【ワンピース】ルフィとエースは血の繋がった兄弟？二人の関係や母親を考察

今や世界中で大人気となっている漫画「ワンピース」！2019年3月現在までで第92巻まで発売されており、国内発行部数は3億8000万部以上を記録しています。そんなワンピースの物語としては、、主人公ルフィが海賊王になるために仲間たちとともに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求め航海の旅に出るというお話で、感動するエピソードも多いことで知られています。

まずは、ワンピースの主人公である「モンキー・D・ルフィ」のプロフィールについて紹介していきます。ルフィは海賊王を夢見る少年で、幼少期に誤って「ゴムゴムの実」を食べてしまったことがきっかけでゴム人間になってしまいます。その後成長したルフィは、17歳で航海に出て行く先々で仲間を集め、麦わらの一味の船長になります。

次に、「ポートガス・D・エース」のプロフィールについて紹介していきます。エースは白ひげ海賊団2番隊隊長であり、白ひげを父として慕っています。メラメラの実を食べた悪魔の実の能力者であり、その強さから「火拳のエース」として知られています。また、エースはマリンフォード頂上決戦において命を落としてしまいます。エースの死は、物語の時系列上で初めての死亡した主要キャラとしても有名になりました。

ワンピースのルフィとエースは盃を交わした兄弟であることは間違いありませんが、二人は血の繋がった兄弟であるという公式設定は存在しません。しかし、ルフィとエースには様々な共通点があることから、二人は血の繋がった兄弟なのではないかとファンの間でいわれています。そこで、ここからはルフィとエースが本当に血の繋がった兄弟なのか、共通点を挙げながら考察していきます。

ルフィとエースの共通点の一つ目は、「性格」です。ワンピースでは多くのキャラクターが登場しますが、そのキャラクターたちはとても個性が強く、同じような性格を持っているキャラクターはあまりいないようです。その中で、ルフィとエースの性格はそっくりだといわれています。ルフィとエースの性格の共通点としては、明るくて優しいところ、常に笑顔なところ、子供のように無邪気なところなど多数あります。

このようにルフィとエースの性格は非常に似通っており、ワンピースにおいてここまで性格が似通っていることは奇跡に近いことなのかもしれません。奇跡でないとするならば、尾田栄一郎先生が意図的にそのように設定していると考えられるのかもしれません。

ルフィとエースの共通点の二つ目は、「仲間思い」である点です。ルフィとエースは二人とも共通して仲間思いであり、仲間が危険に晒されていると考えるよりも先に体が動いてしまうタイプです。そして、仲間を守るためなら、それがどんなに強大で敵わないとわかっている相手でも絶対に諦めることなく立ち向かいます。このように、どんな状況であっても絶対に仲間を見捨てない点で二人は共通しています。

ルフィとエースの共通点の三つ目は、「超大食い」である点です。ルフィは大きな肉を一人で平らげてしまうほどの超大食いとして知られています。一方、エースもまたルフィに匹敵するほどの超大食いだと知られています。二人の大食いシーンでは、皿が高く積み上げられている点でも共通しています。

ルフィとエースの共通点の四つ目は、「すぐに居眠りする」という点です。ルフィとエースは二人とも、食事中であってもだれかと会話している最中であっても、眠くなれば寝てしまうという特徴があります。また、この特徴はルフィの祖父であるガープにも当てはまります。

では、ここからは共通点の多いルフィとエースの関係について整理していきます。ルフィとエースの父親は誰なのか、そして二人の意外な幼少期についても紹介していきます。

まず最初に紹介するルフィとエースの関係は、「父親」についてです。二人の本名は「モンキー・D・ルフィ」と「ポートガス・D・エース」であり、二人とも共通して名前に「D」が入っています。そのため、二人の父親は同じであると思った人もいるようですが、実は二人の父親は全くの別人です。二人の父親は、既にワンピースの作品上で判明しています。

ルフィの父親は、ワンピース第314話「最強の家系？明かされたルフィの父！」でルフィの祖父であるガープの口から明かされています。ガープのセリフによると、ルフィの父親は革命家の「モンキー・D・ドラゴン」のようです。

一方、エースの父親については暫くの間ワンピースの作中で明かされることはありませんでしたが、第550話「海軍本部衝撃！！エースの父親は海賊王ゴールド・ロジャーだった！！！」で判明しています。タイトルにも示してある通り、エースの父親は海賊王ゴールド・ロジャーであり、そのことを処刑台でセンゴクが告げています。

次に紹介するルフィとエースの関係は、「育ての母親」についてです。「生みの母親」については次項で考察していきます。実は、ルフィとエースの育ての母親は同じであることが判明しています。二人の育ての母親は、コルボ山の山賊の頭であるダダンという女性であり、二人ともダダンの元へとガープに連れてこられました。まずは作中で描かれているルフィとダダンの出会いについて紹介していきます。

ルフィは元々フーシャ村で育てられていましたが、そこでシャンクスたちと出会い「海賊王」になると言い出したり、悪魔の実を食べてゴム人間になってしまったりと祖父の思惑とは反して自由奔放に生きていました。ガープは実はルフィを「海軍」にしようと思っていたのです。そのため、このままではいけないと思ったガープがルフィをダダンの元へと連れてきたのです。ちなみにこの時すでにダダンの元にはエースがいました。

ここまでルフィとエースの共通点を紹介してきましたが、このようにルフィとエースには数々の共通点があるため、生みの母親が一緒なのではないかという説があります。そのため、ここからはルフィとエースの母親について考察していきます。

まずは、エースの生みの母親について紹介していきます。エースの生みの母親については、ワンピース第550話のセンゴクのセリフで判明しました。それによると、エースの母親はポートガス・D・ルージュだということです。前述したように、エースの父親はゴールド・ロジャーです。そして、ロジャーはルージュが子供を身籠ってから海軍に捕まってしまいました。

さらに、ロジャーの子供がもうじき生まれるという情報を掴んだ海軍は、ルージュがいる島でも妊婦を中心に捜索を始めます。ルージュは、海軍が目を光らせている今の状況で子供を出産すれば子供を連れて行かれてしまうと考えます。そこでルージュはロジャーとの子供を守りたい一心で、20ヶ月も子供を胎内に宿し続け、出産したといわれています。

また、海軍に捕まっていたロジャーは昔から因縁があったガープに自分の子供を託します。ガープはロジャーの言葉通りに、ルージュの出産に立ち会います。ルージュは出産後、倒れたような描写がありますが、ルージュの生死ははっきりとは描かれていません。ですがその後作中でルージュの登場はなく、無事に産まれた子供は「エース」と名付けられ、ガープによってダダンの元へと預けられました。

一方、ルフィの生みの母親は誰なのでしょうか？実は、ルフィの母親についてはワンピースの作中では未だ判明していません。そのため、ルフィの母親には何か重大な真実が隠されているのではないかとファンの間では話題になっています。

そこで、ここからはファンの間で提唱されているルフィとエースの母親についての説を紹介していきます。まず一つ目の説は、「ポートガス・D・ルージュがジュエリー・ボニー」だという説です。ジュエリー・ボニーとは「最悪の世代」の一人に数えられている人物で、ボニー海賊団の船長です。また、ジュエリー・ボニーは悪魔の能力者ですが、何の実の能力なのかは明言されていません。しかし、登場シーンから推測は可能です。

ジュエリー・ボニーは登場する際に「老婆」であったり、「子供」であったりするため、年齢を操作する能力ではないかといわれています。さらに、海軍たちの年齢も操作して若返らせたり年老いた姿にしたりするシーンもあるため、自分の年齢だけでなく周囲の人間の年齢も操作できるようです。そのため、ジュエリー・ボニーの年齢は推定22歳とされており、実年齢は不明となっています。

では、なぜそんなジュエリー・ボニーがエースとルフィの母親だといわれているのでしょうか？その理由は、ジュエリー・ボニーが年齢を操作できる能力者だからだといわれています。ポートガス・D・ルージュはエースを出産する際に、20ヶ月も胎内に宿し続けました。それほどまでの執念があったといわれていますが、普通の人間にそんなことができるのでしょうか？そのように考えると、ルージュは能力者であったとする方が自然です。

さらに、ジュエリー・ボニーの年齢を操作する能力があれば、子供の年齢を操作して胎内に宿し続けることが容易なのではないかといわれています。また、出産後ルージュが倒れる描写はありますが、明確に死亡している描写はありません。そのため、ルージュは自身の年齢を操作してジュエリー・ボニーとして現在も生きているという可能性もあるのではないかといわれています。

また、エースの母親がジュエリー・ボニーだとする理由としては、ジュエリー・ボニーがマリンフォード頂上決戦後に取った行動にあります。ジュエリー・ボニーはマリンフォード頂上決戦のニュースを読み、涙を流します。

さらに、「何もかもアイツのせいだ！」というセリフとともに新世界へと旅立ちます。このときジュエリー・ボニーが言っていた「アイツ」というのが誰だったのかは、2年後の新世界編で判明します。その人物とは、エースの死のきっかけを作った黒ひげだったのです。この一連の行動から、ジュエリー・ボニーとエースは親子関係なのではないかといわれるようになりました。

次に紹介するのは、「ルフィの母親がポートガス・D・ルージュ」だという説です。前述した説は、ポートガス・D・ルージュとジュエリー・ボニーが同一人物だという説でしたが、今回の説は二人が姉妹だったのではないかという説です。また、この説にはガープやダダン、ロジャーも密接に関係しています。まずは、ロジャーとガープの関係から順を追って説明していきます。

ロジャーが海軍に捕まってしまった時、ロジャーはガープに自分とルージュの子供を託します。しかも、ロジャーはその際に「（お前なら）やってくれるさ」という自信満々なセリフも残しています。昔からお互いのことを知っている二人の関係ならではのセリフなのではないかという人も多いかもしれませんが、実はこのセリフには別の意味もあるのではないかといわれています。

別の意味、それはロジャーとガープが義理の親子関係にあったのではないかという説です。つまり、ルージュがガープの実の娘であり、その夫であるロジャーが義理の息子にあたるのではないかといわれています。そうだとすると、ロジャーが「やってくれるさ」と確信していたこと、ガープが実際にロジャーとルージュの子供を助けたことも辻褄があいます。

その後ガープはロジャーとルージュの子供を隠して育てるために、ダダンの元へ連れていったとされています。しかし、それだけでロジャーとルージュの子供を守り切れるのでしょうか？いずれ子供は成長して、ダダンの元を離れてしまいます。そして、いずれはロジャーの子供だとバレて命を狙われてしまうのではないでしょうか？そのため、ガープはもう一つある仕掛けをしたのではないかといわれています。それは、子供のすり替えです。

同時期に生まれたほかの子供をロジャーとルージュの子供として育て、本物のロジャーの子を他人の子供として育てれば、子供が成長しても確実に守れるとガープは考えたのではないかといわれています。そこで、選ばれたのがドラゴンの息子であり、ドラゴンの息子とロジャーの息子はすり替わって育てられることになったのかもしれません。つまり、ロジャーとルージュの本当の息子は「ルフィ」なのではないかといわれています。

実は、ルフィとエースにはもう一人の兄弟がいました。それが「サボ」です。サボは元々はゴア王国の貴族の息子です。しかし、サボは貴族である両親の身分の低いものに対するひどい態度に嫌気がさします。さらに、そんな両親に自分の人生を決められてしまうことに耐えられなくなり、サブは家出を決行します。こうして、グレイ・ターミナルで生活することになったサボは、エースと出会います。

そして、サボとエースは修行と称して共に山の中を駆け回り宝を集めていました。また、その最中にエースの後を追いかけてくるルフィにも出会います。最初はルフィを認めていなかったエースとサボでしたが、三人で冒険していくうちに次第にルフィを仲間として認めるようになっていきます。そして、そんなある日三人は「いつか海賊になる」という夢を語り合います。

また、エースはダダンの家から盗んできた酒を出して言います。「盃を交わすと兄弟になれる」と。こうして、将来三人が海賊になった時には同じ船に乗れないかもしれませんが、三人の絆は「兄弟」としてずっと繋がれることになりました。

その後、サボはルフィとエースよりも一足早く海賊になることを夢見て船出することにします。小さなぼろぼろの船に乗り込み、これからの冒険に期待を膨らませるサボ。しかし、そんなサボの行く手に天竜人の乗った海軍の船が通りかかります。サボはこのとき天竜人の前を横切ってはならないことを知らず、呑気に船を見上げていました。そして、天竜人は目の前を横切る一艘の船に気が付きます。

天竜人はその無礼な船に向かって、砲弾を撃ちます。それによって、サボの船は燃え盛りバラバラに砕け散り、海の藻屑となって消えたのでした。その海面には、サボの船の残骸とサボの被っていた帽子だけが浮かんでいました。

その様子を見ていたドグラからサボの死を聞いたダダンたちは救えなかった苦しみに苛まれます。エースはサボを殺したやつを殺しに行くと言って飛び出そうとしますが、それをダダンが必死で止めます。「サボを殺したのはこの国だ」というダダンの言葉を聞き、エースは悲しみと怒りを堪えます。

翌日、エースにサボからの手紙が届きます。その手紙は、サボが船出をする前に出した手紙でした。そして、その手紙には兄弟の絆は宝だと、ルフィをよろしく頼むと書いてありました。

しかし、実はサボは死んではいませんでした。天竜人に船を沈められて瀕死の重傷を負ったサボでしたが、そのとき革命家ドラゴンに救出され、一命をとりとめていました。しかし、命は助かったものの目を覚ましたサボはこれまでの記憶をすべて失っていたのです。記憶を失ったサボはそのまま革命軍の一員として活動をはじめ、革命軍No.2にまで上りつめます。

そして、ある日サボはマリンフォード頂上決戦でエースが処刑されたことを新聞によって知ることになります。そのことを知ったサボは、このとき失っていたすべての記憶を取り戻します。そして、同時にエースを助けに行けなかったという自責の念と、エースの死にショックを受け、3日間も意識を失ってしまいます。

その後しばらく登場のなかったサボですが、ついにルフィと再会を果たします。サボが登場したのは、ドレスローザ編です。ドレスローザ編では、コロシアムの優勝賞品が「メラメラの実」であると知ったルフィがコロシアムに出場することになります。その最中に、同じくメラメラの実を狙って参戦していたサボがルフィの前に姿を現します。ずっとサボが死んだと思っていたルフィは大きく口を開けて驚愕し、大喜び。

そして、ルフィはメラメラの実の行方をサボに託します。サボはその後、難なくコロシアムで優勝し、優勝賞品であるメラメラの実を手にするのでした。そして、サボはメラメラの実を手にしてすぐにその実に噛り付きます。こうして、エースの意志を受け継いだメラメラの実の能力者が誕生するのでした。

その後、サボはルフィの仲間たちに「ルフィをよろしく頼むよ」という言葉を残し、立ち去ります。このときのセリフは、以前エースが仲間たちに言ったセリフと全く同じものでした。また、これ以降サボはどんな状況でもルフィがピンチになると必ず駆けつけるようになります。

最後に、ルフィとエースに関するネット上の感想を紹介していきます。この記事でも紹介したロジャーとルフィが本当の親子であるという説に関して、疑問を感じる人も多い一方で納得している人も多いようです。真相は未だ不明ですが、この説に関しては様々な意見があるようです。

また、ルフィとエースに関する感想で多かったのは、エース・サボ・ルフィの兄弟関係が好きだという感想でした。三人の切っても切れない絆は、多くの人も感動を呼んだようです。

また、エース・サボ・ルフィの兄弟関係とともに、サボの復活シーンに感動したという人も多かったようです。サボのかっこいい姿に、ルフィと一緒になって歓喜し泣いたという人も少なくなかったようです。

この記事では、ルフィとエースが本当に血の繋がった兄弟なのか考察してきました。ルフィとエースは盃を交わした義兄弟ではありますが、血縁関係があるのかどうかは現段階では明かされていません。しかし、ファンの間では二人の両親に秘密があるのではないかという説が囁かれています。真実は未だ不明であるため、これからもワンピースでのルフィやサボの活躍を見守っていきましょう！