変わらず2019年5月までアニメ、劇場版、ゲーム等々ロビンが登場する作品には全て山口由里子さんが声を当てています。
ちなみにこの期間、山口由里子さんが同じくレギュラーで出演していた「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」のジョーイ役も同じく代役を立てる形で産休明けには復帰しています。
ロビンの代役・幼少期の声優
ロビンの代役声優は小林優子
山口由里子さんが産休を取っている間、代役として声優を務めたのが元々同じ所属事務所である小林優子さんです。
小林優子のプロフィール
小林優子は1982年より声優として活動しており、過去には山口由里子さんと同じ事務所の先輩だった事もある声優さんです。アニメへの出演はもちろんですが洋画や海外ドラマの吹き替えなど幅広く出演している声優さんで、ゲストキャラクターの出演も多い実績を買われてロビン役の代役に抜擢されたそうです。
小林優子の主な出演作
小林優子さんのアニメ声優としての出演咲くとしては「ポケットモンスター」シリーズのオーキド・シゲル役が有名です。それ以外にも「忍たま乱太郎」の山本シナ役、佐武虎若役、恵々子役、「天地無用」の白眉鷲羽役、「アリスインナイトメア」のアリス役などを演じています。
ロビンの幼少期声優は永井杏
ロビンはオハラ編でその幼少期も描かれていますが幼少期の声優も山口由里子さんや小林優子さんとは別に声優を立てています。ロビンの幼少期役を務めたのが永井杏さんです。
永井杏のプロフィール
永井杏さんは4歳から東京児童劇団に所属し、子役として多数の作品に参加した女優さんです。本業は女優さんですがそのソプラノの高い声質を生かして声優業も平行して行っており、ロビンの幼少期役に抜擢サれました。しかし2011年に引退を発表し芸能活動を終えてしまっています。
永井杏の主な出演作
本業は女優である永井杏さんの出世作となったのが2003年放送の深夜ドラマ「ニコニコ日記」です。その後「女王の教室」で主要な生徒役、大河ドラマ「功名が辻」では主人公の幼少期を演じるなどして注目されました。声優としては「きっかけはラフくん」で演じたウメ役をきっかけにワンピースでも劇場版映画「ワンピースザ・ムービー オマツリ男爵と秘密の島」にデイジー役として出演していた事があります。
ロビンの魅力
魅力①ハナハナの実の能力
ロビンと言えば麦わらの一味の中でも悪魔の実の能力者の1人です。その能力ハナハナの実は身体一部を任意の場所に好きなように咲かせる事ができるという能力でかなり応用力の高い能力になっています。対人戦では主に相手の身体から腕を生やして関節技を決める戦法を得意としています。それ以外にも足場代わりにして仲間を移動させたりルフィに腕を伸ばさせて海底の様子を見るなど様々な場面で活躍しています。
革命軍に同行していた2年の間にさらにその使い方は強化され、身体全部をはやして分身のように使ったり、身体の部位をあわせる事で巨大化させたりとさらにその使い方に磨きがかかりました。
魅力②ツッコミ
ボケキャラの多い麦わらの一味においてロビンは貴重なツッコミキャラです。無闇矢鱈にツッコムわけではなく普段は大人の余裕でそのやり取りを楽しんでいる節もありますが必要に応じて的確なツッコミを入れています。普段は冷静なツッコミが多いロビンですが、パンクハザード編で身体と魂が入れ替わりチョッパーの身体にフランキーが入った際には喋る度に「喋らないで」と感情優先のツッコミをした事もあります。
魅力③過酷な過去
麦わらの一味に加入して大人の魅力を遺憾なく発揮しているロビンですがその過去はまさに過酷の一言に付きます。幼少期には既に悪魔の実の能力者だったロビンはオハラでは冷遇を受けていました。そんなロビンを受け入れてくれた考古学者達もロビンが8歳の時にバスターコールを受けて全滅。唯一生き残ったロビンも8歳にして「悪魔の子」の異名で賞金首となってしまい以降裏社会で懸命に生きていく道を余儀なくされる事になります。
魅力④サウロとクザンとの関係
全滅したオハラで唯一ロビンが生き残る事が出来たのがサウロとクザンのお陰です。サウロは当時の海軍中将である巨人族で捕縛されたロビンの母、オリビアの脱獄を手引き海軍を脱走してオリビアをオハラまで送り届けます。そこで出会ったロビンに「仲間に出会える」と教えたのがサウロです。ロビンはこの言葉があったからこそ麦わらの一味に加入できたと言えます。
クザンは後に海軍大将となるヒエヒエの実の能力者ですが、オハラのバスターコールの際既に中将になっていました。脱走したサウロを追ってオハラに来るも親友だったサウロの遺志を察してロビンを逃がすのを許しました。以降海軍大将となって以降もロビンの同行を静観し続けていましたがロビン自身が死にたがっていると感じ取った結果CP9にバスターコール権限を譲渡する結果に繋がっています。
ロビンの声優に関する感想や評価は?
ここからはロビンの声優が変わった?とするロビンの声優に関しての感想を紹介していきます。ロビンの声優に関してはエニエス・ロビー編頃に代役だったという噂だけが広まり多少勘違いもあるような感想が多いです。
ロビンとりっちゃんの中の人、山口由里子さん大好きなのですが、ワンピースのロビンの見せ場、「い”き”た”い”」は、産休中で代理の方が演ってたのが、残念で仕方ない、と実は思ってる。山口さんの声で演って欲しかったな。
— なつり (@ntr112) February 21, 2016
上記のツイートのように「生ぎたい」も代役だった小林優子さんが演じたように思っている人も多くなっているのが現状です。ただ勘違いはあってもエニエス・ロビー編全体で見れば小林優子さんが演じていた期間も長い事からロビンの見せ場といえるエニエス・ロビー編で代役だった事を残念がる声は多いです。
アニメ本編のエニエスロビー編でロビン役の山口由里子さんは途中から産休で代役になってたから、エピソードオブメリーで声をあてれて良かったのかも。「みんなありがとう」って言うシーンを山口さんの声で聞けてうれしい。
— 青葉 (@aobawrs) August 26, 2013
言ってしまえばロビンの為のエピソードであるとも言えるエニエス・ロビー編。そこで代役を立てた事には山口由里子さんも葛藤があったという事は既に紹介した通りですが、ワンピースのエピソード単位でのDVDコレクション「ログコレクション」のエピソードオブメリーにて改めて山口由里子さんがエニエス・ロビー編全編を演じた際には良かったという感想が集まる結果となりました。
ワンピースのロビンの声優が一時期代役だったの初めて知ってよくよく聞いてみたら確かにいつものロビンの声と違くてその違和感の無さに驚愕してる
— とうりまい@姫昔よもぎ (@GblDznPkmJ) January 9, 2018
残念という声が多い一方で同様に多いのが代役を務めた小林優子さんに対する賞賛の声です。放送当時代役とはいえ変わった事に気づかなったという声も多く、また変わった事を知った上で見ても違和感がないという声もあります。代役でしかもロビンに取って重要なシーンの連続だけにこの大役をしっかりとこなした小林優子さんはすごいとする感想も多いです。
ロビンの声優まとめ
ロビンの声優はロビンがバロック・ワークス副社長ミス・オールサンデーとして登場して以来2019年5月現在まで声優山口由里子さんが演じており変わったという事実はありません。しかし一時期代役小林優子さんを立てていた時期がありそれがロビンの見せ場であるエニエス・ロビー編だった事もあって声優が変わったと感じる人が生まれる結果となっています。
ワンピースのアニメは1999年から20年に渡って放送されており、これまでに声優の交代は代役を立てての一時的な交代なども度々行われています。特にワンピースは物語の性質上、過去に登場したキャラクターが立場を変えて登場する事も多いので久しぶりの出番の際には声優さんが亡くなってしまっていたなんて例も複数あります。
ロビンを演じる山口由里子さんように産休で代役を立てる例も複数あり、最近ではシャーロット・プリン役を演じていた沢城みゆきさんが桑島法子さんを代役に産休した例もあります。今後もワンピースでは声優の交代や代役などが発生する場合は十分にありえるのでキャラクターの声にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?